JPH0632676B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0632676B2
JPH0632676B2 JP59280547A JP28054784A JPH0632676B2 JP H0632676 B2 JPH0632676 B2 JP H0632676B2 JP 59280547 A JP59280547 A JP 59280547A JP 28054784 A JP28054784 A JP 28054784A JP H0632676 B2 JPH0632676 B2 JP H0632676B2
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JP
Japan
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ball
winning ball
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variable winning
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表され
る弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込
んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
【従来の技術】
この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知られ
ているものに、たとえば、特開昭58−1480号公報
や特開昭57−195479号公報に記載されているも
のがあった。この従来の弾球遊技機は、遊技者にとって
有利となる第1の状態と遊技者にとって不利となる第2
の状態とに変化可能な可変入賞球装置が遊技領域に設け
られ、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装
置の可変停止時の表示結果が予め定められた特定の識別
情報となった場合に、特定遊技状態を発生させて可変入
賞球装置を所定期間だけ第1の状態に駆動制御するよう
に構成されていた。そして、打玉が予め定められた特定
領域を通過したことに基づいて、第2の状態に切換わっ
た可変入賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続制御
し、可変入賞球装置が第1の状態に制御されることに伴
う遊技の醍醐味を遊技者に繰返し味わわせて大きな満足
感を与えんとしていた。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種の従来の弾球遊技機においては、特定遊
技状態が発生して可変入賞球装置が第1の状態となった
場合に、所定期間が経過しない限りその第1の状態が終
了しないために、第1の状態となった可変入賞球装置に
多くの打玉を正確に入賞させることのできる打玉操作技
術に優れた熟練者がより多くの遊技価値を獲得し、打玉
操作技術にそれほど優れていない初心者が不利となり、
遊技サービスの均一化がそれほど図れないという欠点が
生ずる虞があった。 そこで、特定遊技状態の発生により第1の状態に変化し
た可変入賞球装置内に入賞可能な打玉に上限を設定して
その上限個数まで打玉が入賞した場合にその可変入賞球
装置を第2の状態に切換えるように構成し、打球操作技
術に優れた熟練者のみに遊技価値の付与が偏ってしまう
不都合を軽減することが考えられる。しかし、このよう
に構成した場合には、特定遊技状態が発生したことに伴
って可変入賞球装置が第1の状態に変化し、所定の上限
個数の打玉がその可変入賞球装置内に入賞しない限りそ
の第1の状態が終了しないのであれば、可変入賞球装置
が一旦第1の状態になった後においては、必ず一定個数
の打玉の入賞が保障されることになり、遊技のスリルが
なくなってしまうという新たな欠点が生ずる。 本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、そ
の目的は、特定遊技状態の発生に伴い、遊技者に大きな
満足感を与えることができかつ遊技のスリルを十分遊技
者に提供し、遊技者へのサービスを向上し得る弾球遊技
機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
本第1発明は、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機であって、 複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置と、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
化可能な可変入賞球装置と、 該可変入賞球装置の第1の状態を再度繰返し継続させる
ことを許容された特定領域を通過した通過球を検出する
特定領域通過球検出手段と、 前記可変表示装置の可変停止時の表示結果が予め定めら
れた特定の識別情報となった場合に特定遊技状態を発生
させて前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動制御し、
所定期間の経過または前記可変入賞球装置への打玉の所
定個数の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立した場
合に前記可変入賞球装置を第2の状態に変動制御し、前
記特定領域通過球検出手段の検出出力に基づいて、前記
第2の状態となっている可変入賞球装置を再度第1の状
態に繰返し継続制御する駆動制御手段と、 前記可変入賞球装置の第1の状態への繰返し回数に関連
する数を計数する計数手段と、 該計数手段の計数値に関する情報を表示する繰返し回数
表示手段と、 前記可変表示装置が可変表示中であることを報知する可
変表示報知手段と、 前記特定遊技状態が発生したことを報知する特定遊技状
態報知手段と、 前記可変入賞球装置内に入賞した入賞玉の数に関する情
報を表示する入賞玉数表示手段と、 前記特定領域通過球検出手段の検出出力が導出された時
点で前記繰返し継続制御が行なわれる条件が成立したこ
とを報知する繰返し継続条件報知手段とを含むことを特
徴とする。 本第2発明は、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機であって、 複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置と、 該可変表示装置を可変表示させた後停止制御する可変表
示制御手段と、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
化可能な可変入賞球装置と、 該可変入賞球装置の第1の状態を再度繰返し継続させる
ことが許容された特定領域を通過した通過球を検出する
特定領域通過球検出手段と、 前記可変表示装置の停止時の表示結果が予め定められた
特定の識別情報になった場合に前記可変入賞球装置を第
1の状態に駆動制御し、所定期間の経過または前記可変
入賞球装置への打玉の所定個数の入賞のうちいずれか早
い方の条件が成立した場合に前記可変入賞球装置を第2
の状態に変動制御し、前記特定領域通過球検出手段の検
出出力に基づいて、前記第2の状態となっている可変入
賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続制御する駆動制
御手段と、 前記可変入賞球装置の第1の状態が再度繰返し継続され
た繰返し継続回数に関連する数を計数する計数手段とを
含み、 前記可変表示制御手段は、 予め定められている複数のデータの中からランダムに1
つのデータを選択するデータ選択手段と、 該データ選択手段により選択されたデータに対応する時
間だけ前記可変表示装置を可変表示させた後停止させる
ランダム表示制御を行なう可変表示ランダム制御手段と
を含むことを特徴とする。
【作用】
第1発明によれば、可変表示装置の可変停止時の表示結
果が予め定められた特定の識別情報になり特定遊技状態
が発生した場合に可変入賞球装置が遊技者にとって有利
な第1の状態に駆動制御され、所定期間の経過またはそ
の可変入賞球装置への打玉の所定個数の入賞のうちいず
れか早い方の条件が成立した場合にその可変入賞球装置
が第2の状態に変動制御され、打玉が特定領域を通過し
たことに基づいて、前記第2の状態となっている可変入
賞球装置が再度第1の状態に繰返し継続制御される。こ
の可変入賞球装置の第1の状態への繰返し継続制御が行
なわれた繰返し継続回数に関連する数が計数手段により
計数され、その計数値に関する情報が繰返し継続回数表
示手段により表示される。また、可変表示報知手段の働
きにより、可変表示装置が可変表示中であることが報知
され、特定遊技状態報知手段の働きにより、前記特定遊
技状態が発生したことが遊技者に報知される。さらに、
繰返し継続条件報知手段の働きにより、前記特定領域を
通過した通過玉が特定領域通過球検出手段により検出さ
れた時点で、繰返し継続制御が行なわれる条件が成立し
たことが遊技者に報知される。 第2発明によれば、複数種類の識別情報が可変表示可能
な可変表示装置が設けられており、その可変表示装置の
停止時の表示結果が予め定められた特定の識別情報にな
った場合に可変入賞球装置が遊技者にとって有利な第1
の状態に駆動制御され、所定期間の経過またはその可変
入賞球装置への打玉の所定個数の入賞うちいずれか早い
方の条件が成立した場合にその可変入賞球装置が遊技者
にとって不利となる第2の状態に変動制御され、打玉が
特定領域を通過したことに基づいて、前記第2の状態と
なっている可変入賞球装置が再度第1の状態に繰返し継
続制御される。そして、その可変入賞球装置の第1の状
態への繰返し回数に関連する数が計数手段により計数さ
れる。さらに、予め定められている複数のデータの中か
らランダムに1つのデータが選択され、その選択された
データに対応する時間だけ前記可変表示装置が可変表示
された後停止する。
【発明の実施例】
以下には、図面を参照して、好ましい実施例の説明をす
る。実施例の説明は、具体的には、第2の発明の一実施
例である。もっとも、この第2の発明の一実施例は、す
なわち、第1の発明の一実施例でもあることは、発明の
構成上から明らかである。 [パチンコ遊技機外観構成の説明] イ. パチンコ遊技機正面構造の説明 第2図は、この発明の一実施例であるパチンコ遊技機1
の正面図である。第2図に示されるパチンコ遊技機1
は、いわゆる典型的な「フィーバー」(本出願人の有す
る登録商標)タイプのものであって、可変表示装置2
と、その可変表示装置2の表示態様に基づいて開閉制御
される開閉板3を有する可変入賞球装置4とが、遊技盤
5のほぼ中央部および下方部に、それぞれ設けられてい
る。可変入賞球装置4は、開閉板3が前方に開いたと
き、そこに横長の入賞開口が現われるようにされてい
る。なお、遊技盤5は、開閉自在に取付けられた前面枠
6に装着されている。遊技盤5上の、可変表示装置2の
左右両側および下側中央には、始動入賞孔7,8,9が
設けられている。遊技盤5上には、さらに、セーフ孔1
0,11,12、チューリップと一般に称されているヤ
クモノ13,14が設けられている。ヤクモノ13,1
4の可動片は、透光性の部材でできており、その中にラ
ンプが組込まれている。アウト孔15、および、その他
遊技盤5の盤面に沿って落下するパチンコ球の落下に変
化を与えるための風車16や図示しない多数の釘が配設
されている。さらに、遊技盤5の盤面周囲に円形に、ガ
イドレール17が配設され、遊技領域を規定している。
さらに、ガイドレール17に内接する遊技盤5の左右両
側に、「フィーバー(大当り)」時に点滅するフィーバ
ーランプ(大当りランプ)20および21が設けられて
いる。また、前枠6の右側上部にも、フィーバーランプ
(大当りランプ)20が設けられている。 パチンコ遊技機1の前面枠6の下方部には、前面板22
が備えられ、その表面には、賞品球放出口23および打
球供給皿24が設けられている。打球供給皿24の、第
2図に向って左端下側には、斜めに、スピーカ25が取
付けられている。このスピーカ25は、後述するよう
に、予め定める遊技状態、すなわち「フィーバー」状態
のときや可変表示装置2が可変表示中であるときに、遊
技の雰囲気を盛上げるための効果音を発生するためのも
のである。前面板22のさらに下方部には、打球ハンド
ル26、余剰賞品球放出口27および余剰球受皿28が
配設されている。ここで、打球供給皿24は、賞品球放
出口23から放出された賞品球および遊技者が玉貸機等
で借りたパチンコ球を一時貯留する貯留皿として用いら
れるとともに、貯留されたパチンコ球を整列して1個ず
つ打球供給装置(図示せず)へ供給する働きをする。打
球ハンドル26は、それが回動されることによって打球
強さを調整して、パチンコ球を遊技盤5の表面に打球す
るものである。 可変表示装置には、横1列に並んだ3つのドラム表示部
31と、その上方に設けられた1つのディジタル表示部
32と、その両側にそれぞれ2個ずつ設けられた始動入
賞記憶表示ランプ211,212,213,214とか
らなっている。始動入賞孔7,8,9のいずれかにパチ
ンコ球が入賞すると、ドラム表示部31の各ドラムが回
転を始め、その表示が変化する。ドラム表示部31の表
示の停止、すなわち各ドラムの停止は、所定時間経過後
になされるか、またはパチンコ遊技機1の前面板22の
左下部に設けられたストップボタン33が押圧されるこ
とによりなされる。この実施例では、表示の停止のため
の所定時間およびストップボタン33が押されてからド
ラム表示部31の表示が停止するまでの時間は、各場合
ごとに不規則に変化するようにされている。すなわち、
ドラム表示部31の表示が「フィーバー」状態となるた
めの条件に、遊技者のストップボタン33を押すタイミ
ング等が関与できず、偶然性の要素を高くできるよう
に、所定時間は不規則に各回ごとに変化するようにされ
ている。可変表示装置2のドラム表示部31の表示が、
図示のように、たとえば「7」が揃った状態、いわゆる
「オールセブン」の状態になったとき、遊技における最
大価値が付与され、可変入賞球装置4が最も長い時間、
たとえば最大30秒間開成状態になり、遊技者にとって
有利な第1の状態になる。さらに、ドラム表示部31の
すぐ上部には、左右にランプ38,39の内蔵部が設け
られている。 可変入賞球装置4は、前述のように、その中央部に横長
の大きな開閉板3を備えている。この開閉板3が閉じら
れた状態では、可変入賞球装置4にパチンコ球は入賞で
きないが、この開閉板3が開いた状態では、可変入賞球
装置4には容易にパチンコ球が入賞する。したがって、
この開閉板3が開いた状態が、この実施例における可変
入賞球装置4が遊技者にとって有利な第1の状態になっ
た開成状態である。逆に、開閉板3が閉じた状態が、こ
の実施例における可変入賞球装置4が遊技者にとって不
利な第2の状態になった閉成状態である。 なお、上述した可変表示装置2および可変入賞球装置4
の詳しい構造と動きとについては、後で説明をする。 ロ. パチンコ遊技機裏面構造の説明 第3図は、パチンコ遊技機1の裏面構造を示す図であ
り、遊技盤5の裏面を説明するためのものである。 第3図を参照して、遊技盤5の裏面には、セーフ孔1
0,11,12に対応し、これらセーフ孔に入賞した入
賞球をヤクモノ13,14へ導くための経路41,42
が設けられている。始動入賞孔7,8,9の位置する裏
面側に関連して、検出スイッチ43,44,45が設け
られている。これらの検出スイッチ43,44,45
は、始動入賞孔7,8,9へパチンコ球が入賞したこと
を検出する。そして、その出力は、後述するように、可
変表示装置2の表示変化開始信号として利用される。 さらに、遊技盤5の表面のアウト孔15の位置よりもや
や上部位置に対応する裏面には、径路46,47が設け
られている。この径路46,47は、セーフ孔10,1
1,12、始動入賞孔7,8,9、ヤクモノ13,14
および可変入賞球装置4のいずれかへ入賞した入賞球
を、入賞球処理器48へ導くものである。 入賞球処理装置48は、径路46,47によって導かれ
た入賞球を、1個ずつ間欠的に落下させる。そして、入
賞球処理器48によって落下された入賞球は、蛇行状径
路49を通過する際に、パチンコ球の自重で賞品球払出
機構50(第4図参照)に連結された作動レバー51
(第4図参照)を作動させる。これによって、賞品球払
出機構50は、1個の賞品球につき1回の賞品球払出動
作を行なう。なお、賞品球払出機構50として、電動式
のものを用いることもできる。この場合は、入賞球処理
器48が入賞球を1個ずつ落下するために回動する動作
に連動して、閉成される入賞球検出スイッチ(図示せ
ず)を設ける。そして、入賞球検出スイッチの出力によ
って、賞品球払出機構50が電気的に駆動されて所定数
の賞品球を払出すようにすればよい。 第2図に示す打球ハンドル26の取付位置に対応する裏
面側には、電動式打球機構52が設けられている。この
電動式打球機構52は、モータ53の回転力で打球カム
54を回転させ、打球カム54の回転によって、打球杆
55を動かし、パチンコ球を打球するものである。 ハ. 機構板の構造の説明 第4図は、第3図に示される裏面構造の上にさらに装着
される機構板61の構造を示す図である。 機構板61の上部は、賞品球タンク62が取付けられて
いる。賞品球タンク62には、補給樋(図示せず)から
補給球が供給される。賞品球タンク62の下方には、前
述の賞品球払出機構50が設けられている。賞品球払出
機構50と賞品球タンク62との間には、整列径路63
が傾斜して配置されている。整列径路63は、景品球タ
ンク62に貯留されているパチンコ球を複数列に整列さ
せて賞品球払出機構50へ供給するものである。賞品球
払出機構50の下方には、合流樋64が設けられてい
る。合流樋64は、賞品球払出機構50から払出された
賞品球を賞品球払出口65へ導く樋66、余剰賞品球を
余剰賞品球放出口27へ導く樋67、およびアウト球を
下方へ導く樋68が、たとえば合成樹脂で、一体的に成
形された構成となっている。なお、図において、矢印
A,B,C,D,Eは、それぞれ、パチンコ球の流れを
示す矢印である。 [可変入賞球装置の説明] 第5図は、可変入賞球装置4の斜視図であり、左手前か
ら見た図である。第6図は、可変入賞球装置4の分解斜
視図である。第7図は、右手前から見た可変入賞球装置
4の斜視図であり、開閉板3を駆動するためのリンク機
構を説明するために部分的に切欠かれた図である。第8
図は、可変入賞球装置4の後方左側から見た斜視図であ
る。 次に、第5図ないし第8図を参照して、可変入賞球装置
4の構造について説明をする。 可変入賞球装置4は、横長のベース板71を含む。ベー
ス板71の中央上部には、横長の略長方形の開口72が
形成されている。開口72の左右両側には、入賞孔を形
成する孔73および74が設けられている。ベース板7
1の裏面側で、孔73および74を取囲む球受部材75
および76が、ベース板71に一体的に取付けられてい
る。孔73および74のさらに両外側には、円形のラン
プ孔77および78が形成されている。このランプ孔7
7,78には、それぞれ、ベース板71の裏面側からラ
ンプ79,80が挿嵌される。 ベース板71の表面側で、孔73およびランプ孔77に
対応して、カバー部材81が取付けられている。また、
孔74およびランプ孔78に対応して、カバー部材82
が取付けられている。カバー部材81とカバー部材82
とは、左右対称の形状であり、たとえば赤色に着色され
た透明の合成樹脂で形成されている。カバー部材81,
82の厚みは、パチンコ球の直径寸法よりもやや大きな
ものに選ばれている。 カバー部材81,82のさらに前面側には、前面飾り板
83が取付けられている。飾り板83は、その表面に、
図示しない遊技者の興趣をそそる飾り模様が描かれた板
である。飾り板83の中央上側は切欠かれており、後述
する開閉板3の開閉の妨げにならないようにされてい
る。さらに、前面飾り板83の左右両側端部には、窓孔
84および85が形成されている。そして、これら窓孔
84および85ならびに透明なカバー部材81および8
2を通して、ランプ79および80の発光が見えるよう
にされている。このため、前面飾り板83は、その表面
に描かれた飾り模様だけでなく、窓孔84および85の
点滅によって、その装飾効果を盛上げるものになってい
る。 ベース板71の裏面側には、アーチ形の開閉板取付部材
86が取付けられている。開閉板取付部材86は、開口
72の上縁および左右両側縁を覆うように位置してい
る。開閉板取付部材86の垂直方向に延びる左右板部8
7および88のほぼ中央部前方側には、小突片89およ
び90が形成されていて、その内側に、軸受孔91およ
び92が、それぞれ形成されている。そして、開閉板3
は、この開閉板取付部材86の内側に配置され、軸受孔
91,92とともに、軸93によって貫通され、回動自
在に保持されている。 開閉板3は、第5図および第6図に示されるように、本
体板94と、本体板の左右両端縁から後方に延びる補強
部材95および96との一体構成でできている。本体板
94の裏面側、すなわち、第5図または第6図に示され
るように、開閉板3が開成された状態における上面側に
は、その下方部に三角形状の小突起97が、平行に多数
配置されている。これら小突起97は、パチンコ球を所
定の方向へ導く働きをするものである。第5図および第
6図において、右側の補強部材96の外側には、係合ピ
ン98が突出している。 次に、主として第7図を参照して、係合ピン98と、そ
れに係合される駆動リンク機構100との係合関係につ
いて説明をする。 補強部材96から突出する係合ピン98は、開閉板取付
部材86の右側板部88に形成されたガイド孔101に
挿通され、板部88の外側からその一部が突出する。そ
して、係合ピン98の突出部分に、長手の作動リンク1
02の一端に形成された係合孔103が係合する。長手
の作動リンク102の他方端には支点挿通孔104が形
成され、支点挿通孔104は、板部88の後方から外側
に突出する支点軸105に挿通されている。したがっ
て、作動リンク102は、支点挿通孔104を中心に回
動自在であり、作動リンク102が回動することによ
り、その一方端に形成された係合孔103と係合する係
合ピン98が、ガイド孔101に沿って動作し、開閉板
3が開成される。 作動リンク102の中央部やや後方寄りの位置から、図
において右外側に突出するように、係合ピン106が取
付けられている。係合ピン106の先端は、連結部材1
07を介して、駆動ソレノイド108のプランジャ10
9と嵌合されている。駆動ソレノイド108は、電気的
に付勢状態のときに、そのプランジャ109を上方向に
引上げる。電気的に消勢状態のときには、プランジャ1
09は、復帰ばね110によって下方向に下がるように
なっている。よって、駆動ソレノイド108の付勢/消
勢により、プランジャ109が上下し、係合ピン106
を介して作動リンク102が回動され、係合ピン98を
介して開閉板3が開閉される。 さらに、第5図ないし第8図を参照して、特に、第6図
を参照して、可変入賞球装置4に含まれる特定領域とし
てのVポケット装置111および入賞球集合部材112
の構造等について説明をする。 Vポケット装置111は、水平に配置された検出基板取
付部材113と、該検出基板取付部材113の下方には
V入賞集合樋114,115が突出している。V入賞集
合樋114,115は、共に、やや内側に向って傾斜が
付けられた部材で、その名称から明らかなように、パチ
ンコ球を中央に寄せ集める働きをするものである。V入
賞集合樋114,115の中央には、V入賞検知板11
6が取付けられている。V入賞検知板116は、その後
方に一体的になった検知部材117を含む。検知部材1
17には、透孔118が形成されていて、ここにピン等
が通され、V入賞検知板116およびそれと一体的にな
った検知部材117は、検出基板取付部材113に対し
て揺動自在に軸支されて取付けられている。 パチンコ球がV入賞集合樋114,115によって中央
に導かれると、パチンコ球によってV入賞検知板116
の先端が後方に揺動され、V入賞検知板116およびそ
れと一体的になった検知部材117が揺動して、後述す
るような機構(第13図を参照して説明する)により、
V入賞球が検知される。 検出基板取付部材113の上部には、図には現われない
フォトレフレクタを含む検出基板119が取付けられて
いる。検出基板119に設けられた図示しないフォトリ
フレクタに、下方から光が入射可能なように、検出基板
取付部材113の中央には、透孔120が形成されてい
る。 入賞球集合部材112は、たとえば透明樹脂で形成され
ており、裏カバー板121を含む。裏カバー板121は
ベース板71に対して平行に取付けられている。また、
裏カバー板121の上部中央は、前述したVポケット装
置111が嵌合するための切欠部122が形成されてい
る。裏カバー板121の前面には、中央に向って緩かな
下向き傾斜が付けられた球寄せ樋123および124が
取付けられている。球寄せ樋123,124は、ベース
板71の開口72に開閉板3によって導かれて入賞した
パチンコ球を導くための樋である。開口72に入賞した
パチンコ球は、開口72の中央奥に設けられたVポケッ
ト装置111を通り、あるいは通らずに下方に落下し、
球寄せ樋123,124によって所定の通路に導かれ
る。 裏カバー板121の下方には、計数器取付板125が設
けられている。計数器取付板125は、上記球寄せ樋1
23,124の間に位置する部分は切欠かれている。計
数器取付板125上に、入賞球計数器126が取付けら
れる。入賞球計数器126は、透孔127を有するセン
サ部と、回路内蔵部128とが一体的に構成された、偏
平形状の計数器である。透明孔127の周囲には、コイ
ルが配置されていて、回路内蔵部128に内蔵された回
路からコイルに所定の電流が流されている。そして、透
孔127には磁束が生じるようにされている。したがっ
て、球寄せ樋123,124で導かれたパチンコ球がそ
の間隙から下に落下し、入賞球計数器126の透孔12
7を通過することにより、磁束が変化する。この磁束の
変化は、回路内蔵部128に内蔵された電気回路により
検出され、入賞球が計数されることになる。この計数出
力は、リード線129を介して所定の制御部に与えられ
る。 可変入賞球装置4には、さらに、ランプ79,80に接
続されるリード線130,131、検出基板119に接
続されるリード線132等が含まれる。第8図の裏面構
造斜視図に示されているように、これら各リード線12
9〜132は、それぞれ、所定のリード線処理ボス13
3や処理カバー134〜137などによって処理されて
いる。すなわち、入賞球計数器126から延びるリード
線129は、リード線処理ボス133に少なくとも1回
巻付けられ、所定の回路方向に配置されている。また、
ランプ79から延びるリード線130は、ベース板71
に一体的に、その裏面側に形成されたリード線処理カバ
ー134、135に通されて、所定の回路に延ばされて
いる。同様に、ランプ80から延びるリード線131
は、リード線処理カバー136および137に通され
て、所定の方向に延ばされている。このように、リード
線処理ボス133やリード線処理カバー134,13
5,136および137を設けたことにより、可変入賞
球装置4に付帯する数多くのリード線を邪魔にならぬよ
う、かつ扱いやすいようにとりまとめることができる。
特に、これによって、組立時に、弾球遊技機1の遊技盤
5の所定箇所に可変入賞球装置4を取付ける際に、リー
ド線が邪魔にならず、組立てやすさの点で大きな利点が
ある。 第9図ないし第14図は、さらに、可変入賞球装置4の
主として動作を説明するための図面である。第9図は、
開閉板3が開成状態における可変入賞球装置4の上面
図、第10図は、開閉板3が閉成状態における可変入賞
球装置4の正面図、第11図は、第9図に示された可変
入賞球装置4を、軸XI−XIに沿って切断した状態の
正面図、第12図は、第11図の円XIIで囲まれた部分
の拡大図である。さらに、第13図は、可変入賞球装置
4が遊技盤5に取付けられ、その中央部で上下に切断さ
れた状態の側断面図である。第14図は、可変入賞球装
置4が遊技盤5に取付けられた状態において、遊技盤5
の裏面側から見た斜視図である。 開閉板3が閉成状態では、可変入賞球装置4には、左右
両側に、2つの入賞孔73および74があるだけであ
る。すなわち、入賞孔73および74で囲まれた中央の
領域は、開口72が開閉板3で塞がれており、かつ開閉
板3の表面は、ベース板71の表面とほぼ同一平面とな
っている。したがって、この部分に落下するパチンコ球
は、単にベース板71と前面飾り板83との間を通過し
て、下方に落下するだけである。 ところが、開閉板3が開成すると、第9図に示されるよ
うに、ベース板71の開口72から、開閉板3が前方に
旋回して開くので、上から見ると、この領域に落下する
パチンコ球は、すべて、開閉板3によって、開口72内
に導かれる。 このとき、落下するパチンコ球の動きについて説明をす
る。第11図に示されるように、上方から落下してきた
パチンコ球は、たとえばP1のように、開口72の右か
ら3分の1程度のところに落下し、そのまま奥下に落下
して、球寄せカバー124で誘導され、入賞球計数器1
26を通過して、さらに下方に落下するという径路を辿
る。また、開口72の中央部に落下したパチンコ球P2
は、中央に設けられたVポケット装置111を通り、V
入賞検知板116によって検知され、さらに、その下方
の入賞球計数器126を経て、下に落下する。さらに、
たとえば、開口72の左端部に落下してきたパチンコ球
P3は、開閉板3の端部に一体的に形成された補強部材
95に衝突し、その後開口72内に転動する。 この場合、第12図の拡大図で示すように、この実施例
では、補強部材95の上端面138は、内側に向って低
くなるように傾斜が付けられている。そして、この傾斜
角度は、所定の角度となるようにされている。したがっ
て、この部分にパチンコ球P3が衝突すると、この傾斜
によって、パチンコ球P3は、矢印のようにその落下方
向が開口72の中央方向に変えられる。よって、落下し
てきたパチンコ球P3が、補強部材95の上端面138
に傾斜作用によって、Vポケット装置111へと導かれ
やすくされているのである。これによって、パチンコ球
P3の動きが、遊技者の興味をそそる。 開閉板3の右側に取付けられた補強部材96について
も、同様の構成となっており、その上端面139は、内
側方向に向って低くなるように傾斜が付けられている。 なお、図示のように、2段にされた斜面であってもよい
し、1枚斜面で滑かな斜面でもよい。 次に、主として第13図を参照して、開閉板3が開成状
態の可変入賞球装置4に、パチンコ球Pが入賞すると、
パチンコ球Pは、図示の矢印のように落下する。この
際、開口72の中央部にパチンコ球Pが入賞し、Vポケ
ット装置111を通過するときには、V入賞検知板11
6が矢印のように後方に揺動され、これに応じて、検知
部材117が揺動する。このとき、検知部材117の一
部には、反射板140が貼り付けられている。そして、
パチンコ球PによってV入賞検知板116が揺動され、
応じて検知部材117が揺動されたときに、反射板14
0は、検出基板119に取付けられているフォトリフレ
クタ141に対応する位置に動くようにされている。こ
のため、フォトリフレクタ141では、反射板140に
よって反射された光を受光し、V入賞を検出する出力を
生じることになる。 以上のようにして、V入賞したパチンコ球Pが検出され
る。 開口72に入賞したパチンコ球Pは、上述のようにVポ
ケット装置111を介して、あるいは、Vポケット装置
111を通ることなく、下側に落下し、前述した球寄せ
カバー123,124で導かれて、入賞球計数器126
の透孔127を通過する。そして、この通過の際に、入
賞球計数器126によってパチンコ球の数が計数され
る。さらに、下方に落下したパチンコ球は、ベース板7
1の下方端部の裏面側に突出して設けられた変流突起1
42と衝突し、その流れる方向に変化が加えられる。変
流突起は、落下するパチンコ球の流れを変えるための部
材である。変流突起142は、図示のように、ベース板
71と、一体的に形成されたものが好ましい。 変流突起142を設けた理由は次のとおりである。すな
わち、パチンコ球が直接真下に落下し、遊技盤5にぶつ
かるとする。この場合、この落下時点の遊技盤は、第1
3図からわかるように、薄い厚みしかない。なぜなら
ば、この部分のすぐ下には、アウト孔15が形成されて
いるからである(第3図参照)。したがって、この部分
の遊技盤143に直接パチンコ球Pを衝突させて、遊技
盤5の裏面側にパチンコ球Pが流れ落ちるようにした場
合、遊技盤の当該部分143は、短期間の使用により割
れたり、欠けたりする可能性が高い。したがって、この
ような事態を予防するために、変流突起142が設けら
れ、直接パチンコ球Pが、上記部分143に衝突しない
ように工夫されている。 [入賞球計数器126の説明] 次に、第15図および第16図を参照して、入賞球計数
器126の回路構成について説明をする。入賞球計数器
126は、透孔127をパチンコ球が通過することによ
り、その周囲に巡らされたコイルの磁束に変化が生じ、
それによってパチンコ球の通過、言い換えればパチンコ
球の数を検出することができるものである。 第15図は、この入賞球計数器126の基本原理を示す
回路図である。図において、コイルL1およびL2は、
入賞球計数器126の透孔127周囲に巡らされたコイ
ルである。すると、透孔127をパチンコ球が通過すれ
ば、コイルL1およびL2の磁束に変化が生じ、コイル
L1およびL2に逆起電力が発生する。このため、コイ
ルL1の逆起電力に基づく電流IがトランジスタQ1
のコレクタに流れ、コイルL2の逆起電流に基づく電流
がトランジスタQ1のベースに流れる。したがっ
て、トランジスタQ1がオンする。このように、コイル
L1およびL2をパチンコ球が横切るときに生じる逆起
電力を利用して、トランジスタをオン/オフさせるよう
にすれば、パチンコ球を検出することができるのであ
る。 第16図は、上記第15図に示した基本回路の原理を用
いたこの実施例に用いられている入賞球計数器126の
具体的な回路図である。 第16図を参照して、パチンコ球検出回路のトランジス
タQ1とQ2とは発振回路を構成しており、通常は、発
振状態にあって、トランジスタQ1はオンしている。そ
のため、バッファ回路のトランジスタQ3がオンし、ス
イッチング回路のトランジスタQ4もオンである。した
がって、入力端子INから流れ込む電流は、抵抗R6お
よびトランジスタQ4を介して出力端子OUTに流れて
いる。ところが、パチンコ球が、入賞球計数器126の
透孔127を通過すると、コイルL2およびL1に逆起
電力が生じ、この逆起電力によって電流IおよびI
が流れる。この電流は、トランジスタQ1の発振を妨げ
る方向、すなわち、トランジスタQ1をオフさせる方向
に流れ、瞬間的にトランジスタQ1はオフする。よっ
て、トランジスタQ3のベース電位が上がり、トランジ
スタQ3がオフし、トランジスタQ4もオフする。した
がって、入力端子INから流れ込む電流は、トランジス
タQ4によって一時的に遮断され、出力OUTの電圧が
下がる。パチンコ球がコイルL2およびL1の近傍を通
過した後は、コイルL2およびL1に生じる逆起電力は
すぐになくなるので、再びトランジスタQ1はオンし、
トランジスタQ4もオンして、入力端子INからの電流
は、トランジスタQ4を介して出力端子OUTに流れ
る。したがって、この回路によれば、パチンコ球の通過
の瞬間ごとに、出力電位にパルス状のローレベル電位が
表われることになる。よって、このパルスの数に基づい
て、入賞球の数を計数することができる。 [ドラム状可変表示部材の説明] 第17図ないし第22図は、可変表示装置2(第2図参
照)に含まれるドラム状可変表示部材151の具体的な
構造を説明するための図である。 第17図は、ドラム状可変表示部材151の裏面側から
見た外観斜視図である。第17図に示されるように、ド
ラム状可変表示部材151は、収納ボックス152を備
えており、主要な構成部材は、該収納ボックス152内
に収められている。収納ボックス152の一方側面、図
において、左側の側面には、モータ153および歯車ケ
ース154が取付けられている。モータ153は、歯車
ケース154内に設けられた歯車機構を介して、収納ボ
ックス152内の回転ドラムを駆動する。 収納ボックス152の背面上部には、手動調整孔155
が形成されている。この手動調整孔155は、収納ボッ
クス152内の回転ドラムを手動で動かすことのできる
ように設けられた孔である。この孔155は、次のよう
な場合に必要である。すなわち、当該ドラム状可変表示
部材151を遊技盤5(第1図参照)に組込み、弾球遊
技機が完成された後、ドラム状可変表示部材151の表
示態様が所定の表示態様となったとき、弾球遊技機の制
御動作が予定通り行なわれるかどうかの検査をする必要
がある。その際、モータ153を回転させて偶然に所望
する組合せができるのを待つのでは不合理であるから、
強制的に、手動によって、回転ドラムを所望の組合せに
する必要があるからである。 また、パチンコ遊技機では、新製品の完成時において、
その製品を販売する前に、公安委員会の許可検定を受け
なければならない。その際に、このような手動調整孔1
55を形成しておけば、許可認定時に、回転ドラムを所
望の位置で停止させ、所定の表示態様とすることが簡単
にできる。 なお、従来では、このような手動調整孔155は設けら
れておらず、ドライバでビスを外し、前板等を外す必要
があった。 手動調整孔155には、カバー部材156が嵌合され、
手動調整孔155は、該カバー部材156によって塞が
れる。そして、その上には、シール157が貼り付けら
れ、上述のように、必要な場合以外に、簡単にカバー部
材156が取外され、不正な手動調整ができないように
されている。 第18図は、収納ボックスおよび歯車ケース154を透
して描いた斜視図であり、ドラム状可変表示部材151
の内部構造を裏面側から描いた図である。第19図は、
収納ボックス152を省略して描いた、ドラム状可変表
示部材151の上面図である。さらに、第20図は、正
面右側より見たドラム状可変表示部材151の分解斜視
図である。第21図は、ドラム状可変表示部材151が
遊技盤5に取付けられた状態の側断面図である。 第18図ないし第21図を参照して、収納ボックス15
2は、上板158、下板159、右側板160、左側板
161、後板162および前板163によって構成され
ている。右側板160の外側には、歯車164および1
65が取付けられ、その外側は、前述のように、歯車ケ
ース154で覆われている。右側板160の内側には、
カバー166に収められた受光器167が取付けられて
いる。受光器167は、横方向に隣接して設けられた2
つの受光部168および169を含む。 左側板161の外側には、発光器170が取付けられ、
その上は、カバー171で覆われている。発光器171
は、受光器167と対応して設けられており、やはり2
つの発光部172および173を含んでいる。各発光部
172,173は、たとえば発光ダイオードで構成され
ており、各受光部168,169は、たとえばフォトダ
イオードやフォトトランジスタ等で構成されている。各
発光部172,173から発せられた光は、左側板の内
側に設けられた方向決め孔174および175を介し
て、受光部168および169に向けられるようにされ
ている。 後板162の内側には、3つのソレノイド176、17
7および178が取付けられている。また、後板162
には、取付けられたソレノイド176、177および1
78が発する熱を逃がすために、縦方向に平行に、多数
のスリット179が形成されている。各ソレノイド17
6,177,178の上部から突出するプランジャ18
0,181,182には、それぞれ、ストップレバー1
83,184,185が結合されている。各ストップレ
バー183,184,185には、共通的に1本のスト
ップレバー軸186が挿通されている。各ストップレバ
ー183,184,185は、結合された各ソレノイド
176,177,178によって駆動され、ストップレ
バー軸186を中心に、前後に回動されるようになって
いる。なお、ストップレバー軸186の両端は、それぞ
れ、右側板160および左側板161によって保持され
ている。 収納ボックス152の中には、3個の回転ドラム18
7,188,189が備えられている。各回転ドラム1
87,188,189は、ドラム軸190に挿通され
て、回転可能に設けられている。ドラム軸190は、そ
の左端はベアリング191を介して左側板161に支え
られ、その右端は、右側端160に形成された丸孔19
2を介して伝達歯車164に連結されている。したがっ
て、モータ153の回転は、駆動歯車165および伝達
歯車164を介してドラム軸190に伝達され、ドラム
軸190が回転される。 ドラム軸190から各回転ドラム187,188,18
9への回転の伝達は、コイルばね193等を含むスリッ
プ機構(図示せず)により達成される。それゆえ、回転
ドラム187,188,189に一定の負荷がかかった
ときには、ドラム軸190の回転にかかわらず、回転ド
ラム187,188,189の回転は停止されるように
構成されている。 さらに、各回転ドラム187,188,189の右側面
には、円周に近い半径のラチェット歯車196,19
7,198が、それぞれ設けられている。そして、各ラ
チェット歯車196,197,198と、前述したスト
ップレバー183,184,185とが、それぞれ噛合
うようにされている。 今、回転ドラム187について説明すると、ラチェット
歯車196に連結してストップレバー183がストップ
レバー軸186によって回転可能に支持され、ストップ
レバー183は、ソレノイド176のプランジャ180
に連結されている。これによって、ソレノイド176が
付勢されている間は、ストップレバー183がラチェッ
ト歯車196から外れ、回転ドラム187がドラム軸1
90の回転に応じ回転する。ソレノイド176が消勢さ
れるので、プランジャ180は復帰ばね199で復帰さ
れ、応じてストップレバー183がラチェット歯車19
6に噛合い、直ちに回転ドラム187の回転を停止させ
る。他の回転ドラム188および189についても同様
に動作するようにされている。 収納ボックス152の前板163は、断面半円弧形状の
曲成された板で、たとえば透明の合成樹脂によって形成
されている。そして、その中央突出部に横方向に、3つ
の窓202,203,204が形成されている。各窓2
02,203,204の部分は、他の部分よりも肉厚に
されており、その部分が凸レンズを構成するようにされ
ている。そして、前板163の内部に位置して回転する
回転ドラム187,188,189の周面に表示された
表示内容が、この窓202,203,204を通して大
きく映るように構成されている。さらに、窓202,2
03,204以外の部分には、シールが貼られたり、ぼ
かしが付けられたりして、その部分に位置する回転ドラ
ム187,188,189の模様等は、外からは見えな
いか、あるいは見えにくいようにされている。 上述した回転ドラム187,188,189の周面に、
等間隔に描かれる情報は、たとえば、第22図に示され
るような模様になっている。この実施例では、第22図
に示される情報のうち、「7」が窓202,203,2
04に横一列に並んだとき、または「BAR」が窓20
2,203,204に横一列に並んだときに、予め定め
る所定の遊技状態となる。第22図の表示より、その確
率を計算すると、左ドラム189では、「7」が3つあ
り、「7」が現われる確率は「3/10」であり、中ド
ラム188および右ドラム187では、「7」は、それ
ぞれ1つずつであり、それらの現われる確率は、それぞ
れ「1/10」である。よって、「7」が3つ揃う確率
は、各確率を乗算した「3/1000」ということにな
る。 また、「BAR」の現われる確率は、同様に、「1/1
0」、「2/10」、「1/10」であるから、それが
揃う確率は、「2/1000」である。これら2つの確
率、「3/1000」と「2/1000」とを加えた確
率が、この実施例において、全体として予め定める遊技
状態になる確率であり、「1/200」である。 次に、ドラム状可変表示部材151が停止したとき、表
示される回転ドラムの組合せに応じて出力される信号、
すなわち遊技状態の種類を表わす信号を出力するための
機構およびその動作について、第23図、第24図なら
びに第25A図および第25B図を参照して説明をす
る。 各回転ドラム187,188,189に、多数の透孔2
05,206,207が、それぞれ形成されている。こ
れらの透明孔205,206,207は、各回転ドラム
187,188,189の各側壁において、2つの同心
円に沿って分布している。すなわち、透孔205,20
6,207は、それぞれ、外側の円周上にある透孔20
5a ,206a ,207a と、内側の円周上にある透孔
205b ,206b ,207b とに分類される。これら
透孔の円周上での位置は、前述した模様(回転ドラム1
87,188,189の周面に描かれた模様)の位置と
180度ずれた領域に対応して選ばれ、この各領域にお
いては、模様の種類に応じて、外側の透孔205a ,2
06a ,207a と内側の透孔205b ,206b ,2
07b とが設けられる場合と、外側の透孔205a ,2
06a ,207a のみが設けられる場合と、内側の透孔
205b ,206b ,207b のみが設けられる場合
と、さらにいずれの透孔も設けられない場合とが適宜に
選択される。これらの透孔は、各回転ドラム187,1
88,189が絶対的な位置に対して、および他のドラ
ムに対してどのような相対的な位置で停止されたかを検
出するために用いられる。そのために、各ドラム18
7,188,189に対する停止位置における透孔の位
置に対応して、前述した2つの発光部172,173
と、2つの受光部168,169とが回転ドラムの半径
方向に配列されて固定されている。 発光部172および173の発した光は、前述した方向
決め孔172,173を介して出力される。そして、受
光部168,169がそれぞれ受光したとき、各受光部
168,169から出力があるとすれば、各回転ドラム
187,188,189の停止位置によって、次の組合
せが考えられる。すなわち、受光部168および169
の双方から出力がある場合、受光部168のみから出力
がある場合、受光部169から出力がある場合ならびに
受光部168および169の両方から出力がない場合で
ある。よって、各回転ドラム187,188,189の
停止したときの組合せは、これら受光部168,169
の出力の組合せに基づいて判定することができる。すな
わち、受光部168,169の出力の組合せによって、
遊技状態が、前述した「7」が揃ったか、「BAR」が
揃ったかの、予め定める遊技状態になったか否かを検出
することができる。 発光部172,173の発光タイミングと、回転ドラム
187,188,189の回転停止タイミングとは、以
下のように規定されている。すなわち、回転ドラム18
9は、ストップボタン33(第2図参照)が押されてか
ら、ランダムに選ばれる所定の時間経過後に停止する
か、または、ストップボタン33が押されない場合で
も、予め定められている複数の時間の中からランダムに
選ばれた時間経過後に停止する。そして、さらに一定時
間後に回転ドラム188の回転が停止する。そして、さ
らに一定時間経過後に、回転ドラム187が停止するよ
うになっている。発光部172および173の発光は、
中ドラム188の回転が停止した後になされ、右ドラム
187が停止し、受光部168,169が光を受光した
後に、直ちに消灯されるように構成されている。これら
の時間タイミングは、後述するように、中央の制御部か
らの制御指令によって行なわれている。 さて、第2図に戻って、可変表示装置2の全体構成につ
いて、もう少し説明を加える。可変表示装置2の中央部
には、上述したドラム状可変表示部材151の窓20
2,203,204が並んでいる。そして、その上に
は、先に述べたディシタル表示部32が設けられてい
る。この実施例では、ディジタル表示部32は、予め定
める遊技状態を付与するための表示手段としては働いて
いない。ディジタル表示部32は、2つの表示機能を有
している。その1つは、可変入賞球装置4の開閉板3が
1回開成しているときに、開口72(第5図参照)に入
賞したパチンコ球が入賞球計数器126(第5図参照)
で計数されるが、その計数値を表示する働きをする。そ
して、この実施例では、可変入賞球装置4の1回の開成
において、最大10個のパチンコ球の入賞が許されるだ
けで、それ以上のパチンコ球の入賞は許されていないの
で、それをわかりやすく表示するように、ディジタル表
示部32が活躍する。 ディジタル表示部32のもう1つの表示機能は、可変入
賞球装置4の開成回数の継続が何回行なわれているかの
表示である。これは、後述するように、可変入賞球装置
4のVポケット装置111(第6図参照)にパチンコ球
が入賞した場合、可変入賞球装置4の開成状態が継続さ
れるが、それは、最大10回まで継続されるように定め
られているので、その回数を表示するものである。この
表示の内容の切換は、後述する制御装置によってなされ
る。 ディジタル表示部32の左右両側に、それぞれ2個ずつ
設けられたランプ211〜214は、前述したように始
動入賞孔7,8,9にパチンコ球が入賞したことに応じ
て、それを知らせるために点灯するランプである。始動
入賞孔7,8,9にパチンコ球が入賞すると、可変表示
装置2のドラム表示部31の表示装置が変化し、それが
停止したとき、予め定める遊技状態か否かの判別がなさ
れる。可変表示装置2の表示が変化していない状態で
は、始動入賞孔7,8,9のいずれかにパチンコ球が入
賞すると、直ちに可変表示装置2の表示が変化し始め、
始動入賞孔7,8,9のいずれかにパチンコ球が入賞し
たことがわかるが、可変入賞球装置2の表示態様が変化
中に、あるいは予め定める遊技状態のとき、つまり「フ
ィーバー」中に、始動入賞孔7,8,9のいずれかにパ
チンコ球が入賞した場合、その入賞がわからない。ま
た、その入賞によって可変表示装置2の表示が変化せ
ず、その入賞が無駄になってしまうのでは、遊技者にと
って興味を削ぐことになる。このため、この実施例で
は、可変表示装置2の表示が変化中に始動入賞孔7,
8,9のいずれかにパチンコ球が入賞した場合、その入
賞を最大4つまで保持できるようにし、それを知らせる
ために、ランプ211,212,213,214が設け
られている。ランプ211,212,213,214
は、左側から順次点灯表示するようにされている。 ロ. 可変表示装置の他の実施例 上述の実施例では、可変表示装置2として、特に、予め
定める遊技状態に関与する表示部として、ドラム表示部
31を取上げて説明したが、このようなドラム表示装部
31に限らず、予め定める遊技状態に関与する表示部
を、ディジタル表示部で構成してもよい。すなわち、電
気的に表示が可変される表示セグメントを用いて、セグ
メントを選択的に発光させることにより、電気的にディ
ジタル表示をさせ、そのディジタル表示の組合せによっ
て、予め定める遊技状態が与えられるようにすることも
できる。その際、電気的なディジタル表示は、各セグメ
ントの表示内容が0〜9の10の数字に変化し、表示さ
れる数字の組合せに基づいて予め定める遊技状態が与え
られるようにすることができる。また、数字の組合せに
限らず、多数の枡目を同心円状または放射状に形成して
おき、予め定める所定の枡目が点灯したときに、予め定
める遊技状態が与えられるようにし、点灯する枡目を変
化させるような可変表示部とすることもできる。 [制御装置の説明] イ. 構成ブロック図の説明 第1図は、この発明の一実施例の制御回路構成ブロック
図である。 第1図を参照して、制御回路は、制御中枢としてのマイ
クロコンピュータ221を含む。マイクロコンピュータ
221は、たとえば1チップのLSIで構成されてお
り、その中には、制御動作を所定の手順で実行すること
のできるCPUと、そのCPUの動作プログラムを格納
するROMとが含まれている。この実施例では、ROM
は、その内容の書換え、すなわち、必要が応じた場合に
はその中に格納されたプログラムを変更することができ
るように、プログラマブルROMが用いられている。そ
して、CPUはROM内に格納されたプログラムに従っ
て、かつ、以下に述べる各制御信号の入力に応答して、
上述した可変表示装置2、可変入賞球装置4、スピーカ
5、各種ランプに対して制御信号を与える。 マイクロコンピュータ221には、入力信号として、次
のような信号が与えられる。 まず、始動入賞孔7,8,9(第2図参照)に対応する
裏面側に設けられた検出スイッチ43,44,45(第
3図参照)のいずれかのオンに応答して、始動入賞回路
222から入賞信号が与えられる。Vポケット装置(第
6図参照)のフォトリフレクタ(第13図参照)の信号
は、V入賞検出回路223に与えられ、マイクロコンピ
ュータ221にV検出信号として与えられる。ストップ
ボタン33(第2図参照)が押されると、ストップ回路
224からマイクロコンピュータ221にストップ信号
が与えられる。入賞球計数器126(第6図,第8図お
よび第13図参照)で検出された計数信号は、10カウ
ント検出回路225に与えられ、10カウント検出回路
225で入賞球計数器126の信号が10数えられる
と、10カウント信号が与えられる。受光器167,1
68(第20図参照)の出力は、絵柄判定回路226を
介して、絵柄判定信号としてマイクロコンピュータ22
1に与えられる。割込クロック回路227からは、割込
クロック信号がマイクロコンピュータ221に与えられ
る。マイクロコンピュータ221は、この割込クロック
信号によって、後述するように、割込制御ルーチンの動
作を実行する。さらに、アドレスデコード回路、暴走防
止回路228、暴走リセット回路229、パワーオンリ
セット回路230、アドレスデコード回路231等か
ら、それぞれ、所定の信号が、マイクロコンピュータ2
21に与えられる。なお、暴走防止回路228、暴走リ
セット回路229、パワーオンリセット回路23、アド
レスデコード回路231は、この発明の特徴となる制御
動作には特に関与していないので、これ以上の説明は省
略する。 マイクロコンピュータ221は、以下の回路および装置
に制御信号を与える。 まず、始動入賞記憶表示回路232に、入賞記憶表示信
号を与える。始動入賞記憶表示回路232では、その信
号を最大4つ記憶することができるようにされている。
そして、信号が1つ記憶されると、前述したように、そ
れに対応してたとえばLEDで構成されたランプ21
1,212,213,214(第2図参照)が1つずつ
順次点灯する。 マイクロコンピュータ221は、音信号を音回路233
に与え、該音回路233によてスピーカ25(第2図参
照)が鳴動される。 マイクロコンピュータ221から出力されたディジタル
表示信号は、ディジタル表示回路234に与えられ、デ
ィジタル表示部32(第2図参照)が表示制御される。 マイクロコンピュータ221は、ドラム回転制御信号を
ドラム回転制御回路235に与え、ドラム状可変表示部
材151(第18図参照)のモータ153が回動され、
また、各回転ドラムの回転,停止をさせるソレノイド1
76,177,178が制御される。 マイクロコンピュータ221は、開成制御信号を開成制
御回路236に与え、この回路236の出力によって可
変入賞球装置4の駆動ソレノイド108が駆動される。 さらに、マイクロコンピュータ221は、ランプ信号を
ランプ回路237に与え、ランプ回路237の出力によ
って、第2図に示されるパチンコ遊技機1の各種ランプ
が点灯される。すなわち、V入賞ランプ79,80、予
め定める遊技状態を表わす「フィーバー」ランプ20,
21,29、やはり「フィーバー」時に点滅されるチュ
ーリップランプ34,35,36,37並びに38およ
び39が点滅される。 なお、上記構成の各回路には、電源回路238から所定
の直流電圧が供給されている。 ロ. フローチャートの説明 第26A図および第26B図は、第1図に示す制御回路
の動作を示すフローチャート図である。 次に、第26A図および第26B図の流れに従って、第
1図に示す制御回路の動作を説明する。 制御回路の電源がオンされると、マイクロコンピュータ
221は、V入賞記憶表示回路232の記憶内容をイニ
シャライズし(ステップS1)、次の信号を待つ。 パチンコ遊技機1(第2図参照)でゲームが始められ、
パチンコ球が始動入賞孔7,8,9のいずれかに入賞す
ると、検出スイッチ43,44,45のいずれかがその
入賞球を検出し、始動入賞回路222からマイクロコン
ピュータ221に入賞信号が与えられる。マイクロコン
ピュータ221は、この信号に基づいて、入賞記憶表示
信号を始動入賞記憶表示回路232に与える。そして、
それとともに、ランプ回路237にランプ信号を与え、
回転時ランプを点滅させる(ステップS3)。また、音
回路233に信号を与え、回転時の音を発生させる(ス
テップS4)。さらに、ドラム回転制御信号をドラム回
転制御信号回路235に与え、回転ドラム187,18
8,189(第2図,第19図参照)の回転を開始させ
る(ステップS5)。 そして、ステップS6において、回転ドラムの回転が開
始してから、5.055秒経ったか否かを判別し、5.
055秒経っている場合は、9種類の時間の中から、ラ
ンダムに1つの時間を選択する。たとえば、53.28
ms、106.496ms、163.840ms、217.0
88ms、274.432ms、327.680ms、38
0.680ms、438.272ms、491.520msの
中から、ランダムに1つの時間を選ぶ。そして、ステッ
プS10に進む。 なお、最初から5.x s ,5.x s ,5.x s ,
…,5.x s の時間の中からランダムに1つを選択
し、その時間が経過するか否かを判別するようにしても
よい。 ステップS6において、回転ドラムの回転がスタート開
始後、5.055s 経っていない場合には、マイクロコ
ンピュータ221は、ストップボタンがオンしたかの判
別をする(ステップS7)。すなわち、ストップ回路2
24からストップ信号が入力されたか否かの判別をす
る。ストップ信号が入力されていない場合は、ステップ
S6とステップS7との制御動作を繰返す。 ストップ信号を受けた場合は、ステップS8で、5種類
の時間の中から、ランダムに1つの時間を選択する。た
とえば、196.680ms、397.312ms、59
8.016ms、789.720ms、946.179msの
中から1つの時間をランダムに選択し、次のステップS
10に進む。 ステップS10では、ステップS8またはステップS9
において選択された時間だけ、次の制御に移るのを待
つ。そして、選択された時間経過後にステップS11へ
と進む。 ステップS11では、上記時間経過後に、まず、左回転
ドラム189の停止をさせる。これは、マイクロコンピ
ュータ221がドラム回転制御信号をドラム回転制御回
路235に与え、ソレノイド178を消勢させることに
よって行なわれる。 その後、中回転ドラム188が停止されるまでの時間を
所定時間あけるためにタイマを設定して(ステップS1
2)、たとえば、1.21秒経過するまで待ち(ステッ
プS13)、中回転ドラム188を停止させる(ステッ
プS14)。 中回転ドラム188の回転が停止すると、ドラム回転制
御回路235によって発光部172,173(第20図
参照)がオンされる。そして、ステップS16では、右
回転ドラム187を停止させるためにタイマが設定さ
れ、たとえば1.21秒経過を待ち(ステップS1
7)、右回転ドラム187の回転を停止させる(ステッ
プS18)。なお、左回転ドラム189の回転停止から
中回転ドラム188の回転停止まで、およびそれから右
回転ドラム187の回転停止までは、必ずしも同一時間
とする必要はなく、かつ、その時間も任意に変更でき
る。前記ステップS8またはS9により、予め定められ
ている複数のデータの中からランダムに1つのデータを
選択するデータ選択手段が構成されている。また、ステ
ップS10ないしステップS14、ステップS16ない
しステップS18により、前記データ選択手段により選
択されたデータに対応する時間だけ前記可変表示装置を
可変表示させた後停止させるランダム表示制御を行なう
可変表示ランダム制御手段が構成されている。 そして、この状態で、絵柄判定回路226(第1図参
照)の出力に基づいて、回転ドラム187,188,1
89の表示態様が「7」の3つ揃った状態、または「B
AR」が3つ揃った状態の、「フィーバー」状態か否か
を判別する(ステップS19)。 「フィーバー」状態でない場合には、発光部172,1
73をオフし(ステップS20)、音回路233によっ
てスピーカ25(第1図参照)かつ出力される音を小当
り音に切換え(ステップS21)、小当り開成処理を行
なう(ステップS22)。たとえば、開閉板3(第2
図,第5図参照)を約0.2秒間開成処理する。そし
て、各ランプをオフし(ステップS23)、始動入賞記
憶表示回路232(第1図参照)に記憶されている始動
入賞回数を1ディクリメントし、ステップS22に戻
る。 ステップS19において、マイクロコンピュータ221
が「フィーバー」を判別した場合は、発光部172,1
73をオフし(ステップS25)、音回路233に対し
て音信号を与え、スピーカ25からフィーバー音を出力
させる。また、各「フィーバー」ランプ20,21,2
9,34〜39を点滅させる(ステップS26)。 次いで、ステップS27で、可変入賞球装置4の開閉板
3を開成させる。これは、マイクロコンピュータ221
が、開成制御回路236に信号を与え、駆動ソレノイド
108(第5図参照)が付勢されることによってなされ
る。そして、ディジタル表示回路234に信号を与え、
ディジタル表示部32(第2図参照)によって、「フィ
ーバー」回数を1.5秒間表示させる。「フィーバー」
回数とは、可変入賞球装置4の開閉板3が何回目の開成
状態になったかを示すものである。 もし、1回目であれば、1.5秒間「1」が表示される
(ステップS28)。 そして、ステップS29ないしS34の制御が、所定時
間または入賞球が所定個、たとえば10個入賞するまで
繰返される。すなわち、開閉板3が開成してから、30
秒経ったか否かが判別され(ステップS29)、30秒
経っていなければ、入賞球計数器126(第5図参照)
によって10個の入賞球が計数されたか否かの判別がな
される(ステップS30)。入賞球が10個に満たない
場合は、入賞球が検出されるごとに、それを累積計数
し、かつ、その数をディジタル表示部32に表示させる
(ステップS31)。 さらに、「フィーバー」が10回目か否かを判別し(ス
テップS32)、10回目でなければ、V入賞があった
か否かの判別がされる(ステップS33)。V入賞検出
回路223(第1図参照)からV検出信号が与えられ、
V入賞が判別された場合には、V入賞ランプが点灯され
る(ステップS34)。このランプは、可変入賞球装置
4の開閉板3両側に設けられた、前面飾り枠83(第6
図参照)の窓孔84,85を介して発光されるランプ7
9,80の点灯によってなされる。 ステップS29またはステップS30において、開閉板
3の開成時間が30秒になったか、またはその間に入賞
球が10個計数された場合には、制御動作はステップS
35に進む。 ステップS35では、開閉板3を閉成し、「フィーバ
ー」状態を終え、「フィーバー」が10回目か否かの判
別をする(ステップS36)。10回目でなければ、V
ポケット装置111(第13図参照)のフォトリフレク
タ141から、V入賞検出回路223を介して、V検出
信号が与えられるか否かを、たとえば1.8秒間待つ。
すなわち、開閉板3が閉成後であっても、V検出信号が
与えられるか否かを、1.8秒間待つことになる(ステ
ップS37)。これは、可変入賞球装置4の開口72内
に入賞したパチンコ球が、何らかの原因で引掛かり、一
時的に停止して、Vポケット装置111で検出されるの
に時間がかかることを考慮したものである。たとえば、
最後にパチンコ球が可変入賞球装置4の中央部に入賞
し、遊技客がV入賞があったと感じた場合で、たまたま
パチンコ球が引掛かったりした場合に、「フィーバー」
状態が継続されないことになると、遊技客と、このパチ
ンコ遊技機1を配設しているパチンコホール係員との間
でトラブルが生じるが、そのようなトラブルを未然に防
止するようにしたものである。 そして、ステップS38で、V入賞検出回路223から
V検出信号が与えられたか否かを判別し、V入賞してい
ると判別されたときは、音回路233を制御してフィー
バー音を切換え、休止中音を出力し、休止時間処理を行
なう(ステップS40)。休止時間処理は、所定時間、
たとえば2秒間開閉板3を閉成状態にすることである。
そして、その間は、V入賞ランプ79,80をオフす
る。 そして、引続き、ステップS26からの動作を継続す
る。 ステップS36において、マイクロコンピュータ221
が、「フィーバー」状態が10回連続してあったと判別
した場合は、スピーカからの音を消し、ランプや表示を
消して、「フィーバー」状態を終了し(ステップS4
2)、始動入賞記憶表示回路232に記憶されている始
動入賞があれば、そこから1ディスクリメントし、ステ
ップS2からの処理を続行する。 マイクロコンピュータ221は、上述した一連の処理を
行なうとともに、割込クロック回路227(第1図参
照)から4msごとに割込まれる信号に基づいて、ステッ
プS51〜S54の処理を行なっている。 すなわち、遊技中のパチンコ球が、始動入賞孔7,8,
9のいずれかに入賞したか否かを、始動入賞回路222
(第1図参照)からの信号に基づいて判別し、いずれか
の始動入賞孔7,8,9にパチンコ球が入賞した場合に
は、さらに、始動入賞記憶表示回路232に「5」が記
憶されているか否かを判別し(ステップS52)、
「5」が記憶されていなければ、その値を1インクリメ
ントする(ステップS53)。そして、それに応答し
て、ディジタル表示部32の両側に設けられているラン
プ211,212,213,214を、左側から右側に
向って順次点灯させる。すなわち、これらランプ211
〜214は、前述したように、始動入賞記憶表示回路2
32に記憶されている記憶数値の数を表示している。そ
して、この割込処理終了後、ステップS1〜S43のル
ーチンに戻る。前記S3,S4により、前記可変表示装
置が可変表示中であることを報知する可変表示報知手段
が構成されている。前記S26により、フィーバー状態
すなわち特定遊技状態が発生したことを報知する特定遊
技状態報知手段が構成されている。前記S28とデジタ
ル表示部32とにより、可変入賞球装置の第1の状態へ
の繰返し回数に関連する数が表示されるのであり、この
S28とデジタル表示部32とにより、繰返し回数表示
手段が構成されている。また、前記S31とデジタル表
示部32とにより、前記可変入賞球装置内に入賞した入
賞玉の数に関する情報を表示する入賞玉数表示手段が構
成されている。さらに、前記S34とV入賞ランプ7
9,80とにより、前記特定領域通過球検出手段の検出
出力が導出された時点で前記繰返し継続制御が行なわれ
る条件が成立したことを報知する繰返し継続条件報知手
段が構成されている。 ハ. 他の制御回路構成の説明 第27図および第28図は、この発明の他の制御構成ブ
ロック図を示し、第1図に示されるようにマイクロコン
ピュータ221を用いたものではなく、ディスクリート
な回路で構成した場合のブロック図である。第27図お
よび第28図では、第1図で説明した制御回路との対応
をわかりやすくするために、相当する機能を有するブロ
ックには、同一の番号が付されている。次に、第27図
および第28図を主として参照し、必要に応じて第2図
〜第25図を参照しながら、このディスクリートな制御
回路の構成と動作とについて説明をする。 まず、第27図において、スイッチ43,44,45
は、パチンコ機1の裏面側に設けられた始動入賞孔7,
8,9に対応して設けられた検出スイッチである。始動
入賞孔7,8,9のいずれかにパチンコ球が入賞する
と、これら検出スイッチ43,44,45のいずれかが
瞬間的にオンし、オアゲート251を介して駆動回路2
52およびタイマ回路253に信号が与えられる。駆動
回路252では、この信号に基づいて、ソレノイド17
6,177,178をオンし、3つの回転ドラム18
7,188,189(第18図参照)を回転可能状態と
し、その後所定の時間、たとえば、0.25秒後に、モ
ータ153の回転を開始させる。これにより、モータ1
53の立ち上がり時の負荷を軽くすることができる。 タイマ253は、所定の時間経過後に、駆動回路252
に停止信号を与えるように構成されている。このとき、
停止信号を与えるまでの時間は、前述した場合と同様
に、複数の相互に異なる時間の中から、ランダムに1つ
の時間を選択されるようにされている。また、ストップ
ボタン33(第2図参照)が押された場合も、駆動回路
252に回転ドラム停止信号が与えられる。この場合、
ストップボタン33だけが簡単に描かれているが、スト
ップボタン33が押されて後、予め設定された相互に異
なる複数の時間のいずれかが経過後に、駆動回路252
から各ソレノイド176,177,178に消勢信号が
与えられるように構成されることが好ましい。このよう
にすれば、回転ドラム187,188,189は、スト
ップボタン33の押圧時とランダムに選択される所定の
時間だけずれて停止するので、遊技者が回転ドラムを所
定の組合せになるように故意にストップボタン33を押
すタイミングを計っても、そのようなことが無駄にな
り、回転ドラム187,188,189の表示態様の組
合せが、偶然的要素に支配されるように構成され、遊技
の興趣を盛上げるようになる。このことは、前記実施例
でも説明した通りである。 駆動回路252の出力は、また、表示状態判定回路22
6に与えられている。表示状態判定回路226では、セ
ンサ168,172およびセンサ169,173の出力
に基づいて、すなわち、受光器172,173からの出
力が与えられるか否かに基づいて、回転ドラム187,
188,189の表示状態を判定している。そして、組
合せ設定部254で設定された組合せになったか否かを
判定回路253で判定し、すなわち、「フィーバー」状
態か否かが判定回路253で判定され、その出力は、駆
動制御回路236およびフリップフロップ255のセッ
ト入力として与えられる。 「フィーバー」状態のときは、駆動制御回路236は、
駆動ソレノイド108(第5図参照)を付勢して、可変
入賞球装置4の開閉板3(第2図,第5図参照)を開成
状態とする。 また、駆動制御回路236は、所定入賞球数検出回路1
26からの出力を受ける。所定入賞球数検出回路126
は、前述したように、可変入賞球装置の開口72に入賞
する全パチンコ球の数を検出計数する回路であり、その
計数値が、10個になったときは、駆動制御回路236
に信号が与えられる。駆動制御回路236は、この信号
に基づいてソレノイド108を消勢する。 所定入賞球数検出回路126の出力は、数値情報表示駆
動回路234に与えられ、ディジタル表示部32(第2
図参照)には、所定入賞球数検出回路126で検出され
たパチンコ球数が表示される。すなわち、可変入賞球装
置4に何個のパチンコ球が入賞しているかが、ディジタ
ル表示部32で表示される。 判定回路253の出力は、所定価値付与状態検出回路2
54′にも与えられる。所定価値付与状態検出回路25
4′は、たとえばタイマ回路であり、所定価値付与時間
として、30秒が設定されている。そして、判定回路2
53からの出力を受けた後、30秒が経ったときは、タ
イムアップ出力を導出するようになっている。所定価値
付与状態検出回路254からタイムアップ出力が導出さ
れると、その出力は、フリップフロップ255のリセッ
ト入力として与えられ、また、駆動制御回路236にも
与えられる。駆動制御回路236では、この出力に基づ
いて、ソレノイド108を消勢する。また、フリップフ
ロップ255のセット出力によって駆動されていた効果
音発生回路256および大当り表示器257は、リセッ
ト出力に基づいて、その駆動を停止し、「フィーバー」
の状態を盛上げるための効果音や表示が停止される。 第28図は、第27図に示されている、所定入賞球数検
出回路126ならびに駆動制御回路236および所定価
値付与状態検出回路254のより詳細なブロック図であ
る。 次に、第28図を主として参照して、「フィーバー」状
態を表わす信号が与えられると、フリップフロップ26
1がセットされ、そのセット出力は、オアゲート266
を介してタイマ267に与えられる。タイマ267で
は、この出力を所定時間保持し、所定時間出力を導出す
る。そして、この出力はトランジスタ281およびオア
ゲート280を介してドライバ279に与えられ、駆動
ソレノイド108が付勢される。そして、可変入賞球装
置4の開閉板3(第2図参照)が、タイマ267の定め
る所定時間開く。開閉板3が開成中に、可変入賞球装置
4のVポケットに入賞球があると、それはVポケット装
置111によって検出される。そして、フリップフロッ
プ264がセットされ、そのセット出力がアンドゲート
265の1入力として与えられる。アンドゲート265
は、他に2つの入力端子を備えていて、そのうちの1つ
は、フリップフロップ262からのセット出力が与えら
れる。このセット出力は、10回連続して「フィーバ
ー」状態でないときに与えられるものである。さらに、
もう1つの出力は、単安定マルチバイブレータ270の
出力である。よって、可変入賞球装置4の開閉板3が開
成中にV入賞があると、アンドゲート265の出力が導
出され、タイマ267が再セットされ、「フィーバー」
状態が繰返されることになる。なお、この場合、フリッ
プフロップ262が、所定のタイミングでセット/リセ
ットされるようにしておけば、「フィーバー」状態の途
中でタイマ267が更新されず、「フィーバー」状態が
終了後にタイマが更新されるようにできる。 所定入賞球数検出回路126は、可変入賞球装置4に入
賞したすべてのパチンコ球を検出するためのセンサ27
3を備え、このセンサの出力は、アンドゲート275を
介してカウンタ276に与えられる。カウンタ276で
は、センサからのパルスを計数する。そして、その出力
は、設定部274で設定された値と、比較回路277で
比較される。たとえば、設定部274に設定された数値
が「10」の場合、カウンタ276の出力が「10」に
なったときは比較回路277から出力が導出され、カウ
ンタ276はリセットされるとともに、その出力はイン
バータ278を介してトランジスタ281のベースに与
えられる。このため、トランジスタ281はオフし、そ
の結果、ソレノイド108は消勢される。また、カウン
タ276の出力は、数値情報表示回路234に与えら
れ、ディジタル表示部32(第2図参照)に表示され
る。 以上のようにして、可変入賞球装置4の開閉板が開成状
態で、タイマ267に定められる時間、たとえば30秒
が経過するか、あるいは、所定入賞球数検出回路126
が「10」個のパチンコ球を計数するかの早い方の出力
に基づいて、ソレノイド108が消勢され、「フィーバ
ー」状態が停止するようになっている。 このように、この発明の一実施例の制御回路は、ディス
クリートな回路によっても構成することができる。 なお、これら回路は、単に一例として示しただけで、設
計上の変形等は自由に行なうことができることを付言し
ておく。 第29図は、上述した実施例のように回転ドラム18
7,188,189によって可変表示部材を構成するの
ではなく、電気的に表示態様が変化されるディジタル表
示装置によって、可変表示部材を構成した場合の一実施
例の回路構成ブロック図である。 第29図を参照して、始動入賞球検出器43,44,4
5によって始動入賞球の入賞が検出されると、入賞記憶
回路301でその入賞が記憶され、出力がカウンタ駆動
回路303に与えられる。そして、カウンタ駆動回路3
03は、プリセットカウンタ305,306,307お
よびデコーダ308,309,310を介して、それぞ
れ、3つのディジタル可変表示器311,312,31
3の表示を変化させる。そして、所定時間経過後に、プ
リセットカウンタ305,306,307の出力が停止
し、この停止した出力によって、ディジタル可変表示器
311,312,313の表示が所定の態様で停止され
る。 プリセットカウンタ305,306,307の停止出力
は、判定回路314にも与えられ、判定回路でその組合
せが判断される。そして、「フィーバー」状態が判別さ
れたときは、タイマ315を介して、所定の時間可変入
賞球装置4の開閉板3を開成するために、駆動ソレノイ
ド108が付勢される。 可変入賞球装置4の開閉板3が開成中に、Vポケット装
置111によって、V入賞が検出されると、その出力は
タイマ回路318に与えられる。そして、所定時間経過
後その出力が導出され、さらに、引続いて、ソレノイド
108が付勢されることになる。 確率設定回路316および317は、プリセットカウン
タ305,306,307のプリセット値を調整して、
可変表示器311,312,313で表示される表示態
様の組合せ確率を設定するものである。すなわち、確率
設定回路316は、ディジタル可変表示器311,31
2,313の表示が、「7」が揃う確率を設定するもの
で、たとえば、1/300、1/200、1/100の
3つに変えることができるようにされている。また、確
率設定回路317は、そのような表示が、所定時間、た
とえば1日に、3回、4回、または5回のいずれかにな
るように設定する回路である。この回路を調整すること
により、ディジタル可変表示器311,312,313
によって得られる「フィーバー」状態の確率を変えるこ
とができ、営業面での操作が可能である。 また、前述した実施例と同様に、「フィーバー」状態に
は、効果音発生器256の出力が増幅器320を介して
スピーカに与えられるようになっている。 上述した実施例は、弾球遊技機の代表的な例として、パ
チンコ遊技機を取上げて説明したが、この発明の構成
は、パチンコ遊技機だけではなく、メタル遊技機や、ス
ロットゲームマシン等の、他の弾球遊技機に対しても簡
単な設計変更のみによって応用でき、それらの遊技機
も、この発明は対象として創作されていることを、念の
ために付言しておく。
【発明の効果】
以上のように、第1発明は、特定遊技状態の発生に伴っ
て第1の状態となった可変入賞球装置が、所定期間の経
過ばかりでなくその可変入賞球装置への所定個数の打玉
の入賞によっても第2の状態に変動する。その結果、遊
技者にしてみれば、その所定期間が経過して可変入賞球
装置の第1の状態が終了するまでになるべく多くの打玉
を可変入賞球装置内に入賞させたいという期間を切った
遊技状態となり、スリルに富んだ遊技を味わうことがで
きるばかりでなく、第1の状態の可変入賞球装置への打
玉の入賞上限個数を設定し、打球操作技術に優れた熟練
者のみに遊技価値の付与が集中してしまう不都合が極力
防止でき、遊技サービスの均一化が達成しやすくなる。
しかも、この特定遊技状態に伴う可変入賞球装置の第1
の状態が再度繰返して継続制御可能であるために、特定
遊技状態の発生に伴う遊技の醍醐味を繰返して遊技者に
提供することができ、遊技者に大きな満足感を提供する
ことができる。 一方、この発明に係る弾球遊技機の場合には、可変表示
装置が可変表示されている状態と可変停止後に特定遊技
状態が発生した状態と可変入賞球装置の第1の状態が再
度繰返される繰返し継続制御が行なわれる状態というよ
うに遊技状態が複数種類に変遷していくという複雑な遊
技制御が行なわれ、しかも、可変入賞球装置の第2の状
態への切換え条件に、所定期間の経過および打玉の所定
個数の入賞の2つの要素が関与しているために、遊技者
による切換え条件成立時期の目測が困難となり、遊技者
にしてみれば、遊技機の動きを把握しにくい状態とな
る。そこで、可変表示報知手段により可変表示装置が可
変表示中であることを報知するとともに、繰返し継続条
件報知手段により繰返し継続制御が行なわれる条件が成
立したことを報知し、さらに繰返し回数表示手段により
可変入賞球装置の第1の状態の繰返し回数に関する情報
を報知し、遊技機の遊技状態の変遷を容易にかつ正確に
遊技者に認識させ、遊技機が現在どのような遊技状態に
あるかを遊技者が容易に把握できるようにした。しか
も、可変入賞球装置の第2の状態への切換え条件の1つ
である入賞玉の個数を表示するようにしたために、遊技
者の切換え条件成立時期の目測が容易になり遊技の作戦
を遊技者が正しくかつ容易に立てることが可能になると
ともに、遊技者と遊技場との間で入賞個数をめぐるトラ
ブルを極力回避することができる。さらに、入賞個数を
表示したために、遊技場におけるいわゆる試し打ちを行
なう際に、遊技者を引きつけ注目の的となる第1の状態
の可変入賞球装置の入賞玉数が表示されるために、試し
打ちを行なっている作業者が可変入賞球装置への打玉の
入賞個数をいちいち数える必要がなく、試し打ちの際の
入賞個数の確認作業が容易になった。 第2発明は、特定遊技状態の発生に伴って第1の状態と
なった可変入賞球装置が、所定期間の経過ばかりでなく
可変入賞球装置への所定個数の打玉の入賞によっても第
2の状態に変動するために、遊技者にしてみれば、その
所定期間が経過して第1の状態が終了する以前になるべ
く多くの打玉を可変入賞球装置内に入賞させたいという
期間が切られた遊技状態となり、スリルに富んだ遊技を
味わうことができるばかりでなく、第1の状態の可変入
賞球装置への打玉の入賞上限個数を設定し、打球操作技
術に優れた熟練者のみに遊技価値の付与が集中してしま
う不都合が極力防止でき、遊技サービスの均一化が達成
しやすくなる。しかも、その特定遊技状態の発生に伴う
可変入賞球装置の第1の状態が繰返し継続可能であるた
めに、特定遊技状態の発生に伴う遊技の醍醐味を繰返し
て遊技者に味わわせることができ、遊技者に大きな満足
感を与えることが可能となる。さらに、遊技者に大きな
サービスを提供することになる可変入賞球装置の繰返し
継続制御が行なわれたその繰返し継続回数に関連する数
が計数手段により計数可能となる。また、可変表示装置
が、ランダムに選択されたデータに対応する期間だけ可
変表示された後停止制御されるために、停止時の表示結
果が極力ランダムなものとなり、そのランダムな表示結
果が予め定められた特定の識別情報になった場合に特定
遊技状態が発生して可変入賞球装置が第1の状態に駆動
制御されるために、打球操作技術に直接関係しないラン
ダムな可変表示装置の表示結果に基づいて特定遊技状態
が発生することになり、打球操作技術にそれほど優れて
いない初心者にも平等に特定遊技状態が発生する機会が
与えられ、遊技サービスの均一化をより一層行ないやす
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の制御回路構成ブロック
図であり、マイクロコンピュータを用いて構成した制御
回路図の一例を示すブロック図である。第2図は、この
発明の一実施例のパチンコ遊技機1の正面図である。第
3図は、パチンコ遊技機1の遊技盤裏面構造を説明する
ための背面図である。第4図は、パチンコ遊技機1の裏
面に設けられた機構板の構造を説明するための背面図で
ある。第5図は、この実施例に適用される可変入賞球装
置4の斜視図である。第6図は、可変入賞球装置4の分
解斜視図である。第7図は、可変入賞球装置の開閉板3
の駆動リンク機構を説明するための、一部切欠斜視図で
ある。第8図は、可変入賞球装置4の裏面側から見た斜
視図である。第9図は、可変入賞球装置が開成状態にお
いて、それを上から見た上面図である。第10図は、可
変入賞球装置が開成状態における正面図である。第11
図は、第9図の線XI−XIに沿う断面正面図である。
第12図は、第11図の円XIIで囲んだ部分の拡大図で
ある。第13図は、遊技板に取付けられた状態の可変入
賞球装置4の側断面図である。第14図は、可変入賞球
装置4が取付けられた部分の遊技盤を裏面側から見た斜
視図である。第15図は、可変入賞球装置へ入賞した入
賞球を検出する検出回路の基本回路図である。第16図
は、この実施例に用いられている入賞球計数器の具体的
な回路図である。第17図は、この実施例の可変表示装
置2に含まれているドラム状可変表示部材151の外観
斜視図である。第18図は、ドラム状可変表示部材15
1の内部構造を示す、透視斜視図である。第19図は、
ドラム省可変表示部材151の収納ボックスを除いた内
部構造を示す上面図である。第20図は、ドラム状可変
表示部材151の分解斜視図である。第21図は、遊技
盤5にドラム状可変表示部材151が取付けられた状態
における側断面図である。第22図は、回転ドラムの周
面に描かれる表示情報の一例を示す図である。第23
図,第24図ならびに第25A図および第25B図、回
転ドラムの組合せによって表示態様がどのように検出さ
れるかを説明するための図である。第26A図および第
26B図は、この発明の一実施例の動作を説明するため
のフロー図である。第27図および第28図は、この発
明の他の実施例の制御回路構成を示すブロック図であ
り、ディスクリートな回路で構成した場合の制御回路の
一例を示す。第29図は、可変表示部材をディジタル可
変表示器で構成した場合の、その制御回路構成の一例を
示すブロック図である。 図において、1はパチンコ遊技機、2は可変表示装置、
3は開閉板、4は可変入賞球装置、5は遊技盤、7,
8,9は始動入賞孔、43,44,45は始動入賞孔に
対応して設けられた検出スイッチ、71はベース板、7
2は開口、95,96は補強部材、108は駆動ソレノ
イド、111はVポケット装置、114,115はV入
賞集合樋、123,124は球寄せ樋、126は入賞球
計数器、141はフォトリフレクタ、142は変流突
起、151はドラム状可変表示部材、152は収納ボッ
クス、155は手動調整孔、167は受光器、170は
発光器、187,188,189は回転ドラム、221
はマイクロコンピュータ、31はドラム表示部、32は
ディジタル表示部、33はストップボタンを示す。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれ
    る弾球遊技機であって、 複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置と、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
    化可能な可変入賞球装置と、 該可変入賞球装置の第1の状態を再度繰返し継続させる
    ことを許容された特定領域を通過した通過球を検出する
    特定領域通過球検出手段と、 前記可変表示装置の可変停止時の表示結果が予め定めら
    れた特定の識別情報となった場合に特定遊技状態を発生
    させて前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動制御し、
    所定期間の経過または前記可変入賞球装置への打玉の所
    定個数の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立した場
    合に前記可変入賞球装置を第2の状態に変動制御し、前
    記特定領域通過球検出手段の検出出力に基づいて、前記
    第2の状態となっている可変入賞球装置を再度第1の状
    態に繰返し継続制御する駆動制御手段と、 前記可変入賞球装置の第1の状態への繰返し回数に関連
    する数を計数する計数手段と、 該計数手段の計数値に関する情報を表示する繰返し回数
    表示手段と、 前記可変表示装置が可変表示中であることを報知する可
    変表示報知手段と、 前記特定遊技状態が発生したことを報知する特定遊技状
    態報知手段と、 前記可変入賞球装置内に入賞した入賞玉の数に関する情
    報を表示する入賞玉数表示手段と、 前記特定領域通過球検出手段の検出出力が導出された時
    点で前記繰返し継続制御が行なわれる条件が成立したこ
    とを報知する繰返し継続条件報知手段とを含むことを特
    徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記可変入賞球装置は、 遊技盤面に取付けられ、遊技盤面と略同一平面となるベ
    ース板と、 前記ベース板の一部に形成された横長な開口と、 前記開口に嵌合され、前記ベース板と略同一平面となっ
    て前記開口を塞ぎ、前方に旋回して前記開口内に球体を
    導くように開く開閉板と、 前記ベース板の裏面側に、前記ベース板と所定の間隔を
    隔てて設けられる裏カバー板とを含み、 前記特定領域は、前記開口内奥の中央部に位置し、入賞
    した球体を検出するための球感知板が配置されていて、
    該球感知板の奥行きは前記遊技盤の厚さのほぼ範囲内に
    収まっており、さらに、 前記特定領域の真下に前記可変入賞球装置内に入賞した
    入賞球を検出する所定入賞球検出手段が設けられてい
    る、特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記所定入賞球検出手段は、前記可変入賞
    球装置のベース板と裏カバー板との間に設けられ、か
    つ、 前記可変入賞球装置のベース板と裏カバー板との間に
    は、前記開口よりも下方に、前記開口に入賞した球体を
    集めるための玉寄せ部材が備えられており、該玉寄せ部
    材の底面出口は、前記所定入賞球検出手段の上部に臨む
    ように配置されている、特許請求の範囲第2項記載の弾
    球遊技機。
  4. 【請求項4】前記可変入賞球装置のベース板前面の開口
    両側には、着色された透明樹脂材を含む部材によって、
    前記可変入賞球装置の前面側を飾る装飾部材と一体的に
    された入賞孔が形成されている、特許請求の範囲第2項
    または第3項記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記装飾部材の内側には、前記透明樹脂部
    材を通して、発光が見えるように設けられた電球が組込
    まれている、特許請求の範囲第4項記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】前記可変入賞球装置の開閉板には、両側端
    縁から後方に延びる補強部材が一体的に結合されてお
    り、前記開閉板開成時には、該補強部材の上辺は略水平
    となるようにされており、かつ、該補強部材の一方に
    は、前記駆動制御手段に従って前記可変入賞球装置を駆
    動する駆動手段と連結される作動ピンが一体的に設けら
    れている、特許請求の範囲第2項ないし第4項のいずれ
    かに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】前記補強部材の上辺は、互いに対向方向に
    向かって下がるように傾斜がつけられている、特許請求
    の範囲第6項記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】前記可変入賞球装置のベース板裏面で、前
    記所定入賞球検出手段が取付けられた位置よりも下方
    に、前記所定入賞球検出手段を経て落下する球体の流れ
    を、前記ベース板後方に変化させるための変流突起が、
    前記ベース板に一体的に形成されている、特許請求の範
    囲第2項ないし第5項のいずれかに記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】前記繰返し回数表示手段は、電気的に0〜
    9の表示が変化できる表示セグメントを含み、 前記計数値に関する情報は前記表示セグメントによって
    デジタル表示される、特許請求の範囲第1項記載の弾球
    遊技機。
  10. 【請求項10】前記入賞玉数表示手段で表示される入賞
    玉の数に関する情報は、前記表示セグメントによってデ
    ジタル表示されるようにされており、 前記計数値と前記入賞玉の数に関する情報は、所定のタ
    イミングで切換えて表示される、特許請求の範囲第9項
    記載の弾球遊技機。
  11. 【請求項11】遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
    れる弾球遊技機であって、 複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置と、 該可変表示装置を可変表示させた後停止制御する可変表
    示制御手段と、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
    化可能な可変入賞球装置と、 該可変入賞球装置の第1の状態を再度繰返し継続させる
    ことが許容された特定領域を通過した通過球を検出する
    特定領域通過球検出手段と、 前記可変表示装置の停止時の表示結果が予め定められた
    特定の識別情報になった場合に前記可変入賞球装置を第
    1の状態に駆動制御し、所定期間の経過または前記可変
    入賞装置への打玉の所定個数の入賞のうちいずれか早い
    方の条件が成立した場合に前記可変入賞球装置を第2の
    状態に変動制御し、前記特定領域通過球検出手段の検出
    出力に基づいて、前記第2の状態となっている可変入賞
    球装置を再度第1の状態に繰返し継続制御する駆動制御
    手段と、 前記可変入賞球装置の第1の状態が再度繰返し継続され
    た繰返し継続回数に関連する数を計数する計数手段とを
    含み、 前記可変表示制御手段は、 予め定められている複数のデータの中からランダムに1
    つのデータを選択するデータ選択手段と、 該データ選択手段により選択されたデータに対応する時
    間だけ前記可変表示装置を可変表示させた後停止させる
    ランダム表示制御を行なう可変ランダム制御手段とを含
    むことを特徴とする、弾球遊技機。
  12. 【請求項12】前記可変表示ランダム制御手段は、前記
    可変表示装置の表示変化開始に応答して計時を開始し、
    予め定める時間経過後に、前記ランダム表示制御を開始
    するタイマ手段をさらに含む、特許請求の範囲第11項
    記載の弾球遊技機。
  13. 【請求項13】前記可変表示ランダム制御手段は、前記
    弾球遊技機の前面所定位置に設けられ、手動操作される
    ことにより前記ランダム表示制御を開始する始動スイッ
    チング手段をさらに含む、特許請求の範囲第11項記載
    の弾球遊技機。
  14. 【請求項14】前記可変表示ランダム制御手段は、 タイマ手段および手動停止指令スイッチング手段をさら
    に含み、 前記タイマ手段で所定の時間が計測される間に前記手動
    停止指令スイッチング手段の出力があれば、その出力に
    基づいて前記ランダム表示制御を行ない、 前記タイマ手段が所定の時間の計測アップ出力を導出し
    たときには、その出力に基づいて前記ランダム表示制御
    を行なう、特許請求の範囲第11項記載の弾球遊技機。
  15. 【請求項15】前記ランダム表示制御手段は、 1つの基本となる基本時間用データと、互いに異なる複
    数の加算時間用データとが設定されており、 前記基本時間用データとランダムに選択された1つの加
    算時間用データとを加算し、その合計データに対応する
    時間だけ前記可変表示装置を可変表示させることを特徴
    とする、特許請求の範囲第11項ないし第13項のいず
    れかに記載の弾球遊技機。
  16. 【請求項16】前記可変表示装置は、複数種類の識別情
    報を可変表示可能な可変表示部を複数有し、 前記可変表示ランダム制御手段は、前記可変表示部の中
    の所定の可変表示部を停止させた後、任意の時間間隔
    で、残りの可変表示部を順次停止させる手段を含む、特
    許請求の範囲第11項ないし第15項のいずれかに記載
    の弾球遊技機。
  17. 【請求項17】前記可変表示装置は、 周面に識別情報が記載された複数の回転ドラムと、 該回転ドラムを保持する収納ボックスとを含み、 前記収納ボックスには、手動調整孔が設けられており、
    該手動調整孔には、該調整孔を覆うカバー部材が取付け
    られている、特許請求の範囲第11項記載の弾球遊技
    機。
  18. 【請求項18】前記可変表示装置は、電気的に表示が可
    変される表示セグメントを含む、特許請求の範囲第11
    項記載の弾球遊技機。
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