JPH056964A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH056964A
JPH056964A JP3295089A JP29508991A JPH056964A JP H056964 A JPH056964 A JP H056964A JP 3295089 A JP3295089 A JP 3295089A JP 29508991 A JP29508991 A JP 29508991A JP H056964 A JPH056964 A JP H056964A
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JP3295089A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Koyama
芳久 小山
Yukie Suzuki
幸英 鈴木
Masaya Muranaka
雅也 村中
Nobumi Matsuura
展巳 松浦
Haruo Ii
晴雄 井伊
Kazue Yoshikawa
和枝 吉川
Junichi Abe
淳一 阿部
Koji Arai
公司 荒井
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンディングパッドに近接して配置されたジ
ャンクション領域を介して流されるブレークダウン電流
や順方向電流による基板電位の変動を抑制し、近接する
回路素子のラッチアップを防止して、静電保護回路やデ
ータ出力バッファを備えるダイナミック型RAM等の信
頼性を高める。 【構成】 ダイナミック型RAM等の静電保護回路及び
データ出力バッファ等を構成しかつ対応するボンディン
グパッドに近接して配置されるジャンクション領域と内
部回路が形成されるアクティブ素子領域との間に、拡散
層及び/又はウェル領域からなりかつ回路の電源電圧又
は接地電位に結合されるガード領域を設ける。 【効果】 ジャンクション領域を介して流されるブレー
クダウン電流や順方向電流をガード領域を介して吸収で
きるため、これらの電流による基板電位の変動を抑制で
きる。その結果、アクティブ素子領域の近接する回路素
子のラッチアップを防止し、ダイナミック型RAM等の
信頼性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
に関し、例えば、静電保護回路を備えるダイナミック型
RAM(ランダムアクセスメモリ)等に利用して特に有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上に複数のボンディングパッ
ドを備えるダイナミック型RAM等の半導体集積回路装
置がある。これらのダイナミック型RAM等は、外部端
子からみた静電耐圧を高めるために各ボンディングパッ
ドに対応して設けられかつ対応するボンディングパッド
に近接して配置される複数の静電保護回路を備える。静
電保護回路を備えるダイナミック型RAMについては、
例えば、特願平1−65838号に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記に記載されるダイ
ナミック型RAM等の静電保護回路は、図5に例示され
るように、アルミニウム配線層AL1を介して対応する
ボンディングパッドPADに結合されるN型拡散層ND
2と、その下層に形成されるN型ウェル領域NW2を含
む。拡散層ND2の周囲には、この拡散層ND2ととも
に第4図のラテラルバイポーラトランジスタT1及びT
2を構成するN型拡散層ND3及びND4が設けられ
る。拡散層ND3及びND4は、半導体基板PSUBと
回路の電源電圧VCC及び接地電位との間に寄生するダ
イオードD1及びD2をそれぞれ等価的に形成する。
【0004】拡散層ND2は、さらにアルミニウム配線
層AL2を介して、N型拡散層ND5に結合される。こ
の拡散層ND5は、N型ウェル領域NW3内に対向して
形成されるN型拡散層ND6とともに、ウェル抵抗つま
り保護抵抗RGを構成する。拡散層ND6は、アルミニ
ウム配線層AL3を介してメモリアレイ等の内部回路が
形成されるアクティブ素子領域ACTに結合され、さら
にクランプMOSFETQDのドレインDに結合され
る。保護抵抗RG及びクランプMOSFETQDのドレ
インDと半導体基板PSUBとの間には、寄生ダイオー
ドD3が形成される。また、クランプMOSFETQD
のゲートG及びソースSは回路の接地電位VSSに結合
され、これによって半導体基板PSUB及び回路の接地
電位間の寄生ダイオードD4が等価的に形成される。
【0005】周知のように、上記静電保護回路の各素子
を形成する拡散層及びウェル領域は、半導体基板PSU
Bとの間にブレークダウン電流や順方向電流を流すため
の電流パスを形成し、いわゆるジャンクション領域とし
て作用する。
【0006】従来のダイナミック型RAM等において、
上記ラテラルバイポーラトランジスタT1及びT2を介
して流されるブレークダウン電流は、ダイオードD1及
びD2を介して吸収され、これによる半導体基板PSU
Bの電位変動が抑制される。ところが、保護抵抗RG及
びクランプMOSFETQDのジャンクション領域を介
して流されるブレークダウン電流や順方向電流は、充分
に吸収しうる電流パスが存在しない。このため、基板電
位が変動し、アクティブ素子領域の近接する回路素子が
ラッチアップを起こすという問題が生じた。なお、上記
のような問題は、データ出力バッファを構成するアクテ
ィブ素子に関するジャンクション領域がボンディングパ
ッドに近接して配置される場合も同様に発生する。この
発明の目的は、ボンディングパッドに近接して配置され
たジャンクション領域を介して流されるブレークダウン
電流や順方向電流による基板電位の変動を抑制し、近接
する回路素子のラッチアップを防止して、静電保護回路
やデータ出力バッファを備えるダイナミック型RAM等
の信頼性を高めることにある。この発明の前記ならびに
その他の目的と新規特徴は、この明細書の記述及び添付
図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ダイナミック型RAM等の
静電保護回路及びデータ出力バッファ等を構成しかつ対
応するボンディングパッドに近接して配置されるジャン
クション領域と内部回路が形成されるアクティブ素子領
域との間に、拡散層及び/又はウェル領域からなりかつ
回路の電源電圧又は接地電位に結合されるガード領域を
設ける。
【0008】
【作 用】上記手段によれば、ジャンクション領域を介
して流されるブレークダウン電流や順方向電流をガード
領域を介して吸収できるため、これらの電流による基板
電位の変動を抑制できる。その結果、アクティブ素子領
域の近接する回路素子のラッチアップを防止し、ダイナ
ミック型RAM等の信頼性を高めることができる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明が適用されたダイナミッ
ク型RAMの第1の実施例の基本配置図が示されてい
る。また、図2には、図1のダイナミック型RAMの一
実施例の部分的な拡大配置図が示され、図3には、その
A−B断面図が示されている。さらに、図4には、図1
のダイナミック型RAMの静電保護回路の一実施例の等
価回路図が示されている。これらの図をもとに、この実
施例のダイナミック型RAMの基本レイアウトと静電保
護回路の概要ならびにその特徴について説明する。な
お、ダイナミック型RAMのメモリとしての機能的構成
及び動作については、この発明と直接関係ないために割
愛する。
【0010】図1において、この実施例のダイナミック
型RAMは、特に制限されないが、P型単結晶シリコン
からなる1個の半導体基板PSUB上に形成される。こ
の半導体基板PSUBの周辺部には、複数のボンディン
グパッドPADが配置され、その中央部には、メモリア
レイ及びメモリアレイ周辺回路等の内部回路を形成する
ためのアクティブ素子領域ACTが設けられる。
【0011】ダイナミック型RAMは、さらに上記ボン
ディングパッドPADに対応して設けられかつ対応する
ボンディングパッドPADに近接して配置される図示さ
れない複数の静電保護回路とデータ出力バッファ(バッ
ファ回路)とを備える。この実施例において、これらの
静電保護回路及びデータ出力バッファならびにボンディ
ングパッドPADの周辺には、特に制限されないが、所
定のガード領域G1〜G5がそれぞれ形成される。な
お、図1では、すべてのガード領域G1〜G5がボンデ
ィングパッドPADを取り囲んで形成されているかのよ
うに示されるが、一部のガード領域は、ジャンクション
領域を含む静電保護回路又はデータ出力バッファのみを
取り囲むべく形成される。このとき、これらの静電保護
回路及びデータ出力バッファに対応するボンディングパ
ッドは、対応するガード領域の外側に配置される。
【0012】以下、ガード領域G5とこのガード領域に
より囲まれる静電保護回路を例に、説明を進める。その
他のガード領域ならびに静電保護回路及びデータ出力バ
ッファについては類推されたい。
【0013】図2において、ガード領域G5は、特に制
限されないが、静電保護回路GCを囲むべく形成され、
対応するボンディングパッドPADは、ガード領域G5
の外側に配置される。静電保護回路GCは、特に制限さ
れないが、その中央部に比較的細長く形成されたN型拡
散層ND2を含む。拡散層ND2は、複数のコンタクト
CONを介してその上層に形成されたアルミニウム配線
層AL1に結合され、さらに対応するボンディングパッ
ドPADに結合される。コンタクトCONの下層には、
特に制限されないが、ウェル領域NW2が形成され、こ
れによってコンタクト下部の耐圧特性が改善される。
【0014】拡散層ND2は、特に制限されないが、ア
ルミニウム配線層AL2を介して、N型ウェル領域NW
3内に形成された拡散層ND5に結合される。このウェ
ル領域NW3には、上記拡散層ND5と対向しかつ近接
して、もう一つの拡散層ND6が形成される。これらの
ウェル領域及び拡散層は、比較的小面積のウェル抵抗つ
まり保護抵抗RGを形成する。拡散層ND6は、MOS
FETQDのドレインDに結合されるとともに、アルミ
ニウム配線層AL3を介してアクティブ素子領域ACT
の対応する内部回路に結合される。上記MOSFETQ
DのゲートGを構成するポリシリコン層ならびにソース
Sを構成する拡散層は、図示されないアルミニウム配線
層を介して回路の接地電位VSSに結合される。
【0015】これにより、MOSFETQDは、第4図
に示されるように、ダイオード形態とされ、入力ノード
と回路の接地電位との間のクランプMOSFETとして
作用する。また、このMOSFETQDのゲートG及び
ソースSすなわち回路の接地電位と半導体基板PSUB
との間には寄生ダイオードD4が等価的に形成され、保
護抵抗RG及びクランプMOSFETQDのドレインD
と半導体基板PSUBとの間には寄生ダイオードD3が
等価的に形成される。このうち、MOSFETQDは、
ソース・ドレイン間の降伏特性を利用するものであっ
て、対応するボンディングパッドPADに異常な正の電
圧が印加されたとき、回路の接地電位との間の電圧をそ
のソース・ドレイン間の降伏電圧値でクランプする作用
を持つ。
【0016】静電保護回路GCは、特に制限されない
が、さらに上記拡散層ND2と対向しかつその上半部を
囲むように近接して形成されるN型拡散層ND3と、同
様に拡散層ND2と対向しかつその下半部を囲むように
近接して形成されるもう一つのN型拡散層ND4とを含
む。このうち、拡散層ND3は、特に制限されないが、
複数のコンタクトCONを介してその上層に形成された
アルミニウム配線層に結合され、さらに回路の電源電圧
VCCに結合される。また、拡散層ND4は、複数のコ
ンタクトCONを介してその上層に形成されたアルミニ
ウム配線層に結合され、さらに回路の接地電位VSSに
結合される。
【0017】これにより、拡散層ND3は、図4に示さ
れるように、拡散層ND2とともにNPN型のラテラル
バイポーラトランジスタT1を等価的に形成し、半導体
基板PSUBとの間に寄生ダイオードD1を等価的に形
成する。同様に、拡散層ND4は、拡散層ND2ととも
にNPN型のラテラルバイポーラトランジスタT2を等
価的に形成し、半導体基板PSUBとの間に寄生ダイオ
ードD2を等価的に形成する。このうち、ラテラルバイ
ポーラトランジスタT1及びT2は、対応するボンディ
ングパッドPADに比較的大きなスパイクノイズが入力
されたときの電流パス経路を形成し、ダイオードD1及
びD2は、トランジスタT1及びT2によるブレークダ
ウン電流を吸収する電極を形成して、半導体基板PSU
Bの電位変動を抑制する。ラテラルバイポーラトランジ
スタT1及びT2は、半導体基板PSUBの電位が上昇
することによってオン状態となり、スパイクノイズ等を
急速に回路の電源電圧又は接地電位に吸収する作用をあ
わせ持つ。
【0018】ガード領域G5は、特に制限されないが、
図3に示されるように、静電保護回路GCを取り囲むべ
く形成されるN型拡散層ND1と、その下層に形成され
るN型ウェル領域NW1とにより構成される。拡散層N
D1は、特に制限されないが、図示されないコンタクト
CONを介してその上層に形成されたアルミニウム配線
層に結合され、さらに回路の接地電位VSSに結合され
る。
【0019】これにより、ガード領域G5を構成する拡
散層ND1及びウェル領域NW1は、第4図に示される
ように、半導体基板PSUBと回路の接地電位VSSと
の間に寄生するダイオードDGを等価的に形成する。こ
のダイオードDGは、ダイオードD3やクランプMOS
FETQDの順方向電流又はブレークダウン電流を回路
の接地電位に吸収するための電流パスを形成する。これ
により、静電保護回路GCのジャンクション領域とアク
ティブ素子領域ACTとの間の電流パスが実質的に遮断
され、アクティブ素子領域周辺の基板電位の変動が抑制
される。その結果、アクティブ素子領域ACTの静電保
護回路GCに近接して配置される回路素子のラッチアッ
プが防止され、ダイナミック型RAMの信頼性が高めら
れる。
【0020】以上のように、この実施例のダイナミック
型RAMは、P型半導体基板上の周辺部に形成された複
数のボンディングパッドを備え、これらのボンディング
パッドに対応して設けられかつ対応するボンディングパ
ッドに近接して配置される複数の静電保護回路を備え
る。静電保護回路は、保護抵抗やクランプMOSFET
を構成しかつ半導体基板との間でブレークダウン電流や
順方向電流を流すための電流パスを形成するジャンクシ
ョン領域すなわちウェル領域及び拡散層を含む。この実
施例において、これらのジャンクション領域つまりは静
電保護回路の周辺には、回路の接地電位に結合されたN
型拡散層及びウェル領域からなるガード領域が囲むよう
に形成される。このため、保護抵抗及びクランプMOS
FETのジャンクション領域を介して半導体基板に流さ
れるブレークダウン電流や順方向電流は、これらのガー
ド領域を介して吸収され、基板電位の変動が抑制され
る。その結果、アクティブ素子領域の近接する回路素子
のラッチアップが防止され、ダイナミック型RAMの信
頼性が高められるものである。
【0021】以上の本実施例に示されるように、この発
明を静電保護回路及びデータ出力バッファを備えるダイ
ナミック型RAM等の半導体集積回路装置に適用するこ
とで、次のような作用効果を得ることができる。すなわ
ち、 (1) ダイナミック型RAM等の静電保護回路及びデ
ータ出力バッファ等を構成しかつ対応するボンディング
パッドに近接して配置されるジャンクション領域とメモ
リアレイ等の内部回路が形成されるアクティブ素子領域
との間に、拡散層及び/又はウェル領域からなりかつ回
路の電源電圧又は接地電位に結合されるガード領域を設
けることで、ジャンクション領域を介して流されるブレ
ークダウン電流や順方向電流を効果的に吸収することが
できるという効果が得られる。 (2) 上記(1)項により、ブレークダウン電流や順
方向電流による半導体基板の電位変動を抑制することが
できるという効果が得られる。 (3) 上記(1)及び(2)項により、アクティブ素
子領域の静電保護回路又はデータ出力バッフに近接して
配置される回路素子のラッチアップを防止することがで
きるという効果が得られる。 (4) 上記(1)〜(3)項により、静電保護回路等
を備えるダイナミック型RAM等の信頼性を高めること
ができるという効果が得られる。
【0022】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、ガード領域G1〜G5は、そのすべ
てがボンディングパッドならびに静電保護回路又はデー
タ出力バッファを囲むべく形成されてもよいし、逆にそ
のすべてが対応するボンディングパッドをその外側に置
くものとしてもよい。また、ガード領域は、図6のガー
ド領域G6のように、アクティブ素子領域ACTを囲む
べく形成してもよいし、図7のガード領域G7〜G11
のように、静電保護回路又はデータ出力バッファとアク
ティブ素子領域ACTとの間を隔離すべく直線的に形成
してもよい。図1ならびに図6及び図7において、ボン
ディングパッドPADならびにこれに対応するジャンク
ション領域は、半導体基板PSUBの周辺部に配置され
ることを必要条件とせず、例えばその中央部に配置して
もよい。図2及び図3において、ガード領域G5は、ボ
ンディングパッドPADを取り囲むべく形成してもよい
し、アルミニウム配線層AL1の下層を連結して形成し
てもよい。また、ガード領域G5は、回路の電源電圧V
CCに結合してもよいし、さらに回路の電源電圧ならび
に接地電位に結合される二つのガード領域を二重に設け
てもよい。他にブレークダウン電流又は順方向電流を流
すジャンクション領域が存在しない場合には、例えば保
護抵抗RG及びクランプMOSFETQDの周辺にのみ
ガード領域を設けることもできる。さらに、静電保護回
路GCの具体的構成やそのデバイス構造ならびに電源電
圧の極性等は、種々の実施形態を採りうる。
【0023】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるダイ
ナミック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば同様な静電保護
回路やデータ出力バッファを備える他の各種の半導体記
憶装置やゲートアレイ集積回路等の論理集積回路装置に
も適用できる。この発明は、少なくともボンディングパ
ッドに近接して設けられるジャンクション領域と内部回
路が形成されるアクティブ素子領域とを備える半導体集
積回路装置に広く適用できる。
【0024】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ダイナミック型RAM等の
静電保護回路及びデータ出力バッファ等を構成しかつ対
応するボンディングパッドに近接して配置されるジャン
クション領域と内部回路が形成されるアクティブ素子領
域との間に、拡散層又はウェル領域からなりかつ回路の
電源電圧又は接地電位に結合されるガード領域を設ける
ことで、ジャンクション領域を介して流されるブレーク
ダウン電流や順方向電流を効果的に吸収し、基板電位の
変動を抑制することができる。その結果、アクティブ素
子領域の近接する回路素子のラッチアップを防止し、ダ
イナミック型RAM等の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
第1の実施例を示す基本配置図である。
【図2】図1のダイナミック型RAMの一実施例を示す
部分的な拡大配置図である。
【図3】図2のダイナミック型RAMの一実施例を示す
A−B断面図である。
【図4】図2のダイナミック型RAMの静電保護回路の
一実施例を示す等価回路図である。
【図5】静電保護回路を備える従来のダイナミック型R
AMの一例を示す拡大配置図である。
【図6】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
第2の実施例を示す基本配置図である。
【図7】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
第3の実施例を示す基本配置図である。
【符号の説明】
PSUB…P型半導体基板、PAD…ボンディングパッ
ドあるいはこれに対応して設けられる静電保護回路又は
データ出力バッファ、ACT…アクティブ素子領域、G
1〜G11…ガード領域。GC…静電保護回路、ND1
〜ND7…N型拡散層、NW1〜NW3…N型ウェル領
域、CON…コンタクト、AL1〜AL3…アルミニウ
ム配線層、RG…保護抵抗、QD…クランプMOSFE
T、G…ゲート、S…ソース、D…ドレイン、L…ロコ
ス。T1〜T2…ラテラルバイポーラトランジスタ、D
1〜D4,DG…ダイオード。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幸英 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 村中 雅也 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 松浦 展巳 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 井伊 晴雄 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 吉川 和枝 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 阿部 淳一 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 荒井 公司 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディングパッドに結合されかつ対応
    する上記ボンディングパッドに近接して配置されるジャ
    ンクション領域と内部回路が形成されるアクティブ素子
    領域との間に基板電流を吸収するためのガード領域が設
    けられることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記ジャンクション領域は、静電保護回
    路及び/又はバッファ回路を構成する素子の拡散層又は
    ウェル領域であって、上記ガード領域は、回路の電源電
    圧又は接地電位に結合された拡散層及び/又はウェル領
    域により構成されるものであることを特徴とする請求項
    1の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記基板電流は、上記ジャンクション領
    域を介して流されるブレークダウン電流又は順方向電流
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2の半導体
    集積回路装置。
  4. 【請求項4】 上記ガード領域は、上記ジャンクション
    領域あるいは上記静電保護回路又はバッファ回路の周囲
    を取り囲むべく設けられるものであることを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3の半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ガード領域は、上記アクティブ素子
    領域の周囲を取り囲むべく設けられるものであることを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の半導体集
    積回路装置。
JP3295089A 1990-10-30 1991-10-15 半導体集積回路装置 Withdrawn JPH056964A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329694B1 (en) 1998-06-30 2001-12-11 Hyundai Electronics Industries Co., Inc. Semiconductor device with ESD protective circuit
JP2008282948A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Sanyo Electric Co Ltd 半導体集積回路
JP2012019228A (ja) * 2011-09-05 2012-01-26 Toshiba Corp 半導体装置

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