JPH0533365U - 磁気テープカセツト - Google Patents

磁気テープカセツト

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JPH0533365U
JPH0533365U JP7340091U JP7340091U JPH0533365U JP H0533365 U JPH0533365 U JP H0533365U JP 7340091 U JP7340091 U JP 7340091U JP 7340091 U JP7340091 U JP 7340091U JP H0533365 U JPH0533365 U JP H0533365U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
magnetic tape
side plate
top plate
cassette
Prior art date
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Pending
Application number
JP7340091U
Other languages
English (en)
Inventor
治己 青石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7340091U priority Critical patent/JPH0533365U/ja
Publication of JPH0533365U publication Critical patent/JPH0533365U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットハーフの側板部の変形を防止するこ
とにより、製品の歩留り向上と信頼性向上とを図り得る
ようにした磁気テープカセットを提供する。 【構成】 磁気テープカセット1を構成する上下一対の
カセットハーフ2a、2bの天板部11と側板部12と
を同一厚さt1 =t2 に形成し、成形後に天板部11と
側板部12とが同一条件で冷却固化されるようにして、
冷却固化時の条件の相違による変形を防止するようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はオーディオテープレコーダやVTRに多用されている上下カセットハ ーフの組体にてケースボディが構成された磁気テープカセットに関し、特に射出 形成時における変形の防止するようにしたカセットハーフ構造を備えた磁気テー プカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のオーディオ用磁気テープカセットの一例を図2及び図3を参照して説明 する。なお、図3は上下カセットハーフの組み合わせ状態を模式的に示すととも に一部拡大した断面図である。磁気テープカセット1は、周知のように上下一対 のカセットハーフ2a、2bをネジ3などにより一体に固定し、その内部に磁気 テープTを巻回した一対のリールハブ4a、4bを回動自在に支持したものであ る。
【0003】 前記カセットハーフ2a、2bは平板状の天板部11の内側に幾つかの突起や リブ、隔壁等を有しているものの、基本的には前記天板部11と該天板部11の 縁部に形成された側板部12とを有したどの垂直断面部分も略コ字状の構成であ り、また、リールシャフト挿入孔やカセット前方部分の台形部13が形成されて いる。そして、従来においては、前記天板部11と前記側板部12の厚みは、図 3の一点鎖線内の拡大部分に示したように、前記天板部11に対し前記側板部1 2が薄く形成されていた。
【0004】 このように前記天板部11と前記側板部12との厚みに差を設けた理由は、前 記天板部11の面積が広く、従って持ち運びやカセットケースに収納する際に外 圧が加わりやすいので、外圧による損傷を防ぐためである。 しかし、本願考案者の検討により、下記のような問題が明らかになった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
即ち、前記上下カセットハーフ2a、2bは、何れも合成樹脂を射出成形した ものである。そして、成形後の樹脂の固化時の態様をみると、当然、成形品の表 面から内部に向かって次第に冷却固化する性格を有している。 このため、前記上下カセットハーフ2a、2bの構造においては、前記側板部 12が先に固化し、次に前記天板部11が固化するようになる。この固化の時間 差により、前記側板部12が内倒れ、換言すれば内側方向に倒れるように変形す る。
【0006】 上述のように前記磁気テープカセット1は、前記上下カセットハーフ2a、2 bの側板部12を合せるようにして組立てるのであるから、前記側板部12が内 側方向に倒れるように変形すると、組み合わせ時の上下ハーフの位置合せ不良が 発生して歩留りが低下するだけでなく、ビズ締めによりこの変形はある程度強制 されるが、変形しようとする力が常時働いているための、温度変化や経年変化に よりケースボディの変形を発生させる大きな原因であった。 特に、近年においては磁気テープの高性能化し記録再生の品質向上が図られて おり、これに伴ってケースボディの高品質化が求められてきている。すなわち、 前記カセットハーフ11の変形により上下ハーフの合わせ面に隙間ができること もあり、この場合は、前記磁気テープカセット1内に塵埃が入り込みやすくなり 、磁気テープTに付着して記録再生特性の低下をきたす等の課題があった。
【0007】 本考案は前記課題を解決すべくなされたものであり、側板部の変形を防止する ことにより、製品の歩留り向上と信頼性向上とを図り得るようにした磁気テープ カセットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る前記目的は、上下一対のカセットハーフの組体からなるケースボ ディ内に、磁気テープを走行自在に巻装した一対のテープ巻装体を内蔵した磁気 テープカセットにおいて、前記上下一対のカセットハーフのそれぞれの天板部の 厚さと、前記天板部の縁部に形成される側板部の厚さとを同一に形成した磁気テ ープカセットによって達成される。
【0009】
【実施態様】
以下、図面を参照して本考案を適用した磁気テープカセットの実施態様を説明 する。なお、本実施態様の特徴は、前記天板部11の厚さt1 と前記側板部12 の厚さt2 とを同一に形成したことにある。故に実施態様の説明にあたっては、 図3を適宜援用すると共に同一の作用をなす部材については同一の符号を付す。
【0010】 磁気テープカセット1の全体構造及び外観については何等変るところはなく、 上下カセットハーフ2a、2bについても前記天板部11の厚さt1 と前記側板 部12の厚さt2 とをt1 =t2 に形成したことを除き形状上の変化はない。即 ち、図1の拡大部分に明示したように、前記天板部11の厚さt1 と前記側板部 12の厚さt2 とは、t1 =t2 に形成されている。 ここで注目すべきは、厚み設定にあたって前記天板部11の厚みを従来の側板 部12の厚みに合せず、前記側板部12の厚みを前記天板部11の厚みに合せた ことである。即ち、t1 =t2 であるが、前記天板部11の厚みはそのままで、 前記側板部12の厚さt2 を増して前記天板部11の厚さt1 と同一にした。
【0011】 以上の如く構成した上下カセットハーフ2a、2bを用いて図2に示したよう な磁気テープカセット1を組立てた場合、前記天板部11の機械的強度は低下せ ず、従来同様の信頼性が得られる。
【0012】 一方、上下カセットハーフ2a、2bを成形する際には、前記天板部11と前 記側板部12とが同一厚さであるから、冷却固化は同一条件で進行することにな る。従って、冷却固化の時間差はなく、従来例について説明した側板部12の内 側方向への倒れも発生せず、製品歩留りの向上と信頼性向上とを図ることができ る。
【0013】 また、前記上下カセットハーフ11の組み合わせをより頑強にする目的で、前 記側板部12の端面に段差による合せ構造や凸部と凹部による嵌合部15等の組 合せ構造を採用することができる。すなわち、このように前記側板部12の端面 が嵌合するような構造であって高い組み合わせ精度が要求されても、成形時の変 形が抑えられているので、凹凸部分の嵌合を容易に行うことができる。したがっ て、前記嵌合部15の如き上下ハーフの合わせ目の構造によれば、仮にカセット ハーフの僅かな変形にともない突き合わせ面が開く方向の変形が発生しても、隙 間の発生を防止することができる。
【0014】 なお、本実施態様では、前記天板部11の厚さt1 と前記側板部12の厚さt 2 とをt1 =t2 に形成しているが、実質的に同一であればよい。また、ビデオ 用磁気テープカセットにも利用することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案に係る磁気テープカセットは、上下一対のカセ ットハーフの天板部と側板部とを同一厚さに形成した構成である。したがって、 射出成形後の冷却固化の条件が同一になり、成形後に天板部と側板部とが同一条 件で冷却固化されるようになるので、冷却固化の条件の相違による側板部の変形 が生じない。 この結果、前記側板部の端面が嵌合するような構造で高い組み合わせ精度が要 求される構造でも、上述のごとく成形時の変形が抑えられているので、凹凸部分 の嵌合を容易に行うことができる。従って、本考案による磁気テープカセットは 、機械的強度の向上とともに防塵効果にも優れ、かつ製品歩留りの向上と信頼性 向上とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施態様を示す上下カセットハーフの
一部拡大断面図である。
【図2】従来の磁気テープカセットの一例を示す斜視図
である。
【図3】従来の上下カセットハーフの模式的断面図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 2a、2b カセットハーフ 4a、4b ハブ 11 天板部 12 側板部 15 嵌合部 T 磁気テープ t1 、t2 厚さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対のカセットハーフの組体からな
    るケースボディ内に、磁気テープを走行自在に巻装した
    一対のテープ巻装体を内蔵した磁気テープカセットにお
    いて、前記上下一対のカセットハーフのそれぞれの天板
    部の厚さと、前記天板部の縁部に形成される側板部の厚
    さとを同一に形成したことを特徴とする磁気テープカセ
    ット。
JP7340091U 1991-08-21 1991-08-21 磁気テープカセツト Pending JPH0533365U (ja)

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JP7340091U JPH0533365U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 磁気テープカセツト

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JP7340091U JPH0533365U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 磁気テープカセツト

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JPH0533365U true JPH0533365U (ja) 1993-04-30

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