JPH02149282A - 遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、球を受け入れない又は受け入れ難いという遊
技者にとって不利な第１状態と球を受け入れ易いという
遊技者にとって有利な第２状態とに変換する可動部材を
有する変動入賞装置を備えたパチンコ機に関するもので
ある。

〈従来の技術〉 球を受け入れない状態と受け入れ易い状態とに変換する
変動入賞装置を備えたパチンコ機は従来から様々な構成
のものが開発されているか、その殆どは、一対の可動翼
片を往復回動可能に軸着し、この可動翼片の状態により
球を受け入れない状態と受け入れ易い状態とに変換し、
可動翼片が受け入れた球は凹室内を流下して一般入賞口
また特別入賞口に入賞するように構成しである。そして
、球が特別入賞口に入ると、遊技者にとって一層有利な
状態て遊技させるようにしである。

〈発明か解決しようとする課題〉 しかしなから、上記した従来６パチンコ機においては、
球が特別入賞口に入ワても、これによる特別遊技の内容
か普遍化してしまい、パチンコ遊技の興趣を高めるには
不十分となってしまった。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたものて、カイトレールて
囲んだ遊技盤表面の遊技部内に、遊技者にとって不利な
第１状態と遊技者にとって有利な第２状態とに変換可能
な可動部材と、該可動部劇か第２状態に変換して受け入
れた球を普通の入賞とする一般入賞口と、特別の入賞と
する第１．第２特別入賞口と、第１特別入賞口に入った
球を検出する第１特別入賞検出手段と、第２特別入賞口
に入った球を検出する第２特別入賞検出手段とを備えた
変動入賞装置と、 球が入賞することにより上記可動部材を第１状態から第
２状態に変換する条件を成立させる特定入賞口とを有し
、 上記可動部材を駆動する電気的駆動源と、特別入賞検出
手段と、特定入賞口に入賞した球を検出する特定入賞検
出手段とを電気的制御装置に電気的に接続し、 該電気的制御装置は、特定入賞検出手段からの信号にも
とづいて可動部材を第１状態から第２状態に変換し、こ
の状態で変動入賞装置の第１特別入賞口に入賞したなら
ば第１特別遊技を実行する第１特別遊技設定手段と、こ
の第１特別遊技中に変動入賞装置の第２特別入賞口に入
賞したならば第２特別遊技を実行する第２特別遊技設定
手段と、上記第１．第２特別遊技のいずれかを選択する
特別遊技判定手段とを備えたものである。

〈作用〉 本発明は、上記した構成により、球が第１特別入賞口に
入賞してこの球を第１特別入賞検出手段か検出して電気
的制御装置に信号を送ると、特別遊技判定手段か第１特
別遊技設定手段を作動して第１特別遊技を実行し、この
第１特別遊技中に第２特別入賞口に球が入り、この球を
第２特別入賞検出手段か検出して電気的制御装置に信号
を送ると、第２特別遊技設定手段か第１特別遊技から第
２特別遊技に移行して特別遊技を実行する。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。

パチンコ機の遊技盤１の表面には、第１図に示すように
、ガイトレール２て囲んだ遊技部３を形成し、該遊技部
３内に無数の障害釘を植設するとともに、始動口４．４
や一般の入賞具５・・・を配設し、また遊技部３のほぼ
中央に変動入賞装置６を配設し、該変動入賞装置６の下
方左右に第１特定入賞ロア、７を、該第１特定入賞ロア
、７の中間に第２特定入賞口８を並設してあり、始動口
４に入った球が流下する流路に始動検出器９、第１４￥
定入賞ロアに入った球が流下する流路に第１特定入賞検
出器１０、第２特定入賞口８に入った球が流下する流路
に第２特定入賞検出器１１を各々設けである。

変動入賞装置６は、遊技盤１の表面に取付ける基板１２
に開口部１３を開設し、該開口部１３の上方の基板１２
表面に横長な箱状の鎧部１４を突設して該鎧部１４の左
右に天入賞口１５．１５を形成し、鎧部１４の前面には
ｌ、ＥＤ等小さな発光源を縦横に配置してなり文字や図
柄等をスクロール表示可能な表示装置１６とランプ等の
発光源を有する第１特別遊技表示器１７と第２特別遊技
表示器１８を設け、開口部１３の左右には直立状に起立
して流下してきた球が開口部１３内に流入することを阻
止して遊技者にとって不利となる第１状態と上端を外側
に倒して流下してきた球を受け止めて開口部１３に流入
させて遊技者にとって有利となる第２状態とに変換可能
な一対の可動部材１９．１９を夫々支軸２０により往復
回動自在に軸着し、上記可動部材１９，１９．の軸着基
端間に上面に突条２１を形成した棚板２２を開口部１３
に向けて僅かに下り傾斜させた状態て突設し、該棚板２
２の下方の左右にはほぼ直立状に延在して流下してきた
球が直接する入賞することを阻止する阻止壁２３．２３
を形成するとともに、左右の阻止壁２３．２３の下端間
隔内に球受枠２４を形成しである。また、上記した基板
１２の裏側にケース２５を設けることにより開口部１３
に連通する凹室２６を形成し、該凹室２６内には装飾部
材を兼ねた人形状の流下方向変更部材２７を設けるとと
もに、該流下方向変更部材２７の後方に背景板２８を回
転可能に設け、凹室２６の傾斜底面２９の前端縁の左右
に形成した貯留段部３０，３０に臨ませた状態で球跳ね
返し部材３１．３１を前後方向に移動可能に配設し、凹
室２６の底面２９の傾斜下端前方に位置する球受枠２４
内のほぼ中央に球が入った場合に特別の入賞とする第１
特別入賞口３２を突設し、該第１特別入賞口３２の左右
の空部な、球が入った場合に普通の入賞とする一般入賞
口３３．３３とし、凹室２６の底面２９上の左右に案内
突条３４゜３４を底面２９の傾斜方向に対して斜めに形
成し、一方の案内突条３４の下流側に開閉蓋３５を有す
る第２特別入賞口３６を開設し、上記第１特別入賞口３
２には第１特別入賞検出手段として第１特別入賞検出器
３７を、第１特別入賞口３２に入った球と一般入賞口３
３に入った球を合流して流下する流路には入賞個数検出
器３８を、第２特別入賞口３６に入った球が流下する流
路には第２特別入賞検出手段として第２特別入賞検出器
３９を各々臨ませである。

また、ケース２５の裏側には可動部材１９゜１９を駆動
する電気的駆動源としての第１ソレノイド４０．４０、
流下方向変更部材２７を駆動する第２ソレノイド４１及
び減速器付モータ４２等を設けるとともに、ケース２５
の下方には球跳ね返し部材３１を駆動する第３ソレノイ
ド４３や第２特別入賞口３６の開閉蓋３５を駆動する第
４ソレノイド４４等を設け、凹室２６の背面から突出し
た各支軸２０の端部にクランク部材４５を取付け、該ク
ランク部材４５のピン４６を上記第１ソレノイド４０の
作動部材４７の孔４８内に遊嵌する。したがって、第１
ソレノイド４０が消磁した状態においては、第１ソレノ
イド４０の復帰スプリングの付勢により、第４図実線て
示すように、可動部材１９．１９かほぼ垂直に起立し、
流下してきた球を受け止めない、即ち球を開口部１３に
流入させない第１状態となる。そして、各第１ソレノイ
ド４０か励磁すると作動部材４７か上昇するのて、各支
軸２０か回転して可動部材１９．１９を上端か夫々外側
に倒れる方向に回動する。したかって、可動部材１９゜
１９は、第４図鎖線て示すように、棚板２２に向って僅
かに下り傾斜した状態て停止し、流下してきた球を受け
止めて棚板２２を介して開口部１３に流入させる第２状
態に変換する。なお、本実施例においては、可動部材１
９．１９の軸着基端間に棚板２２を突設しであるのて、
可動部材１９．１９か第２状態に変換して球を受け止め
た場合、この球は棚板２２に案内されて開口部１３から
凹室２６内に確実に入る。

流下方向変更部材２７は、凹室２６の前後方向に脚を開
いた姿勢の人形てあって、前方の足の踵には球を１個係
止して一時停留させる球停留部４９を形成してあり、凹
室２６内に縦方向に配置した支柱５０から前方に延設し
た支持杆５１゜５１の先端に固定されている。凹室２６
の底面２９から下方に突出した支柱５ｏの下端には、第
７図及び第８図に示すように、半径方向に延設した回動
受片５２と水平方向に延設した昇降受片５３とからなる
駆動受部材５４を止着するとともに、支柱５０の下端部
分に巻装したコイルスプリンタ５５により支柱５０を一
方向に付勢する。そして、第７図に示すように、モータ
４２の出力軸に取付けた第１ギア５６と第２ギア５７の
うち第２ギア５７に噛合する第３ギア５８に偏心ピン５
９を突設し、この偏心ピン５９を上記した駆動受部材５
４の回動受片５２に臨ませる。した力せって、モータ４
２を作動すると第３ギア５８が回転して偏心ピン５９が
駆動受部材５４の回動受片５２を押圧する。そして、あ
る程度押圧すると、偏心ピン５９が回動受片５２から外
れるので、回動受片５２はコイルスプリンタ５５の付勢
により戻り回動する。したかって、これにより流下方向
変更部材２７が支柱５０を中心にして左右方向に一回往
復回動する。そして、第３ギア５８が更に回転すると、
偏心ピン５９か再度回動受片５２を押圧するので、流下
方向変更部材２７が再度回動し始める。この様に、流下
方向変更部材２７は、モータ４２の作動により凹室２６
内において支柱５０を中心にして左右方向に往復回動し
ながら凹室２６内を撹拌し、とれにより棚板２２から落
下してきた球の流下方向を変更する。

また、第８図て示すように、駆動受部材５４の昇降受片
５３に第２ソレノイド４１のプランジヤニ１ を下方から臨ませである。したかって、第２ソレノイド
４１か消磁した状態ては支柱５０及び流下方向変更部材
２７か自重及びコイルスプリンク５５の付勢により下降
して球停留部４９に球を停留可能な状態となっているか
、第２ソレノイド４１が励磁すると、プランジャか昇降
受片５３を上昇するのて、支柱５０及び流下方向変更部
材２７が支柱５０のストッパ６０が凹室２６の天井面に
当接するまて上昇する。したかって、球停留部４９に球
を停留していた場合には、この球をリリースして底面２
９上を流下させる。そして、第２ソレノイド４１が消磁
すると、支柱５ｏ及び流下方向変更部材２７が自重及び
コイルスプリング５５の付勢により下降する。したがっ
て、第２ソレノイド４１の消磁・励磁を繰り返すと、人
形状の流下方向変更部材２７か飛び跳ねているように上
下動する。なお、モータ４２の作動と第２ソレノイド４
１の励磁・消磁を同時に行うと、人形状の流下方向変更
部材２７か支柱５ｏを中心にして左右方向に回動しなが
ら飛び跳ねる。

そして、この場合に第１特別入賞口３２から上流側に遡
った位置て流下方向変更部材２７を上昇させるようにす
ると、球停留部４９により停留していた球を第１特別入
賞口３２に向って流下させることとなり、第１特別入賞
口３２への入賞確率を高めることができる。

凹室２６の傾斜底面２９の前端縁の左右に配設した球跳
ね返し部材３１は、第９図及び第１０図て示すように、
上端に球出接部６１を有する略し字状てあって、屈曲部
分を軸６２により凹室２６の底面２９の下方に軸着し、
底面２９の下方にイ装置する左右の端部を連結杆６３に
より接続するとともに、揺動杆６４を介して第３ソレノ
イド４３のプランジャに接続してなる。この球跳ね返し
部材３１は、常には第３ソレノイド４３が消磁している
ので、第９図及び第１０図で示すように、該第３ソレノ
イド４３の復帰スプリングの刊勢により上端の球出接部
６１を貯留段部３０の傾斜下端に近接した状態て停止し
ている（第１０図実線）。そして、第３ソレノイド４３
か励磁すると、第１０図点線で示すように、揺動杆６４
を揺動して球跳ね返し部材３１を回動するのて、」二輪
の球出接部６１か貯留段部３０の傾斜下端から一旦離隔
し、第３ソレノイド４３か消磁すると復帰スプリンタの
付勢により勢いよく戻り回動して球出接部６１が貯留段
部３０内の球を凹室２６の奥に向って弾き返す。この弾
き返された球は、−旦底面２９の傾斜に抗して上昇した
後に流下方向を変更して再度底面２９上を流下するのて
、第１特別入賞口３２又は第２特別入賞【」３６に入賞
するチャンスを再度書ることとなる。なお、球跳ね返し
部材３１は、球を凹室２６の傾斜に抗して弾き返すこと
ができればどのような構成てもよく、また駆動機構も図
面の実施例に限定されるものてはなくどのような構成で
もよい。

凹室２６の底面２９上を流下してきた球が第１特別入賞
口３２に入ると、この球は第１特別入賞口３２に臨ませ
た第１特別入賞検出器３７に作用した後に球受枠２４に
落下し、基板１２の球通過口を通って遊技盤ｌの裏側の
入賞球集合樋に流下して入賞球となる。また、第４ソレ
ノイド４４か励磁して開閉蓋３５か下降することにより
第２特別入賞口３６か開いた状態て凹室２６の底面２９
上を流下してきた球が第２特別入賞口３６に入った場合
、この球は第２特別入賞検出器３９に作用した後、遊技
盤１の裏側の入賞球集合樋に流下して入賞球となる。

また、流下方向変更部材２７を駆動するモータ４２が作
動すると、第７図に示すように、背景板２８の軸６６に
止着した第４ギア６７を第２ギア５７に噛合しであるの
で、流下方向変更部材２７か左右方向に往復回動すると
ともに背景板２８も同時に回転する。したがって、装飾
効果を一層高めることができる。

次に、上記した構成からなる変動入賞装置６を備えたパ
チンコ機における遊技について説明する。なお、説明の
都合上、変動入賞装置６の可動部材１９．１９は起立し
て球を受け入れない第１状態で停止し、流下方向変更部
材２７は常時左右方向に往復回動し、第２１＃別入賞口
３６は開閉蓋３５によ□り閉じられ、球跳ね返し部材３
１は、球出接部６１を貯留段部３０の傾斜下端に近接し
た状態で停止しているものとする。

この状態で遊技部３内を流下する球が左右の第１特定入
賞ロアのいずれかに入ると、当該第１特定入賞ロアの第
１特定入賞検出器１ｏかこの球を検出して電気的制御装
置６８に信号を送り、第２特定入賞口８に入ると、該第
２特定入賞口８の第２特定入賞検出器１１かこの球を検
出して電気的制御装置６８に信号を送る。

電気的制御装Ｍ６８は、マイクロコンピュータ等により
構成されるもので、第１３図に示すように、内部には予
め設定された規則に則って第１特別遊技を実行する第１
特別遊技設定手段６９と、予め設定された規則に則って
第２特別遊技を実行する第２特別遊技設定手段７ｏと、
第１．第２特別遊技のいずれかを選択する特別遊技判定
手段７１と、予め設定された規則に則って通常の遊技を
実行する通常遊技設定手段７２などを有している。通常
は通常遊技設定手段７２の制御の下て遊技が行われてお
り、第１特別入賞検出器３７からの信号を受信すると、
特別遊技判定手段７１が第１特別遊技の権利が発生した
こ・とを判定して第１特別遊技設定手段６９を選択し、
この第１特別遊技設定手段６９の制御の下て第１特別遊
技を実行せしめ、第２特別入賞検出器３９からの信号を
受信すると、特別遊技判定手段７エか第２特別遊技の権
利か発生したことを判定して第２特別遊技設定手段７０
を選択し、この第２特別遊技設定手段７０の制御の下で
第２特別遊技を実行せしめる。本実施例における第１＃
別遊技は、第１４図から第１６図に示すフローチャート
に示す通りであり、第２特別遊技は、第１７図から第１
８図に示すフローチャートに示す通りである。

例えば、遊技部３内を流下してき、た球が第１特定入賞
ロアに入賞したことにより第１特定入賞検出器１０から
の信号を受信すると、変動入賞装置６の第１ソレノイド
４０．４０を短時間（例えは、０．８秒間のウェイトタ
イムが経過した後０．４秒間）たけ励磁し、球が第２特
定入賞口、８に入賞したことにより第２特定入賞検出器
１１からの信号を受信すると、第１ソレノイド４０゜４
０を所定時間（例えば、０．８秒間のウェイトタイムか
経過した後０．７秒間）宛２回たけ励磁する。したかっ
て、第１特定入賞ロアに入ると可動部材１９，１９か０
．４秒間たけ第１状態から第２状態に変換し、第２特定
入賞口８に入ると、可動部材１９．１９か０．７秒間宛
２回たけ第１状態から第２状態に変換する。この様にし
て変動入賞装置６の可動部材１９．ｉｇが第１状態から
ｆ！Ｊ２状態に変換したときに遊、技部３内を流下して
きた球が可動部材１９１９上に流下すると、この球は、
棚板２２上を転動して開口部１３から上凹室吻に入り、
棚板２２から落下して下口室内に流下する。凹室２６内
では流下方向変更部材２７か常時左右方向に往復回動し
ているのて、棚板２２から落下した球の多くは、流下方
向変更部材２７に当って流下方向を予期しなかった方向
に変更して凹室２６の底面２９上を一般入賞口３３又は
第１特別入賞口３２に向って流下する。そしてこの球が
一般入賞口３３に入った場合、球は遊技ｇｉｉ１の裏側
に流出して入賞球となるか、遊技状態に変化はない。一
方、球が運良く第１特別入賞口３２に入ると、該第１特
別入賞口３２に設けた第１特別入賞検出器３７かこの球
を検出して電気的制御装置６８に信号を送る。なお、第
１特別入賞検出器３７に作用した球は、遊技盤１の裏側
に流出して入賞球となる。

電気的制御装置６８か第１特別入賞検出器３７からの信
号を受けると、前記したように、特別遊技判定手段７１
か第１特別遊技設定手段６９を選択し、この第１特別遊
技設定手段６９に設定された遊技態様て遊技を進行する
。例えば、変動入賞装置６の表示装置１６に「スタンバ
イ」を可視表示するとともに、第２ソレノイド４１を０
．４秒間消磁後０．４秒間励磁することを複数回繰り返
し、流下方向変更部材２７を頻繁に上下動させて遊技者
に特別遊技の権利が発生したことを可視表示する。また
、電気的制御装置６８からの信号によりスピーカー７３
等の効果音発生手段を作動させて第１特別遊技特有の効
果音を発生する。

したがって、遊技者は、全ての球の流下方向を監視して
いなくても、変動入賞装置６の表示装置１６の表示や流
下方向変更部材２７の上下動により特別遊技の権利が発
生したことを確実に認識することができる。そして、こ
れらの報知動作か終了すると、電気的制御装置６８か変
動入賞装置６の第１ソレノイド４０等を励磁して特別遊
技を開始するとともに、変動入賞装置６の第１特別遊技
表示器１７を点灯又は点滅する。本実施例における特別
遊技は、電気的制御装置６８か第１ソレノイド４０．４
０を励磁し、可動部材１９゜１９を所定時間宛所足回数
（例えば、０．８秒間宛１８回）たけ第１状態から第２
状態に変換するとともに、第２ソレノイド４１を所定時
間間隔て励磁（例えば、３．５秒間消磁した後０．５秒
間励磁）して流下方向変更部材２７を上下動させ、また
第３ソレノイド４３を所定条件か成立するまて連続して
励磁する。この所定条件は、適宜に設定することかでき
るか、本実施例では入賞個数が所定数（例えば、５個）
に達するか又は可動部材１９．１９か所定回数（例えば
、８回）開閉することにより達成される。なお、電気的
制御装置６８内のタイマに設定した時間の経過により所
定条件を達成してもよい。この様な所定条件が達成する
と、第３ソレノイド４３か所定の時間間隔で励磁・消磁
を繰り返して貯留段部３０内の球を底面２９上に弾き返
して第１特別入賞口３２に入るチャンスを与え、また、
第２ツレノイド４１が所定の時間間隔て励磁・消磁を繰
り返して流下方向変更部材２７を上下動することにより
遊技者にその旨を可視表示する。これら一連の動作を１
サイクルとすると、球が第１特別入賞口３２に入ること
を条件として予め設定した所定回数（例えば、８回）だ
け上記サイクルを継続することができる。なお、当該サ
イクルにおいて可動部材１９゜１９か第１状態から第２
状態に所定回（例えば、１８回目）まで変換しても球が
第１特別入賞口３２に入らなかったり、入賞個数が所定
数（例えば、１０個）以上に達しても球が第１特別入賞
口３２に入らなかった場合には、これら中止条件の成立
により、残りサイクル数に拘らず当該サイクルで第１特
別遊技が終了する。

例えば、電気的制御装置６８で継続回数を８回に設定し
たパチンコ機においは、流下方向変更部材２７が上下動
して遊技者に可視表示する２、９秒間のウェイトタイム
が経過すると、電気的制御装置６８が第１ソレノイド４
０、第２ソレノイド４１、第３ソレノイド４３を所定時
間間隔で励磁・消磁を繰り返して第１サイクル目を開始
する。

可動部材１９．１９が球を受け入れない第１状態と球を
受け入れ易い第２状態とに繰り返し変換すると、可゛動
部材１９．１９により受け止められた球が上回室から下
回室内に落下する球の多くか流下方向変更部材２７によ
り流下方向を変更されて凹室２６の底面２９上を流下し
、凹室２６の底面２９の左右を流下した球が貯留段部３
０に一貯留されて所定条件の成立により球跳ね返し部材
３１により弾き返されて流下方向を変えることもあり、
いずれの球も一般入賞口３３又は第１特別入賞口３２に
入る。一般入賞口３３に球が入ると、入賞個数検出器３
８か球を１個宛検出して電気的制御装置６８の入賞個数
カウンタに信号を送り１．該入賞個数カウンタにより入
賞球数を計数する。そして、この入賞球数は、変動入賞
装置６の入賞個数表示器（例えば、表示装置１６）に可
視表示される。本実施例では一般入賞口３３に球が５個
以上入っても未だ第１特別入賞口３２に球が入らない場
合に球跳ね返し部材３１を作動するように設定したある
のて、入賞個数表示器の表示か「５」未満の場合には上
記動作を継続し、入賞個数表示器の表示か「５」に達す
ると球跳ね返し部材３１が１秒間に１回の割合て作動す
るとともに、流下方向変更部材２７が２秒間に１回の割
合て上下動してその旨を遊技者に可視表示する。したか
って、凹室２６の底面２９の傾斜下端部分で左右に流下
した球が球跳ね返し部材３１に弾き返されて流下方向を
変更することがあり、これにより凹室２６の底面２９の
傾斜下端部分で左右に流れてしまった球にも第１特別入
賞口３２に入るチャンスが与えられる。これにも拘らず
一般入賞口３３に入った球数か所定の１０個に達したり
、或は可動部材１９．１９が所定の１８回変換してしま
うと、第１ソレノイド４０、第２ソレノイド４１、第３
ソレノイド４３か全て消磁して当該サイクルを以って残
りサイクルに拘らず第１特別遊技を終了する。

一方、１サイクル目の遊技において、球が第１特別入賞
口３２に入ると、第１特別入賞検出器３７からの信号に
より継続回数カウンタにｒｌＪか加算され、この演算結
果と継続回数の設定数「８」とが比較され、継続回数に
満たない場合には、第１ソレノイド４０、第２ソレノイ
ド４１、第３ソレノイド４３を消磁し、その後に再度ウ
ェイトタイマをセットして２サイクル目を開始する。な
お、第１特別入賞検出器３７からの信号を電気的制御装
置６８か受けた場合に、直ちに次のサイクルに移行させ
ても、或は、第１特別入賞検出器３７からの信号を電気
的制御装置６８の記憶部で記憶しておき、当該サイクル
の終了条件、即ち可動部材１９．１９か所定回数（本実
施例ては１８回）だけ第１状態と第２状態とに変換する
か又は変動変動入賞装置６に所定数の球が入賞するかの
いずれかが成立するまては当該サイクルを継続し、上記
条件が成立したときに記憶部の記憶にもとづいて次のサ
イクルに移行するようにしてもよい。

ウェイトタイマかセットされることにより２サイクル目
か開始されると、１サイクル目と同様に、開閉回数カウ
ンタ、入賞個数カウンタがリセットされるとともに、第
２ソレノイド４１か励磁され、流下方向変更部材２７の
上下動により遊技者に２サイクル目か開始されたことを
可視表示する。この２サイクル目の遊技は、前記したｌ
サイクル目の遊技と同様てあり、第１入賞口３２に球が
入るまでに一般入賞口３３への入賞球数が１０個に達し
たり、或は可動部材１９．１９が１８回開閉してしまう
と、その時点で第１特別遊技は終了してしまい、これら
終了条件が成立する前に球が第１特別入賞口３２に入る
と、第１特別入賞検出器３７からの信号により継続回数
カウンタに「１」が加算され、この演算結果と継続回数
の設定数「８」とが比較され、継続回数に満たない場合
には、継続回数表示器をｒｌＪたけ減算表示するととも
に、第１ソレノイド４０、第２ソレノイド４１、第３ソ
レノイド４３を消磁し、その後に再度ウェイトタイマを
セットして３サイクル目を開始する。

この様にして、第１特別入賞口３２に球が入る度に継続
回数カウンタと継続回数の設定数「８」とが比較され、
継続回数に満たない場合には、第１ソレノイド４０、第
２ソレノイド４１、第３ソレノイド４３を消磁し、その
後に再度ウェイトタイマをセットして次のサイクルに移
行する。そして、継続回数カウンタの値か継続回数の設
定数「８」に達すると、第４ソレノイド４４か励磁して
開閉蓋３５を下降することにより変動入賞装置６の第２
特別入賞口３６に球が入賞可能な状態に変換して、入賞
個数カウンタが所定の「１０」に達するか、或は開閉回
数カウンタが所定の「１８」に達するかのいずれか一方
の停止条件が成立するまで当該第１特別遊技を継続する
。そして、これら停止条件が成立するまてに球が第２特
別入賞口３６に入らなかった場合には、その時点て第１
特別遊技を終了する。

一方、最終サイクルの第１特別遊技中に、球が運良く第
２特別入賞口３６に入ると、第２特別入賞検出器３９が
この球を検出して電気的制御装置６８に信号を送る。電
気的制御装置６８は、第２特別入賞検出器３９からの信
号を受けると、電気的制御装置６８内の記憶手段で第１
特別遊技か終了するまで記憶しておき、第１特別遊技が
終了すると、特別遊技判定手段７１が第２特別遊技設定
手段７０を選択し、この制御の下で第１特別遊技から第
２特別遊技に移行して特別遊技を実行する。

本実施例における第２特別遊技は、第２特別遊技の権利
が発生してから始動口４，４に入賞した球を始動検出器
９，９が検出して電気的Ｎｒ御装置６８に信号を送るこ
とを条件として、変動入賞装置６の可動部材１９．１９
が第１状態から第２状態に変換するもので、先ず、変動
入賞装置６の第２特別遊技表示器１８を点灯又は点滅し
たり１表示装置１６に「オマケゲーム」等の表示を表示
するなどの表示手段により遊技者に第２特別遊技の権利
が発生した旨を可視表示するとともにスピーカー７３等
の効果音発生手段から第１特別遊技とは異なる効果音を
発生して遊技者に報知する。そして、本実施例では、第
１特定入賞検出器ｌＯ１第２特定入賞検出器１１、及び
第１特別入賞検出器３７からの信号の入力を遮断し、第
４ソレノイド４４を励磁して第２特別入賞口３６を開閉
状態とする。この状態で、球が始動口４に入り、この球
を検出した始動検出器９か電気的制御装置６８に信号を
送ると、電気的制御装置６８は、記憶カウンタに「ｌ」
を加算し、第１ソレノイド４０を励磁して変動入賞装置
６の可動部材１９゜１９を球を受け入れない第１状態か
ら球を受け入れ易い第２状態に所定時間（例えば、１０
秒間）または入賞個数が所定数（例えば、１０個）に達
するまて、即ち停止条件か成立するまて変換する。なお
、この停止条件が成立するまでを１サイクルとし、再度
始動口４，４に入賞することを条件として所定回数（本
実施例ては８回）上記サイクルを継続することかてきる
。なお、停止条件が成立する前に球が始動口４，４に入
賞した場合には、始動検出器９，９からの信号を電気的
制御装置６８の記憶カウンタにより記憶しておき、当該
サイクルが終了した後に記憶しである信号にもとづいて
サイクルの更新を行うように構成しである。但し、ある
サイクルの途中に、球が第２特別入賞口３６に入賞する
と、変動入賞装置６の可動部材１９．１９の状態に拘ら
ず、第２特別入賞口３６への入賞を終了（所謂パンク）
条件として第２特別遊技を全て終了する。

変動入賞装置６の可動部材１９．１９が第２状態に変換
すると、遊技部３内を流下してきた球が可動部材１９．
１９に受け入れられて次々に凹室２６内に入り、前記と
同様に、底面２９上を流下して一般入賞口３３、第１特
別入賞口３２、または第２特別入賞口３６に入賞する。

一般入賞口３３及び第１特別入賞口３２に入賞した球は
、入賞個数検出器３８により１個宛検出され、信号か電
気的制御装置６８に送られる。電気的制御装置６８は、
上記入賞個数検出器３８からの信号にもとづいて内部の
カウンタにより入賞個数を計数し、この値が所定の１０
個に達すると、またはタイマが１０秒間を計時すると、
当該サイクルを終了し、第１ソレノイド４０を消磁して
可動部材１９．１９を第２状態から第１状態に一旦復帰
する。一方、可動部材１９．１９か第２状態に変換して
いる途中に球が第２特別入賞口３６に入賞すると、第２
特別入賞検出器３９からの信号が電気的制御装置６８に
送られて、これにより第２特別遊技は全て終了してしま
うことは前述の通っである。したがって、第２特別遊技
か開始されたならば、球が第２特別入賞口３６に入らな
いで、一般入賞口３３又は第１特別入賞口３２に入るよ
うに注意しながら遊技する。

１サイクル目を無事終了すると、変動入賞装置６の可動
部材１９．１９が第２状態から第１状態に復帰するのて
、今度は始動口４，４に球を入賞させるべく発射操作す
る。そして、運良く球が始動口４に入賞すると、上記と
同様に始動検出器９かこの球を検出して電気的制御装置
６８に信号を送る。電気的制御装置６８は、この信号を
受けると第１ソレノイド４０を励磁して変動入賞装置６
の可動部材１９．１９を第１状態から第２状態に再び変
換して２サイクル目に移行する。この様にして、あるサ
イクルか終了してから球が始動口４に入賞することを条
件としてサイクルの更新が行われて第２特別遊技か継続
され、その間のサイクル中に球が第２特別入賞口３６に
入らなかった場合には最終サイクルま、で上記遊技が継
続される。

なお、サイクルの更新は電気的制御装置６８内の第２特
別遊技設定手段の実行カウンタによりカウントされてい
る。

そして、最終サイクルにおいて所定の１０秒間か経過す
るか又は入賞個数か１０個に達すると、この時点て第２
特別遊技か無事終了する。

なお、あるサイクルにおいて球が始動口４．４に連続し
て入賞した場合には、始動検出器９からの信号か電気的
制御装置６８内の記憶カウンタに記憶され、当該サイク
ルが終了してから記憶しである始動口４．４への入賞に
もとづいてサイクルの更新が行われる。したがって、始
動口４，４に連続的に入賞すること自体は遊技者にとっ
て不利とはならない。

また、上記した実施例ては、あるサイクルの停止条件が
成立する前に球が始動口４．４に入賞した場合には、始
動検出器９，９からの信号を電気的制御装置６８の記憶
手段により記憶しておき、当該サイクルか終了した後に
記憶しである信号にもとづいてサイクルの更新を行うよ
うにしたか、始動口４，４に球が入賞して、この球を検
出した始動検出器９，９からの信号を電気的制御装置６
８が受信したことにもとづいて、停止条件か成立してい
なくても、直ちに次のサイクルに更新するように構成し
てもよい。

また、本発明における可動部材１９．１９は、球を受け
入れ難い又は受け入れないという遊技者にとって不利な
第１状態と球を受け入れ易いという遊技者にとって有利
な第２状態とに変換可能であれば、上記実施例の様な回
動する形式に限らず、どの様な構成てもよく、例えば往
復スライドするようなものてもよい。また、第１特別遊
技と第２特別遊技は、権利発生条件の達成を条件として
開始され、遊技者にとって遊技な状態で展開されるもの
であればどのような遊技態様でもよく、可動部材１９．
１９が開閉する回数や時間は適宜に設定することかでき
る。なお、第２特別遊技の権利を発生する第２特別入賞
口３６は変動入賞装置６内に限らず遊技部３内であれば
よい。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、球が第１特別入賞
口に入賞した場合には第１特別遊技を行って大きな利益
を獲得することかでき、しかもこの第１特別遊技におい
て球が第２特別入賞口に入賞した場合には第２特別遊技
の権利を獲得することかてき、この第２特別遊技の実行
により更に大きな利益を獲得することができる。

この様に、本発明は第１特別入賞口への入賞を最初に達
成すべき条件とし、この条件か達成されたならば更に第
２特別入賞口への入賞を次の大きな条件としており、こ
れらの条件を達成することかできれば、それ相応の大き
な利益を獲得することがてきる。また、第１特別遊技は
第１特別遊技設定手段により、第２特別遊技は第２特別
遊技設定手段により、それぞれ適宜な遊技内容を設定す
ることかでき、これにより普遍化していた特別遊技に大
きな変化を与えることがてきる。したかって、パチンコ
遊技自体に従来にない変化を与えることができ、これに
よりパチンコ遊技の興趣を高揚することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものて、第１図はパチン
コ機の遊技盤の正面図、第２図は遊技盤の背面図、第３
図は変動入賞装置の第２状態における正面図、第４図は
変動入賞装置の斜視図、第５図は変動入賞装置の分解斜
視図、第６図は凹室内の斜視図、第７図及び第８図は流
下方向変更部材の駆動機構を示す斜視図、第９図は球跳
ね返し部材の斜視図、第１０図は球跳ね返し部材の駆動
機構を示す側面図、第１１図は第２特別入賞口に入賞し
た球を検出する第２特別入賞検出器及び第２特別入賞口
を開閉する開閉蓋の概略斜視図、第１２図は変動入賞装
置の断面図、第１３図は概略ブロック線図、第１４図か
ら第１６図は第１特別遊技のフローチャート、第１７図
及び第１８図は第２特別遊技のフローチャートである。 図中、ｌは遊技盤、２はガイドレール、３は遊技部、４
は始動口、６は変動入賞装置、７は第１特定入賞口、８
は第２特定入賞口、９は始動検出器、ｌＯは第１特定入
賞検出器、１１は第２特定入賞検出器、１２は基板、１
４は鎧部、１６は表示装置、１７は第１特別遊技表示器
、１８は第２特別遊技表示器、１９は可動部材、２２は
棚板、２６は凹室、２７は流下方向変更部材、３０は貯
留段部、３１は球跳ね返し部材、３２は第１特別入賞口
４３３は一般入賞口、３５は開閉蓋、３６は第２特別入
賞口、３７は第１特別入賞検出器、３８は入賞個数検出
器、３９は第２特別入賞検出器、４０は第１ソレノイド
、４１は第２ソレノイド、４３は第３ソレノイド、４４
は第４ソレノイド、６８は電気的制御装置、６９は第１
特別遊技設定手段、７０は第２＃＋ｆ別遊技設定手段、
７１は特別遊技判定手段、７２は通常遊技設定手段であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ガイドレールで囲んだ遊技盤表面の遊技部内に、 遊技者にとって不利な第１状態と遊技者にとって有利な
   第２状態とに変換可能な可動部材と、該可動部材が第２
   状態に変換して受け入れた球を普通の入賞とする一般入
   賞口と、特別の入賞とする第１、第２特別入賞口と、第
   １特別入賞口に入った球を検出する第１特別入賞検出手
   段と、第２特別入賞口に入った球を検出する第２特別入
   賞検出手段とを備えた変動入賞装置と、 球が入賞することにより上記可動部材を第１状態から第
   ２状態に変換する条件を成立させる特定入賞口とを有し
   、 上記可動部材を駆動する電気的駆動源と、特別入賞検出
   手段と、特定入賞口に入賞した球を検出する特定入賞検
   出手段とを電気的制御装置に電気的に接続し、 該電気的制御装置は、特定入賞検出手段からの信号にも
   とづいて可動部材を第１状態から第２状態に変換し、こ
   の状態で変動入賞装置の第１特別入賞口に入賞したなら
   ば第１特別遊技を実行する第１特別遊技設定手段と、こ
   の第１特別遊技中に変動入賞装置の第２特別入賞口に入
   賞したならば第２特別遊技を実行する第２特別遊技設定
   手段と、上記第１、第２特別遊技のいずれかを選択する
   特別遊技判定手段とを有し、 上記第２特別入賞口への入賞を条件として 第１特別遊技から第２特別遊技に移行することを特徴と
   するパチンコ機。