JPH0534851A - ハロゲン化銀乳剤及びその製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤及びその製造方法

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JPH0534851A
JPH0534851A JP3341164A JP34116491A JPH0534851A JP H0534851 A JPH0534851 A JP H0534851A JP 3341164 A JP3341164 A JP 3341164A JP 34116491 A JP34116491 A JP 34116491A JP H0534851 A JPH0534851 A JP H0534851A
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JP
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emulsion
silver halide
average
seed emulsion
grain size
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JP3341164A
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Shinichi Yamamoto
伸一 山本
Toshihiko Yagi
敏彦 八木
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/015Apparatus or processes for the preparation of emulsions

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に小粒径で高アスペクト比の単分散性双
晶ハロゲン化銀乳剤及び該乳剤の製造方法を提供するこ
と、第2に該乳剤を製造するに際して低分子量ゼラチン
を用いずに製造する方法を提供することである。 【構成】 平均粒径が0.25μm以下であって、{100}面
を50%未満有する双晶粒子もしくは球型双晶粒子から主
として成るハロゲン化銀種乳剤を用いる。なお、好まし
い態様は、(a)核発生工程、(b)オストワルド熟成工程、
(c)成長工程を有する主として双晶から成るハロゲン化
銀乳剤の製造方法であって、該核発生工程の平均温度よ
り低い温度でオストワルド熟成工程が行われるハロゲン
化銀乳剤の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀乳剤及びそ
の製造方法に関し、詳しくは小粒径で高アスペクト比の
単分散性双晶ハロゲン化銀乳剤及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【発明の背景】近年、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、単に感光材料ともいう)の高画質化と省資源のため
の低銀量化は急速な勢いで進んでいる。このような要請
に応えるべく、ハロゲン化銀乳剤及び乳剤製造方法の観
点よりハロゲン化銀の小粒径化、高アスペクト比化、単
分散性双晶の使用等、様々な研究がなされてきた。
【0003】高アスペクト比のハロゲン化銀粒子に関す
る技術については、特開昭58-113926号、同58-113927
号、同58-113928号、同62-163046号等に開示されてい
る。これらの特許に開示されているハロゲン化銀粒子
は、アスペクト比が8以上の平板状粒子である。
【0004】ここで言うアスペクト比とは、2枚以上の
平行な双晶面を有する双晶粒子において、双晶面と垂直
な方向から撮影した粒子の電子顕微鏡写真から測定した
円換算直径と平行な二つの粒子外表面の間隔(厚さ)と
の比で示される。
【0005】ハロゲン化銀粒子の高アスペクト比化の利
点の一つとしては、8面体、14面体あるいは6面体など
のいわゆる正常晶ハロゲン化銀粒子と較べて体積当たり
の表面積が大きく、従ってハロゲン化銀粒子表面に、よ
り多くの増感色素を吸着させることができ、一層の高感
度化を図れる等である。
【0006】感光材料の高画質化と低銀量化のために
は、ハロゲン化銀粒子の小粒径化が必要である。ここで
言う粒径とは、粒子の投影像を同面積の円像に換算した
ときの直径である。しかしながら、前述の製造法では高
アスペクト比のハロゲン化銀粒子は得られるが、小粒径
で単分散性の高いハロゲン化銀粒子は得られなかった。
【0007】これまで単分散性双晶乳剤を開示した特許
としては、特開昭61-6643号、同61-14636号がある。こ
こで開示されている技術は、核発生後オストワルド熟成
を行って単分散性の球型双晶乳剤を得、これを種乳剤と
して更に成長させることにより単分散性の双晶乳剤を製
造するものである。このようにして得られた単分散性双
晶乳剤は、大粒子と小粒子の混在した多分散乳剤と比較
して、容易に最適な化学増感を行うことができる等の利
点がある。
【0008】しかしながら、これらの種乳剤を用いた場
合、単分散性の高いハロゲン化銀粒子は得られるもの
の、小粒径で高アスペクト比のハロゲン化銀粒子は得ら
れなかった。
【0009】一方、上記以外に、核発生後にオストワル
ド熟成工程を設けた単分散性双晶乳剤を製造する類似の
技術として、特開平1-158426号、同1-213637号、同2-83
8号等がある。これらは核発生時に低分子量ゼラチンを
用いるものである。しかしながら、低分子量ゼラチン
は、保護コロイド性が悪く粒子が凝集してしまう原因と
なり、生産安定性に欠点があった。又、通常ハロゲン化
銀写真乳剤の調製に用いるゼラチンよりもコストが高く
なる欠点も有していた。
【0010】特開平2-28638号の実施例1では、30℃で
核発生後、65℃に温度を上げて熟成を行い、平均粒径0.
52μm、平均アスペクト比9.5の小粒径で高アスペクト比
の双晶ハロゲン化銀乳剤が開示されているが、この乳剤
の変動係数は30%と高い。
【0011】又、本発明者らは、ここで開示されている
様に核発生温度よりも高い温度でオストワルド熟成を行
ったが、前記特開昭61-6643号の様な単分散性の球型双
晶乳剤は得られず、種乳剤は大粒径化し単分散性の双晶
乳剤は得られなかった。
【0012】
【発明の目的】従って本発明の第1の目的は、小粒径で
高アスペクト比の単分散性双晶ハロゲン化銀乳剤及びそ
の単分散性双晶ハロゲン化銀乳剤の製造方法を提供する
ことにあり、第2の目的は、該乳剤を製造するためのハ
ロゲン化銀種乳剤を低分子量ゼラチンを用いずに製造す
る方法を提供することにある。
【0013】
【発明の構成】本発明の上記目的は、平均粒径が0.25μ
m以下であって、{100}面を50%未満有する双晶粒子もし
くは球型双晶粒子から主として成るハロゲン化銀種乳剤
を用いることにより達成された。
【0014】なお、上記種乳剤を製造するに際し、(a)
核発生工程、(b)オストワルド熟成工程を有し、該核発
生工程の平均温度より低い温度でオストワルド熟成工程
が行われることが望ましい。
【0015】更に(a)核発生工程、(b)オストワルド熟成
工程、(c)成長工程を有する主として双晶から成るハロ
ゲン化銀乳剤の製造方法であって、該核発生工程の平均
温度より低い温度でオストワルド熟成工程が行われるハ
ロゲン化銀乳剤の製造方法は好ましい態様である。
【0016】以下、本発明を詳しく説明する。
【0017】本発明における平均粒径とは、粒径diを有
する粒子の頻度niとdi 3の積が最大になるときの粒径di
と定義する。(有効数字3桁、最小桁数字は4捨5入す
る) 粒径は、例えば該粒子を平らな試料台上に重ならないよ
うに分散させ、電子顕微鏡で1〜5万倍に拡大して撮影
し、そのプリント上の粒子直径又は投影時の面積を実測
することによって得ることができる。(測定粒子個数は
無差別に1000個以上あることとする) ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は算術平均とする。平均粒径=Σdini/Σni 本発明のハロゲン化銀種乳剤の平均粒径は0.01〜0.25μ
mであることが好ましく、より好ましくは0.03〜0.20μ
m、特に好ましくは0.05〜0.15μmである。
【0018】本発明のハロゲン化銀種乳剤は臭化銀が好
ましく、本発明の効果を損なわない範囲で沃化銀、塩化
銀を含有してもよい。
【0019】双晶とは一つの粒子内に一つ以上の双晶面
を有するハロゲン化銀結晶を意味するが、双晶の形態の
分類はクラインとモイザーによる報文「Phtographische
Korrespondenz」 99巻,99頁、同100巻,57頁に詳しく述
べられている。
【0020】双晶の二つ以上の双晶面は互いに平行であ
っても平行でなくてもよい。又、結晶の外壁は{111}
面から成るもの、{100}面から成るもの、あるいは両
方の面から成るものであってもよい。
【0021】本発明のハロゲン化銀乳剤は、{100}面
を50%未満有する双晶粒子から主として成るもの、球形
双晶粒子から主として成るもののいずれでもよい。
【0022】本発明で言う{100}面を50%未満有する
双晶粒子とは、粒子外表面の50%未満が{100}面であ
れば、残りは如何なる面であってもよく、例えば{11
1}面等であることを示し、6面体、14面体等が丸みを
帯びた粒子も含まれる。
【0023】又、球型双晶粒子とは、電子顕微鏡写真で
ハロゲン化銀粒子を観察した場合に、{111}面あるい
は{100}面等の面が接する結晶の稜線が丸みを帯びて
おり、かつ粒子内の重心附近の一点が互いに直交する3
次元軸を設定した場合、相対する粒子平面で切り取られ
る縦、横及び高さ方向軸片の内の最長片長さLと最短片
長さlとの比C=L/lが1.0〜2.0、好ましくは1.0〜
1.5にある粒子を言う。特に好ましくは結晶の{111}面
あるいは{100}面が判別できない程度に丸みを帯びて
いることである。
【0024】本発明において、{100}面を有する双晶
粒子もしくは球型双晶粒子から主として成るとは、粒子
全体に占める該双晶粒子の比率が個数にして60%以上、
好ましくは80%以上、特に好ましくは95〜100%である
ことを言う。
【0025】ハロゲン化銀粒子面比率の詳細な測定方法
は、谷忠昭著「色素の吸着現象を利用した写真乳剤中の
ハロゲン化銀微粒子の晶相の同定」日本化学会誌6,942
〜946(1984)に記載された方法によって求めることが
できる。
【0026】又、該双晶粒子は単分散であることが好ま
しい。ここに単分散であるとは、粒径の変動係数(粒径
の標準偏差/平均粒径×100)が25%以下であり、好ま
しくは20%以下、特に好ましくは15%以下である。
【0027】次に本発明のハロゲン化銀種乳剤(以下、
単に本発明の種乳剤と称す)及びハロゲン化銀乳剤の製
造方法について説明する。
【0028】本発明の種乳剤は、(a)核発生工程、(b)オ
ストワルド熟成工程を有する主として双晶から成るハロ
ゲン化銀種乳剤の製造方法であって、該核発生工程の平
均温度より低い温度でオストワルド熟成工程が行われる
ことを特徴とするハロゲン化銀種乳剤の製造方法によっ
て得ることができる。又、本発明のハロゲン化銀乳剤
は、(a)核発生工程、(b)オストワルド熟成工程、(c)成
長工程を有する主として双晶から成るハロゲン化銀乳剤
の製造方法であって、該核発生工程の平均温度より低い
温度でオストワルド熟成工程が行われることを特徴とす
るハロゲン化銀乳剤の製造方法によって得ることができ
る。
【0029】本発明における核発生工程とは、保護コロ
イド液(以後、母液ともいう)中において水溶性銀塩と
ハロゲン化物を反応させハロゲン化銀核を発生させる工
程であって、ハロゲン化銀核数が最大となる以前の工程
である。
【0030】又、オストワルド熟成工程とは、熟成によ
ってハロゲン化銀核又は結晶粒子の数を減少させる工程
である。
【0031】本発明の種乳剤の製造方法において、核発
生時の温度は40℃以上が好ましく、より好ましくは40〜
50℃、特に好ましくは40〜45℃である。核発生時のpBr
としては0.1〜2.5が好ましく、更に好ましくは0.6〜2.
0、特に好ましくは1.1〜1.5である。
【0032】核発生時の他の好ましい条件としては、 ゼラチン濃度0.1〜10wt%、より好ましくは0.5〜5wt
%。
【0033】核のハロゲン組成10モル%以下の沃化銀
を含有する臭化銀又は沃臭化銀、より好ましくは5モル
%以下の沃臭化銀。
【0034】pH2.0〜12.0、好ましくは3.0〜8.0。
【0035】核発生における水溶性銀塩の供給速度
1.0×10-3〜3.0mol/min.×l(lは水溶性銀塩添加開始
時の母液の容量)好ましくは3.0×10-3〜5.0×10-1mol
/min.×l、特に好ましくは5.0×10-3〜1.0×10-1mol/
min.×l。 オストワルド熟成工程は、核発生工程の平均温度より低
い温度で行われる。核発生工程とオストワルド熟成工程
の好ましい温度差は、10〜50℃であり、より好ましくは
15〜40℃、特に好ましくは15〜25℃である。
【0036】オストワルド熟成の他の好ましい条件とし
ては、 ハロゲン化銀溶剤10-5〜2.0モル/ハロゲン化銀1モ
ル。
【0037】温度35〜39℃、好ましくは10〜30℃。
【0038】pH2〜13、より好ましくは3〜12。
【0039】ゼラチン濃度0.1〜10wt%、好ましくは
0.5〜5wt%。
【0040】pBr0.5〜2.9、好ましくは1.3〜1.9。
【0041】本発明の種粒子形成工程で用いられるハロ
ゲン化銀溶剤としては、(a)米国特許3,271,157号、同3,
531,289号、同3,574,628号、特開昭54-1019号、同54-15
8917号及び特公昭58-30571号に記載された有機チオエー
テル類、(b)特開昭53-82408号、同55-29829号及び同57-
77736号に記載されたチオ尿素誘導体、(c)特開昭53-144
319号に記載された、酸素又は硫黄原子と窒素原子で挟
まれたチオカルボニル基を有するAgX溶剤、(d)特開昭54
-100717号に記載されたイミダゾール類、(e)亜硫酸塩、
(f)チオシアナート類、(g)アンモニア、(h)特開昭57-19
6228号に記載されたヒドロキシアルキルで置換したエチ
レンジアミン類、(i)特開昭57-202531号に記載された置
換メルカプトテトラゾール類、(j)水溶性臭化物、(k)特
開昭58-54333号に記載されたベンゾイミダゾール誘導体
等が挙げられる。
【0042】次に、これら(a)〜(k)のハロゲン化銀溶剤
の具体例を挙げる。
【0043】
【化1】
【0044】
【化2】
【0045】
【化3】
【0046】これらの溶剤は2種以上組み合わせて用い
ることができる。好ましい溶剤としては、チオエーテル
類、チオシアナート類、チオ尿素類、アンモニア、臭化
物が挙げられ、特に好ましくはアンモニアと臭化物との
組合せが挙げられる。
【0047】本発明の好ましい実施態様の一例を示せ
ば、pH10.8〜12.0、温度15〜25℃でアンモニア0.4〜1.0
モル/lと臭化カリウム0.03〜0.5モル/lを組み合わ
せて用い、30秒〜10分間熟成することにより好適な種粒
子を含む乳剤が得られた。
【0048】本発明の種粒子形成工程の期間中に熟成を
調整する目的で水溶性銀塩を加えても差し支えない。
【0049】本発明の種乳剤は成長工程で肥大させるこ
とができる。
【0050】成長工程とは、実質的に新核の発生及びオ
ストワルド熟成がなく、新核の発生する臨界成長速度に
対して20〜100%の速度でハロゲン化銀結晶成長のため
の要素を補給する工程である。
【0051】本発明の成長工程においては、その成長条
件は酸性法、中性法、アンモニア法のいずれでもよく、
特開昭61-6643号、同61-14630号、同61-112142号、同62
-157024号、同62-18556号、同63-92942号、同63-151618
号、同63-161351号、同63-220238号及び同63-311244号
等による公知の方法を用いることができる。
【0052】結晶成長のための補給要素は、新核の発生
する臨界成長速度に対して20〜100%の速度で行うこと
が好ましい。補給要素は水溶性銀塩とハロゲン化物溶液
又は微粒子ハロゲン化銀のいずれでもよい。
【0053】又、副生成物もしくは過剰塩類その他の不
要成分の除去には常法によるフロキュレーション法、ヌ
ーデル水洗法等を用いることができる。
【0054】本発明の種乳剤を用いて得られるハロゲン
化銀の平均沃化銀含有率は0.1〜45モル%が好ましく、
より好ましくは0.5〜25モル%、特に好ましくは1〜20
モル%である。
【0055】本発明の製造方法で得られるハロゲン化銀
乳剤は、沃臭化銀が好ましく、沃臭塩化銀であってもよ
い。又、表面潜像型でも内部潜像型でもよい。
【0056】本発明の製造方法で得られるハロゲン化銀
乳剤は、常法により化学増感することができる。又、写
真業界において増感色素として知られている色素を用い
て、所望の波長域に光学的に増感できる。増感色素は単
独に用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いても
よい。
【0057】本発明の製造方法で得られるハロゲン化銀
乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加えることができ
る。
【0058】本発明の製造方法で得られるハロゲン化銀
乳剤及び同乳剤を適用した感光材料には公知の添加剤が
適用できる。
【0059】有用な写真用添加剤は、リサーチ・ディス
クロジャNo.17643,No.18716及びNo.308119(それぞ
れ、以下RD17643,RD18716及びRD308119と略す)に記載
されている。
【0060】下表に記載箇所を示す。
【0061】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕〔RD18716〕 化学増感剤 996 III−A項 23 648 分光増感剤 996 IV-A-A,B,C,D,H,I,J項 23〜24 648〜9 強色増感剤 996 IV−A−E,J項 23〜24 648〜9 カブリ防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649 本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤及び同乳剤
を適用した感光材料に使用できる公知の写真用添加剤も
上記リサーチ・ディスクロージャに記載されている。
【0062】下表に関連する記載箇所を示す。
【0063】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 〔RD18716〕 色濁り防止剤 1002 VII−I項 25 650 色素画像安定剤 1001 VII−J項 25 増白剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIII−C,XIIIC項 25〜26 光吸収剤 1003 VIII 25〜26 光散乱剤 1003 VIII フィルター染料 1003 VIII 25〜26 バインダー 1003 IX 26 651 スタチック防止剤 1006 XIII 27 650 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑剤 1006 XII 27 650 活性剤・塗布助剤 1005 XI 26〜27 650 マット剤 1007 XVI 現像剤(感材中に含有) 1011 XXB項 本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤及びそれを用
いて得られる感光材料には種々のカプラーを使用するこ
とができ、その具体例は、上記リサーチ・ディスクロー
ジャに記載されている。
【0064】下表に関連ある記載箇所を示す。
【0065】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 イエローカプラー 1001 VII−D項 VIIC〜G項 マゼンタカプラー 1001 VII−D項 VIIC〜G項 シアンカプラー 1001 VII−D項 VIIC〜G項 カラードカプラー 1002 VII−G項 VIIG項 DIRカプラー 1001 VII−F項 VIIF項 BARカプラー 1002 VII−F項 その他の有用残基放出カプラー 1001 VII−F項 アルカリ可溶カプラー 1001 VII−E項 本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤及び同乳剤を
適用した感光材料に使用する添加剤は、RD308119XIVに
記載されている分散法などにより、添加することができ
る。
【0066】本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤
及び同乳剤を適用した感光材料においては、前述RD1764
3 28頁,RD18716647〜8頁及びRD308119のXIXに記載さ
れている支持体を使用することができる。
【0067】本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤
を用いて得られる感光材料には、前述RD308119VII―K
項に記載されているフィルター層や中間層等の補助層を
設けることができる。
【0068】本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤
を用いて得られる感光材料は、前述RD308119VII―K項
に記載されている様々な層構成をとることができる。
【0069】支持体としては、ポリエチレン等をラミネ
ートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バ
ライタ紙、三酢酸セルロースフィルム等を用いることが
できる。
【0070】本発明は、一般用もしくは映画用のカラー
ネガフィルム、スライド用もしくはテレビ用のカラー反
転フィルム、カラーペーパー、カラーポジフィルム、カ
ラー反転ペーパに代表される種々のカラー感光材料に適
用することができる。
【0071】本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤
を適用した感光材料を用いて色素画像を得るには露光
後、通常知られているカラー現像処理を行うことができ
る。
【0072】本発明の製造方法によるハロゲン化銀乳剤
を適用した感光材料は前述RD1764328〜29頁,RD18716 6
47頁及びRD308119のXIXに記載された通常の方法によっ
て、 現像処理することができる。
【0073】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0074】実施例1(比較例)比較種乳剤の調製 以下に示す溶液を用い、臭化銀から成る種乳剤を調製し
た。
【0075】 〔A1〕 オセインゼラチン 40g 臭化カリウム 23.7g 水で 4000ml 〔B1〕 硝酸銀 600g 水で 803ml 〔C1〕 オセインゼラチン 16.1g 臭化カリウム 420g 水で 803ml 〔D1〕 アンモニア水(28%) 235ml 特開昭62-160128号の装置を用い、混合用撹拌ペラの
下部への供給ノズルをB1液、C1液、各々6本となる様
にセットした。
【0076】平均温度40℃、430rpmで高速撹拌したA1
液に、B1液とC1液をダブルジェット法にて流速62.8ml
/minで添加した。
【0077】添加開始後4分46秒から徐々に流速を上
げ、最終の流速は105ml/minで、総添加時間を10分45秒
となる様にした。添加中、pBrは臭化カリウムで1.3に保
った。
【0078】添加終了後30分で、液温を平均温度60℃、
撹拌回転数を460rpmとし、D1液を1分で添加し、5分
間のオストワルド熟成を行った。
【0079】熟成時のKBr濃度は0.028モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.7であった。
【0080】その後、直ちにpHが5.7になるまで酢酸を
加えて中和し、熟成を止め常法による脱塩・水洗を行っ
た。
【0081】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径0.44μm、粒径の変動係数19%の球型乳剤であ
った。
【0082】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を以下に示す方法で成長させ、主
として平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0083】 〔A2〕 オセインゼラチン 37g プロピレンオキシ・ポリエチレンオキシ・ジサクシネート・ ジナトリウム塩(10%メタノール溶液) 10ml 種乳剤 0.191モル相当 水で 4000ml 〔B2〕 オセインゼラチン 109g 臭化カリウム 804g 沃化カリウム 23.1g 水で 4628m
l 〔C〕 硝酸銀 1168g 水で 6248ml 65℃で激しく撹拌したA2液に、B2液とC2液を112分
でダブルジェット法にて添加した。この間、pHは硝酸に
て2.0に、pAgは9.0に終始保った。B2液とC2液の添加
速度は初期と最終で6.4倍となるように直線的に増加さ
せた。
【0084】添加終了後、pHを6.0に合わせ、過剰な塩
類を除法するため、デモール(花王アトラス社製)水溶
液及び硫酸マグネシウム水溶液を用いて沈澱脱塩を行
い、pAg8.5、40℃においてpH5.85の乳剤を得た。
【0085】得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したと
ころ、平均粒径1.2μm、粒径の変動係数21%、平均厚さ
0.46μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割
合86%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペク
ト比2.6であった。
【0086】実施例2(本発明)本発明の種乳剤の調製 オストワルド熟成時の平均温度を20℃とした以外は、実
施例1と同様の方法で本発明の種乳剤を調製した。
【0087】熟成時のKBr濃度は0.026モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.6であった。
【0088】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径が0.20μm、粒径の変動係数18%の球型乳剤で
あった。
【0089】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0090】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.84の乳
剤を得た。
【0091】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.7μm、粒径の変動係数19%、平均厚さ0.
23μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割合8
5%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト
比7.4であった。
【0092】実施例3(比較例)比較種乳剤の調製 オストワルド熟成時の平均温度を核発生工程と同じ40℃
とした以外は、実施例1と同様の方法で比較種乳剤を調
製した。
【0093】熟成時のKBr濃度は0.027モル/l、アンモ
ニア濃度は、0.63モル/l、pHは11.6であった。
【0094】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径が0.32μm、粒径の変動係数17%の球型乳剤で
あった。
【0095】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0096】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.85の乳
剤を得た。
【0097】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.4μm、粒径の変動係数19%、平均厚さ0.
35μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割合8
4%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト
比4.0であった。
【0098】実施例4(本発明)本発明の種乳剤の調製 オストワルド熟成時の平均温度を15℃とした以外は、実
施例1と同様の方法で本発明の種乳剤を調製した。
【0099】熟成時のKBr濃度は0.026モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.7であった。
【0100】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径が0.19μm、粒径の変動係数20%の球型乳剤で
あった。
【0101】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0102】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.84の乳
剤を得た。
【0103】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.8μm、粒径の変動係数18%、平均厚さ0.
21μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割合8
9%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト
比8.6であった。
【0104】実施例5(比較例)比較種乳剤の調製 核発生工程の平均濃度を20℃、オストワルド熟成時の平
均温度を60℃とした以外は、実施例1と同様の方法で比
較種乳剤を調製した。
【0105】熟成時のKBr濃度は0.028モル/l、アンモ
ニア濃度は0.62モル/l、pHは11.5であった。
【0106】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径が0.40μm、粒径の変動係数19%の球型乳剤で
あった。
【0107】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0108】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.86の乳
剤を得た。
【0109】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.3μm、粒径の変動係数21%、平均厚さ0.
42μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割合8
7%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト
比3.1であった。
【0110】実施例6(本発明)本発明の種乳剤の調製 核発生工程の平均温度を50℃、オストワルド熟成時の平
均温度を20℃とした以外は、実施例1と同様の方法で本
発明の種乳剤を調製した。
【0111】熟成時のKBr濃度は0.026モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.6であった。
【0112】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径が0.22μm、粒径の変動係数19%の球型乳剤で
あった。
【0113】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0114】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.85の乳
剤を得た。
【0115】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.7μm、粒径の変動係数18%、平均厚さ0.
23μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割合8
9%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト
比7.4であった。
【0116】実施例7(本発明)本発明の種乳剤の調製 核発生工程の平均温度を60℃、オストワルド熟成時の平
均温度を20℃とした以外は、実施例1と同様の方法で本
発明の種乳剤を調製した。
【0117】熟成時のKBr濃度は0.025モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.7であった。
【0118】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径が0.24μm、粒径の変動係数20%の球型乳剤で
あった。
【0119】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0120】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.85の乳
剤を得た。
【0121】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.7μm、粒径の変動係数19%、平均厚さ0.
25μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割合8
9%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト
比6.8であった。
【0122】実施例8(比較例)比較種乳剤の調製 核発生工程の平均温度を60℃、オストワルド熟成時の平
均温度を70℃とした以外は、実施例1と同様の方法で比
較種乳剤を調製した。
【0123】熟成時のKBr濃度は0.026モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.7であった。
【0124】この種乳剤を電子顕微鏡観察したところ、
平均粒径が0.48μm、粒径の変動係数21%の球型乳剤で
あった。
【0125】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0126】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.85の乳
剤を得た。
【0127】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.2μm、粒径の変動係数21%、平均厚さ0.
49μm、平均アスペクト比2.4であった。
【0128】実施例9(本発明) 実施例4の本発明の種乳剤を用い、以下に示す3種の溶
液を用い、実施例1と同様の方法で平板双晶よりなるハ
ロゲン化銀乳剤を調製した。
【0129】 〔A2〕 オセインゼラチン 37g プロピレンオキシ・ポリエチレンオキシ・ジサクシネート・ ジナトリウム塩(10%メタノール溶液) 10ml 種乳剤 0.191モル相当 水で 4000ml 〔B2〕 オセインゼラチン 25.1
g 臭化カリウム 184.9
g 沃化カリウム 5.31g 水で 1064ml 〔C2〕 硝酸銀 269g 水で 1437ml 脱塩後pAg8.5、40℃においてpH5.84の乳剤を得た。
【0130】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径0.9μm、粒径の変動係数18%、平均厚さ0.
20μm、アスペクト比2以上の平板状粒子の占める割合8
7%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト
比4.5であった。
【0131】又、以上の実施例のうち、本発明の製造方
法で得られたハロゲン化銀種乳剤及びハロゲン化銀乳剤
は、いずれも凝集は認められなかった。
【0132】実施例10(本発明)本発明の種乳剤の調製1液の添加時間を10秒、オストワルド熟成時の撹拌回
転数を500rpmとした以外は、実施例2と同様の方法で本
発明の種乳剤を調製した。
【0133】熟成時のKBr濃度は0.025モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.7であった。
【0134】この乳剤を電子顕微鏡観察したところ、平
均粒径が0.20μm、粒径の変動係数23%、{100}面の比
率45%の14面体粒子から成っていた。
【0135】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0136】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.86の乳
剤を得た。
【0137】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.7μm、粒径の変動係数23%、平均厚さ0.
23μm、アスペクト比2以上の平板粒子の占める割合84
%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト比
7.4であった。
【0138】実施例11(比較例)比較種乳剤の調製1液の添加時間を5秒、オストワルド熟成時の撹拌回
転数を600rpmとした以外は、実施例2と同様の方法で比
較の種乳剤を調製した。
【0139】熟成時のKBr濃度は0.026モル/l、アンモ
ニア濃度は0.63モル/l、pHは11.7であった。
【0140】この乳剤を電子顕微鏡観察したところ、平
均粒径が0.20μm、粒径の変動係数29%、{100}面の比
率60%の14面体粒子から成っていた。
【0141】種乳剤の成長 引き続き、この種乳剤を実施例1と同様の方法で成長さ
せ、平板双晶よりなるハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0142】脱塩後、pAg8.5、40℃においてpH5.85の乳
剤を得た。
【0143】得られた乳剤を電子顕微鏡観察したとこ
ろ、平均粒径1.7μm、粒径の変動係数34%、平均厚さ0.
23μm、アスペクト比2以上の平板粒子の占める割合86
%、アスペクト比2以上である粒子の平均アスペクト比
7.4であった。
【0144】実施例1〜11で得られた乳剤の粒子特性を
表1に示す。
【0145】
【表1】
【0146】
【発明の効果】本発明により、小粒径で高アスペクト比
の単分散性双晶ハロゲン化銀乳剤及び該乳剤の製造方法
が提供できた。更に該乳剤を製造するに際して低分子量
ゼラチンを用いずに製造することができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が0.25μm以下であって、{100}
    面を50%未満有する双晶粒子もしくは球型双晶粒子から
    主として成ることを特徴とするハロゲン化銀種乳剤。
  2. 【請求項2】 (a)核発生工程、(b)オストワルド熟成工
    程を有し、該核発生工程の平均温度より低い温度でオス
    トワルド熟成工程が行われることを特徴とするハロゲン
    化銀種乳剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 分散媒とハロゲン化銀粒子とから成るハ
    ロゲン化銀乳剤であって、請求項1の種乳剤を成長させ
    ることによって得られることを特徴とするハロゲン化銀
    乳剤。
  4. 【請求項4】 (a)核発生工程、(b)オストワルド熟成工
    程、(c)成長工程を有する主として双晶から成るハロゲ
    ン化銀乳剤の製造方法であって、該核発生工程の平均温
    度より低い温度でオストワルド熟成工程が行われること
    を特徴とするハロゲン化銀乳剤の製造方法。
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