JP2605372Y2 - ペダルの踏力軽減装置 - Google Patents
ペダルの踏力軽減装置Info
- Publication number
- JP2605372Y2 JP2605372Y2 JP1992058940U JP5894092U JP2605372Y2 JP 2605372 Y2 JP2605372 Y2 JP 2605372Y2 JP 1992058940 U JP1992058940 U JP 1992058940U JP 5894092 U JP5894092 U JP 5894092U JP 2605372 Y2 JP2605372 Y2 JP 2605372Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedal arm
- end member
- mounting hole
- arm
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車のクラッ
チペダル等の踏力を軽減する踏力軽減装置の改良に関す
るものである。
チペダル等の踏力を軽減する踏力軽減装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等のクラッチペダルは、一般には
図3に例示するような構造になっている。即ち、図3に
おいて、1は車体に固定される断面がコの字型のサポー
トブラケットであり、その両側板1b,1cの間にペダ
ルアーム2が支軸3により回動自在に取り付けられてい
る。又、21はペダルアーム2の中間に軸支されたプッ
シュロッドであり、その他端側には図示しないクラッチ
板の断続操作をなすとともに踏み込まれたペダルを元に
戻すためのマスターバック(図示せず)が接続されてい
る。
図3に例示するような構造になっている。即ち、図3に
おいて、1は車体に固定される断面がコの字型のサポー
トブラケットであり、その両側板1b,1cの間にペダ
ルアーム2が支軸3により回動自在に取り付けられてい
る。又、21はペダルアーム2の中間に軸支されたプッ
シュロッドであり、その他端側には図示しないクラッチ
板の断続操作をなすとともに踏み込まれたペダルを元に
戻すためのマスターバック(図示せず)が接続されてい
る。
【0003】そして、ペダルを踏み込む際の足の負担を
軽くするために、レバー4とねじりコイルばね5とから
成る踏力軽減装置が設けられている。レバー4は支軸3
を支点としてペダルアーム2と一体に回動し、その先端
には切り欠き部4aが設けられている。そして、ねじり
コイルばね5は、トーションを与えられた状態でその一
端5bがサポートブラケット1の側板1b(1c)に係
合され、他方の揺動端5aはレバー4の前記切り欠き部
4aに係合されている。
軽くするために、レバー4とねじりコイルばね5とから
成る踏力軽減装置が設けられている。レバー4は支軸3
を支点としてペダルアーム2と一体に回動し、その先端
には切り欠き部4aが設けられている。そして、ねじり
コイルばね5は、トーションを与えられた状態でその一
端5bがサポートブラケット1の側板1b(1c)に係
合され、他方の揺動端5aはレバー4の前記切り欠き部
4aに係合されている。
【0004】従って、ペダルを矢印P方向に踏み込むに
連れてレバー4が支軸3を中心として時計回りに回動
し、ねじりコイルばね5の揺動端5aは線分Aで示され
る初期位置から、線分Bで示される中立位置を越えて、
線分Cで示される踏み込み位置側に移動する。そして、
この揺動端5aの移動経路のB〜C間でねじりコイルば
ね5の反発力がペダルの踏み込みを助けて踏力を軽減す
ることとなる。
連れてレバー4が支軸3を中心として時計回りに回動
し、ねじりコイルばね5の揺動端5aは線分Aで示され
る初期位置から、線分Bで示される中立位置を越えて、
線分Cで示される踏み込み位置側に移動する。そして、
この揺動端5aの移動経路のB〜C間でねじりコイルば
ね5の反発力がペダルの踏み込みを助けて踏力を軽減す
ることとなる。
【0005】ところが、斯かる踏力軽減装置では踏み込
みの後半では確かに踏力が軽減されるが、その前半(即
ち、揺動端5aの移動経路のA〜B間)ではねじりコイ
ルばね5の反発力に逆らって踏み込むことになるために
却って負担が重くなる。従って、踏み初め(A〜B間)
の踏力を軽減する手段が必要になる。
みの後半では確かに踏力が軽減されるが、その前半(即
ち、揺動端5aの移動経路のA〜B間)ではねじりコイ
ルばね5の反発力に逆らって踏み込むことになるために
却って負担が重くなる。従って、踏み初め(A〜B間)
の踏力を軽減する手段が必要になる。
【0006】そこで、本出願人は図示の補助付勢装置を
先に提案した(実開昭62−196733号公報参
照)。
先に提案した(実開昭62−196733号公報参
照)。
【0007】上記補助付勢装置は、サポートブラケット
1の天板部1aに装着した環状のガイドブッシュ11
と、該ガイドブッシュ11の孔に滑合するガイドピン6
及び該ガイドピン6の下側鍔部6aとサポートブラケッ
ト1との間に圧縮した状態で装着されたコイルばね7と
から成り、ガイドピン6の下側鍔部6aがレバー4に当
接してコイルばね7の反発力がレバー4を押し下げるこ
とによって踏み初めの踏力が軽減される。尚、コイルば
ね7の反発力はねじりコイルばね5の反発力より小さく
設定され、ガイドピン6の上端には抜け止め用の鍔部6
bが設けられている。
1の天板部1aに装着した環状のガイドブッシュ11
と、該ガイドブッシュ11の孔に滑合するガイドピン6
及び該ガイドピン6の下側鍔部6aとサポートブラケッ
ト1との間に圧縮した状態で装着されたコイルばね7と
から成り、ガイドピン6の下側鍔部6aがレバー4に当
接してコイルばね7の反発力がレバー4を押し下げるこ
とによって踏み初めの踏力が軽減される。尚、コイルば
ね7の反発力はねじりコイルばね5の反発力より小さく
設定され、ガイドピン6の上端には抜け止め用の鍔部6
bが設けられている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記補助付勢
装置は部品点数が多く、且つ、サポートブラケット1へ
の組み付けに多大な工数を要するためにコスト高になる
という問題があった。即ち、該補助付勢装置の組み付け
に際しては、予めサポートブラケット1の天板部1aに
ガイドブッシュ11を設け、下側鍔部6aを備えるガイ
ドピン6にコイルばね7を装着して該ガイドピン6をガ
イドブッシュ11に下から通し、このガイドピン6を押
し上げてコイルばね7を圧縮し、その状態を保持したま
ま、ガイドピン6の上端に抜け止め用の(例えば袋ナッ
ト等による)鍔部6bを設けなければならなかった。
装置は部品点数が多く、且つ、サポートブラケット1へ
の組み付けに多大な工数を要するためにコスト高になる
という問題があった。即ち、該補助付勢装置の組み付け
に際しては、予めサポートブラケット1の天板部1aに
ガイドブッシュ11を設け、下側鍔部6aを備えるガイ
ドピン6にコイルばね7を装着して該ガイドピン6をガ
イドブッシュ11に下から通し、このガイドピン6を押
し上げてコイルばね7を圧縮し、その状態を保持したま
ま、ガイドピン6の上端に抜け止め用の(例えば袋ナッ
ト等による)鍔部6bを設けなければならなかった。
【0009】本考案は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、コストアップを招くことなく
補助付勢装置の組み付け作業の容易化と回り止めの確実
化を図ることができるペダルの踏力軽減装置を提供する
ことにある。
で、その目的とする処は、コストアップを招くことなく
補助付勢装置の組み付け作業の容易化と回り止めの確実
化を図ることができるペダルの踏力軽減装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ペダルアーム2と、このペダルアーム2
を回動自在に支持するサポートブラケット1と、上記ペ
ダルアーム2と一体に回動するレバー4と、このレバー
4とサポートブラケット1との間に配置され且つペダル
アーム2がその初期位置から中立位置に至るまではこの
ペダルアーム2を初期位置に戻す方向に付勢するととも
にペダルアーム2が中立位置を越えるとペダルアーム2
を踏み込み方向に付勢するねじりコイルばね5を備え、
且つペダルアーム2が初期位置から中立位置付近に至る
までペダルアーム2を踏み込み方向にねじりコイルばね
5の反発力よりも小さい力で押圧する補助付勢装置をサ
ポートブラケット1に設け、該補助付勢装置を圧縮コイ
ルばね10で構成し、該圧縮コイルばね10の下端には
前記レバー4と当接する端部材8bを、上端には前記サ
ポートブラケット1の取り付け孔9に係合する端部材8
aをそれぞれ一体成形して成るペダルの踏力軽減装置に
おいて、前記取り付け孔9を丸孔91とこの丸孔91の
縁から半径方向に延びる切り欠き溝92とで構成し、前
記端部材8aの端面中央部に前記取り付け孔9の丸孔9
1に嵌合する円柱状突起81を立設し、該円柱状突起8
1の側方に前記取り付け孔9の切り欠き溝92に嵌合す
る腕82を端部材8aの端面から所定の間隙を隔てて形
成するとともに、端部材8aの端面上に前記取り付り孔
9の切り欠き溝92に係合する回り止め83を前記腕8
2と位相をずらせて形成し、前記端部材8の円柱状突起
81と腕82を前記取り付け孔9の丸孔91と切り欠き
溝92に挿入して端部材8aをその端面を前記サポート
ブラケット1に押し付けたまま所定角度回して前記回り
止め83を前記取り付け孔9の切り欠き溝92に係合さ
せるようにしたことを特徴とする。
め、本考案は、ペダルアーム2と、このペダルアーム2
を回動自在に支持するサポートブラケット1と、上記ペ
ダルアーム2と一体に回動するレバー4と、このレバー
4とサポートブラケット1との間に配置され且つペダル
アーム2がその初期位置から中立位置に至るまではこの
ペダルアーム2を初期位置に戻す方向に付勢するととも
にペダルアーム2が中立位置を越えるとペダルアーム2
を踏み込み方向に付勢するねじりコイルばね5を備え、
且つペダルアーム2が初期位置から中立位置付近に至る
までペダルアーム2を踏み込み方向にねじりコイルばね
5の反発力よりも小さい力で押圧する補助付勢装置をサ
ポートブラケット1に設け、該補助付勢装置を圧縮コイ
ルばね10で構成し、該圧縮コイルばね10の下端には
前記レバー4と当接する端部材8bを、上端には前記サ
ポートブラケット1の取り付け孔9に係合する端部材8
aをそれぞれ一体成形して成るペダルの踏力軽減装置に
おいて、前記取り付け孔9を丸孔91とこの丸孔91の
縁から半径方向に延びる切り欠き溝92とで構成し、前
記端部材8aの端面中央部に前記取り付け孔9の丸孔9
1に嵌合する円柱状突起81を立設し、該円柱状突起8
1の側方に前記取り付け孔9の切り欠き溝92に嵌合す
る腕82を端部材8aの端面から所定の間隙を隔てて形
成するとともに、端部材8aの端面上に前記取り付り孔
9の切り欠き溝92に係合する回り止め83を前記腕8
2と位相をずらせて形成し、前記端部材8の円柱状突起
81と腕82を前記取り付け孔9の丸孔91と切り欠き
溝92に挿入して端部材8aをその端面を前記サポート
ブラケット1に押し付けたまま所定角度回して前記回り
止め83を前記取り付け孔9の切り欠き溝92に係合さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0012】<実施例1> 図1は本考案に係る踏力軽減装置の補助付勢装置の構成
と組み付け状態を示す斜視図、図2は同補助付勢装置を
構成する圧縮コイルばね及びその両端の端部材の側面図
である。
と組み付け状態を示す斜視図、図2は同補助付勢装置を
構成する圧縮コイルばね及びその両端の端部材の側面図
である。
【0013】本実施例に係る踏力軽減装置は、補助付勢
装置の具体的構成とその取り付け構造以外については図
3に示した従来の踏力軽減装置の場合と共通であるた
め、既に説明した共通部分についての説明は省略する。
装置の具体的構成とその取り付け構造以外については図
3に示した従来の踏力軽減装置の場合と共通であるた
め、既に説明した共通部分についての説明は省略する。
【0014】本実施例においては、サポートブラケット
1の所定の位置(即ち、図3に示す従来の踏力軽減装置
におけるガイドブッシュ11の位置)に図1に示すよう
な取り付け孔9を形成している。この取り付け孔9は、
その輪郭が丸孔91の縁から半径方向に一対の切り欠き
溝92を設けた形状を有しており、丸孔91の内径は圧
縮コイルばね10の端部材8aの円柱状突起81が滑合
する寸法に設定されている。
1の所定の位置(即ち、図3に示す従来の踏力軽減装置
におけるガイドブッシュ11の位置)に図1に示すよう
な取り付け孔9を形成している。この取り付け孔9は、
その輪郭が丸孔91の縁から半径方向に一対の切り欠き
溝92を設けた形状を有しており、丸孔91の内径は圧
縮コイルばね10の端部材8aの円柱状突起81が滑合
する寸法に設定されている。
【0015】一方、圧縮コイルバネ10は、図1及び図
2に示すように、その両端部に合成樹脂製の端部材8
a,8bが一体にモールド成形されている。下側の端部
材8bはレバー4に当接してこれを押し下げるためのも
のであって、これは従来の踏力軽減装置におけるガイド
ピン6の下側鍔部6aと同様に機能する。
2に示すように、その両端部に合成樹脂製の端部材8
a,8bが一体にモールド成形されている。下側の端部
材8bはレバー4に当接してこれを押し下げるためのも
のであって、これは従来の踏力軽減装置におけるガイド
ピン6の下側鍔部6aと同様に機能する。
【0016】又、上側の端部材8aは、サポートブラケ
ット1の取り付け孔9に嵌め合わされて圧縮コイルばね
10を固定するためのものであって、その端面の中央か
らは取り付け孔9の丸孔91と嵌合する円柱状突起81
が立設されており、この突起81から側方には取り付け
孔9の切り欠き溝92と嵌合する一対の腕82が端部材
8aの端面から間隙tを隔てて設けられている。尚、こ
の間隙tは、圧縮コイルばね10をサポートブラケット
1にの装着した後に緩みを生じないよう、サポートブラ
ケット1の取り付け孔9の部分の板厚とほぼ等しい寸法
に設定されている。
ット1の取り付け孔9に嵌め合わされて圧縮コイルばね
10を固定するためのものであって、その端面の中央か
らは取り付け孔9の丸孔91と嵌合する円柱状突起81
が立設されており、この突起81から側方には取り付け
孔9の切り欠き溝92と嵌合する一対の腕82が端部材
8aの端面から間隙tを隔てて設けられている。尚、こ
の間隙tは、圧縮コイルばね10をサポートブラケット
1にの装着した後に緩みを生じないよう、サポートブラ
ケット1の取り付け孔9の部分の板厚とほぼ等しい寸法
に設定されている。
【0017】そして、端部材8aの端面には切り欠き溝
92と係合する一対の蒲鉾状の回り止め83が腕82と
は位相を90°ずらせた位置に設けられている。
92と係合する一対の蒲鉾状の回り止め83が腕82と
は位相を90°ずらせた位置に設けられている。
【0018】次に、圧縮コイルばね10の組み付け作業
について説明する。
について説明する。
【0019】先ず、上側の端部材8aをサポートブラケ
ット1の取り付け孔9に、円柱状突起81の腕82と切
り欠き溝92との位相を合わせて挿入する。
ット1の取り付け孔9に、円柱状突起81の腕82と切
り欠き溝92との位相を合わせて挿入する。
【0020】次いで、端部材8aを、その端面をサポー
トブラケット1に押し付けたまま左右何れかに回すと、
該端部材8aの端面に設けられた回り止め83がサポー
トブラケット1の切り欠き溝92に嵌って両者のずれを
拘束し、これによって圧縮コイルばね10の回り止めが
なされる。このようにして補助付勢装置は、その端部材
8aの端面と腕82でサポートブラケット1を挟んだ状
態で該サポートブラケット1にワンタッチで且つ確実に
固定される。
トブラケット1に押し付けたまま左右何れかに回すと、
該端部材8aの端面に設けられた回り止め83がサポー
トブラケット1の切り欠き溝92に嵌って両者のずれを
拘束し、これによって圧縮コイルばね10の回り止めが
なされる。このようにして補助付勢装置は、その端部材
8aの端面と腕82でサポートブラケット1を挟んだ状
態で該サポートブラケット1にワンタッチで且つ確実に
固定される。
【0021】尚、図示例では、腕82及び切り欠き溝9
2が円柱状突起81の左右2箇所、従って回り止め83
も前後2箇所に設けられているために端部材8aを90
°回せば圧縮コイルばね10がサポートブラケット1に
固定されるが、これらの腕82と切り欠き溝92及び回
り止め83の数は増すこともでき、例えば、これらを等
間隔に3箇所設けた場合には、端部材8aの所要の回転
角度は60°となる。又、腕82の上端面と円柱状突起
81の上端面とは同じ高さでも良いが、円柱状突起81
の方を少し高くしておくと、取り付け孔9への嵌め合わ
せ作業が容易化する。
2が円柱状突起81の左右2箇所、従って回り止め83
も前後2箇所に設けられているために端部材8aを90
°回せば圧縮コイルばね10がサポートブラケット1に
固定されるが、これらの腕82と切り欠き溝92及び回
り止め83の数は増すこともでき、例えば、これらを等
間隔に3箇所設けた場合には、端部材8aの所要の回転
角度は60°となる。又、腕82の上端面と円柱状突起
81の上端面とは同じ高さでも良いが、円柱状突起81
の方を少し高くしておくと、取り付け孔9への嵌め合わ
せ作業が容易化する。
【0022】<実施例2> 次に、本考案の実施例2を図4に基づいて説明する。
【0023】車種によっては、図4に例示するようにサ
ポートブラケット1にストッパーブラケット12を設
け、このストッパーブラケット12に取り付けたストッ
パーボルト13によってペダルアーム2の戻り位置の規
制及び調節を行うものがある。
ポートブラケット1にストッパーブラケット12を設
け、このストッパーブラケット12に取り付けたストッ
パーボルト13によってペダルアーム2の戻り位置の規
制及び調節を行うものがある。
【0024】このような機種の場合は、補助付勢装置の
取り付け場所をサポートブラケット1とレバー4との間
から、図示の如くストッパーブラケット12とペダルア
ーム2との間の、ストッパーボルト13からやや離れた
位置に変更することができる。この場合は、端部材8b
の作用点と支軸3との距離が実施例1の場合よりも大き
くなるため、補助付勢の効果がより大きくなる。
取り付け場所をサポートブラケット1とレバー4との間
から、図示の如くストッパーブラケット12とペダルア
ーム2との間の、ストッパーボルト13からやや離れた
位置に変更することができる。この場合は、端部材8b
の作用点と支軸3との距離が実施例1の場合よりも大き
くなるため、補助付勢の効果がより大きくなる。
【0025】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、補助付勢装置は上下端に端部材8a,8bが一
体に形成された単一の圧縮コイルばね10で構成され、
これのサポートブラケット1への取り付けは端部材8の
円柱状突起81と腕82をサポートブラケット1の取り
付け孔9の丸孔91と切り欠き溝92に挿入して端部材
8aを所定角度回すだけで完了するとともに、端部材8
aの回り止め83が取り付け孔9の切り欠き溝92に係
合して補助付勢装置の回り止めが同時になされるため、
コストアップを招くことなく補助付勢装置の組み付け作
業の容易化と回り止めの確実化を図ることができるとい
う効果が得られる。
よれば、補助付勢装置は上下端に端部材8a,8bが一
体に形成された単一の圧縮コイルばね10で構成され、
これのサポートブラケット1への取り付けは端部材8の
円柱状突起81と腕82をサポートブラケット1の取り
付け孔9の丸孔91と切り欠き溝92に挿入して端部材
8aを所定角度回すだけで完了するとともに、端部材8
aの回り止め83が取り付け孔9の切り欠き溝92に係
合して補助付勢装置の回り止めが同時になされるため、
コストアップを招くことなく補助付勢装置の組み付け作
業の容易化と回り止めの確実化を図ることができるとい
う効果が得られる。
【図1】本考案の実施例1に係る踏力軽減装置の補助付
勢装置の構成と組み付け状態を示す斜視図である。
勢装置の構成と組み付け状態を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例1に係る踏力軽減装置の補助付
勢装置を構成する圧縮コイルばね及びその両端の端部材
の側面図である。
勢装置を構成する圧縮コイルばね及びその両端の端部材
の側面図である。
【図3】従来のペダルの踏力軽減装置の構成とその作用
を説明するための部分側面図である。
を説明するための部分側面図である。
【図4】本考案の実施例2に係る踏力軽減装置の側面図
である。
である。
1 サポートブラケット 2 ペダルアーム 4 レバー 5 ねじりコイルばね 8a,8b 端部材 81 円柱状突起 82 腕 83 回り止め 9 取り付け孔 91 丸孔 92 切り欠き溝 10 圧縮コイルばね
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05G 1/00 - 25/04 B60K 23/02
Claims (1)
- 【請求項1】 ペダルアーム2と、このペダルアーム2
を回動自在に支持するサポートブラケット1と、上記ペ
ダルアーム2と一体に回動するレバー4と、このレバー
4とサポートブラケット1との間に配置され且つペダル
アーム2がその初期位置から中立位置に至るまではこの
ペダルアーム2を初期位置に戻す方向に付勢するととも
にペダルアーム2が中立位置を越えるとペダルアーム2
を踏み込み方向に付勢するねじりコイルばね5を備え、
且つペダルアーム2が初期位置から中立位置付近に至る
までペダルアーム2を踏み込み方向にねじりコイルばね
5の反発力よりも小さい力で押圧する補助付勢装置をサ
ポートブラケット1に設け、該補助付勢装置を圧縮コイ
ルばね10で構成し、該圧縮コイルばね10の下端には
前記レバー4と当接する端部材8bを、上端には前記サ
ポートブラケット1の取り付け孔9に係合する端部材8
aをそれぞれ一体成形して成るペダルの踏力軽減装置に
おいて、前記取り付け孔9を丸孔91とこの丸孔91の縁から半
径方向に延びる切り欠き溝92とで構成し、前記端部材
8aの端面中央部に前記取り付け孔9の丸孔91に嵌合
する円柱状突起81を立設し、該円柱状突起81の側方
に前記取り付け孔9の切り欠き溝92に嵌合する腕82
を端部材8aの端面から所定の間隙を隔てて形成すると
ともに、端部材8aの端面上に前記取り付り孔9の切り
欠き溝92に係合する回り止め83を前記腕82と位相
をずらせて形成し、前記端部材8の円柱状突起81と腕
82を前記取り付け孔9の丸孔91と切り欠き溝92に
挿入して端部材8aをその端面を前記サポートブラケッ
ト1に押し付けたまま所定角度回して前記回り止め83
を前記取り付け孔9の切り欠き溝92に係合させるよう
にした ことを特徴とするペダルの踏力軽減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058940U JP2605372Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ペダルの踏力軽減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058940U JP2605372Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ペダルの踏力軽減装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611017U JPH0611017U (ja) | 1994-02-10 |
JP2605372Y2 true JP2605372Y2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=13098836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992058940U Expired - Fee Related JP2605372Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ペダルの踏力軽減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605372Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101509990B1 (ko) * | 2013-11-27 | 2015-04-07 | 현대자동차주식회사 | 차량용 클러치페달의 답력 저감장치 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101356154B1 (ko) * | 2011-12-06 | 2014-01-27 | 주식회사 동희산업 | 차량용 페달의 답력 조절장치 |
KR101481340B1 (ko) * | 2013-12-03 | 2015-01-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 클러치페달의 답력 저감장치 |
KR101649263B1 (ko) * | 2015-01-05 | 2016-08-19 | (주)동희산업 | 답력 가변형 가속페달 장치 |
JP7080864B2 (ja) * | 2019-08-30 | 2022-06-06 | 豊田鉄工株式会社 | ペダルアーム |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP1992058940U patent/JP2605372Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101509990B1 (ko) * | 2013-11-27 | 2015-04-07 | 현대자동차주식회사 | 차량용 클러치페달의 답력 저감장치 |
US9256243B2 (en) | 2013-11-27 | 2016-02-09 | Hyundai Motor Company | Apparatus for reducing effort of clutch pedal for vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0611017U (ja) | 1994-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5165299A (en) | Pedal depression assisting mechanism | |
US8528443B2 (en) | Accelerator pedal for a vehicle and mounting rack therefor | |
JPH08338513A (ja) | シフトレバー装置のシフトロック機構 | |
JP2605372Y2 (ja) | ペダルの踏力軽減装置 | |
JP3130732B2 (ja) | 自動変速機操作装置のインターロック機構 | |
JP2001253265A (ja) | アクセルペダル装置 | |
JP4724382B2 (ja) | アクセルペダル装置 | |
JP3506715B2 (ja) | 自動車の単ペダルシステムおよびその単ペダルシステム形成方法 | |
JP3512530B2 (ja) | 自動車のアクセルペダル装置 | |
JPH05324110A (ja) | 操作ペダルの踏力軽減装置 | |
JPH11350985A (ja) | アクセルペダル装置 | |
JPH08169320A (ja) | パーキングブレーキ装置のケーブル自動調整機構 | |
JPH0585220A (ja) | ペダル装置 | |
JP3408102B2 (ja) | シフトレバー装置 | |
JP2582486Y2 (ja) | 操作ペダルのターンオーバ装置 | |
JPH11350988A (ja) | アクセルペダル装置 | |
CN116442964B (zh) | 一种制动踏板复位机构、制动踏板总成及车辆 | |
JPH0414793Y2 (ja) | ||
KR200227356Y1 (ko) | 페달용스프링설치구조 | |
JPH0237055Y2 (ja) | ||
JP4088377B2 (ja) | 抵抗ケーブルを有する電子制御式アクセル装置 | |
JPH0423085Y2 (ja) | ||
JP2555819Y2 (ja) | アクセルペダル | |
JPH0630527Y2 (ja) | セレクトレバー装置 | |
JPS6218099Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |