JP3160187B2 - コラム式シフト装置のシフトロック機構 - Google Patents

コラム式シフト装置のシフトロック機構

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JP3160187B2
JP3160187B2 JP20785795A JP20785795A JP3160187B2 JP 3160187 B2 JP3160187 B2 JP 3160187B2 JP 20785795 A JP20785795 A JP 20785795A JP 20785795 A JP20785795 A JP 20785795A JP 3160187 B2 JP3160187 B2 JP 3160187B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/22Locking of the control input devices

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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動変速機を搭
載した車両におけるシフトロック機能を備えたシフト装
置に関し、特にコラム式のシフト装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用の自動変速機は、前
進段の各変速段の選択を車速やスロットル開度などの走
行状態に基づいて行い、これに対してドライブレンジや
リバースレンジ等の走行レンジあるいはパーキングやニ
ュートラル等のレンジの選択を、シフト装置のレバーを
操作することにより行うように構成している。このシフ
ト装置の形式として、シフトレバーをステアリングコラ
ムチューブの周囲に配置したいわゆるコラム式の装置が
知られている。
【0003】その一例が特開平5−147452号公報
に記載されている。これを簡単に説明すると、ステアリ
ングホイールと共に傾動するアッパステアリングコラム
にシフトアームが回動自在に取り付けられ、そのシフト
アームにシフトレバーが、前記アッパステアリングコラ
ムに対して直交する方向に向けたピンを中心に回動する
よう取り付けられている。したがってシフトレバーのセ
レクト操作は、アッパステアリングコラムの中心軸線を
含む平面内でのシフトレバーの回動操作として行い、ま
たシフト操作は、アッパステアリングコラムの中心軸線
を中心とした回動操作として行うように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したシフト装置
は、シフトレバーをコラムチューブの中心軸線を中心に
回動させてレンジの選択を行うものであるが、上記の公
報には、シフトロック機構について記載されていない。
シフトロック機構は、パーキングレンジから他のレンジ
位置にシフトレバーを操作する際にブレーキ操作を必須
とするための機構であり、従来一般のコラム式ステアリ
ング装置では、シフトレバーのセレクト操作をロックす
るように構成されていた。
【0005】したがって上記の公報に記載されたシフト
装置にロック機構を設けるとすれば、そのシフトレバー
のシフトアームに対する取付箇所の近傍にロックピンを
配置し、シフトレバーがパーキング位置にあるときに
は、そのロックピンを突出させて、シフトレバーのうち
前記回動中心となるピンに対してノブとは反対側に突出
させた係合部に係合させ、ブレーキペダルを踏み込むこ
とによりそのロックピンを退出させてシフトレバーに対
する係合を解除するように構成することになる。
【0006】その場合、シフトレバーのうちロックピン
に係合する係合部は、コラムチューブに対して接近、離
隔する方向に回動するから、コラムチューブとの干渉を
避ける必要から、係合部を長くすることができない。こ
れに対してシフトレバーは、操作性を確保するためにあ
る程度長くする必要がある。その結果、シフトレバーの
セレクト操作のための回動中心からノブまでの長さと、
係合部の長さとの比が大きくなり、ブレーキ操作しない
でシフトレバーのセレクト操作を行った場合には、ロッ
クピンに大荷重が作用することになる。そのため、従来
の構造では、ロックピンの強度を高くする必要があり、
装置の大型化を招来する要因となる。
【0007】また従来の装置では、ロックピンをシフト
レバー側に設けなければならず、これに対してロックを
外すためのブレーキペダルは、コラムチューブを挟んで
シフトレバーとは反対側(右側)に配置される。そのた
めロックピンとブレーキペダルとを連結するケーブル
は、コラムチューブを跨いで配索する必要があり、設計
の自由度が阻害されたり、あるいは組付け性が阻害され
る等の問題があり、特にチルト機構を設けたステアリン
グ装置においては、アッパステアリングコラムとケーブ
ルとの干渉が問題となる場合が多い。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、レイアウトの自由度が高く、かつ構成が簡素
なコラム式シフト装置のシフトロック機構を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、ステアリングコラム
シャフトの中心軸線を中心としてシフトレバーを回動操
作することによってパーキングレンジを含む複数のレン
ジを設定し、そのシフトレバーをパーキングレンジの設
定状態に選択的に固定するコラム式シフト装置のシフト
ロック機構において、前記ステアリングコラムシャフト
の略半径方向に延びる前記シフトレバーの基端部を連結
したベース部が、ステアリングコラムシャフトの中心軸
線を中心にして所定の角度範囲で回転するように設けら
れるとともに、そのベース部に前記ステアリングコラム
シャフトの半径方向に延びるアーム部が設けられ、さら
にそのアーム部に係合して前記シフトレバーをパーキン
グレンジ設定状態に固定し、かつブレーキペダルを踏み
込み操作することによって前記アーム部に対して非係合
となるロックピンが備えられていることを特徴とするも
のである。
【0010】この発明で対象とするシフト装置はコラム
タイプのものであり、シフトレバーをステアリングコラ
ムシャフトの外周側で回動操作して所定のレンジを設定
する。そのシフトレバーとベース部とアーム部とは、回
転方向において一体化されているから、シフトレバーの
回動角度に応じてベース部がステアリングコラムシャフ
トの外周部を回転し、またアーム部はステアリングコラ
ムシャフトを回動中心として回動する。
【0011】したがって、シフトレバーがパーキングレ
ンジ位置にある状態では、ロックピンがアーム部に係合
し、これによって、シフトレバーのパーキングレンジ位
置から他のレンジ位置への回動操作が阻止される。この
ロックピンは、ブレーキペダルを踏み込むことによっ
て、係合状態から外れる非係合位置に移動させられる。
その結果、シフトレバーをパーキングレンジ位置から他
のレンジ位置に回動することが可能になる。
【0012】そしてこの発明では、ステアリングコラム
シャフトの中心軸線がシフトレバーおよびアーム部の回
動中心となり、力点となるシフトレバーの先端部から支
点となるステアリングコラムシャフトの中心軸線までの
長さに対して、ステアリングコラムシャフトの中心軸線
から作用点となるアーム部のうちロックピンが係合する
部分までの長さを任意に長く設定することが可能であ
り、そのために、パーキングレンジ位置にロックされた
状態のシフトレバーを回動操作させても、ロックピンお
よびアーム部のうちこのロックピンと係合する部分に過
度の荷重が作用しない。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図1ないし図9
に示す具体例に基づいて説明する。図1はこの発明の一
具体例の全体的な配置関係を示す図であり、ステアリン
グコラムチューブ1の内側には、ステアリングシャフト
2が同軸上に軸支され、そのステアリングシャフト2の
上端部には、ステアリングホイール3が取り付けられて
いる。このステアリングホイール3は、周知の構造によ
って図1の紙面に垂直な方向にチルト動作し得るように
なっている。また、ステアリングコラムチューブ1のう
ちのステアリングホイール3の近傍には、シフト装置4
が設けられている。
【0014】このシフト装置4は、シフトレバー5の基
端部が連結されたベース部6と、このベース部6と一体
であって、ステアリングコラムシャフト2の半径方向に
延びた取り付けアーム部15とから構成され、シフトレ
バー5を回動操作することによりパーキングレンジを含
む複数のレンジを選択するように構成されている。ま
た、前記取り付けアーム部15に対する図1での上方に
は、ロックピンリテーナ8が備えられている。
【0015】他方、シフト装置4の近傍、より具体的に
は図1でのステアリングコラムチューブ1の上方には、
後述するキーシリンダ9が設けられている。また、この
キーシリンダ9はそれよりもフロア側(図1の左側)に
設けられたケーブルロックアッセンブリ10とキーロッ
クケーブル11によって連結されている。このケーブル
ロックアッセンブリ10は、ブレーキペダル12の操作
によって動作し、シフト装置4のパーキングレンジへの
ロックおよびキーインターロックを制御するためのもの
である。また、このケーブルロックアッセンブリ10
は、前記ロックピンリテーナ8とシフトロックケーブル
13によって連結されている。
【0016】前記シフト装置4についてより具体的に説
明すると、図2および図3において、ステアリングコラ
ムシャフト2の外周側での所定位置に円板状のシフトレ
バーブラケット(図示せず)が溶接などの所定の固定手
段で取り付けられている。このシフトレバーブラケット
には、円盤状のフランジ部とそのフランジ部からシフト
レバーブラケットとは反対方向に延びた円筒部とを有す
るリテーナ14が、ボルト等の締結手段によって取り付
けられている。
【0017】このリテーナ14の円筒部の外周には、ベ
ース部6が所定の角度範囲で回動するように嵌合させら
れている。一例としてこのベース部6は、比較的高さの
低い円筒状のものであって、その内周面と円筒部の外周
面との間にはグリースが塗布されている。また、ベース
部6の下側(フロア側)の縁部は、リテーナ14に固着
されたリング(図示せず)によって支持され、ステアリ
ングコラムチューブ1に沿って滑り落ちないようになっ
ている。
【0018】ベース部6の側面には、その半径方向に延
びた取り付けアーム部15が一体に形成され、この取り
付けアーム部15にシフトレバー5の一端部がボルト1
6とナット17との締結によって連結されている。すな
わち、シフトレバー5は、ベース部6にその半径方向に
突出した状態に連結されている。このボルト16は、ス
テアリングコラムチューブ1とは直交する方向(ねじれ
の位置)に設けられ、シフトレバー5のセレクト操作の
回動中心となっている。なお、前記ベース部6は、要は
ステアリングコラムシャフト2の外周部を回転可能に取
り付けられていればよいのであって、グリースを塗布す
るなどしたステアリングコラムシャフト2の外周部に直
接に嵌合させてもよく、また、各種リングやブッシュ等
を両者間に介在させてもよい。また、上記の形状には限
定されない。
【0019】シフトレバー5のベース部6側の端部に
は、シフトレバーブラケット側に突出したディテントピ
ン20が設けられている。また、シフトレバー5の他方
の端部には、ノブ70が取り付けられており、その先端
部にはオーバードライブボタン71が軸線方向に突出・
退入するように設けられている。なお、シフトレバー5
は、金属パイプなどの中空材から形成されている。
【0020】前記ベース部6の側面のうち、取り付けア
ーム部15が設けられた位置に対してステアリングコラ
ムチューブ1を挟んでほぼ反対側の位置には、その半径
方向に延びたアームプレート7が一体に設けられてい
る。このアームプレート7は、例えばほぼL字型を成す
金属板であって、その屈曲部分が後述するロックピン2
9の延長軸線上に一致するように配設され、またその部
分に貫通孔であるロック孔30が形成されている。そし
て、ベース部6が回転した状態においてロックピン29
の上方を覆うように図2の下方に延ばされている。ま
た、その延ばされた部分の裏面は肉厚が予め薄く形成さ
れており、そこにフッ素樹脂などのコーティング18が
施されている。なお、このアームプレート7は、ここで
はベース部6および取り付けアーム部15と一体に形成
したが、両部材を別構成として適宜手段で組み付けるこ
ととしてもよい。
【0021】前記シフトレバーブラケットの下方には、
それと平行にディテントプレート19が取り付けられて
いる(図3参照)。そのディテントプレート19は、シ
フトレバー5から下方に突出するディテントピン20の
回動範囲内において複数の切欠部が形成された周知の構
造である。なお、参考までにその切欠き部の形状を図示
すれば図4の通りである。すなわち、ディテントプレー
ト19のステアリングコラムチューブ1に対して外側の
縁部には、その図4の左側の縁部に沿って上から順に
「P(パーキング)」用切欠き部21、「R(リバー
ス)」用切欠き部22、「N(ニートラル)・D(ドラ
イブ)・2(セカンド)」用切欠き部23と、「L(ロ
ー)」用切欠き部24と形成されている。
【0022】なお、図2および図3において符号25
は、シフトレバー5の回動動作を直線動作に変換してマ
ニュアルバルブ(図示せず)に伝達するためのベルクラ
ンクを示している。このベルクランク25は、ほぼL字
状に屈曲した部材であって、その屈曲部分でリテーナ1
4に対してその半径方向に沿う軸線中心に回動するよう
に取り付けられている。その一方の端部には、ケーブル
(図示せず)を取り付けるためのピン26が突設され、
また他方の端部には長孔27が形成されている。そして
その長孔27には、ベース部6に突設したシフトアーム
28の先端部が遊嵌している。
【0023】他方、図3においてアームプレート7の直
下には、ロックピン29の先端側を上方に向けかつその
突出方向をロック孔30に揃えた状態のロックピンリテ
ーナ8が備えられている。このロックピンリテーナ8に
ついて説明すると、筒状のハウジング31の先端側(図
5の左側端部)の内側には、リング部材32が取り付け
られている。また、そのハウジング31の内側には、円
筒状のスライダ33が軸線方向に摺動可能に嵌合されて
おり、さらにこのスライダ33の内側には円柱状のロッ
クピン29が軸線方向に摺動可能に嵌合されている。す
なわち、このロックピン29はハウジング31の開口端
からアームプレート7側に向けて突出・退入し得るよう
に構成されている。また、その先端部がアームプレート
7に形成したロック孔30に嵌合することにより、アー
ムプレート7をロック位置に固定するように構成されて
いる。そして、前記リング部材32の端面とスライダ3
3の端面との間には、圧縮スプリング34が設けられて
いる。
【0024】他方、ハウジング31の図5の右側開口端
には、シフトロックケーブル13のアウターチューブ3
5の一端が固定されており、また、ロックピン29の後
端部にはインナーケーブル36が連結されている。した
がって、ロックピン29およびインナーケーブル36
は、図5の右側に押圧されている。
【0025】つぎに、ケーブルロックアッセンブリ10
について図6を参照して説明する。矩形のケーシング3
7の内側には、2個の中空の収容部38,60が互いに
平行な状態で形成されている。それらのうち図6の上側
の収容部38の内側には、内部に小径部と大径部とが形
成された円筒状のスライダ39が軸線方向で摺動可能に
嵌合されている。また、スライダ39の大径部には、ク
ランク40の一端部が固着されており、他方、小径部側
の端部にはケーブルエンド41を介してインナーケーブ
ル36の端部が連結されている。なお、アウターチュー
ブ35は、収容部38の開口端部に固定されている。
【0026】また、スライダ39の内側には、部分的に
外径寸法の異なる円柱状のスライドピン42が軸線方向
に摺動可能に嵌合されている。そして、このスライドピ
ン42の大径部の端面と、スライダ39の内側に係止さ
れたケーブルエンド41のフランジ部との間には、圧縮
スプリング43が設けられている。したがって、前記ス
ライドピン42がケーシング37に形成された孔からブ
レーキペダル12側に突出・退入するように構成されて
いる。その場合、スライドピン42の大径部の端部面が
スライダ39の小径部の端部面に当接してスライドピン
42のそれ以上の移動を阻止するようになっている。
【0027】なお、ブレーキペダル12のうちスライド
ピン42に対向する部分には、スライドピン42を当接
させるペダルストッパ44が設けられている。また、圧
縮スプリング43のバネ定数は、ロックピンリテーナ8
に設けられた圧縮スプリング34のバネ定数に対して大
きい値に設定されている。
【0028】また、他方の収容部60には、前記クラン
ク40の他端部を固着した円筒状の係止スリーブ45が
軸線方向に摺動可能に嵌合されている。この係止スリー
ブ45の内側には、キーロックケーブル11のインナー
ケーブル46が導通されており、そのインナーケーブル
46の端部は係止スリーブ45の開口端においてケーブ
ルエンド47に係止されている。また、このキーロック
ケーブル11のアウターチューブ48は収容部60の開
口端に固定されている。したがって、ケーブルロックア
ッセンブリ10全体としては、スライダ39が押圧され
て図6の左側に移動すると、そのストローク分だけ係止
スリーブ45が同じ方向に移動する構成になっている。
【0029】つぎにキーシリンダ9におけるキーロック
機構について説明すると、図7に示すように、このキー
シリンダ9は、イグニッションスイッチおよびアクセサ
リースイッチのON/OFFおよびステアリング機構の
ロック・アンロックならびにキーインターロックを行う
イグニッションキー49を保持する周知のものであり、
適宜の手段によってステアリングコラムチューブ1の右
側に取り付けられている。そして、そのキーシリンダ9
の中心軸線は、ステアリングコラムチューブ1に対して
所定角度傾斜している。
【0030】このキーシリンダ9の内部には、外周部に
形成したテーパ部50を略L形状のロックプレート51
の後端部に当接させたカム52が設けられている。その
ロックプレート51には、圧縮スプリング53と共にキ
ーロックケーブル11のインナーケーブル46の端部が
連結されており、ロックプレート51は図7の左側に押
圧されている。前記カム52はイグニッションキー49
と共に回転するものであって、イグニッションキー49
をロック位置に回した状態、すなわちキーシリンダ9に
対して抜き差しできる状態では、カム52のテーパ部5
0がロックプレート51を最前進位置(図7の左側方
向)に押すようになっている。
【0031】つぎに、上述したシフト装置4のシフトロ
ック機構の作用について説明する。図3は、シフトレバ
ー5をPレンジに設定している状態を示しており、ディ
テントピン20はPレンジ溝に入り込んでいる。この状
態では、アームプレート7に形成してあるロック孔30
とロックピン29との位置が一致しており、したがって
ブレーキ操作していなければ、図8に示すように、ロッ
クピン29がロック孔30に嵌合してアームプレート7
の移動を阻止している。すなわちブレーキペダル12を
踏み込み操作していなければ、ブレーキペダル12に設
けたペダルストッパ44がスライドピン42を押圧して
いる。
【0032】ケーブルロックアッセンブリ10における
スライドピン42を押圧する圧縮スプリング43は、ロ
ックピンリテーナ8の内部に設けられた圧縮スプリング
34よりもバネ定数が大きいから、スライドピン42が
押圧されることにより、ケーブルエンド41はロックピ
ンリテーナ8側の圧縮スプリング34を圧縮する方向に
移動させられる。したがって、このケーブルエンド41
に連結してあるインナーケーブル36が押され、その結
果、このインナーケーブル36の他方の端部に取り付け
てあるロックピン29がアームプレート7側に押圧され
る。そしてロックピン29がロック孔30に嵌合させら
れる。この状態では、シフトレバー5のディテントピン
20がPレンジ溝から抜け出ることができても、ステア
リングコラムチューブ1を中心とした回動が阻止される
から、Pレンジから他のレンジへのシフト操作が阻止さ
れる。
【0033】ここで、上記のロック状態でシフトレバー
5を他のレンジにシフトすべく回動させた場合には、ロ
ックピン29の外周部とロック孔30の内縁部とが互い
に当接するが、この発明では力点となるノブ70の先端
部から支点となるステアリングコラムチューブ1の中心
軸線までの長さに対して、アームプレート7の回動中心
であるステアリングコラムシャフト2の中心軸線から作
用点となるロック孔30の位置までの長さが比較的に長
く採られているから、ロックピン29およびロック孔3
0には過大な荷重が作用しない。そのため、両者が損傷
することがない。
【0034】上述のシフトロック状態では、シフトレバ
ー5のPレンジ位置からの回動がアームプレート7によ
って阻止されており、またアームプレート7のアンロッ
ク位置への移動がロックピン29によって阻止されてい
る。したがって、シフトレバー5をPレンジ位置から他
のレンジ位置に回動操作する場合には、ブレーキ操作と
キー操作とが必要である。
【0035】すなわち、ここで、イグニッションキー4
9をロック位置からアクセサリー(ACC)位置あるい
はON位置に操作すれば、カム52が図7の矢印方向に
回動してそのテーパ部50がロックプレート51の後端
部から離れる方向に移動するので、ロックプレート51
は図7の右方向への移動が可能になり、また、そのスト
ローク量の分だけキーロックケーブル11のインナーケ
ーブル46がケーブルアッセンブリ10側に送り出され
ることが可能になる。
【0036】つぎに、ブレーキペダル12を踏み込め
ば、スライドピン42およびスライダ39が圧縮スプリ
ング34によってが図6での右側に押圧され、またそれ
に伴って、ケーブルエンド41およびインナーケーブル
36が同じ方向に移動する。そして、クランク40と共
にスライドピン42がペダルストッパ44側に移動し、
シフトロックケーブル13のインナーケーブル36の端
部に取り付けてあるロックピン29が後退移動させられ
てアームプレート7のロック孔30から抜け出る。
【0037】上述のようにキー操作およびブレーキ操作
を行った後に、シフトレバー5のノブ70手前に引け
ば、ディテントピン20がPレンジ溝から抜け出る方向
に移動するから、シフトレバー5をPレンジ位置から他
のレンジ位置に回動操作することができる。またその際
には、当然、アームプレート7がシフトレバー5の回動
角度と同じ角度の分だけ同方向に移動する。そのため、
ロック孔30の位置がロックピン29の延長線上からず
らされる。
【0038】なお、上述した場合とは反対に、キー操作
に先行してブレーキペダル12の踏み込み操作を行って
もよい。すなわち、最初にブーキペダル12が踏み込ま
れるが、この時点ではイグニッションキー49がロック
位置に保持され、ロックプレート51がその最前位置に
保持されていることから、インナーケーブル46および
クランク40がそのままの状態に保たれる。ここで、イ
グニッションキー49をACC位置あるいはON位置に
回動操作すると、ロックプレート51とインナーケーブ
ル46が移動可能な状態になるとともに、圧縮スプリン
グ34によってスライダ39およびスライドピン42が
図6の右方向に押圧される。また、スライダ39に伴っ
てクランク40とインナーケーブル46とが同じ方向に
移動する。そして、ケーシング37からブレーキペダル
12側にスライドピン42が突出する一方、ロックピン
29が後退移動する。これにより、ロック孔30とロッ
クピン29と係合が解消されるから、シフトレバー5を
他のレンジ位置に回動操作することができるようにな
る。
【0039】つぎに、シフトレバー5をPレンジ位置以
外に回動操作している状態でブレーキペダル12の踏み
込み操作を解除した場合について説明する。ブレーキペ
ダル12が非踏み込み位置に戻れば、ペダルストッパ4
4がスライドピン42と当接してこれを押圧する。その
結果、シフトロックケーブル13のインナーケーブル3
6を介してロックピン29には前進方向に力が作用す
る。しかしながら、アームプレート7のロック孔30は
ロックピン29の先端位置からずれて位置しているの
で、図9に示すように、ロックピン29がアームプレー
ト7の表面のコーティング18が施された部分に当接
し、それ以上の移動が阻止される。
【0040】したがって、ケーブルロックアッセンブリ
10においては、スライダ39に内設された圧縮スプリ
ング43が圧縮されるだけであって、ケーブルエンド4
1やこれに連結してあるインナーケーブル36が移動す
ることはない。なお、アームプレート7の表面の一部が
コーティング18されていることにより、ロックピン2
9の先端部およびアームプレート7の損傷が防止される
だけでなく、シフトレバー5の回動操作を滑らかに行う
ことができる。また、異音の発生を未然に防止すること
ができる。
【0041】つぎに、キーインターロック機能について
説明する。上述のようにシフトレバー5がPレンジ位置
以外の位置に回動操作されていれば、アームプレート7
がアンロック位置に移動していてロックピン29がロッ
ク孔30に嵌合することがないから、ロックピン29は
非係合位置に保持される。この状態からイグニッション
キー49をACC位置からロック位置側に回転すると、
ロックピン29の先端部がアームプレート7の壁部に当
接してしまい、当然、最前進位置まで移動することが阻
止される。したがって、各ケーブルの動きが規制される
ため、ロックプレート51の後端部にテーパ部50を当
接させているカム52を回動させることができず、この
カム52と一体のイグニッションキー49はロック位置
に回動させることができない。
【0042】これに対してシフトレバー5をPレンジ位
置に回動操作すれば、その回動角度と等しい角度の分だ
けアームプレート7のロック孔30がステアリングコラ
ムチューブ1の外周を回動する。すなわち、アームプレ
ート7がアンロック位置からロック位置に移動させら
れ、これに形成してあるロック孔30がロックピン29
の前方位置に一致する。ロックピン29にはケーブルロ
ックアッセンブリ10に内設された圧縮スプリング43
の弾性力が作用しているから、ロックピン29は直ちに
前進動作してロック孔30に嵌合する。
【0043】それに伴ってクランク40が移動し、ケー
ブルエンド47およびインナーケーブル46がいわゆる
フリーの状態になり、ロックプレート51のストローク
が可能になる。そのため、ロックプレート51をキーシ
リンダ9側に前進させることが可能になるから、イグニ
ッションキー49をロック位置に回動操作することが許
容される。換言すれば、シフト装置4をPレンジ位置に
操作することによって初めてイグニッションキー49を
ロック位置に戻すことが可能となる。
【0044】上述したように、シフトレバー5と共に回
動するアームプレート7のロック孔30にロックピン2
9を係合させる構成であり、その際に力点から支点まで
の長さに対してして支点から作用点までの長さをある程
度長くできるから、上記の構成によれば、ロック状態の
シフトレバー5を無理に他のレンジにシフトさせた場合
でも、ロックピン29およびアームプレート7には過大
な荷重が作用しない。すなわち、上記の装置では従来に
比べて各部品自体もしくは構成全体として保持すべき絶
対強度が低く設定でき、そのために簡素化や小型化を実
現できる。
【0045】また、従来では配置し得なかったステアリ
ングホイール3側から見た状態のステアリングコラムチ
ューブ1の右側にロックピン29等を設けることがで
き、これによって、各種ケーブルの短尺化が可能になる
とともに、ステアリングコラムチューブ1を跨ぐように
配設させる必要がなくなる等、各部品のレイアウトやデ
ザインの自由度を向上させることができる。さらに、ス
テアリングホイール3から見てステアリングコラムチュ
ーブ1の右側にロックピンリテーナ8等が設置されてい
ることから、ステアリングホイール3を上下方向にチル
ト動作させた場合に、各種ケーブルおよびそれらの連結
箇所に掛かけられるテンションが従来に比べて小さくな
る利点も生じる。
【0046】なお、上記の具体例では、キーインターロ
ック機能を備えた例を示したが、この発明は上記の例に
限定されるものではない。すなわち、ベース部とアーム
部とは、回転方向に一体化されていればよく、ベース部
とアーム部とが一体に形成されている必要はない。また
反対に、アーム部はベース部の一部であってもよく、し
たがって、アーム部は環状に形成したベース部の一部に
ロックピンが係合する箇所として形成した部分であって
もよい。また、この発明におけるシフト装置で採用する
ディテント機構は、上述した具体例で示したものに限定
されず、従来知られている種々の構成のものを採用する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、ス
テアリングコラムシャフトの中心軸線を中心にして回転
するように設けられたベース部に、アーム部およびシフ
トレバーがユニット化されている。また、アーム部に係
合してシフトレバーをパーキングレンジ設定状態に固定
するロックピンが備えられており、そのロックピンは、
ブレーキペダルを踏み込み操作することによって非係合
となる。したがって、シフト操作の際に力点となるシフ
トレバーの先端部から支点となるステアリングコラムシ
ャフトの中心軸線までの長さに対して、その中心軸線か
ら作用点となるアーム部のうちロックピンが係合する部
分までの長さを長く設定することが可能になり、そのた
め、被ロック状態のシフトレバーを無理に操作させた場
合でも、ロックピンには過度な荷重が掛かることがな
い。したがって、ロックピン自体およびその関連部品を
特に高強度、大型化する必要がなくなる。
【0048】また、ステアリングコラムシャフトの周辺
におけるロックピンなどの部品の配置性を向上させるこ
とができ、ひいては部品の組み付け性が良好になるなど
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一具体例の全体的な配置を示す概略
図である。
【図2】この発明の一具体例の装置をステアリングコラ
ムチューブの軸線方向に沿ってステアリングホイール側
から見た図である。
【図3】ロックピンリテーナおよびベルクランクを示す
図である。
【図4】ディテントプレートを示す図である。
【図5】ロックピンリテーナ内のロックピンを示す断面
図である。
【図6】ケーブルロックアッセンブリを示す断面図であ
る。
【図7】キーシリンダおよびイグニッションキーを示す
概略図である。
【図8】ロックピンがロック孔に嵌合した状態を示す断
面図である。
【図9】ロックピンがアームプレートに当接した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
2 ステアリングコラムシャフト 5 シフトレバー 6 ベース部 7 アームプレート 12 ブレーキペダル 29 ロックピン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−174062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/02 B60K 20/06 F16H 59/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムシャフトの中心軸線
    を中心としてシフトレバーを回動操作することによって
    パーキングレンジを含む複数のレンジを設定し、そのシ
    フトレバーをパーキングレンジの設定状態に選択的に固
    定するコラム式シフト装置のシフトロック機構におい
    て、 前記ステアリングコラムシャフトの略半径方向に延びる
    前記シフトレバーの基端部を連結したベース部が、ステ
    アリングコラムシャフトの中心軸線を中心にして所定の
    角度範囲で回転するように設けられるとともに、そのベ
    ース部に前記ステアリングコラムシャフトの半径方向に
    延びるアーム部が設けられ、さらにそのアーム部に係合
    して前記シフトレバーをパーキングレンジ設定状態に固
    定し、かつブレーキペダルを踏み込み操作することによ
    って前記アーム部に対して非係合となるロックピンが備
    えられていることを特徴とするコラム式シフト装置のシ
    フトロック機構。
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