JPH0441508Y2 - - Google Patents

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JPH0441508Y2
JPH0441508Y2 JP1584986U JP1584986U JPH0441508Y2 JP H0441508 Y2 JPH0441508 Y2 JP H0441508Y2 JP 1584986 U JP1584986 U JP 1584986U JP 1584986 U JP1584986 U JP 1584986U JP H0441508 Y2 JPH0441508 Y2 JP H0441508Y2
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JP
Japan
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hub
magnetic tape
gate
rib
circumferential wall
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JP1584986U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気テープカセツトに関し、さんらに
詳しくは、磁気テープを巻装するハブの改良され
た磁気テープカセツトに関するものである。
(従来技術) オーデイオ等に用いられている磁気テープカセ
ツトは、周知の如く磁気テープを巻装した一対の
フランジレスタイプのハブが内蔵されている。こ
のハブは一般にポリアセタール、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート等のプラスチツク材料から
成り、射出成形によつて製造されている。
上記従来のハブの断面図を第2図に示す。第2
図に示すように、ハブ10は磁気テープ(図示し
ない)が巻装される外周壁11と、ハブ駆動用の
スピンドルの係合する爪(図示しない)を備えた
穴15を形成する内周壁12とが、ハブ半径方向
に延びる水平なリブ14により繋げられた構造で
ある。すなわち、断面形状がH形状に構成されて
いる。又、このハブ10を成形するときは、従来
においては、溶融したプラスチツク樹脂を金型に
射出するゲート19が内周壁12の所にある。従
つて、ハブ成形時においてゲート19から射出さ
れたプラスチツク樹脂は、内周壁12の下方側
(ゲート19の反対側)や外周壁11の方から充
填されて行き、射出終段になつて内周壁12が形
成されることになる。すなわち、プラスチツク樹
脂の冷却による固化はゲート19から遠い所から
始まり、ゲート19に近いハブ内側が後になる。
上述のようにハブ内側の冷却がハブ外側の冷却
よりも後になることにより、特にリブ14の所は
ハブ半径方向に樹脂のひけが大きく生じ、このひ
けにより外周壁11のテープ巻装面15がへこみ
変形を生ずる。このひけ現象がテープ巻装面に生
ずると、例えば、磁気テープがへこみ部分に落ち
込むことによるテープ変形、磁気テープの巻き乱
や巻きくずれが発生したり、さらにはハブ真円度
の低下によるテープ走行性の低下等の問題をも生
ずるものであつた。
又、近年開発されつつある高密度の記録再生を
行うことのできるデジタルオーデイオカセツト等
にあつては、カセツトケースならびに該ケースに
装填される部材も小さくなり、かつその精度を要
求されるため、上記問題は大きな問題であつた。
(考案の目的) 本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであり、テープ巻装面にひけによる変形が生
じないように改善されたハブを備えた磁気テープ
カセツトを提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案の上記目的は、磁気テープが巻装された
一対のハブを内蔵する磁気テープカセツトにおい
て、前記ハブは、スピンドル挿入穴を形成する内
周壁と磁気テープ巻装面を形成する外周壁とを繋
ぐリブを備えてなり、該リブにプラスチツク樹脂
の流入用のゲートを設けると共に、少なくとも該
ゲートに対向する壁面が内周壁側に向つてリブ肉
厚を厚くするテーパ面に構成されたことを特徴と
する磁気テープカセツトにより達成される。
以下、図面に例示する本考案の一実施態様につ
いて説明する。
第1図は本考案の一実施態様であるフイリツプ
スタイプの磁気テープカセツトのハブ1の垂直断
面図である。
ハブ1は従来と同様に磁気テープが巻装される
外周壁2と、ハブ駆動用のスピンドルが係合する
爪(図示しない)を有する穴4を形成した内周壁
3とがハブ半径方向に延びたリブ5により繋げら
れた構造である。しかし、従来と異なる点はリブ
5の片方の壁面(図中下側)がリブ肉厚を内周壁
3へ向つて厚くするテーパ面6になされていると
共に、該テーパ面6に対向する壁面(図中上側)
にハブ素材であるプラスチツク樹脂の流入用のケ
ート9が設けられた点である。
このように、ゲート9ならびにテーパ面6が設
けられたことにより、ハブ成形時において、ゲー
ト9から金型内に流入したプラスチツク樹脂は、
矢印Aで示すようにテーパ面6に沿つてハブ内方
側(内周壁3側)から充填されて行き、外周壁2
は成形終段に形成されることになる。この結果、
プラスチツク樹脂の固化はハブ内方から進むの
で、特に、固化に伴うひけによつて生ずるリブ5
に対応したテープ巻装面8の部分(ハブ厚み方向
の中段)の変形が回避される。なお、テーパ面6
の傾斜角度は特に限定するものではなく、例えば
プラスチツク樹脂の溶融状態における物性などに
より適宜決定することができ、又、ゲート9は、
可能な限りハブ半径の外方寄りに設けた方がより
良い効果を得ることができる。
上記実施態様においては、リブ5はゲート9に
対向する側だけをテーパ面6に構成したが、本考
案はこれに限るものでなく、ゲート9を有する側
の壁面も同様に、内周壁3へ向つてリブ肉厚を厚
くするテーパ面にした構成してもよい。
又、上記実施態様はフイリツプスタイプの磁気
テープカセツトに内蔵されるハブ1について説明
したが、本考案は該ハブ1に限るものではなく、
内周壁3、外周壁2および両周壁2,3を繋ぐリ
ブ5を有する構造のハブであれば広く適用するこ
とができ、例えば、デジタルオーデイオカセツト
に内蔵されるハブにも適用できることは言うまで
もない。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、ゲート9をリブ
5の所に設けると共に、少なくとも該ゲート9に
対向する該リブ5の壁面をテーパ面6に構成する
ことにより、ハブ成形時におけるプラスチツク樹
脂の金型への充填がハブ内方から行われるので、
プラスチツク樹脂の固化によるひけ現象に伴う変
形がテープ巻装面8に発生せず、極めて好ましい
テーパ巻装面8を有したハブ1を得ることができ
る。従つて本考案によれば、磁気テープの巻き乱
れや巻くずれを防止すると共に、テープ走行性を
良くすることのできるハブを備えた磁気テープカ
セツトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施態様の要部垂直断面
図、第2図は従来のハブの垂直断面図である。 1,10……ハブ、2,11……外周壁、3,
12……内周壁、4,15……穴、5,14……
リブ、6……テーパ面、8,15……テープ巻装
面、9,19……ゲート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープが巻装された一対のハブを内蔵する
    磁気テープカセツトにおいて、前記ハブは、スピ
    ンドル挿入穴を形成する内周壁と磁気テープ巻装
    面を形成する外周壁とを繋ぐリブを備えてなり、
    該リブにプラスチツク樹脂の流入用のゲートを設
    けると共に、少なくとも該ゲートに対向する壁面
    が内周壁側に向つてリブ肉厚を厚くするテーパ面
    に構成されたことを特徴とする磁気テープカセツ
    ト。
JP1584986U 1986-02-07 1986-02-07 Expired JPH0441508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1584986U JPH0441508Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

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JP1584986U JPH0441508Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

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JPS62129175U JPS62129175U (ja) 1987-08-15
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