JP3782911B2 - Adコンバータ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低ビットのサブADコンバータおよびサブDAコンバータを1つのブロックとし、それらブロックを複数個縦続接続したパイプライン型ADコンバータ回路と該回路に用いる抵抗ラダーの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、低ビットのサブADコンバータおよびサブDAコンバータを1つのブロックとし、それらブロックを複数個縦続接続したパイプライン型ADコンバータ回路技術が報告されている。たとえば、文献1 Lewis,S.H.,and Gray,P.R., "A Pipelined 5-Msample/s 9-bit Analog-to-Digital Converter," Proceeding of IEEE International Symposium on Circuits and Systems, pp.954-961, 1987にパイプライン型ADコンバータ回路が記載されている。
【0003】
従来のパイプライン型ADコンバータ回路の回路構成の例を図8に示す。また、各ブロックで用いられるサブADコンバータ回路の構成の例を図9に示す。さらに、サブADコンバータ回路の参照電圧用抵抗ラダーの従来の構成の例を図10に示す。この例では2ビット(4分割)のサブADコンバータ回路を示す。
図8においてADコンバータ回路入力端子17から入力された信号vin(図11(a))はサンプルアンドホールド回路1を経た後に、1段目のサブADコンバータ回路1と1段目のマルチプライイングDAコンバータ回路(以下MDACと略す)14に入力される。サブADコンバータ回路1に入力された信号は図9に示すようにサブADコンバータ回路入力端子33からコンパレータ21、22、23の一方の入力端子に送られる。
【0004】
一方、図10に示す抵抗ラダー回路において作られた参照電圧60、61、62は、サブADコンバータ回路参照電圧入力端子34、35、36を通して、コンパレータ21、22、23の反転入力端子に入力される。図10において等しい抵抗値をもつ抵抗27、28、29、30によって基準電圧端子31、32の間の電圧を4つに等分割することにより、参照電圧60、61、62を発生している。
【0005】
また、図10に示す抵抗ラダー回路は各段のサブADコンバータ回路1、2、3、4で共通で用いられる。図6において、コンパレータ21、22、23のそれぞれはサブADコンバータ回路信号入力端子33の電位とそれぞれのコンパレータに該当するサブADコンバータ回路参照電圧入力端子34、35、36の電位を比較した後に、その出力をエンコーダ24に入力する。エンコーダ24の出力はラッチ25、26を介した後に、サブADコンバータ回路出力端子37、38から出力される。
【0006】
この出力は図8のサブDAコンバータ回路5に入力されて、2ビットのデジタルデータと等価のアナログ電圧に変換された後に加算回路11においてサンプルアンドホールド回路39の出力信号から引き算される。加算回路11の出力は増幅回路8において2倍に増幅されて、MDAC出力端子18から2段目のサブADコンバータ回路2と2段目のMDAC15に入力される。MDAC出力端子18における信号波形vout1は図11(b)に示される。
【0007】
MDAC出力端子18から2段目のサブADコンバータ回路2と2段目のMDAC15に入力された信号は、1段目と同様の手順で処理されて、3段目のサブADコンバータ回路3と3段目のMDAC16に入力される。MDAC出力端子19における信号波形vout2は図11(c)に示される。V1とV2の間、V2とV3の間が2等分されているのは、前段のMDAC14の増幅回路8の利得が2倍であるためである。このとき図11(b)に示されるvout1ののこぎり波の変化点と図11(c)に示されるvout2ののこぎり波の変化点はちょうど重なっていることに注意したい。
【0008】
MDAC出力端子19から3段目のサブADコンバータ回路3と3段目のMDAC16に入力された信号は、1段目と同様の手順で処理されて、4段目のサブADコンバータ回路4に入力される。MDAC出力端子20における信号波形vout3は図11(d)に示される。このとき図11(b)に示されるvout1ののこぎり波の変化点と図11(c)に示されるvout2ののこぎり波の変化点と図11(d)に示されるvout3ののこぎり波の変化点はすべて重なっていることに注意したい。
【0009】
各段のサブADコンバータ回路1、2、3、4の出力はデジタル補正回路52を経た後に、本ADコンバータ回路の出力として取り出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来のパイプライン型ADコンバータ回路では、各段のサブADコンバータ回路に用いられる参照電圧が等しいため、1段目のサブADコンバータ回路の出力が変化したときに、すべての段のサブADコンバータ回路の出力が一斉に変化する。従って、図11に示すように各段のMDAC出力が一斉に大きく変化し、各段におけるDNL誤差が加算されるという欠点を有していた。
【0011】
ここで、MDAC出力が大きく変化するときになぜ、大きなDNL誤差が生じるかについて述べる。従来、デジタル入力に相当するアナログ電圧を入力電圧から引き算した電圧を出力するMDAC技術が報告されている。たとえば、文献2 Ahn, G., Choi, H, Lim, S., Lee, S., and Lee,C., "A 12-b, 10-MHz, 250-mW CMOS A/D Converter," IEEE Journal of Solid-State Circuits, pp. 2030-2035, 1996にMDACの回路例が記載されている。一般的な2ビットのMDACの回路構成例を図13に示す。この回路の動作は次に示すようになる。この2ビットのMDAC回路は2つのクロックフェーズ1、2で動作する。まずクロックフェーズ1において、オペアンプ73の反転入力端子と出力端子はスイッチ74によって短絡され、反転入力端子の電圧は非反転入力端子の電圧、すなわちグランド(GND)レベルにほぼ等しくなる。(これを通常仮想接地と呼んでいる。)
また、容量70、71、72はアナログ入力電圧とオペアンプの反転入力端子の間に接続されて、アナログ入力電圧がサンプルされる。次にクロックフェーズ2において、オペアンプ73の反転入力端子と出力端子の間のスイッチはオフする。また容量72の2つの端子のうち、オペアンプ73の反転入力端子に接続されていない側の端子は、スイッチ77によってオペアンプ73の出力に接続される。容量70の2つの端子のうち、オペアンプ73の反転入力端子に接続されていない側の端子は、MDACのデジタル入力のMSBビットによってコントロールされたスイッチ75によって、VrefもしくはGNDに接続される。例えば、MDACのデジタル入力のMSBビットが1のときはVrefに接続され、 MDACのデジタル入力のMSBビットが0のときはGNDに接続される。また、容量71の2つの端子のうち、オペアンプの反転入力端子に接続されていない側の端子は、MDACのデジタル入力のLSBビットによってコントロールされたスイッチ76によって、VrefもしくはGNDに接続される。
【0012】
例えば、MDACのデジタル入力のLSBビットが1のときはVrefに接続され、 MDACのデジタル入力のLSBビットが0のときはGNDに接続される。このときMDACの出力電圧Voutは、次の式で求められる。
Vout=Vin + 2(Vin−b1・Vref)+(Vin−b0・Vref)
ここで、b1、b0はそれぞれMDACのデジタル入力のMSBビット、LSBビットを表す。またオペアンプ73のオープンループゲインは無限大であると仮定している。
【0013】
このように負帰還をかけてオペアンプの反転入力端子を仮想接地としている回路では、出力端子における電圧を、反転入力端子の電圧(仮想接地)を基準にして得ている。従って、反転入力端子の電圧が図13の例ではGNDレベルからずれるほど、出力端子における誤差は大きくなる。実際の回路では、オペアンプのオープンループゲインは有限の値であり、出力端子の電圧をオペアンプのオープンループゲインで割った値に相当する電圧変動が反転入力端子において生じている。従って、オペアンプの出力端子の電圧変動が大きいほど、出力端子における誤差が大きくなる。とくにそれはオペアンプのオープンループゲインが小さいほど顕著になる。
【0014】
各段において、サブADコンバータ回路の出力が変化するときにMDACの出力電圧が大きく変化する。このとき、 MDAC出力におけるDNL誤差が最も大きくなる。そして図8のように構成された従来のADコンバータ回路では、各段のサブADコンバータ回路に用いられる参照電圧が等しいため、1段目のサブADコンバータ回路の出力が変化したときに、すべての段のサブADコンバータ回路の出力が一斉に変化する。従って、MDACの出力電圧も同じタイミングで変化する。
【0015】
例えば、図11(b)において、出力電圧vout1が大きく変化するタイミング(点線で示す)で、MDACに用いられるオペアンプのオープンループゲインが小さいために0.8LSBの微分非直線性誤差(以下DNL誤差と略す)を生じたとする。図11(c)に示すように出力電圧vout2も同じタイミングで大きく変化する。仮に、出力電圧vout2において出力が大きく変化したことで生じた誤差の電圧の大きさがvout1のときと等しいとし、さらに仮に、増幅回路8の増幅度が2であるとすると、2段目のMDAC15単体で生じたDNL誤差は、1段目のMDAC14単体で生じたDNL誤差の半分の0.4LSBとなる。従って、出力電圧vout2におけるDNL誤差は、1段目のMDAC14単体で生じたDNL誤差0.8LSBと2段目のMDAC15単体で生じたDNL誤差0.4LSBが加算されて1.2LSBとなる。
【0016】
同様に、出力電圧vout3において出力が大きく変化したことで生じた誤差の電圧の大きさがvout1のときと等しいとし、増幅回路9の増幅度が2であるとすると、3段目のMDAC16単体で生じたDNL誤差は、1段目のMDAC14単体で生じたDNL誤差の1/4の0.2LSBとなる。従って、出力電圧vout3におけるDNL誤差は、1段目のMDAC14単体で生じたDNL誤差0.8LSBと2段目のMDAC15単体で生じたDNL誤差0.4LSBに3段目のMDAC16単体で生じたDNL誤差0.2LSBが加算されて1.4LSBとなる。
【0017】
このように、1段目のサブADコンバータ出力が変化するときは各段のMDAC出力が一斉に大きく変化して、各段でのDNL誤差が加算されるという問題点があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、この発明は、サブADコンバータにおけるコンパレータの参照電圧に用いる抵抗ラダー回路において、抵抗ラダーの総抵抗値を支配する本抵抗のほかに、本抵抗の半分以下の抵抗値を持つ補助抵抗を用いることにより、サブADコンバータ回路の入出力特性にオフセットをつくり、2段目以降のサブADコンバータにおいて、入出力特性にずれが生じるような構成とした。
【0019】
上記のように構成されたADコンバータ回路では、1段目のサブADコンバータ回路の出力が変化するタイミングと、2段目以降のサブADコンバータ回路の出力が変化するタイミングにずれが生じる。従って、1段目のMDAC出力が大きく変化するタイミングと2段目以降のMDACの出力が大きく変化するタイミングにずれが生じるため、各段でのDNL誤差が加算されない。従って、回路全体におけるDNL誤差は1段目のMDACのDNL誤差でほぼ律束されるため、従来技術に比べてDNL誤差を減少することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明は、1段目サブADコンバータと2段目以降のサブADコンバータで、入出力特性にオフセットが生じるようにするために、抵抗ラダー回路において、抵抗ラダーの総抵抗値を支配する本抵抗のほかに、本抵抗の半分以下の抵抗値を持つ補助抵抗を用いることにより、サブADコンバータ回路の入出力特性にオフセットを持たせるようにした。
【0021】
上記のように構成された抵抗ラダーをもちいたサブADコンバータ回路では、1段目のサブADコンバータ回路と2段目のサブADコンバータ回路で入出力特性にオフセットが生じ、1段目のMDACの出力が大きく変化するタイミングと2段目以降のMDACの出力が大きく変化するタイミングがずれる。従って、2段目以降のMDAC単体で生じたDNL誤差が1段目のMDACで生じたDNL誤差に加算されることがなく、通常のパイプライン型ADコンバータ回路に比べて、DNL誤差を減少することができる。
【0022】
【実施例】
以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。図7はこの発明によるパイプライン型ADコンバータ回路の構成図の一例である。また、図1は、この発明によるサブADコンバータ回路のコンパレータの参照電圧作成のために用いる抵抗ラダー回路の構成図の一例である。この抵抗ラダー回路は各段のサブADコンバータ回路1、2、3、4で共通である。本抵抗40、41、42、43と補助抵抗44、45、46、47が交互に接続されている。
【0023】
各(本)抵抗40、41、42、43は、それぞれ実質的に同じ抵抗値である。また、各補助抵抗44、45、46、47もそれぞれ実質的に同じ抵抗値である。更に、補助抵抗44、45、46、47の抵抗値は本抵抗40、41、42、43の抵抗値の半分以下にする。それは、補助抵抗44、45、46、47の抵抗値は本抵抗の抵抗値の半分以上にすると、この段におけるサブADコンバータ回路の誤差が1ビットを超えてしまい、後の段でデジタル補正回路を用いてこの誤差を補正するのが困難になるためである。実用的な補助抵抗44、45、46、47の値は本抵抗40、41、42、43の値に対して、1/10〜1/20程度である。1/10以上であると、後段でデジタル補正する事が困難であり、1/20以下であると、1段目と2段目のMDACの重なりが生じ、誤差が出る。つまり、本願発明の目的を達成することができない。
【0024】
この例では、本抵抗R1=460Ω、R2=40Ωとしている。上側の基準電圧を3.0V、下側の基準電圧を1.0Vとしたときの各参照電圧の値を図12に示す。
参照電圧60、61、62は、上側の基準電圧と下側の基準電圧の間の電圧を4等分して得られた電圧で、それぞれ2.5V、2.0V、1.5Vとなる。これらは1段目のサブADコンバータ回路のコンパレータの参照電圧として用いる。一方参照電圧63、64、65は参照電圧60、61、62から補助抵抗の分だけオフセットを生じており、それぞれ2.54V、2.04V、1.54Vとなる。これらを2段目以降のサブADコンバータ回路のコンパレータの参照電圧として用いる。
【0025】
こうすることにより、サブADコンバータ回路の出力が変化するタイミングにオフセットが生じるため、各段のMDACの出力電圧は図4に示されるようになる。2段目以降の参照電圧63、63、65と1段目の参照電圧60、61、62とで生じているオフセットの分だけ、1段目と2段目以降のMDACの出力電圧が大きく変わるタイミングをずらすことができる。ただしこの場合、2段目と3段目のMDACの出力電圧が大きく変わるタイミングは一致しているため、2段目のMDACの出力電圧が大きく変化する点におけるDNL誤差と3段目のMDACの出力電圧が大きく変化する点におけるDNL誤差は加算される。しかしながら、これらDNL誤差の和は1段目のMDACの出力電圧が大きく変化する点におけるDNL誤差よりも通常小さいため、問題にならない。
【0026】
従って、 ADコンバータ全体でのDNL誤差を、1段目のMDACで生じたDNL誤差の程度に保つことができる。
また図2は、この発明によるサブADコンバータ回路のコンパレータの参照電圧作成のために用いる抵抗ラダー回路の他の構成図の一例である。この抵抗ラダー回路は各段のサブADコンバータ回路1、2、3、4で共通である。図1の回路にさらに、補助抵抗48、49、50、51が加わって接続されている。 つまり、本抵抗ひとつに対して、本抵抗の半分以下の抵抗値をもつ補助抵抗2つをセットにして用いることによって、1段目と2段目の入出力特性にオフセットが生じるだけでなく、2段目と3段目の入出力特性あるいはそれ以降の段における入出力特性にもオフセットを生じさせることができ、さらに効果的である。
【0027】
参照電圧60、61、62は1段目のサブADコンバータ回路のコンパレータの参照電圧として用いる。一方参照電圧63、64、65は2段目のサブADコンバータ回路のコンパレータの参照電圧として用いる。また、参照電圧66、67、68は3段目のサブADコンバータ回路のコンパレータの参照電圧として用いる。こうすることにより、各段のMDACの出力電圧は図5に示されるようになり、1段目、2段目、3段目のMDACの出力電圧が大きく変わるタイミングをすべてずらすことができる。従って、各段でMDAC出力のDNL誤差がもっとも大きくなるタイミングがずれるため、ADコンバータ全体でのDNLを1段目のMDACで生じたDNL誤差の程度に保つことができる。
【0028】
本実施例では、3つのMDACを縦続接続するパイプライン構成について説明したが、本発明はこれに限るわけではなく、2つ以上のMDACを用いる場合に、応用することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明の回路方式では、各段のMDAC出力が大きく変化するタイミングにずれを生じるため、各段でのDNL誤差が加算されない。従って、ADコンバータ回路全体のDNL誤差を1段目で生じるDNL誤差のレベルに保つすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の抵抗ラダー回路の構成図である。
【図2】図2は、本発明の他の抵抗ラダー回路の構成図である。
【図3】図3は、本発明の他の抵抗ラダー回路の構成図である。
【図4】図4は、本発明の抵抗ラダー回路を用いたパイプライン型ADコンバータ回路における各段のMDACの出力電圧とADコンバータ回路への入力電圧を示すタイムチャートである。
【図5】図5は、本発明の他の抵抗ラダー回路を用いたパイプライン型ADコンバータ回路における各段のMDACの出力電圧とADコンバータ回路への入力電圧を示すタイムチャートである。
【図6】図6は、本発明の他の抵抗ラダー回路を用いたパイプライン型ADコンバータ回路における各段のMDACの出力電圧とADコンバータ回路への入力電圧を示すタイムチャートである。
【図7】図7は、本発明のパイプライン型ADコンバータ回路の構成図である。
【図8】図8は、従来のパイプライン型ADコンバータ回路の構成図である。
【図9】図9は、パイプライン型ADコンバータ回路に用いられるサブADコンバータ回路の構成図である。
【図10】図10は、従来の抵抗ラダー回路の構成図である。
【図11】図11は、従来の抵抗ラダー回路を用いたパイプライン型ADコンバータ回路における各段のMDACの出力電圧とADコンバータ回路への入力電圧を示すタイムチャートである。
【図12】図12は、本発明の抵抗ラダー回路を用いたときの基準電圧と参照電圧の一例を示す
【図13】図13は、MDAC回路の一例を示す。
【符号の説明】
1、2、3、4 サブADコンバータ回路
5、6、7 サブDAコンバータ回路
8、9、10 増幅回路
11、12、13 加算回路
14、15、16 マルチプライイングDAコンバータ回路(MDAC)
17 ADコンバータ回路入力端子
18、19、20 MDAC出力端子
21、22、23 コンパレータ
24 エンコーダ
25、26 ラッチ
27、28、29、30 抵抗
31、32 基準電圧端子
33 サブADコンバータ回路信号入力端子
34、35、36 サブADコンバータ回路参照電圧入力端子
37、38 サブADコンバータ回路出力端子
39 サンプルアンドホールド回路
40、41、42、43 本抵抗
44、45、46、47、48、49、50、51 補助抵抗
52 デジタル補正回路
60、 61、62、63、64、65、66、67、68 参照電圧
70、71、72 容量
73 オペアンプ
74、 75、76、77、78、79 スイッチ
80 抵抗ラダー回路

Claims (2)

  1. サブADコンバータと、マルチプライイングDAコンバータとからなるサブADコンバータブロックを複数段接続し、さらに前記サブADコンバータに参照電圧を与えるために、2つの基準電圧端子の間に接続され、複数の抵抗器を直列に接続した抵抗ラダー回路とを用いて構成したパイプライン型ADコンバータ回路において、
    前記抵抗ラダー回路は、前記2つの基準電圧端子間に、同一の抵抗値である複数の抵抗と、前記抵抗の半分以下で同一の抵抗値を持った補助抵抗を交互に接続し、前記抵抗と前記補助抵抗との接続点より前記参照電圧を得るように構成したことを特徴とするADコンバータ回路。
  2. サブADコンバータと、マルチプライイングDAコンバータとからなるサブADコンバータブロックを複数段接続し、さらに前記サブADコンバータに参照電圧を与えるために、2つの基準電圧端子の間に接続され、複数の抵抗器を直列に接続した抵抗ラダー回路とを用いて構成したパイプライン型ADコンバータ回路において、
    前記抵抗ラダー回路は、抵抗と前記抵抗の半分以下で同一の抵抗値を持った補助抵抗を前記抵抗の両端にそれぞれ一つずつ接続した抵抗群と、前記抵抗群を前記2つの基準電圧端子の間に複数個接続し、該抵抗の接続点より前記参照電圧を得るように構成したことを特徴とするADコンバータ回路。
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