JP3283432B2 - 田植機の機体構造 - Google Patents

田植機の機体構造

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JP3283432B2 JP00114997A JP114997A JP3283432B2 JP 3283432 B2 JP3283432 B2 JP 3283432B2 JP 00114997 A JP00114997 A JP 00114997A JP 114997 A JP114997 A JP 114997A JP 3283432 B2 JP3283432 B2 JP 3283432B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型の田植機に
おける機体構造、特にはエンジンを配備した機体前部に
おける機体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機における機体構造として
は、例えば特開平5‐310148号公報に開示されて
いるように、前輪を軸支したミッションケースから前方
に片持ち状に前フレームを延出して、これにエンジンを
搭載し、このエンジンを左右および前方から囲む平面視
形状U字形の前部ステップを機体フレームに前向き片持
ち状に連結した構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によると、片持ち状の前フレームにはエンジン重量が
作用するのみならず、エンジンとミッションケースとに
亘って設けたベルト伝動装置の駆動張力が働くことにな
り、前フレームの剛性を高めるために種々の補強を施す
ことになって、前フレームは重量の大きい構造になり、
機体全体の重量を増加する一因となっていた。
【0004】しかも、前部ステップが平面視形状がU字
形で前方に突出する片持ち状に機体フレームに連結支持
されるものであって、前部ステップ自体の剛性が低いも
のであったから、前部ステップを強力に支持する上で
も、多数の補強部材が必要となって、機体全体の重量を
増加する一因となっていた。
【0005】本発明の目的は、機体前部における機体構
造の合理化により、軽量化を図る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
特徴、作用および効果〕 (特徴) 前輪7を軸支したミッションケース8の後部側を機体フ
レーム6の前部に連結し、前部に配置したエンジン15
を挿通させる開口16を独立して形成した中抜き構造の
前部ステップ9を、前記機体フレーム6の前部に前向き
片持ち状に連結し、前記前部ステップ9の前部と前記ミ
ッションケース8の前部とを中間部材10を介して連結
するとともに、前記ミッションケース8の入力軸8aの
上方にエンジン15のミッションケース8への出力軸1
5aが位置するようにミッションケース8の上側にエン
ジン15を重ねて載置してある点にある。
【0007】(作用)本発明によるときは、機体フレー
ムの前部に連結してフレーム材として作用するミッショ
ンケースにエンジンを搭載してあるから、前フレームが
不要となり、その結果、前フレームの補強も不要とな
る。
【0008】しかも、機体フレームの前部に前向き片持
ち状に連結される前部ステップを、ミッションケースに
搭載されたエンジンを挿通する開口を独立して形成した
中抜き構造に構成してあるから、前部ステップ自体の剛
性、強度を向上できる。
【0009】そして、そのように前部ステップ自体の剛
性、強度を向上でき、つまり、前部ステップにフレーム
機能を持たせることができることを有効利用して、前部
ステップの前部とミッションケースの前部とを中間部材
で連結して、前部ステップ前部の支持強度を増大させて
あるから、中間部材を設けるだけで前部ステップを強力
に支持させることができる。
【0010】(効果)従って、本発明によれば、エンジ
ン搭載および前部ステップ支持を確実に行いながらも、
搭載および支持に要する補強部材が非常に少なく済ん
で、全体の軽量化を図ることができるようになった。
【0011】〔請求項2に係る発明の特徴、作用および
効果〕 (特徴)上記請求項1に係る発明において、前記前部ス
テップの後部に、ペダル挿通孔を独立孔として形成して
ある点にある。
【0012】(作用)本発明によるときは、前部ステッ
プの上部に走行クラッチペダルや操向ブレーキペダルな
どを配置する上で前部ステップに形成するペダル挿通孔
を独立孔としてあるから、ペダル挿通孔の形成に起因し
た前部ステップの強度低下や剛性低下を極力抑制するこ
とができる。
【0013】特に、バーリング加工した場合には、逆
に、前部ステップの強度および剛性を向上することが可
能である。
【0014】(効果)従って、本発明によれば、運転席
の足元部にあたる前部ステップの後部にペダル配置のた
めのペダル挿通孔を形成しながらも、前部ステップを十
分な剛性、強度を有するものに維持できる。
【0015】〔請求項3に係る発明の特徴、作用および
効果〕 (特徴)上記請求項1や2に係る発明において、前記前
部ステップを金属製にし、左右の後輪フェンダ部を運転
席搭載部および運転ステップ部で繋いだ構造に一体形成
されて前記機体フレーム上方に配備される後部カバーお
よび、前部ステップの前記開口上に配備されるエンジン
ボンネットを樹脂製にしてある点にある。
【0016】(作用)本発明によるときは、強度・剛性
が要求される前部ステップを金属製としてあるから、前
部ステップのフレームとしての機能を高めることができ
る。
【0017】しかも、それぼど強度・剛性が要求されな
い後部カバーおよびエンジンボンネットを樹脂製として
あるから、後部カバーおよびエンジンボンネットを軽量
なものにできる。
【0018】(効果)従って、本発明によれば、フレー
ム強度・剛性を高めながらも、軽量化を図ることができ
るようになった。
【0019】
【発明の実施の形態】乗用型田植機は、図1に示すよう
に、乗用型の自走機体1の後部にリンク機構2を介して
苗植付装置3を昇降自在に連結し、苗植付装置3を駆動
昇降するための油圧シリンダ4を設けて構成されてい
る。
【0020】前記自走機体1は、図2、図3にも示すよ
うに、左右一対の後輪5を軸支した車軸ケース5Aが後
部に配備された機体フレーム6の前部に、左右一対の前
輪7を軸支したミッションケース8の後部を連結すると
ともに、金属(鉄など)製の前部ステップ9を前向き片
持ち状に連結し、その前部ステップ9の前部と前記ミッ
ションケース8の前部とを中間部材10を介して連結し
たフレーム構造を有する。前記後輪5は駆動車輪であ
り、前輪7は操向駆動車輪である。
【0021】前記機体フレーム6は、図2〜図4に示す
ように、前後向き姿勢の左右一対のメインフレーム材6
Aと、それらの左右外方に位置する前後向き姿勢の左右
一対のサイドフレーム材6Cと、それらの前端を連結す
る左右向き姿勢の前端フレーム材6Bとを有する。
【0022】そして、運転席11、操縦ハンドル12、
運転ステップ13を備えた運転部の前部には、原動部1
4が配備され、この原動部14の主体であるエンジン1
5は、前記ミッションケース8と中間部材10とにわた
って搭載されている。具体的には、図2、図3に示すよ
うに、エンジン15の前部は、中間部材10に左右一対
の防振ゴム30を介して載置支持されており、エンジン
15の後部は、ミッションケース8に左右一対の防振ゴ
ム31を介して載置支持されている。
【0023】前記エンジン15からミッションケース8
への伝動手段は、図2に示すように、前記エンジン15
の出力軸15aとミッションケース8の入力軸8aとに
わたって設けた伝動比が互いに異なる2つのベルトテン
ションクラッチを択一的に入り作動させることにより二
段変速可能な副変速装置33を設ける手段であって、い
ずれかのベルトテンションクラッチを入り状態にするこ
とでエンジン16の動力をミッションケース8に伝達
し、両ベルトテンションクラッチをともに切り状態にす
ることで伝達を断つように構成されている。
【0024】前記前部ステップ9は、図3及び図4に示
すように、原動部14の左右両脇に位置する左右の乗降
用ステップ部9Aと、原動部14の前部に位置する前ス
テップ部9Bと、前記運転ステップ13の一部を形成す
る後ステップ部9Cとからなる。そして、前部ステップ
9は、左右の乗降用ステップ部9Aを前部において前ス
テップ部9Bにより連結するとともに、後部において後
ステップ部9Cで連結した構造、つまり、ミッションケ
ース8上に搭載したエンジン15を挿通させるための開
口16を独立して形成した中抜き構造に構成されてい
る。かつ、この前部ステップ9の後部には、ペダル挿通
孔20が独立孔として形成されている。このペダル挿通
孔20は、走行クラッチペダル21を挿通させるクラッ
チペダル孔20Aと、後輪5に作用する操向ブレーキペ
ダル22を挿通させるブレーキペダル孔20Bとであ
る。
【0025】前記原動部14は、図6に示すように、前
記前部ステップ9の開口16上に配備される合成樹脂製
のエンジンボンネット17で覆われている。前記エンジ
ンボンネット17は、前部ステップ9に固定のボンネッ
ト主体17Aと、このボンネット主体17Aに揺動開閉
自在に取り付けた前部開閉部17Bとからなる。
【0026】また、前記機体フレーム6上には、合成樹
脂製の後部カバー18が搭載されており、この後部カバ
ー18は、図5に示すように、左右の後輪フェンダ部1
8Aを運転席搭載部18Bおよび前記後部ステップ部9
Cとで運転ステップ13を形成する運転ステップ部18
Cで繋いだ構造に構成されている。
【0027】運転ステップ13を構成する運転ステップ
部18C及び後ステップ部9Cの上には、図4に示すよ
うに、ゴム製のステップシート34が敷設されている。
【0028】更に、図2、図3に示すように、前記機体
フレーム6のうち前端フレーム材6Bの左右両端部に
は、前部ステップ9における左右の乗降用ステップ部9
Aの後端をボルト連結するための左右一対の第1取付け
座35が固着されており、メインフレーム材6Aのそれ
ぞれには、前部ステップ9における後ステップ部9Cの
後端に連設のブラケット部9aを載置してボルト連結す
るための第2取付け座36が固着されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図
【図2】乗用型田植機前部の切り欠き側面図
【図3】乗用型田植機前部の切り欠き平面図
【図4】縦断背面図
【図5】後部カバーの斜視図
【図6】乗用型田植機前部の斜視図
【符号の説明】
7 前輪 8 ミッションケース 6 機体フレーム 9 前部ステップ 10 中間部材 15 エンジン 16 開口 17 エンジンボンネット 18A 後輪フェンダ部 18B 運転席搭載部 18C 運転ステップ部 18 後部カバー 20 ペダル挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−310148(JP,A) 特開 昭60−107463(JP,A) 特開 平2−133292(JP,A) 特開 平7−112671(JP,A) 実開 平2−144886(JP,U) 実開 平6−78168(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/22 A01C 11/02 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪7を軸支したミッションケース8の
    後部側を機体フレーム6の前部に連結し、前部に配置し
    たエンジン15を挿通させる開口16を独立して形成し
    た中抜き構造の前部ステップ9を、前記機体フレーム6
    の前部に前向き片持ち状に連結し、前記前部ステップ9
    の前部と前記ミッションケース8の前部とを中間部材1
    0を介して連結するとともに、前記ミッションケース8
    の入力軸8aの上方にエンジン15のミッションケース
    8への出力軸15aが位置するようにミッションケース
    8の上側にエンジン15を重ねて載置してある田植機の
    機体構造。
  2. 【請求項2】 前記前部ステップ9の後部に、ペダル挿
    通孔20を独立孔として形成してある請求項1記載の田
    植機の機体構造。
  3. 【請求項3】 前記前部ステップ9を金属製にし、左右
    の後輪フェンダ部18Aを運転席搭載部18Bおよび運
    転ステップ部18Cで繋いだ構造に一体形成されて前記
    機体フレーム6上方に配備される後部カバー18およ
    び、前部ステップ9の前記開口16上に配備されるエン
    ジンボンネット17を樹脂製にしてある請求項1又は2
    記載の田植機の機体構造。
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