JPH0532376Y2 - - Google Patents

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JPH0532376Y2
JPH0532376Y2 JP844786U JP844786U JPH0532376Y2 JP H0532376 Y2 JPH0532376 Y2 JP H0532376Y2 JP 844786 U JP844786 U JP 844786U JP 844786 U JP844786 U JP 844786U JP H0532376 Y2 JPH0532376 Y2 JP H0532376Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体の前方に荷役装置を備えた荷役
車輌の支柱取付構造に関する。
(従来の技術) 車体の前方にリフト装置等の荷役装置を備え、
車体の両側に前後方向に沿つて夫々主フレームを
備えた荷役車輌がある。また左右の前輪フエンダ
ー間にハンドル及び計器類を備えた計器パネルが
配置され、運転席の前方及び後方に位置した主フ
レーム上に安全フレームや日除け用フレームが立
設されたものがある。例えば、本願出願人による
特願昭59−251077号に示される如くである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、特願昭59−251077号に示される
構造によれば、安全フレームの前側支柱が計器パ
ネルの前方に突出する主フレーム上に取付けられ
た構成であり、外観を損なう欠点がある。またハ
ンドルを取付けるためのハンドル取付ブラケツト
が必要であつた。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、外観の向
上を図ると共に、計器パネルの剛性向上を図り、
構造の簡素化を図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、車体1の前部左右両側に備
えた前輪フエンダー55間に操向ハンドル8及び
計器類を備えた計器パネル7が配置され、この計
器パネル7は上壁7aと上壁7a前縁から下方に
延設された前壁7bとを備えてなり、運転席10
の前方に左右一対の前側支柱94が、後方に左右
一対の後側支柱95が夫々配置されて車体1側に
固定されると共に、前側支柱94と後側支柱95
との上部同志が連結され、前方に荷役装置2を装
着した荷役車両において、前記左右の前側支柱9
4が前下支柱94bと前上支柱94aとからな
り、各前下支柱94bが計器パネル7の前壁7b
の後側でかつ計器パネル7の上壁7aの下側に位
置して車体1側に立設され、各前下支柱94bの
上取付部102は計器パネル7の上壁7a下面に
取付けられ、各前上支柱94aの下取付部103
は前下支柱94bの上取付部102と上下方向に
対向して計器パネル7の上壁7a上面に取付けら
れることで、計器パネル7の上壁7aの左右両側
部が左右の前下支柱94bと前上支柱94aとで
挟持固定された点にある。
(作用) 前側支柱の下部、即ち前下支柱が計器パネルに
覆われた構成となる。また、各前下支柱の上取付
部は計器パネルの上壁下面に取付けられ、各前上
支柱の下取付部は前下支柱の上取付部と上下方向
に対向して計器パネルの上壁上面に取付けられる
ことで、計器パネルの上壁の左右両側部が左右の
前下支柱と前上支柱とで挟持固定されているた
め、計器パネルの支持強度が大となり、剛性が向
上される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図及び第2図は車体1の前方に、フオ
ーク付きのリフト装置2を装着した荷役車輌を例
示する。
車体1はミツシヨンケース3、クラツチハウジ
ング4及びエンジン5等を前後に直列状に接合し
て構成され、この車体1の両側方の上部側に左右
一対の主フレーム6が前後方向に配置されてい
る。また車体1には、前部に計器パネル7及びハ
ンドル8等が、車体1の中央部側部に燃料タンク
9及び運転席10等が、後端部にグリル兼用のウ
エイト11が夫々設けられている。12は前輪、
13は後輪、14は安全フレームである。
前記燃料タンク9は第1図及び第3図に示され
る如く、車体1の前後中央部の側部にブラケツト
15を介して取付けられている。また燃料タンク
9の給油口16はステツプ板63の上方に位置し
て設けられている。従つて燃料を給油する際、ス
テツプ板63上に燃料容器を乗せて給油口16よ
り給油でき、給油作業が容易に行なえる。
車体1は第4図に示すようにクラツチハウジン
グ4の両側で取付ブラケツト49を介して左右の
主フレーム6に結合されると共に、第3図、第5
図及び第6図に示すようにミツシヨンケース3の
前端側でも連結板50を介して左右の主フレーム
6に結合されている。即ち、左右の主フレーム6
は前端部で連結板50により連結され、この連結
板50はボルト51でミツシヨンケース3の前端
面に結合されている。ミツシヨンケース3の前端
部両側には終減速ケース52、前車軸ケース5
3、前車軸54等を介して前輪12が支持されて
いる。左右の前輪12の内側には、これを内側か
らおおうように前輪フエンダー55が夫々設けら
れており、この各前輪フエンダー55は主フレー
ム6等の適当箇所に固定されている。また左右の
前輪フエンダー55間には、ミツシヨンケース3
の上方をおおうステツプ板56が配置されると共
に、ステツプ板56の前端より上方に起立されて
上壁7aと該上壁7a前縁から下方に延設された
前壁7bとを備えた計器パネル7が配置されて、
左右の前輪フエンダー55を連結するように設け
られている。
計器パネル7には、ハンドル8を支持するハン
ドルポスト58が左右中央部に配置され、またそ
の左右両側に各種の計器59と制御レバー60と
が配置されている。制御レバー60は左右方向に
複数本あり、その操作によつてリフト装置2側を
操縦できるようになつている。ハンドル8は後輪
13の操向用であつて、図外の機構を介して後輪
13をキングピン廻りに操作可能である。前輪フ
エンダー55の後下部側には乗降用のステツプ板
63が設けられ、また右側の前輪フエンダー55
の内側には、レバーボツクス64が配置され、そ
こに主変速レバー65、前後進切換レバー66、
高低速切換レバー67及び後輪駆動の入切レバー
68等が設けられている。入切レバー68は後輪
駆動系の入切操作用であつて、入り時には前後輪
12,13の4輪駆動となり、切り時には前輪1
2のみの2輪駆動となる。
リフト装置2は左右一対の固定マスト69と、
これに昇降マスト等を介して取付けられた昇降台
70と、昇降台70に着脱自在に装着されたフオ
ーク71等から成り、そのフオーク71は必要に
応じて第8図に示されるバケツト装置106等に
変更可能である。固定マスト69は第7図に示す
ように下端部両側に後方に突出する一対の取付ブ
ラケツト72,73を夫々有し、その各一対の取
付ブラケツト72,73間に、車体1側のボス部
74が後方から嵌脱自在でかつ取付ピン75によ
り着脱自在に取付けられている。ボス部74は主
フレーム6の下端から下方に垂下する支持部材7
6の下端部に取付けられている。支持部材76は
平行な2枚の帯板材77,78を別の帯板79に
固着して互いに補強し合う構造となし、その帯板
材77,78が跨がつてボス部74が取付けられ
ている。支持部材76は前車軸ケース53に取付
板80を介して固定された補強部材81により補
強されている。補強部材81は帯板材82と補強
板83とをT字形に結合して成る。昇降マスト6
9は取付ブラケツト73のある下端部の他、上端
部及び中間部で連結部材84,85,86により
左右相互に連結されており、その中間の連結部材
86にはブラケツト87及びピン88を介してチ
ルトシリンダ89が連結されている。チルトシリ
ンダ89は左右に一対あり、そのシリンダ本体9
0は前車軸53aの上方前方部近傍にて主フレー
ム6に取付けられたブラケツト91にピン92に
より枢支連結されている。なお、計器パネル7の
前面にはチルトシリンダ89が挿通する孔部93
が形成されている。
前記安全フレーム14は前側支柱94と後側支
柱95とを有する4柱式であつて、後側支柱95
はエンジン5側方で主フレーム6の取付板97に
取付けられている。また前側支柱94は上下の前
上支柱94aと前下支柱94bとに分割構成され
てなり、前下支柱94bは計器パネル7の前壁7
b後側で、かつ計器パネル7の上壁7a下側に配
置され、その下側のフランジ状下取付部101は
主フレーム6の取付板96に取付けられている。
また上側のフランジ状上取付部102は計器パネ
ル7の上壁7a下側に当接状とされている。そし
て前上支柱94aの下側の下取付部103は前下
支柱94bの上取付部102と上下方向に対向し
て計器パネル7の上壁7a上側に当接状とされ、
前下支柱94bの上取付部102と前上支柱94
aの下取付部103とが計器パネル7上壁7aを
所謂挟持状としてボルト締結されている。従つて
計器パネル7の上壁7aが左右両側で、前下支柱
94bに連結された構成となり、計器パネル7の
支持強度が大となり、剛性が向上される。従つ
て、ハンドル8のハンドルポスト58を計器パネ
ル7に取付けても、何等、強度的な問題が生じ
ず、別途ハンドル取付用ブラケツトを準備する必
要がなく、構造が簡素化できる。また計器パネル
7上壁7aの左右両側には前輪フエンダー55内
面に沿つて上方に折曲状とされた取付片104が
備えられており、前輪フエンダー55にボルト締
結されている。さらに前側支柱94の下部が計器
パネル7前方に露出せず、外観の向上が図れる。
尚、前下支柱94bの上取付部102を計器パネ
ル7に溶接一体化し、この上取付部102と前上
支柱94aの下取付部103とをボルト締結して
もよい。
前記各前輪フエンダー55の上部後端側には、
前方を照す前照灯98とウインカー99とが設け
られている。100は左右一対のブレーキペダル
であつて、左右の後減速ケース52内に組込まれ
たブレーキを左右同時に、又は独立して操作でき
るようになつている。
前記バケツト装置106は第8図に示される如
く、左右一対のバケツト取付台107を備え、上
下一対の係合体108,109により昇降台70
側に着脱自在とされている。バケツト取付台10
7にはバケツトアーム110が枢軸111により
枢着されると共に、このバケツトアーム110を
回動操作するダンプシリンダ112が組込まれて
いる。またバケツトアーム110にバケツト11
3が着脱自在に取付けられている。さらにバケツ
トアーム110にはバケツト取付台107の下面
に当接してバケツト113のダンプ量を規制する
ストツパ板114が取付けられている。
(考案の効果) 本考案によれば、各前下支柱の上取付部を計器
パネルの上壁下面に取付け、各前上支柱の下取付
部を前下支柱の上取付部と上下方向に対向させて
計器パネルの上壁上面に取付けることで、計器パ
ネルの上壁の左右両側部を左右の前下支柱と前上
支柱とで挟持固定したので、計器パネルの支持強
度が大となり、剛性の向上が図れる。そして、こ
れによつて、操向ハンドルのハンドルポスト等を
計器パネルに取付けても、何ら、強度的な問題が
生じず、別途ハンドル取付用ブラケツトを準備す
る必要がなく、取付構造の簡素化が図れる。また
外観の向上が図れる等その実用的効果は著大であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体の
側面図、第2図は同平面図、第3図は車輌前部の
破断側面図、第4図はクラツチハウジング部の断
面図、第5図は車輌前部の破断平面図、第6図は
同断面正面図、第7図はリフト装置取付部の断面
平面図、第8図はバケツト装置の側面図である。 1……車体、2……リフト装置、6……主フレ
ーム、7……計器パネル、8……ハンドル、10
……運転席、55……前輪フエンダー、59……
計器、94……前側支柱、94a……前上支柱、
94b……前下支柱、95……後側支柱、102
……上取付部、103……下取付部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体1の前部左右両側に備えた前輪フエンダー
    55間に操向ハンドル8及び計器類を備えた計器
    パネル7が配置され、この計器パネル7は上壁7
    aと上壁7a前縁から下方に延設された前壁7b
    とを備えてなり、運転席10の前方に左右一対の
    前側支柱94が、後方に左右一対の後側支柱95
    が夫々配置されて車体1側に固定されると共に、
    前側支柱94と後側支柱95との上部同志が連結
    され、前方に荷役装置2を装着した荷役車両にお
    いて、 前記左右の前側支柱94が前下支柱94bと前
    上支柱94aとからなり、各前下支柱94bが計
    器パネル7の前壁7bの後側でかつ計器パネル7
    の上壁7aの下側に位置して車体1側に立設さ
    れ、各前下支柱94bの上取付部102は計器パ
    ネル7の上壁7a下面に取付けられ、各前上支柱
    94aの下取付部103は前下支柱94bの上取
    付部102と上下方向に対向して計器パネル7の
    上壁7a上面に取付けられることで、計器パネル
    7の上壁7aの左右両側部が左右の前下支柱94
    bと前上支柱94aとで挟持固定されたことを特
    徴とする荷役車両。
JP844786U 1985-09-25 1986-01-23 Expired - Lifetime JPH0532376Y2 (ja)

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JP844786U JPH0532376Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23
CA000518263A CA1265477A (en) 1985-09-25 1986-09-16 Load handling vehicle
US07/188,764 US4836738A (en) 1985-09-25 1988-05-03 Load handling vehicle

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JP844786U JPH0532376Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JPS62119394U JPS62119394U (ja) 1987-07-29
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