JPH05170065A - ブレーキ操作装置 - Google Patents

ブレーキ操作装置

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JPH05170065A
JPH05170065A JP35583291A JP35583291A JPH05170065A JP H05170065 A JPH05170065 A JP H05170065A JP 35583291 A JP35583291 A JP 35583291A JP 35583291 A JP35583291 A JP 35583291A JP H05170065 A JPH05170065 A JP H05170065A
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JP
Japan
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brake
brake pedal
lever ratio
pedal
lever
Prior art date
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Application number
JP35583291A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kita
聡 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH05170065A publication Critical patent/JPH05170065A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ操作装置のコントロール性および操
作フィーリングを向上させる。 【構成】 ブレーキペダル10が原位置にある状態で
は、レバー部12の側面48がカム部材26のカム面5
0と当接点Pにおいて当接しているが、ペダル部18の
踏込みに伴ってレバー部12が支持軸16まわりに回動
することにより当接点Pの位置が下降し、レバー比が漸
減する。したがって、常用ブレーキ操作時の単位ストロ
ーク当たりの制動力の増加が小さくなり、減速度のコン
トロールが容易となる。また、強ブレーキ操作時には、
ブレーキペダル10が踏込端に接近するにつれてレバー
比が小さくなるため、運転者に剛性感を与えることがで
き、操作フィーリングが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレーキ操作装置に関す
るものであり、特に、操作フィーリングの向上に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ブレーキ操作装置は、一軸線まわりに
回動可能なレバー部の一端にペダル部が取り付けられた
ブレーキペダルと、先端部がブレーキ作動装置に接続
され、後端がブレーキペダルに連携させられた棒状の部
材であって、ブレーキペダルの踏込みに伴って長手方向
に移動する出力部材とを含むように構成されている。運
転者によりブレーキペダルのペダル部が踏み込まれれ
ば、レバー部が一軸線まわりに回動して出力部材を長手
方向に移動させ、それによりブレーキ作動装置が作動さ
せられる。
【0003】また、従来より、上記のようなブレーキ操
作装置のブレーキペダルと出力部材との間に、ブレーキ
操作装置全体のレバー比を変更するレバー比変更装置を
備えたものが開発されており、例えば、実開昭59−2
9344号等に記載されている。これらレバー比変更装
置は一般に、ブレーキペダルが少なくともブレーキ効き
始め位置、すなわち実際に制動効果が得られるようにな
る位置から、最大の制動効果が得られる踏込端位置に接
近するにつれて、ブレーキ操作装置全体のレバー比を漸
増させるようになっている。運転者により軽ブレーキあ
るいは中ブレーキ程度の常用ブレーキ操作が行われる際
にはレバー比が小さく、ブレーキペダルが踏込端近くま
で踏み込まれる強ブレーキ操作が行われる際にはレバー
比が大きくなるようにされるのである。このようにレバ
ー比を漸増させれば、全体のペダルストロークの増大を
回避しつつ、強ブレーキ時に大きなブレーキ作動力を得
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、ブレーキペダルが踏込端位置に接近するにつれ
てレバー比を漸増させると、常用ブレーキ操作時には、
レバー比が小さいためにわずかのペダルストロークで出
力部材が大きく移動させられることとなり、運転者がブ
レーキペダルの踏込量を僅かに変えるのみで相当なブレ
ーキ作動力変化が生じ、減速度を正確にあるいは滑らか
にコントロールすることが難しいという問題があった。
また、強ブレーキ時には、ブレーキペダルの踏込みに伴
う反力の増大が少ないため、十分な剛性感が得られず、
運転者に不安感を持たせる恐れがあるという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記問題に鑑み、常用ブレーキ時
における減速度コントロールを容易に行い得、かつ、強
ブレーキ時に十分な剛性感が得られて、操作フィーリン
グの良いブレーキ操作装置を得ることを課題として為さ
れたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、本発明の要旨
は、前記ブレーキペダルと出力部材とを含むブレーキ操
作装置において、ブレーキペダルと出力部材との間に、
ブレーキペダルの踏込みに伴って当該ブレーキ操作装置
全体のレバー比を変化させるレバー比変更装置を設ける
とともに、このレバー比変更装置を従来とは逆に、ブレ
ーキペダルが少なくともブレーキ効き始め位置から踏込
端位置に接近するにつれてレバー比を漸減させるものと
したことにある。
【0007】
【作用】ブレーキ操作装置においては一般に、ブレーキ
ペダルが踏み込まれても直ちにブレーキが効き始めるわ
けではなく、相当ストローク踏み込まれた後に初めて制
動効果が現れ始める。ブレーキ効き始め位置とは、この
ときのブレーキペダルの踏込位置であり、本発明に従っ
てレバー比を漸減させる意味があるのは、ブレーキ効き
始め位置から踏込端位置の間なのである。すなわち、ブ
レーキ効き始め位置から始まる常用ブレーキ操作範囲で
はレバー比を、特別なレバー比変更手段を有しない通常
のブレーキ操作装置に比較して大きくし、踏込端位置に
近い強ブレーキ操作範囲では小さくするのである。
【0008】
【発明の効果】このようにすれば、常用ブレーキ操作範
囲では単位ストローク当たりの制動力変化が通常のブレ
ーキ操作装置におけるより小さくなるため、確実に所望
の減速度を得ることができ、また、踏込位置のふらつき
によって生じる減速度変化も小さくなって、コントロー
ル性が向上する。一方、強ブレーキ操作範囲ではレバー
比が次第に小さくなることによって、踏込みに伴う制動
力の増大勾配が通常のブレーキ操作装置におけるより大
きくなり、十分な剛性感を得ることができ、操作フィー
リングが向上する。なお、強ブレーキ時のレバー比の減
少に基づく所要ペダル踏力の増大を回避するため、ブレ
ーキ作動装置と出力部材との間にバキュームブースタ,
液圧ブースタ等の倍力装置を配設し、既に配設されてい
る場合には、その倍力装置の倍力率を増大させることが
望ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1,図2および図4において、10は
ブレーキペダルである。ブレーキペダル10のレバー部
12の基端には貫通穴14が形成されており、支持軸1
6が挿通されている。支持軸16はその両端において図
示しないブラケットに固定されている。また、レバー部
12の先端にはペダル部18が取り付けられており、運
転者によりペダル部18が踏み込まれることにより、レ
バー部12が支持軸16の軸線まわりに回動させられ
る。
【0010】レバー部12の長さ方向の中間部両側面か
らは支持軸16と平行に延びる係合ピン22の両端部が
突出させられており、それら両端部には、図4に示すよ
うにローラ24が相対回転可能に嵌合されている。ま
た、レバー部12にはヨーク状のカム部材26が相対移
動可能に係合させられている。カム部材26はカム部2
8とそのカム部28から延び出させられた一対のアーム
部30とを備えており、各アーム部30に形成された水
平方向に延びる長穴32に、ローラ24を介して係合ピ
ン22が嵌合されることにより、カム部材26とレバー
部12との水平方向の相対移動が許容され、垂直方向の
相対移動が防止されているのである。
【0011】カム部材26のカム部28の端面38に
は、出力部材たるプッシュロッド40の後端が固定され
ている。図1および図2に示すように、プッシュロッド
40の先端部は、液圧ブースタ42を介してブレーキ作
動装置たるマスタシリンダ44に接続されている。
【0012】また、カム部材26のカム部28の両アー
ム部30間には、レバー部12の側面48と当接可能な
カム面50が形成されている。図4に示すように、ブラ
ケットのブースタ42側の部分にはスプリングリテーナ
52が固定されており、レバー部12の係合穴54とス
プリングリテーナ52との間に引張コイルスプリング5
6が配設されることにより、側面48とカム面50との
離間が防止されている。
【0013】図1から明らかなようにカム面50は円弧
状を為しており、ブレーキペダル10が原位置にある状
態では、レバー部12の側面48とカム面50とは点P
において当接している。したがって、ペダル部18の中
心Oから支持軸16の軸心Qまでの長さをR、支持軸1
6の軸心Qから当接点Pまでの長さをr1 とすると、ブ
レーキペダル10が原位置にある状態でのブレーキ操作
装置全体のレバー比はほぼR/r1 である。
【0014】一方、ブレーキペダル10が踏込端位置に
ある状態では、側面48のカム面50との当接点Pの位
置が図2に示すように点P´へ移動する。したがって、
支持軸16の軸心Qから当接点P´までの長さをr2
すると、ブレーキペダル10が踏込端位置にある状態で
のブレーキ操作装置全体のレバー比はほぼR/r2 とな
り、r1 <r2 であるため、踏込端位置におけるレバー
比の方が小さくなる。
【0015】運転者によってブレーキペダル10が踏み
込まれれば、レバー部12の側面48が当接点Pにおい
てカム部材26のカム面50を押し、カム部材26を介
してプッシュロッド40に軸力が加えられる。それによ
り、プッシュロッド40が長手方向に移動してブースタ
42を作動させ、ブースタ42により倍力された作動力
がマスタシリンダ44に伝達される。
【0016】このときのレバー比の変化を図3に示す。
図から明らかなように、ブレーキペダル10の踏込開始
位置からブレーキ効き始め位置までのアイドル範囲、お
よび軽ブレーキ,中ブレーキ等の常用ブレーキ操作範囲
においては、レバー比が4.5から漸減するものの従来
に比較して大きくされているため、単位ストローク当た
りのマスタシリンダ液圧の増分が小さく、ペダルストロ
ーク誤差が吸収されて安定した減速度を得ることがで
き、ブレーキコントロール性が向上する。一方、強ブレ
ーキ時には、ペダル部18の踏込みに伴ってレバー比が
3.6まで減少させられるため、十分な剛性感を運転者
に与えることができ、操作フィーリングが向上する。な
お、強ブレーキ時には通常のブレーキ操作装置に比較し
て減速度の微妙な制御が困難となるが、強ブレーキ時に
は微妙な制御は要求されないのが普通であるため、差し
支えない。
【0017】本実施例においては、ブレーキペダル1
0,カム部材26およびプッシュロッド40によりブレ
ーキ操作装置が構成され、係合ピン22,ローラ24,
長穴32,カム面50,側面48および引張コイルスプ
リング56等によりレバー比変更装置が構成されている
のである。
【0018】本発明の別の実施例を図5に示す。なお、
前記実施例と同様の部材には同一の符号を付して、詳細
な説明は省略する。図から明らかなように、本実施例に
おいては、クレビス80の両アーム部82間にローラ8
4が回転可能に保持されている。両アーム部82の先端
部には貫通穴が形成されており、ローラ84に挿通され
た支持軸88が貫通穴に挿通された後、ブラケット90
に形成された長穴92にローラ94を介して移動可能に
保持されているのである。また、レバー部12に形成さ
れた係合穴96とクレビス80に突設されたスプリング
リテーナ98との間には引張コイルスプリング100が
配設され、レバー部12の側面48とローラ84の外周
面102との離間が防止されている。
【0019】ブレーキペダル10が原位置にある状態で
は、レバー部12の側面48がローラ84の外周面10
2と当接点Pにおいて当接しているが、運転者によりペ
ダル部18が踏み込まれることにより、レバー部12が
支持軸16まわりに回動して、側面48のローラ84と
の当接点Pが点P´へ移動して、支持軸16の軸心Qか
ら当接点P´までの距離r2 が長くなり、レバー比が漸
増させられる。
【0020】以上、本発明の2実施例について説明した
が、その他にも、当業者の知識に基づいて種々の変形,
改良を施した態様で、本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるブレーキ操作装置を示
す正面図(一部断面)である。
【図2】上記ブレーキ操作装置の図1とは別の作動状態
を示す正面図(一部断面)である。
【図3】上記ブレーキ操作装置のレバー比とペダルスト
ロークとの関係を示すグラフである。
【図4】上記ブレーキ操作装置の斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例であるブレーキ操作装置を
示す正面図である。
【符号の説明】
10 ブレーキペダル 12 レバー部 16 支持軸 18 ペダル部 26 カム部材 40 プッシュロッド 42 液圧ブースタ 44 マスタシリンダ 48 側面 50 カム面 80 クレビス 84 ローラ 98 外周面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸線まわりに回動可能なレバー部の一
    端にペダル部が取り付けられたブレーキペダルと、 先端部がブレーキ作動装置に接続され、後端部が前記ブ
    レーキペダルに連携させられた棒状の部材であって、前
    記ブレーキペダルの踏込みに伴って長手方向に移動する
    出力部材とを含むブレーキ操作装置において、 前記ブレーキペダルと出力部材との間に、当該ブレーキ
    操作装置全体のレバー比をブレーキペダルが少なくとも
    ブレーキ効き始め位置から踏込端位置に接近するにつれ
    て漸減させるレバー比変更装置を設けたことを特徴とす
    るブレーキ操作装置。
JP35583291A 1991-12-20 1991-12-20 ブレーキ操作装置 Pending JPH05170065A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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