JPH05326568A - 化合物半導体集積回路 - Google Patents
化合物半導体集積回路Info
- Publication number
- JPH05326568A JPH05326568A JP13217992A JP13217992A JPH05326568A JP H05326568 A JPH05326568 A JP H05326568A JP 13217992 A JP13217992 A JP 13217992A JP 13217992 A JP13217992 A JP 13217992A JP H05326568 A JPH05326568 A JP H05326568A
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- JP
- Japan
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- diode
- pad
- electrode
- compound semiconductor
- integrated circuit
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 化合物半導体上の保護ダイオードの占める面
積を低減し、静電保護回路を有する化合物半導体のコス
トを低減すること。 【構成】 保護ダイオードの一方の電極のオーミック金
属を配線金属からなる電極パッドに接続し、他方を前記
電極パッドから絶縁したまま取り出す事によって保護ダ
イオードの一部あるいは全部を、電極パッドの下部に形
成する。 【効果】 保護ダイオードの大部分がパッドと同じ場所
に配置されるため、保護ダイオードよるチップ上の面積
のロスが小さくなり、化合物半導体ICのコストを大き
く低減することができる。
積を低減し、静電保護回路を有する化合物半導体のコス
トを低減すること。 【構成】 保護ダイオードの一方の電極のオーミック金
属を配線金属からなる電極パッドに接続し、他方を前記
電極パッドから絶縁したまま取り出す事によって保護ダ
イオードの一部あるいは全部を、電極パッドの下部に形
成する。 【効果】 保護ダイオードの大部分がパッドと同じ場所
に配置されるため、保護ダイオードよるチップ上の面積
のロスが小さくなり、化合物半導体ICのコストを大き
く低減することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電保護回路を有する化
合物半導体集積回路に関する。
合物半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】SiICに代わる次世代の超高速ICと
して、化合物半導体を用いたICが各所で精力的に研究
・開発されている。特にGaAsMESFETを用いた
ICは、近年SSI・MSIクラスの高速ロジックIC
が実用化される様になってきたし、GaAsの低歪、低
雑音特性を活かしたアナログICも実用化のフェーズに
入ってきた。しかしながら、これら化合物半導体ICは
その高速性・高周波特性を重視するあまり静電サージに
対する十分な保護が施されておらず、静電サージに弱い
ことがしばしば問題となっていた。
して、化合物半導体を用いたICが各所で精力的に研究
・開発されている。特にGaAsMESFETを用いた
ICは、近年SSI・MSIクラスの高速ロジックIC
が実用化される様になってきたし、GaAsの低歪、低
雑音特性を活かしたアナログICも実用化のフェーズに
入ってきた。しかしながら、これら化合物半導体ICは
その高速性・高周波特性を重視するあまり静電サージに
対する十分な保護が施されておらず、静電サージに弱い
ことがしばしば問題となっていた。
【0003】静電サージに対する保護としては、保護ダ
イオードの集積化が効果的である。図2はGaAs基板
上に形成された保護ダイオードの従来例で、図2(a)
が上面図、図2(b)は図2(a)のA−A’における
断面図である。図において、1はp形領域、4〜5はオ
ーミック金属、2〜3は4〜5の金属とオーミック接触
をとるために高濃度にドーピングされたいわゆるn+形
領域であり、p形領域1とn+形領域2の界面11,1
2でそれぞれPN接合ダイオードを形成し、PN接合が
2つ直列に接続されたいわゆるバック・ツー・バックの
構造となっている。保護ダイオードの性能は、各々の領
域の面積、厚み、不純物濃度などにより決定される。静
電サージに対する保護効果を高めるためには、保護ダイ
オードの直列抵抗成分を小さくし、サージ電流吸収能力
を高める必要がある。
イオードの集積化が効果的である。図2はGaAs基板
上に形成された保護ダイオードの従来例で、図2(a)
が上面図、図2(b)は図2(a)のA−A’における
断面図である。図において、1はp形領域、4〜5はオ
ーミック金属、2〜3は4〜5の金属とオーミック接触
をとるために高濃度にドーピングされたいわゆるn+形
領域であり、p形領域1とn+形領域2の界面11,1
2でそれぞれPN接合ダイオードを形成し、PN接合が
2つ直列に接続されたいわゆるバック・ツー・バックの
構造となっている。保護ダイオードの性能は、各々の領
域の面積、厚み、不純物濃度などにより決定される。静
電サージに対する保護効果を高めるためには、保護ダイ
オードの直列抵抗成分を小さくし、サージ電流吸収能力
を高める必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保護ダ
イオードの直列抵抗成分を小さくしサージ電流吸収能力
を高めるためには、図2に示したダイオード幅Wpを大
きくする必要がある。通常このダイオード幅Wpの大き
さはGaAsICの場合で100μm〜300μmに及
び、実際のIC上ではかなりの面積を占めることにな
り、基板単価の高い化合物半導体ICにとっては大きな
問題である。図3に従来例における保護ダイオードを有
する化合物半導体IC(チップサイズ0.6mm×0.6mm)の
配置図を示す。図において21にパッド電極、22に内
部回路、23に保護ダイオードが配置される。内部回路
領域にくらべて無視できない大きさの面積が保護ダイオ
ードに費やされているのがわかる。
イオードの直列抵抗成分を小さくしサージ電流吸収能力
を高めるためには、図2に示したダイオード幅Wpを大
きくする必要がある。通常このダイオード幅Wpの大き
さはGaAsICの場合で100μm〜300μmに及
び、実際のIC上ではかなりの面積を占めることにな
り、基板単価の高い化合物半導体ICにとっては大きな
問題である。図3に従来例における保護ダイオードを有
する化合物半導体IC(チップサイズ0.6mm×0.6mm)の
配置図を示す。図において21にパッド電極、22に内
部回路、23に保護ダイオードが配置される。内部回路
領域にくらべて無視できない大きさの面積が保護ダイオ
ードに費やされているのがわかる。
【0005】本発明はかかる点に鑑み、チップ上の面積
を大きく費やす事無く、十分なダイオード幅を持った保
護ダイオードを有する化合物半導体集積回路を提供する
ことを目的とする。
を大きく費やす事無く、十分なダイオード幅を持った保
護ダイオードを有する化合物半導体集積回路を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、保護ダイオー
ドの一方の電極のオーミック金属を配線金属からなる電
極パッドに接続し、他方を前記電極パッドから絶縁した
まま取り出す事によって保護ダイオードの一部あるいは
全部を、電極パッドの下部に形成した化合物半導体集積
回路である。
ドの一方の電極のオーミック金属を配線金属からなる電
極パッドに接続し、他方を前記電極パッドから絶縁した
まま取り出す事によって保護ダイオードの一部あるいは
全部を、電極パッドの下部に形成した化合物半導体集積
回路である。
【0007】
【作用】本発明は前記した構成により、保護ダイオード
の大部分がパッドと同じ場所に配置されるため、保護ダ
イオードよるチップ上の面積のロスが小さくなり、化合
物半導体ICのコストを大きく低減することができる。
の大部分がパッドと同じ場所に配置されるため、保護ダ
イオードよるチップ上の面積のロスが小さくなり、化合
物半導体ICのコストを大きく低減することができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例における化合物半導
体ICのパッド部の図で、図1a)が平面図で、図1
b)が図1a)のA−A’間における断面図である。図
において、1はp形領域、2〜3はn+形領域、4〜5
はオーミック金属、6は配線金属、7は層間絶縁膜、界
面11,12は1と2及び3で形成されたPN接合であ
り、オーミック電極4−5間でNPNダイオードを形成
している。前記ダイオードの一方の電極4はパッドの中
心部で配線金属6と接続されており、内部回路へ接続さ
れる。他方の電極5はパッドの周囲付近に形成されてお
り、前記配線金属6とは層間絶縁膜7によって絶縁され
たまま、GNDあるいは電源電位に接続されることによ
って保護回路が形成される。図から分かるように、本保
護ダイオードはパッド電極下に完全におさまっているた
め、保護ダイオードのための余分な面積は必要ない。ま
た、通常パッドの大きさは70〜100μm程度あるの
で、パッド周辺部にPN接合を形成することで、100
〜300μmの十分なダイオード幅が確保できる。
体ICのパッド部の図で、図1a)が平面図で、図1
b)が図1a)のA−A’間における断面図である。図
において、1はp形領域、2〜3はn+形領域、4〜5
はオーミック金属、6は配線金属、7は層間絶縁膜、界
面11,12は1と2及び3で形成されたPN接合であ
り、オーミック電極4−5間でNPNダイオードを形成
している。前記ダイオードの一方の電極4はパッドの中
心部で配線金属6と接続されており、内部回路へ接続さ
れる。他方の電極5はパッドの周囲付近に形成されてお
り、前記配線金属6とは層間絶縁膜7によって絶縁され
たまま、GNDあるいは電源電位に接続されることによ
って保護回路が形成される。図から分かるように、本保
護ダイオードはパッド電極下に完全におさまっているた
め、保護ダイオードのための余分な面積は必要ない。ま
た、通常パッドの大きさは70〜100μm程度あるの
で、パッド周辺部にPN接合を形成することで、100
〜300μmの十分なダイオード幅が確保できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保護ダイオードの大部分がパッドと同じ場所に配置され
るため、保護ダイオードよるチップ上の面積のロスが小
さくなり、化合物半導体ICのコスト低減効果は極めて
大きい。
保護ダイオードの大部分がパッドと同じ場所に配置され
るため、保護ダイオードよるチップ上の面積のロスが小
さくなり、化合物半導体ICのコスト低減効果は極めて
大きい。
【図1】本発明の実施例における化合物半導体ICのパ
ッド部の図
ッド部の図
【図2】GaAs基板上に形成された保護ダイオードの
従来例
従来例
【図3】従来の保護ダイオードを有する化合物半導体I
Cの配置図
Cの配置図
1 p形領域 2〜3 n+形領域 4〜5 オーミック金属 6 配線金属 7 層間絶縁膜 11〜12 PN接合 21 パッド電極 22 内部回路 23 保護ダイオード
Claims (2)
- 【請求項1】化合物半導体基板上に形成された集積回路
において、前記集積回路は集積回路と外部をつなぐボン
ディング電極パットと、PN接合からなる保護ダイオー
ドを有し、前記保護ダイオードの一部あるいは全部が、
前記電極パッドの下部に形成されていることを特徴とす
る化合物半導体集積回路。 - 【請求項2】化合物半導体がGaAsであることを特徴
とする請求項1記載の半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13217992A JPH05326568A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 化合物半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13217992A JPH05326568A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 化合物半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05326568A true JPH05326568A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15075234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13217992A Pending JPH05326568A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 化合物半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05326568A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001358302A (ja) * | 2000-06-14 | 2001-12-26 | Nec Microsystems Ltd | 半導体装置 |
JP2005072607A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Samsung Electronics Co Ltd | 静電気保護素子とパワークランプで構成された入出力静電気放電保護セルを具備する集積回路装置 |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP13217992A patent/JPH05326568A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001358302A (ja) * | 2000-06-14 | 2001-12-26 | Nec Microsystems Ltd | 半導体装置 |
JP4746734B2 (ja) * | 2000-06-14 | 2011-08-10 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
JP2005072607A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Samsung Electronics Co Ltd | 静電気保護素子とパワークランプで構成された入出力静電気放電保護セルを具備する集積回路装置 |
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