JPH05304921A - 自動製麺装置 - Google Patents

自動製麺装置

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Publication number
JPH05304921A
JPH05304921A JP4137737A JP13773792A JPH05304921A JP H05304921 A JPH05304921 A JP H05304921A JP 4137737 A JP4137737 A JP 4137737A JP 13773792 A JP13773792 A JP 13773792A JP H05304921 A JPH05304921 A JP H05304921A
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JP
Japan
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noodle
shell powder
noodle dough
dough
collapsing
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JP4137737A
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English (en)
Inventor
Katsuki Inoue
勝喜 井上
Kazuhiko Takano
和彦 高野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造で麺生地の練り効果を高めることが
でき、しかも、練り効果の異なる麺を容易に形成するこ
とができるようにする。 【構成】殻粉混和手段50と麺生地圧延手段70との間
に、殻粉混和手段にて生成されたソボロ状の麺生地を押
し潰す麺生地崩潰手段100を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば「うどん」、
「そば」あるいは「ラーメン」などの麺類を自動的に製
麺するために用いられる自動製麺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動製麺装置において
は、本出願人が先に出願し公開された特開平3−201
958号公報に開示してなる構成を有するものがある。
【0003】このような先願発明における自動製麺装
置、特に、殻粉混和手段としてのミキサーにより殻粉を
捏水と共に撹拌してソボロ状に生成した麺生地を麺帯に
形成する麺生地圧延手段では、装置全体の小型化と、メ
ンテナンス性から圧延ローラ対を一段または2段に配置
しているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先願発明の麺生地圧延手段にあっては、ミキサーにて
生成された麺生地の練り効果が弱いために、「そば」等
の麺類では茹で上がりが早いという利点があるものの、
グルテン生成が不充分で、麺の密度が小さく、しかも、
短時間で製麺していることから、捏水が殻粉に充分に浸
透(水和)せず、これによって、「うどん」や「ラーメ
ン」などのように麺の腰を重視するものでは、腰が弱く
て茹で延びし易く、切れ易いなどという問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、簡単な構造で麺生地の
練り効果を高めることができ、しかも、練り効果の異な
る麺を容易に形成することができるようにした自動製麺
機の麺生地圧延装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、装置本体と、この装置本体上に設置
されかつホッパ部内に貯蔵された穀粉を回転駆動機構部
を介して定量供給する殻粉定量供給手段と、この殻粉定
量供給手段にて定量供給された殻粉をミキサーにより捏
水と共に撹拌してソボロ状の麺生地に生成する殻粉混和
手段と、この殻粉混和手段にて生成された麺生地を圧延
ローラ間に供給し圧延して麺帯に形成する麺生地圧延手
段と、この麺生地圧延手段にて圧延された麺帯を切刃ロ
ーラ間に供給し切断して麺線に形成する麺帯切断手段と
を具備した自動製麺装置において、前記殻粉混和手段と
麺生地圧延手段との間に、前記殻粉混和手段にて生成さ
れたソボロ状の麺生地を押し潰す麺生地崩潰手段を設け
てなる構成を有することを特徴としたものである。
【0007】
【作用】すなわち、本発明は、上記の構成を採用するこ
とにより、殻粉混和手段と麺生地圧延手段との間に、殻
粉混和手段にて生成されたソボロ状の麺生地を押し潰す
麺生地崩潰手段を設けてなるために、殻粉への捏水の水
和が促進されて、均一な麺生地になり、麺生地の圧潰で
グリテン生成が助長され、これによって、簡単な構造で
麺生地の練り効果が高められるとともに、麺線の繋がり
が良くなる。
【0008】また、麺生地崩潰手段は、着脱可能にユニ
ット化された一対の圧潰ローラからなるために、清掃が
容易で、しかも、麺生地崩潰手段の取外しによって、
「そば」などの練り効果の少ない麺類の製麺にも容易に
対応可能になる。
【0009】さらに、麺生地崩潰手段の圧潰ローラ間の
圧潰間隔を調整可能にしてなるために、顧客の個のみに
応じた腰の強い麺の製麺が容易に行なえる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明すると、図1及び図2は本発明に係る殻粉混和
手段としてのミキサーが取り付けられた自動製麺機の全
体構成をそれぞれ概略的に示すもので、図中1は装置本
体である。
【0011】この装置本体1の天板2上には、殻粉Pを
貯蔵してなる殻粉定量供給手段10が設置されている。
【0012】この殻粉定量供給手段10は、図3、図
4、図5及び図6に示すように、上端開口部が蓋板11
にて蓋施された透明な円筒状のホッパ部12と、このホ
ッパ部12内を上層貯蔵部12aと下層貯蔵部12bと
に間仕切するように配置されてネジ13,13にて固定
された仕切板14と、この仕切板14で間仕切されたホ
ッパ部12の下層貯蔵部12b側の底部がネジ15,1
5を介して組付け支持される支持台部16と、この支持
台部16上の前記下層貯蔵部12b内の穀粉Pを穀粉落
下口17を介して後述する殻粉混和手段50のミキサー
51内に定量供給する回転駆動機構部18とで分解組立
可能にユニット化されて構成されている。
【0013】前記仕切板14は、前記ホッパ部12の上
層貯蔵部12aに貯蔵された殻粉Pの重量が下層貯蔵部
12bの殻粉Pに加わって、その殻粉Pの密度が変化す
るのを防止してなるもので、その外周部には、前記上層
貯蔵部12aに貯蔵された殻粉Pを下層貯蔵部12bに
落下供給する複数個の開口部14a・・・が設けられて
いる。
【0014】そして、前記穀粉Pを定量供給する回転駆
動機構部18は、前記支持台部16の内底面に着脱自在
に敷設されかつ前記支持台部16に設けた殻粉落下口1
7に対応する殻粉落下口19aを有するステンレス製の
滑走板19と、この滑走板19上に摺動自在に配置され
た回転体20と、この回転体20の外周部に突出状態で
等間隔に組み付けて定容積を有する桝部21aを形成し
てなる複数個のステンレス製の板バネ部材からなる回転
指21と、前記回転体20上の中心部に同期回転するよ
うに着脱自在に組み付けられかつその頭部22aを前記
ホッパ部12内の上層貯蔵部12a内に臨ませた撹拌体
22と、この撹拌体22の頭部22aの外周部に前記仕
切板14の上方の殻粉Pを掻き分けるように突設した複
数本(図示の実施例では3本)の撹拌棒23と、前記支
持台部16に設けた殻粉落下口17に対応する位置の前
記回転指21の上部に配置した遮蔽板24とから構成さ
れている。
【0015】この遮蔽板24は、殻粉Pが前記殻粉落下
口17から直接落下するのを防止するようになっている
とともに、その一部を、前記回転体20の外周部に突設
した板バネ部材からなる回転指21が、前記支持台部1
6の殻粉落下口17上を通過する際に接触するように下
方に折り曲げらることにより、突起片部25が形成され
ている。
【0016】前記回転駆動機構部18の回転体20は、
前記支持台部16の中心軸部にベアリング26により回
転自在に軸支されて前記ホッパ部12内の下層貯蔵部1
2b内に臨ませてなる回転軸27の上端部27aに着脱
可能に係合させて組み付けることにより動力が伝達され
るようになっていて、この回転軸27の下端部27bに
は、前記支持台部16の下方に突出させて後述する動力
伝達手段としての第1の駆動モータ33の駆動ギヤ34
に噛合する従動ギヤ28が設けられている。
【0017】また、前記支持台部16の対角線上の一方
の隅部には、位置決め用としての案内溝29が平面V字
型に切欠形成されていて、この案内溝29には、前記装
置本体1の天板2上に突設した位置決めピン3が係合す
るようになっている。
【0018】さらに、前記支持台部16に設けた案内溝
29に対向する対角線上の他方の隅部には、固定ノブ3
0が設けられていて、この固定ノブ30の雄ネジ部31
は、前記装置本体1の天板2上に設けたネジ孔4に螺合
可能になっている。
【0019】なお、図中32,32は前記支持台部16
上の両側部に設けた取手で、この取手32,32を両手
で握持することにより、ユニット化された殻粉定量供給
手段10全体を持ち上げ可能になっている。
【0020】一方、前記装置本体1の天板2の裏面に
は、動力伝達手段としての第1の駆動モータ33が取り
付けられていて、この駆動モータ33の駆動ギヤ34
は、前記装置本体1の天板2上に突出させてある。
【0021】すなわち、前記殻粉定量供給手段10を装
置本体1の天板2上に設置するには、支持台部16に設
けた取手32,32を両手で握持して持ち上げることに
より、殻粉定量供給手段10を装置本体1の天板2上に
載置する。
【0022】次いで、支持台部16に設けた案内溝29
を装置本体1の天板2上に突設した位置決めピン3に係
合させるとともに、固定ノブ30の雄ネジ部31を装置
本体1の天板2上に設けたネジ孔4に螺合させることに
より、殻粉定量供給手段10を装置本体1の天板2上に
着脱可能に位置決め固定すると同時に、回転駆動機構部
18の回転軸27に設けた従動ギヤ28を、第1の駆動
モータ33の駆動ギヤ34に噛合させるように取り付け
てなるものである。
【0023】このようにして、装置本体1の天板2上に
設置された殻粉定量供給手段10は、駆動モータ33の
駆動によって回転軸27を介して回転駆動機構部18の
回転体20及び撹拌体22が同期回転し、撹拌体22の
頭部22aに設けた撹拌棒23により、ホッパ部12内
の仕切板14の上方の上層貯蔵部12aに貯蔵された殻
粉Pは、掻き分けながら仕切板14の外周部に開口した
開口部14aからホッパ部12内の仕切板14の下方の
下層貯蔵部12bに落下し、回転体20の外周部に板バ
ネ部材からなる回転指21にて形成された桝部21aに
入り込む。
【0024】これらの桝部21aに定量毎入り込んだ殻
粉Pは、図7に示すように、回転体20の回転と共に支
持台部16の内底面に敷設された滑走板19上を回転搬
送され、滑走板19の殻粉落下口19aに来ると自重に
より落下し、この滑走板19の殻粉落下口19aに対応
する支持台部16の殻粉落下口17から殻粉Pが前記装
置本体1の天板2上に設けたシュータ5を介して後述す
る殻粉混和手段50のミキサー51内に定量供給し得る
ようになっている。
【0025】このとき、回転体20の外周部に設けた板
バネ部材からなる回転指21は、殻粉Pの滑走板19の
殻粉落下口19aへの自重による落下とほぼ同時に、支
持台部16の殻粉落下口17の上部に設けた遮蔽板24
の突起片部25に接触して撓み、かつ、回転体20の回
転移動により遮蔽板24の突起片部25から弾性的に開
放されて振動し、これによって、回転体20の外周と回
転指21とで形成された桝部21aの周囲に付着してい
る殻粉Pは、完全に振り落されるために、後述するミキ
サー51内への供給量の精度が高められる。
【0026】この場合、前記ミキサー51への殻粉Pの
供給量の調整は、1個分の定容積の桝部21aに収容さ
れた殻粉Pの量を単位量とし、回転体20を回転して滑
走板19の殻粉落下口19aへ対応位置させる桝部21
aの数により設定できるものである。
【0027】したがって、回転体20の回転時間をタイ
マーにより設定して、所定数の桝部21aを前記落下口
19aに順次に対応位置させれば、所定量の殻粉Pをミ
キサー51へ供給することができる。
【0028】また、他の方法としては、例えば回転体2
0の回動による桝部21aの移動を検知センサ(図示せ
ず)により検知可能にし、回転体20の回転によって落
下口19aに対応位置する桝部21aの個数を設定する
ことにより、所定量の殻粉Pをミキサー51へ供給する
ことができる。
【0029】図中40は前記殻粉定量供給手段10を構
成する支持台部16上に設置した殻粉Pの種類を判別す
る粉種判別手段で、この粉種判別手段40は、各々の粉
種に適応したプログラムで、前記殻粉定量供給手段1
0、後述する殻粉混和手段50及び麺生地圧延手段70
の駆動系を制御し得るようになっている。
【0030】そして、上記した殻粉混和手段50は、図
8に示すように、前記穀粉定量供給手段10から定量供
給された殻粉Pを捏水Wと共に撹拌してソボロ状の麺生
地に生成するミキサー51を備え、このミキサー51
は、混練体52と、この混練体52が軸方向に回転自在
に挿入されるシリンダ53とで互いに分離可能にユニッ
ト化されて組合せ構成されている。
【0031】このシリンダ53には、前記混練体52と
の間に殻粉P及び捏水Wを供給する殻粉供給口54A及
び捏水供給口55と、麺生地排出口54Bが設けられて
いて、前記殻粉供給口54Aには、前記殻粉定量供給手
段10の支持台部16の殻粉落下口17から定量供給さ
れる殻粉Pを受けるシュータ5が臨み、また、前記捏水
供給口55には、後述する捏水Wの給水手段92に接続
された捏水噴射ノズル96が臨み、さらに、前記麺生地
排出口54Bは、後述する麺生地圧延手段70の麺生地
蓄積部71に臨ませている。
【0032】前記ミキサー51は、図9に示すように、
前記装置本体1の天板2の裏面側に左右に対向させて固
定してなる固定支持アーム56とブラケット57との間
に配置され、これらのブラケット57と固定支持アーム
56との間には、前記装置本体1の前後方向に対する左
右方向に相当する軸方向に一対のガイドレール58,5
8が平行させて設けられている。
【0033】このガイドレール58,58には、前記ブ
ラケット57との間に設けたスプリング58A,58A
にて常に前記固定支持アーム56側に付勢力された可動
支持アーム59がスライド自在に設けられ、この可動支
持アーム59には、一端60aが前記装置本体1の固定
フレーム1aに軸支された揺動レバー60が偏心カラー
61を介して前記ガイドレール58,58の直下の直交
方向に挿通されているとともに、この揺動レバー60の
他端60bに設けた操作ノブ60Aの回動により、前記
揺動レバー60を僅かに偏心上昇させて前記ガイドレー
ル58,58に接触させることによりロック可能になっ
ている。
【0034】また、前記ミキサー51を構成する混練体
52の両端部には、先細で太い位置決め用のテーパ軸5
2A,52Aが回転中心軸に、かつ、そのテーパ軸52
A,52Aに対して径方向の外周には、少なくとも1本
(図示の実施例では2本)の先細で細い動力伝達用のテ
ーパピン52B,52Bが突出形成されている。
【0035】一方、前記固定支持アーム56内には、駆
動回転体62が回転自在に軸支され、この駆動回転体6
2は、プーリ63及びVベルト64を介して第2の駆動
モータ65により回転駆動するようになっているととも
に、前記駆動回転体62の回転中心軸上に対向する前記
可動支持アーム59内には、従動回転体66が回転自在
に軸支されている。
【0036】そして、前記固定支持アーム56及び可動
支持アーム59にそれぞれ軸支された駆動回転体62及
び従動回転体66には、図10及び図11に示すよう
に、前記混練体52の両端部に突出させたテーパ軸52
Aとテーパピン52B,52Bが嵌合するテーパ穴67
A及び環状係合溝67Bが設けられていて、この環状係
合溝67B内には、テーパピン52B,52Bが円周方
向に係止するストッパとしてのスプリングピン68,6
8が設けられている。
【0037】すなわち、前記ミキサー51を装置本体1
内に取り付けるには、混練体52の両端部の回転中心軸
に突出させたテーパ軸52Aを固定支持アーム56及び
可動支持アーム59に軸支された駆動回転体62及び従
動回転体66のテーパ穴67A,67Aにそれぞれ差し
込み嵌合させることにより位置決めし、かつ、そのテー
パピン52B,52Bを前記駆動回転体62及び従動回
転体66の環状係合溝67B内に遊嵌状態で差し込み係
合させて、前記第2の駆動モータ65による動力の伝達
を可能にしてなる一方、前記シリンダ53の両端を固定
支持アーム56及び可動支持アーム59間に着脱自在に
嵌合させて組み付け、この状態で、揺動レバー60の操
作により可動支持アーム59を固定支持アーム56側の
前方に移動させてロックすることにより、前記固定支持
アーム56と可動支持アーム59間に前記ミキサー51
をスプリング58A,58Aの付勢力と共に挾持状態で
支持し得るようになっている。
【0038】しかして、前記ミキサー51を装置本体1
内から取外すには、揺動レバー60の操作ノブ60Aを
回動させることによりロック状態を解除し、揺動レバー
60の一端60aを支点として、揺動レバー60を後方
に移動させると、可動支持アーム59がスプリング58
A,58Aの付勢力に抗してガイドレール58,58に
沿って後方にスライドし、ミキサー51の一端部から離
れる。
【0039】この状態で、前記ミキサー51を握持して
後方に移動させると、前記ミキサー51の他端部が固定
支持アーム56から離れ、前記ミキサー51を取外すこ
とが可能になるとともに、混練体52をリンダ53内か
ら容易に引き抜くことが可能になるために、これらの交
換及び清掃が簡便にかつ容易に行なえる。
【0040】このようにして、前記殻粉混和手段50に
てソボロ状に生成されて麺生地排出口54Bから排出さ
れた麺生地は、前記殻粉混和手段50の下方に設置され
た麺生地圧延手段70の麺生地供給口71に供給され
る。
【0041】この麺生地圧延手段70の麺生地供給口7
1、すなわち、前記殻粉混和手段50と麺生地圧延手段
70との間には、図1に示すように、麺生地崩潰手段1
00が設けられていて、この麺生地崩潰手段100は、
図12に示すように、ステー101,101が架設され
た左右一対の支持枠102,102間に一対の圧潰ロー
ラ103,104を軸支してユニット化してなるととも
に、これら圧潰ローラ103,104の表面は、波形に
形成されて互いに凹凸係合させてなる構成を有する。
【0042】そして、前記各々の圧潰ローラ103,1
04は、ギヤ105A,105Bを介して互いに噛合
し、チェーベルト106を介して第3の駆動モータ10
7にて回転駆動する駆動軸107Aに一方の圧潰ローラ
103の回転軸103Aを係脱可能にすることにより同
期回転するようになっているとともに、前記ユニット化
された麺生地崩潰手段100は、前記麺生地圧延手段7
0の麺生地供給口71に着脱自在になっている。
【0043】また、前記圧潰ローラ103,104の回
転軸103A,104Aの両端部間には、スプリング1
08,108が互いに離間する方向に付勢させて設けら
れている一方、前記他方の圧潰ローラ104の回転軸1
04Aの両端部には、調整ネジ109,109が設けら
れ、これらの調整ネジ109,109の回動操作によ
り、前記両圧潰ローラ103,104間の圧潰間隔を調
整可能にしている。
【0044】すなわち、前記麺生地崩潰手段100は、
前記殻粉混和手段50にてソボロ状に生成された麺生地
の一粒一粒を両圧潰ローラ103,104間にて押し潰
すことにより、殻粉と捏水との水和を促進させるように
なっているもので、この麺生地崩潰手段100の下部に
は、図1に示すように、例えば鉄またはステンレス鋼等
からなる硬質なローラ素材の表面にイオン窒化処理を施
してなる第1の圧延ローラ72と第2の圧延ローラ73
とを対峙させた麺生地圧延手段70が設けられている。
【0045】これら第1及び第2の圧延ローラ72,7
3は、前記装置本体1内に固定された固定枠81,82
間に回転自在に軸支され、かつ、前記第1の圧延ローラ
72は、チェーンベルト74を介して第4の駆動モータ
75により回転駆動するようになっているとともに、前
記第1の圧延ローラ72と第2の圧延ローラ73とは、
図示しないギヤを介して互いに噛合し、同期回転するよ
うになっている。
【0046】また、前記第2の圧延ローラ73の支軸7
3aは、前記装置本体1内に固定された支持枠81,8
2間に軸83を介して前記第1の圧延ローラ72から離
間する方向の前後方向に傾倒回動可能な回動支持アーム
84に回転自在に軸支されている。
【0047】さらに、図中85は前記回動支持アーム8
4を支持する開閉レバーで、この開閉レバー85を上方
へ回動させることにより、前記回動支持アーム84の支
持状態を開放可能にするとともに、その先端部に螺合さ
せて設けたストッパを兼ねる調整ダイヤル86を回転さ
せることにより、前記回動支持アーム84を前後方向に
傾倒回動させ、これによって、第1及び第2の圧延ロー
ラ72,73との隙間の微調整(調整幅:1〜3mm)を
可能にし、麺帯の厚さを調整し得るようになっている。
【0048】すなわち、前記殻粉混和手段50にてソボ
ロ状に生成された麺生地が麺生地圧延手段70の麺生地
供給口71に着脱自在に配置した麺生地崩潰手段100
の両圧潰ローラ103,104間に供給されると、麺生
地は、一粒一粒を押し潰されて第1及び第2の圧延ロー
ラ72,73間に巻き込まれ圧延されて麺帯が形成さ
れ、その下流側に配置した麺帯切断手段87へ排出供給
される。
【0049】さらに、前記麺帯切断手段87は、一対の
切刃ローラ88、89からなり、この一対の切刃ローラ
88、89間に前記麺生地圧延手段70により圧延され
た麺帯を供給して麺線に切断した後、この麺線を麺線搬
送手段としてのチェーンコンベア91上に落下させて、
前記装置本体1の前面側排出口に向け排出させるように
なっているもので、前記麺帯切断手段87の切刃ローラ
88、89及び麺線搬送手段のチェーンコンベア91の
駆動は、前記麺生地圧延手段70の第1の圧延ローラ7
2を駆動する第4の駆動モータ75にて同時に行なわれ
る。
【0050】なお、図中92は前記ミキサー51に捏水
Wを供給する捏水給水手段で、この捏水給水手段92
は、水タンク93内に収容された捏水Wをポンプ94及
びフローレギュレータ95を介して前記ミキサー51に
臨ませた捏水噴射ノズル96に供給するようになってい
る。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、殻粉混和手段と麺生地圧延手段との間に、殻粉混和
手段にて生成されたソボロ状の麺生地を押し潰す麺生地
崩潰手段を設けてなることから、殻粉への捏水の水和を
促進させることができ、均一な麺生地を生成することが
できるとともに、麺生地の圧潰でグリテン生成を助長さ
せることができ、これによって、簡単な構造で麺生地の
練り効果を高め、麺線の繋がりを良することができる。
【0052】また、麺生地崩潰手段は、着脱可能にユニ
ット化された一対の圧潰ローラからなるために、清掃が
容易で、しかも、麺生地崩潰手段の取外しによって、
「そば」などの練り効果の少ない麺類の製麺にも容易に
対応することができる。
【0053】さらに、麺生地崩潰手段の圧潰ローラ間の
崩潰間隔を調整可能にしてなるために、顧客の好みに応
じた腰の強い麺の製麺を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動製麺装置の一実施例を示す全
体構成の概略的縦断側面図。
【図2】同じく製麺装置の全体構成を示す概略的縦断正
面図。
【図3】同じく殻粉定量供給手段の要部拡大概略的縦断
正面図。
【図4】同じく殻粉定量供給手段の要部拡大概略的縦断
側面図。
【図5】同じく殻粉定量供給手段の要部拡大概略的横断
平面図。
【図6】同じく殻粉定量供給手段の概略的分解斜視図。
【図7】同じく殻粉定量供給手段の概略的要部拡大平面
図。
【図8】同じく殻粉混和手段のミキサー取付状態を示す
縦断正面図。
【図9】同じく殻粉混和手段のミキサー取付状態を示す
平面図。
【図10】同じく殻粉混和手段のミキサー取付状態の要
部拡大説明図。
【図11】同じく殻粉混和手段の支持アーム嵌合部の説
明図。
【図12】同じく麺生地崩潰手段の説明図。
【符号の説明】
1・・・装置本体、 10・・・殻粉定量供給手段、 12・・・ホッパ部、 18・・・回転駆動機構部、 50・・・殻粉混和手段、 51・・・ミキサー、 70・・・麺生地圧延手段、 87・・・麺帯切断手段、 88,89・・・切刃ローラ、 92・・・給水手段、 100・・・麺生地崩潰手段、 103,104・・・圧潰ローラ、 109,109・・・調整ネジ、 P・・・殻粉、 W・・・捏水。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、この装置本体上に設置されか
    つホッパ部内に貯蔵された穀粉を回転駆動機構部を介し
    て定量供給する殻粉定量供給手段と、この殻粉定量供給
    手段にて定量供給された殻粉をミキサーにより捏水と共
    に撹拌してソボロ状の麺生地に生成する殻粉混和手段
    と、この殻粉混和手段にて生成された麺生地を圧延ロー
    ラ間に供給し圧延して麺帯に形成する麺生地圧延手段
    と、この麺生地圧延手段にて圧延された麺帯を切刃ロー
    ラ間に供給し切断して麺線に形成する麺帯切断手段とを
    具備した自動製麺装置において、 前記殻粉混和手段と麺生地圧延手段との間に、前記殻粉
    混和手段にて生成されたソボロ状の麺生地を押し潰す麺
    生地崩潰手段を設けたことを特徴とする自動製麺装置。
  2. 【請求項2】麺生地崩潰手段は、着脱可能にユニット化
    された一対の圧潰ローラからなることを特徴とする請求
    項1記載の自動製麺装置。
  3. 【請求項3】麺生地崩潰手段の圧潰ローラ間の圧潰間隔
    を調整可能にしたことを特徴とする請求項2記載の自動
    製麺装置。
JP4137737A 1992-04-30 1992-04-30 自動製麺装置 Pending JPH05304921A (ja)

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