JPH084344Y2 - ハーベスタの変速機構の取付構造 - Google Patents

ハーベスタの変速機構の取付構造

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JPH084344Y2
JPH084344Y2 JP303289U JP303289U JPH084344Y2 JP H084344 Y2 JPH084344 Y2 JP H084344Y2 JP 303289 U JP303289 U JP 303289U JP 303289 U JP303289 U JP 303289U JP H084344 Y2 JPH084344 Y2 JP H084344Y2
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transmission
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文雄 飯国
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はハーベスタの変速機構の取付構造に関する。
〈従来の技術〉 一般に自走式のハーベスタは運転者が立姿勢で走行操
作するために機体フレームの後端にボックス状の操作パ
ネルが立設されており、該操作パネルは立姿勢で、又は
歩行しながらの運転操作が容易なように後方に傾斜して
おり、機体の変速操作系における操作パネル上の変速レ
バーに連結した復動ロッド(リンク)は、操作パネル内
を通して下部のトランスミッション側より突出したシフ
ターレバー回動用の回動ロッドの回動アームに連結され
た機構となっている。
また上記トランスミッションは機体フレーム下方に前
後方向に略水平をなすように取付られ、前方の入力プー
リー軸と後方の走行駆動軸は略同一高さに構成されてい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来の機構では、シフターレバーと一体
回動する回動レバーはトランスミッションに沿って略水
平に後方に突出しているのに対し、復動ロッドを操作パ
ネルの傾斜に沿って後傾状態で取り付けると、復動ロッ
ドと回動ロッドが鈍角に交差し、回動ロッド端に突出し
た回動アームの回動方向と復動ロッドの復動方向が一致
せず、変速操作系に伝動ロスが生じ、操作荷重が大きく
なって操作性が悪いという欠点があった。
また復動ロッドと回動ロッドを直交させるように復動
ロッドを垂直に取り付けると操作パネル内を対角方向に
通すことになり、他のサイドブレーキや作業機の操作系
の作動や取り付けの妨げとなるほか、操作パネル内の配
置も複雑化、内部スペースの有効利用が困難になる等の
問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 上記のような問題点を解決するための本考案は、上方
内部に機体の走行操作用のレバー類を回動自在に軸支し
た操作パネル4を機体フレーム1の後端に後傾状態で斜
設し、機体フレーム1の下方に走行変速用のトランスミ
ッション7を取り付け、操作パネル4内の上部に回動自
在に軸支された変速レバー14とトランスミッション7側
のシフターレバー27とを、上記変速レバー14の下方に上
下方向に設けられる復動ロッド21と、回動端を該復動ロ
ッド21の下端に連結する回動アーム32及び該回動アーム
32に一体回動可能に連係された回動ロッド31とを介して
順次連結した機構において、上記復動ロッド21を操作パ
ネル4の傾斜に略沿わせて取り付けるとともに、該復動
ロッド21とシフターレバー27を共に回動ロッド31に対し
て略直角をなすように各取り付け、トランスミッション
7の入力プーリー軸22が走行駆動軸23より上位に位置す
るようにトランスミッション7を取り付けたことを特徴
としている。
〈作用〉 変速レバー14を揺動すると復動ロッド21が昇降復動
し、回動ロッド31に最も伝動ロスのないリンク効率で回
転トルクが伝えられるとともに、シフターレバー27が揺
動し、トランスミッション7側に変速作動が伝えられ
る。トランスミッション7は前方が高くなり且つ入力プ
ーリー37の位置が高位置となっているので、機体進行時
に入力プーリー37に対して障害物が接衝したり、土づま
りが生じ易い等の問題が緩和される。
〈実施例〉 図面は本考案の実施例を示し、ハーベスタは第6図に
示すように機体フレーム1上には、脱穀部2,エンジン室
3が搭載されその後端には後方に傾斜したボックス状の
操作パネル4が斜設されている。機体フレーム1の下部
両側には走行フレーム5にホイールを介してクローラ6
を外装した走行部が構成され、両クローラ6の内側には
トランスミッション7が機体フレーム1に取り付けて設
けられている。
操作パネル4内の上部には走行クラッチレバー11、サ
イドクラッチレバー12,13、変速レバー14等が支点軸15
に嵌合するボス16〜19を介して回動自在に軸支され、上
記変速レバー14の下端には該変速レバー14の揺動に伴っ
て上下に復動する復動ロッド21の上端が連結され、復動
ロッド21は操作パネル4の傾斜に略沿った状態でその内
部に挿通され、下端がトランスミッション7の後方に突
出している。
トランスミッション7はその前方位置にエンジンプー
リ20からの入力プーリー軸22を、後方位置に左右の走行
駆動(出力)軸23を各設けており、両軸22,23の軸芯を
結ぶ中心線24は前方が上昇傾斜して入力プーリー22が走
行駆動軸23より上位に位置するようにトランスミッショ
ン7自体が傾斜して取り付けられている。走行駆動軸23
の各端部にはドライブホイール25が嵌設されクローラ6
を駆動する。入力プーリー軸22の前方にはトランスミッ
ション7内の変速シフター(図示しない)を左右動させ
るシフター軸26が設けられ、該シフター軸26の突出端に
はシフター軸26を左右動せしめるシフターレバー27の揺
動端が連結されている。該シフターレバー27はトランス
ミッション7の前端側面と機体フレーム1の後端に突設
されているブラケット28,29に回動自在に軸支された回
動ロッド31の前端に一体固着されており、回動ロッド31
は前述した復動ロッド21と直交するように、トランスミ
ッション7の中心24と同方向に傾斜して取り付けられて
いる。
上記回動ロッド31の後端には回動アーム32が側方直角
方向に突設され、該回動アーム32の揺動端には復動ロッ
ド21の下端が連結されていて、復動ロッド21の昇降作動
により回動ロッド31が回動し、シフター軸26が左右動し
てトランスミッション7内で変速作動が行なわれる機構
となっている。
走行フレーム5と機体フレーム1の後端部間には第4
図に示すようにトランスミッション7の中心線24と略直
交するように、即ち両フレーム1,5に対して後方に傾斜
する方向に車軸フレーム35が張設固着されており、該車
軸フレーム35の斜設により、車軸フレーム自体がクロー
ラ6の後端部の走行作動時の張り方向と近似してフレー
ムの剛性を高めるとともに、車軸フレーム35に取り付け
られる走行軸23を軸支する車軸ボス36が、左右同一のも
のが使用できることによるコストダウンを図ることがで
きる。
エンジンプーリー20とトランスミッション側入力プー
リー37間にはベルト38が巻掛けられ、該ベルト38にはエ
ンジンとトランスミッション7間の伝動の入切を行うテ
ンションプーリー39が外側から転接している。即ち上記
テンションプーリー39は、入力プーリーー37とトランス
ミッション7との間においてトランスミッション7側に
揺動自在に軸支されたテンションアーム41の揺動端に軸
支され、該テンションアーム41はテンションスプリング
42により常にベルト38にテンションを掛ける方向に付勢
され、テンションアーム41を上記スプリング42に抗して
揺動することにより、トランスミッション7への入力を
切操作するものである。
また上記入力プーリー37とテンションアーム41は、ト
ランスミッション7の側面に取り付けた上部開方型のプ
ーリーカバー43によって外部を保護されており、テンシ
ョンアーム41が、走行中の地上障害物に接衝して損傷し
たり、土づまりによって揺動機能が妨げられたりするこ
となく、またプーリー37やベルト38の着脱が容易であ
る。
上記プーリーカバー43の上端内前後端にはトランスミ
ッション側に該カバー43を取り付けるボルト44が挿通さ
れており、上記ボルト44はベルトテンションの操作時に
ベルト38が円滑に摺接ガイドされ、プーリーカバー43に
ベルトが接触するのを防止し、さらにプーリーカバー43
自体の剛性を高め、走行中の障害物によりカバーの変形
等も防止される。
トランスミッション7の上記入力プーリー37の反対側
の側面には、復動ロッド31、ブラケット28に囲まれてガ
ードされるような位置にブレーキアーム45が揺動自在に
取り付けられ、該ブレーキアーム45の回動によりトラン
スミッション7内に制動を与える機構となっている。上
記ブレーキアーム45は入力プーリー37の反対側に取り付
けられているので、ブレーキアーム作動用のワイヤ等が
入力プーリー37等に接触しない利点がある。
〈考案の効果〉 以上の如く構成される本考案によれば、操作パネル内
の各種操作系の配置が単純化され且つ内部スペースが有
効利用されるほか、復動ロッドの復動方向が回動ロッド
を回動軸とする回動アーム及びシフターレバーの回動方
向が一致するために変速操作系の伝動がスムースに行な
われる。またトランスミッションの入力プーリー軸が走
行駆動軸より上位にあるため、機体走行中に土やその他
の障害物が入力プーリーやベルトに接触することが少な
くなり、これらの変形や損傷及び機能障害等が防止され
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の変速機取付構造を示す要部抽出側面
図、第2図は同じくその背面図、第3図は部分的な正面
図、第4図は車軸フレーム部の側面図、第5図は入力プ
ーリーカバーの内面図、第6図はハーベスタの全体側面
図である。 1:機体フレーム、4:操作パネル 7:トランスミッション、14:変速レバー 21:復動ロッド、22:入力プーリー軸 23:走行駆動軸、27:シフターレバー 31:回動ロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方内部に機体の走行操作用のレバー類を
    回動自在に軸支した操作パネル(4)を機体フレーム
    (1)の後端に後傾状態で斜設し、機体フレーム(1)
    の下方に走行変速用のトランスミッション(7)を取り
    付け、操作パネル(4)内の上部に回動自在に軸支され
    た変速レバー(14)とトランスミッション(7)側のシ
    フターレバー(27)とを、上記変速レバー(14)の下方
    に上下方向に設けられる復動ロッド(21)と、回動端を
    該復動ロッド(21)の下端に連結する回動アーム(32)
    及び該回動アーム(32)に一体回動可能に連係された回
    動ロッド(31)とを介して順次連結した機構において、
    上記復動ロッド(21)を操作パネル(4)の傾斜に略沿
    わせて取り付けるとともに、該復動ロッド(21)とシフ
    ターレバー(27)を共に回動ロッド(31)に対して略直
    角をなすように各取り付け、トランスミッション(7)
    の入力プーリー軸(22)が走行駆動軸(23)より上位に
    位置するようにトランスミッション(7)を取り付け構
    成したハーベスタの変速機構の取付構造。
JP303289U 1989-01-14 1989-01-14 ハーベスタの変速機構の取付構造 Expired - Lifetime JPH084344Y2 (ja)

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JP303289U JPH084344Y2 (ja) 1989-01-14 1989-01-14 ハーベスタの変速機構の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH0294966U JPH0294966U (ja) 1990-07-27
JPH084344Y2 true JPH084344Y2 (ja) 1996-02-07

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ID=31204313

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