JP3936524B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動入賞口に球が入賞すると、複数の図柄が変動表示され、図柄が予め決められた配列に揃って停止した時、特別遊技状態を発生させる図柄変動表示装置を具備したパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特定の始動入賞口に球が入ると、図柄変動表示装置の3列の図柄が上から下に流れるように変動表示され、その後、それらの図柄が停止して、例えば「776」のように、図柄が2つ揃うと、所謂リーチ状態となり、さらに、始動入賞口に球が入り、再び3列の図柄が流れて、その後、それらの図柄が停止して、例えば「777」のように、予め決められた図柄が揃ったとき、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可変入賞装置の電動開閉大入賞口が開閉動作して、多くの球を入賞させることができるパチンコ遊技機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種のパチンコ遊技機では、図柄変動表示装置の図柄が2つ揃ってリーチ状態になると、その後の大当たりが期待され、リーチ状態で球を打っても、入賞する可能性や確率は、通常時と同様であるため、遊技者はリーチ状態になると、大当たりになるまで、球を打つことを止めてしまう場合があり、リーチ状態でのパチンコ遊技機の稼働率が低下する問題があった。
【0004】
また、この種の図柄変動表示装置を備えたパチンコ遊技機では、従来、リーチ状態や大当たり状態の予告を、図柄変動表示装置の表示器をフラッシュさせたり、表示器に特定のキャラクタを表示して行うものがあったが、遊技者に与える面白さやインパクトには限界があり、さらに大きな驚きや面白さをもってリーチ状態等の予告を行なうパチンコ遊技機が要望されていた。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、リーチ中における遊技球の打ち出し稼働率の低下を防止することができ、新鮮な面白さを持ってリーチ状態等の予告を行ない、娯楽性を向上させることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する図柄変動表示装置を具備し、図柄が予め決められた配列に揃って停止した時、特別遊技状態を発生させるパチンコ遊技機において、図柄変動表示装置の前面またはその近傍に進入した遊技球を一時的に停留させる球停留装置が配設され、球停留装置には、磁石または電磁石が図柄変動表示装置のステージの裏側に見えない状態で、ステージ上に転動する遊技球に磁気吸着力を作用させるように配設されると共に、磁石または電磁石を移動させる磁石移動手段が設けられ、図柄変動表示装置に表示される表示画像に対応して、球停留装置が遊技球を入賞口の上方位置に一時的に停留させることを特徴とする。
【0009】
ここで、図柄変動表示装置が特別遊技状態の前のリーチ状態を表示している時、球停留装置が停留動作を行なうように構成することができる。
【0010】
また、図柄変動表示装置が特別遊技状態の前のリーチ状態を表示する前に、球停留装置が停留動作を行なうように構成することができる。
【0011】
また、図柄変動表示装置には、図柄の変動表示に加えて、球停留装置の遊技球の停留動作に応じて動くキャラクタを表示するとよい。
【0012】
【作用】
このパチンコ遊技機では、遊技中に、始動入賞口に球が入賞すると、複数の図柄が変動表示され、図柄が予め決められた配列に揃ってその一部が停止し、例えばリーチ状態になった時、球停留装置が作動して、図柄変動表示装置の前面またはその近傍に進入した遊技球を、入賞口の上方位置で一時的に停留させる。この球停留装置による遊技球の停留動作により、停留動作を解除したときには、遊技球が自由落下により入賞口に入り易くなって、通常時より有利となるから、遊技者は、リーチ状態になっても、遊技球の打ち出しを継続することとなって、リーチ状態でのパチンコ遊技機の稼働率の低下を防止することができる。
【0013】
また、遊技中に遊技機の制御回路内でリーチ状態が決定され、図柄変動表示装置が実際にリーチ状態を表示する前に、球停留装置が遊技球の停留動作を行なうようにすれば、遊技者は、リーチの予告をこの遊技球の停留を見て認識することができ、今までにない新鮮な面白さでリーチ予告を知って、面白く新鮮な感覚でゲームを楽しむことができる。また、図柄変動表示装置に、遊技球の停留動作に応じて動くキャラクタを表示すれば、ゲームの娯楽性を一層向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図を示している。図において、1はパチンコ機の木枠で、木枠1の前には前面枠2が蝶番を介して開閉可能に装着され、前面枠2の前面にはガラス扉5を開閉可能に設けた金枠が取り付けられ、前面枠2の内側に遊技盤3が着脱可能に取り付けられる。また、遊技盤3の背面側に合成樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着される。
【0015】
ガラス扉5の下側に、前板7が図示しない発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、前板7の前面には打球供給皿6が設けられる。更に、前面枠2の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発射ハンドル9が設けられると共に、打球供給皿6で貯留できなくなった賞球を貯留する下皿8が設けられる。
【0016】
遊技盤3の前面には、中央に、例えば3列に配置された複数の図柄を順に上から下に移動(回動)させて表示する図柄変動表示装置10が配設される。図柄変動表示装置10は、図2に示すように、カラー液晶表示器等の表示器10aに3列に配置した複数の数字や絵を、上から下に流して表示すると共に、その下に例えば大きな手をもったキャラクタを表示する。このキャラクタは、所謂リーチ状態(例えば2列の図柄が揃って大当たりの手前の状態)で、図9のように、手のひらを前方に向けるように動かし、変動する図柄や付近を転動する遊技球の動きを止めるような仕草をするように表示される。
【0017】
図柄変動表示装置10の表示器10aは、図2、図3に示すように、矩形箱形のカバー体10bにより周囲が囲まれて配置され、凹部の奥に表示器10aが位置するように、その前面にステージ空間が形成される。そのステージ空間には遊技球が進入可能であるが、そのステージ空間に進入した遊技球をステージ10c上の中央で停留させるために、カバー体10bのステージ10cの下側(裏側)に球停留装置19が配設される。この球停留装置19は、図3、図4に示すように、ステージ10cの下側に、磁石(永久磁石)18が上下動可能に配設され、その磁石18を保持するアーム17が上下に揺動可能に枢支され、アーム17をリンク16を介して上下に揺動させるための電磁ソレノイド15が図柄変動表示装置10の下側に取り付けられて構成される。
【0018】
球停留装置19は、電磁ソレノイド15を作動させて磁石18の位置を上げることにより、その磁石18の磁力をステージ10c上に作用させ、その上に進入した遊技球にその磁力を作用させて、それを磁気吸着させ、遊技球をステージ10c上で停留させる。一方、電磁ソレノイド15をオフしてそのソレノイドプランジャをコイルばねの付勢力に押し出すと、磁石18の位置が下がり、ステージ10c上における磁力の作用が消失して、遊技球の停留が解除される。
【0019】
図1、図2に示すように、カバー体10bのステージ10cの中央に、凹部10dが形成され、この凹部10dによって、ステージ中央位置の遊技球が、図柄変動表示装置10の中央位置から下方に落下し易くしている。その中央位置の下方に、始動入賞口13が設けられ、さらにその両側に通常入賞口12が配設され、始動入賞口13の下側に、可変入賞装置11が設けられる。始動入賞口13の内側には入賞した球を電気的に検出する始動入賞検出器14が配設される(図2)。可変入賞装置11には大入賞口として開閉動作する開閉部材11aが、電磁ソレノイド等により開閉可能に設けられる。
【0020】
図6に示すように、パチンコ遊技機の主制御部となるCPU20は、ゲームのプログラムが記憶された読み出し専用のROM21、連続開閉回数(ラウンド数)等のデータを一時的に記憶する読み書き可能なRAM22、及び入出力回路23を備える。また、CPU20は、遊技中に、始動入賞口13に遊技球が入賞すると、乱数発生器から大当たり抽選用の乱数、リーチ抽選用の乱数、及び外れ図柄用の乱数を取得し、例えばリーチ抽選用に取得した乱数が予め決められたリーチ用の数値であった場合、リーチ予告の信号を球停留装置19に出力して、リーチ予告を行なうと共に、図柄変動表示装置10にリーチ用のコマンド信号を出力する。
【0021】
図柄変動表示装置10は、CPU20からのコマンド信号を入力して動作し、例えばリーチ用のコマンド信号を入力した場合、表示器10aを制御して3列の数字や絵の図柄を、上から下に流して表示するように変動表示させると共に、図柄の下に表示しているキャラクタを動かして、リーチ予告を行なうように表示する。その後、予め決められた2つの図柄が揃うように図柄を停止させ、リーチ状態とする。
【0022】
図6のブロック図に示すように、制御部の入出力回路23には、始動入賞検知器14、球数記憶表示器28、可変入賞検知器26、及び特定入賞検知器27が接続される。球数記憶表示器28は、図柄変動表示装置10が図柄を変動表示中に始動入賞口13に入った遊技球の数を記憶する。可変入賞検知器26は、可変入賞装置11の内側に設けられ、可変入賞装置11の開閉部材11aが開いて、その大入賞口に入賞した球を検知してその検知信号を出力する。
【0023】
特定入賞検知器27は、可変入賞装置11の内側に設けられ、その特定入賞口に入賞した球を検知してその検知信号を出力する。さらに、入出力回路23に接続される音声制御回路24は、リーチや大当たり時等に予め記録されている音声や音楽を発生させる回路であり、リーチ予告の際には、キャラクタの表示画面に合わせて、音声を発生させる。ランプ制御回路25は、リーチや大当たり時等に遊技盤や前面枠に設けられたランプを点滅或は点灯させるための回路である。
【0024】
次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を図7のフローチャートを参照して説明する。遊技中に、遊技球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞検出器14がこれを検出して、ステップ100からステップ110に進み、CPU20は図柄変動表示装置10の表示を制御して、3列の図柄を上から下に流れるように変動表示させる。
【0025】
次に、CPU20は、ステップ120で、リーチか否かを判定し、リーチ抽選用に取得した乱数が予め決められた数値である場合、リーチと判定し、次のステップ130で、リーチに対応した図柄の変動表示を行なわせる。この時のリーチが例えばキャラクタを動作させる特別リーチである場合、図9に示すように、変動する図柄の下に表示されるキャラクタには、例えば、その手のひらを前にだして遊技球を止めるような仕草をさせる。そして、ステップ140からステップ150に進み、球停留装置19を動作させて、図柄変動表示装置10のステージ10c上に入った遊技球をその中央位置に停留させるようにする。また、同時に音声制御回路24の動作させて、「止まれ、止まれ」のような音声を、あたかも図9のキャラクタが言っているように発生させる。
【0026】
球停留装置19は、このとき、図5に示すように、電磁ソレノイド15をそのプランジャを引き戻すように動作させ、リンク16、アーム17を介して磁石18を上昇させ、ステージ10cの真下に当接させる。これにより、磁石18の磁力がステージ10c上に作用する状態となり、このとき、遊技球がステージ10c上に転動してきた場合、その遊技球はステージ10cの中央つまり磁石18の真上で、磁気による吸着作用を受け、その位置で停留する。
【0027】
この時の遊技球の停留は、遊技者にとってステージ10c上に磁石18等は見えないため、キャラクタがその手のひらのパワーにより遊技球を止めたかのように不思議に見え、遊技者には新鮮な驚きや面白さを感じさせることができる。また、このようなリーチ中における遊技球のステージ10c中央での停留は、そのまま遊技球が自由落下した場合、下方の始動入賞口13に入る確率が高くなるから、遊技者は打ち出し操作を止めずに継続して行ない、リーチ状態でのパチンコ遊技機の稼働率の低下を防止することができる。
【0028】
そして、そのようなリーチ状態で、所定時間の図柄変動時間が経過したとき、ステップ160からステップ170に進み、変動中の例えば中央列の図柄を停止させ、さらに、ステップ180で、球停留装置19の電磁ソレノイド15をオフして、磁石18の位置を下げ、球の停留動作を解除する。
【0029】
一方、上記ステップ120において、リーチではないと判定した場合、次に、ステップ210に進み、図柄変動表示装置10の表示を制御して、3列の図柄表示を通常の図柄変動つまり3列の図柄をランダムに変動するように表示する。そして、ステップ220で、所定の図柄変動表示時間が経過した時、ステップ230に進み、図柄の停止処理を行ない、変動図柄を停止させる。
【0030】
そして、ステップ190で、上記の停止図柄が、予め決められた大当たり図柄例えば「777」か否かを判定し、大当たり図柄でない場合には、再びステップ100に戻って上記ステップが繰り返され、大当たり図柄の場合には、次に、ステップ200に進み、大当たり処理を実行し、ランプ制御回路25や音声制御回路24を動作させてランプの点滅や音声を発生させると共に、可変入賞装置11の開閉部材11aを所定時間、所定回数だけ開放動作させる。
【0031】
このように、リーチ中には、図9のように、図柄変動表示装置10に表示されるキャラクタが手のひらをかざして手のパワーを出すような仕草をすると共に、球停留装置19が動作して磁石18がステージ10cに真下に位置することになる。従って、図柄変動表示装置10のステージ10c上に転動する遊技球がその中央位置で磁気の吸着作用を受けてそこに停留し、その後、遊技球が真下に落下する際には、その下の始動入賞口13に入賞し易くなるため、遊技者は、リーチ中に球の打ち出しを止めることはなく、リーチ中の稼働率の低下を防止することができる。また、キャラクタは、手のひらをかざして、その手のパワーにより遊技球を止めるような、或は変動図柄を止めるような仕草をするため、今までにはない新鮮な面白さを出すことができる。
【0032】
図8は他の実施例のフローチャートを示している。この例では、遊技中に、遊技球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞検出器14がこれを検出して、ステップ300からステップ310に進み、CPU20は、ここで乱数発生器から発生する乱数を、大当たり抽選用、リーチ抽選用に及び外れ図柄抽選用として取得する。
【0033】
そして、ステップ320で、コマンドの送信処理が実行され、大当たり抽選用に取得された乱数が予め決められた大当たり用の数値であった場合、大当たりのコマンド信号が図柄変動表示装置10に送信される。一方、大当たり抽選用の乱数が所定の数値でなく、リーチ抽選用に取得された乱数が予め決められた数値であった場合、リーチ用のコマンド信号が図柄変動表示装置10に送信される。また、大当たり抽選用の乱数が所定の数値でなく、リーチ抽選用の乱数も所定の数値でない場合、外れ図柄抽選用に取得した数値に応じた外れ図柄のコマンド信号が図柄変動表示装置10に送信される。
【0034】
次に、ステップ330で、リーチ抽選用に取得した乱数が予め決められた数値であるか否かを判定し、それが予め決められた特殊リーチ用の数値であった場合、次に、ステップ340に進み、タイミングタイマーをセットする。そして、次のステップ350で、そのセットした時間(数秒)が経過した時、次にステップ360に進み、球停留装置19を動作させて、図柄変動表示装置10のステージ10c上に入った遊技球をその中央位置に停留させるようにする。この球停留装置19の停留動作は、所定時間(例えば数秒間)継続され、その後ステップ370から380に進み、球停留装置19はその磁石18を下降させて停留動作を解除する。
【0035】
なお、ステップ330で、リーチ抽選用に取得した乱数が予め決められた特殊リーチ用の数値でなかった場合、上記ステップ340〜380はジャンプしてステップ390に進み、ここで、大当たり抽選用に取得した乱数が予め決められた大当たり用の数値でない場合、そのまま再び上記のステップ300に戻り、上記のステップを繰り返し実行する。しかし、ステップ390で、大当たり抽選用に取得した乱数が予め決められた大当たり用の数値であった場合、CPU20は、次のステップ400で、大当たり用のコマンド信号を図柄変動表示装置10に送ると共に、可変入賞装置11、音声制御回路24、及びランプ制御回路25に制御信号を出力し、大当たりのための処理を行なう。
【0036】
一方、上記のようにステップ320では、各種抽選用に取得した乱数の数値に応じて、大当たり用コマンド、リーチ用コマンド、特殊リーチ用コマンド、或は外れ図柄用コマンドが図柄変動表示装置10に送られ、図柄変動表示装置10では、ステップ405で、これらのコマンド信号が受信処理される。
【0037】
ここで、特殊リーチ用のコマンドが図柄変動表示装置10に送られた場合、図柄変動表示装置10では、ステップ405、410からステップ420に進み、特殊リーチ用の表示を開始し、次のステップ430で、表示器10aの変動図柄の下に、図9に示すようなキャラクタを表示する。このキャラクタは、手のひらを前面にかざして手のパワーを出し、ステージ10c上の遊技球を停留させるような仕草をする。
【0038】
この時、遊技機の主制御部(CPU20)は、上述のステップ360のように、球停留装置19を動作させ、ステージ10c上に転動する遊技球をその中央位置で磁気の吸着作用により停留させ、その後、遊技球が真下に自由落下する際に、その下の始動入賞口13に入賞し易くする。このように、キャラクタが手のひらを前面に向けてステージ10c上の遊技球を止めるような仕草をすると、球停留装置19が作動して、実際に遊技球がステージ10c上で止まる現象が現れるため、遊技者には新鮮な驚きや面白さを感じさせることができ、このような球の動きや表示が、後述のようにリーチの予告となる。
【0039】
球停留装置19は、上述のように、ステージ10c上に磁気吸着力を生じさせて遊技球を止めた後、所定時間経過後にその磁石18を下降させて停留動作を解除するが、図柄変動表示装置10では、この動作に合わせて、ステップ440にて、キャラクタが手のひらをかざして球を止める仕草が停止され、図2に示すような表示に戻る。そして、次に、図柄変動表示装置10は、ステップ445で、リーチ変動に入り、リーチに対応した図柄の変動表示を行なう。その後、主制御部から図柄変動表示装置10に大当たり用のコマンド信号が入力された場合、ステップ450で、図柄変動表示装置10はこのコマンド信号が受信し、大当たり表示を行なう。
【0040】
このように、リーチ用の抽選で特殊リーチに対応した乱数が取得された場合、変動図柄が実際にリーチ変動する前に、キャラクタが、手のひらをかざして球を止める仕草をすると共に、球停留装置19が作動して、実際に遊技球がステージ10c上で止まる現象が現れるため、遊技者は、その表示や現象を見てリーチ予告であると容易に認識することができ、面白く新鮮な感覚でゲームを行なうことができる。
【0041】
なお、上記実施例では、球停留装置19に磁石(永久磁石)18を使用したが、図10に示すように磁石18に代えて電磁石38を使用することもできる。電磁石を使用する場合、図柄変動表示装置10のステージ10cの真下に電磁石38を固定し、通電をオンオフして磁力による磁気吸着作用を動作・解除させることができるため、上記のような電磁ソレノイド15による磁石の上下駆動機構は不要となる。
【0042】
また、上記実施例では、リーチ変動の前に、図柄変動表示装置10にキャラクタを動作表示させ、且つ球停留装置19を動作させて、リーチ予告を行なったが、大当たり抽選で大当たりとなった場合の大当たり予告をこのキャラクタ表示と、球停留動作により行なうこともできる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のパチンコ遊技機によれば、例えばリーチ状態になった時、球停留装置が作動して、図柄変動表示装置の前面またはその近傍に進入した遊技球を、入賞口の上方位置で一時的に停留させるから、停留動作を解除したときには、遊技球が自由落下により入賞口に入り易くなって、通常時より有利となるため、遊技者は、リーチ状態になっても、遊技球の打ち出しを継続し、リーチ状態でのパチンコ遊技機の稼働率の低下を防止することができる。
【0044】
また、遊技中にリーチ状態が決定され、図柄変動表示装置が実際にリーチ状態を表示する前に、球停留装置が遊技球の停留動作を行なうようにすれば、遊技者は、リーチの予告をこの遊技球の停留を見て容易に認識し、今までにない新鮮な面白さでリーチ予告を知って、面白く新鮮な感覚でゲームを楽しむことができる。また、図柄変動表示装置に、遊技球の停留動作に応じて動くキャラクタを表示すれば、ゲームの娯楽性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】図柄変動表示装置10とその周辺の拡大正面図である。
【図3】図柄変動表示装置10の中央縦断面図である。
【図4】球停留装置19の機構を示す斜視図である。
【図5】球停留装置19が作動した状態の断面図である。
【図6】パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。
【図7】パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。
【図8】パチンコ遊技機の他の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図9】球の停留動作と図柄変動表示装置のキャラクタの動作表示を示す拡大正面図である。
【図10】他の実施例の図柄変動表示装置10の中央縦断面図である。
【符号の説明】
3−遊技盤
10−図柄変動表示装置
10c−ステージ
11−可変入賞装置
13−始動入賞口
18−磁石
19−球停留装置
20−CPU

Claims (4)

  1. 始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する図柄変動表示装置を具備し、該図柄が予め決められた配列に揃って停止した時、特別遊技状態を発生させるパチンコ遊技機において、
    該図柄変動表示装置の前面またはその近傍に進入した遊技球を一時的に停留させる球停留装置が配設され、
    該球停留装置には、磁石または電磁石が前記図柄変動表示装置のステージの裏側に見えない状態で、該ステージ上に転動する遊技球に磁気吸着力を作用させるように配設されると共に、該磁石または電磁石を移動させる磁石移動手段が設けられ、
    該図柄変動表示装置に表示される表示画像に対応して、該球停留装置が遊技球を入賞口の上方位置に一時的に停留させることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記球停留装置は、前記図柄変動表示装置が特別遊技状態の前のリーチ状態を表示している時、停留動作を行なうことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記球停留装置は、前記図柄変動表示装置が特別遊技状態の前のリーチ状態を表示する前に、停留動作を行なうことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記図柄変動表示装置には、図柄の変動表示に加えて、前記球停留装置の遊技球の停留動作に応じて動くキャラクタが表示されることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
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