JPH08234856A - 回動アームの回動量検出装置 - Google Patents

回動アームの回動量検出装置

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JPH08234856A
JPH08234856A JP3497195A JP3497195A JPH08234856A JP H08234856 A JPH08234856 A JP H08234856A JP 3497195 A JP3497195 A JP 3497195A JP 3497195 A JP3497195 A JP 3497195A JP H08234856 A JPH08234856 A JP H08234856A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポテンショメータの検出精度を所望に維持し
かつ作業性の悪化も発生することなく、油圧式ブレーキ
における油圧回路内のエア抜き作業の際に、ブレーキペ
ダルが、常用回動範囲を上回る充分大きい踏み込み量を
得られるようにする。 【構成】 ブレーキペダル13の踏み込み動作に伴って
係合ピン31を介して連動アーム27が回動し、これに
連動してポテンショメータ21が動作し、ポテンショメ
ータ21の検出値の増大に応じて車両走行用モータの減
速度が高められ、ブレーキ制動のアシストがなされる。
連動アーム27は、先端側が二股状に形成されてブレー
キペダル13側の係合ピン31に係合し、ブレーキペダ
ル13の常用回動範囲と同等なポテンショメータ21の
可動範囲の終端位置にて、係合ピン31との係合が外れ
るように、下側の係合爪27cの長さが設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回動アームが設けら
れる機器本体側の回動アーム近傍に、回動アームの回動
量を検出軸の回転により検出する回動量検出手段が設け
られ、この回動量検出手段の検出値に応じて所定の制御
を行うようにした回動アームの回動量検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動源とする電動産業車両で
は、ブレーキペダルの踏み込み量の増大に応じてモータ
の減速度を高め、これにより制動力をアシストする、い
わゆる回生制動を利用したブレーキシステムがある。回
生制動の一例として、例えば、特開平5−336617
号公報には、左右の駆動輪に対応した両走行用モータが
並列接続され、前(後)進走行から後(前)進走行に移
行する、いわゆるスイッチバック時に、前記並列回路に
発生する還流電流により、一方のモータに対して走行方
向とは逆の駆動力が発生して制動力が発生する例が開示
されている)。
【0003】図4(a)は、回生制動を適用したブレー
キシステムにおけるブレーキペダル1付近の側面図、同
図(b)は(a)の上面図で、ブレーキペダル1の踏み
込み量は、ブレーキペダル1の近傍の車両本体側の図示
しないフレームに固定された、回転量を検出するポテン
ショメータ3により検出される。ポテンショメータ3の
検出軸3aには、ブレーキペダル1の回動中心軸5側に
向けて延長される連動リンク7の基端側が固定される一
方、連動リンク7の先端側付近のブレーキペダル1の側
面には連動ピン11が固着されている。連動リンク7の
先端側には、その長手方向に沿って長孔7aが形成さ
れ、この長孔7aに前記連動ピン11が係合している。
ポテンショメータ3の検出値は、図示しない制御回路に
取り込まれ、制御回路は前記検出値の増大、つまりブレ
ーキペダル1の踏み込み量の増大に応じて走行用モータ
の減速度を高めるよう制御する。
【0004】上記のように構成されたブレーキシステム
において、ブレーキペダル1を踏み込んで図4(a)中
で矢印A方向に回動させると、連動リンク7は連動ピン
11を介し検出軸3aを中心として検出軸3aとともに
矢印B方向に回動し、これによりポテンショメータ3
に、ブレーキペダル1の踏み込み量に応じた検出出力が
発生する。
【0005】このような電動産業車両のブレーキシステ
ムにおいては、通常油圧式のブレーキが採用されてお
り、油圧回路内に混入した空気を抜くために、定期的に
エア抜き作業を行う必要がある。エア抜き作業は、ブレ
ーキペダル1を踏み込んで行うものであり、このときの
踏み込み量は、通常の制動時の踏み込み量より多くな
る。図5は、ブレーキペダル1の踏み込み量を示した模
式図で、ブレーキペダル1の自由位置(踏み込んでいな
い状態)Pに対し、遊び量、制動時の常用範囲、エア抜
き時での踏み込み量をそれぞれ示しており、エア抜き時
での踏み込み量が制動時の常用範囲に対して3倍近く多
くなっていることがわかる。
【0006】ここで、ポテンショメータ3は、連動リン
ク7や連動ピン11が破損するなどしてブレーキペダル
1の踏み込み量がポテンショメータ3に伝達されなくな
ったときに、回生制動による制動状態の出力を常時出す
ことでフェイルセーフとすべく、検出軸3aを前記図4
(a)中で矢印B方向に付勢するリターンスプリングが
内蔵されているものが一般的である。このため、ポテン
ショメータ3の可動範囲は機械的に制限されることにな
る。
【0007】このように機械的に可動範囲が制限される
ポテンショメータ3では、前述したように、ブレーキペ
ダル1による制動時の常用範囲に比べてエア抜き時での
踏み込み量が大きい場合には、エア抜き作業の際に、ポ
テンショメータ3を破損する虞がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ポテンショメータ3の
破損を防止するためには、ポテンショメータ3の特性
を、図6(a)に示すように、ポテンショメータ3の可
動範囲をエア抜き時でのブレーキペダル1の踏み込み量
と同等とすることで対応可能である。
【0009】ところが、この場合には、ブレーキペダル
1の制動時での常用範囲に対応するポテンショメータ3
の出力としては、ポテンショメータ3の可動範囲の一部
(図中ではKで示している)を利用するに過ぎず、ポテ
ンショメータ3の検出精度が充分得られないという問題
がある。
【0010】ポテンショメータ3の破損を防止しつつ検
出精度を向上させるためには、ポテンショメータ3の特
性を、図6(b)のように、ポテンショメータ3の可動
範囲をブレーキペダル1による制動時の常用範囲に合わ
せ、エア抜き作業時には、連動リンク7を取り外してペ
ダルストロークを確保すればよい。
【0011】しかしながら、この場合には連動リンク7
を取り外すという面倒な作業が必要であり、作業性の悪
化を招く。
【0012】そこで、この発明は、検出精度を所望に維
持しかつ作業性の悪化も発生することなく、回動アーム
が、常用回動範囲を上回る充分大きな回動量を得られる
ようにすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、回動アームが設けられる機器
本体側の回動アーム近傍に、回動アームの回動量を検出
軸の回転により検出する回動量検出手段を設け、この回
動量検出手段の検出値に応じて所定の制御を行うように
した回動アームの回動量検出装置において、前記回動ア
ームに回動アームの回動方向に対して側方に突出する係
合突起を設け、この係合突起に先端側が係合可能な連動
リンクの基端側を前記検出軸に固定し、前記連動リンク
は、前記回動アームの回動動作に伴う回動量検出手段の
可動範囲終端にて前記係合突起との係合が外れる非係合
部を備えている構成としてある。
【0014】第2に、第1の構成において、回動アーム
は、走行用モータを備えた電動車両のブレーキペダルで
あり、回動量検出手段の検出値に応じて行う所定の制御
は、前記ブレーキペダルの踏み込み量の増大に応じて前
記走行用モータの減速度を高める構成としてある。
【0015】第3に、第2の構成にいおいて、回動量検
出手段は、検出軸がブレーキペダルの踏み込み動作に伴
う可動方向に付勢される付勢手段を備えるとともに、連
動リンクは、係合突起に対し、ブレーキペダルの踏み込
み動作に伴う回動量検出手段の可動始端側に位置して、
回動量検出手段の可動範囲内にて係合突起に押圧接触す
る構成としてある。
【0016】第4に、第3の構成において、連動リンク
は、先端側が、回動方向に沿って配置される2本の係止
爪を有する二股状に形成され、前記2本の係止爪のう
ち、ブレーキペダルの踏み込み動作に伴う回動量検出手
段の可動範囲終端側に位置する爪が、この可動範囲終端
にて係合突起との係合が外れる長さに設定されている構
成としてある。
【0017】
【作用】第1の構成によれば、回動アームの回動により
係合突起を介して連動リンクが回動し、これに伴い回動
量検出手段の検出軸も回動して回動アームの回動量が検
出される。上記回動アームの回動過程において、回動量
検出手段の可動範囲終端では、係合突起が連動リンクか
ら外れ、回動アームは回動量検出手段の可動範囲よりさ
らに大きな回動量が得られる。
【0018】第2の構成によれば、ブレーキペダルの回
動により係合突起を介して連動リンクが回動し、これに
伴い回動量検出手段の検出軸も回動してブレーキペダル
の回動量が検出される。この検出された回動量が大きく
なるに従って、走行用モータの減速度が高められ、ブレ
ーキペダルの踏み込みによる制動動作がアシストされ
る。上記ブレーキペダルの回動過程において、回動量検
出手段の可動範囲終端では、係合突起が連動リンクから
外れ、ブレーキペダルは回動量検出手段の可動範囲より
さらに大きな回動量が得られ、これを油圧式ブレーキに
おける油圧回路内のエア抜き作業に利用する。
【0019】第3の構成によれば、回動量検出手段の検
出軸は、付勢手段によりブレーキペダルの踏み込み方向
に伴う可動方向に付勢されていることから、連動リンク
はブレーキペダルの回動に伴って係合突起に押圧接触し
つつ回動する。ブレーキペダルが、回動量検出手段の可
動範囲を越えると、係合突起が連動リンクから離れ、連
動リンクはその可動範囲終端位置で停止する一方、ブレ
ーキペダルはさらに大きな回動動作が可能となる。ま
た、回動量検出手段の検出軸がブレーキペダルの踏み込
み方向に伴う可動方向に付勢されていることから、係合
突起や連動リンクが破損するなどして、これら両者の係
合が外れても、回動量検出手段は検出軸が可動範囲終端
側に位置することになって、走行用モータに対して減速
度が常に与えられることになり、いわゆるフェイルセー
フが実現することなる。
【0020】第4の構成によれば、回動量検出手段の可
動範囲内では、二股状の係合爪で係合突起に対し両側か
ら挟んでいるので、振動あるいは衝撃などによる回動量
検出手段の誤作動が回避される。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0022】図1は、この発明の一実施例を示す回動ア
ームとしてのブレーキペダル13周辺の構造を示す側面
図、図2は図1のC矢視図である。このブレーキペダル
13は、前記図4に示したものと同様に、走行用モータ
を備えた電動産業車両に設けられるもので、回生制動を
利用した油圧式ブレーキに適用されている。
【0023】ブレーキペダル13付近の車体のフロアに
は、車幅方向に延長される機器本体側となるフレーム1
5が設けられ、フレーム15の下面に設けられた2本の
支持ブラケット17の先端には、支持軸19が回動可能
に装着されている。支持軸19にはブレーキペダル13
の基端側が固定され、ブレーキペダル13の踏み込み動
作に伴って支持軸19が回動し、この支持軸19の回動
動作が油圧ブレーキシステムにおける油圧回路を動作さ
せ、油圧によるブレーキ動作がなされる。
【0024】フレーム15の下面におけるブレーキペダ
ル13の近傍位置には、取付ブラケット20が設けら
れ、取付ブラケット20のブレーキペダル13と反対側
の面には、回動量検出手段としてのポテンショメータ2
1が、ねじ23により固定されている。ポテンショメー
タ21は、回転可能な検出軸25が、取付ブラケット2
0の切欠20aを通してブレーキペダル13側に突出し
て設けられている。検出軸25の先端には、ブレーキペ
ダル13の踏み込み動作に伴って回動可能な連動リンク
27の基端側がナット29により固定され、連動リンク
27の先端側は、屈曲部27aを介して二股状に形成さ
れている。二股状形成部は、ブレーキペダル13の回動
方向に沿って配置される2本の係止爪27b,27cを
有し、ポテンショメータ21の可動範囲終端側となる図
1中で下部側の係止爪27cが、可動範囲始端側の係止
爪27bより短く形成されている。
【0025】ブレーキペダル13のポテンショメータ2
1側の側面には、連動リンク27側に向けて突出する係
合突起としての係合ピン31が設けられ、この係合ピン
31は、連動リンク27の2本の係合爪27b,27c
相互間に係合可能となっている。ポテンショメータ21
内には、連動リンク27をブレーキペダル13の踏み込
み方向、すなわち検出軸25を図1中で反時計方向に向
けて回動付勢する図示しない付勢手段としてのリターン
スプリングが内蔵されており、このポテンショメータ2
1の可動範囲は、ブレーキペダル13の踏み込み動作に
おける常用範囲とほぼ同等に設定されている。
【0026】上記リターンスプリングが、連動リンク2
7をブレーキペダル13の踏み込み方向に付勢している
ことで、車両運転時にて連動リンク27や係合ピン31
が破損するなどしてこれら両者の係合が外れた場合で
も、走行用モータに対して常に減速度を発生させるよう
になるので、いわゆるフェイルセーフが実現されること
になる。
【0027】図3は、ブレーキペダル13の踏み込み量
と、ポテンショメータ21の可動範囲となる連動リンク
27の可動範囲とを、ブレーキペダル13の自由位置P
を基準として模式化して示したものである。連動リンク
27が実線で示された位置が、ポテンショメータ21の
可動範囲の始端位置であり、2点鎖線で示された位置が
同可動範囲の終端位置である。この終端位置にて、係合
ピン31が下部側の係合爪27cから外れるように、係
合爪27cの長さが設定されている。したがって、この
係合爪27c先端側の係合爪27bとの間における開口
部が非係合部を構成することになる。一方、上部側の係
合爪27bは、可動範囲内にて係合ピン31に常に押圧
接触する長さである。
【0028】上記したブレーキペダル13を車両運転時
に踏み込むと、係合ピン31および連動リンク27を介
してポテンショメータ21が作動し、この検出値の増大
に応じて走行用モータの減速度が高められ、制動時のア
シストがなされる。ここで、ポテンショメータ21の可
動範囲は、ブレーキペダル13の常用範囲内に設定され
ていることから、ポテンショメータ21の検出精度の悪
化は回避されることになる。
【0029】一方、ブレーキ油圧回路内のエア抜き作業
を行う際には、ブレーキペダル13を、図3の2点鎖線
で示す連動リンク27の可動範囲すなわちポテンショメ
ータ21の可動範囲における終端位置から、さらに踏み
込むが、この踏み込み動作時には、係合ピン31が係合
爪27cから外れるので、ポテンショメータ21は、可
動範囲外への動作が防止されて破損が回避される。この
とき、連動リンク27は、ポテンショメータ21の可動
範囲の終端位置にてリターンスプリングの作用により停
止したままとなり、ブレーキペダル13はそのままの状
態で踏み込むことで、エア抜き時での踏み込み量の終端
位置Eまで達する。このため、エア抜き作業としては、
ブレーキペダル13を単に踏み込むだけでよいことか
ら、作業性の悪化は発生しない。
【0030】エア抜き時での踏み込み量の終端位置Eま
で踏み込んだブレーキペダル13に対する踏み込み動作
を解除すると、ブレーキペダル13の復帰動作により係
合ピン31が連動リンク27の上部側の係合爪27bに
当接し、ブレーキペダル13の復帰動作に伴って連動リ
ンク27もリターンスプリングに抗して可動範囲始端側
のブレーキペダル13の自由位置Pに復帰する。
【0031】なお、上記実施例では、連動リンク27
が、ポテンショメータ21に内蔵されるリターンスプリ
ングにより常時下方に付勢されていることから、下側の
係合爪27cは無くても差支えないが、振動や衝撃入力
により連動リンク27の誤作動を防止する上で、係合爪
27cはあった方が望ましい。
【0032】上記実施例では、ブレーキペダル13にこ
の発明を適用したが、これに限らず回動するアームの回
動量をポテンショメータにより検出し、この検出値に応
じて所定の制御を行うものについても、この発明を適用
できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
よれば、回動アームの回動過程において、回動量検出手
段の可動範囲終端では、回動アームに設けられた係合突
起が連動リンクから外れるので、回動アームを回動量検
出手段の可動範囲終端よりさらに回動させても、回動量
検出手段の破損を防止することができる。
【0034】第2の発明によれば、ブレーキペダルの踏
み込み回動過程において、回動量検出手段の可動範囲終
端では、係合突起が連動リンクから外れるので、ブレー
キペダルを回動量検出手段の可動範囲終端よりさらに回
動させても、回動量検出手段の破損を防止することがで
きる。
【0035】第3の発明によれば、回動量検出手段の検
出軸は付勢手段によりブレーキペダルの踏み込み方向に
付勢されていることから、連動リンクはブレーキペダル
の回動に伴って係合突起に押圧接触しつつ回動し、ブレ
ーキペダルが、回動量検出手段の可動範囲を越えると、
係合突起が連動リンクから離れ、連動リンクはその位置
で停止するため、ブレーキペダルを回動量検出手段の可
動範囲終端よりさらに回動させても、回動量検出手段の
破損を防止することができる。また、回動量検出手段の
検出軸がブレーキペダルの踏み込み方向に付勢されてい
ることから、係合突起や連動リンクが破損するなどし
て、これら両者の係合が外れても、回動量検出手段は検
出軸が可動範囲終端側に位置することになって、走行用
モータに対して減速度が常に与えられることになり、フ
ェイルセーフが実現する。
【0036】第4の発明によれば、回動量検出手段の可
動範囲内では、二股状の係合爪で係合突起に対し両側か
ら挟んでいるので、振動あるいは衝撃などによる回動量
検出手段の誤作動を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブレーキペダル周辺
の構造を示す側面図である。
【図2】図1のC矢視図である。
【図3】図1の構造において、ブレーキペダルの踏み込
み量と、ポテンショメータの可動範囲とを、ブレーキペ
ダルの自由位置を基準として示した模式図である。
【図4】(a)は従来例を示すブレーキペダル周辺の構
造を示す側面図、(b)は(a)の上面図である。
【図5】図4の構造において、ブレーキペダルの踏み込
み量を、ブレーキペダルの自由位置を基準として示した
模式図である。
【図6】(a)はポテンショメータの可動範囲をエア抜
き時でのブレーキペダルの踏み込み量と同等とした場合
のポテンショメータの特性図、(b)はポテンショメー
タの可動範囲をブレーキペダルによる制動時の常用範囲
に合わせた場合のポテンショメータの特性図である。
【符号の説明】
13 ブレーキペダル(回動アーム) 21 ポテンショメータ(回動量検出手段) 25 検出軸 27 連動リンク 27b,27c 係合爪 31 係合ピン(係合突起)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動アームが設けられる機器本体側の回
    動アーム近傍に、回動アームの回動量を検出軸の回転に
    より検出する回動量検出手段を設け、この回動量検出手
    段の検出値に応じて所定の制御を行うようにした回動ア
    ームの回動量検出装置において、前記回動アームに回動
    アームの回動方向に対して側方に突出する係合突起を設
    け、この係合突起に先端側が係合可能な連動リンクの基
    端側を前記検出軸に固定し、前記連動リンクは、前記回
    動アームの回動動作に伴う回動量検出手段の可動範囲終
    端にて前記係合突起との係合が外れる非係合部を備えて
    いることを特徴とする回動アームの回動量検出装置。
  2. 【請求項2】 回動アームは、走行用モータを備えた電
    動車両のブレーキペダルであり、回動量検出手段の検出
    値に応じて行う所定の制御は、前記ブレーキペダルの踏
    み込み量の増大に応じて前記走行用モータの減速度を高
    めるものであることを特徴とする請求項1記載の回動ア
    ームの回動量検出装置。
  3. 【請求項3】 回動量検出手段は、検出軸がブレーキペ
    ダルの踏み込み動作に伴う可動方向に付勢される付勢手
    段を備えるとともに、連動リンクは、係合突起に対し、
    ブレーキペダルの踏み込み動作に伴う回動量検出手段の
    可動始端側に位置して、回動量検出手段の可動範囲内に
    て係合突起に押圧接触する構成であることを特徴とする
    請求項2記載の回動アームの回動量検出装置。
  4. 【請求項4】 連動リンクは、先端側が、回動方向に沿
    って配置される2本の係止爪を有する二股状に形成さ
    れ、前記2本の係止爪のうち、ブレーキペダルの踏み込
    み動作に伴う回動量検出手段の可動範囲終端側に位置す
    る爪が、この可動範囲終端にて係合突起との係合が外れ
    る長さに設定されていることを特徴とする請求項3記載
    の回動アームの回動量検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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