JPH0537372A - アナログ/デジタル変換装置 - Google Patents

アナログ/デジタル変換装置

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JPH0537372A
JPH0537372A JP19236891A JP19236891A JPH0537372A JP H0537372 A JPH0537372 A JP H0537372A JP 19236891 A JP19236891 A JP 19236891A JP 19236891 A JP19236891 A JP 19236891A JP H0537372 A JPH0537372 A JP H0537372A
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JP
Japan
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signal
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reference voltage
analog
analog input
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JP19236891A
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English (en)
Inventor
Masafumi Yamanoue
雅文 山之上
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な構成によりアナログ信号をデジタル信
号に変換する分解能を格段に向上することができるアナ
ログ/デジタル変換装置を提供することである。 【構成】 A/D変換素子19に設定される参照電圧V
r2をアナログ入力信号VAの最大幅に対応する電圧V
mに対して、 【数4】 【数3】 と定める。この状態でA/D変換素子19からの出力デ
ジタル信号を加減算器22、フリップフロップ回路24
およびデータバス23,25を有する回路構成によって
繰り返し加算あるいは減算の演算を行い、(n+α)ビ
ットのデジタル信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ信号をデジタ
ル信号に変換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、並列比較型の典型的なアナログ
/デジタル変換回路1のブロック図である。この従来例
では、アナログ信号VAを3ビットのデジタル信号a
0,a1,a2に変換する。したがって参照電圧Vrは
同一の抵抗値Rを要する8つの抵抗R1〜R8で分割さ
れ、各抵抗R1〜R8の各接続点の電位は7つの比較器
2の一方入力端子にそれぞれ入力される。各比較器2の
他方入力端子には、前記アナログ信号VAが共通に入力
される。各比較器2の出力は、隣接する比較器2の出力
同士が6つのAND回路3にそれぞれ入力される。各A
ND回路3の出力は3つのNAND回路4に図示のよう
にそれぞれ入力され、各NAND回路4の出力が前記3
ビットのデジタル信号a0〜a2として出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この並列比較型のアナ
ログ/デジタル回路1は、アナログ信号VAを比較器2
による比較動作と、AND回路3およびNAND回路4
による論理処理動作とによってデジタル信号に変換でき
るため高速処理を特徴とする。しかしながらこの従来例
では、デジタル信号の分解能を向上するために出力のビ
ット数を増大すると、ビット数nに対して比較器2がほ
ぼ2のn乗個必要となるため、構成が大型化しかつ複雑
になるという不具合を生じる。また多数の比較器2が必
要なるため回路構成における信号/雑音特性の改善が必
要となり、ノイズをキャンセルする回路構成が必要とな
る。この点においても構成が複雑になるという不具合を
生じる。
【0004】本発明の目的は、上述の技術的課題を解消
し、簡便な構成によりアナログ信号をデジタル信号に変
換する分解能を格段に向上することができるアナログ/
デジタル変換装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ入力
信号の予め定める微少期間における変化量を算出して変
化量信号を導出する変化量算出手段と、前記変化量信号
が入力され、前記アナログ入力信号の最大変化量に対応
する第1参照電圧Vr1に対し、前記変化量が最大値の
アナログ入力信号の最大変化量に対する比率1/K
【0006】
【数3】
【0007】に対応して定められる第2参照電圧Vr2
が入力され、第2参照電圧Vr2に基づいて変化量信号
をnビットのデジタル信号に変換する信号変換手段と、
信号変換手段からのnビットのデジタル信号を(n+
α)ビットの範囲で順次演算して出力する演算手段とを
含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換装置であ
る。
【0008】また本発明は、アナログ入力信号の予め定
める微少期間における変化量を算出して変化量信号を導
出する変化量算出手段と、前記変化量信号が入力され、
前記アナログ入力信号の最大変化量に対応する第1参照
電圧Vr1と、前記変化量の最大値のアナログ入力信号
の最大変化量に対する比率1/K
【0009】
【数3】
【0010】に対応して定められる第2参照電圧Vr2
とのいずれか一方が選ばれて入力され、第1参照電圧V
r1あるいは第2参照電圧Vr2のいずれかに基づい
て、前記アナログ入力信号あるいは変化量信号をnビッ
トのデジタル信号に変換する信号変換手段と、信号変換
手段からのnビットのデジタル信号を(n+α)ビット
の範囲で順次演算して出力する演算手段とを含むことを
特徴とするアナログ/デジタル変換装置である。
【0011】
【作用】本発明に従うアナログ/デジタル変換装置にお
いて、アナログ入力信号は変化量算出手段に入力され、
予め定める微少期間における変化量が算出され、変化量
信号が導出される。この変化量信号は、信号変換手段に
入力され、さらに前記アナログ入力信号の最大変化量に
対応する第1参照電圧Vr1に対し、前記変化量が最大
値のアナログ入力信号の最大変化量に対する比率1/K
【0012】
【数3】
【0013】に対応して定められる第2参照電圧Vr2
が入力される。信号変換手段は、この第2参照電圧Vr
2に基づいて変化量信号をnビットのデジタル信号に変
換する。信号変換手段からの前記微少期間毎のnビット
のデジタル信号は演算手段に入力され、微少期間毎のn
ビットのデジタル信号が(n+α)ビットの範囲で順次
演算される。ここで前記アナログ入力信号の予め定める
微少期間における変化量は、増大または減少のいずれか
であり、したがって変化量信号は正または負の符号を有
するものである。
【0014】このようにしてnビットの分解能を有する
信号変換手段を用い、しかも最終的なデジタル信号出力
として(n+α)ビットのデジタル信号を得ることがで
きる。これにより従来例で説明したように、デジタル信
号出力の分解能を増大するに際して、信号変換手段の回
路構成が大型化かつ複雑になる事態を防止することがで
き、構成の簡略化を図ることができる。しかもデジタル
信号出力の分解能を増大することができる。
【0015】また前記信号変換手段に前記変化量信号が
入力され、かつ前記アナログ入力信号の最大変化量に対
応する第1参照電圧Vr1が選ばれて、アナログ入力信
号がデジタル信号に変換され、この後、前記変化量が最
大値のアナログ入力信号の最大変化量に対する前記比率
1/Kに対応して定められる第2参照電圧Vr2が選択
されて入力され、この第2参照電圧Vr2に基づいて前
記変化量信号がデジタル信号に変換される。前記アナロ
グ入力信号が変換されたデジタル信号と、前記微少期間
毎に得られる変化量信号が変換されたデジタル信号と
は、前記演算手段によって(n+α)ビットの範囲で順
次演算される。
【0016】このような作用を行う信号変換手段を備え
るアナログ/デジタル変換装置においても、前述した作
用効果と同様な作用効果を達成することができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例のアナログ/デジタ
ル変換装置(以下、A/D変換装置と略す)11の内部
構成を示すブロック図であり、図2はA/D変換装置1
1のブロック図である。本実施例のA/D変換装置11
に入力されるアナログ入力信号VAは、増幅器12を介
して入力され、正の参照電圧Vr+は基準電圧Vccが
抵抗R11,12で分圧されて後述するような第2参照
電圧Vr2に定められる。負の参照電圧Vr- は接地電
位に接続される。またA/D変換装置11には、後述す
るような制御信号φSH,φCL,CK1,CK2,φ
ADが入力され、アナログ入力信号VAをn+αビット
のデジタル信号に変換するものである。
【0018】このようなA/D変換装置11には、アナ
ログ入力信号VAとサンプルホールド動作を行わせる動
作クロック信号φSHと初期化信号φCLとが入力さ
れ、動作クロック信号φSHに従ってサンプルホールド
動作を行うサンプルホールド回路13が備えられる。サ
ンプルホールド回路13の出力とアナログ入力信号VA
とは、比較回路14に入力されると共に、これらの差の
絶対値ΔVA
【0019】
【数1】
【0020】を演算する減算回路15とに入力される。
【0021】減算回路15からの演算信号ΔVAは、加
減算回路16と減算回路17とにそれぞれ入力される。
減算回路17には、前記参照電圧Vr2も併せて入力さ
れ、この演算結果はサンプルホールド回路18に入力さ
れ、その出力は前記加減算回路16に前記演算信号ΔV
Aと共に入力される。
【0022】前記参照電圧Vr2は、例として図5に示
したnビットのデジタル出力を行う構成を有する並列比
較型のアナログ/デジタル変換素子(以下、A/D変換
素子と略す)19に正の参照電圧Vr+ として入力さ
れ、A/D変換素子19でアナログ/デジタル変換処理
を行う際にオーバフローが発生した場合、A/D変換素
子19はオーバフロー制御信号OFをフリップフロップ
回路20に出力し、フリップフロップ回路20はクロッ
ク信号CK2でこのオーバフロー制御信号をラッチし
て、ラッチ出力を前記サンプルホールド回路18に初期
化信号として入力する。
【0023】A/D変換素子19からのnビットのデジ
タルデータD1〜Dnは、nビットのデータバス21を
介して加減算器22に入力され、加減算器22は後述す
る原理により(n+α)ビットのデジタル信号をデータ
バス23を介して(n+α)ビットのフリップフロップ
回路24に入力する。フリップフロップ回路24は、こ
のデジタルデータをクロック信号CK1でラッチし、初
期化信号φCLで初期化される動作を行う。この(n+
α)ビットのフリップフロップ回路24の出力は、A/
D変換装置11のデジタル出力S1〜Sn+αとして出
力されると共に、加減算器22に(n+α)ビットのデ
ータバス25を介して入力される。ここで加減算器22
が加算動作を行うか、あるいは減算動作を行うかの選択
は前記比較回路14から出力される加減算制御信号AM
が例としてハイレベルであるかローレベルであるかなど
に基づいて切換えられる。
【0024】図3は、本実施例の動作を説明するタイム
チャートである。図3を併せて参照して本実施例の動作
について説明する。例としてCCD(電荷結合素子)か
らの映像信号などのように連続した信号を想定する。図
3(2)に示されるようなこのようなアナログ入力信号
VAは、サンプルホールド回路13において図3(1)
で示す動作クロック信号φSHの時刻t1でサンプリン
グされ、そのときの信号レベルV1が出力される。この
出力信号V1は、比較回路14においてつぎのサンプリ
ングタイミングt2におけるアナログ入力信号VAの信
号レベルV2と比較される。
【0025】図3(2)の例では、時刻t1〜t2では
信号レベルは増大しており、したがって比較回路14は
例として信号レベルが正となる加減算制御信号AMを出
力し、加減算器22において後述するように加算演算を
行わせる。一方、減算回路15では、前記第1式に示す
演算が行われ、得られた演算信号ΔVAは、加減算回路
16に入力される。この加減算回路16において、サン
プルホールド回路18から信号が加算あるいは減算され
るのは、後述するようにA/D変換素子19においてオ
ーバフロー状態が発生した場合である。このオーバフロ
ー状態が発生しない場合には、加減算回路16では入力
される演算信号ΔVAに特段の信号が与えられず、その
ままの信号がA/D変換素子19への入力信号Vinと
して出力される。
【0026】A/D変換素子19では、参照電圧V
+,Vr-と動作クロック信号φADとに基づいてアナ
ログ入力信号Vinをnビットのデジタル信号に変換す
る。ここで、図3に示すアナログ入力信号VAの最大幅
が電圧Vmであると、従来では参照電圧Vr+ を第1参
照電圧であるこの電圧値に設定したが、本実施例ではA
/D変換素子19では、アナログ入力電圧VAの各サン
プルタイミング毎の変化分をアナログ/デジタル変換処
理するため、前記演算信号ΔVAが、
【0027】
【数2】
【0028】と定められるような定数Kを定め、かつ定
数Kを
【0029】
【数3】
【0030】
【数4】
【0031】となるように設定する。
【0032】従来技術の項で説明したように、並列比較
型のA/D変換素子19では、nビットのデジタル出力
を得ようとする場合、参照電圧Vr2は2の2乗個の電
圧幅に区分される。したがって1区分当たりの電圧Vd
は、
【0033】
【数5】
【0034】となる。ここで、第1参照電圧である電圧
Vmを第4式の電圧Vr2に置き換えると、前記1区分
当たりの電圧Vd′は、
【0035】
【数6】
【0036】となる。すなわち、A/D変換素子19の
参照電圧を前記第4式のように選んでも、入力されるア
ナログ入力信号Vinが前記第1式のように選ばれるの
で、参照電圧としては十分であり、しかも第6式に示さ
れるようにデジタル出力が(n+α)ビットであって
も、適正なデジタル変換が可能な区分となっている。
【0037】前記アナログ信号VinはA/D変換素子
19でnビットのデジタル信号D1〜Dnに変換され、
データバス21を介して加減算器22に入力される。加
減算器22では、前述したようにサンプリングタイミン
グ毎のアナログ入力信号VAの増減に対応して、比較回
路14からの加減算制御信号ANにより、フリップフロ
ップ回路24からの(n+α)ビットのデジタル信号と
加算または減算が行われる。この演算結果は、(n+
α)ビットのデータバス23を介してフリップフロップ
回路24に入力され、クロック信号CK1のタイミング
でデジタル出力S1〜S(n+α)が得られると共に、
この出力はデータバス25を介して前記加減算器22に
入力される。
【0038】前述したようにA/D変換素子19では、
デジタル出力のビット数が(n+α)ビットであっても
適正なデジタル変換を行うことができるように参照電圧
Vr2を設定しており、加減算器22、フリップフロッ
プ回路24およびデータバス23,25から成る回路構
成において、最大ビット数(n+α)ビットの範囲内で
加算または減算などの演算を行う。これによりA/D変
換装置11からは(n+α)ビットのデジタル信号S1
〜S(n+α)を得ることができる。
【0039】前記A/D変換素子19において、オーバ
フロー状態が発生すると、出力端子OFはたとえばハイ
レベルとなり、フリップフロップ回路20はクロック信
号CK2の動作タイミングでこの信号をラッチしてオー
バフロー制御信号OFとして、前記サンプルホールド回
路18に出力する。すなわち減算回路17では、
【0040】
【数7】
【0041】の演算が行われており、サンプルホールド
回路18は第7式の演算結果をサンプルホールドし、加
減算回路16に出力する。
【0042】したがって加減算回路16では、A/D変
換素子19でオーバフローとなる前記演算信号ΔVAか
ら参照電圧Vm/Kを除き、その差をつぎのサンプルタ
イミングでサンプルホールド回路13および減算回路1
5を経て出力される演算信号ΔVAに加算または減算し
て出力信号VinとしてA/D変換素子19に出力す
る。このようにして前記演算信号ΔVAのうち、参照電
圧Vr2を越えた部分の補正を行う。
【0043】以上のようにして本実施例では、デジタル
出力のビット数を増大してアナログ信号に対するA/D
変換装置11の分解能を向上しようとする場合であって
も、用いるA/D変換素子19は従来と同様なnビット
の構成でよく、従来技術で説明したように出力ビット数
をk倍使用しようとする際に、内部の比較器を2のk乗
の個数用いる必要が解消され、構成の簡略化と小型化と
を図ることができる。さらにこのような構成によって出
力ビット数を増大できるので前記分解能を格段に向上す
ることができる。
【0044】本実施例では、加減算回路22およびフリ
ップフロップ回路24を用いる繰り返しの加減算を行う
に際して、初期設定としてフリップフロップ回路24に
初期化信号φCLを入力して出力データが0から動作を
開始する。
【0045】図4は、本発明の他の実施例のA/D変換
装置11aの構成を示すブロック図である。本実施例
は、前述の実施例の実施例と類似し、対応する部分には
同一の参照符を付す。本実施例の注目すべき点は、A/
D変換素子19に入力される参照電圧を基準電圧Vcc
を抵抗R13〜R15で基本的に3つに区分し、前記第
1参照電圧Vmと前記第4式で示した第2参照電圧Vm
/Kとを発生させ、アナログスイッチなどから成る切換
回路26でいずれか一方の参照電圧を減算回路17に入
力するようにしている。
【0046】すなわちアナログ入力信号VAが前記実施
例のように、0クロス点からデジタル信号への変換を開
始できるとは限らず、このため第1回目のデジタル変換
では、切換回路26を第1参照電圧Vm側に切換え、ア
ナログ入力信号VA自身をA/D変換素子19でデジタ
ル信号に変換し、加減算器22とフリップフロップ回路
24とから成る回路で保持する。2回目以降は切換回路
26を第2参照電圧VmKに設定し、以下前述の実施例
における処理と同様な処理を行う。
【0047】このようにしても前述の実施例で述べた作
用効果と同様な作用効果を達成するものである。
【0048】また本実施例では、アナログ入力信号VA
に関するデジタル化処理の開始点を前記演算結果15の
出力が0以外の任意の値のタイミングから開始できる。
これにより本実施例は、前記実施例よりもさらに使用性
が向上している。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、アナログ
/デジタル変換装置において、アナログ入力信号は変化
量算出手段に入力され、予め定める微少期間における変
化量が算出され、変化量信号が導出される。この変化量
信号は、信号変換手段に入力され、さらに前記アナログ
入力信号の最大変化量に対応する第1参照電圧Vr1に
対し、前記変化量が最大値のアナログ入力信号の最大変
化量に対する比率1/Kに対応して定められる第2参照
電圧Vr2が入力される。信号変換手段は、この第2参
照電圧Vr2に基づいて変化量信号をnビットのデジタ
ル信号に変換する。信号変換手段からの前記微少期間毎
のnビットのデジタル信号は演算手段に入力され、微少
期間毎のnビットのデジタル信号が(n+α)ビットの
範囲で順次演算される。ここで前記アナログ入力信号の
予め定める微少期間における変化量は、増大または減少
のいずれかであり、したがって変化量信号は正または負
の符号を有するものである。
【0050】このようにしてnビットの分解能を有する
信号変換手段を用い、しかも最終的なデジタル信号出力
として(n+α)ビットのデジタル信号を得ることがで
きる。これにより従来例で説明したように、デジタル信
号出力の分解能を増大するに際して、信号変換手段の回
路構成が大型化かつ複雑になる事態を防止することがで
き、構成の簡略化を図ることができる。しかもデジタル
信号出力の分解能を増大することができる。
【0051】また前記信号変換手段に前記変化量信号が
入力され、かつ前記アナログ入力信号の最大変化量に対
応する第1参照電圧Vr1が選ばれて、アナログ入力信
号がデジタル信号に変換され、この後、前記変化量が最
大値のアナログ入力信号の最大変化量に対する比率1/
Kに対応して定められる第2参照電圧Vr2が選択され
て入力され、この第2参照電圧Vr2に基づいて前記変
化量信号がデジタル信号に変換される。前記アナログ入
力信号が変換されたデジタル信号と、前記微少期間毎に
得られる変化量信号が変換されたデジタル信号とは、前
記演算手段によって(n+α)ビットの範囲で順次演算
される。
【0052】このような作用を行う信号変換手段を備え
るアナログ/デジタル変換装置においても、前述した作
用効果と同様な作用効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のA/D変換装置11の内部
構成を示すブロック図である。
【図2】A/D変換装置11のブロック図である。
【図3】本実施例の動作を説明するタイミングチャート
である。
【図4】本発明の他の実施例のA/D変換装置11aの
内部構成を示すブロック図である。
【図5】従来例のアナログ/デジタル変換回路1の内部
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,11a A/D変換装置 14 比較回路 15,17 減算回路 16,22 加減算回路 13,18 サンプルホールド回路 20,24 フリップフロップ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号の予め定める微少期間
    における変化量を算出して変化量信号を導出する変化量
    算出手段と、 前記変化量信号が入力され、前記アナログ入力信号の最
    大変化量に対応する第1参照電圧Vr1に対し、前記変
    化量が最大値のアナログ入力信号の最大変化量に対する
    比率1/K 【数3】 に対応して定められる第2参照電圧Vr2が入力され、
    第2参照電圧Vr2に基づいて変化量信号をnビットの
    デジタル信号に変換する信号変換手段と、 信号変換手段からのnビットのデジタル信号を(n+
    α)ビットの範囲で順次演算して出力する演算手段とを
    含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換装置。
  2. 【請求項2】 アナログ入力信号の予め定める微少期間
    における変化量を算出して変化量信号を導出する変化量
    算出手段と、 前記変化量信号が入力され、前記アナログ入力信号の最
    大変化量に対応する第1参照電圧Vr1と、前記変化量
    の最大値のアナログ入力信号の最大変化量に対する比率
    1/K 【数3】 に対応して定められる第2参照電圧Vr2とのいずれか
    一方が選ばれて入力され、第1参照電圧Vr1あるいは
    第2参照電圧Vr2のいずれかに基づいて、前記アナロ
    グ入力信号あるいは変化量信号をnビットのデジタル信
    号に変換する信号変換手段と、 信号変換手段からのnビットのデジタル信号を(n+
    α)ビットの範囲で順次演算して出力する演算手段とを
    含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換装置。
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