JP2511663Y2 - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

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JP2511663Y2
JP2511663Y2 JP4936290U JP4936290U JP2511663Y2 JP 2511663 Y2 JP2511663 Y2 JP 2511663Y2 JP 4936290 U JP4936290 U JP 4936290U JP 4936290 U JP4936290 U JP 4936290U JP 2511663 Y2 JP2511663 Y2 JP 2511663Y2
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JP
Japan
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switch
key top
cam
spring
cam pin
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哲生 山本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車または電気機器に使用されるプッシ
ュスイッチに関するもので、詳しくは、キートップ側の
ハートカムとスイッチベース側のカムピンを係合させて
キートップの上下移動を規制し、キートップを押し下げ
たスイッチオンの姿勢がそのまま持続され、その押し下
げ姿勢のキートップを再び押すと、スイッチオフとなっ
てキートップが上死点復帰するプッシュスイッチに関す
るものである。
「従来の技術」 前記のプッシュスイッチは、実開昭64-23818号公報等
の公知例があり、その基本的構造は、第4図参照、側周
にハートカム3を設けたキートップ1と、キートップ用
付勢ばね7とスイッチ作動ばね4と筒状作動体30とステ
ム31が主要部材を構成し、キートップ1はスイッチベー
ス13との間に付勢ばね7を介装して上下作動自在になっ
ている。そして、キートップ1は下側の筒部10に、筒状
作動体30を挿入して許容ストローク上下作動自在になす
と共に、その筒状作動体30の下方に、スイッチ作動ばね
4を介装したステム31を許容ストローク上下作動自在に
組合せ、さらに、キートップ1のハートカム3のカム溝
にスイッチベース13に立設した板ばね33に突設したカム
ピン32を係合させた構造からなり、キートップ1を押し
下げると、キートップ1に連動する筒状作動体30とステ
ム31が下降し、そのステム31が下方のラバーコンタクト
16が押し下げてスイッチオンされる。そして、押し下げ
たキートップ1から指先を離すと、ハートカム3の係止
溝にカムピン32が係合してキートップ1の上昇が阻止さ
れ、スイッチオン状態が持続される。
そして、そのスイッチオン状態のキートップ1を再び
僅かに押し下げると、ハートカム3の係止溝とカムピン
32の係止が解離されて、キートップ1が付勢ばね力によ
って上昇復元すると共に、そのキートップ1の上昇作動
に連動してステム31も上昇復元し、ラバーコンタクト16
が自由状態となってスイッチオフされるようになってお
り、前記のハートカム3とカムピン32が、キートップ1
の下死点姿勢を一時保持する下死点姿勢の一時保持機構
を構成している。
「考案が解決しようとする課題」 以上の従来構造のプッシュスイッチは、キートップ用
付勢ばね7とスイッチ作動ばね4を上下直列に装着する
構造のためスイッチの全高が徒高化する。そして、スイ
ッチばね4を介装した筒状作動体30とステム31が必要と
なるので、部品点数が多くなる不具合がある。
本考案は、以上の従来構造の不具合を解消するプッシ
ュスイッチを提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本考案のプッシュスイッチ
は 「キートップの上昇力付勢ばねとスイッチ作動ばねを
内蔵すると共に、キートップ側のハートカムと、該ハー
トカムのカム溝に係合するスイッチベース側のカムピン
からなるキートップ下死点姿勢の一時保持機構を有する
プッシュスイッチにおいて、 キートップはスイッチベースの枠部に上死点規制され
て上下作動自在に装着されると共に、下側筒部に「スイ
ッチ作動ばねを介装して下方付勢した押下作動部材」を
下死点規制して上下移動自在に装着し、さらに、前記付
勢ばねを、該スイッチ作動ばねの同心外側ばねとなして
キートップとスイッチベース間に介装し、 さらに、端部のカムピンを対向させた単一線材枠体の
カムピンワイヤをスイッチベースに設けたカムピンワイ
ヤスライド溝に、上下移動拘束にして左右二軸スライド
自在に装着し、前記押下作動部材の下端をスイッチ素子
部に臨ませる構造」になっている。
「作用」 以上の構成の本考案のプッシュスイッチは、キートッ
プとスイッチベース間にキートップ付勢ばねを、キート
ップと押下作動部材間にスイッチ作動がそれぞれ介装さ
れて、その2個のばねが内外側ばねをなして同心並設さ
れると共に、個別付勢のキートップと押下作動部材が相
対上下作動自在となっているので、キートップの押し下
げに連動して該押下作動部材が押し下げられてスイッチ
オン作用する。
そして、そのスイッチオンのままキートップを自由に
すると、キートップ側のハートカムとスイッチベース側
のカムピンからなる押下一時保持機構が作用して、その
姿勢が保持され、再びキートップを押し下げるとそのス
イッチオン姿勢が解除されてキートップが上昇復帰す
る。そして、そのスイッチオンオフ作用のとき、ハート
カムに係合するカムピンは、上下移動を除く二軸移動自
在の状態でスイッチベース側に収容されているので、前
記の押下一時保持とその解除作用を円滑になすことがで
きる。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本考案一実
施例を示す第1図を参照して、キートップ1の側壁に設
けたハートカム3に、スイッチベース13側のカムピン9
を係合させ、キートップ1の下死点位置を一時保持する
キートップの下死点一時保持機構を有し、キートップ1
の付勢ばね7とスイッチ作動ばね4を内蔵するプッシュ
スイッチにおいて、 キートップ1は、中央下側に下方開口の筒部10を有し
て、その筒部10の外周とスイッチベース13間に付勢ばね
7を介装し、スイッチベース13に形成した方形枠のキー
トップ収納部12に収められており、そのキートップ収納
部12の側壁に形成した係止孔15に、側方の係止爪2を入
れて上下作動自在にして上死点位置が規制されて装着さ
れている。
そして、キートップ1の筒部10には、スイッチ作動の
縦中心線21に沿って上下作動自在の押下作動部材5が挿
入されると共に、押下作動部材5に穿設したばね挿入孔
22と筒部10の上壁間にスイッチ作動ばね4が付勢力を有
して装着されており、押下作動部材5は、第1図(B)
(C)参照側方の係止爪6を筒部10のスライド溝18に挿
入して下方付勢されると共に、下死点位置が規制され、
キートップ1と相対的に上下作動できる。
即ち、筒部10の外側に挿入した付勢ばね7とスイッチ
作動ばね4は、スイッチの縦中心線21を中心とする内側
ばねと外側ばねの同心並設構成になっている。
一方、第1図(C)参照、単一線材によって三方を枠
囲いして、両端を対向するカムピン9となしたばね体の
カムピンワイヤ8が別体に形成され、このカムピンワイ
ヤ8は、キートップ収納部12の側壁に設けたスリット状
のカムピンワイヤガイド溝14に収納されると共に、その
カムピン9をキートップ収納部12に設けたスライド孔11
を挿通してキートップ収納部12の内側に突き出し、第1
図(A)(B)のように、キートップ収納部12内にキー
トップ1のハートカム3のカム溝に係合して装着され、
このカムピンワイヤ8はカムピンワイヤガイド溝14に収
容されて、スイッチ縦中心線21方向の上下作動が拘束さ
れると共に、該中心線21と直交する二軸方向にスライド
自在である。そして、ハートカム3との係合作動を円滑
にさせるために、カムピン9がハートカム3のカム溝に
押圧する形状になっており、このハートカム3とカムピ
ンワイヤ8によってキートップ1の押下姿勢一時保持機
構を構成している。なお、ハートカム3のカム形状は従
来構造のものと同一であり、図中の30は付勢ばね7の装
着筒である。
そして、押下作動部材5の下方に、プリント配線基板
19に印刷された接点17の上にラバーコンタクト16が設け
られてスイッチ素子部をなしており、押下作動部材5の
下降作動によってラバーコンタクト16を押し下げ、ラバ
ーコンタクト16の内側の導体部によって接点17を導通さ
せるようになっている。
以上の実施例のプッシュスイッチは下記のとおり作動
する。即ち、その作用状態を示す第2図を参照して、ま
ず、キートップ1を指先で押し下げると、第2図(A)
のようにキートップ1と連動して押下作動部材5が下降
作動して、ラバーコンタクト16を押し下げてスイッチオ
ンされる。なお、このときカムピン9は、第3図(A)
のように、ハートカム3のカム溝22を上昇して第1段差
23を乗り越え第1係止点24に達する。
そして、指先を離してキートップ1を自由になすと、
キートップ1の上昇付勢力によってハートカム3が上昇
しようとするが、第1段差23と干渉するので、第3図
(B)のように第2段差27を越えて第2係止点25に達
し、ハートカム3の上昇付勢力Fが、カムピン9と第2
係止点25との係合によって係止され、キートップ1は第
2図(B)のように下降姿勢のスイッチオンの姿勢が保
持される。
続いて、そのスイッチオン姿勢のキートップ1を、再
び僅かに押し下げる、第2係止点25のカムピン9は、第
3図(C)のようにカム溝22のリターン路26に導かれ、
その指先を離すと付勢ばね7とスイッチ作動ばね4の付
勢力によって、キートップ1と押下作動部材5が、それ
ぞれ上昇復元して第1図(A)の操作前姿勢に復元す
る。
以上の実施例のものは、付勢ばね7とスイッチ作動ば
ね4が同心並列にして、スイッチ作動用部材がキートッ
プと単一の押下作動部材5で構成されるので、第4図示
の従来物よりスイッチ高が小さくなると共に、従来の筒
状作動体30とステム31が一体化された単一部材となる。
「考案の効果」 以上の説明のように、本考案のプッシュスイッチは、
キートップ付勢ばねとスイッチ作動ばねが、同心内外側
ばね配列のため、従来のものに対比して、プッシュスイ
ッチの全高が低くなって小形化し、構成部品点数が減少
して構造簡素化を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例のプッシュスイッチを示し、
(A)はその正面図、(B)は(A)のAA断面図、
(C)はその構成部材の斜視図、第2図(A)(B):
第1図実施例の作用を示す正面図、第3図(A)(B)
(C):第1実施例のハートカムとカムピンの作動説明
図、第4図:従来構造のプッシュスイッチを示し、
(A)はその正面図、(B)は(A)のBB断面図、
(C)はその構成部材の斜視図 主な符号、1:キートップ、2:係止爪、3:ハートカム、4:
付勢ばね、5:押下作動部材、6:係止爪、7:スイッチ作動
ばね、8:カムピンワイヤ、10:筒部、11:スライド孔、1
2:キートップ収納部、13:スイッチベース、14:カムピン
ワイヤガイド溝、16:ラバーコンタクト、17:接点、18:
スライド溝、19:配線板、20:係止爪、21:スイッチ縦中
心線、22:カム溝、24:第1係止点、25:第2係止点、26:
リターン路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キートップの上昇力付勢ばねとスイッチ作
    動ばねを内蔵すると共に、キートップ側のハートカム
    と、該ハートカムのカム溝に係合するスイッチベース側
    のカムピンからなるキートップ下死点姿勢の一時保持機
    構を有するプッシュスイッチにおいて、 キートップはスイッチベースの枠部に上死点規制されて
    上下作動自在に装着されると共に、下側筒部に「スイッ
    チ作動ばねを介装して下方付勢した押下作動部材」を下
    死点規制して上下移動自在に装着し、さらに、前記付勢
    ばねを、該スイッチ作動ばねの同心外側ばねとなしてキ
    ートップとスイッチベース間に介装し、 さらに、端部のカムピンを対向させた単一線材枠体のカ
    ムピンワイヤをスイッチベースに設けたカムピンワイヤ
    スライド溝に、上下移動拘束にして左右二軸スライド自
    在に装着し、前記押下作動部材の下端をスイッチ素子部
    に臨ませる構造を特徴とするプッシュスイッチ。
JP4936290U 1990-05-11 1990-05-11 プッシュスイッチ Expired - Lifetime JP2511663Y2 (ja)

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