JP2013256238A - クラッチペダル付車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性がよく、安全なクラッチ操作を可能としたクラッチペダル付車両を提供する。
【解決手段】クラッチペダル25が、ペダル部25aとアーム部25bとで構成され、ガススプリングGSの一端をアーム部25bの中間位置に取り付ける一方、ガススプリングGSの他端をエアカットプレート49に取り付ける。これにより運転者がクラッチペダル25に足をかけて踏み込み操作をする際に、誤ってガススプリングGSに当接してしまい、これを破損してしまうなどの危険性を小さくすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、クラッチペダルを踏み込むことでエンジンから駆動輪への駆動力の伝達を切断させるクラッチペダル付車両に関する。
従来、クラッチペダルを備える車両では、クラッチペダルを踏み込む際に比較的強い力を要することから、特許文献1のような技術が提案されていた。特許文献1では、クラッチペダルを下端に取付けたアーム部と、このアーム部の上端を回動自在に支持するクラッチ取付フレームとの間にガススプリングを設けている。この構成において、クラッチペダルを一定量踏み込むまでは、ガススプリングが反発力として働き、踏み込みが一定量を越えて以降はガススプリングがアシスト力として働く。このため、反発力によってクラッチペダルを不必要に踏み込むことを踏み込みの初期段階で防止するとともに、踏み込みの後半において、アシスト力によりクラッチ切操作を容易に行うことができる。
特開2002−181075号公報
特許文献1では、ガススプリングの一端をアーム部の下部に取付けている。このため、クラッチペダルとガススプリングの取付位置とが近接して配置されており、運転者がクラッチペダルに足をかけて踏み込み操作をする際に誤ってガススプリングに当接してしまい、ガススプリングを破損してしまうなどの問題があった。そこでこの発明は、操作性がよく、安全なクラッチ操作を可能としたクラッチペダル付車両を提供することにある。
このため請求項1に記載の発明は、クラッチペダルを踏み込むことでエンジンから駆動輪への駆動力の伝達を切断させるクラッチペダル付車両であって
前記クラッチペダルが、
ペダル部と、
該ペダル部を下部に取り付けたアーム部とで構成され、
該アーム部が上部を中心として回動可能であるとともに、
前記アーム部がリンク機構を介してトランスミッション内のクラッチディスクと連結されたクラッチペダル付車両であって、
前記アーム部と機体との間に弾性部材を備え、
前記クラッチペダルを踏み込むと、第1所定位置までは前記アーム部を押し返す方向に前記弾性部材が働き、
前記クラッチペダルを踏み込んで前記第1所定位置を越えると、前記アーム部を押し込む方向に前記弾性部材が働き、
前記クラッチペダルを第2所定位置まで踏み込むと、前記クラッチディスクが離れるクラッチペダル付車両において、
前記弾性部材の一端を前記アーム部の中間位置に取り付ける一方、前記弾性部材の他端を前記機体に取り付けることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクラッチペダル付車両において、ボンネットの後端に備え、該ボンネットと運転席とを仕切るための遮蔽部を前記機体に取り付けて備え、
前記弾性部材の一端を前記アーム部の中間位置に取り付ける一方、前記弾性部材の他端を前記遮蔽部に取り付けることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のクラッチペダル付車両において、前記弾性部材がガススプリングであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、クラッチペダルを踏み込むことでエンジンから駆動輪への駆動力の伝達を切断させるクラッチペダル付車両であって、前記クラッチペダルが、ペダル部と、該ペダル部を下部に取り付けたアーム部とで構成され、該アーム部が上部を中心として回動可能であるとともに、前記アーム部がリンク機構を介してトランスミッション内のクラッチディスクと連結されたクラッチペダル付車両であって、前記アーム部と機体との間に弾性部材を備え、前記クラッチペダルを踏み込むと、第1所定位置までは前記アーム部を押し返す方向に前記弾性部材が働き、前記クラッチペダルを踏み込んで前記第1所定位置を越えると、前記アーム部を押し込む方向に前記弾性部材が働き、前記クラッチペダルを第2所定位置まで踏み込むと、前記クラッチディスクが離れるクラッチペダル付車両において、前記弾性部材の一端を前記アーム部の中間位置に取り付ける一方、前記弾性部材の他端を前記機体に取り付ける。
これにより、運転者がクラッチペダルに足をかけて踏み込み操作をする際に誤って弾性部材に当接してしまい、弾性部材を破損してしまうなどの危険性がなくなる。また、第1所定位置を越えてさらにクラッチペダルを踏み込むと、踏み込みをアシストするように弾性部材が作動するため、クラッチディスクを離すことを容易にする。したがって、操作性がよく、安全なクラッチ操作を可能としたクラッチペダル付車両を提供することができる。さらに、運転者がクラッチペダルを誤って踏み込んでも、第1所定位置まではクラッチペダルを押し返す方向に反力が働くため、クラッチペダルの誤操作を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ボンネットの後端に備え、該ボンネットと運転席とを仕切るための遮蔽部を前記機体に取り付けて備え、前記弾性部材の一端を前記アーム部の中間位置に取り付ける一方、前記弾性部材の他端を前記遮蔽部に取り付ける。
このため、エンジンからの放熱を運転席側に伝達することを低減する遮蔽部を、弾性部材の取り付けにも用いることができ、部品点数を低減させたクラッチペダル付車両を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記弾性部材がガススプリングであるので、簡単な構成で、操作性がよく、安全なクラッチ操作を可能としたクラッチペダル付車両を提供することができる。
この発明のクラッチペダル付車両の一例としてのトラクタの斜視図である。 その要部側面図である。 要部斜視図である。 クラッチペダルのアーム部の上部の、(a)は側面図、(b)は平面図である。 エアカットプレート下部の、(a)は背面図、(b)は側面図である。 クラッチペダルを踏み込んだときの様子を示す側面図であり、(a)は踏み込み開始時、(b)は第1所定位置に達した時、(c)は第1所定位置を越えてガススプリングのロッド部が縮む方向から、伸びる方向へと転換した時である。 クラッチペダルの踏み込み量と踏力、さらにガススプリングからの作用力との関係を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について詳述する。なお、以下において、「前」とはトラクタ(クラッチペダル付車両)Tの前進方向を、「後」とはトラクタTの後進方向を、「左右」とは、トラクタTの前進方向に対して左右をいう。図1はこの発明のクラッチペダルを備えるトラクタ10の斜視図である。トラクタ10は、ボンネット11内にエンジン(駆動部)E、ラジエータ、冷却ファン、エアクリーナ、バッテリーなどを備える。また、ボンネット11の前部には、前照灯12、エンジンに外気を取り入れるためのフロントグリル13を備える。エンジンE、ラジエータ、バッテリーは、シャーシ(機体)14上に載置される。なお、機体を構成する部材はシャーシ14に加えて、トランスミッションTM、ブレーキ機構(後述)などであり、これらはボルトなどによって連結されている。また、機体の前部左右には前輪15,15を、後部左右には後輪16,16を備える。左右の後輪(駆動輪)16をそれぞれ上方と内側から覆うようにフェンダー17,17を設ける。
ボンネット11の後方には、後に詳述するエアカットプレート(遮蔽部)を介してダッシュボード18を備える。ダッシュボード18には、速度、燃料残量などを表示するパネルを設ける。ダッシュボード18の後方にはステアリングコラムカバー20を隣接して備える。ステアリングコラムカバー20の上端には、ステアリング21を突出して設ける。ステアリングコラムカバー20の上面には、ステアリング21の左側にリバーサレバー22を、ステアリング(運転部)21の右側にアクセルレバーをそれぞれ備える。ステアリングコラムカバー20の下方右側には左右ブレーキペダル、ステアリングコラムカバー20の下方左側にはクラッチペダル25を備える。
ステアリングコラムカバー20の後方には一定距離を隔てて運転席(運転部)27を設ける。運転席27は、左右のフェンダー17,17の間に配置される。運転席27は、運転台28上に取り付けられる。運転台28の天面右側には、油圧リフトレバー31およびPTOレバー32を備える。一方、運転台28の天面左側には、副変速レバー33を備える。さらに、運転台28の前面右側には主変速レバー、運転台28の前面左側には4WDレバーを備える。
運転台28とボンネット11との間にはフロア34を備える。フロア34は、運転者がトラクタ10に乗降する際や、運転中に足を置くためのものである。フロア34の下方には、トランスミッションを内蔵するトランスミッションケースTMが配置されている。トランスミッションケースTMはシャーシ14の後部に固定されている。トランスミッションを経て、後輪16にエンジンEからの動力が伝達される。
なお、運転席27の後方に隣接して燃料タンク36を配置する。燃料タンク36は左右のフェンダー17,17の間に配置される。左右のフェンダー17,17の後端には、ROPS(Roll−over protective structures)37を突設する。ROPS37は、後輪16の車軸ケースACに固定されている。車軸ケースACは、トランスミッションケースTMに固定されている。
図2,3には、この例の主要部の側面図を示す。この例のトラクタ10には、左右のブレーキペダル24A,24B、クラッチペダル25を備える。ブレーキペダル24A,24B、クラッチペダル25は第1回動軸50に取付けられている。
第1回動軸50は、内側に配設されるロッド50eと、ロッド50eの外側に設けられる、円筒左端部50a、円筒中央部50b、円筒右側部50c、円筒右端部50dとで構成される。円筒右側部50cはロッド50eと固設されている。また、円筒左端部50a、円筒右端部50dは、それぞれロッド50eに回動自在に支持されている。さらに、円筒中央部50bは後述のブラケット48a,48bに固設された状態で、ロッド50eを回動自在に支持している。したがって、円筒右側部50cが回動すると、それに同期してロッド50eのみが回動する。ブレーキペダル24Aのアーム部24Abの基端側は、第1回動軸50の円筒右側部50cに固設される。また、ブレーキペダル24Bのアーム部24Bbの基端側は、第1回動軸50の円筒右端部50dに固設される。
ロッド50eの左側端には、第1リンクプレート51の一端をボルトなどで固設する。したがって、第1リンクプレート51は、円筒右側部50cに同期して回動する。一方、円筒右端部50dの右端には、別のリンクプレート(不図示)が溶接などで固設されており、このリンクプレートは円筒右端部50dに同期して回動する。
第1リンクプレート51には、第1リンクロッド52の一端をピン53を介して回動自在に取り付ける。第1リンクロッド52は、金属棒で形成され、先後端に平板部を備える。第1リンクプレート51とはこの平板部にて連結される。第1リンクロッド52の他端は、ピン54を介して第2リンクプレート55の一端を回動自在に取り付ける。第2リンクプレート55は、第2回動部58の外周に固設されている。
第2回動部58はローラ状に構成され、内側に軸部としてのロッドを備える。軸部の中央付近の外周には円筒部を固設し、この円筒部をフロア34に固設する。第2リンクプレート55の他端には、ピン56を介して第2リンクロッド57の一端を回動自在に取り付ける。
第2リンクロッド57の他端は、操作アーム59の先端にピン59bを介して回動自在に連結されている。操作アーム59の後端は、回動軸59aを介して回動自在に後輪16のブレーキ機構Bに取り付けられている。操作アーム59と回動軸59aとは固設されており、操作アーム59が回動するとそれに合わせて回動軸59aも回動するように構成されている。回動軸59aが回動することで、左側の後輪16のブレーキが制動するようになっている。
なお、右ブレーキペダル24Bと連結された円筒右端部50dの右端には、左ブレーキペダル24Aと連動する第1リンクプレート51と同一のものを溶接などで固設する。右ブレーキペダル24Bと連動する第1リンクプレート51には、上述と同様の第1リンクロッド52、第2リンクプレート55、第2回動部58、第2リンクロッド57、操作アーム59を連結し、操作アーム59には、回動軸59aを介して回動自在に右側の後輪16のブレーキ機構Bに取り付けられている。
クラッチペダル25は、ペダル部25aとアーム部25bとで構成されている。ペダル部25aは、アーム部25bの下端部の上側にボルトなどで固定されている。また、ペダル部25aの表面には、スリップ防止のための処置がなされている(表面を凹凸に加工する、ゴムを取り付けるなど)。アーム部25bの上端は円筒左端部50aに固設され、円筒左端部50aには第1クラッチリンクプレート70が固設されている。クラッチペダル25は、リンク機構を介してトランスミッションTM内のクラッチディスクと連結されている。リンク機構は、第2クラッチリンクプレート71、クラッチリンクロッド72、クラッチ操作アーム73、回動軸74などで構成される。
クラッチリンクプレート70は矩形状に形成された金属板で、一端を第1回動軸50の円筒左端部50aに固設するとともに、他端には、第2クラッチリンクプレート71の先端をピン71aを介して回動自在に連結する。第2クラッチリンクプレート71の他端は、クラッチリンクロッド72の先端にボルトにて固設されている。クラッチリンクロッド72の後端は、クラッチ操作アーム73の先端にピンを介して回動自在に連結される。クラッチ操作アーム73の他端は、回動軸74に固設される。回動軸74は、ミッションケースTM内に貫通されており、クラッチ操作アーム73が回動するとそれに合わせて回動軸74も回動し、回動軸74が回動することで、エンジン出力軸に連結された主クラッチが切れるようになっている。
ところで、第1回動軸50の円筒中央部50bには、ブラケット48a,48bを固設する。第1回動軸50は、ブラケット48a,48bを介してエアカットプレート(遮蔽板)49に固設されている。第1回動軸50がエアカットプレート49の幅方向に渡って設けられていることから、平板状のエアカットプレート49は、第1回動軸50によってその剛性を強化されている。
第1回動軸50の円筒左端部50aにはさらに、ストッパーアーム60を固設する。ストッパーアーム60はクラッチペダル25の回動範囲を規制するためのものであり、その先端部はクラッチストッパー61内に配置され、クラッチペダル25の動きに合わせてストッパーアーム60の先端部がクラッチストッパー61内で上下方向に一定範囲で移動できるようになっている。クラッチストッパー61は、エアカットプレート49に溶接にて固定されている。
ところで、クラッチペダル25のアーム部25aの中央よりやや上側(アーム部の中間位置)にはガススプリング(弾性部材)GSの上端が取付けられている。ガススプリングGSの下端はエアカットプレート49に固設されたブラケット49Xに取付けられている。エアカットプレート49は、ブラケット48a,48bを介してトランスミッション(機体)TMの上端に固定されている。
詳しくは、図4,5に示すように、厚板状のアーム部25bの厚み方向略中央部に矩形の金属板製のステー25Xを溶接などで固設する。ステー25Xの略中央には貫通孔25XHを形成する。この貫通孔25XHとガススプリングGSの上端に形成された貫通孔とを合わせてリベットピンなどで両者を固定する。なお、ガススプリングGSはステー25Xに対して回動可能に取付けられる。
一方、エアカットプレート49の左下部分にはブラケット49Xを溶接などで固設する。ブラケット49Xは側面視でL字状に折り曲げられた金属板で形成される。縦面にはその中央部に貫通孔49XHを形成する。この貫通孔49XHとガススプリングGSの下端に形成された貫通孔とを合わせてリベットピンなどで両者を固定する。なお、ガススプリングGSはブラケット49Xに対して回動可能に取付けられる。
次に、図6,7を用いてクラッチペダル25を操作する手順を説明する。なお、図7のグラフにおいて縦軸は力(kgf)を、横軸はペダル部25aの踏み込み量(mm)を示す。
まず、運転者がペダル部25aに左足をかけて踏み込み始めと、アーム部25bが円筒左端部50aを回動支点として図6(a)において時計回りに回動する。これに連動してガススプリングGSのロッド部GS1が縮み始める。クラッチペダル25を踏み込み始めてしばらく(図7にて20mmよりも少し手前までのストローク)は遊び部分であり(図7にて区間Iで表示)、クラッチペダル25を半時計回りに押し返す方向にガススプリングGSから反力が作用する。このため、誤ってクラッチペダル25を踏み込むことを防止するのみならず、誤ってクラッチペダル25を踏み込もうとしたときに、ガススプリングGSの反力が運転者に対して警告効果を果たす。
遊び部分が終わると(図7にて位置P1)、クラッチペダル25のリンク機構がトランスミッションTM内のクラッチディスクを離すように作動し始める(図7にて区間Z1で表示)。この区間Z1では、ガススプリングGSがクラッチペダル25に付与する反力は、区間Iに比べて減少する。さらに、クラッチペダル25を踏み込むと、ステー25Xの貫通孔25XHとブラケット49Xの貫通孔49XHの中心間距離が最も短くなる(図7の位置P2、図6(b))。なお、区間Iおよび区間Z1では、ステー25Xの貫通孔25XHとブラケット49Xの貫通孔49XHの中心間距離が次第に短くなる。位置P2(第1所定位置)まではアーム部25bを押し返す方向にガススプリングGSが働く。
位置P2を越えると(図7の区間Z2)、ガススプリングGSのロッド部GS1が縮む方向から、伸びる方向へと転換する(図6(c))。すなわち、ステー25Xの貫通孔25XHとブラケット49Xの貫通孔49XHの中心間距離が次第に長くなり、ガススプリングGSからクラッチペダル25に向けてアシスト力(すなわち、負の反力)が働くようになる。このため、運転者はクラッチペダル25をそれまでよりも軽い力で踏み込めるようになり、操作が快適となる。すなわち、位置P2(第1所定位置)を越えると、アーム部25bを押し込む方向にガススプリングGSが働く。
そして、図7にて、位置P3(第2所定位置)に達すると、トランスミッションTM内のクラッチディスクが離れる(すなわち、エンジンから駆動輪への駆動力の伝達を切断させる)。この位置P3に達した時点またはそれよりもクラッチペダル25を踏み込んだら、主変速レバーを操作してトランスミッションTM内のギアを変更して、クラッチペダル25から左足を離す。一方、位置P3からさらにクラッチペダル25を踏み込み過ぎた場合には、ストッパーアーム60とクラッチストッパー61によってクラッチペダル25の踏み込みがブロックされる(図7の位置P4)。
なお、図7のタイミングチャート中で、符号L1はガススプリングGSによる力、符号L2はクラッチペダル25の踏力、符号L3は、ガススプリングGSを使用しないときのクラッチペダル25に必要な踏力を示す。図7にて明らかなように、ガススプリングGSを使用することで、区間Z2におけるクラッチペダル25の踏力を低減することができる。
また、クラッチペダル25のステー25Xの位置は、上述の例に限定されるものではなく、アーム部25bの中間位置であればどこであってもよい。
上記のガススプリングGSに代えて、コイルスプリング(弾性部材)をステー25Xとブラケット49Xとの間に取り付けてもよい。
また、上述の例では、ガススプリングGSの下端をエアカットプレート(遮蔽部)49のブラケット49Xに取り付けたが、これに限定されるものではなく、トラクタ10の機体を構成するいずれかの部材(シャーシ14、トランスミッションTM、ブレーキ機構Bなど)に取付けられていればよい。また、ガススプリングGSの下端は、機体を構成する部材に直接取り付けるのではなく、ステーやブラケットなどを介して取り付けるようにしてもよい。
さらに、この発明のクラッチペダル付車両は、トラクタに適用されるのに限定されるものではなく、他の農業作業車両(コンバイン、田植機、ローンモア)をはじめ、クラッチを有するあらゆる車両、例えば、自動車、トラック、建設作業車両(バックホー、ブルドーザー)、フォークリフトなどに適用することができる。
この発明のクラッチペダル付車両は、あらゆる車両に適用できる。
10 トラクタ(クラッチペダル付車両)
11 ボンネット
25 クラッチペダル
25a ペダル部
25b アーム部
27 運転席
49 エアカットプレート(遮蔽部)
GS ガススプリング(弾性部材)
TM トランスミッション
P2 位置(第1所定位置)
P4 位置(第2所定位置)

Claims (3)

  1. クラッチペダルを踏み込むことでエンジンから駆動輪への駆動力の伝達を切断させるクラッチペダル付車両であって
    前記クラッチペダルが、
    ペダル部と、
    該ペダル部を下部に取り付けたアーム部とで構成され、
    該アーム部が上部を中心として回動可能であるとともに、
    前記アーム部がリンク機構を介してトランスミッション内のクラッチディスクと連結されたクラッチペダル付車両であって、
    前記アーム部と機体との間に弾性部材を備え、
    前記クラッチペダルを踏み込むと、第1所定位置までは前記アーム部を押し返す方向に前記弾性部材が働き、
    前記クラッチペダルを踏み込んで前記第1所定位置を越えると、前記アーム部を押し込む方向に前記弾性部材が働き、
    前記クラッチペダルを第2所定位置まで踏み込むと、前記クラッチディスクが離れるクラッチペダル付車両において、
    前記弾性部材の一端を前記アーム部の中間位置に取り付ける一方、前記弾性部材の他端を前記機体に取り付けることを特徴とする、クラッチペダル付車両。
  2. ボンネットの後端に備え、該ボンネットと運転席とを仕切るための遮蔽部を前記機体に取り付けて備え、
    前記弾性部材の一端を前記アーム部の中間位置に取り付ける一方、前記弾性部材の他端を前記遮蔽部に取り付けることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチペダル付車両。
  3. 前記弾性部材がガススプリングであることを特徴とする、請求項1または2に記載のクラッチペダル付車両。
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