JP2003252236A - トラクタのフレーム構造 - Google Patents

トラクタのフレーム構造

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JP2003252236A JP2002058838A JP2002058838A JP2003252236A JP 2003252236 A JP2003252236 A JP 2003252236A JP 2002058838 A JP2002058838 A JP 2002058838A JP 2002058838 A JP2002058838 A JP 2002058838A JP 2003252236 A JP2003252236 A JP 2003252236A
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tractor
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Yoichiro Nishi
陽一朗 西
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体前部にエンジンを配置し、機体後部にミ
ッションケースを配置して、該エンジンと該ミッション
ケースとを動力伝達手段を介して連結したトラクタにお
いて、エンジンを被装するボンネットの高さを低く抑え
つつ、前輪の切れ角を大きく確保することを課題とす
る。 【解決手段】 トラクタ1の機体の前端部から後端部に
かけて略直線状に機体支持部材2を構成する。この機体
支持部材2は、左右一対の支持部材20L・20Rと、
該支持部材20L・20Rを連結する板材27とを備
え、該板材27上にエンジン3を載置固定する。そし
て、この左右一対の支持部材20L・20Rの前部の横
幅を、後部の横幅よりも狭くし、該支持部材20L・2
0Rの後端部に、ミッションケース5を介設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの機体本
体を支持するフレームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタの機体を支持するため
に、左右一対のフレームを前後方向に延設して、該左右
のフレームにエンジンやミッションケースを取り付けて
支持する構成が知られている。例えば、特公平4−46
776の技術である。該技術における機体支持フレーム
は、機体前端部から後部にかけて延設され、該機体支持
フレームの前部には防振機構を介してエンジンを支持し
てボンネットで被覆し、該機体支持フレームの後端部に
ミッションケースが締結固定されている。このミッショ
ンケースは運転席下部に配置され、該ミッションケース
の後上面には、左右一対のリフトアームを上下に揺動自
在に枢支するシリンダケースが載置固定されている。該
ミッションケースの左右両側面の後端下部には左右一対
のロワリンクの前部が上下揺動自在に支持され、前記リ
フトアームと該ロワリンクとがそれぞれ連係ロッドによ
り連結されている。そして、ミッションケースの後部上
方に一本のアッパリンクが上下揺動自在に支持されて、
この一本のアッパリンクと前記の左右一対のロワリンク
とで3点リンク機構が構成されている。この3点リンク
機構に対地作業機を連結し、リフトアームを介してロワ
リンクを上下に回動させ、対地作業機の高さを調節する
ように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のトラクタのフレーム構造では、次のような問題が挙
げられている。まず、第1の問題として、前記3点リン
ク機構を介して対地作業機を昇降させると、該対地作業
機の荷重は該3点リンク機構を介してミッションケース
で支持されるため、該ミッションケースを強固で頑丈な
構造にする必要があり、この結果として、ミッションケ
ースの重量が増し、コストが上昇する。
【0004】また、第2の問題は、トラクタの前輪の切
れ角を大きく確保すべく、機体支持フレームの前部は嵩
上げされて、つまり、ステップが位置するフレームより
も前部が高くなるように側面視においてクランク状に構
成して前後中途部に段差部を設けている。そして、その
上に配置されるエンジンも高い位置となるため、該エン
ジンを被覆するボンネットも高くなり、この結果、運転
席に搭乗するオペレータにとって、該ボンネットに遮ら
れて、死角の範囲が大きくなるという不具合があった。
このボンネット高さと、前輪の切れ角とは相反する関係
にあり、前輪の切れ角を大きく確保すると、ボンネット
の高さが高くなり、ボンネットの高さを低く抑えると、
前輪の切れ角が小さくなる。以上が、従来のトラクタの
フレーム構造の問題点であり、本発明では上記問題点の
うち、少なくとも1つを解決することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に前記の課題を解決す
るための手段を説明する。まず、請求項1に記載のよう
に、機体前部にエンジンを配置し、機体後部にミッショ
ンケースを配置して、該エンジンと該ミッションケース
とを動力伝達手段を介して連結したトラクタにおいて、
機体の前端部から後端部にかけて略直線状に左右一対の
機体支持部材を構成し、左右一対の支持部材の前部の横
幅を、後部の横幅よりも狭くする。
【0006】そして、請求項2に記載のように、前記左
右一対の支持部材の前部を板材にて構成し、後部を筒部
材にて構成する。
【0007】また、請求項3に記載のように、前記左右
一対の支持部材の後部を後上方へ曲げて延出し、この延
出部の後部に作業機昇降用のシリンダを取り付ける。
【0008】さらに、請求項4に記載のように、前記左
右一対の支持部材の後部から、後方下方へ向けて補強部
材を延設し、該補強部材の後端部にロワリンクの支持部
を設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、トラクタ1を参照しなが
ら、本発明の実施の一形態を説明する。図1はトラクタ
1のフレーム構成を示す側面図、図2は動力伝達機構4
を介して連結されるエンジン3とミッションケース5の
側面図、図3は機体支持部材2の斜視図、図4は機体支
持部材2の側面図、図5は機体支持部材2の平面図、図
6は機体支持部材2の後面図である。
【0010】まず、トラクタ1の概略構成から説明す
る。図1に示すように、本発明に係るトラクタ1は、機
体の前端部から後端部にかけて成形された略直線状の機
体支持部材2を有し、該機体支持部材2の前後部にアク
スルケースを介して前後輪11・11・12・12が支
承されている。機体支持部材2の前後中央部にはステッ
プ6が略水平に載設され、該ステップ6の後方上方に運
転席7が配置されている。ステップ6の前方にはダッシ
ュボード8が立設され、該ダッシュボード8からは操向
操作のためのステアリングハンドル9が突設されてい
る。
【0011】この機体支持部材2の前部にはエンジン3
が載置され、ボンネット10で被装されている。また、
該機体支持部材2の後端部にはミッションケース5が配
置され、該エンジン3と該ミッションケース5とは動力
伝達機構4を介して連結されている。
【0012】図2に示すように、前記動力伝達機構4
は、フライホイール41a、伝動装置42、伝動軸45
等を備え、フライホイールケース41内のフライホール
41aはエンジン3からの出力軸である第1軸(クラン
ク軸)30に取り付けられ、伝動装置42は該フライホ
イールケース41の後方に配置されて、該伝動装置42
に該第1軸30の後端部が入力されている。伝動装置4
2は、歯車列、又はプーリとベルト、スプロケットとチ
ェーン等の動力伝達部材で構成され、前後水平方向に配
置された第1軸30と平行に第2軸40が第1軸30の
下方に配置されて、伝動装置42を介して連動・連結さ
れている。該第2軸40は、ステップ6よりも下方で伝
動装置42から取り出されて、その後端にはユニバーサ
ルジョイント44が取り付けられ、該ユニバーサルジョ
イント44を介して伝動軸45が連結されている。この
伝動軸45は前後方向に水平に延出されて、該伝動軸4
5の後端にはユニバーサルジョイント46を介して第3
軸50が連結され、該第3軸50はミッションケース5
内に入力されている。
【0013】この構成では、第2軸40及び伝動軸45
がステップ6よりも低い位置に配置されるので、従来の
ように、ステップ6の左右中央を盛り上げて、伝動軸4
5の配置スペースを確保する必要はなく、該ステップ6
の上面を平坦に形成することができ、オペレータの足元
がすっきりして、居住性が向上する。
【0014】前記ミッションケース5内には主クラッチ
機構51が前部に、その後部に変速機構52が収納さ
れ、前記第3軸50は該主クラッチ機構51を介して該
変速機構52に入力され、該変速機構52からPTO軸
48や後輪12等に動力が伝達されるように構成してい
る。
【0015】次に、前記機体支持部材2の構造について
説明する。図3乃至図5に示すように、この機体支持部
材2は、左右一対の支持部材20L・20Rを有し、該
支持部材20L(20R)は、鋼板等で前後を長手方向
として垂直方向の板状部材21L(21R)と、鋼管製
で角パイプ状の筒状部材22L(22R)とが前後直列
に連結されて、側面視で、水平方向に略直線状に構成さ
れている。この左右の支持部材20L・20Rは略平行
に平面視で左右対称に配置され、板状部材21L・21
Rの横幅(左右幅)は、筒状部材22L・22Rの横幅
よりも狭く構成されている。そして、この板状部材21
L・21Rの前端にはバンパー26が固着され、前後中
央部の板状部材21L・21Rの下辺には円弧状の凹部
21aが形成され、該凹部21aにフロントアクスルケ
ースの上部が入り込むように配設される。こうして、フ
ロントアクスルケースができるだけ高い位置となるよう
にすることで最低地上高も高くなるようにしている。そ
して、この凹部21aの上部の板状部材21L・21R
間には板材27が横設されて、両者を連結するとともに
凹部21aを形成することによって板材の上下長さが短
くなった分を補強し、該板材27は凹部21aの形状に
合わせて側面断面視で凹状に構成している。この板材2
7取付部(前後中央部)より後方の板状部材21L・2
1Rは左右外側方に平面視、「ハ」字状に広げた形状に構
成して、この広げた部分の前後両側の機体支持部材2上
に防振部材取付部25・25・・・を設けて、防振部材
を介してエンジン3が載置固定される。また、図5に示
すように「ハ」字状に広げた部分は前輪11L・11Rの
切れ角範囲と干渉しない程度に広げた構成としている。
【0016】この構成では、「ハ」字状に広げた部分にエ
ンジン3の下部を入り込ませてエンジン3の載置面を低
く抑えることができ、該エンジン3等を被装するボンネ
ット10の高さを低く抑えることができて、運転席7に
搭乗するオペレータにとって、該ボンネット10に遮ら
れる死角が減り、前方の視界が広がって、操作性、安全
性が向上する。
【0017】また、この構成は、ボンネット10の高さ
を低く抑えたまま、板状部材21L・21Rの前部の幅
は狭く構成できるので、両外側方に配置される前輪11
L・11Rの切れ角を大きく確保することができ、最小
回転半径を小さくすることができて操縦性が向上する。
さらに、機体支持部材2後部の筒状部材22L・22R
に関しては剛性が高く、ステップ6や運転席7等のキャ
ビンは堅実に支持されている。
【0018】前記板状部材21L・21Rの後端には筒
状部材22L・22Rの前端が直線上に連結固定され、
従来のように段差部を設けることなく連結できるので、
連結構成を簡単にできコスト低減化が図れる。筒状部材
22L・22Rの前部間には前記動力伝達機構4が配置
されて、側面視において重複するように配置してステッ
プ6とにより保護する構成とし、筒状部材22L・22
Rの後部は平面視で平行に後方へ直線状に延設され、側
面視においては筒状部材22L・22Rの前後中途部よ
り後上方へ曲げて延出され、この後方上方へ向けた延出
部の上面にはブラケット32L(32R)が立設され、
該延出部の下面よりブラケット33L(33R)が垂設
され、さらに、該延出部の後端にブラケット35L(3
5R)が取り付けられている。該延出部の後端位置はミ
ッションケース5の後端位置と略一致させている。
【0019】また、筒状部材22L(22R)の曲げ部
分の下部には補強部材23L(23R)が取り付けら
れ、この補強部材23L(23R)は後方下方へと延出
されて、該筒状部材22L(22R)と該補強部材23
L(23R)とは、図4に示すように、側面視、略「y」
字を寝かせた形状に配置されて、この部分にミッション
ケース5と連結することで三角形状に連結固定する構成
となって剛性をアップすることができる。
【0020】さらに、筒状部材22L(22R)と補強
部材23L(23R)との間にはブラケット34L(3
4R)が介設され、該補強部材23L(23R)の後端
部には左右方向に貫通する支持孔24L(24R)が形
成されている。なお、この補強部材23L(23R)と
筒状部材22L(22R)とは一体的に成形してもよ
い。
【0021】そうして、筒状部材22L・22Rの前後
中央部、及び後端部間には丸材等からなる連結部材28
・29が横架され、該連結部材28については筒状部材
22L・22Rの両外側方に突出させて、オペレータが
ステップ6に乗る際の踏み台の支持部材としたり、キャ
ビン床部の支持部材として構成されている。
【0022】以上のように機体支持部材2は、図5に示
すように、支持部材20L・20Rと、バンパー26
と、板材27と、連結部材28・29とで、平面視、梯
子状に構成され、前記ミッションケース5は筒状部材2
2L・22Rの後端部の間に介装されて、ブラケット3
3L・33R、34L・34Rを介して支持固定され
る。この構成では、筒状部材22L・22Rとミッショ
ンケース5とが略一体的に結合される構造となり、全体
として強固な構成となって、剛性が向上する。
【0023】そして、図6に示すように、ミッションケ
ース5の左右外側方にはリアアクスルケース55L・5
5Rが固着され、該リアアクスルケース55L・55R
の後端下部は下方へ延出されて、この延出部55aと、
補強部材23L(23R)の後端部との間に、ロワリン
ク16L(16R)の前端部を配置し、該延出部55a
の外側方からボルトまたは枢支ピン56を挿通して、該
ロワリンク16L(16R)の前端部の孔部に挿入し、
該補強部材23L(23R)の支持孔24L(24R)
に挿入して、ナットやスナップピン57等で固定する。
【0024】また、筒状部材22L(22R)の後端の
ブラケット35L(35R)には、油圧シリンダ14L
(14R)の本体基部の上端部が枢支され、該油圧シリ
ンダ14L(14R)のピストンロッドの下端部は、前
記ロワリンク16L(16R)の前後中央部に枢結され
て、該ロワリンク16L(16R)が上下回動可能に構
成されている。
【0025】そして、ミッションケース5の後部上方に
一本のアッパリンク(図示略)が上下揺動自在に支持さ
れて、この一本のアッパリンクと前記左右一対のロワリ
ンク16L・16Rとで3点リンク機構が構成されてい
る。この3点リンク機構に対地作業機を連結し、油圧シ
リンダ14L・14Rの伸縮によりロワリンク16L・
16Rを上下に回動させ、該回動にアッパリンクを従動
させて、対地作業機の耕深を調節するように構成してい
る。
【0026】以上の構成では、対地作業機を支持するロ
ワリンク16L・16Rと連結された、油圧シリンダ1
4L・14Rからの反力は機体支持部材2の筒状部材2
2L・22Rで受ける構造となり、該反力は直接、ミッ
ションケース5に掛からず、また、該ロワリンク16L
・16Rからの反力は補強部材23L・23Rとリアア
クスルケース55L・55Rとの双方で支持する構造と
なるので、ミッションケース5をそれほど強固なものと
する必要がなくなる。この結果、従来、ダクタイル鋳鉄
等で製作していたミッションケース5を、溶融したアル
ミを金属型内に圧入するアルミダイカスト法等で製作す
ることができ、重量が軽減されるとともに、コストの削
減を図ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。まず、請求項1のように、機
体前部にエンジンを配置し、機体後部にミッションケー
スを配置して、該エンジンと該ミッションケースとを動
力伝達手段を介して連結したトラクタにおいて、機体の
前端部から後端部にかけて略直線状に左右一対の機体支
持部材を構成し、左右一対の支持部材の前部の横幅を、
後部の横幅よりも狭くしたことで、エンジンの載置面を
低く抑えることができ、該エンジン等を被装するボンネ
ットの高さを低く抑えることができて、該ボンネットに
遮られる死角が減り、前方の視界が広がって、安全性が
向上する。また、支持部材の前部において、ボンネット
の高さを低く抑えたまま、板状部材の両外側方に配置さ
れる前輪の切れ角を大きく確保することができ、操縦性
が向上する。また、支持部材の後部に関しては剛性が高
く、キャビン等を堅実に支持することができる。
【0028】そして、請求項2のように、前記左右一対
の支持部材の前部を板材にて構成し、後部を筒部材にて
構成したことで、安価で、簡単に所望の形状に加工し易
く、該板材にエンジンを載置固定して、エンジンの載置
面を低く抑えることができ、板材は左右方向に容易に曲
げることができて、載置部を容易に構成することができ
る。また、後部は筒材で構成されるので、剛性が更に高
く、重量の大きいミッションケースを支持して、作業機
も支持するための剛性も確保することができる。
【0029】また、請求項3のように、前記左右一対の
支持部材の後部を後上方へ曲げて延出し、この延出部の
後部に作業機昇降用のシリンダを取り付けたことで、ミ
ッションケース上にシリンダケースを配置することな
く、ミッションケース上の空間を大きくすることがで
き、キャビン仕様とした場合にキャビン空間を大きくす
ることができる。シリンダケースやリフトアームやリフ
トロッド等を省くことで昇降機構の構成を簡単にするこ
とができる。そして、シリンダからの反力を支持部材で
受ける構成となり、該反力は直接、ミッションケースに
掛からない結果、該ミッションケースをそれほど強固な
ものとする必要がなくなり、従来、ダクタイル鋳鉄等で
製作していたミッションケースを、溶融したアルミを金
属型内に圧入するアルミダイカスト法等で製作すること
ができ、重量が軽減されるとともに、コストの削減を図
ることができる。
【0030】さらに、請求項4のように、前記左右一対
の支持部材の後部から、後方下方へ向けて補強部材を延
設し、該補強部材の後端部にロワリンクの支持部を設け
たことで、ロワリンクからの反力を補強部材とリアアク
スルケースとの双方で受け、更にミッションケースケー
スと連結したり、ブラケットを支持部材と補強部材の間
に介装することで、互いに連結して剛性をアップするこ
とができ、リアアクスルケースを支持するミッションケ
ースをそれほど強固なものとする必要がなくなり、従
来、ダクタイル鋳鉄等で製作していたミッションケース
を、溶融したアルミを金属型内に圧入するアルミダイカ
スト法等で製作することができ、重量が軽減されるとと
もに、コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ1のフレーム構成を示す側面図。
【図2】動力伝達機構4を介して連結されるエンジン3
とミッションケース5の側面図。
【図3】機体支持部材2の斜視図。
【図4】機体支持部材2の側面図。
【図5】機体支持部材2の平面図。
【図6】機体支持部材2の後面図。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 機体支持部材 3 エンジン 4 動力伝達機構 5 ミッションケース 10 ボンネット 11 前輪 12 後輪 14L・14R 油圧シリンダ 16L・16R ロワリンク 20L・20R 支持部材 21L・21R 板状部材 22L・22R 筒状部材 23L・23R 補強部材 27 板材 32L・32R ブラケット 33L・33R ブラケット 34L・34R ブラケット 35L・35R ブラケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部にエンジンを配置し、機体後部
    にミッションケースを配置して、該エンジンと該ミッシ
    ョンケースとを動力伝達手段を介して連結したトラクタ
    において、機体の前端部から後端部にかけて略直線状に
    左右一対の機体支持部材を構成し、左右一対の支持部材
    の前部の横幅を、後部の横幅よりも狭くしたことを特徴
    とするトラクタのフレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記左右一対の支持部材の前部を板材に
    て構成し、後部を筒部材にて構成したことを特徴とする
    請求項1に記載のトラクタのフレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記左右一対の支持部材の後部を後上方
    へ曲げて延出し、この延出部の後部に作業機昇降用のシ
    リンダを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の
    トラクタのフレーム構造。
  4. 【請求項4】 前記左右一対の支持部材の後部から、後
    方下方へ向けて補強部材を延設し、該補強部材の後端部
    にロワリンクの支持部を設けたことを特徴とする請求項
    3に記載のトラクタのフレーム構造。
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