JPH09290717A - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

パーキングブレーキ装置

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JPH09290717A
JPH09290717A JP10706496A JP10706496A JPH09290717A JP H09290717 A JPH09290717 A JP H09290717A JP 10706496 A JP10706496 A JP 10706496A JP 10706496 A JP10706496 A JP 10706496A JP H09290717 A JPH09290717 A JP H09290717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成とすることにより、作業効率の向
上とコストの低減とを可能としたパーキングブレーキ装
置を提供すること。 【解決手段】 ブレーキレバー11に一端を連結し他端
を制動部30に連結したケーブル14をブレーキレバー
11の回動により引っ張って制動部30にて制動作用が
得られるようにし、またブレーキレバー11を元の位置
に戻すことにより制動部30での制動作用が解除される
ようにしたパーキングブレーキ装置10において、ブレ
ーキレバー11に、ケーブル14の一端が連結されるカ
ムプレート12を相対的に回転可能に組付け、カムプレ
ート12がスプリング18によってブレーキレバー11
に対してケーブル14を引っ張る方向に回動付勢される
とともに、ブレーキレバー11がスプリング18によっ
てブレーキレバー11を元の位置に戻す方向に回動付勢
されるようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ
装置10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に装
着されているパーキングブレーキ装置に関し、より詳細
には、ケーブル自動調整機構を備えたパーキングブレー
キに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーキングブレーキ装置は、特開
平8−11687号公報に開示されるように、ブレーキ
レバーに一端を連結し他端を制動部に連結したケーブル
を前記ブレーキレバーの回動により引っ張って前記制動
部にて制動作用が得られるようにし、また前記ブレーキ
レバーを元の位置に戻すことにより前記制動部での制動
作用が解除されるようにしたパーキングブレーキ装置に
おいて、前記ブレーキレバーに、前記ケーブルの一端が
連結されるプレートを相対的に回転可能に組付けるとと
もに、該プレートに設けられた歯部に係合して前記プレ
ートを前記ブレーキレバーに対して前記ケーブルを引っ
張る方向にのみ回動可能に規制する爪部を組付け、前記
ブレーキレバーが第1付勢部材によって前記ブレーキレ
バーを元の位置に戻す方向に回動付勢され、前記プレー
トが第2付勢部材によって前記ブレーキレバーに対して
前記ケーブルを引っ張る方向に回動付勢されるようにし
たことを特徴とするパーキングブレーキ装置が知られて
いる。
【0003】この従来のパーキングブレーキ装置は、ブ
レーキレバーが元の位置から制動作用を得るべく第1付
勢部材の付勢力に抗して回動されると、ブレーキレバー
の爪部がプレートの歯部に係合することにより、ブレー
キレバーの回動に伴ってプレートも一体的に回動し、プ
レートが回動されることによりケーブルが引っ張られ、
制動部にて制動作用が得られる。
【0004】ブレーキレバーの踏み込みが解除される
と、ブレーキレバーは第1付勢部材の付勢力、及び、制
動部の復帰作用によって元の位置に戻される。
【0005】自動調整機構の作動としては、元位置にあ
るブレーキレバーに対してプレートが第2付勢部材によ
ってケーブルを引っ張る方向へ、歯部と爪部との係合位
置をずらされながら回動付勢され、ケーブルが第2付勢
部材の付勢力により引っ張られることにより、張力が、
爪部の歯部への係合位置に伴って、段階的に自動調整さ
れるようになる。即ち、一般にパーキングブレーキは、
パーキングブレーキを操作することによってケーブルが
伸びてしまい、そのままではパーキングブレーキレバー
の操作ストロークが変化するために操作性も変化し、
又、制動力が不安定になったり、作動不良が生じてしま
うが、自動調整機構によって、ケーブルの伸びが生じて
もパーキングブレーキレバーの操作ストロークをほぼ一
定にでき、ブレーキ制動力を安定させることができるも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパーキングブレーキ装置は、ブレーキレバーを
初期位置に復帰させる為の第1付勢部材と、プレートを
ケーブルを引っ張る方向に付勢する自動調整機構用の第
2付勢部材とを備えていることから、部品点数の増加に
よる組付工程における作業能率の低下と、コストの増加
を招いていた。
【0007】本発明は、簡素な構成とすることにより、
作業効率の向上とコストの低減とを可能としたパーキン
グブレーキ装置を提供することを、その技術的課題とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、ブレーキレバーに一端を連結し他端を制動部
に連結したケーブルを前記ブレーキレバーの回動により
引っ張って前記制動部にて制動作用が得られるように
し、また前記ブレーキレバーを元の位置に戻すことによ
り前記制動部での制動作用が解除されるようにしたパー
キングブレーキ装置において、前記ブレーキレバーに、
前記ケーブルの一端が連結されるカムプレートを相対的
に回転可能に組付け、前記カムプレートが付勢部材によ
って前記ブレーキレバーに対して前記ケーブルを引っ張
る方向に回動付勢されるとともに、前記ブレーキレバー
が前記付勢部材によって前記ブレーキレバーを元の位置
に戻す方向に回動付勢されるようにしたことを特徴とす
るパーキングブレーキ装置を構成した。
【0009】好ましくは、前記付勢部材の付勢方向を、
前記カムプレートを前記ブレーキレバーに対して前記ケ
ーブルを引っ張る方向と、前記ブレーキレバーを元の位
置に戻す方向とに分解する分解手段を備えたことを特徴
とするパーキングブレーキ装置が望ましい。
【0010】好ましくは、前記分解手段は、前記カムプ
レートに備えられた回動機能カム部と、前記ブレーキレ
バーに設けられたカム孔と、該カム孔に移動可能に組付
けられたカムフォロアとを有し、該カムフォロアを、前
記付勢部材により前記カムプレートに向けて付勢して前
記カムフォロアを前記カムプレートの回動機能カム部に
弾撥的に係合させるとともに、前記カム孔内でブレーキ
レバーに弾撥的に係合させることによって、前記カムプ
レートが前記付勢部材によって前記ブレーキレバーに対
して前記ケーブルを引っ張る方向に回動付勢されるとと
もに、前記ブレーキレバーが前記付勢部材によって前記
ブレーキレバーを元の位置に戻す方向に回動付勢される
ようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ装置が
望ましい。
【0011】好ましくは、前記回動機能カム部は、傾斜
部であることを特徴とするパーキングブレーキ装置が望
ましい。
【0012】請求項1のパーキングブレーキ装置は、ブ
レーキレバーの回動によりケーブルが引っ張られて制動
部にて制動作用が得られ、またブレーキレバーを元の位
置に戻すことにより制動部での制動作用が解除されるも
のであり、ブレーキレバーの踏み込みが解除されると、
ブレーキレバーは付勢部材の付勢力によって元の位置に
戻される。
【0013】自動調整機構の作動としては、ブレーキレ
バーに対してカムプレートが付勢部材によってケーブル
を引っ張る方向へ回動付勢され、ケーブルが付勢部材の
付勢力により引っ張られて張力が自動調整されるように
なる。
【0014】請求項2のパーキングブレーキ装置は、請
求項1の作用に加えて、分解手段により付勢部材の付勢
方向が、カムプレートをブレーキレバーに対してケーブ
ルを引っ張る方向と、ブレーキレバーを元の位置に戻す
方向とに分解されることにより、ブレーキレバーの踏み
込みが解除されると、ブレーキレバーは付勢部材の付勢
力によって元の位置に戻され、自動調整機構の作動とし
て、ブレーキレバーに対してカムプレートが付勢部材に
よってケーブルを引っ張る方向へ回動付勢され、ケーブ
ルが付勢部材の付勢力により引っ張られて張力が自動調
整されるようになる。
【0015】請求項3のパーキングブレーキ装置は、請
求項2の作用に加えて、ブレーキレバーの踏み込みが解
除されると、付勢部材によってカム孔内でブレーキレバ
ーに弾撥的に係合しているカムフォロアを介して、ブレ
ーキレバーは付勢部材の付勢力によって元の位置に戻さ
れる。
【0016】自動調整機構の作動としては、元位置にあ
るブレーキレバーに対して、付勢部材によって回動機能
カム部に弾撥的に係合しているカムフォロアを介して、
カムプレートが付勢部材によってケーブルを引っ張る方
向へ回動付勢され、ケーブルが付勢部材の付勢力により
引っ張られて張力が自動調整されるようになる。
【0017】請求項4のパーキングブレーキ装置は、請
求項3の作用に加えて、自動調整機構の作動としては、
元位置にあるブレーキレバーに対して、付勢部材によっ
て傾斜部である回動機能カム部に弾撥的に係合している
カムフォロアを介して、カムプレートが付勢部材によっ
てケーブルを引っ張る方向へ回動付勢され、ケーブルが
付勢部材の付勢力により引っ張られて張力が自動調整さ
れるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
具体的に説明する。
【0019】(実施の形態)図1は、本発明によるパー
キングブレーキ装置を、足踏み式のパーキングブレーキ
装置10に実施した例を示したものであり、図2は、図
1のパーキングブレーキ装置10が踏み込み込まれた状
態を示した図であり、図3は、図1のパーキングブレー
キ装置10が最大に踏み込み込まれた状態を示した図で
あり、図4は、図1のパーキングブレーキ装置10の自
動調整機構の作動状態を示した図である。このパーキン
グブレーキ装置10においては足踏み操作されるブレー
キレバー(ペダル)11の一側にカムプレート12が組
付けられている。カムプレート12は、回動機能カム部
(傾斜カム面)12aを有していて、ブレーキレバー1
1を回動可能に軸支する支持軸13に回転可能に組付け
られており、ブレーキレバー11に対して回転可能に組
付けられていて、車体に固着される支持ブラケット19
に一体的に形成したストッパ19aとの当接によって図
示反時計方向への回転が規制されるようになっている。
また、このカムプレート12にはケーブル14の一端が
連結ブラケット15と連結ピン16を介して連結される
とともに、カムフォロア(ローラー)17が係合してい
る。なお、ケーブル14の他端は周知のように制動部3
0に連結されていて、ブレーキレバー11が図示時計方
向に回動されることによりケーブル14が引っ張られて
制動部30にて制動作用が得られるようになっている。
【0020】カムフォロア17は、ブレーキレバー11
に設けたカム長孔11aに移動可能に設けられていて、
スプリング18の付勢力によりブレーキレバー11に係
合しつつカム長孔11aに沿ってカムプレート12に向
けて移動されて回動機能カム部12aにも弾撥的に係合
しており、ブレーキレバー11がカムフォロア17を介
してスプリング18によって元位置に復帰する方向(図
示反時計方向)に回動付勢されるようにしてあるととも
に、カムプレート12がカムフォロア17を介してスプ
リング18によってブレーキレバー11に対してケーブ
ル14を引っ張る方向(図示時計方向)に回動付勢され
るようにしてある。
【0021】即ち、スプリング18の付勢方向を、カム
プレート12をブレーキレバー11に対してケーブル1
4を引っ張る方向(図示時計方向)と、ブレーキレバー
11を元の位置に戻す方向(図示反時計方向)とに分解
する分解手段は、カムフォロア17、カム長孔11a、
回動機能カム部12aとから構成され、カム長孔11a
は、支持軸13の略径方向、即ち、ほぼ支点である支持
軸13と力点であるブレーキレバー11のペダル部11
bとを結ぶ方向に延在され、回動機能カム部12aは、
図1中において、カム長孔11aの支持軸13に向かう
延在方向に対して左下がりの傾斜面を呈しており、カム
長孔11aと、回動機能カム部12aの傾斜方向及び傾
斜角と、スプリング18とは、ブレーキレバー11が元
位置に回動されるように、更に、カムプレート12がケ
ーブル14を引っ張る方向に回動されるように、それぞ
れ設定及び配設されている。
【0022】また、本実施の形態のパーキングブレーキ
装置10においては、ブレーキレバー11に扇形のラチ
ェット21が固着され、ブレーキレバー11と支持ブラ
ケット19との間にエアシリンダ22が介装され、支持
ブラケット19にポール23とレリーズレバー24がそ
れぞれピン23、24を支持軸として回動可能に組付ら
れている。ポール23は、スプリング25によって図示
時計方向に付勢されていて、係合端部23bでもってラ
チェット21に係脱可能となっている。レリーズレバー
24は、ポール23に係合する係合端部24aを介して
ポール23を図示反時計方向へ回動させるものであり、
スプリング26によって図示時計方向に付勢されてい
て、先端にてレリーズケーブルを介してレリーズノブ
(共に図示省略)に連結されており、レリーズノブを引
くことによりレリーズレバー24が図示反時計方向に回
動されるようになっている。また、支持ブラケット19
には、ブレーキレバー11の復帰位置(元位置)を規定
するゴムストッパ27が取付けられていて、このゴムス
トッパ27にはスイッチ28が内蔵されている。
【0023】上記のように構成した本実施の形態におい
ては、図1〜図4にて示したようにブレーキレバー11
が踏み込まれることにより、ブレーキレバー11が、ポ
ール23の係合端部23bをラチェット21の歯によっ
て図示反時計方向に向かって押し上げつつ、スプリング
18の付勢力に抗して図示時計方向に回動されると、カ
ムフォロア17がブレーキレバー11と略一体的に移動
されることによってカムプレート12の回動機能カム部
12aを押し、カムフォロア17を介してカムプレート
12がブレーキレバー11と略一体的に図示時計方向に
回動されてケーブル14が引っ張られ、制動部30にて
制動作用が得られる。
【0024】図3に示したように、ブレーキレバー11
が最大に踏み込まれて、ブレーキレバー11の踏み込み
が解除されると、ポール23がスプリング25によって
図示時計方向に回動されてラチェット21とポール23
の係合端部23bが係合され、ブレーキレバー11の踏
み込みを解除しても、ブレーキレバー11は踏み込まれ
た状態に保持され、制動部30での制動作用が維持され
る。
【0025】かかる状態(パーキングブレーキ作動状
態)は、レリーズノブを引いてレリーズレバー24を図
示反時計方向に回動させることにより解除できるように
なっており、このときにはレリーズレバー24の係合端
部24aによってポール23が図示反時計方向に回動さ
れてポール23の係合端部23bとラチェット21との
係合が解かれ、ブレーキレバー11は、スプリング18
によってカム長孔11a内でブレーキレバー11に弾撥
的に係合しているカムフォロア17を介して、スプリン
グ18の付勢力、及び、制動部30の復帰作用によって
元の位置に戻されることになり、即ち、ブレーキレバー
11、ケーブル14等がスプリング18、及び、エアシ
リンダ22や制動部30の復帰作用によって図1に示し
た元位置に戻されることになる。
【0026】自動調整機構の作動としては、図4に示し
たように、元位置にあるブレーキレバー11に対して、
スプリング18によって回動機能カム部12aに弾撥的
に係合しているカムフォロア17を介して、カムプレー
ト12がスプリング18によってケーブル14を引っ張
る方向へ回動付勢され、即ち、カムフォロア17がカム
プレート12の回動機能カム部12aを押し、カムプレ
ート12が図示時計方向に回動され、ケーブル14がス
プリング18のバネ力により引っ張られて張力が無段階
に自動調整されるようになる。
【0027】以上説明したように、本実施の形態のパー
キングブレーキ装置10によれば、ブレーキレバー11
の元位置への付勢と、ケーブル14の自動調整の為の付
勢とを、スプリング18によって行うことから、ブレー
キレバーの元位置への復帰用とケーブルの自動調整用と
にそれぞれスプリングを配設する必要がなく、従って、
部品点数を削減でき、パーキングブレーキ装置の組付工
程時においては組付作業の簡略化を可能とし、コストも
削減可能とするパーキングブレーキ装置を提供すること
を可能としている。
【0028】又、本実施の形態のパーキングブレーキ装
置10によれば、分解手段を構成するカム長孔11aと
回動機能カム部12aとカムフォロア17とにより、ス
プリング18の付勢方向を、カムプレート12をブレー
キレバー11に対してケーブル14を引っ張る方向(図
示時計方向)と、ブレーキレバー11を元の位置に戻す
方向(図示反時計方向)とに分解し、ブレーキレバー1
1の元位置への付勢と、ケーブル14の自動調整の為の
付勢とを、スプリング18によって行うことを可能とし
ている。
【0029】又、本実施の形態のパーキングブレーキ装
置10によれば、ブレーキレバー11とカムプレート1
2との係合がカムフォロア17を介して行われることか
ら、カムフォロア17は、ブレーキレバー11とスプリ
ング18との係合部材であり、カムプレート12とスプ
リング18との係合部材であるとともに、ブレーキレバ
ー11とカムプレート12との係合部材でもあることか
ら、ブレーキレバー11とカムプレート12との係合部
材を他に必要としない。
【0030】又、本実施の形態のパーキングブレーキ装
置10によれば、自動調整機構は、無段階の自動調整機
構であることから、細かなケーブル14の伸びに対して
も確実に対応することを可能としている。
【0031】本実施の形態においては、カムフォロア1
7とスプリング18とが別部材とされているが、特にこ
の構成に限定するものではなく、例えば、スプリングと
カムフォロアが一体成形された本発明のパーキングブレ
ーキ装置においても同様の作用効果が得られる。
【0032】又、本実施の形態においては、カムフォロ
ア17は、ローラー状を呈しているが、特にこの形状に
限定するものでない事は言うまでもない。
【0033】上記実施の形態は、本発明によるパーキン
グブレーキ装置を足踏み式パーキングブレーキ装置に実
施した例であるが、本発明によるパーキングブレーキ装
置は手動式のパーキングブレーキ装置にも同様に実施で
きるものである。
【0034】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ブレーキレバーの元位置への付勢と、ケーブル
の自動調整の為の付勢とを、一つの付勢部材によって行
うことから、ブレーキレバーの元位置への復帰用とケー
ブルの自動調整用とにそれぞれ付勢部材を配設する必要
がない簡素な構成とし、従って、部品点数を削減でき、
パーキングブレーキ装置の組付工程時においては組付作
業の簡略化、及び作業効率の向上を可能とし、コストも
削減可能とするパーキングブレーキ装置を提供すること
を可能としている。
【0036】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、一つの付勢部材からブレーキレバーの
元位置への付勢力と、ケーブルの自動調整の為の付勢力
とを得るためのより良い形態を示している。
【0037】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加えて、分解手段のより良い形態を、即ち、付
勢部材とブレーキレバーとの係合、及び、付勢部材とカ
ムプレートとの係合のよりよい形態を示している。
【0038】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、回動機能カム部のよりよい形態を示し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のパーキングブレーキ装置の断面
図。
【図2】図1のパーキングブレーキ装置の踏み込まれた
状態の断面図。
【図3】図1のパーキングブレーキ装置の最大に踏み込
まれた状態の断面図。
【図4】図1のパーキングブレーキ装置の自動調整機構
の作動状態時の断面図。
【符号の説明】
10 パーキングブレーキ装置 11 ブレーキレバー 11a カム長
孔 12 カムプレート 12a 回動機
能カム部 14 ケーブル 17 カムフォロア 18 スプリング 30 制動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキレバーに一端を連結し他端を制
    動部に連結したケーブルを前記ブレーキレバーの回動に
    より引っ張って前記制動部にて制動作用が得られるよう
    にし、また前記ブレーキレバーを元の位置に戻すことに
    より前記制動部での制動作用が解除されるようにしたパ
    ーキングブレーキ装置において、前記ブレーキレバー
    に、前記ケーブルの一端が連結されるカムプレートを相
    対的に回転可能に組付け、前記カムプレートが付勢部材
    によって前記ブレーキレバーに対して前記ケーブルを引
    っ張る方向に回動付勢されるとともに、前記ブレーキレ
    バーが前記付勢部材によって前記ブレーキレバーを元の
    位置に戻す方向に回動付勢されるようにしたことを特徴
    とするパーキングブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材の付勢方向を、前記カムプ
    レートを前記ブレーキレバーに対して前記ケーブルを引
    っ張る方向と、前記ブレーキレバーを元の位置に戻す方
    向とに分解する分解手段を備えたことを特徴とする請求
    項1のパーキングブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記分解手段は、前記カムプレートに備
    えられた回動機能カム部と、前記ブレーキレバーに設け
    られたカム孔と、該カム孔に移動可能に組付けられたカ
    ムフォロアとを有し、該カムフォロアを、前記付勢部材
    により前記カムプレートに向けて付勢して前記カムフォ
    ロアを前記カムプレートの回動機能カム部に弾撥的に係
    合させるとともに、前記カム孔内でブレーキレバーに弾
    撥的に係合させることによって、前記カムプレートが前
    記付勢部材によって前記ブレーキレバーに対して前記ケ
    ーブルを引っ張る方向に回動付勢されるとともに、前記
    ブレーキレバーが前記付勢部材によって前記ブレーキレ
    バーを元の位置に戻す方向に回動付勢されるようにした
    ことを特徴とする請求項2のパーキングブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記回動機能カム部は、傾斜部であるこ
    とを特徴とする請求項3のパーキングブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101767A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Otsuka Koki Co Ltd パーキングブレーキ装置

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