JPH05324110A - 操作ペダルの踏力軽減装置 - Google Patents

操作ペダルの踏力軽減装置

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JPH05324110A
JPH05324110A JP12872492A JP12872492A JPH05324110A JP H05324110 A JPH05324110 A JP H05324110A JP 12872492 A JP12872492 A JP 12872492A JP 12872492 A JP12872492 A JP 12872492A JP H05324110 A JPH05324110 A JP H05324110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
force
operation pedal
support shaft
distance
Prior art date
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Pending
Application number
JP12872492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Mizuno
雅之 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12872492A priority Critical patent/JPH05324110A/ja
Publication of JPH05324110A publication Critical patent/JPH05324110A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 操作ペダルのターンオーバスプリングのみで
復帰力に影響を与えずアシスト力を増大させる。 【構成】ターンオーバ位置を越えた後はターンオーバ位
置を越える前に比して、ペダル踏込み部1cとペダル支
持軸2の距離に対する、ターンオーバスプリング4と操
作ペダル1の連結部4aと支持軸の距離の比が大きくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は操作ペダルの踏力軽減装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の操作ペダルの踏力軽減装置とし
て、例えば図7に示すように実開昭62−150228
号公報に記載されているような機構が知られている。図
7の踏力軽減装置は、ペダルブラケット1、支持軸2、
操作ペダル3、プッシュロッド5、ペダルストッパ6、
ターンオーバスプリング7、アシストスプリング9を備
えている。操作ペダル3はペダルブラケット1に固定さ
れた支持軸2により支持軸2まわりに回動可能に支持さ
れており、これを踏込んで操作ペダル3に連結したクラ
ッチマスタシリンダ(図示せず)のプッシュロッド5を
移動させクラッチを遮断する構造になっている。ここ
で、操作ペダル3を踏込む際の踏力を軽減するために、
図8に示すように操作ペダル3の端部に設けられたター
ンオーバスプリング7の弾性力F1が、ターンオーバ位
置(C1,C2,C3が一直線上に並ぶ位置)を越える
前までは操作ペダル3に対してペダル戻し方向への復帰
力F2として作用し、図9に示すようにターンオーバ位
置を越えた後は操作ペダル3に対してペダル踏込み方向
へのアシスト力F3として作用する。更に、踏力を少し
でも軽減するために、アシストスプリング9によって図
8、図9に示すようにターンオーバ位置までは操作ペダ
ル3に対してペダル踏込み方向への付勢力F4を作用さ
せて踏込み初期の踏力を軽減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような技術の場合、踏込み初期の踏力を軽減するために
新たにアシストスプリング9を配置しなければならない
ので、部品点数が多くなると共に配置スペースを確保し
なければならず設計上不利である。また、アシストスプ
リング9を配置せずに、ターンオーバスプリング7の弾
性力F1を増大させてアシスト力F3を増大させると、
それに伴って復帰力F2も同じように増大するため踏込
み初期の踏力が増大し運転者に労力を必要とする。そこ
で本発明は、モーメントを変えることによって一つのタ
ーンオーバスプリングで復帰力に影響与えずアシスト力
を増大させ、新たにアシストスプリングを配置すること
なく操作ペダルの踏力を軽減することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の操作ペダルの踏
力軽減装置は、支持軸まわりに回動可能な操作ペダルの
踏込み過程で、操作ペダルに連結したターンオーバスプ
リングの連結部における弾性力が支持軸を支点として、
操作ペダルがターンオーバ位置を越える前までは操作ペ
ダルの踏込み部においてペダル戻し方向に復帰力として
作用し、操作ペダルがターンオーバ位置を越えた後はペ
ダル踏込み方向にアシスト力として作用する操作ペダル
の踏力軽減装置において、ターンオーバ位置を越えた後
はターンオーバ位置を越える前に比して、前記踏込み部
と前記支持軸の距離に対する前記連結部と前記支持軸の
距離の比が大きくなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】操作ペダルを踏込むと操作ペダルは支持軸まわ
りに回動する。その時、操作ペダルに連結したターンオ
ーバスプリングの連結部における弾性力が支持軸を支点
として、操作ペダルがターンオーバ位置を越える前まで
は操作ペダルの踏込み部においてペダル戻し方向に復帰
力として作用し、操作ペダルがターンオーバ位置を越え
た後はペダル踏込み方向にアシスト力として作用して操
作ペダルの踏力を軽減する。ここで、ターンオーバ位置
を越えた後はターンオーバ位置を越える前に比して、踏
込み部と支持軸の距離に対する連結部と支持軸の距離の
比が大きくなるので、復帰力一定のままアシスト力を更
に増大することができる。すなわちアシスト力Fcと、
弾性力F3と、踏込み部と支持軸の距離bに対する連結
部と支持軸の距離aの比a/bとの関係は、 Fc=a/b・F3 であるので、踏込み部と支持軸の距離bに対する連結部
と支持軸の距離aの比a/bが大きくなるとアシスト力
Fcは増大する。
【0006】
【実施例】以下、本発明をさらに具体的に明らかにする
ために、本発明の実施例について添付の図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0007】図1において1は操作ペダルを表し、アー
ム部1a,レバー部1b,踏込み部1cから構成されて
いる。操作ペダル1のアーム部1aとレバー部1bとの
間の位置には踏込み部1c方向に延びた長孔形状の支持
孔3が形成されており、車体(図示せず)に固定された
ペダルブラケット6から延びた支持軸2が係合すること
によって、操作ペダル1は支持軸2まわりに回動可能に
なっている。5はプッシュロッドを表し、一端は操作ペ
ダル1のレバー部1bに連結され他端はクラッチマスタ
シリンダ(図示せず)に連結されることによって、操作
ペダル1の回動に合わせてクラッチの断続が可能になっ
ている。4はターンオーバスプリングを表し、一端は車
体に結合され、他端は操作ペダル1のアーム部1aの連
結部4aに連結されている。7はペダルストッパを表し
ており、操作ペダル1が踏込まれていない時に操作ペダ
ル1の位置を規定している。
【0008】次に上述のように構成された本実施例の作
用について説明する。運転者が操作ペダル1の踏込み部
1cを足で踏込むと、操作ペダル1が支持軸2まわりを
踏込み始め位置Aから踏込み終わり位置Cまで回動し、
操作ペダル1のレバー部1bと連結したプッシュロッド
5が図1の左方向に移動して、クラッチマスタシリンダ
を作動させてクラッチを遮断する。
【0009】図2は操作ペダル1が踏込まれてからター
ンオーバ位置Bを越えるまでの状態を表しており、ター
ンオーバスプリング4の弾性力F1の、支持軸2と連結
部4aを結ぶ直線に対して直角方向の分力F2が、操作
ペダル1のペダル踏込み部1cにおいて復帰力としてペ
ダル戻し方向に作用する。この時、分力F2の作用によ
って支持軸2は支持孔3の一端部3aに係合し、踏込み
部1cと支持軸2の距離(以下操作ペダル1の回動半径
と称する)はbとなっている。
【0010】図3は操作ペダル1がターンオーバ位置B
を越えた後の状態を表しており、ターンオーバスプリン
グ4の弾性力F1の、支持軸2と連結部4aを結ぶ直線
に対して直角方向の分力F3が、操作ペダル1の踏込み
部1cにおいてアシスト力としてペダル踏込み方向に作
用する。この時、分力F3の作用によって支持軸2は相
対移動し支持孔3の他端部3bに係合し、操作ペダル1
の回動半径は(b−c)となっている。すなわち、ター
ンオーバ位置Bを越える前より回動半径が小さくなって
いる。
【0011】図4はターンオーバ位置Bを越えると支持
軸2が相対移動して操作ペダル1の回動半径が小さくな
る本実施例の場合と、ターンオーバ位置Bを越えても支
持軸2が相対移動せず操作ペダル1の回動半径が一定の
機構の場合との復帰力およびアシスト力の比較図であ
り、実線は前者の場合を表し、破線は後者の場合を表
す。この図4から明らかなように、復帰力は両者とも同
じであるが、アシスト力は本実施例の方が増大している
ことが分かる。この理由を、図6(a)のターンオーバ
位置Bを越えても支持軸2が相対移動せず操作ペダル1
の回動半径が一定の機構の場合のアシスト力と分力の関
係図と、図6(b)のターンオーバ位置Bを越えると支
持軸2が相対移動して操作ペダル1の回動半径が小さく
なる本実施例の場合のアシスト力と分力の関係図を使っ
て説明する。
【0012】図6(a)と図6(b)の支持軸2と連結
部4aの距離aと分力F3はそれぞれ略同一とみなすこ
とができる。よって図6(a)におけるアシスト力Fa
は、 Fa=a/b・F3 となる。図6(b)におけるアシスト力Fbは、 Fb=a/(b−c)・F3 となる。以上の二式より、 Fb=a/(b−c)・F3>a/b・F3=Fa となる。以上よりFaよりFbの方が大きい、すなわ
ち、回動半径が小さい程アシスト力が大きいことが分か
る。
【0013】図5はターンオーバ位置Bを越えると支持
軸2が相対移動して操作ペダル1の回動半径が小さくな
る本実施例の場合と、ターンオーバ位置Bを越えても支
持軸2が相対移動せず操作ペダル1の回動半径が一定の
機構の場合との踏力の比較図であり、実線は前者の場合
を表し、破線は後者の場合を表す。この図から明らかな
ように、ターンオーバ位置Bまでは踏力は両者とも同じ
であるが、ターンオーバ位置Bを越えると踏力は本実施
例の方が減少していることが分かる。これは、前述のよ
うに本実施例の方がアシスト力が増大していることによ
るものである。
【0014】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、本発明がこのような具体例に限定されるものでは
ないことは言うまでもないところであり、特許請求の範
囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含されるもので
ある。例えば、本実施例においては支持孔3が長孔状に
形成され支持軸2が相対移動する構成であるが、連結部
4aが相対移動して連結部4aと支持軸2の距離が小さ
くなる構成でも良い。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、タ
ーンオーバ位置を越えた後はターンオーバ位置を越える
前に比して、踏込み部と支持軸の距離に対する連結部と
支持軸の距離の比が大きくなるようにしてアシスト力を
増大させるようにしたので、新たにアシストスプリング
を配置することなく操作ペダルの踏力を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概要図
【図2】操作ペダルが踏込まれてからターンオーバ位置
を越える前までの操作ペダルの状態を示す図
【図3】操作ペダルがターンオーバ位置を越えた後の操
作ペダルの状態を表す図
【図4】本実施例と、回動半径が一定の機構の場合との
復帰力およびアシスト力の比較図
【図5】本実施例と、回動半径が一定の機構の場合との
踏力の比較図
【図6】(a)回動半径が一定の機構の場合のアシスト
力と分力の関係図(b)本実施例のアシスト力と分力の
関係図
【図7】従来の操作ペダルの踏力軽減装置を示す図
【図8】従来の操作ペダルの踏力軽減装置のターンオー
バ位置を越える前までの操作ペダルの状態を示す図
【図9】従来の操作ペダルの踏力軽減装置のターンオー
バ位置を越えた後の操作ペダルの状態を示す図
【符号の説明】
1 ・・・操作ペダル 2 ・・・支持軸 3 ・・・支持孔 4 ・・・ターンオーバスプリング 5 ・・・プッシュロッド 6 ・・・ペダルブラケット 7 ・・・ペダルストッパ 1c・・・踏込み部 4a・・・連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持軸まわりに回動可能な操作ペダルの踏
    込み過程で、操作ペダルに連結したターンオーバスプリ
    ングの連結部における弾性力が支持軸を支点として、タ
    ーンオーバ位置を越える前までは操作ペダルの踏込み部
    においてペダル戻し方向に復帰力として作用し、ターン
    オーバ位置を越えた後はペダル踏込み方向にアシスト力
    として作用する操作ペダルの踏力軽減装置において、タ
    ーンオーバ位置を越えた後はターンオーバ位置を越える
    前に比して、前記踏込み部と前記支持軸の距離に対する
    前記連結部と前記支持軸の距離の比が大きくなることを
    特徴とする操作ペダルの踏力軽減装置。
JP12872492A 1992-05-21 1992-05-21 操作ペダルの踏力軽減装置 Pending JPH05324110A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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