JPH0525075U - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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JPH0525075U
JPH0525075U JP4396191U JP4396191U JPH0525075U JP H0525075 U JPH0525075 U JP H0525075U JP 4396191 U JP4396191 U JP 4396191U JP 4396191 U JP4396191 U JP 4396191U JP H0525075 U JPH0525075 U JP H0525075U
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JP
Japan
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valve body
valve
valve rod
outer circle
inner circle
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Pending
Application number
JP4396191U
Other languages
English (en)
Inventor
進二 梅澤
Original Assignee
株式会社巴技術研究所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社巴技術研究所 filed Critical 株式会社巴技術研究所
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Publication of JPH0525075U publication Critical patent/JPH0525075U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体と弁棒との嵌合部の加工にプレス穴加工
工程を不要とし、加工完了までのリードタイムを短くで
きる弁体と弁棒との接合構造をうること。 【構成】 駆動側弁棒1aの端部を、弁体2の中心Oを
通り弁棒1aと同心の外円αと、その中心aから偏心し
た位置bを中心とする内円βによって形成し、一方、該
弁棒端部が嵌合する弁体の凹部を、上記外円αが嵌合す
る外円嵌合部α′と、内円βが嵌合する偏心した内円嵌
合部β′とによって形成している。弁体2の嵌合凹部
は、先ず内円嵌合部β′を同径のドリルで偏心位置bを
軸として穴加工したあと、外円嵌合部α′を同径のエン
ドミルで中心aを軸として穴加工して形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、弁体をその中心部を通る弁棒によって駆動するようにした中心型バ タフライ弁に関し、特にその弁体と弁棒との接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような中心型バタフライ弁においては、図3(a)(b)(c) に示すように、上部(駆動側)弁棒1aと弁体2とは、該上部弁棒1aの先端部 に形成された二面巾3が、該二面巾3の先端部が嵌合する形状に形成した弁体2 の凹部4に嵌着され、また下部弁棒1bの先端部は、断面丸形のまま、弁体2の 穴部に回動自在に嵌合されている。なお、図中、5は本体(弁本体)で、その内 周面にゴムシートリング6が張設されている。
【0003】 当該バタフライ弁の使用時、弁体2は上部弁棒1aを外部から駆動することに より、二面巾3が形成された該弁棒先端部と、二面巾3と嵌合する形状につくら れた弁体2の凹部4との嵌合作用によって弁体2が回動するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来例における弁棒と弁体との接合構造では、上部弁棒1aの二面巾 3の先端部に嵌合する凹部4を弁体2に形成するため、従来、次のような第1な いし第3の三つの加工工程が必要とされていた。即ち、 (i)上下の弁棒が取付けられる直径方向の弁体2の上下2個所を、ドリルで 穴加工を行なう。(第1工程) (ii)上記第1工程で穴加工された弁体上部の穴部に、先端を二面巾に形成さ れたプレスの先端部を挿入して上方から直径方向に弁体を押圧し、上記穴部を二 面巾に成形する二面巾のプレス穴加工を行なう。(第2工程) (iii)上記第2工程の二面巾プレス穴加工によって弁体を直径方向に押圧する 際、該弁体は上記押圧方向と直角方向(横方向)に膨らんだ楕円形に変形される ので、該楕円形に変形した弁体外形を、バイトにより真円になるように外周旋削 加工を行なう。(第3工程) 上記のように、二面巾プレス穴加工を用いた従来の弁体加工技術(手段)にお いては、該二面巾プレスにより弁体がプレス押出方向と直角方向に膨らんで歪む という現象が生じ、そのため、該楕円形に歪んだ弁体の外周面を真円にするため に、バイトによる旋削工程が新たに必要になる、つまり工程が増えるという問題 点があった。
【0005】 本考案は、上記従来技術における問題点を解決し、弁棒との弁体嵌合部の加工 にプレス穴加工工程を不要とし、加工完了までのリードタイムを短くできるよう にした弁体と弁棒との接合構造を有するバタフライ弁を提供することを目的とし ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、中心型バタフライ弁において、弁体 周縁部の凹部と嵌合する駆動側弁棒の先端部を、弁棒と同心の外円と、該外円の 中心から偏心した位置を中心とする円柱状の内円とによって形成し、上記弁体周 縁部の凹部を、上記弁棒先端部の外円及び偏心した内円がそれぞれ嵌合する外円 嵌合部及び内円嵌合部によって形成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案は上記のように構成されているので、弁体を回動させるように弁棒が回 転する時、該回転の中心は弁体の中心を通る外円の中心と一致し、該中心から偏 心した位置を中心とする内円からなる弁棒先端部の円柱部は、弁体の弁棒との嵌 合凹部の内円嵌合部内で上記弁棒の回転中心を中心として偏心回転しようとし、 弁体自身を、上記回転中心を軸として回転運動させることになり、このようにし て弁体が回動される。
【0008】
【実施例】 次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。 図1(a)(b)(c)は、本考案の一実施例を示すバタフライ弁であって、 (a)は要部を断面で示す正面図、(b)は側断面図、(c)は同図(a)(b )のA部の拡大斜視図であり、図中、図3(a)(b)(c)に記載した符号と 同一の符号は同一ないし同類部分を示すものとする。
【0009】 図において、本体5の内面に張設されたシートリング6に密接するようにして 弁体2が弁棒1a,1bによって支持され、下部弁棒1bで回転自在に支持され ながら、外部機構に連接された上部弁棒1aによって弁体2が回動するようにな っている点は、従来例(図3)と変りはない。
【0010】 この実施例では、上部(駆動側)弁棒1aと弁体2との接合構造に特徴を有し 、弁体2の上部周縁部の凹部と嵌合する上部弁棒1aの先端部は、弁体2の中心 Oを通る弁棒と同心の外円αと、図2に示すように、該外円αの中心aから偏心 (距離x)した点bを中心とした外円αより小径の円柱状の内円βとが連続して 形成されている。 一方、上部弁棒1aの先端部が嵌合する弁体2周縁部の凹部には、上記弁棒先 端部の外円αと嵌合する外円嵌合部α′と、内円βと嵌合する内円嵌合部β′と が形成されている。なお、下部弁棒1bの先端部γが嵌合する弁体の下部凹部γ ′は、弁棒1bと同心の円筒面で形成されている。
【0011】 上記した上部弁棒1aの先端部が嵌合する弁体2の凹部を形成する外円嵌合部 α′及び内円嵌合部β′の加工手順は、次の2工程からなっている。 (i)先ず、弁体2の上部嵌合凹部の偏心した内面嵌合部β′の中心bを軸と し、弁棒端部の内円βと同径のドリルで穴加工すると共に、弁体2の下部嵌合凹 部γ′を、下部弁棒先端γと同径のドリルで中心aを軸としてドリル穴加工を行 なう。(第1工程) (ii)上記第1工程で穴加工された弁体2の上部凹部の内円嵌合部β′(第1 工程で穴加工される内円嵌合部β′は、弁体周面部まで同軸同径で穴明けされて いる。)を、弁棒1aの外円αと同径のエンドミルで、中心aを軸として所定の 長さ(深さ)までドリル穴加工して内円嵌合部α′を形成する。(第2工程) 上記のように構成されているので、上部弁棒1aが外部機構によって回転する 時、該回転中心は、弁体2の中心Oを通り、外円αの中心aと一致し、該中心a から距離xだけ偏心した位置を中心bとする内円βからなる弁棒先端部の円柱部 は、弁体の内円嵌合部β′内で上記弁棒の回転中心aを中心として偏心回転しよ うとし、弁体2自身を、上記回転中心aを軸として回転運転させるようになり、 このようにして弁体2が回動される。
【0012】 この実施例によれば、従来例(図3)において必要とされた弁体のプレス穴加 工工程を含めた三つの工程が、ドリル穴加工とエンドミル加工の二つの工程で足 りるばかりでなく、弁体プレス穴加工工程が不要となるので、それに伴うバイト による弁体外周の旋削加工が不要となり、加工完了までのリードタイムが短くな って生産性が向上するばかりでなく、加工工程削減により治具取り換えの工程が 減り、加工精度が向上する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、中心型バタフライ弁において、弁体周 縁部の凹部と嵌合する駆動側弁棒の先端部を、弁棒と同心の外円と、該外円の中 心から偏心した位置を中心とする円柱状の内円とによって形成し、上記弁体周縁 部の凹部を、上記弁棒先端部の外円及び偏心した内円がそれぞれ嵌合する外円嵌 合部及び内円嵌合部によって形成したことにより、次のような効果が奏される。
【0014】 (i)従来例において必要とされた弁体のプレス穴加工工程が不要となり、そ れに伴う弁体の外周旋削加工が不要となるので、加工完了までのリードタイムが 短くなり、生産性が向上する。
【0015】 (ii)加工工程の削減により、治具取り換えの工数が減り、加工精度が向上す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すバタフライ弁で、
(a)は要部断面正面図、(b)は側断面図、(c)は
要部拡大斜視図である。
【図2】本考案の弁体と弁棒との嵌合部の説明図であ
る。
【図3】従来例を示すバタフライ弁で、(a)は要部断
面正面図、(b)は側断面図、(c)は要部拡大斜視図
である。
【符号の説明】
1a 上部弁棒 1b 下部弁棒 2 弁体 5 本体 6 シートリング α 外円 β 内円 α′ 外円嵌合部 β′ 内円嵌合部 a 外円中心 b 内円中心 x 偏心量

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体を該弁体の中心部を通る弁棒によっ
    て駆動するようにした中心型バタフライ弁において、弁
    体周縁部の凹部と嵌合する駆動側弁棒の端部を、弁棒と
    同心の外円と、該外円の中心から偏心した位置を中心と
    する円柱状の内円とによって形成し、上記弁体周縁部の
    凹部を、上記弁棒先端部の外円及び偏心した内円がそれ
    ぞれ嵌合する外円嵌合部及び内円嵌合部によって形成し
    たことを特徴とするバタフライ弁。
JP4396191U 1991-06-12 1991-06-12 バタフライ弁 Pending JPH0525075U (ja)

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JP4396191U JPH0525075U (ja) 1991-06-12 1991-06-12 バタフライ弁

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JPH0525075U true JPH0525075U (ja) 1993-04-02

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ID=12678308

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015098954A1 (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 愛三工業株式会社 二重偏心弁
US9995398B2 (en) 2013-12-25 2018-06-12 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Double eccentric valve

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015098954A1 (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 愛三工業株式会社 二重偏心弁
US9951876B2 (en) 2013-12-25 2018-04-24 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Double eccentric valve
US9995398B2 (en) 2013-12-25 2018-06-12 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Double eccentric valve

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