JPH11310159A - 作業車の後部フェンダ支持構造 - Google Patents

作業車の後部フェンダ支持構造

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JPH11310159A
JPH11310159A JP11822198A JP11822198A JPH11310159A JP H11310159 A JPH11310159 A JP H11310159A JP 11822198 A JP11822198 A JP 11822198A JP 11822198 A JP11822198 A JP 11822198A JP H11310159 A JPH11310159 A JP H11310159A
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lamp
support frame
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support structure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーの組付けに支障を来す、あるい
は、外観が悪くなる、などの不都合を招く虞のある後部
フェンダの変形を防止するとともに、そのための支持構
造を安価に構成できるようにする。 【解決手段】 作業車の後部フェンダ支持構造におい
て、ミッションケース2から立ち上げた支持フレーム1
1を後部フェンダ8に形成した貫通孔aから上方に突出
させてランプLを取り付けるとともに、支持フレーム1
1のミッションケース2から貫通孔aに亘る非突出部1
1Aを後部フェンダ8に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタや芝刈機
などの作業車における後部フェンダの支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタや芝刈機などの作業車に
おいては、例えば、特開平7‐323798号公報や特
開平7‐329663号公報などで開示されているよう
に、後部フェンダの下端部をミッションケースに連結す
ることによって、後部フェンダの支持を行うようにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、後部フェンダの下端部のみを支持す
るようにしていることから、組付け後に、後部フェンダ
の上部側ほど左右方向に変位する変形が生じ易くなって
おり、これによって、ミッションケースの側方箇所から
後部フェンダの内側面に沿って上方に延出されるように
なる操作レバーの組付けに支障を来す、あるいは、外観
が悪くなる、などの不都合を招く虞があった。
【0004】本発明の目的は、操作レバーの組付けに支
障を来す、あるいは、外観が悪くなる、などの不都合を
招く虞のある後部フェンダの変形を防止するとともに、
そのための支持構造を安価に構成できるようにすること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、作業車の
後部フェンダ支持構造において、ミッションケースから
立ち上げた支持フレームを後部フェンダに形成した貫通
孔から上方に突出させてランプを取り付けるとともに、
前記支持フレームの前記ミッションケースから前記貫通
孔に亘る非突出部を前記後部フェンダに連結した。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、ミッションケースから立ち上げた支持フレームの非
突出部に後部フェンダを連結していることから、後部フ
ェンダの上部側ほど生じ易くなっていた後部フェンダの
左右方向への変形を防止できるようになる。又、この支
持フレームをランプ取付用の取付フレームに兼用してい
ることから、後部フェンダの支持フレームとランプ取付
用の取付フレームとをそれぞれ装備する場合に比較して
安価に構成できるようになる。
【0007】〔効果〕従って、ミッションケースの側方
箇所から後部フェンダの内側面に沿って上方に延出され
るようになる操作レバーの組付けに支障を来す、あるい
は、外観が悪くなる、などの不都合を招く虞のある後部
フェンダの変形を防止できる上に、そのための支持構造
を安価に構成できるようになった。
【0008】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記支持フレーム
を、該支持フレームと同様に前記貫通孔から上方に突出
するように前記ミッションケースから立ち上げられる転
倒保護フレーム取り付け用の取付フレームに付け替え自
在に構成した。
【0009】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、支持フレームを、転倒保護フレーム(所謂ROP
S)を支持する上において高い強度を要する取付フレー
ムに付け替えるだけで簡単に転倒保護フレーム装着仕様
に仕様変更することができるとともに、この取付フレー
ムを支持フレームと同様にミッションケースから立ち上
げて後部フェンダの貫通孔から上方に突出させるように
していることから、後部フェンダにおける支持フレーム
との連結箇所を有効利用しながら、取付フレームにおけ
るミッションケースから貫通孔に亘る非突出部に後部フ
ェンダを支持させることができるようになる。つまり、
転倒保護フレーム装着仕様に簡単に仕様変更できるよう
にしながらも、その転倒保護フレーム装着仕様において
も後部フェンダにおける上部側の変形を安価な構成で防
止できるようになる。
【0010】〔効果〕従って、支持フレームを取付フレ
ームに付け替えるだけの安価な構造変更で、転倒保護フ
レーム装着仕様への仕様変更を簡単に行えるようにしな
がらも、その仕様変更にかかわらず、後部フェンダの内
側面に沿って上方に延出される操作レバーの組付けに支
障を来す、あるいは、外観が悪くなる、などの不都合を
招く虞のある後部フェンダの変形を防止できるようにな
った。
【0011】本発明のうちの請求項3記載の発明では、
上記請求項1又は2記載の発明において、前記支持フレ
ームの突出部に、前向きランプ取付部と後向きランプ取
付部を装備した。
【0012】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、支持フレームの突出部に前向きランプ取付部と後向
きランプ取付部を装備していることによって、前向きラ
ンプ取付用と後向きランプ取付用のそれぞれ専用の取付
フレームを設けなくても、前向きランプと後向きランプ
を取り付けられるようになる。又、後部フェンダの変形
防止は、それほど大きな補強を要するものでもないこと
から、前向きランプ取付用と後向きランプ取付用の一対
の取付フレームを設けなくても、前向きランプ取付部と
後向きランプ取付部とを装備した兼用構造の支持フレー
ムでも充分な効果を得られるようになる。つまり、後部
フェンダの変形を防止するものでありながら、前向きラ
ンプ取付用と後向きランプ取付用とに兼用できる支持構
造にすることができるようになる。
【0013】ちなみに、前向きランプとしては、方向指
示灯、車幅灯、あるいは駐車灯などがあり、後向きラン
プとしては、方向指示灯、車幅灯、制動灯、駐車灯、あ
るいは後退灯、などがある。
【0014】〔効果〕従って、後部フェンダの変形を防
止するための支持構造を、前向きランプ取付用と後向き
ランプ取付用とに兼用していることによって、より安価
に構成することができるようになった。
【0015】本発明のうちの請求項4記載の発明では、
上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記貫通孔を後部フェンダの左右外側端部に形成し
た。
【0016】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、貫通孔を後部フェンダの左右外側端部に形成してい
ることによって、貫通孔から突出する支持フレームも後
部フェンダの左右外側端部に位置するようになることか
ら、支持フレームと後部フェンダの左右両側部との連結
が行い易くなるとともに、その連結によって、後部フェ
ンダの上部側ほど生じ易くなっていた後部フェンダの変
形をより効果的に防止できるようになる。その上、ラン
プ取付部となる支持フレームの突出部を、夜間に前方又
は後方に対して車幅を示す必要のある車幅灯や駐車灯を
装備する上において好適となる機体の左右両端部に位置
させることができるようになる。
【0017】〔効果〕従って、後部フェンダの変形をよ
り効果的に防止できる上に、そのための支持構造を、ラ
ンプ取付部材として好適な機能を発揮させることができ
るようになった。
【0018】本発明のうちの請求項5記載の発明では、
上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記支持フレームをパイプ材で構成した。
【0019】〔作用〕上記請求項5記載の発明による
と、支持フレームをパイプ材で構成していることから、
後部フェンダの変形を防止するための支持構造としての
充分な強度を確保しながらも、棒材で構成する場合に比
較して軽量化を図れるようになる。
【0020】〔効果〕従って、後部フェンダの変形を防
止するための支持構造の軽量化を図れるようになった。
【0021】本発明のうちの請求項6記載の発明では、
上記請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記非突出部の上部箇所を連結部材を介して前記後
部フェンダに連結するとともに、前記連結部材で前記貫
通孔を閉塞するようにした。
【0022】〔作用〕上記請求項6記載の発明による
と、支持フレームにおける非突出部の上部箇所を、変形
し易くなっていた後部フェンダの上部箇所に連結するよ
うにことから、後部フェンダの変形をより効果的に防止
することができるようになる。又、連結部材を利用して
貫通孔を閉塞することによって、貫通孔を閉塞するため
の専用部材(例えばゴム製のキャップなど)を新たに設
ける必要がないことから、支持フレームを後部フェンダ
の貫通孔から突出させて後部フェンダの変形防止用とラ
ンプ取付用とに兼用するものでありながらも、コスト高
を招くことなく後輪で跳ね上げられた泥土が貫通孔から
飛散することをも防止できるようになる。
【0023】〔効果〕従って、後部フェンダの変形をよ
り効果的に防止できる上に、そのための安価な支持構造
を、後部フェンダの一部としての機能をも発揮させるこ
とができるようになった。
【0024】本発明のうちの請求項7記載の発明では、
上記請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記支持フレームに、前記ランプを高さ調節自在又
は傾倒自在に取り付けた。
【0025】〔作用〕上記請求項7記載の発明による
と、支持フレームにランプを高さ調節自在又は傾倒自在
に取り付けることによって、路上走行時にはランプによ
る表示を認識させる高さ位置又は姿勢としながらも、作
業地(特に果樹園など)での作業走行時には、ランプを
低くする又は傾倒させることによって樹木などの他物と
の接触を防止できるようになる。特に、ランプを高さ調
節自在に取り付ける場合には、走行場所や走行状態によ
って、ランプを、その表示を認識させ易い好適な高さ位
置に位置させることができるようになる。
【0026】〔効果〕従って、ランプの他物との接触に
よる破損を防止できるとともに、ランプ表示の認識性を
高めることも可能になった。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0028】図1には作業車の一例であるトラクタの全
体側面が示されており、このトラクタは、前部に搭載さ
れたエンジン1、エンジン1に伝動連結された状態で後
部に配備されたミッションケース2、ミッションケース
2を経由した変速後の動力により駆動可能な左右一対の
前輪3、ミッションケース2を経由した変速後の動力に
より駆動される左右一対の後輪4、操向操作用のステア
リングホイール5、左右の後輪4の間に配設された運転
座席6、前輪3と後輪4の間に配設された搭乗ステップ
7、及び、搭乗ステップ7の後部から左右の後輪4の上
方を覆うように延設された後部フェンダ8、などを備え
た走行機体9の後部に作業装置連結用のリンク機構10
を昇降自在に装着することによって構成されている。
【0029】図2〜7に示すように、後部フェンダ8
は、後輪4の内側部に近接する状態となるように下端が
ミッションケース2に連結された立上壁8aと、後輪4
の前方から上方を覆う上面部8bとを有するように形成
された左右のフェンダ部8A,8Bによって構成されて
おり、各上面部8bの外側端部(つまり後部フェンダ8
の左右外側端部)Aの後部箇所には、それぞれ、平面視
四角形状の貫通孔aが形成されている。各貫通孔aに
は、ミッションケース2の左右後端部からそれぞれ立ち
上げられた支持フレーム11が挿通されるようになって
いる。左右の支持フレーム11は、ミッションケース2
の左右後端部から後部フェンダ8の貫通孔aに向けて屈
曲形成された丸パイプ鋼材からなり、そのミッションケ
ース2から貫通孔aに亘る非突出部11Aにおける下端
箇所11aが連結プレート12を介してミッションケー
ス2にボルト連結されるとともに、非突出部11Aの上
下中間箇所11bが対応するフェンダ部8A,8Bの立
上壁8aに、又、非突出部11Aの上部箇所11cが対
応するフェンダ部8A,8Bの上面部8bに、それぞれ
L字形鋼からなる連結部材13を介してボルト連結され
ている。
【0030】つまり、ミッションケース2から立ち上げ
た左右の支持フレーム11の非突出部11Aにおける上
下中間箇所11bと上部箇所11cを、左右の各フェン
ダ部8A,8Bの立上壁8a又は上面部8bに連結する
ことによって、後部フェンダ8の上部側を支持フレーム
11にて支持させるようにしていることから、後部フェ
ンダ8の上部側ほど生じ易くなっていた後部フェンダ8
の左右方向への変形を防止できるようになっており、こ
れによって、その変形に起因した、ミッションケース2
の側方箇所から後部フェンダ8の内側面に沿って上方に
延出されるようになる各種操作レバー14A〜14Eの
組付けに支障を来す、あるいは、外観が悪くなる、など
の不都合の発生を回避できるようになっている。尚、各
図に示す符号15A,15Bは、左右の各フェンダ部8
A,8Bの上面部8bに装着されたガイド部材であり、
各ガイド部材15A,15Bには、対応する操作レバー
14A〜14Eを案内するガイド溝15a〜15eが形
成されている。
【0031】ちなみに、各種操作レバー14A〜14E
のうち、運転座席6の前部左側方に配置された操作レバ
ー14Aは、前進三段の変速操作と前後進の切り換え操
作とを行うための主変速レバーであり、運転座席6の後
部左側方に配置された操作レバー14Bは、高低二段の
変速操作を行うための副変速レバーであり、その副変速
レバー14Bの左横側に並設された操作レバー14C
は、動力取出軸(図示せず)の正転二段の変速操作と正
逆転の切り換え操作とを行うためのPTO変速レバーで
ある。一方、運転座席6の右側方に配置された操作レバ
ー14Dは、走行駆動状態の後輪4のみを駆動する二輪
駆動状態と前後輪3,4の双方を駆動する四輪駆動状態
との切り換え操作を行うための駆動切換レバーであり、
その駆動切換レバー14Dの右横側に並設された操作レ
バー14Eは、機体の後部に昇降リンク機構(図示せ
ず)を介して連結される作業装置(図示せず)の油圧昇
降操作を行うための昇降レバーである。
【0032】支持フレーム11の上部箇所11cを左右
の各フェンダ部8A,8Bに連結する連結部材13は、
各フェンダ部8A,8Bの貫通孔aを下方から閉塞する
大きさに形成されており、これによって、貫通孔aを閉
塞するためのゴム製のキャップなどの専用部材(図示せ
ず)を新たに設けることなく、後輪4で跳ね上げられた
泥土などが貫通孔aから飛散することを防止できるよう
になっている。
【0033】左右の支持フレーム11において、後部フ
ェンダ8の貫通孔aから上方に突出する突出部11Bに
は、前向きランプ取付部16Aと後向きランプ取付部1
6Bとを備えたランプ取付具16がボルト連結されてい
る。各前向きランプ取付部16Aには、夜間走行中に前
方に対して車幅を示すランプLとしての車幅灯17A
と、主に前方に対して旋回方向を示すランプLとしての
方向指示灯17Bとを備えたフロントコンビネーション
ランプ17が前向きランプとして取り付けられている。
一方、後向きランプ取付部16Bには、主に後方に対し
て旋回方向を示すランプLとしての方向指示灯18A
と、後方に対して制動減速操作を示すランプLとしての
制動灯18Bとを備えたリヤコンビネーションランプ1
8が後向きランプとして取り付けられている。尚、各方
向指示灯17B,18Aは、夜間の一時停止中などにお
いて前方及び後方に対して車幅を示すハザードランプに
兼用されている。
【0034】つまり、支持フレーム11は、後部フェン
ダ8の変形を防止するものでありながら、前向きランプ
取付用の取付フレームと後向きランプ取付用の取付フレ
ームとに兼用されるようになっており、もって、それら
の取付フレームと支持フレーム11とをそれぞれ装備す
る場合に比較して、後部フェンダ8の支持構造を安価に
構成できるようになっている。又、先述のように、支持
フレーム11の突出部11Bを後部フェンダ8の左右外
側端部Aに形成した貫通孔aから突出させることによっ
て、その突出部11Bに取り付けられる車幅灯17Aや
ハザードランプ兼用の各方向指示灯17B,18Aを、
夜間に前方又は後方に対して車幅を示す上において好適
となる走行機体1の左右両端部に位置させることができ
るようになっている。
【0035】図5及び図6に示すように、支持フレーム
11の突出部11Bにボルト連結されるランプ取付具1
6の取付孔16aは上下向きの長孔に形成されており、
支持フレーム11に対するフロントコンビネーションラ
ンプ17とリヤコンビネーションランプ18の高さ位置
を調節できるようになっている。これによって、路上走
行時には、その走行場所や走行状態によって、フロント
コンビネーションランプ17及びリヤコンビネーション
ランプ18を、それらによる表示を認識させ易い好適な
高さ位置に位置させることができるとともに、果樹園な
どの作業地での作業走行時には、フロントコンビネーシ
ョンランプ17及びリヤコンビネーションランプ18の
高さ位置を低くすることによって樹木などの他物との接
触を防止できるようになっている。
【0036】図8〜11に示すように、左右の支持フレ
ーム11は、支持フレーム11と同様に後部フェンダ8
の貫通孔aから上方に突出するようにミッションケース
2から立ち上げられる転倒保護フレーム(所謂ROP
S)19取り付け用の角パイプ鋼材からなる取付フレー
ム20に付け替え自在となっている。左右の取付フレー
ム20は、そのミッションケース2から貫通孔aに亘る
非突出部20Aにおける下端箇所20aがミッションケ
ース2の左右後端部に連結された連結プレート12にボ
ルト連結されるとともに、非突出部20Aの上下中間箇
所20bが対応するフェンダ部8A,8Bの立上壁8a
に、又、非突出部20Aの上部箇所20cが対応するフ
ェンダ部8A,8Bの上面部8bに、それぞれ鋼板から
なる連結部材21を介して、支持フレーム11の場合と
同じ箇所にボルト連結されるようになっている。左右の
取付フレーム20の突出部20Bは、その後部壁が切り
欠かれた平面視コの字状に形成されており、これら左右
の突出部20Bに転倒保護フレーム19が後方倒伏揺動
可能にピン連結されている。尚、図8〜11に示す符号
22は、転倒保護フレーム19を起立姿勢で固定保持す
るためのロック金具である。又、符号23は、左右の取
付フレーム20の突出部20Bを前方から外囲する化粧
カバーであり、符号24は、その化粧カバー23の外側
面に装着された方向指示灯である。
【0037】つまり、左右の支持フレーム11を取付フ
レーム20に付け替えるだけで簡単に転倒保護フレーム
19装着仕様に仕様変更することができるとともに、こ
の転倒保護フレーム19装着仕様においては、左右の取
付フレーム20の非突出部20Aにおける上下中間箇所
20bと上部箇所20cを左右のフェンダ部8A,8B
の立上壁8a又は上面部8bに連結することができて、
後部フェンダ8の上部側を取付フレーム20で支持させ
ることができるようになっており、もって、転倒保護フ
レーム19装着仕様においても、後部フェンダ8の上部
側ほど生じ易くなっていた後部フェンダ8の左右方向へ
の変形を防止することができ、その変形に起因した、ミ
ッションケース2の側方箇所から後部フェンダ8の内側
面に沿って上方に延出されるようになる各種操作レバー
14A〜14Eの組付けに支障を来す、あるいは、外観
が悪くなる、などの不都合の発生を回避できるようにな
っている。
【0038】尚、図2,図4及び図9に示す符号25
は、左右のフェンダ部8A,8Bの上部後端同士に亘っ
て架設された化粧板である。
【0039】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 作業車としては芝刈機などであってもよい。 支持フレーム11を、支持フレーム11と同様に後
部フェンダ8の貫通孔aから上方に突出するようにミッ
ションケース2から立ち上げられるキャノピ取り付け用
の取付フレームに付け替え自在に構成してもよい。 支持フレーム11の突出部11Bに、前向きランプ
取付部16A又は後向きランプ取付部16Bのみを装備
するようにしてもよい。又、支持フレーム11の突出部
11Bに取り付けられるランプLとしては種々の変更が
可能である。 支持フレーム11としては棒材で構成されたもので
あってもよい。 図12に示すように、支持フレーム11に、ランプ
Lを機体内方側に傾倒自在に取り付けるようにしてもよ
い。又、支持フレーム11に、ランプLを高さ調節自在
かつ機体内方側に傾倒自在に取り付けるようにしてもよ
い。 支持フレーム11と取付フレーム20にそれぞれ専
用の連結プレート12を溶接して、支持フレーム11と
取付フレーム20とを付け替える際には、連結プレート
12ごと付け替えるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図
【図2】支持フレームによる後部フェンダ支持構造を示
すトラクタの背面図
【図3】支持フレームによる後部フェンダ支持構造を示
すトラクタ後部の縦断側面図
【図4】支持フレームに対するランプ取り付け構造を示
すトラクタ後部の平面図
【図5】支持フレームによる後部フェンダ支持構造と支
持フレームに対するランプ取り付け構造を示す要部の縦
断側面図
【図6】支持フレームによる後部フェンダ支持構造と支
持フレームに対するランプ取り付け構造を示す要部の縦
断背面図
【図7】支持フレームによる後部フェンダ支持構造と支
持フレームに対するランプ取り付け構造を示す要部の平
面図
【図8】取付フレームによる後部フェンダ支持構造を示
すトラクタ後部の縦断側面図
【図9】取付フレームによる後部フェンダ支持構造を示
すトラクタの背面図
【図10】取付フレームによる後部フェンダ支持構造を
示す要部の縦断側面図
【図11】取付フレームによる後部フェンダ支持構造を
示す要部の縦断背面図
【図12】支持フレームにランプを機体内方側に傾倒自
在に取り付けた別実施形態を示す要部の縦断背面図
【符号の説明】
2 ミッションケース 8 後部フェンダ 11 支持フレーム 11A 非突出部 11B 突出部 11c 上部箇所 13 連結部材 16A 前向きランプ取付部 16B 後向きランプ取付部 19 転倒保護フレーム 20 取付フレーム A 左右外側端部 L ランプ a 貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケースから立ち上げた支持フ
    レームを後部フェンダに形成した貫通孔から上方に突出
    させてランプを取り付けるとともに、前記支持フレーム
    の前記ミッションケースから前記貫通孔に亘る非突出部
    を前記後部フェンダに連結してある作業車の後部フェン
    ダ支持構造。
  2. 【請求項2】 前記支持フレームを、該支持フレームと
    同様に前記貫通孔から上方に突出するように前記ミッシ
    ョンケースから立ち上げられる転倒保護フレーム取り付
    け用の取付フレームに付け替え自在に構成してある請求
    項1記載の作業車の後部フェンダ支持構造。
  3. 【請求項3】 前記支持フレームの突出部に、前向きラ
    ンプ取付部と後向きランプ取付部を装備してある請求項
    1又は2記載の作業車の後部フェンダ支持構造。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔を後部フェンダの左右外側端
    部に形成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載の
    作業車の後部フェンダ支持構造。
  5. 【請求項5】 前記支持フレームをパイプ材で構成して
    ある請求項1〜4のいずれか一つに記載の作業車の後部
    フェンダ支持構造。
  6. 【請求項6】 前記非突出部の上部箇所を連結部材を介
    して前記後部フェンダに連結するとともに、前記連結部
    材で前記貫通孔を閉塞するようにしてある請求項1〜5
    のいずれか一つに記載の作業車の後部フェンダ支持構
    造。
  7. 【請求項7】 前記支持フレームに、前記ランプを高さ
    調節自在又は傾倒自在に取り付けてある請求項1〜6の
    いずれか一つに記載の作業車の後部フェンダ支持構造。
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