JP2003040150A - 乗用管理機 - Google Patents

乗用管理機

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JP2003040150A
JP2003040150A JP2001228599A JP2001228599A JP2003040150A JP 2003040150 A JP2003040150 A JP 2003040150A JP 2001228599 A JP2001228599 A JP 2001228599A JP 2001228599 A JP2001228599 A JP 2001228599A JP 2003040150 A JP2003040150 A JP 2003040150A
Authority
JP
Japan
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lever
brake
clutch
pedal
machine
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Pending
Application number
JP2001228599A
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English (en)
Inventor
Eiichi Tamura
栄一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のブレーキレバーは、機体前部中央に配
設されているステアリングコラムに取り付けられている
ので、機体側方からブレーキレバーを操作することがで
きなかった。 【解決手段】 機体前端部中央にステアリングコラム2
1を配設し、該ステアリングコラム21の側方に、クラ
ッチペダル61とブレーキペダル65を配設する。クラ
ッチレバー62をクラッチペダル61に固設し、ブレー
キレバー66をブレーキペダル65に固設し、クラッチ
レバー62とクラッチペダル61とが、および、ブレー
キレバー66とブレーキペダル65とが、一体的に回動
する構成とする。また、クラッチレバー62およびブレ
ーキレバー66は、上部を機体上方外側に向けた形状と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用管理機の操縦
部の構成に関する。より詳しくは、ブレーキの構成およ
びその近傍の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用管理機の制動装置は、車軸近
傍にブレーキ摩擦板やブレーキドラム等を配置し、運転
部のステップ上にブレーキペダルを配置し、該ブレーキ
ペダルを踏み込み操作することによって制動する構成と
していた。また、ブレーキペダルを踏み込んだ状態でフ
ック等により固定して、駐車ブレーキとする構成も公知
となっている。また、機体前部にフロントウェイトを取
り付けて、機体の重量バランスを向上できるようにする
ことも従来から行われており、機体前端に設けたバンパ
ーにフロントウェイトを着脱自在に設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のブレー
キペダルは座席に着座して操作することはできたが、降
車して操作することはできず、ブレーキレバーは存在し
ても、駐車するときにロックするためのものであった。
よって、山間地の急傾斜地を走行するときや、トラック
の荷台に乗用管理機を載せたり、降ろしたりするとき
に、運転席より降りた状態で操作することは難しく、無
理な姿勢で操作していたのである。また、従来の構成で
はフロントウェイトを取り付けるためのバンパーやブラ
ケット等を機体前部に設ける必要があり、意匠が悪くな
ったり、別部品を取り付ける必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、 機体前部に
配置したステップ20上にクラッチペダルとブレーキペ
ダルを設けた乗用管理機において、機体前端左右中央に
ステアリングコラムを配設し、該ステアリングコラムの
一側方にクラッチレバーをクラッチペダルより上方に突
設し、他側方にブレーキレバーをブレーキペダルより上
方に突設したものである。
【0006】請求項2においては、前記クラッチレバー
およびブレーキレバーの上部を機体上方外側に向けた形
状とするものである。
【0007】請求項3においては、前記ブレーキペダル
と主変速レバーをリンク機構を介して連結し、ブレーキ
ペダルの踏み込みで主変速レバーを中立に戻すように構
成したものである。
【0008】請求項4においては、機体左右に走行装置
を配設し、該走行装置の間に変速機およびエンジンを配
設し、該走行装置前部上方に運転部を設けた乗用管理機
において、前記変速機およびエンジンの側方に、機枠フ
レームを配置し、該機枠フレーム前部下方にフロントウ
ェイト取付用のブラケットを配設するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明のクローラ走行装置を装備した乗用管
理機の全体側面図、図2は同じく正面図、図3はブレー
キレバー周辺の右側面図、図4はクラッチレバー周辺の
斜視図、図5ブラケット周辺の底面図、図6ブレーキと
主変速レバーとのリンク機構を示す側面図、図7は前進
時のリンク機構の一部を示した側面図、図8は後進時の
リンク機構の一部を示した側面図である。
【0010】図1、図2に示す乗用管理機1は、本発明
の一実施例を適用したものであり、該管理機1は、後方
に昇降連結機構29を介して作業機を連結することがで
きる。
【0011】そして、乗用管理機1は、クローラ式走行
装置2のトラックフレーム11・11間に横フレームを
横設して車体フレーム3を形成し、該車体フレーム3上
において、前部上方に運転部4を配置し、該運転部4の
座席5の後方に原動機部6を配置すると共に、同座席5
の下方に原動機部6と連動連設したミッション部7を配
置し、同ミッション部7に各走行装置2・2の駆動輪8
・8を介して連動連結し、かつ、該ミッション部7に前
方に突出するフロントPTO軸9を連結する一方、該ミ
ッション部7に後部に配置したリヤPTO軸10に連動
連結するための動力伝達機構と連結している。
【0012】走行装置2は、前後方向に伸延するトラッ
クフレーム11と、該トラックフレーム11の前・後端
部にそれぞれ取り付けた前・後従動輪12・13と、両
前・後従動輪12・13間で、かつ、これらよりも上方
位置に配置した駆動輪8と、これら駆動輪8及び前・後
従動輪12・13の間に巻回したクローラ14とを具備
している。トラックフレーム11前方には、アイドラホ
ーク30が配設され、該アイドラホーク30にクローラ
14を緊張するためのボルト式クローラアジャスト32
が係合されている。また、前・後従動輪12・13の間
に機体の重心が設定されており、該重心位置のトラック
フレーム11下方にイコライザ40を配置し、該イコラ
イザ40の前後に遊転輪50a・50bを配置してい
る。
【0013】車体フレーム3は、左右一対のトラックフ
レーム11・11間に前部横フレーム15と、後部フレ
ーム16とをそれぞれ前後方向に間隔を開けて横架して
形成しており、前部横フレーム15より前上方に立ち上
げた前部支持体17と、後部フレーム16より後上方に
立ち上げた後部支持体18との間に、平面視U字状に形
成した機枠フレーム19を架設している。機枠フレーム
19の機体進行方向左側下部に燃料タンク36が、機体
右側下部にサイドカバー37が配設されている。そし
て、燃料タンク36とサイドカバー37間の後部上方
に、ボンネット35を配置している。
【0014】前記機枠フレーム19は側面視「へ」字状
に構成して、前部はさらに斜め上前方に延設して左右と
前部の機枠フレーム19間にステップ20を張設し、該
ステップ20の前端部左右中央にステアリングコラム2
1を立設し、該ステアリングコラム21内に上下方向に
伸延するステアリング支軸22を挿通して、該ステアリ
ング支軸22の上端部にステアリングホイール23を取
り付ける。また、機枠フレーム19およびステップ20
下方に、ブラケット59・59が配設されている。
【0015】そして、ステアリングホイール23の後方
位置に座席5を配置しており、該座席5の右側方位置に
ミッション部7と連動連結した主変速レバー24を配置
する一方、左側方位置にPTO切替操作レバー25を配
置している。また、ステップ20上方の機体左側部にク
ラッチペダル61と連結したクラッチレバー62、機体
右側部にブレーキペダル65と連結したブレーキレバー
66が配設されている。
【0016】前記機枠フレーム19の前後中央の左右屈
曲部19a間に座席5を配置して、運転部4とし、機枠
フレーム19の後部は斜め上方に延設して、機枠フレー
ム19間にボンネット35が配設され、前記原動機部6
を覆っている。原動機部6において、エンジン26の後
方近傍位置にラジエータ27を配置し、該ラジエータ2
7の直前方位置に冷却ファン28を対向させて配置して
いる。
【0017】次に、本発明のブレーキレバー66および
クラッチレバー62について、図2乃至図4を用いて説
明する。図2および図3に示すように、前記ステップ2
0上方の機体右側部にブレーキペダル65が、前記ステ
ップ20上方の機体左側部にクラッチペダル61が配設
されている。前記ステップ20には、長孔が穿設され、
該長孔にブレーキアーム67が挿通されている。該ブレ
ーキアーム67の一端にブレーキペダル65が固設さ
れ、他端にブレーキペダル65の回動支軸63が固設さ
れている。ブレーキアーム67は、左側面視略「く」字
状に形成されている。ブレーキレバー66は、機体前端
左右中央に配設されているステアリングコラム21とブ
レーキペダル65との間に配設されている。ブレーキア
ーム67の上部にブレーキレバー66の下端が固着さ
れ、ブレーキペダル65とブレーキレバー66が、一体
的に回動する構成となっている。
【0018】前記ブレーキレバー66は、側面視L字状
で、上部が機体上方外側に向いた形状となっている。ブ
レーキレバー66の下端はブレーキアーム67に固着さ
れ、上端は操作しやすいようにグリップが覆設されてい
る。前記ブレーキレバー66下部にコイル状のバネ69
が機体左右方向に固着されている。該バネ69の一端か
らかぎ状の留め具69aを、他端から取手部69bを突
設している。一方、ブレーキペダル65の前方で機枠フ
レーム19上部に、前記かぎ状の留め具69aを掛止す
る取付部19bが突設している。また、図4に示すよう
に、クラッチレバー62も、ブレーキレバー66と同様
の構成で、ブレーキレバー66と左右対称にクラッチレ
バー62が配設されている。クラッチレバー62下部に
コイル状のバネ64が機体左右方向に固着されている。
該バネ64の一端からかぎ状の留め具64aを、他端か
ら取手部64bを突設している。一方、クラッチレバー
62の前方で機枠フレーム19上部に、かぎ状の留め具
64aを掛止する取付部19bが突設している。
【0019】このような構成において、クラッチレバー
62をクラッチペダル61に固設し、ブレーキレバー6
6をブレーキペダル65に固設し、クラッチレバー62
とクラッチペダル61、および、ブレーキレバー66と
ブレーキペダル65とを、一体的に回動可能とし、ブレ
ーキペダル65とブレーキレバー66およびクラッチペ
ダル61とクラッチレバー62との連結機構を簡素にす
ることができ、コストダウンにつながるのである。ま
た、ペダルとレバーが一体構成となるので、足でも手で
も操作ができるようになり、操作性を向上できる。ま
た、機体前方および機体側方からクラッチレバー62お
よびブレーキレバー66での、ブレーキおよびクラッチ
の操作が可能となり、傾斜地での走行や機体の積み下ろ
し時等に、機体より降りて操作を行うことができ、安全
性を高めることができる。クラッチレバー62とブレー
キレバー66をクラッチペダル61、ブレーキペダル6
5に夫々連結させ、クラッチレバー62とブレーキレバ
ー66の上部を上部が機体上方外側に向いた形状、つま
り、正面視において逆「ハ」状に突出したので、クラッ
チレバー62とブレーキレバー66のグリップが、機体
前端および機体側端に近くなり、機体最外周より飛び出
すことなく配置され、ブレーキおよびクラッチの操作が
容易になって、傾斜地での走行や機体の積み下ろし時等
に、機体より降りて容易に操作を行うことができ、安全
性を高めることができる。
【0020】また、図4に示すように、機枠フレーム1
9上部に配設されている取付部19bにかぎ状の留め具
64aを掛止することで、クラッチを踏んだ状態に保つ
こともでき、つまり、クラッチを切った状態に維持でき
る。また、留め具64aの着脱作業において、取っ手部
64bを利用することで、留め具64aの着脱作業がし
易く、作業の効率化が図れる。また、ブレーキレバー6
6も、クラッチレバー62と同様な構成で、留め具69
aを着脱可能にでき、ブレーキペダル65を踏んだ状態
に保つことができ、駐車ブレーキとすることができる。
【0021】次に、本発明のブラケット59について、
図2および図5を用いて説明する。ブラケット59・5
9は、機枠フレーム19の前部でステップ20下方かつ
車体フレーム3上方に配設され、フロントウェイトを着
脱可能に取り付ける構成としている。該ブラケット59
・59は、車体フレーム3にボルト等固定手段で固定さ
れている。ブラケット59・59は、平面視略コの字状
に形成されるとともに、底面の一部を閉じた構成となっ
ており、機枠フレーム19よりも前方に突出しないよう
に鉛直方向に配設している。そして、ブラケット59の
前面に取付孔59a・59aを開口して、フロントウェ
イトをボルト等により取り付けるようにしている。
【0022】図5に示すように、ブラケット59は、ブ
レーキアーム67の下部を覆うように配設され、ブレー
キペダル65の回動支軸63を突設する構成としてい
る。回動支軸63に、ブレーキワイヤー72の一端が固
設されている。ブレーキワイヤー72は、ミッション部
7内部のブレーキ機構の作動アーム(図示せず)に接続
されている。このような構成で、ブレーキペダルを踏み
こむことにより作動アームが回動し、ブレーキ機構が作
動するものである。また、回動支軸63に、アーム71
を介してロッド73・74の一端が固定され、後述する
リンク機構と連係する構成となっている。一方、前記ブ
ラケット59を略左右対称に形成されたブラケット59
が、クラッチペダル61の下方に配設され、クラッチペ
ダル61の回動支軸61aを突設する構成としている。
【0023】このように、ブラケット59・59を、機
枠フレーム19の前部でステップ20下方かつ車体フレ
ーム3上方に配設し、、フロントウェイト等を着脱可能
に取り付ける構成としたので、フロントウェイト等重量
物の保持が可能となった。一方、ブラケット59・59
がブレーキペダル65およびクラッチペダル61の回動
支軸63・61aを突設しているので、ブレーキペダル
65およびクラッチペダル61操作時の剛性を確保する
ことが可能となった。また、ブラケット59・59を周
辺の部品と兼用して使用することが可能となり、省スペ
ース化を図ることができる。
【0024】次に、図6乃至図8を用いて、ブレーキペ
ダル65と主変速レバー24を連結するリンク機構につ
いて説明する。図6示すように、ブレーキペダル65の
基部は回動支軸63に枢支されており、該回動支軸63
はブラケット59より突設されている。ブレーキペダル
65の基部にはアーム71が固設され、該アーム71の
上端にロッド73の一端を枢支し、下端にロッド74の
一端を枢支している。該ロッド73・74は、前後方向
に配設され、ロッド73・74後部には、許容部となる
長孔73a・74aが前後方向に穿設されている。該長
孔73a・74aにピン75を摺動可能に挿通し、該ピ
ン75をアーム76に固設し、ロッド73・74とアー
ム76を連結している。前記アーム76は、支軸77に
より回動自在に支持されている。そして、該支軸77に
は、アーム76と一体的に回動するアーム78が固設さ
れており、該アーム78の先端には、ロッド79が接続
されている。ロッド79は、機体上下方向に配設されて
おり、該ロッド79の上端には、支軸81に回動自在に
支持されたL字形アーム80の一端が接続されている。
そして、該L字形アーム80の他端には、前後方向に配
設されたロッド82が接続され、該ロッド82の後端を
主変速レバー24の支持部24aに枢支されている。
【0025】次に、主変速レバー24について説明す
る。主変速レバー24は、上部が機体上方に突設し、下
部の支持部24aがアーム53aに固設され、回動軸5
3を中心回動可能としている。該支持部24aは前記ロ
ッド82を枢支しており、主変速レバー24を回動させ
ると、ロッド82が前後方向に摺動する構成となってい
る。一方、ミッション部7側方には、走行用HST(走
行無段変速装置)51と旋回用HST(旋回用無段変速
装置)52が配設されている。アーム53bの他端は、
走行HST51のトラニオンアームに連結し、主変速レ
バー24の操作を走行用HST51に伝達して主変速で
きる構成となっている。
【0026】このような構成において、主変速レバー2
4を前進側に回動して変速すると、リンク機構を介し
て、図7(a)に示すように、長孔73a・74aの前
部側にピン75が摺動する。この状態で、ブレーキペダ
ル65を踏みこむと、図7(b)に示すように、アーム
71は、上部が前方に、下部が後方に回動し、ロッド7
3は前方に、ロッド74は後方に摺動する。この時ピン
75がロッド74の長孔74aの前端に当接し、ピン7
5が後方に摺動することで、ロッド79が上方に摺動
し、アーム80を介してロッド82が後方に摺動する。
ロッド82が後方に摺動することで、主変速レバー24
が後方の中立方向に回動する。また、ブレーキペダル6
5を最大ストローク位置まで踏み込むと、ピン75が後
方に摺動し、図7(c)に示すように、主変速レバー2
4が中立に戻るように設定している。主変速レバー24
が中立となることによって機体が停止する。このように
して、ブレーキペダル65を踏み込んだとき、主変速レ
バー24は、中立の位置に戻る構成としている。
【0027】一方、主変速レバー24を後進側に回動す
ると、リンク機構を介して、図8(a)に示すように、
長孔73a・74aの後部にピン75が摺動する。この
状態で、ブレーキペダル65を踏みこむと、図8(b)
に示すように、アーム71は、上部が前方に、下部が後
方に回動し、ロッド73は前方に、ロッド74は後方に
摺動する。ピン75がロッド73の長孔73a端に当接
し、ピン75が前方に摺動することで、ロッド79が下
方に摺動し、アーム80を介してロッド82が前方に摺
動する。ロッド82が前方に摺動することで、主変速レ
バー24が前方の中立方向に回動する。また、ブレーキ
ペダル65を最大ストローク位置まで踏み込むと、ピン
75が前方に摺動し、図8(c)に示すように、主変速
レバー24が中立に戻るように設定している。このとき
機体が停止する構成としている。このようにして、後進
の場合も、ブレーキペダル65を踏み込んだとき、同じ
リンク機構で主変速レバー24が、中立の位置に戻る構
成としている。
【0028】以上のような構成で、ブレーキペダル65
の回動支軸63に固設されたアーム71の両端にロッド
73・74を配設し、該ロッド73・74に長孔73a
・74aを穿設し、ピン75を挿通し、リンク機構の一
部とすることで、簡素な構成で、ブレーキ踏み込み時に
主変速レバーを中立の位置に戻すことができる。従っ
て、リンク機構のスペースを小さくすることができ、機
体の小型化および軽量化が可能となる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0030】即ち、請求項1に示す如く、機体前部に配
置したステップ20上にクラッチペダルとブレーキペダ
ルを設けた乗用管理機において、機体前端左右中央にス
テアリングコラムを配設し、該ステアリングコラムの一
側方にクラッチレバーをクラッチペダルより上方に突設
し、他側方にブレーキレバーをブレーキペダルより上方
に突設したので、ブレーキペダルとブレーキレバーおよ
びクラッチペダルとクラッチレバーとを連結させる連結
機構を設ける必要がなく構造を簡素にすることができ、
コストダウンにもつながるのである。また、ペダルとレ
バーが一体構成となるので、足でも手でも操作ができる
ようになり、操作性を向上できる。機体前方および機体
側方からクラッチレバーおよびブレーキレバーでの、ブ
レーキおよびクラッチの操作が可能となり、傾斜地での
走行や機体の積み下ろし時等に、機体より降りて操作を
行うことができ、安全性を高めることができる。
【0031】請求項2に示す如く、前記クラッチレバー
およびブレーキレバーの上部を機体上方外側に向けた形
状とするので、クラッチレバーとブレーキレバーのグリ
ップが、機体前端および機体側端に近くなり、機体最外
周より飛び出すことなく、ブレーキレバーおよびクラッ
チレバーが機体近傍を歩行するオペレーターに届き易く
なって操作が容易にでき、傾斜地での走行や機体の積み
下ろし時等に、機体より降りて容易に操作を行うことが
でき、安全性を高めることができる。
【0032】請求項3に示す如く、前記ブレーキペダル
と主変速レバーをリンク機構を介して連結し、ブレーキ
ペダルの踏み込みで主変速レバーを中立に戻すように構
成したので、簡単な構造でブレーキ操作による中立戻し
が可能となり、ブレーキペダルでもブレーキレバーでも
確実に主変速レバーを中立に戻すことができて、制動に
よる速度減速を確実に行える。また、中立位置での車両
の停止を確実に行える。
【0033】請求項4に示す如く、機体左右に走行装置
を配設し、該走行装置の間に変速機およびエンジンを配
設し、該走行装置前部上方に運転部を設けた乗用管理機
において、前記変速機およびエンジンの側方に、機枠フ
レームを配置し、該機枠フレーム前部下方にフロントウ
ェイト取付用のブラケットを配設するので、必要に応じ
てフロントウェイトを取り付けることが可能となり、フ
ロントウェイトを取り付けない時には、外観を悪化させ
ることがない。また、フロントウェイトを取り付けるた
めの部材が機体より突出することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクローラ走行装置を装備した乗用管理
機の全体側面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】ブレーキレバー周辺の右側面図。
【図4】クラッチレバー周辺の斜視図。
【図5】ブラケット周辺の底面図。
【図6】ブレーキと主変速レバーとのリンク機構を示す
側面図。
【図7】前進時のリンク機構の一部を示した側面図。
【図8】後進時のリンク機構の一部を示した側面図。
【符号の説明】
1 走行車 2 クローラ式走行装置 19 機枠フレーム 24 主変速レバー 59 ブラッケット 65 ブレーキペダル 66 ブレーキレバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/08 B62D 49/08 A F16H 61/12 F16H 61/12 G05G 1/04 G05G 1/04 1/14 1/14 E 1/21 1/21 // F16H 59:02 F16H 59:02 59:54 59:54 Fターム(参考) 3D036 EA01 EB02 EB03 EC07 EC23 GH16 GJ08 GJ11 3J070 AA03 AA32 BA35 BA36 BA41 CA51 CC02 DA03 EA22 3J552 MA10 MA17 NA05 NB01 PA18 PB10 QB09 QC10 RA27 SB04 UA05 VA62W VD11W

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部に配置したステップ上にクラッ
    チペダルとブレーキペダルを設けた乗用管理機におい
    て、機体前端左右中央にステアリングコラムを配設し、
    該ステアリングコラムの一側方に、クラッチレバーをク
    ラッチペダルより上方に突設し、他側方に、ブレーキレ
    バーをブレーキペダルより上方に突設したことを特徴と
    する乗用管理機。
  2. 【請求項2】 前記クラッチレバーおよびブレーキレバ
    ーの上部を機体上方外側に向けた形状とすることを特徴
    とする請求項1に記載の乗用管理機。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキペダルと主変速レバーをリ
    ンク機構を介して連結し、ブレーキペダルの踏み込みで
    主変速レバーを中立に戻すように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の乗用管理機。
  4. 【請求項4】 機体左右に走行装置を配設し、該走行装
    置の間に変速機およびエンジンを配設し、該走行装置前
    部上方に運転部を設けた乗用管理機において、前記変速
    機およびエンジンの側方に、機枠フレームを配置し、該
    機枠フレーム前部下方にフロントウェイト取付用のブラ
    ケットを配設することを特徴とする乗用管理機。
JP2001228599A 2001-07-27 2001-07-27 乗用管理機 Pending JP2003040150A (ja)

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