JPH04110935A - ハロゲン化銀写真乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤

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JPH04110935A
JPH04110935A JP23157690A JP23157690A JPH04110935A JP H04110935 A JPH04110935 A JP H04110935A JP 23157690 A JP23157690 A JP 23157690A JP 23157690 A JP23157690 A JP 23157690A JP H04110935 A JPH04110935 A JP H04110935A
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silver halide
emulsion
silver
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gelatin
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JP23157690A
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Hiroshi Takada
宏 高田
Sadayasu Ishikawa
石川 貞康
Masashi Matsuzaka
松坂 昌司
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀写真乳剤、特に高感度・低カブリ
で処理性及び保存性に優れたハロゲン化銀写真乳剤に関
する。
[従来技術1 写真用ハロゲン化銀乳剤におけるハロゲン化銀粒子の分
散媒としては、古くよりゼラチンが用いられてきt:。
写真用ゼラチンの一般的な製法は、例えば日本写真学会
編「写真工学の基礎 銀塩写真編」 (コロナ社)12
2〜124頁に詳しく記載されている。
一般に、ゼラチンは分子量で分類すると分子量30万以
上の高分子成分、分子量30万前後の1成分、分子量2
0万前後のβ成分、分子量10万前後のσ成分、分子量
lO万以下の低分子量成分に大別できるが、その分子量
分布は、原料、可溶化処理、抽出条件等の製造条件によ
って大きく変化する。
写真用ゼラチンとして用いられるものは、これら種々の
分子量を持った成分の混合物であるが、一般的には牛骨
及び牛皮を石灰処理した、平均分子量7万〜13万のも
のが好ましく用いられている。
又、ゼラチン以外の分散媒として、ハロゲン化銀粒子に
対して保護コロイド性を有する各種の合成高分子化合物
の検討も行われている。これについては、例えば、「ハ
ロゲン化銀の保護コロイドとしての親木性ポリマーの挙
動(第■報)、(第■報)」写真学会誌29巻1号(昭
41年)、「同(第3報)」同30巻1号(同)、又は
前記「写真工学の基礎 銀塩写真編」等を参考にできる
ハロゲン化銀粒子の物理熟成工程において、使用する分
散媒がハロゲン化銀粒子の6層形成や成長に影響を有す
ることはよく知られている(上記文献等)。これは、分
散媒の分子量や構造、或は分散媒に含有される不純物が
関係していると考えられている。
例えば、ゼラチンの分子量に関係した技術としては、特
開平1−158426号にハロゲン化銀乳剤の調製時に
、低分子量ゼラチンを分散媒としてハロゲン化銀粒子の
核形成を行う方法が開示されている。
この技術は、ハロゲン化銀粒子に対する吸着性とゼラチ
ン分子量との関係に着目したものと考えられ、低分子量
ゼラチンを使用することによって、平板状粒子及び六角
平板粒子比率を高めることを目的としている。
又、分散媒(ゼラチン及び合成高分子化合物)のゲル化
性に着目した技術としては、特開平2−166442号
に、ハロゲン化銀粒子の結晶成長に供される微細なサイ
ズのハロゲン化銀粒子を、低分子量ゼラチン又はハロゲ
ン化銀粒子に対して保護コロイド作用を有する合成高分
子化合物及びゼラチン以外の天然高分子化合物から選ば
れる分散媒を用いて調製し、それを用いて核形成及び/
又は結晶成長を行う方法が開示されている。
この技術は、低い温度で極く微細なサイズのノ10ゲン
化銀粒子を得ることを得ることを可能ならしめ、それに
よってカブリか低く感度が高く、かつ粒状性、シャープ
ネス、カバーリングパワーが改良され、又、保存性、圧
力特性が優れたネガ型ハロゲン化銀写真感光材料及び該
感光材料の製造方法を提供することを目的としている。
このように、ハロゲン化銀調製時に用いる分散媒は、そ
の目的に応じて適宜選択される。
一方、ハロゲン化銀乳剤の分散媒は化学熟成に対しても
影響を有する。これは、分散媒に含有される不純物や分
散媒の構造に起因すると考えられている。不純物や分散
媒の構造の作用については多くの研究がなされており文
献(例えば前述の「写真工学の基礎 銀塩編」)も多い
しかし、化学熟成に対しての分子量の影響についての報
告は少なく、不明な部分が多い。例えば、低分子量ゼラ
チンを用いた前記特開平1−158426号の実施例で
は、写真感度に及ぼす影響についての記載は無い。
又、低分子量ゼラチン或は合成高分子化合物を用いた前
記特開平2−166442号の実施例では、微粒子の溶
解性と粒子サイズ分布を確認するに止どまり写真諸性能
の評価には及んでいない。
本発明者らがゼラチン分子量が写真性能に及ぼす影響を
検討したところ、ハロゲン化銀粒子の核形成及び/又は
成長時に低分子量ゼラチンを用いた場合、感度の低下や
カブリの増加等写真性能に悪影響を及ぼすことを見い出
した。
又、この傾向は、低分子量セラチンの代わりに保護コロ
イド性を有する合成高分子化合物等を用いた場合にも見
られ、一般的な写真用ゼラチン(分子量7万以上)に比
較しゲル化性の低い分散媒(本発明では難ゲル化性分散
媒と称する)をハロゲン化銀乳剤の調製時に用いた場合
の多くに共通する問題であることが明らかとなった。即
ち、低分子量ゼラチンの如き難ゲル化性分散媒を用いる
前出のような従来技術においては、上述のように感度の
低下、カブリの増加等の問題が潜在するが、それを解決
するための有効な手段は見い出されてはいない。
[発明の目的] 本発明の目的は、ハロゲン化銀粒子の核形成及び/又は
結晶成長時に難ゲル化性分散媒を用いた場合に起こる写
真性能の劣化を改良し、難ゲル化性分散媒を用いること
により得られる効果を最大限に引き出すことにある。
即ち、ハロゲン化銀粒子の核形成及び/又は結晶成長時
に難ゲル化性分教媒を用いて調製されたハロゲン化銀乳
剤にあって、感度か高くかつカブリか低い、又、処理性
、保存性に優れたハロゲン化銀写真乳剤及び該乳剤を提
供することにある。
[発明の構成] 本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、ハロゲン化銀粒子
の核形成及び/又は結晶成長過程を難ゲル化性分散媒の
存在下で行うことにより調製したハロゲン化銀乳剤にお
いても、化学増感時に含有する難ゲル化性分散媒量を低
く抑えることによって、難ゲル化性分散媒の存在下で調
製された乳剤においてみられる感度の低下やカブリの増
加を改良できることが明らかとなった。
即ち、本発明の目的は以下によって初めて達成された。
(1)分散媒と感光性ハロゲン化銀粒子から成るハロゲ
ン化銀乳剤において、該ハロゲン化銀粒子の核形成及び
/又は結晶成長過程の一部又は全てか保護コロイド性を
有する難ゲル化性分散媒の存在下で行われ、かつ化学増
感時の該・・ロゲン化銀乳剤に含有される難ゲル化性分
散媒量か14g/銀1モル以下であることを特徴とする
ノ・ロゲン化銀写真乳剤。
(2)ハロゲン化銀乳剤中の感光性ノ・ロケン化銀粒子
の核形成及び/又は結晶成長過程の一部又は全てが、保
護コロイド性を有する難ゲル化性分散媒の存在下に調製
された微小な/・ロゲン化銀粒子を含有するハロゲン化
銀乳剤を供給することによって行われることを特徴とす
る(1)記載の7・ロゲン化銀写真乳剤。
本発明でいう「難ゲル化性分散媒」とは、一般的な写真
用ゼラチン(分子量7万以上)に比較してゲル化(凝固
)しにくい分散媒であって、かつハロゲン化銀粒子に対
し保護コロイド性を有する、(A)低分子量ゼラチン、
(B)合成高分子化合物及びゼラチン以外の天然高分子
化合物をいう。
(A):平均分子量が50000以下、好ましくは50
0〜30000、より好ましくは1000〜20000
の低分子量ゼラチン 本発明で用いられる低分子量ゼラチンは、通常法のよう
にして作製できる。
一般に写真用として用いられる平均分子量10万程度の
ゼラチンを水に溶かし、ゼラチン分解酵素を加えてゼラ
チン分子を酵素分解する。
この方法については、R,J、Cox、 Photog
raphicGeratin II、 Academi
c Press、 London、  1976年、2
33〜251頁、335〜346頁の記載を参考にする
ことができる。
この場合、酵素が分解する結合位置は決まっているため
、比較的分子量分布の狭い低分子量ゼラチンを得ること
ができ、又酵素分解時間で分子量を調整できる(時間を
長くすれば低分子量化する)ため好ましい。
その他、低pH(1〜3)或は高pH(10〜12)雰
囲気下で加熱し加水分解する方法、超音波照射により架
橋を切断する方法等もある。尚、一般に用いられるゼラ
チンの他に、変性ゼラチン等を用いて作製してもよい。
ゼラチンの分子量分布及び平均分子量は、一般的な方法
、例えば、ゲル濾過クロマトグラフィー(GPC)法、
コアソルベー/コン法等で求めることかできる。
(B):合成高分子化合物 a、ポリアクリルアミドポリマー アクリルアミドのホモポリマー 米国特許2,541.
474号に示されるポリアクリルアミドとイミド化した
ポリアクリルアミドの共重合物、西独特許1.202,
132号に示されるアクリルアミドとメタアクリルアミ
ドの共重合物、米国特許3,284.207号に示され
る部分的にアミノ化したアクリルアミドポリマー 特公
昭45−14031号、米国特許3,713.834号
、同3,746,548号、英国特許788,343号
に示される置換されたアクリルアミドポリマー等。
b  、  ア  ミ  ノ  ボ  リ  マ −米
国特許3,345.346号、同3,706.504号
、同4,350.759号、西独特許2,138,87
2号に示されるアミノポリマー、英国特許1,413,
125号、米国特許3,425゜836号に示される4
級アミンを有するポリマー米国特許3,511,818
号に示されるアミ7基とカルポキンル基を有するポリマ
ー 米国特許3,832,185号に示されるポリマー
等。
C,チオエーテル基を有するポリマ 米国特許3,615,624号、同3,860,428
号、同3,706.564号に示されるチオエーテル基
を有するポリマー等。
d、ポリビニルアルコール ビニルアルコールのホモポリマー 米国特許3゜000
 、741号に示されるポリビニルアルコールの有機酸
モノエステル、米国特許3,236.653号に示され
るマレイン酸エステル、米国特許3,479,189号
にボされるポリビニルアルコールとポリビニルピロリド
ンと共重合物等。
e、アクリル酸ポリマー アクリル酸ホモポリマー、米国特許3,832,185
号、同3,852,073号に示されるアミノ基を有す
るアクリル酸エステルポリマー 米国特許4,131.
471号に示されるハロゲン化アクリル酸エステルポリ
マー 米国特許4 、120.、727号に示されるシ
アノアルキルアクリル酸エステル等。
f、ヒドロキンキノリンを有するポリマー米国特許4,
030,929号、同4.152,161号に示される
ヒドロキシキノリンを有するポリマー等。
g、セルロース、澱粉 英国特許542,704号、同551,659号、米国
特許2゜127.57.3号、同2,311,086号
、同2,322,085号に示されるセルロース或は澱
粉の誘導体。
h、アセタール 米国特許2,358,836号、同3,003,879
号、同2,828.204号、英国特許771.155
号に示されるポリビニルアルコール類。
1、ポリビニルピロリドン ビニルピロリドンのホモポリマー 仏国特詐2゜031
.396号に示されるアクロレインとピロリドンの共重
合物等。
j、ポリスチン 米国特許4,315,071号に示されるポリスチリル
アミンポリマー 米国特許3,861,918号に示さ
れるハロゲン化スチレンポリマー等。
k、三元ポリマ 特公昭43−7561号、腕間特許2,012,095
号、同2゜012.970号に示されるアクリルアミド
、アクリル酸、ヒニルイミダゾールの三元共重合ポリマ
ー類。
14その他 特開昭59−8604号に示されるアザインデン基を有
するビニルポリマー 米国特許2,976.150号に
示されるポリアルキレンオキシド誘導体、米国特許4,
022,623号に示されるポリビニルアミンイミドポ
リマー 米国特許4,294.920号、同4,089
,688号に示されるポリマー、米国特許2,484,
456号に示されるポリビニルピリジン、米国! 許3
,520,857号に示されるイミダゾール基を有する
ビニルポリマー、特公昭60−658号に示されるトリ
アゾール基を有するビニルポリマー 日本写真学会誌2
9巻1号18頁に示されるポリビニル−2−メチルイミ
ダゾール及びアクリルアミド−イミダゾール共重合物、
デキストラン、ツアイトシュリ7トビセンシャフトリヒ
エフォトグラフィー45巻43頁(1950)に示され
る水溶性ポリアルキレンアミノトリアゾール類。
酸ゲル化性分散媒の残存量は、14g/銀1モル以下で
あれは本発明の効果を得ることが可能であるが、更に好
ましくは0.01−10g、特に好ましくは0.1〜8
gである。
ハロゲン化銀粒子の核形成及び/又は結晶成長過程で銀
1モル当たり14gを超える酸ゲル化性分散媒を使用し
た場合には、結晶成長終了後に脱離ゲル化性分散媒処理
を施すことによって酸ゲル化性分散媒残存量を14g以
下に低減せしめることができる。
ここで、脱離ゲル化性分散媒処理とは、ハロゲン化銀粒
子の核形成及び/又は結晶成長過程を酸ゲル化性分散媒
の存在下で行うことにより調製されたハロゲン化銀乳剤
において、ハロゲン化銀粒子の結晶成長終了後に透析法
又は凝析法等により水洗処理を施し、酸ゲル化性分散媒
の一部又は全てを除去することをいう。該処理を施すこ
とによって、酸ゲル化性分散媒と同時に塩を主とした他
の溶存物を除去することもできる。
凝析法による脱離ゲル化性分散媒処理では、高分子凝集
剤を好ましく用いることができる。
本発明で(・う高分子凝集剤とは、ハロゲン化銀粒子を
保護コロイドとともに凝析せしめることができる高分子
物質をいう。
高分子凝集剤として、ゼラチン分子のアミン基の50%
以上を置換した変性ゼラチンを好ましく用いることがで
きる。以下、これをG剤とも称する場合がある。ゼラチ
ンのアミン基に対する置換基例は、米国特許2,691
,582号、同2,614,928号、同2.525,
753号に記載がある。
有用な置換基としては、 (1)アルキルアシル、アリールアシル、アセチル及び
置換、無置換のベンゾイル等のアンル基、(2)アルキ
ルカルバモイル、アリールカルバモイル等のカルバモイ
ル基、 (3)アルキルスルホニル、アリールスルホニル等のス
ルホニル基、 (4)アルキルチオカルバモイル、アリールチオカルバ
モイル等のチオカルバモイル基、(5)炭素数1〜18
個の直鎖、分岐のアルキル基、(6)It換、無置換の
フェニル、ナフチル及びピリジル、フリル等の芳香族複
素環等のアリール基か挙げられる。
中でも、好ましい変性ゼラチンは、アンル基(COR+
 )又はカルバモイル基(−C0NR,)によるもので
ある。
前記R1は置換、無置換の脂肪族基(例えは炭素数1〜
18個のアルキル基、アリル基)、アリール基又はアラ
ルキル基(例えはフェネチル基)であり、R2は水素原
子、脂肪族基、アリール基、又はアラルキル基である。
特に好ましいものは、R1がアリール基、R2が水素原
子の場合である。
以下本発明において高分子凝集剤として用いることかで
きるG剤の具体例をアミノ基置換基によって例示するが
、本発明はこれに限定されるものではない。
例示G剤(アミン基置換基)ニ m2 Co  C(CH3)3 C0CH5 G −11G −12 脱離ゲル化性分散媒処理に際してG剤を使用する場合、
その添加量は特に制限はないが、除去時に保護コロイド
として含まれている物質(好ましくはゼラチン)の0.
1〜5倍量(重量)が一般に適当であり、特に好ましく
は0.3〜2倍量(重量)である。
本発明においては、ハロゲン化銀乳剤を凝析せしめるた
めには、該高分子凝集剤の添加に伴って、酸を添加して
pHを低下せしめるとよいが、凝析を行わせるpHとし
ては、5.5以下特に5.5〜3.5が好ましい。pH
調整に用いる酸には特に制限はないが、酢酸、クエン酸
、サリチル酸等の有機酸や、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸等
の無機酸が好ましく用いられる。高分子凝集剤は、固体
のままハロゲン化銀乳剤に加えて溶解せしめてもよいが
、20%以下の水溶液として加えるのが便利である。
好ましい高分子凝集剤としては、特開昭58−1403
22号に記載された有機セラチン凝集剤、及び下記A 
iFl及びB鎖からなる一般式〔■〕で表される高分子
化合物(以下、P剤とも称する場合かある)を挙けるこ
とかできる。
般式[I) あり、添加量は乳剤に含まれている保護コロイド(好ま
しくはゼラチン)に対し重量比で好ましくは1150−
1/4、ヨll)好マシくハ1/4o−1/10である
。使用方法は前記G剤に準する。
以下一般式〔■〕で表される高分子化合物の具体例を掲
げるが、これに限定されない。
CH3 式中、R、、R、は脂肪族基を表し、互いに異なってい
ても同じでもよい。R3は水素原子、脂肪族基、アリー
ル基又はアラルキル基を表す。Xは一〇−又は−NH−
、MΦは陽イオンを表す。nはlO〜104の数値をと
る。尚、B鎖の二つの連結手は、A鎖のR、、R2を配
した第三級炭素に対しいずれの側が結ばれてもよい。又
、Xが−NH−の場合には、R1と共に含窒素環を形成
してもよい。
この高分子は化合物は、分子量として好ましくは103
〜106、より好ましくは3 X 103〜2×105
でCH3 o2H CH。
o2H CH3 CH3 CH。
P’−9 CH3 CH3 Co2NH。
CO.Na 本発明において、高分子凝集剤(例えば、G剤、P剤)
と重金属イオンを併用してもよい。使用される重金属イ
オンとしては、該高分子凝集剤、及び/又はハロゲン化
銀乳剤の物理熟成工程から持ち込まれる保護コロイドゼ
ラチン中のカルボン酸と結合するものが好ましく、例え
ば、マグ不ンウムいオン、カドミウムイオン、鉛イオン
、亜鉛イオン、ジルコニウムイオン等を挙げる二とかで
き、特にマグネシウムイオンが好ましく用いられる。
これらの重金属イオンは、通常無機塩類の形で添加され
、固体のままでもよlJlが、水に溶かした状態で添加
するのが好ましい。
これらの重金属イオンの添加量は、ノーロゲン化銀乳剤
に添加した状態で、1〜0.2モル/Qになる量が好ま
しい。
以上に述べた高分子凝集剤(例えば、G剤、P剤)及び
重金属イオンは、ノーロゲン化銀乳剤製造工程のどの工
程で添加しても差し支えないが、物理熟成工程終了後の
脱塩工程において添加するのが最も好都合である。ノ・
ロゲン化銀乳剤中への添加順序としては、高分子凝集剤
、重金属イオン、及び酸の添加を任意の順で行ってよく
、即ち算術的に可能な組合せ(6通り)のいずれでもよ
し\か、次の2つのタイプが最も好ましい。
■ 高分子凝集剤−重金属イオン−酸 ■ 重金属イオン−高分子凝集剤−酸 これらの凝集剤は、ノ・ロゲン化銀乳剤に対してラン/
ユ添加をしてもよいし、時間をかけて添加してもよし・
。又、添加温度は、常温〜60°Cの範囲で好ましく使
用されるか、これらの凝集物を添加し始めるときから添
加し終わるまでの7・ロゲン化銀乳剤の温度を70〜4
0°Cに保っておくことが好ましい凝析を起こさせる。
脱離ゲル化性分散媒処理は、1回でも数回繰り返しても
構わない。数回繰返す場合、除去の度に高分子凝集剤及
び/又は重金属イオンを添加してもよいが、最初に凝集
高分子剤及び重金属イオンを添加しただけでもよい。
本発明におし゛て、高分子凝集剤及び重金属イオンを添
加するのは、上記したようにどの時点における添加でも
よいが、最初の溶存物除去(脱塩及び脱離ゲル化性分散
媒)のときに、高分子凝集剤と重金属イオンを併用する
ことが好ましい。
脱離ゲル化性分散媒処理以降に、該層・ロゲン化銀乳剤
にゼラチン等の保護コロイド性を有する分散媒を加えて
再分散してもよい。その場合脱離ゲル化性分散媒以外の
ものを使用することが好ましく、特に一般的な写真用ゼ
ラチン(分子量7万以上)を用いることが好ましい。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、種々の目的によりハロゲ
ン化銀粒子の核形成及び/又は結晶成長過程の一部又は
全てか、少なくとも1種類の難ゲル化性分散媒の存在下
で行われるものであること以外にはその調製方法に制限
はないが、特に以下の方法によって調製される場合に本
発明の効果は顕著である。
ハロゲン化銀乳剤中の感光性ハロゲン化銀粒子の核形成
及び/又は結晶成長過程の一部又は全てが、保護コロイ
ド性を有する難ゲル化性分散媒の存在下に調製された微
小なハロゲン化銀粒子を含有するハロゲン化銀乳剤を供
給することによって行われる。
感光性ハロゲン化銀粒子の核形成及び/又は結晶成長過
程で添加される微小なハロゲン化銀粒子(ハロゲン化銀
微粒子と称する場合もある)の粒径は、0.1μm以下
が好ましく、より好ましくは0.05μm以下、更に好
ましくは0.03μm以下である。該ハロゲン化銀粒子
の粒径は、例えば拡大率3〜6万倍の電子顕微鏡写真の
粒子直径、又は投影時の面積を実測することにより求め
られる。
ハロゲン化銀粒子は、感光性/\ロゲン化銀粒子の核形
成及び/又は結晶成長に (a)先立ち調製しておいたものを添加してもよいし、 (b)並行して調製し添加してもよい。
(b)の場合には、ハロゲン化銀粒子の核発生から添加
までの停滞時間が短いために、微粒子間でのオストワル
ド熟成による微粒子サイズの増大を抑えることができる
。特にノ\ロゲン化銀粒子を調製しつつ連続的に添加す
るという形態は、上記停滞時間を短縮する上で有効であ
る。
感光性ハロゲン化銀粒子が、2種類以上のノ・ロゲン化
銀の混晶からなる層を少なくとも1層有し、核層をハロ
ゲン化銀微粒子の供給によって形成する場合、 (1)目的とする該ハロゲン化銀粒子のハライド組成に
応じたハロゲン化銀組成を有するハロゲン化銀微粒子を
用いて行ってもよいし、(2)異なるハロゲン化銀組成
を有する2種類以上のハロゲン化銀微粒子を用いて、目
的とする該ハロゲン化銀粒子のハライド組成に応じた混
合比で、同時に又は個別に供給して行ってもよい。
微粒子の添加(供給)方法、添加する微粒子のハロゲン
化銀組成及び添加種類数、更には添加する微粒子に対し
ての脱離ゲル化性分散媒処理の有無及びその種類に特に
制限はなく、ハロゲン化銀乳剤の調製時にそれらをどの
ように組み合わせてもよい。
但し、感光性ハロゲン化銀粒子がハロゲン化銀組成の異
なる層を少なくとも2層有し、核層の少なくとも2層を
ハロゲン化銀粒子の供給によって形成する場合において
、微粒子の添加(供給)方法を(a)に従う場合には、
(2)を組み合わせることが生産効率上好ましい。
本発明に係る乳剤のハロゲン化銀組成は任意であり、例
えは使用できるハロゲン化銀には、塩化銀、臭化銀、沃
化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀、及
びこれらの混合物等の任意のハロゲン化銀か包含される
か、特に沃臭化銀が好ましく用いられる。沃臭化銀を用
いる場合、粒子内部に高沃化銀含有率層を有するものか
特に好ましい。
高沃化銀含有率層の沃化銀含有率は、15〜45モル%
が好ましく、より好ましくは20〜42モル%、特に好
ましくは25〜40モル%である。
粒子内部に高沃化銀含有率層を有する構成とした場合の
ハロゲン化銀粒子は、高沃化銀含有率層をそれより沃化
銀含有率が低い低沃化銀含有率層、又は塩臭化銀層で被
覆したものである。
この場合、上記低沃化銀含有率層は、次の意味での粒子
最外層を形成するように、構成することができる。
即ち、最外層を形成する場合の高沃化銀含有率層より法
度含有率の低い上記沃化銀含有率層の平均沃化銀含有率
は、5モル%未満であることが好ましく、特に好ましく
は0〜4モル%である。又最外層と高沃化銀含有率層の
間に他の沃化銀含有層(中間層)が存在してもよい。
中間層の沃化銀含有率は8〜22モル%が好ましく、特
に好ましくは10〜20モル%である。
最外層と中間層、中間層と内部の高沃化銀含有率層の間
の沃化銀含有率は、それぞれ6モル%以上の差があるこ
とが好ましく、特に好ましくは、そのいずれかに10モ
ル%以上の差があることである。
上記態様において、内部の高沃化銀含有率層の中心部、
内部の高沃化銀含有率層と中間層の間、中間層と最外層
との間に更に別のハロゲン化銀層が存在してもよい。
又、最外層の体積は粒子全体の3〜70モル%がよく、
5〜50モル%が更に好ましい。高沃化銀含有率層の体
積は、粒子全体の10〜80%とするのが望ましく、1
5〜50%、更には15〜45%が望ましい。
中間層の体積は、粒子全体のの5〜70%、更には10
〜65%がよい。
これらの層は、均一組成の単一層であってもよいし、均
一組成の複数層から成る、ステップ状に組成の変化する
層群であってもよいし、或は任意層の中において連続的
に組成の変化するような連続層であってもよいし、これ
らの組合せでもよい。
本発明のハロゲン化銀乳剤の別の態様として、粒子内に
局在した沃化銀が実質的に均一な層を形成するのでなく
、沃化銀金を率が粒子中心から外側部に向って連続的に
変化する態様が挙げられる。
この場合、特開平1−341582号や同2−943号
に示される沃化銀組成構造を有することが好ましい。
又、この場合においても粒子最外層の沃化銀含有率は5
モル%未満であることが好ましく、特に好ましくは0〜
4モル%の沃臭化銀である。
本発明のハロゲン化銀乳剤は平均沃化銀含有率が4〜2
0モル%である沃臭化銀から成ることが好ましく、特に
好ましくは、該平均沃化銀含有率が5〜15モル%であ
る場合である。
更に、本発明に係るハロゲン化銀粒子は、本出願人によ
る特願平2−34186号に示される、ハロゲン化銀粒
子の表層か該表層に内隣接する層より沃化銀含有率が高
い構造を有していてもよい。
本発明のハロゲン化銀乳剤は以下の■〜■の少なくとも
1つの条件を満たすことが好ましい。
■ 蛍光X線分析法によって求めた平均沃化銀含有率(
Jl)とXPS法で求めた粒子表面の沃化銀含有率(J
2)を比べたときJl>J2なる関係を満足するもので
あること。
ここでXPS法について説明すると、次のとおりである
XPS法による測定に先立って、乳剤を以下のように前
処理する。まず、乳剤にプロナーゼ溶液を加え、40°
Cで1時間撹拌してゼラチン分解を行う。
次に遠心分離して乳剤粒子を沈降させ、上澄み液を除去
した後、プロナーゼ水溶液を加え、上記の条件で再度ゼ
ラチン分解を行う。この試料を再び遠心分離し、上澄み
液を除去した後、蒸留水を加えて乳剤粒子を蒸留水中に
再分散させ、遠心分離し、上澄み液を除去する。この水
洗操作を3回繰返した後、乳剤粒子をエタノール中に再
分散させる。これを鏡面研磨したソリコンウェハ上に薄
く塗布して測定試料とする。
XPS法による測定には、例えば装置としてP旧社製E
SCA/ SAM560型を使用し、励起用X線にMg
−にα線、X線源電圧15KV、 X線源電流40mA
、パスエネルギー50eVの条件で行う。
表面ハライド組成を求めるためにAg5d、 Br5d
+3d3/2電子を検出する。組成比の算出は各ピーク
の積分強度を用いて、相対感度係数法により行う。
Ag5d、 Br5d、 13d3/2相対感度係数と
してそれぞれ5.10.0.81.−4.592を使用
することにより、組成比は原子パーセントを単位として
与えられる。
■ 蛍光X線分析法(こよって求めた平均沃化銀含有率
(Jl)とXMA法を用いハロゲン化銀粒子の粒径方向
に対して中心部より80%以上離れた/%ロゲン化銀結
晶上で測定した沃化銀含有率の測定値の平均値(J3)
を比べたとき、Jl>Jsなる関係を満足するものであ
ること。
XMA法(X−ray Micro Analysis
)について説明すると、次のとおりである。エネルギー
分散型X線分析装置を電子顕微鏡に装填した電子顕微鏡
観察用グリッドにハロゲン化銀粒子を分散し、液体窒素
冷却にて1粒子がCRT視野に入るように倍率を設定し
、一定時間AgLα、 ILa線の強度を積算する。I
Lσ/AgLαの強度比をあらかじめ作成しておいて検
量線を用いて沃化銀含有率を算出することができる。
■ CuKa線を線源とした(420) X線回折シグ
ナルの最高ピーク高さX O,13において、回折角度
の1.5度以上に亘ってシグナルが連続して存在するこ
と。より好ましくは、シグナルの最高ピーク高さX O
,15において、回折角度の1.5度以上に亘ってシグ
ナルが連続して存在するものである。更にシグナルの存
在する回折角度が1.8度以上に亘ることが好ましく、
特に2.0度以上に亘って存在することが好ましい。
シグナルが存在するとは、最高ピーク高さ×0.13或
はX O,15において、その高さ以上のシグナル強度
であることを言う。
■ CuKa線を線源とした上記(420,) X線回
折ングナルが二つもしくは三つのピークを有するもので
あること。特に好ましくは三つのピークを有するもので
ある。
ハロゲン化銀の結晶の構造を調べる方法として知られて
いるX線回折法について述べると、次のとおりである。
X線の線源として色々の特性X線を用いることができる
。中でもCuをターゲットとしたCuKa線は最も広く
用いられているものである。
沃臭化銀は岩塩構造を有し、CuKa線での(420)
回折線は、2#71〜74度に観測されるシグナル強度
が比較的強く高角度であるため、分解能もよく結晶構造
を調べる上で最適である。
写真乳剤のX線回折の測定に当たっては、ゼラチンを除
去し、シリコンなどの標準試料を混ぜ、粉末法によって
測定することが必要である。
測定方法に関しては、基礎分析化学講座24「X線分析
」 (共立出版)などを参考に行うことができる。
本発明の乳剤は粒子間の沃化銀含有率がより均になって
(゛ることか好ましい。XMA法によって個々のハロゲ
ン化銀粒子の平均沃化銀含有率を測定したとき、測定値
の相対標準偏差か20%以下であることか好ましい。更
に好ましくは15%以下、特に好ましくは12%以下の
ものである。
ここに相対標準偏差とは、例えは少なくとも100個の
乳剤の沃化銀含有率を測定した際の沃化銀含有率の標準
偏差をそのときの平均沃化銀含有率で除した値×100
である。
本発明のハロゲン化銀粒子は、その晶癖には特に限定は
ない。
本発明のハロゲン化銀粒子は、立方体、8面体、12面
体、14面体、24面体のような正常晶でもよく、平板
状のような及び地形状の双晶、更にじゃがいも状等の不
定形粒子であってもよい。又これらの混合物であっても
、よい。
平板状の双晶である場合、粒子の投影面積同等円換算直
径と粒子厚みの比が1〜2oのものが投影面積の60%
以上であることが好ましく、更に1.2以上8.0未満
か好ましく、特に1.5以上、5.0未満が好ましい。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、単分散性のハロゲン化銀
乳剤であることが好ましい。
本発明において、単分散性ハロゲン化銀乳剤とは、平均
粒径dを中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲ
ン化銀重量が全ハロゲン化銀重量の70%以上であるも
のを言い、好ましくは80%以上、更に好ましくは90
%以上である。
ここに平均粒径dは、粒径d、を有する粒子の頻度n1
とd13との積n 、 X d 、 3が最大になると
きの粒径d1と定義する。(有効数字3桁、最小桁数字
は4捨5人とする) ここで言う粒径とは、粒子の投影像を同面積の円像に換
算したときの直径である。
粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に
拡大して投影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得ることができる。(測
定粒子個数は無差別に1000個以上あることとする。
) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は粒径標準偏差 平均粒径  Xl00=分布0広さ(%)によって定義
した分布の広さが20%以下のものであり、更に好まし
くは15%以下のものである。
ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は算術平均とする。
平均粒径=  Id  n Σ n 本発明のハロゲン化銀乳剤の平均粒径は0.1μm〜1
0.Oμmであることが好ましく、更に好ましくは0.
2μm〜5.0μm1特に好ましくは0.3μm〜3.
0μmである。
単分散性の正常晶乳剤は、例えば、特開昭59−177
535号、同60−138538号、同59−5223
8号、同60−143331号、同60−35726号
、同60−258536号及び同6114636号公報
等に開示された方法を参考にすることによって製造する
ことができる。
単分散性の双晶乳剤は、例えば、特開昭61−1463
6号公報に開示された球型種乳剤を成長させる方法を参
考にすることによって得ることができる。
本発明の乳剤、又は本発明の乳剤を用いて得られる感光
材料(以下、本発明の感光材料と称する場合もある)を
構成する場合に必要に応じて併用するそれ以外の乳剤に
ついて、その調製時(種乳剤の調製時も含む)に、ハロ
ゲン化銀粒子に対して吸着性を有するゼラチン以外の物
質を添加してもよい。このような吸着物質は例えは増感
色素、カブリ防止剤又は安定化剤として画業界で用いら
れる化合物、又は重金属イオンが有用である。上記吸着
性物質は特開昭62−7040号に具体例が記載されて
いる。
該吸着性物質の中で、カブリ防止剤、安定化剤の少なく
とも1種を種乳剤の調製時に添加せしめることが、乳剤
のカブリを減少せしめ、かつ経時安定性を向上せしめる
点で好ましい。
該カブリ防止剤、安定化剤の中でヘテロ環メルカプト化
合物及び/又はアザインデン化合物が特に好ましい。よ
り好ましいヘテロ環メルカプト化合物、アザインデン化
合物の具体例は、特開昭63−41848号に詳細に記
載されている。
上記へテロ環メルカプト化合物、アザインデン化合物の
添加量は限定的ではないが、ハロゲン化銀1モル当たり
好ましくはl X 10−5〜3 X 10−2モル、
更に好ましくは5 X 10−5〜3 X 10−’モ
ルである。この量はハロゲン化銀粒子の製造条件、ハロ
ゲン化銀粒子の平均粒径及び上記化合物の種類により適
宜選択されるものである。
本発明の感光材料は、ハロゲン化銀粒子として本発明の
ハロゲン化銀粒子の外に、それ以外のハロゲン化銀粒子
を併用してもよい。
併用するハロゲン化銀粒子は、いがなる粒子サイズ分布
を持つものを用いても構わない。粒子サイズ分布の広い
乳剤(多分散性乳剤と称する)を用いてもよいし、粒子
サイズ分布の狭い単分散性乳剤であってもよい。
本発明の感光材料は、それを構成するハロゲン化銀乳剤
層の少なくともいずれが1層に本発明のハロゲン化銀粒
子を含有して形成されるが、同じ層に本発明のハロゲン
化銀粒子以外のハロゲン化銀粒子が含有されていてもよ
い。
この場合好ましくは本発明の7・ロゲレ化銀粒子を含有
する乳剤か20M量%以上を占めるのか望ましく、40
重量%以上を占めるのが更に望ましく・。
又、本発明の感光材料が2以上のノ・ロゲン化銀乳剤層
を有する場合、本発明の7・ロゲン化銀粒子以外のハロ
ケン化銀粒子のみから成る乳剤層か存在していてもよい
この場合、本発明の乳剤が、感光材料を構成する全ての
感光性層に使用されるハロゲン化銀乳剤の10重量%以
上を占めるのが好ましく、20重量%以上を占めるのが
更に好ましい。
本発明のハロゲン化銀粒子は、リサーチ・ディスクロー
ジャー (Research Disclosure、
以下RDと略す)の下記に示す巻及び頁に記載の分光増
感剤を用いて分光増感されることかでき、或は他の増感
剤を併用して分光増感できる。
No、17643 (P、23−24)No、1871
6 (P、648〜649)No、308119(P、
996.TV−A、 B、 C,D : H。
I、1項) 本発明において得られる効果は、本発明のハロゲン化銀
粒子を分光増感することによって顕著となる。特に、ト
リメチン及び/又はモノメチンのシアニン色素を単独で
、或は他の分光増感剤と併用して用いる場合に、本発明
の効果はより顕著となる。又本発明の感光材料中に、必
要に応じて用いられる本発明のハロゲン化銀粒子以外の
他のハロゲン化銀粒子は、適宜所望の波長域に光学的に
増感することができる。その場合の光学増感方法には特
に制限はなく、例えばゼロメチン色素、モノメチン色素
、ジメチン色素、トリメチン色素等のシアニン色素或は
メロンアニン色素等のシアニン色素或はメロンアニン色
素等の光学増感剤を単独或は併用して光学的に増感する
ことができる。
増感色素の組合せは特に強色増感の目的でしばしば用い
られる。増感色素と共に、その自身分光増感作用を持た
ない色素或は可視光を実質的に吸収しない物質であって
、強色増感を示す物質を乳剤中に含んでもよい。これら
の技術については米国特許2,688,545号、同2
,912.329号、同3,397,060号、同3,
615,635号、同3,628,964号、英国特許
1195.302号、同1,242,588号、同1,
293,862号、西独特許(OLS) 2,030,
326号、同2,121,780号、特公昭43−14
030号、RD176巻17643 C1978年12
月発行)第23頁■の1項等にも記載されている。その
選択は増感すべき波長域、感度等、感光材料の目的、用
途に応じて任意に定めることが可能である。
本発明においては通常用いられる各種化学増感処理を施
すことができる。化学増感処理に用いるカルコゲン増感
剤には硫黄増感剤、セレン増感剤、テルル増感剤がある
が、写真用として用いるには硫黄増感剤、セレン増感剤
が好ましい。硫黄増感剤としては公知のものを用いるこ
とができる。例えば、チオ硫酸塩、アリルチオカルバミ
ド、チオ尿素、アリルイソチオンアナート、ンスチン、
pトルエンチオスルホン酸塩、ローダニンなどが挙げら
れる。その他、米国特許1,574,944号、同2,
410.689号、同2,278,947号、同2,7
28,668号、同3゜501.313号、同3,65
6,955号、西独出願公開(OLS)1.422.8
69号、特開昭56−24937号、同55−4501
6号等に記載されている硫黄増感剤も用いることができ
る。硫黄増感剤の添加量は、乳剤の感度を効果的に増大
させるに十分な量でよい。この適量はpH1温度、ハロ
ゲン化銀粒子の大きさなと種々の条件の下で相当の範囲
にわたって変動するが、目安としては、ハロゲン化銀1
モル当たり約l0−7モル〜約10−1モル程度が好ま
しい。
セレン増感剤としては、アリルイソセレノシアナートの
如き脂肪族インセレノシアナート類、セレノ尿素類、セ
レノケトン類、セレノアミド類、セレノカルボン酸類及
びエステル類、セレノホスフェート類、ジエチルセレナ
イド、ジエチルセレナイド等のセレナイド類などを用い
ることができ、それらの具体例は、米国特許1,574
,944号、同1,602,592号、同1,623,
499号に記載されている。
添加量は硫黄増感剤と同様に広い範囲に亘って変化する
が、目安としては、ハロゲン化銀1モル当たり約10−
7モル−10−1モル低度が好ましい。
本発明において、金増感剤としては金の価数が十1価で
もi3価でもよく、多種の金化合物が用いられる。代表
的な例としては塩化金酸類、カリウムクロロオーレート
、オーリックトリクロライド、カリウムオーリックチオ
シアネート、カリウムヨードオーレート、テトラ/アノ
オーリンクアシド、アンモニウムオーコチオ/アネート
、ピリジルトリクロロゴールドなとが挙げられる。
金増感剤の添加量は種々の条件により異なるが、目安と
してはハロゲン化銀1モル当たり約10−’モル〜1O
−1モルまでの範囲が好ましい。
金増感剤の添加時期は硫黄増感剤或はセレン増感剤と同
時でも、硫黄或はセレン増感工程の途中或は終了後でも
よい。
本発明における硫黄増感又はセレン増感、及び金増感を
施す乳剤のpAgは5.0〜1O60、pHは5.0〜
9.0の範囲が好ましい。
本発明における化学増感法には他の貴金属、例えば白金
、パラジウム、イリジウム、ロジウムのような金属塩或
はそれらの錯塩による増感法も併用できる。
更に金−ゼラチナートより金イオンを離脱させ、かつハ
ロゲン化銀粒子への金イオン吸着を促進する化合物とし
ては、Rh、 Pd、 Ir、 PL等の錯体が効果的
である。
具体的化合物としては、(NHa)z[PtcL]、(
NH,)2 [PdCQ、]、K、[IrBr、]、(
NH+)3[RhCQ6112H20等が挙げられるが
、特に好ましいのはテトラクロロバラジウム(■)酸7
7 モーラム(NH4)2 [PdCL]である。添加
量は金増感剤に対し化学量論比(モル比)で10〜10
0倍の範囲が好ましい。
添加時期は、化学増感処理の開始時、進行中、終了後の
何れの工程でもよいが、好ましくは化学増感処理進行中
であり、特に好ましくは金増感剤の添加と同時或はその
前後である。
本発明においては更に還元増感を併用することも可能で
ある。還元剤としては特に制限はないが、公知の塩化笑
−錫、二酸化チオ尿゛素、ヒドラジン誘導体、ポリアミ
ン等が挙げられる。
還元増感を行う時期はハロゲン化銀粒子の成長中に行う
が、カルコゲン増感、金増感及び貴金属増感の終了後に
行うことが好ましい。
更に化学増感処理においては含窒素複素環特に好ましく
はアザインデン環を有する化合物を共存させてもよい。
含窒素複素環化合物の添加量は乳剤粒子の大きさ、組成
及び化学増感条件などに応じて広い範囲にわたって変化
するが、好ましくは、ハロゲン化銀粒子表面に単分子層
からlO分子層を形成する程度の量を添加されるのがよ
い。この添加量は増感時のpH及び/又は温度変化によ
る吸着平衡状態のコントロールによって加減することも
可能である。
又、前記化合物を二種類以上併せた全体の量が上記の範
囲となるようにして乳剤に添加してもよい。
該化合物の乳剤への添加方法は写真乳剤に有害な作用を
及ぼさない適当な溶媒(例えば水或はアルカリ水溶液)
に溶解して、溶液として添加することができる。添加時
期は化学増感のために硫黄増感剤或はセレン増感剤を添
加する前又は同時が好ましい。金増感剤の添加は硫黄又
はセレン増感の途中或は終了時でもよい。
更にこのハロゲン化銀粒子は増感色素を用いて、所望の
波長域に光学的に増感できる。
本発明の実施に際して、感光材料には種々の添加剤を用
いることができる。例えは、使用できる公知の写真用添
加剤は、RDに例示されている。下表に関連する記載箇
所を示す。      −色濁り防止剤 色素画像安定剤 増   白   剤 紫外線吸収剤 光吸収剤 光散乱剤 フィルター染料 バインダ スタチック防止剤 硬   膜   剤 可   塑   剤 潤   滑   剤 活性剤・塗布助剤 マ   ッ    ト   剤 現   像   剤 (感光材料中に含有) 25〜26 25〜26 本発明には種々のカプラーを使用することができ、その
具体例は、上記RDに例示されている。下表に関連ある
記載箇所を示す。
〔項目〕CRD 308119のページシイエローカプ
ラー   1001 ■−D項マゼンタカプラー   
1001 ■−D項シアンカプラー  1001■−0
項 カラードカプラー   1002 ■−G項DIRカプ
ラー  1001■−F項 BARカプラー  1002■−F項 (RD 17643) ■ C−0項 ■ C−0項 ■ C−C項 ■ 0項 ■ F項 アルカリ可溶カプラー   1001  ■−E項本項
四発明用する添加剤は、RD308119X IVに記
載されている分散法などにより、添加することができる
本発明においては、前述RD1764328頁、RD1
8716647〜8頁及びRD308119のX■に記
載されている支持体を使用することができる。
本発明の感光材料には、前述のRD308119■−に
項に記載されているフィルター層や中間層等の補助層を
設けることかできる。
本発明の感光材料は前述のRD308119■−に項に
記載されている順層、逆層、ユニット構成等の様々な層
構成をとることができる。
本発明は、一般用もしくは映画用のカラーネガフィルム
、スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フィルム、
カラーペーパー、カラーポジフィルム、カラー反転ペー
パーに代表される種々のカラー感光材料に好ましく適用
することかできる。
又、白黒一般用、Xレイ用、赤外用、マイクロ用、銀色
素漂白法用、拡散転写法用、反転用等の種々の用途にも
供し得る。
本発明の感光材料は、通常用いられる公知の方法により
現像処理することができる。例えばRD1764328
〜29頁、RD18716615頁及びRD30811
9X ffに記載された通常の方法によって、現像処理
することができる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を具体的に説明するか、本
発明はこれに限定されない。
寅雄側−1 (八面体沃臭化銀乳剤EM−1の調製)平均粒径033
μmの単分散沃臭化銀粒子(沃化銀含有率2 moQ%
)を種結晶として、八面体の沃臭化銀乳剤を調製した。
溶液<G−1>を温度75°C,pAg7.8、pH7
,0に保ち、よく撹拌しなから0.34モル相当の種乳
剤を144.4mQ添加した。その後、<H−1> と
 くSl〉を1:1の流量比を保ちなから、加速された
流量(終了時の流量が初期流量の3.6倍)でダブルジ
ェット法により86分を要して添加した。
ソノ後、pAglO,1、pH6,0i:調整し、(H
−2>と<S=2>を1.lの流量比を保ちなから、加
速された流量(終了時の流量が初期流量の5.2倍)で
ダブルジェット法により65分を要して添加した。
得られた乳剤は、平均粒径1 、’15μm1分布の広
さが12.4%、沃化銀含有率6,26mo(2%の八
面体沃臭化銀粒子を含む単分散乳剤であった。この乳剤
をEM−1とする。
(八面体沃臭化銀乳剤EM−2〜EM−6の調製)乳剤
EM−1の調製で用いた<H−1>及びくH2〉に使用
した低分子量ゼラチン(COL−1)の30%、60%
、70%、80%、90%を一般的なオセインゼラチン
(COL−0)に置き換えた以外はEM−1と同様にし
て、八面体の沃臭化銀乳剤EM−2〜EM6を調製した
(臭化銀微粒子乳剤MC−1の調製) 0.020モルの臭化カリウムを含む、9.6重量%の
ゼラチ7 (COL −1:平均分子量−8000)溶
液5000m12に、10.6モルの硝酸銀と臭化カリ
ウムを含む水溶液各々3500mQを加速された流量で
(終了時の流量か初期流量の5倍)28分間かけて添加
した。微粒子調製中の温度は15°Cに保たれた。
得られた臭化銀微粒子を拡大率6万倍の電子顕微鏡写真
で確認したところ、平均粒径は0.028μmであった
(沃化銀微粒子乳剤MC−2の調製) 0.004モルの沃化カリウムを含む、9.6重量%の
ゼラチン(COL−1)溶液10100Oに、1.06
モルの硝酸銀と沃化カリウムを含む水溶液各々250m
(2を加速された流量で(終了時の流量が初期流量の4
倍) 33.6分間かけて添加した。微粒子調製中の温
度は15°Cに保たれた。
得られた沃化銀微粒子を拡大率6万倍の電子顕微鏡写真
で確認したところ、平均粒径は0.022μmであった
(八面体沃臭化銀乳剤EM−7の調製)結晶成長を、上
記微粒子(MC−1) 、 (MC−2)を用いて行っ
た以外はEM−1と同様にしてEM−7を調製した。
溶液<G−1>を温度75°c、 pAg 7.8、p
H7,0に保ち、よく撹拌しなから0.34モル相当の
種乳剤144.4mQを添加した。その後、臭化銀微粒
子乳剤(MC−1)ト沃化銀微粒子乳剤(MC−2)を
7=3の流量比を保ちなから加速された流量(終了時の
流量が初期流量の3.6倍)で86分を要して添加した
。その間に消費された微粒子は、(MC−1)と(MC
−2)を合計して1.82モル相当であった。
ソノ後、pAg 10.1. pH6,0ニ保チナから
、臭化銀微粒子乳剤(MC−1)を加速された流量(終
了時の流量が初期流量の5.2倍)で65分を要して添
加した。この間に消費された微粒子(MC−1)は6.
67モル相当であった。
得られた乳剤は、平均粒径1.15μm1分布の広さが
10.7%、沃化銀含有率6.26moQ%の八面体沃
臭化銀粒子を含む単分散乳剤であった。この乳剤をEM
−7とする。
(EM−8〜EM−13の調製) EM−1及びEM−7に対して、表−1に示すように脱
離ゲル化性分散媒処理を施し、EM−8〜EM10及び
EM−11−EM−13を調製した。この時、G剤とし
て前記例示化合物G−8を用いた。
処理後の各乳剤は、分散媒含有量及び体積が処理前と同
じになるように調整された。分散媒含有量の調整は、ゼ
ラチン(COL−0)を用いて行われた。又、40°C
にてpH及びI)Agをそれぞれ5.8及び8.06に
調整した。
乳剤中に含有される難ゲル化性分散媒の定量は、ゲル濾
過クロマトグラフィー法で行った。その際、事前に作成
した検量線を使用した。
C0L−0ニ一般的な写真用ゼラチン 平均分子量= 100000 COL 1 : C0L−0を酵素分解して作製した低分子量セ
ラチン 平均分子量−8000 (G−1> オセインゼラチン(COL−0) 100.0g (H−1> 〈S 1 〉 〈H 2〉 化合物 工:ポリイソブロビレン・ポリエチレ ンオキシ・ジ琥珀酸エステルナト リウム塩の10%エタノール水溶液 <S−2> (ハロゲン化銀写真感光材料試料の作製)EM−1−E
M−13の各乳剤に対して金・硫黄増感及び分光増感を
最適に施し、これらの乳剤を用いてトリアセチルセルロ
ースフィルム支持体上に、下記に示すような組成の各層
を順次支持体側から形成して、多層カラー写真感光材料
の試料を作製した。
以下の全ての実施例において、ハロゲン化銀写真材料中
の添加量は特に記載の無い限りl m2当たりのg数を
示す。又、ハロゲン化銀及びコロイド銀は、銀に換算し
て示した。尚、増感色素は同一層中の銀1モル当たりの
モル数で示す。
多層カラー写真感光材料試料−1の構成は以下の通りで
ある。
試料−1(比較) 第1層;ハレーション防止層(HC−1)黒色コロイド
銀           0.2UV吸収剤(UV−1
)        0.23高沸点溶媒(○i(2−1
)        0.18ゼラチン        
      1.4第2層;第1中間層(IL−1) ゼラチン              1.3第3層;
低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(EM−L)       1.0増感色
素(S D−1)       1.8X 10−5増
感色素(SD−2) 増感色素(SD−3) ンアンカプラー(C−1) カラードシアンカプラー(CC DIR化合物 (D−1) DIR化合物 (D−3) 高沸点溶媒  (Oi4−1) ゼラチン 2.8X 10−’ 3、OX 10−’ 0.70 1  )   0.066 0.03 0.01 O164 1,2 第4層;中感度赤感性乳剤層(RM) 沃臭化銀乳剤(EM−M) 増感色素(SD−1) 0.8 2、lX 10−’ 1.9X 10−’ 1.9X 10−’ 0.28 0.027 0.0I O126 0,6 増感色素(SD−2) 増感色素(SD−3) シアンカプラー(c−1) カラードシアンカプラー(CC−1) DIR化合物 (D−1) 高沸点溶媒  (○1Q−1) ゼラチン 第5層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(EM−1) 1.70 増感色素(SD−1) 増感色素(SD−2) 増感色素(SD−3) シアンカプラー(c−1) シアンカプラー(C−2) カラートンアンカブラー(CC DIR化合物 CD−1) 高沸点溶媒  (○112−1) ゼラチン 第6層・第2中間層(IL−2) ゼラチン 第7層:低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(EM−L) 増感色素(SD−4) 増感色素(SD−5) マゼンタカプラ=(M−1) マゼンタカプラー(M−2) カラードマゼンタカプラー(CM DIR化合物  (D−2) DIR化合物  (D−3) 1.9X 10−5 1.7X 10−’ 1.7X 10−’ 0.05 0.10 1)   0.02 0.025 0.17 1.2 0.8 1.1 6.8X 1o−5 6,2X 10−’ 0.54 0.19 1)0.06 0.017 0、Ol 高沸点溶媒   (○rc−2) ゼラチン 第8層:中感度緑感性乳剤層(G M )沃臭化銀乳剤
(E M −M ) 増感色素(SD−6) 増感色素(SD−7) 増感色素(SD−8) マゼンタカプラー(M−1) マゼンタカプラー(M−2) カラードマゼンタカプラー(CM DIR化合物  CD−2) 高沸点溶媒   (○1(1−2) ゼラチン 第9層;高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(EM−1) 増感色素(SD−4) 増感色素(SD−6) 増感色素(SD−7) 増感色素(SD−8) マゼンタカプラー(M−1) 0.81 1.8 0.7 1.9X  10−’ 1.2X  10−’ 1.5x  IQ−5 0,07 0,03 1)0.04 0.018 0.30 0.8 1.7 2、lX  10−5 1.2X  10−’ 1、OX  10−’ 3.4X  10−’ 0.09 マゼンタカプラー(M−3) カラードマゼンタカプラー(CM 高沸点溶媒   (01(1−2) ゼラチン 第10層:イエローフィ 黄色コロイド銀 色汚染防止剤(SC−1) 高沸点溶媒 (Oi(2−2) ゼラチン ホルマリンスカベンジャ ホルマリンスカベンジャ 第11層−低感度青感性乳剤層(B L)沃臭化銀乳剤
(EM−L) 沃臭化銀乳剤(EM−M) 増感色素(SD−9) 増感色素(SD−10) イエローカプラー(Y−1) イエローカプラー(Y−2) DIR化合物 (D−1) 高沸点溶媒  (Oi12−2) 0.05 0.1 0.13 0.7 (H3−1)0.09 (MS−2)0.0フ ルター層(Y C) 0.04 1)0.04 0.31 1.2 0.5 0.5 5.2X 10情 1.9X 10−’ 0.65 0.24 0.03 0.18 ゼラチン             1・3ホルマリン
スカベンジヤ(HS −1’)  0.08第12層;
高感度青感性乳剤層(B H)沃臭化銀乳剤(EM−1
)      1.0増感色素(S D −9)   
    1.8X 10情増感色素(S D −10)
       7.9x 10−I′イエローカプラー
(Y−1)      0.15イエローカプラー(Y
−2)     0.05高沸点溶媒   (○lQ 
−2)    0.074ゼラチン         
    1.3ホルマリンスカベンジヤ(Hs −1)
  0.05ホルマリンスカベンジヤ(H3−2)  
0.12第13層;第1保護層(Pro−1) 微粒子沃臭化銀乳剤        0.4(平均粒径
0.08μm Agl 1モル%)紫外線吸収剤(U 
V −1>      0.07紫外線吸収剤(UV−
2)      0.10高梯点溶媒 (OiQ−1)
      0.07高沸点溶媒 (○i12−3 )
      0.07ホルマリンスカベンジヤ(H5−
1)  0.13ホルマリンスカベンジャ(H5−2)
  0.37ゼラチン             1.
3策14層:第2保護層(Pro−2) アルカリ可溶性77ト剤 (平均粒径2μm)     0.13ポリメチルメタ
クリレート (平均粒径3μm)     0.02滑り剤  (W
A X −1)      0.04ゼラチン    
         0.6尚、上記組成物の他に、塗布
助剤5u−1、分散助剤5u−2、粘度調整剤、硬膜剤
H−1,H−2、安定剤5T−1、カブリ防止剤AF−
1、Mw : 10000及びMw : 1.100.
OOOの2種のAF−2を添加した。
上記試料に用いた乳剤EM−L、EM Mは、 下記に示すとおりである。
各乳剤は、金−硫黄増感を最適に施した。
Q C−1 CM−1 Su ○ 0i(2 i12 ut −3 重量平均分子量Mw=3,000 Su−2 5D−5 AF−2 次に上記試料−1における第5層、第9層、第12層の
沃臭化銀乳剤EM−1の代わりに、表−2に示すように
、乳剤EM−2〜E M −18を用いて、試料−2〜
試料−18を作成した。
このようにして作成した各試料に対して白色光を用いて
ウェッジ露光したのち、下記現像処理を行った。
1、カラー現像・・・・・3分15秒 38.0±0 
、1 ’C!2、漂   白・・・・・6分30秒 3
8.0±3.0°C3、水   洗・・・・・3分15
秒 24〜41°C4、定   着・・・・・6分30
秒 38,0±3.0°C5、水   洗・・・・・3
分15秒 24〜41°C6、安   定・・・・・3
分15秒 38.0±3.0°C7、乾   燥・・・
・・50°C以下各工程に用いる処理液組成を以下に示
す。
〈発色現像液〉 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)アニリン・硫酸塩4.75g 無水亜硫酸ナトリウム       4.25gヒドロ
キシルアミン・l/2硫酸塩   2.0g無水炭酸カ
リウム         37.5g臭化ナトリウム 
         1−3gニトリロ三酢酸・3ナトリ
ウム塩(l水塩)2.5g 水酸化カリウム          1.0g水を加え
てlQとする(pH−10,1)〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄(I[[) アンモニウム塩          100.0gエチ
レンジアミン四酢酸2アンモニウム塩10.0g 臭化アンモニウム         150.0g氷酢
酸              10.0g水を加えて
112とし、アンモニア水を用いてpH6,0に調整す
る。
〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム       175.0g無水
亜硫酸ナトリウム       8.5gメタ亜硫酸ナ
トリウム       2.3g水を加えて112とし
、酢酸を用いてpH6、0に調整する。
〈安定液〉 ホルマリン(37%水溶液)      1.5mQコ
ニダックス(コニカ株式会社製)  7.5m(2水を
加えて112とする。
得られた各試料に対してそれぞれ、赤色光、緑色光、青
色光を用いて、相対カブリ、相対感度の測定を試料作製
直後に行った。そのうち、緑色光においての測定結果を
表−2に示す。
相対カブリは、最小濃度(Dmin)の相対値であり、
試料−1のDmin値を100とする値で示した。
相対感度は、Dmin+ 0.15の濃度を与える露光
量の逆数の相対値であり、試料−1の感度を100とす
る値で示した。
又、赤色光、青色光を用いての測定においても表−2と
同様の結果が得られた。
実施例−2 (六角状平板沃臭化銀乳剤EM−Aの調製)平均粒径0
.83μmの単分散平板沃臭化銀粒子(アスペクト比4
、沃化銀含有率2 moff%)を種結晶として、六角
状の平板沃臭化銀乳剤を調製した。
反応容器内の溶液<G−2>を温度75°cspAg8
.4、pH6,5に保ち、よく撹拌しなから1.10モ
ル相当の種乳剤を添加した後、反応容器の近傍に設けら
れた微粒子調製用の混合器から微粒子を調製しつつ連続
的に供給することによって結晶成長を行った。混合容器
内に、(H−3>と<S−3>及び<G−3> を加速
された流量でトリプルジェット法により63分を要して
加圧添加した。
混合器内で調製された微粒子は、混合器内での平均滞留
時間30秒をもって反応容器に添加された。
この間、混合器の撹拌翼の回転数は4000r、p、m
、に、温度は15°Cに保持された。
続いて、(H−4>と(S−4>及び(G−4>を、同
様に48分を要して添加した。この間、混合器の撹拌翼
の回転数は3500r、p、m、に保持され、混合器内
で調製された微粒子は、平均滞留時間20秒で反応容器
に添加された。更に、<H−5>と〈S5〉及び<G−
5>を、同様に30分を要して添加した。この間に、混
合器内で調製された微粒子は、平均滞留時間19秒で反
応容器に添加された。
混合器内で形成された微粒子の粒径を、拡大率6万倍の
電子顕微鏡写真で確認したところ平均粒径は0.014
μmであった。
このようにして得られた乳剤は、平均粒径1.51μm
1アスペクト比3、分布の広さが11.2%、沃化銀含
有率8.63mo4%の六角状平板沃臭化銀粒子を含む
単分散乳剤であった。この乳剤をEM−Aとする。
<G−2> <S−3> 〈G 4 〉 <H−4> (G−3> <S−4> <H−3> 〈G 5〉 くH 5〉 以下5余′白 <S−5> (EM−B−EM−Dの調製) <G−3> 、<G−4> 、<G−5>で用いた低分
子量ゼラチン(COL−1)の代わりに合成高分子化合
物(COL−2〜C0L−4)を用いた以外は、EM−
Aと同様にして、EM−B−EM−Dを調製した。
C0L−2:ポリビニルアルコール 平均分子量−60000 COL−3:ポリビニルピロリドン 平均分子量= 50000 COL−4:キノリン基を有するビニルポリマー平均分
子量= 60000 (EM−A’〜EM−D’の調製) EM−A −EM−Dに対して、表−3に示すように、
前記例示化合物G−8を用いて脱離ゲル化性分散媒処理
を施し、EM−A’〜EM−D’を調製した。
EM−A’〜EM−D’の各乳剤は、分散媒含有量及び
体積が処理前と同じになるよう調製された。
分散媒含有量の調整は、ゼラチン(COL−0’)を用
いて行われた。又、40’CにてpH及びpAgをそれ
ぞれ5.8及び8.06に調整した。
(ハロゲン化銀写真感光材料試料の作製)EM−A、E
M−A’〜EM−D、EM−D’の各乳剤に対して金・
硫黄増感及び分光増感を最適に施し、実施例−1と同様
にして、試料−A1試料−A′〜試料−D1試料−D′
を作製した。
各試料に対して、露光、現像及びカブリ・感度の測定を
実施例−1と同様にして行った。
そのうち緑色光においての測定結果を表−4に示す。
尚、相対カブリは試料−AのDmin値を100とする
値で示し、相対感度は試料−Aの感度を100とする値
で示した。
又、赤色光、青色光を用いての測定結果においても表−
4と同様の結果が得られた。
表 ■ 表−2 表−1〜表−4から明らかなように、難ゲル化性分散媒
含有量が14g/Agモル以下である本発明のハロゲン
化銀乳剤は、比較乳剤に対して感度か高く、かつカブリ
が低い。
更に、低分子量ゼラチンを結晶成長に用いることによっ
て得られる単分散性の高い乳剤に、脱離ゲル化性分散媒
処理を施すことにより得られた本発明の乳剤は、難ゲル
化性分散媒含有量の等しい該処理を施さない本発明の乳
剤と比較して、より高い感度と低いカブリを有する。
又、本発明の効果は、ハロゲン化銀微粒子を供給するこ
とによって結晶成長が行われた乳剤においてより顕著で
ある。
[発明の効果] 上述の如く、本発明のハロゲン化銀乳剤によれば、カブ
リの低減と高感度化を共に十分に達成できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分散媒と感光性ハロゲン化銀粒子から成るハロゲ
    ン化銀乳剤において、該ハロゲン化銀粒子の核形成及び
    /又は結晶成長過程の一部又は全てが保護コロイド性を
    有する難ゲル化性分散媒の存在下で行われ、かつ化学増
    感時の該ハロゲン化銀乳剤に含有される難ゲル化性分散
    媒量が14g/銀1モル以下であることを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真乳剤。
  2. (2)ハロゲン化銀乳剤中の感光性ハロゲン化銀粒子の
    核形成及び/又は結晶成長過程の一部又は全てが、保護
    コロイド性を有する難ゲル化性分散媒の存在下に調製さ
    れた微小なハロゲン化銀粒子を含有するハロゲン化銀乳
    剤を供給することによって行われることを特徴とする請
    求項1記載のハロゲン化銀写真乳剤。
JP23157690A 1990-08-31 1990-08-31 ハロゲン化銀写真乳剤 Pending JPH04110935A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06148768A (ja) * 1992-11-04 1994-05-27 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法
EP0600543A1 (en) * 1992-11-28 1994-06-08 Kodak Limited Process for producing silver halide grains

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