JPH05304871A - 自動製麺機のミキサー取付構造 - Google Patents

自動製麺機のミキサー取付構造

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JPH05304871A
JPH05304871A JP4137735A JP13773592A JPH05304871A JP H05304871 A JPH05304871 A JP H05304871A JP 4137735 A JP4137735 A JP 4137735A JP 13773592 A JP13773592 A JP 13773592A JP H05304871 A JPH05304871 A JP H05304871A
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JP
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noodle
kneading
shell powder
mixer
pair
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JP4137735A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Takano
和彦 高野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速回転時に大きな動力の伝達を確実に行なう
ことができ、しかも、簡単な構造で容易に取付け及び取
外しを行なうことができるようにする。 【構成】混練体52と、この混練体が回転自在にかつ着
脱自在に挿入されるシリンダ53とからな殻粉混和手段
50のミキサー51を、装置本体1に設けた一対の支持
アーム56,59間に装着する。混練体の両端部の回転
中心軸と一対の支持アームにそれぞれ設けた回転体6
2,66の回転中心軸とを、テーパ軸52Aとテーパ穴
67Aとで互いに嵌合させるとともに、前記混練体の両
端部及び一対の支持アームの回転体の回転中心軸の径方
向の外周を、少なくとも1本のテーパピン52Bと、こ
のテーパピンが遊嵌状態で係合可能な環状係合溝62B
とで互いに係合させ、この環状係合溝内に前記テーパピ
ンが周方向に係止するストッパ68,68を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば「うどん」、
「そば」あるいは「ラーメン」などの麺類を自動的に製
麺するための自動製麺機のミキサー取付構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動製麺機においては、
本出願人が先に出願し公開された特開平3−20195
9号公報に開示してなる構成を有するものがある。
【0003】このような先願発明における自動製麺機、
特に、ミキサーにより殻粉を捏水と共に撹拌してソボロ
状の麺生地に生成する殻粉混和手段としては、ミキサー
を構成する混練体の端部の回転中心軸部に設けたテーパ
軸を、装置本体側に可動自在に設けた支持アームの回転
体のテーパ穴に嵌合させることにより、前記混練体を支
持アームに回転自在に支持して取り付けるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のミキサー取付構造では、混練体のテーパ軸と、
支持アーム側の回転体のテーパ穴との嵌合による押し付
けが不充分であると、互いにスリップするために、高速
回転時に確実な動力の伝達が行なえないばかりでなく、
大きな動力の伝達ができず、しかも、取外しが困難であ
る。
【0005】そこで、このような不具合を解消するため
に、例えば図17に示すように、混練体aの端部の回転
中心軸部に設けたテーパ軸bの先端部に段付き平面部c
を形成し、装置本体d側に設けた可動自在な支持アーム
eの回転体fの段付きテーパ穴gに嵌合させて接触面積
を大きくすることにより、動力の伝達を高めるようにし
た結合構造を有するものが工作機械などに幅広く使用さ
れているが、このような結合構造のものでは、テーパ軸
bとテーパ穴gとの位置合わせ精度が必要であるばかり
でなく、テーパ軸bの長さが長くなり、取外し時の支持
アームeの移動量が大きくなる分、ミキサーの取外しス
ペースが大きくなって、装置全体が大型化する。
【0006】また、図18に示すように、前記混練体a
と回転体eとの接合端面に山形の歯部h,iを形成して
互いに噛合させてなる結合構造等が考えられるが、この
ような歯部h,iの加工は、高精度を要するために非常
に困難で、コスト高になるという問題があった。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、高速回転時に大きな動
力の伝達を確実に行なうことができ、しかも、簡単な構
造で容易に取付け及び取外しを行なうことができるよう
にした自動製麺機のミキサー取付構造を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、装置本体と、この装置本体上に設置
されかつホッパ部内に貯蔵された穀粉を回転駆動機構部
を介して定量供給する殻粉定量供給手段と、この殻粉定
量供給手段にて定量供給された殻粉をミキサーにより捏
水と共に撹拌してソボロ状の麺生地に生成する殻粉混和
手段と、この殻粉混和手段にて生成された麺生地を圧延
ローラ間に供給し圧延して麺帯に形成する麺生地圧延手
段と、この麺生地圧延手段にて圧延された麺帯を切刃ロ
ーラ間に供給し切断して麺線に形成する麺帯切断手段と
を具備した自動製麺機において、前記殻粉混和手段のミ
キサーは、混練体と、この混練体が回転自在にかつ着脱
自在に挿入されるシリンダとからなり、前記混練体及び
シリンダを前記装置本体に設けた一対の支持アーム間に
装着し、かつ前記混練体の両端部の回転中心軸と一対の
支持アームにそれぞれ設けた回転体の回転中心軸とを、
テーパ軸とテーパ穴とで互いに嵌合させるとともに、前
記混練体の両端部及び一対の支持アームの回転体の回転
中心軸の径方向の外周を、少なくとも1本のテーパピン
と、このテーパピンが遊嵌状態で係合可能な環状係合溝
とで互いに係合させ、この環状係合溝内に前記テーパピ
ンが周方向に係止するストッパを設けてなる構成とした
ものである。
【0009】
【作用】すなわち、本発明は、上記の構成を採用するこ
とにより、混練体と、この混練体が回転自在にかつ着脱
自在に挿入されるシリンダとからな殻粉混和手段のミキ
サーを、装置本体に設けた一対の支持アーム間に装着
し、かつ前記混練体の両端部の回転中心軸と一対の支持
アームにそれぞれ設けた回転体の回転中心軸とを、テー
パ軸とテーパ穴とで互いに嵌合させるとともに、前記混
練体の両端部及び一対の支持アームの回転体の回転中心
軸の径方向の外周を、少なくとも1本のテーパピンと、
このテーパピンが遊嵌状態で係合可能な環状係合溝とで
互いに係合させ、この環状係合溝内に前記テーパピンが
周方向に係止するストッパを設けてなるために、動力の
主伝達がテーパピンと環状係合溝及びストッパにて確実
に行なわれ、これによって、回転中心軸のテーパ軸の長
さを短くすることが可能になるために、ミキサーの取外
しが容易に行なえ、装置全体の小型化も図れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明すると、図2及び図3は本発明に係る殻粉混和
手段としてのミキサーが取り付けられた自動製麺機の全
体構成をそれぞれ概略的に示すもので、図中1は装置本
体である。
【0011】この装置本体1の天板2上には、殻粉Pを
貯蔵してなる殻粉定量供給手段10が設置されている。
【0012】この殻粉定量供給手段10は、図4、図
5、図6及び図7に示すように、上端開口部が蓋板11
にて施蓋された透明な円筒状のホッパ部12と、このホ
ッパ部12内を上層貯蔵部12aと下層貯蔵部12bと
に間仕切するように配置されてネジ13,13にて固定
された仕切板14と、この仕切板14で間仕切されたホ
ッパ部12の下層貯蔵部12b側の底部がネジ15,1
5を介して組付け支持される支持台部16と、この支持
台部16上の前記下層貯蔵部12b内の穀粉Pを穀粉落
下口17を介して後述する殻粉混和手段50のミキサー
51内に定量供給する回転駆動機構部18とで分解組立
可能にユニット化されて構成されている。
【0013】前記仕切板14は、前記ホッパ部12の上
層貯蔵部12aに貯蔵された殻粉Pの重量が下層貯蔵部
12bの殻粉Pに加わって、その殻粉Pの密度が変化す
るのを防止してなるもので、その外周部には、前記上層
貯蔵部12aに貯蔵された殻粉Pを下層貯蔵部12bに
落下供給する複数個の開口部14a・・・が設けられて
いる。
【0014】そして、前記穀粉Pを定量供給する回転駆
動機構部18は、前記支持台部16の内底面に着脱自在
に敷設されかつ前記支持台部16に設けた殻粉落下口1
7に対応する殻粉落下口19aを有するステンレス製の
滑走板19と、この滑走板19上に摺動自在に配置され
た回転体20と、この回転体20の外周部に突出状態で
等間隔に組み付けて定容積を有する桝部21aを形成し
てなる複数個のステンレス製の板バネ部材からなる回転
指21と、前記回転体20上の中心部に同期回転するよ
うに着脱自在に組み付けられかつその頭部22aを前記
ホッパ部12内の上層貯蔵部12a内に臨ませた撹拌体
22と、この撹拌体22の頭部22aの外周部に前記仕
切板14の上方の殻粉Pを掻き分けるように突設した複
数本(図示の実施例では3本)の撹拌棒23と、前記支
持台部16に設けた殻粉落下口17に対応する位置の前
記回転指21の上部に配置した遮蔽板24とから構成さ
れている。
【0015】この遮蔽板24は、殻粉Pが前記殻粉落下
口17から直接落下するのを防止するようになっている
とともに、その一部を、前記回転体20の外周部に突設
した板バネ部材からなる回転指21が、前記支持台部1
6の殻粉落下口17上を通過する際に接触するように下
方に折り曲げることにより、突起片部25が形成されて
いる。
【0016】前記回転駆動機構部18の回転体20は、
前記支持台部16の中心軸部にベアリング26により回
転自在に軸支されて前記ホッパ部12内の下層貯蔵部1
2b内に臨ませてなる回転軸27の上端部27aに着脱
可能に係合させて組み付けることにより動力が伝達され
るようになっていて、この回転軸27の下端部27bに
は、前記支持台部16の下方に突出させて後述する動力
伝達手段としての第1の駆動モータ33の駆動ギヤ34
に噛合する従動ギヤ28が設けられている。
【0017】また、前記支持台部16の対角線上の一方
の隅部には、位置決め用としての案内溝29が平面V字
型に切欠形成されていて、この案内溝29には、前記装
置本体1の天板2上に突設した位置決めピン3が係合す
るようになっている。
【0018】さらに、前記支持台部16に設けた案内溝
29に対向する対角線上の他方の隅部には、固定ノブ3
0が設けられていて、この固定ノブ30の雄ネジ部31
は、前記装置本体1の天板2上に設けたネジ孔4に螺合
可能になっている。
【0019】なお、図中32,32は前記支持台部16
上の両側部に設けた取手で、この取手32,32を両手
で握持することにより、ユニット化された殻粉定量供給
手段10全体を持ち上げ可能になっている。
【0020】一方、前記装置本体1の天板2の裏面に
は、動力伝達手段としての第1の駆動モータ33が取り
付けられていて、この駆動モータ33の駆動ギヤ34
は、前記装置本体1の天板2上に突出させてある。
【0021】すなわち、前記殻粉定量供給手段10を装
置本体1の天板2上に設置するには、支持台部16に設
けた取手32,32を両手で握持して持ち上げることに
より、殻粉定量供給手段10を装置本体1の天板2上に
載置する。
【0022】次いで、支持台部16に設けた案内溝29
を装置本体1の天板2上に突設した位置決めピン3に係
合させるとともに、固定ノブ30の雄ネジ部31を装置
本体1の天板2上に設けたネジ孔4に螺合させることに
より、殻粉定量供給手段10を装置本体1の天板2上に
着脱可能に位置決め固定すると同時に、回転駆動機構部
18の回転軸27に設けた従動ギヤ28を、第1の駆動
モータ33の駆動ギヤ34に噛合させるように取り付け
てなるものである。
【0023】このようにして、装置本体1の天板2上に
設置された殻粉定量供給手段10は、駆動モータ33の
駆動によって回転軸27を介して回転駆動機構部18の
回転体20及び撹拌体22が同期回転し、撹拌体22の
頭部22aに設けた撹拌棒23により、ホッパ部12内
の仕切板14の上方の上層貯蔵部12aに貯蔵された殻
粉Pは、掻き分けながら仕切板14の外周部に開口した
開口部14aからホッパ部12内の仕切板14の下方の
下層貯蔵部12bに落下し、回転体20の外周部に板バ
ネ部材からなる回転指21にて形成された桝部21aに
入り込む。
【0024】これらの桝部21aに定量毎入り込んだ殻
粉Pは、図8に示すように、回転体20の回転と共に支
持台部16の内底面に敷設された滑走板19上を回転搬
送され、滑走板19の殻粉落下口19aに来ると自重に
より落下し、この滑走板19の殻粉落下口19aに対応
する支持台部16の殻粉落下口17から殻粉Pが前記装
置本体1の天板2上に設けたシュータ5を介して後述す
る殻粉混和手段50のミキサー51内に定量供給し得る
ようになっている。
【0025】このとき、回転体20の外周部に設けた板
バネ部材からなる回転指21は、殻粉Pの滑走板19の
殻粉落下口19aへの自重による落下とほぼ同時に、支
持台部16の殻粉落下口17の上部に設けた遮蔽板24
の突起片部25に接触して撓み、かつ、回転体20の回
転移動により遮蔽板24の突起片部25から弾性的に開
放されて振動し、これによって、回転体20の外周と回
転指21とで形成された桝部21aの周囲に付着してい
る殻粉Pは、完全に振り落されるために、後述するミキ
サー51内への供給量の精度が高められる。
【0026】この場合、前記ミキサー51への殻粉Pの
供給量の調整は、1個分の定容積の桝部21aに収容さ
れた殻粉Pの量を単位量とし、回転体20を回転して滑
走板19の殻粉落下口19aへ対応位置させる桝部21
aの数により設定できるものである。
【0027】したがって、回転体20の回転時間をタイ
マーにより設定して、所定数の桝部21aを前記落下口
19aに順次に対応位置させれば、所定量の殻粉Pをミ
キサー51へ供給することができる。
【0028】また、他の方法としては、例えば回転体2
0の回動による桝部21aの移動を検知センサ(図示せ
ず)により検知可能にし、回転体20の回転によって落
下口19aに対応位置する桝部21aの個数を設定する
ことにより、所定量の殻粉Pをミキサー51へ供給する
ことができる。
【0029】図中40は前記殻粉定量供給手段10を構
成する支持台部16上に設置した殻粉Pの種類を判別す
る粉種判別手段で、この粉種判別手段40は、各々の粉
種に適応したプログラムで、前記殻粉定量供給手段1
0、後述する殻粉混和手段50及び麺生地圧延手段70
の駆動系を制御し得るようになっている。
【0030】そして、上記した殻粉混和手段50は、図
1に示すように、前記穀粉定量供給手段10から定量供
給された殻粉Pを捏水Wと共に撹拌してソボロ状の麺生
地に生成するミキサー51を備え、このミキサー51
は、混練体52と、この混練体52が軸方向に回転自在
に挿入されるシリンダ53とで互いに分離可能にユニッ
ト化されて組合せ構成されている。
【0031】このシリンダ53には、前記混練体52と
の間に殻粉P及び捏水Wを供給する殻粉供給口54A及
び捏水供給口55と、麺生地排出口54Bが設けられて
いて、前記殻粉供給口54Aには、前記殻粉定量供給手
段10の支持台部16の殻粉落下口17から定量供給さ
れる殻粉Pを受けるシュータ5が臨み、また、前記捏水
供給口55には、後述する捏水Wの給水手段92に接続
された捏水噴射ノズル96が臨み、さらに、前記麺生地
排出口54Bは、後述する麺生地圧延手段70の麺生地
蓄積部71に臨ませている。
【0032】前記ミキサー51は、図9に示すように、
前記装置本体1の天板2の裏面に左右に対向させて固定
してなる固定支持アーム56とブラケット57との間に
配置され、このブラケット57と固定支持アーム56と
の間には、前記装置本体の前後方向に対して左右方向に
相当する軸方向に沿ってガイドレール58,58が設け
られている。
【0033】このガイドレール58,58には、前記ブ
ラケット57との間に設けたスプリング58A,58A
にて常に前記固定支持アーム56側に付勢力された可動
支持アーム59がスライド自在に設けられ、この可動支
持アーム59には、一端60aが前記装置本体1の固定
フレーム1aに軸支された揺動レバー60が偏心カラー
61を介して前記ガイドレール58,58の直下の直交
方向に挿通されているとともに、この揺動レバー60の
他端60bに設けた操作ノブ60Aの回動により、前記
揺動レバー60を僅かに偏心上昇させて前記ガイドレー
ル58,58に接触させることによりロック可能になっ
ている。
【0034】また、前記ミキサー51を構成する混練体
52の両端部には、先細で太い位置決め用のテーパ軸5
2A,52Aが回転中心軸に、かつ、そのテーパ軸52
A,52Aに対して径方向の外周には、少なくとも1本
(図示の実施例では2本)の先細で細い動力伝達用のテ
ーパピン52B,52Bが突出形成されている。
【0035】一方、前記固定支持アーム56内には、駆
動回転体62が回転自在に軸支され、この駆動回転体6
2は、プーリ63及びVベルト64を介して第2の駆動
モータ65により回転駆動するようになっているととも
に、前記駆動回転体62の回転中心軸上に対向する前記
可動支持アーム59内には、従動回転体66が回転自在
に軸支されている。
【0036】そして、前記固定支持アーム56及び可動
支持アーム59にそれぞれ軸支された駆動回転体62及
び従動回転体66には、図10及び図11に示すよう
に、前記混練体52の両端部に突出させたテーパ軸52
Aとテーパピン52B,52Bが嵌合するテーパ穴67
A及び環状係合溝67Bが設けられていて、この環状係
合溝67B内には、テーパピン52B,52Bが円周方
向に係止するストッパとしてのスプリングピン68,6
8が設けられている。
【0037】すなわち、前記ミキサー51を装置本体1
内に取り付けるには、混練体52の両端部の回転中心軸
に突出させたテーパ軸52Aを固定支持アーム56及び
可動支持アーム59に軸支された駆動回転体62及び従
動回転体66のテーパ穴67A,67Aにそれぞれ差し
込み嵌合させることにより位置決めし、かつ、そのテー
パピン52B,52Bを前記駆動回転体62及び従動回
転体66の環状係合溝67B内に遊嵌状態で差し込み係
合させて、前記第2の駆動モータ65による動力の伝達
を可能にしてなる一方、前記シリンダ53の両端を固定
支持アーム56及び可動支持アーム59間に着脱自在に
嵌合させて組み付け、この状態で、揺動レバー60の操
作により可動支持アーム59を固定支持アーム56側の
前方に移動させてロックすることにより、前記固定支持
アーム56と可動支持アーム59間に前記ミキサー51
をスプリング58A,58Aの付勢力と共に挾持状態で
支持し得るようになっている。
【0038】しかして、前記ミキサー51を装置本体1
内から取外すには、図12に示すように、揺動レバー6
0の操作ノブ60Aを回動させることによりロック状態
を解除し、揺動レバー60の一端60aを支点として、
揺動レバー60を後方に移動させると、可動支持アーム
59がスプリング58A,58Aの付勢力に抗してガイ
ドレール58,58に沿って後方にスライドし、ミキサ
ー51の一端部から離れる。
【0039】この状態で、前記ミキサー51を握持して
後方に移動させると、図13に示すように、前記ミキサ
ー51の他端部が固定支持アーム56から離れ、図14
に示すように、前記ミキサー51を取外すことが可能に
なるとともに、混練体52をリンダ53内から容易に引
き抜くことが可能になるために、これらの交換及び清掃
が簡便にかつ容易に行なえる。
【0040】このようにして、前記殻粉混和手段50に
てソボロ状に生成されて麺生地排出口54Bから排出さ
れた麺生地は、前記殻粉混和手段50の下方に設置され
た麺生地圧延手段70の麺生地蓄積部71に供給され
る。
【0041】この麺生地圧延手段70の麺生地蓄積部7
1の下部には、図15に示すように、例えば鉄またはス
テンレス鋼等からなる硬質なローラ素材の表面にイオン
窒化処理を施してなる第1の圧延ローラ72と第2の圧
延ローラ73とが隙間t1 を介して対峙させて設けら
れ、これら第1及び第2の圧延ローラ72,73の下部
には、第3の圧延ローラ74が隙間t2 ,t3 を介して
設けられている。
【0042】そして、前記第1及び第3の圧延ローラ7
2,74は、前記装置本体1内に固定された支持枠8
1,82間に回転自在に軸支され、かつ、前記第1の圧
延ローラ72は、チェーンベルト75を介して第3の駆
動モータ76により回転駆動するようになっているとと
もに、前記第1の圧延ローラ72と第2の圧延ローラ7
3とは、ギヤ77を介して互いに噛合させて、同期回転
するようになっている一方、前記第3の圧延ローラ74
は、チェーンベルト78を介して第4の駆動モータ79
により独立的に回転駆動し、これら第1,第2及び第3
の圧延ローラ72,73,74の周速度をほぼ等しくし
ている。
【0043】また、前記第2の圧延ローラ73の支軸7
3aは、前記装置本体1内に固定された支持枠81,8
2間に軸83を介して前記第1及び第2の圧延ローラ7
2,74から離間する方向の前後方向に傾倒回動可能な
回動支持アーム84に回転自在に軸支されている。
【0044】さらに、図中85は前記回動支持アーム8
4を支持する開閉レバーで、図16に示すように、この
開閉レバー85を上方へ回動させることにより、前記回
動支持アーム84の支持状態を開放可能にするととも
に、その先端部に螺合させて設けたストッパを兼ねる調
整ダイヤル86を回転させることにより、前記回動支持
アーム84を前後方向に傾倒回動させ、これによって、
第1及び第2の圧延ローラ72,73との隙間t1 と第
2及び第3の圧延ローラ73,74との隙間t3の微調
整(調整幅:1〜3mm)を可能にし、麺帯の厚さを調整
し得るようになっている。
【0045】この場合、前記第1及び第3の圧延ローラ
72,74の隙間t2 は、互いに接触しない程度に近接
させて固定されているとともに、第1及び第2の圧延ロ
ーラ72,73との隙間t1 は、第2及び第3の圧延ロ
ーラ73,74との隙間t3と同等か、またはやや広く
なっている。
【0046】すなわち、前記殻粉混和手段50にてソボ
ロ状に生成された麺生地が麺生地圧延手段70の麺生地
蓄積部71に供給され蓄積されると、麺生地は、第1及
び第2の圧延ローラ72,73の回転と共に、第1及び
第2の圧延ローラ72,73間に巻き込まれ、第1の圧
延工程を経て麺帯が形成されて第2及び第3の圧延ロー
ラ73,74間の上流部に導かれる。
【0047】このとき、第2の圧延ローラ73と第3の
圧延ローラ74間には、隙間t3が形成されているが、
第3の圧延ローラ74が回転していない場合に、麺帯は
第2の圧延ローラ73と第3の圧延ローラ74間を通過
することなく上流部に次々に押し込まれ、折り畳まれて
加圧状態で蓄積され充填される。
【0048】このように、第2及び第3の圧延ローラ7
3,74間の上流部に加圧状態で蓄積された麺帯の充填
タイミングを見計らって、第3の圧延ローラ74の回転
を開始させると、加圧状態で折り畳まれて蓄積された麺
帯は、第2の圧延ローラ73の回転と共に、第2及び第
3の圧延ローラ73,74間に巻き込まれ、第2の圧延
工程を経て再び麺帯が形成されて、その下流側に配置し
た麺帯切断手段87へ排出供給される。
【0049】ところで、第1及び第2の圧延ローラ7
2,73間にて圧延される麺生地は、一旦は麺帯に形成
されるが、第3の圧延ローラ74を回転させなければ、
麺帯は、第2及び第3の圧延ローラ73,74間の上流
部に加圧状態で折り畳まれて蓄積されるために、第3の
圧延ローラ74を回転させて、麺帯を第2及び第3の圧
延ローラ73,74間にて圧延させたときには、2枚の
麺帯を重ね合わせて圧延する複合製麺と同等の練り効果
が得られ、これによって、製麺しようとする麺類が、例
えば「うどん」や「ラーメン」などのような腰を重視し
た麺に好適であるとともに、このような腰のある麺は、
茹で延びしにくくなるために、顧客の要求頻度に合わせ
て予め麺を余裕を持たせて茹でておくことも可能にな
る。
【0050】また、第3の圧延ローラ74の回転開始タ
イミングを早めれば、第1及び第2の圧延ローラ72,
73間にて圧延された麺帯は、そのまま連続的に第2及
び第3の圧延ローラ73,74間にて圧延させることが
できるために、練りの少ない麺帯を形成することがで
き、例えば「そば」などのような麺類の製麺に適し、し
かも、このような麺類は、加圧が少なくて空洞が多いた
めに、茹で上がりが早くなる。
【0051】さらに、前記麺帯切断手段87は、一対の
切刃ローラ88、89からなり、この一対の切刃ローラ
88、89間に前記麺生地圧延手段70により圧延され
た麺帯を供給して麺線に切断した後、この麺線を麺線搬
送手段としてのチェーンコンベア91上に落下させて、
前記装置本体1の前面側排出口に向け排出させるように
なっているもので、前記麺帯切断手段87の切刃ローラ
88、89及び麺線搬送手段のチェーンコンベア91の
駆動は、前記麺生地圧延手段70の第3の圧延ローラ7
4を駆動する第4の駆動モータ79にて同時に行なわれ
る。
【0052】なお、図中92は前記ミキサー51に捏水
Wを供給する捏水給水手段で、この捏水給水手段92
は、水タンク93内に収容された捏水Wをポンプ94及
びフローレギュレータ95を介して前記ミキサー51に
臨ませた捏水噴射ノズル96に供給するようになってい
る。
【0053】また、図中100は前記装置本体1内の下
部に形成した収納空間で、この収納空間100には、殻
粉定量供給手段10のユニットが収納されるものであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、混練体と、この混練体が回転自在にかつ着脱自在に
挿入されるシリンダとからな殻粉混和手段のミキサー
を、装置本体に設けた一対の支持アーム間に装着し、か
つ前記混練体の両端部の回転中心軸と一対の支持アーム
にそれぞれ設けた回転体の回転中心軸とを、テーパ軸と
テーパ穴とで互いに嵌合させるとともに、前記混練体の
両端部及び一対の支持アームの回転体の回転中心軸の径
方向の外周を、少なくとも1本のテーパピンと、このテ
ーパピンが遊嵌状態で係合可能な環状係合溝とで互いに
係合させ、この環状係合溝内に前記テーパピンが周方向
に係止するストッパを設けてなることから、動力の主伝
達がテーパピンと環状係合溝及びストッパにて確実に行
なうことができ、これによって、回転中心軸のテーパ軸
の長さを短くすることができるために、可動支持アーム
の小さな移動量でミキサーの取外しを容易に行なうこと
ができ、構造も簡単で安価となり、しかも、装置全体の
小型化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動製麺機における殻粉混和手段
のミキサー取付構造の一実施例を示す要部拡大概略的縦
断正面図。
【図2】同じく製麺装置の全体構成を示す概略的縦断正
面図。
【図3】同じく製麺装置の全体構成を示す概略的縦断側
面図。
【図4】同じく殻粉定量供給手段の要部拡大概略的縦断
正面図。
【図5】同じく殻粉定量供給手段の要部拡大概略的縦断
側面図。
【図6】同じく殻粉定量供給手段の要部拡大概略的横断
平面図。
【図7】同じく殻粉定量供給手段の概略的分解斜視図。
【図8】同じく殻粉定量供給手段の概略的要部拡大平面
図。
【図9】同じく殻粉混和手段のミキサー取付状態を示す
平面図。
【図10】同じく殻粉混和手段のミキサー取付状態の要
部拡大説明図。
【図11】同じく殻粉混和手段の支持アーム嵌合部の説
明図。
【図12】同じく殻粉混和手段のミキサー取外し状態を
示す説明図。
【図13】同じく殻粉混和手段のミキサー取外し状態を
示す説明図。
【図14】同じく殻粉混和手段のミキサー取外し状態を
示す説明図。
【図15】同じく麺生地圧延手段の要部拡大縦断側面
図。
【図16】同じく麺生地圧延手段の説明図。
【図17】従来のミキサーと支持アームの取付状態の要
部拡大縦断面図。
【図18】従来のミキサーと支持アームの取付状態の他
の例を示す要部拡大縦断面図。
【符号の説明】
1・・・装置本体、 10・・・殻粉定量供給手段、 12・・・ホッパ部、 16・・・支持台部、 17・・・殻粉落下口、 18・・・回転駆動機構部、 50・・・殻粉混和手段、 51・・・ミキサー、 52・・・混練体、 52A・・・テーパ軸、 52B,52B・・・テーパピン、 53・・・シリンダ、 56・・・固定支持アーム、 57・・・ブラケット、 58,58・・・ガイドレール、 59・・・可動支持アーム、 60・・・揺動レバー、 62・・・駆動回転体、 66・・・従動回転体、 67A・・・テーパ穴、 67B・・・環状係合溝、 68,68・・・ストッパ(スプリングピン)、 70・・・麺生地圧延手段、 72,73,74・・・圧延ローラ、 87・・・麺帯切断手段、 88,89・・・切刃ローラ、 91・・・麺線搬送手段(チェーンコンベア)、 92・・・給水手段、 P・・・殻粉、 W・・・捏水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、この装置本体上に設置されか
    つホッパ部内に貯蔵された穀粉を回転駆動機構部を介し
    て定量供給する殻粉定量供給手段と、この殻粉定量供給
    手段にて定量供給された殻粉をミキサーにより捏水と共
    に撹拌してソボロ状の麺生地に生成する殻粉混和手段
    と、この殻粉混和手段にて生成された麺生地を圧延ロー
    ラ間に供給し圧延して麺帯に形成する麺生地圧延手段
    と、この麺生地圧延手段にて圧延された麺帯を切刃ロー
    ラ間に供給し切断して麺線に形成する麺帯切断手段とを
    具備した自動製麺機において、 前記殻粉混和手段のミキサーは、混練体と、この混練体
    が回転自在にかつ着脱自在に挿入されるシリンダとから
    なり、前記混練体及びシリンダを前記装置本体に設けた
    一対の支持アーム間に装着し、かつ前記混練体の両端部
    の回転中心軸と一対の支持アームにそれぞれ設けた回転
    体の回転中心軸とを、テーパ軸とテーパ穴とで互いに嵌
    合させるとともに、前記混練体の両端部及び一対の支持
    アームの回転体の回転中心軸の径方向の外周を、少なく
    とも1本のテーパピンと、このテーパピンが遊嵌状態で
    係合可能な環状係合溝とで互いに係合させ、この環状係
    合溝内に前記テーパピンが周方向に係止するストッパを
    設けたことを特徴とする自動製麺機のミキサー取付構
    造。
JP4137735A 1992-04-30 1992-04-30 自動製麺機のミキサー取付構造 Pending JPH05304871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100740261B1 (ko) * 2001-01-30 2007-07-18 에이지 스가노 제면기
JP2014042500A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Audio Technica Corp 食品成形装置

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