JPH0527784Y2 - - Google Patents

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JPH0527784Y2
JPH0527784Y2 JP1986104491U JP10449186U JPH0527784Y2 JP H0527784 Y2 JPH0527784 Y2 JP H0527784Y2 JP 1986104491 U JP1986104491 U JP 1986104491U JP 10449186 U JP10449186 U JP 10449186U JP H0527784 Y2 JPH0527784 Y2 JP H0527784Y2
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protrusion
locking
pushed
lock
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は所謂押釦式スイツチの操作装置に関す
る。
(従来の技術) 押釦式スイツチでは、一般に複数個の押釦を備
えている。
例えば2個の押釦を備えたスイツチでは、その
各押釦に一対一の関係でスイツチ要素を設け、一
方の押釦を押し込んだときには一方のスイツチ要
素がオンし、他方の押釦を押し込んだときには他
方のスイツチ要素がオンし、そして双方の押釦を
原位置に復帰させたときには両スイツチ要素共に
オフとなるように構成したものがある。このもの
では、押釦を押圧すると、押し込み位置にロツク
され、そして押し込み位置にロツクされた押釦を
再度押圧すると、そのロツクが解除されて原位置
に復帰するようになつている。
かかるスイツチの操作機構としては、一般的な
操作機構が採用され、該一般的な操作機構は、前
記押釦により押圧操作され夫々付勢手段により押
圧方向とは逆方向に付勢された第1及び第2の操
作子と、これら各操作子の側面に互いに対称形に
突設され、操作子の移動方向と交差する方向に延
びる係止突部、及びこの係止突部の両端部のうち
相手の操作子側の端部から前記付勢手段の付勢方
向に延びる止め突部と、前記各操作子の側面に互
いに対称形に形成され、前記係止突部よりも操作
子の押圧方向側に存する案内始点位置から係止突
部の外側を迂回して前記係止突部及び止め突部の
双方に対向する位置に存する案内終点位置まで延
びる第1の案内路、及び前記止め突部の先端の案
内始点位置から止め突部を迂回して第1の案内路
の案内始点位置まで延びる第2の案内路と、前記
各操作子に対応して設けられ、前記第1の案内路
側から第2の案内路側に向かう弾発力を有してい
て操作子が原位置から押し込まれることにより、
先端の係合部が第1の案内路の案内始点位置から
該第1の案内路に案内されて前記係止突部に至り
該係止突部を係止することにより当該押し込まれ
た操作子を押し込み状態にロツクし、操作子がそ
のロツク位置から更に押し込まれたときには、前
記止め突部の先端から外れる位置まで該止め突部
に沿つて相対移動するばね材製のロツク部材とか
ら構成されている。なお、この一般的な操作機構
の動作は後述する実施例の説明から理解される。
ところで、同じく2個の押釦を備えたスイツチ
でも、一方の押釦だけに対応してスイツチ要素を
設け、他方の押釦は前記一方の押釦を復帰させて
スイツチ要素をオフさせるためのオフ操作専用の
押釦として構成したものもある。そして、この場
合、用途によつては、オン状態及びオフ状態で
は、必ずそのオン及びオフに対応した押釦が押込
まれた状態になつていることが要求される場合が
あり、この場合には、押し込み位置にロツクされ
ている押釦を原位置に復帰させるには、他方の押
釦を押し込み操作することによつてのみ可能とな
るようにする必要がある。このような特殊な構成
のものでは、前述の各押釦が夫々独自でロツク及
びロツク解除できる一般的な構成の操作機構とは
別のそれ専用の機構を用いねばならず、コストが
上昇する。
(考案が解決しようとする問題点) このように常にいずれか一方の操作子が押し込
まれた位置にロツクされており、そのロツク解除
は他方の操作子を押し込み操作しない限り行うこ
とができないような特殊な構成の操作機構では、
前述した構成の一般的な操作機構を利用すること
が困難で全く別のものとして構成せねばならず、
コストが上昇するという問題があつた。
そこで、本考案の目的は、第1及び第2の操作
子のいずれか一方が常に押込んだ位置にロツクさ
れており、しかもロツク解除は他方の操作子を押
し込み操作しない限り行うことができないという
機能を果たす構成を、前述した一般的な操作機構
を利用して達成することができ、コストの低減化
を図ることができるスイツチの操作装置を提供す
るにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のスイツチの操作装置は、押圧操作可能
に設けられ夫々付勢手段により押圧方向とは逆方
向に付勢された第1及び第2の操作子と、これら
各操作子の側面に互いに対称形に突設され、操作
子の移動方向と交差する方向に延びる係止突部、
及びこの係止突部の両端部のうち相手の操作子側
の端部から前記付勢手段の付勢方向に延びる止め
突部と、前記各操作子の側面に互いに対称形に形
成され、前記係止突部よりも操作子の押圧方向側
に存する案内始点位置から係止突部の外側を迂回
して前記係止突部及び止め突部の双方に対向する
位置に存する案内終点位置まで延びる第1の案内
路、及び前記止め突部の先端の案内始点位置から
止め突部を迂回して第1の案内路の案内始点位置
まで延びる第2の案内路と、前記各操作子に対応
して設けられ、前記第1の案内路側から第2の案
内路側に向かう弾発力を有していて操作子が原位
置から押し込まれることにより、先端の係合部が
第1の案内路の案内始点位置から該第1の案内路
に案内されて前記係止突部に至り該係止突部を係
止することにより当該押し込まれた操作子を押し
込み状態にロツクし、操作子がそのロツク位置か
ら更に押し込まれたときには、前記止め突部の先
端から外れる位置まで該止め突部に沿つて相対移
動するばね材製のロツク部材と、これら両ロツク
部材間に位置して前記操作子の移動方向と交差す
る方向に移動可能に設けられ、操作子が原位置か
ら押し込まれると、該操作子に設けられた斜面部
に当接され或いは自身に設けられた斜面部に操作
子が当接することにより非操作の操作子側に移動
して、その非操作の操作子の係止突部を係止して
いるロツク部材に当接して該ロツク部材の係合部
をその弾発力に抗して係止突部から外すことによ
り、該非操作の操作子を付勢手段の付勢力により
原位置に復帰移動させる作動部材と、この作動部
材の両端部に対向して設けられ、操作子がロツク
位置を越えて押し込まれたとき、その押し込みに
伴つて非操作の操作子側に移動する作動部材に当
接され、該作動部材を、ロツク位置を越えて押し
込まれた操作子に対応するロツク部材に当接させ
て止め突部から外れたロツク部材の係合部が前記
第2の案内路に移動することを阻止してロツク部
材の係合部を止め突部より係止突部側にとどめる
位置に停止させるストツパとから構成したもので
ある。
(作用) 一方の操作子が押し込まれた位置にロツクされ
ている状態で、原位置にある他方の操作子を押し
込み操作すると、これに応動して作動部材が変位
する。この作動部材は、その変位により前記押し
込み位置にある一方の操作子のロツク部材を押圧
してそのロツクを強制的に解除するため、当該一
方の操作子は原位置に復帰する。他方の操作子は
ロツク部材によりそのまま押し込んだ状態にロツ
クされる。
一方、押し込み状態にロツクされている操作子
を更に押し込むと、作動部材がストツパに当接し
て停止してロツク部材を係止し、そのロツク解除
動作(止め突部の先端から第2の案内路への移
動)を不能にする。このため、押し込み状態にロ
ツクされている操作子を操作しても、その操作子
のロツクが解除されることはない。
この操作装置によれば、操作子を押し込み操作
すると、押し込み位置にロツクされ、そして押し
込み位置にロツクされた押釦を再度押圧すると、
そのロツクが解除されて原位置に復帰するという
ような前述した一般的な操作機構に、作動部材及
びストツパを付加することで構成できる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図乃至第5図を参
照して説明する。第1図及び第2図において、上
面の開口部に蓋1を取付けて成るケース2内に
は、第1及び第2の操作子3及び4が上下方向に
スライド可能に並設されており、これら操作子3
及び4は共に付勢手段例えば圧縮コイルばね5,
5によつて上方に付勢されている。これら操作子
3及び4の上端部には夫々押釦6及び7が嵌着さ
れ、この押釦6及び7を介して操作子3及び4を
圧縮コイルばね5,5の弾発力に抗して押圧操作
し得るようになつている。
各操作子3及び4は押圧操作されると、ロツク
部材8及び9によつて押し込まれた状態にロツク
されるようになつている。即ち、各操作子3及び
4の一側面には、第3図に示すように、凹段部1
0が形成されており、この凹段部10内には凹段
部10の深さの半分程度の高さのカム凸部11が
突設されている。そして、カム凸部11の前面に
はL形突起12が突設され、このL形突起12を
突設したカム凸部11の前面と凹段部10の底面
とは溝状の斜面13によつて連ねられている。か
かるL形突起12は、第3図に矢印C及びDで示
す第1の案内路と矢印F及びGで示す第2の案内
路により囲まれた部分の内側に位置されている。
そして、L形突起12は、圧縮コイルばね5の付
勢方向と交差する方向すなわち左右方向に延びる
係止突部としての水平部12bと、この水平部1
2bの両端部のうち相手の操作子3,4側の端部
から圧縮コイルばね5の付勢方向すなわち上方に
延びる止め突部たる垂直部12aとからなる。そ
して、このL形突起12は両操作子3と4とで対
称形になつており、第1の案内路C及びD、第2
の案内路F及びGも両操作子3と4とで対称形を
なしている。一方、ロツク部材8,9はばね線に
より形成されたもので、基部のコイル部8a,9
aがケース2に突設した突起2a,2aに嵌合保
持されていると共に、該コイル部8a,9aの一
端が上方に延長されてその先端部に係合部として
のL字形の折曲部8b,9bが形成されている。
このロツク部材8,9は、折曲部8b,9bを操
作子3,4の一側面に弾接させる方向の弾発力及
び矢印A,Bで示す方向に回動付勢する弾発力を
有している。そして、折曲部8b,9bは、操作
子3,4が圧縮コイルばね5,5によつて最上位
に押し上げられた位置、即ち原位置にある状態で
は、第3図に示すようにカム凸部11より下方の
凹段部10内すなわち第1の案内路C及びDの案
内始点位置にあり、操作子3,4が押し下げられ
ると、矢印Cで示すように水平部12bの外側を
迂回するようにしてカム凸部11の周側面に沿つ
て摺動し、最終的には矢印Dで示すように斜面1
3に案内されてL形突起12の水平部12bに係
合し、操作子3,4を押し込み状態にロツクする
(第1図では第1の操作子がロツクされている)。
このようなロツク部材8,9は、操作子3,4
が上記ロツク位置から更にL形突起12の垂直部
12aの長さ相当分以上押し下げられると、折曲
部8b,9bがL形突起12の垂直部12aに沿
つて矢印Eで示すように移動し、垂直部12aの
先端たる上端から外れて第2の案内路Fに移行し
て操作子3,4のロツクを解除する。その後、操
作子3,4が圧縮コイルばね5,5の弾発力によ
り押し上げられることによつて、矢印Gで示すよ
うに垂直部12aの外側を迂回して元位置である
ところのカム凸部11より下方の凹段部10内
(第1の案内路C及びDの案内始点位置)に戻る。
尚、第2の案内路F及びGの案内始点位置はL形
突起12の垂直部12aの上端にあり、第1の案
内路C及びDの案内終点位置、すなわち垂直部1
2bに横方向から対向すると共に水平部12aに
上方から対向する位置よりも上方にある。しかし
ながら、上述のような折曲部8b,9bのロツク
解除動作、即ち垂直部12aから外れて第2の案
内路Fに移行する動作は、次に述べる作動部材1
4の作用によつて実際には起こらないように構成
されている。
この作動部材14は、板状をなし、ケース2に
形成したガイド孔15に左右方向にスライド可能
に支持されて、両ロツク部材8及び9間に位置し
ている。そして、作動部材14の両端部はガイド
孔15から突出し、その突出端面を各ロツク部材
8及び9に接触させている。尚、作動部材14の
中央部にはガイド孔15の内側面に弾接してがた
つきを無くすための薄肉のばね板部14aが湾曲
形成されている。一方、各操作子3,4の一側面
には、前記カム凸部11の上部近傍に位置して当
接子16,17が突設されており、各操作子3,
4を押し下げると、当接子16,17がその斜面
部としての傾斜下面16a,17aを作動部材1
4の斜面部としての左右の各傾斜面14b,14
cに当接させて、該作動部材14を矢印G,Hの
各方向にスライド変位させる。この場合、作動部
材14の左右方向の長さ寸法は、操作子3或は4
をロツク位置を越えて最下限まで押し下げたと
き、作動部材14の一方の端部がストツパとして
機能するケースの内側面2b,2c(作動部材1
4の両端部に対向している)にロツク部材8,9
を介して当接し、且つこのとき作動部材14の他
方の端部が操作側の操作子のL形突起12の垂直
部12aを矢印F方向に通過しないような寸法に
設定されている。
前記操作子3,4によつて操作されるスイツチ
18は、第2図に示すように、ケース2の内側面
に設けた複数個の固定接点19と、第1の操作子
3に設けた可動コンタクト20とから構成されて
いる。このスイツチ18は、後述の説明から明ら
かとなるが、第1の操作子3の押し込み操作によ
り固定接点19間が可動コンタクト20によつて
接続されたオン状態となり、第2の操作子4を押
し込み操作すると、その接続が解除されたオフ状
態となる。
次に上記構成の作用を説明する。第1図に示す
状態では、第1の操作子3が押し込み状態にロッ
クされていて、スイツチ18はオン状態にある。
この状態で第2の操作子4を原位置から押込んで
ゆくと、ロツク部材9の折曲部9bがカム凸部1
1の周側面に沿つて矢印Cで示すように移動する
と共に、当接子17が作動部材14の右側の傾斜
面14cに当接し、該作動部材14を矢印H方向
にスライドさせる。作動部材14は、この矢印H
方向のスライドにより、第1図に二点鎖線で示す
ように、第1の操作子3をロツクしているロツク
部材8を反矢印A方向に強制的に回動させる。こ
のため、ロツク部材8の折曲部8bが第1の操作
子3のL形突起12の水平部12bから強制的に
外され、これにより第1の操作子3のロツクが解
除され、該操作子3は圧縮コイルばね5の弾発力
によつて原位置に自動的に復帰し、これに伴いス
イツチ18がオフする。そして、第1の操作子3
が自動復帰した段階で、第2の操作子4から手指
を離すと、ロツク部材9の折曲部9bが矢印Dで
示すように斜面13に案内されてL形突起12の
水平部12bに係合し、これにより第4図に示す
ように第2の操作子4を押し込み状態にロツクす
る。
このように、第1の操作子3が原位置に復帰
し、第2の操作子4が押し込まれた位置にロツク
された状態で、第1の操作子3を押し込み操作す
ると、今度は当接子16が作動部材14の左側の
傾斜面14bに当接するため、前述したとは逆
に、作動部材14が矢印G方向にスライドする。
これにより前述したと同様にしてロツク部材9が
反矢印B方向に強制回動され、折曲部9bがL形
突起12の水平部12bから強制的に外されるた
め、操作子4のロツクが解除され、該第2の操作
子4は圧縮コイルばね5の弾発力によつて原位置
に自動的に復帰する。そして、第2の操作子4が
自動復帰した段階で第1の操作子3から手指を離
すと、前述したと同様にしてロツク部材8の折曲
部8bがL形突起12の水平部12bに係合し
て、第1の操作子3を押し込まれた位置にロツク
する。
さて、第1図及び第4図に示すように、第1の
操作子3或は第2の操作子4が押し込み状態にロ
ツクされているとき、このロツクされている操作
子を更に押し込み操作することがあるが、この場
合には、その操作子のロツクは解除されない。こ
のことを第1の操作子3がロツクされている場合
について説明する。即ち、第1図の状態で、ロツ
クされている第1の操作子3を更に押し込み操作
すると、第5図に示すように作動部材14が矢印
G方向にスライドし、第1の操作子3が最下限位
置に到達した段階で作動部材14の右端部がケー
ス2の内側面2bにロツク部材9を介して当接す
る。このようにして作動部材14がケース2の内
側面2bに当接した状態において、該作動部材1
4の左端は第1の操作子3のL形突起12の垂直
部12aを通過しておらずに、この垂直部12a
よりも左側若しくは垂直部12aと同一の位置、
従つてL形突起12の水平部12a上に位置して
いる。一方、操作子3のロツク部材8は、操作子
3がロツク位置から更に押し下げられる場合、作
動部材14の左端に当接した状態にあるため、操
作子3が最下段位置に押し下げられて、ロツク部
材8の折曲部8bがL形突起12の垂直部12a
上端よりも上方に位置するようになつても、折曲
部8bがL形突起12の垂直部12aの右方(矢
印F方向)に移動するようなことは無い。この場
合、作動部材14の右端はケース2の内側面2b
に当接してそれ以上右方には移動できない停止状
態にあるから、振動等によつて作動部材14が不
用意に右方に移動することは無い。従つて、この
後、操作子3から手指を離すことにより該操作子
3が圧縮コイルばね5の弾発力によつて上方に移
動しても、ロツク部材8の折曲部8bは再びL形
突起12の水平部12bに係合し、操作子3を押
し込み状態にロツクする。このような作用は、第
4図に示すように、第2の操作子4が押し込み状
態にロツクされている場合に、この操作子4を更
に押し込み操作したときにも、作動部材14の移
動方向が異なるのみで、同様に得られる。従つ
て、操作子3及び4は、それ自身の押し込み操作
によつてはロツク解除されず、他の操作子の押し
込み操作によつてのみロツク解除されるようにな
る。尚、このようなスイツチ装置は、例えば自動
車のエアコンデイシヨナを運転及び停止の2状態
に制御するためのものとして用いられる。
ところで、作動部材14のない場合を考える。
この場合には、押し込み状態にロツクされている
操作子を最下限位置まで押し込むと、ロツク部材
の折曲部がL形突起の垂直部から外れ、その操作
子のロツクが解除されることとなる。このこと
は、逆に各操作子が夫々独自でロツク及びロツク
解除できる一般的な操作機構に作動部材14を付
加することによつて、ロツクされている操作子の
ロツク解除は他の操作子を押し込み操作すること
によつてのみ可能な操作装置として構成できるこ
とを意味する。尚、各操作子が夫々独自でロツク
及びロツク解除できる構成のスイツチ装置は、同
じく自動車のエアコンデイシヨナの制御用として
用いられ、一方の操作子の押し込み操作によつて
通常運転状態とし、他方の操作子の押し込み操作
によつて所謂エコノミー運転状態とし、両操作子
を共に原位置に復帰させることによつて運転停止
状態とする3状態制御の場合に使用される。
次に第6図及び第7図は本考案の他の実施例を
示すもので、上記一実施例との相違は、作動部材
14の両端部に突片14d,14eを突設し、こ
の突片14d,14eをロツク部材8,9の折曲
部8b,9bに若干の〓間を持つて対向させたと
ころにある。このようにすれば、操作子3,4を
押し込み操作したとき、手指を押釦6,7から瞬
間的に離すことによつて、操作子3,4が圧縮コ
イルばね5の弾発力により勢い良く上方に移動し
た場合のロツク不能事故を防止できる。即ち、操
作子3,4が勢い良く上方に移動すると、その
後、折曲部8b,9bがL形突起12に係合して
操作子3,4をロツクする際に折曲部8b,9b
に衝撃的な力が作用し、該折曲部8b,9bが第
7図に矢印Jで示す方向、即ち操作子3,4から
離れる方向に変位する。この場合、突片14d,
14eが無いと仮定すると、折曲部8b,9bは
そのままL形突起12から外れ、ロツク不能とな
る。しかしながら、突片14d,14eを設けた
本実施例によれば、折曲部8b,9bが矢印J方
向に変位しても、直ちに突片14d,14eに当
接することによつてそれ以上同方向に変位するこ
とを阻止され、従つて折曲部8b,9bがL形突
起12から外れることを突片14d,14eによ
つて防止することができ、ロツク不能に至ること
を効果的に防止することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のスイツチの操作装
置によれば、第1及び第2の操作子のいずれか一
方が常に押し込まれた位置にロツクされた状態に
あり、しかもそのロツク解除は他方の操作子を押
し込み操作しない限り行うことができないという
構成の機構を提供できると共に、同構成の機構を
一般的な操作機構、すなわち押圧操作可能に設け
られ夫々付勢手段により押圧方向とは逆方向に付
勢された第1及び第2の操作子と、これら各操作
子の側面に互いに対称形に突設され、操作子の移
動方向と交差する方向に延びる係止突部、及びこ
の係止突部の両端部のうち相手の操作子側の端部
から前記付勢手段の付勢方向に延びる止め突部
と、前記各操作子の側面に互いに対称形に形成さ
れ、前記係止突部よりも操作子の押圧方向側に存
する案内始点位置から係止突部の外側を迂回して
前記係止突部及び止め突部の双方に対向する位置
に存する案内終点位置まで延びる第1の案内路、
及び前記止め突部の先端の案内始点位置から止め
突部を迂回して第1の案内路の案内始点位置まで
延びる第2の案内路と、前記各操作子に対応して
設けられ、前記第1の案内路側から第2の案内路
側に向かう弾発力を有していて操作子が原位置か
ら押し込まれることにより、先端の係合部が第1
の案内路の案内始点位置から該第1の案内路に案
内されて前記係止突部に至り該係止突部を係止す
ることにより当該押し込まれた操作子を押し込み
状態にロツクし、操作子がそのロツク位置から更
に押し込まれたときには、前記止め突部の先端か
ら外れる位置まで該止め突部に沿つて相対移動す
るばね材製のロツク部材とから成る操作機構に、
作動部材及びストツパを付加することによつて得
ることができ安価に実現することができるという
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は縦断正面図、第2図は第4図の
−線に沿う縦断側面図、第3図はロツク機構部
分の斜視図、第4図及び第5図は第1図とは夫々
異なる状態で示す縦断正面図であり、第6図及び
第7図は本考案の他の実施例を示す概略的な縦断
面図及び横断面図である。 図中、2はケース、2b,2cはストツパ、
3,4は第1、第2の操作子、5は圧縮コイルば
ね(付勢手段)、8,9はロツク部材、8b,9
bは折曲部(係合部)、11はカム凸部、12は
L形突起、12aは垂直部(止め突部)、12b
は水平部(係止突部)、14は作動部材、14c,
14dは傾斜面(斜面部)、16,17は当接子、
16a,17aは傾斜下面(斜面部)、18はス
イツチ、C及びDは第1の案内路、F及びGは第
2の案内路である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 押圧操作可能に設けられ夫々付勢手段により押
    圧方向とは逆方向に付勢された第1及び第2の操
    作子と、 これら各操作子の側面に互いに対称形に突設さ
    れ、操作子の移動方向と交差する方向に延びる係
    止突部、及びこの係止突部の両端部のうち相手の
    操作子側の端部から前記付勢手段の付勢方向に延
    びる止め突部と、 前記各操作子の側面に互いに対称形に形成さ
    れ、前記係止突部よりも操作子の押圧方向側に存
    する案内始点位置から係止突部の外側を迂回して
    前記係止突部及び止め突部の双方に対向する位置
    に存する案内終点位置まで延びる第1の案内路、
    及び前記止め突部の先端の案内始点位置から止め
    突部を迂回して第1の案内路の案内始点位置まで
    延びる第2の案内路と、 前記各操作子に対応して設けられ、前記第1の
    案内路側から第2の案内路側に向かう弾発力を有
    していて操作子が原位置から押し込まれることに
    より、先端の係合部が第1の案内路の案内始点位
    置から該第1の案内路に案内されて前記係止突部
    に至り該係止突部を係止することにより当該押し
    込まれた操作子を押し込み状態にロツクし、操作
    子がそのロツク位置から更に押し込まれたときに
    は、前記止め突部の先端から外れる位置まで該止
    め突部に沿つて相対移動するばね材製のロツク部
    材と、 これら両ロツク部材間に位置して前記操作子の
    移動方向と交差する方向に移動可能に設けられ、
    操作子が原位置から押し込まれると、該操作子に
    設けられた斜面部に当接され或いは自身に設けら
    れた斜面部に操作子が当接することにより非操作
    の操作子側に移動して、その非操作の操作子の係
    止突部を係止しているロツク部材に当接して該ロ
    ツク部材の係合部をその弾発力に抗して係止突部
    から外すことにより、該非操作の操作子を付勢手
    段の付勢力により原位置に復帰移動させる作動部
    材と、 この作動部材の両端部に対向して設けられ、操
    作子がロツク位置を越えて押し込まれたとき、そ
    の押し込みに伴つて非操作の操作子側に移動する
    作動部材に当接され、該作動部材を、ロツク位置
    を越えて押し込まれた操作子に対応するロツク部
    材に当接させて止め突部から外れたロツク部材の
    係合部が前記第2の案内路に移動することを阻止
    してロツク部材の係合部を止め突部より係止突部
    側にとどめる位置に停止させるストツパとを具備
    して成るスイツチの操作装置。
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