JP2571434B2 - Cmos型半導体装置 - Google Patents

Cmos型半導体装置

Info

Publication number
JP2571434B2
JP2571434B2 JP1056260A JP5626089A JP2571434B2 JP 2571434 B2 JP2571434 B2 JP 2571434B2 JP 1056260 A JP1056260 A JP 1056260A JP 5626089 A JP5626089 A JP 5626089A JP 2571434 B2 JP2571434 B2 JP 2571434B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type semiconductor
substrate
potential
semiconductor substrate
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1056260A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02237147A (ja
Inventor
勝 藤井
潤子 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP1056260A priority Critical patent/JP2571434B2/ja
Publication of JPH02237147A publication Critical patent/JPH02237147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571434B2 publication Critical patent/JP2571434B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、接地電位よりも負の基板電位をP型半導体
基板に印加する手段を有するCMOS型半導体装置に関す
る。
(従来の技術) 近年、動作速度の高速化のために、接地電位よりも負
の基板電位をP型半導体基板に印加するCMOS型半導体装
置が増加している。ところで良く知られているようにCM
OS型半導体装置は寄生サイリスタ構造を有し、ラッチア
ップ現象を起こして誤動作あるいは破壊に至ることがあ
る。ラッチアップ現象のトリガは外部リードに低抵抗で
接続される入力保護回路に入るサージであることが多
い。
第4図は従来の負の基板電位をP型半導体基板に印加
する手段として基板電位発生回路を内蔵するCMOS型半導
体装置の入力保護回路のレイアウトを、第5図は第4図
の等価回路を示している。第4図および第5図におい
て、1はゲートおよびソースを接地端子(GND)に、ド
レインを入力端子に接続したNチャンネルMOSトランジ
スタで形成した入力保護ダイオード、2は外部リード
(入力端子)が接続されるボンディングパッド、4は基
板電位発生回路である。
入力保護ダイオード1とボンディングパッド2からな
る入力保護回路部は周辺のPチャンネルMOSトランジス
タの形成領域と第6図に示すような寄生サイリスタ構造
をつくる。第6図において、5は周辺のPチャンネルMO
Sトランジスタ形成領域のP型拡散領域およびNウエル
とP型半導体基板でできる寄生PNPバイポーラトランジ
スタ、6はNウエルとP型半導体基板と入力保護回路部
のN型拡散領域でできる寄生NPNバイポーラトランジス
タである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の入力保護回路部へ外部より
正のサージが入ると、このサージは部分的にはNチャン
ネルMOSトランジスタの降伏電流として接地に吸収され
るが、残りは入力低抵抗で接続されたN型拡散領域とP
型半導体基板とのPN接合の降伏電流としてP型半導体基
板へ流れ込む。この電流によってP型半導体基板の基板
電位が浮き、寄生NPNバイポーラトランジスタ6のベー
ス電位が接地電位よりも高くなり、ベース・エミッタ間
電圧が順方向となって最終的に寄生NPバイポーラトラン
ジスタ6がオンしてラッチアップを生じる。接地電位よ
りも負の基板電位をP型半導体基板に与えるCMOS半導体
装置は、レイアウト上の制約から基板電位を与える手段
とP型半導体基板を低抵抗で接続することは困難であ
り、基板電位を与える手段として内蔵の基板電位発生回
路を用いる場合、この回路の能力も消費電力の制約上大
きくできないのでP型半導体基板の電位が浮き易いとい
う問題を有していた。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、外部
より入力端子にサージが入った場合に、ラッチアップを
起こしにくい、接地電位よりも負の基板電位をP型半導
体基板に与える手段を有するCMOS型半導体装置を提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、接地電位よりも
負の基板電位をP型半導体基板に印加する手段を有する
CMOS型半導体装置は、ドレインおよびゲートにそれぞれ
基板電位を印加し、ソースに接地電位を接続したNチャ
ンネルMOSトランジスタで構成したダイオードをP型半
導体基板上に有するものである。
(作 用) したがって、本発明によれば、上記P型半導体基板上
に形成した基板から接地へのダイオードによって、外部
より入るサージによって基板電位が浮き上がると、寄生
NPNバイポーラトランジスタが導通する前に基板から接
地へ電流が流れ、基板電位がダイオードを構成するNチ
ャンネルMOSトランジスタのしきい値電圧以上には上昇
せず、寄生NPNバイポーラトランジスタが導通しないこ
とによって、寄生サイリスタがオンせず、したがってラ
ッチアップが引き起こされることがない。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例における入力保護回路部の
レイアウトを示している。また、第2図は第1図の等価
回路を、第3図は第1図の切断線A−Bにおける断面構
造を模式的に示したものである。第1図ないし第3図に
おいて、1は入力保護ダイオード、2はボンディングパ
ッドであって、従来例(第4図)の同一番号と対応して
いる。3は基板電位をゲートおよびドレインに印加し、
ソースを接地したNチャンネルMOSトランジスタで構成
したダイオードである。このダイオードは入力保護ダイ
オード1を取り囲むように形成している。
次に上記のように構成されたCMOS型半導体装置の動作
について説明する。第3図において、外部リードへ低抵
抗で接続されたN型拡散領域aへ外部より正のサージが
入ると、入力保護ダイオード1により接地電位へ逆方向
の降伏電流が流れるとともにN型拡散領域aとP型半導
体基板bで形成されているPN接合の降伏電流としてP型
半導体基板bへ電流が流れ込む。この電流によってP型
半導体基板bの電位はN型拡散領域aの近傍より浮き始
める。P型半導体基板bとオーミックに接続されるP型
拡散領域cによって基板電位が印加された基板から接地
のダイオード3によって、基板電位が接地電位を越え、
基板から接地へのダイオード3のしきい値に達すると、
該ダイオードがオンして基板から接地に電流が流れる。
したがって、基板電位の浮きが基板から接地へのダイオ
ード3のしきい値以上には上昇しない。このしきい値電
圧を寄生サイリスタを構成する寄生NPNバイポーラトラ
ンジスタの導通時のベース・エミッタ間電圧より低く設
定することによって寄生サイリスタがオンすることはな
い。
上記のように本実施例によれば、基板電位をドレイン
およびゲートに印加し接地電位をソースに印加した基板
から接地へのダイオード3を外部リードと低抵抗で接続
される入力保護ダイオード1のN型拡散領域の近傍に形
成することにより、このN型拡散領域に正のサージが入
ったときに引き起こされるラッチアップを防止すること
が可能となる。
なお、本実施例では入力の保護回路について説明した
が、出力や電源の外部リードに低抵抗で接続されるN型
拡散領域の近傍に本発明を適用することにより、これら
の外部リードより入るサージによって引き起こされるラ
ッチアップを防止する有効な手段となる。
(発明の効果) 本発明は上記実施例から明らかなように、基板から接
地へのダイオードを外部リードが低抵抗で接続されるN
型拡散領域の近傍に形成することにより、N型拡散領域
より流れ込む電流によって生じる基板電位の浮きを押え
ることができ、ラッチアップを防止することができる。
これにより、ラッチアップ耐性に優れた接地電位よりも
負の基板電位をP型半導体基板に与える手段を有するCM
OS型半導体装置を実現できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における入力保護回路部のレ
イアウト図、第2図は第1図の等価回路、第3図は第1
図の切断線A−Bの断面構造の概略図、第4図は従来の
入力保護回路部のレイアウト図、第5図は第4図の等価
回路、第6図は寄生サイリスタ構造を示す回路図であ
る。 1……入力保護ダイオード、2……ボンディングパッ
ド、3……基板から接地へのダイオード、4……基板電
位発生回路、5……寄生PNPバイポーラトランジスタ、
6……寄生NPNバイポーラトランジスタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地電位よりも負の基板電位をP型半導体
    基板に印加する手段と、基板電位をドレインおよびゲー
    トに印加し、接地電位をソースに印加するNチャンネル
    MOSトランジスタで構成したダイオードを前記P型半導
    体基板上に有することを特徴とするCMOS型半導体装置。
  2. 【請求項2】P型半導体基板上に形成した外部リード線
    に低抵抗で接続されたN型拡散領域の近傍に、前記ダイ
    オードを形成することを特徴とする請求項(1)記載の
    CMOS型半導体装置。
  3. 【請求項3】NチャンネルMOSトランジスタのしきい値
    を、P型半導体基板上に形成されるすべての寄生NPNバ
    イポーラトランジスタの導通時のベース・エミッタ電圧
    より低く設定することを特徴とする請求項(1)または
    (2)記載のCMOS型半導体装置。
JP1056260A 1989-03-10 1989-03-10 Cmos型半導体装置 Expired - Fee Related JP2571434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1056260A JP2571434B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 Cmos型半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1056260A JP2571434B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 Cmos型半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02237147A JPH02237147A (ja) 1990-09-19
JP2571434B2 true JP2571434B2 (ja) 1997-01-16

Family

ID=13022110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1056260A Expired - Fee Related JP2571434B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 Cmos型半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571434B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63301558A (ja) * 1987-01-28 1988-12-08 Toshiba Corp 半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02237147A (ja) 1990-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7924539B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US20080013233A1 (en) Electrostatic breakdown protection circuit
JPH07193195A (ja) Cmos集積回路装置
JP2008047876A (ja) クランプの静電放電保護
JP2904071B2 (ja) 半導体装置
JPH05121670A (ja) 半導体入力保護装置
KR100435807B1 (ko) 정전방전 보호 회로용 반도체 제어 정류기
JP2571434B2 (ja) Cmos型半導体装置
US6084272A (en) Electrostatic discharge protective circuit for semiconductor device
JPH044755B2 (ja)
JP3100137B2 (ja) 半導体集積装置
JPS63316475A (ja) 入力保護回路
JP2538621B2 (ja) Cmos型集積回路装置
JP3117260B2 (ja) 半導体集積回路
JPH05267586A (ja) 出力保護回路
JPH0478018B2 (ja)
JPS615567A (ja) 半導体装置
JPS61264754A (ja) 半導体集積回路装置
JPH0532908B2 (ja)
JPS63314860A (ja) 入力保護回路
JPH056964A (ja) 半導体集積回路装置
JPH10223846A (ja) 入出力保護回路
JP2878817B2 (ja) 静電保護回路
JP3036905B2 (ja) 相補型mis半導体装置
JPS6235663A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees