JPS6117817Y2 - - Google Patents

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JPS6117817Y2
JPS6117817Y2 JP8628179U JP8628179U JPS6117817Y2 JP S6117817 Y2 JPS6117817 Y2 JP S6117817Y2 JP 8628179 U JP8628179 U JP 8628179U JP 8628179 U JP8628179 U JP 8628179U JP S6117817 Y2 JPS6117817 Y2 JP S6117817Y2
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JP
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diameter
sliding rod
honing
support member
expanding
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JP8628179U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、大径と小径の2段穴を有するワー
クのホーニングに最適なホーニング装置用のホー
ニング工具に関する。
従来、第1図に示す如く、大径穴1と小径穴2
との2段穴を有するワーク3の各穴1,2をホー
ニングするに際しては、大径穴1用の砥石4と、
小径穴2用の砥石5とを別個に設け、各砥石4,
5を取替えて使用していたから、取替えに手間が
かかり、しかも取替えごとに芯出し作業を必要と
するので作業性が悪く、生産性低下の原因となつ
ていた。
したがつて、この考案は、大径穴用の砥石と小
径穴用の小径穴を別個に設けることも取替えるこ
ともなく、一回の芯出し作業を行なつた後は、簡
単な切替操作のみで、大径穴用の砥石と小径穴の
砥石とを交互に一定のホーニング径にセツトし得
るようにしたホーニング工具を新規に提供するも
のである。
かかる目的を達成するために、この考案は、基
本的には、小径穴用の砥石を支持した第1支持部
材と、大径穴用の砥石を支持した第2支持部材と
を、摺動ロツドの外周囲に放射状に配列し、該摺
動ロツドに、第1支持部材を拡径できるテーパ部
を設けると共に、第2支持部材を拡径できるテー
パ面を有する拡径部材を嵌合し、該拡径部材と上
記摺動ロツドとを切離自在に連結する連結機構を
設けてホーニング装置を構成して、摺動ロツドの
摺動で第1支持部材を拡径させて小径穴のホーニ
ングを行い、摺動ロツドに拡径部材を連結して、
摺動ロツドの摺動で第2支持部材を拡径させて大
径穴のホーニングを行うように、切替使用できる
ようにしたものである。
以下、この考案の実施例を添附図面に従つて詳
細に説明する。
第3図および第4図に示すように、ホーニング
装置は、一端が開放し、他端が閉塞した有底筒状
のケース本体10を備え、該ケース本体10の外
周囲の12等分位置には、該ケース本体10の内径
穴11に貫通する短寸の軸方向のスリツト溝1
2,13を夫々穿設している。
拡径部材14は、長寸の筒軸部15の後端側
に、第5図にも示すように、上記ケース本体10
の内径穴11に嵌合する拡径翼16,…,16を
外周囲の6等分位置に放射状に備える一方、各拡
径翼16,…,16には、底部を後方上りのテー
パ面17に形成した軸方向の嵌合溝18を設ける
と共に、各拡径翼16,…,16の中間位置に
は、筒軸部15の内径穴19に貫通する長寸の軸
方向のスリツト溝20,…,20を夫々穿設して
いる。
該拡径部材14は、拡径翼16側の後端部に設
けた軸方向のガイド孔21と、上記ケース本体1
0の底部22に植設したガイドピン23を嵌合さ
せて、軸回りの回転を規制し、各嵌合溝18をケ
ース本体10の各スリツト溝12に、各スリツト
溝20をケース本体10の各スリツト溝13に
夫々一致せしめる。
該ケース本体10の底部22には、拡径部材1
4の軸方向のがたつきをなくすために押圧するピ
ン41を、押え部材42との間に縮装したプリロ
ード用スプリング43で附勢して設ける。
上記拡径部材14のスリツト溝20とケース本
体10のスリツト溝13とに嵌合される板状の第
1支持部材25を設け、該第1支持部材25の上
端面には、ホルダー26aを介して小径穴用の矩
形状砥石26を取付けると共に、第1支持部材2
5の下端面には、後述する摺動ロツド27に連係
する勾配部28a,28aおよび平面部28b,
28bを突設する。
上記拡径部材14の嵌合溝18と上記ケース本
体10のスリツト12とに嵌合される板状の第2
支持部材29を設け、該第2支持部材29の上端
面には、ホルダー30aを介して大径穴用の短形
状砥石30を取付けると共に、第2支持部材29
の下端面には、嵌合溝18のテーパ面17に当接
するテーパ面31を形成する。
第1支持部材25の砥石26と第2支持部材2
9の砥石30とは、加工長に適した長さに夫々設
定する。
各砥石26,30は、常時(拡径前)は、第
1,第2支持部材25,29等との兼合いで、ほ
ぼ同一の外径で縮径するように設定する。砥石2
6が砥石30より少し飛び出るように設定してお
けば、小径穴をホーニングする場合に間違つて小
径用と大径用の砥石を拡径しても小径用砥石でホ
ーニングできるメリツトを有する。
ケース本体10から突出した第1および第2支
持部材25,29には、適当数のエキスパンドリ
ング32,…,32を嵌着して、抜け落ちないよ
うに保持する。
上記拡径部材14の筒軸部15の内径穴19に
は、摺動ロツド27を軸方向に摺動可能に嵌合す
る一方、該摺動ロツド27の後端部にピン34で
同軸に固定した小径の延長ロツド35を、ケース
本体10の底部22を貫通させて外方へ突出させ
ると共に、底部22から突出したボス36内と、
延長ロツド35の後端部に止めた止め輪37のワ
ツシヤー38との間にコイルスプリング39を縮
装して、摺動ロツド27をワツシヤー40を介し
てケース本体10の底部22に当て止めるように
附勢している。
該摺動ロツド27の軸方向の中間部には、第1
支持部材25の勾配部28a,28aおよび平面
部28b,28bにそれぞれ当接するテーパ部4
4a,44aおよび平面部44b,44bを形成
すると共に、先端部には、上記拡径部材14の筒
軸部15に設けた軸方向のスリツト溝45,45
を夫々貫通して外方へ突出する切替ピン46を直
交方向に嵌入してセツトビス47を固定する。
上記拡径部材14の筒軸部15に嵌合する連結
部材48は、第8図aおよび第8図bにも示すよ
うに、大径のフランジ部49を有し、該フランジ
部49の外周に上下一対の連結ピン50,50を
植設すると共に、該フランジ部49に螺合した規
制ねじピン51を筒軸部15に設けた環状溝52
に嵌入させ、筒軸部15に対して連結部材48が
軸方向の摺動を規制された状態で回転可能に支持
される。
該フランジ部49の連結ピン50,50に対位
する上記ケース本体10には、基準線S−Sから
軸方向に切込み、連結部材48をその筒軸部53
側からみて、右回転線R−Rまで右回転させたと
きに、連結ピン50,50をガイドする右回りの
円弧溝54,54を設ける一方、連結部材48の
筒軸部53には、上記摺動ロツド27の切替ピン
46に対して回転方向にガイドされる円弧溝5
5,55を、上記円弧溝54,54と同一の角度
範囲で、基準線S−Sから左回りに設けると共に
(第8図参照)、該円弧溝55,55の左回り端に
一致して、切替ピン46を軸方向にガイドする軸
方向溝56,56を設ける。
従つて、回転方向に固定状態のケース本体10
の円弧溝54と摺動ロツド27の切替ピン46に
対して、連結部材46の連結ピン50を基準線S
−Sにセツトしてあると、切替ピン46が連結部
材48の円経溝55の右回り端にあるから、摺動
ロツド27の第4図中左方向の摺動時には、切替
ピン46で連結部材48が押されて摺動し、よつ
て、規制ねじピン51を介して拡径部材14も同
方向に摺動される一方、連結部材48を右回転さ
せ、連結ピン50を回転線R−Rにセツトする
と、摺動ロツド27の左方向摺動時には、切替ピ
ン46が軸方向溝56内を移動し、よつて、拡径
部材14が摺動されることなく摺動ロツド27の
みが摺動する。
上記連結部材48は、拡径部材14の筒軸部1
5の先端部に止めた止め輪57で、ワツシヤー類
58を介して軸方向に抜け止めされる一方、ねじ
固定したワツシヤー59には、連結部材48の回
転操作角に一致する2個の切込み溝60,60を
設けると共に、該切込み溝60に対応する連結部
材48の筒軸部53には、スプリング61を縮装
したツバ部材62で突出方向に附勢したキー63
を嵌装し(第7図参照)、該キー63のいずれか
の切込み溝60に差込むことにより、連結部材4
8を所定の回転位置でロツクするようになつてい
る。なお、連結部材48の筒軸部53の外周囲
は、手操作し易いようにローレツトを施すと共
に、筒軸部53と上記ワツシヤー59には、回転
位置や方向を表示する合マークを刻設する。
上記のようにホーニング装置を構成すれば、連
結部材48を右回転位置にして連結ピン50を回
転線R−Rにセツトした状態で、摺動ロツド27
を左方向に摺動させると、切替ピン46が連結部
材48の軸方向溝56内を移動して、テーパ部4
4aにより縮径位置にある第1支持部材25,
…,25のみが外周方向に一定の小径で拡径され
るようになり、小径穴用の砥石26,…,26が
セツトされる。
つぎに、摺動ロツド27を元に戻して後、キー
63を抜き、連結部材48を左回転位置にして連
結ピン50を基準線S−Sにセツトした状態で、
摺動ロツド27を左方向に摺動させると、切替ピ
ン46で連結部材48が押されて摺動し、拡径部
材14も同方向に摺動されて、テーパ面17によ
り縮径位置にある第2支持部材29,…,29が
外周方向に一定の大径で拡径されるようになり、
大径穴用の砥石30,…,30がセツトされる。
この場合、第1支持部材25,…,25の砥石
26,…,26も摺動ロツド27のテーパ部44
aで拡径されるが、大径穴をホーニングするべく
摺動ロツド27を動かす場合、摺動ロツド27の
平面部44bが第1支持部材25の平面部28b
に当接することとなり、砥石26,…,26の拡
径は中断されるのでホーニング作業には全く影響
しない。
従つて、第2図に示すように、摺動ロツド27
の摺動で小径穴用の砥石を拡径させて、ワーク3
の小径穴2のホーニングを行い、ついで、連結部
材48の切替えで摺動ロツド27に拡径部材14
を連結して、摺動ロツド27の摺動で大径穴用の
砥石30を拡径させて、ワーク3の大径穴1のホ
ーニングを行うことができる。
以上の説明からも明らかなように、この考案
は、摺動ロツドの摺動で、そのテーパ部により、
小径穴用の砥石を支持した第1支持部材を拡径さ
せて小径穴のホーニングを行うと共に、連結部材
を切替操作して摺動ロツドに拡径部材を連結し
て、摺動ロツドの摺動で、拡径部材のテーパ面に
より、大径穴用の砥石を支持した第2支持部材を
拡径させて大径穴のホーニングを行うようにした
ものであるから、大径穴用と小径穴用の砥石を簡
単な切替操作で迅速に一定のホーニング径にセツ
トすることができ、そのたび毎に芯出し作業が不
要となつて、作業性が良くなり、生産性が大巾に
向上するようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のホーニング要領を示す斜視図、
第2図はこの考案に係るホーニング要領を示す斜
視図、第3図はこの考案に係るホーニング装置の
平面図、第4図は第3図の縦断面図、第5図は第
4図のA−A線断面図、第6図は第4図のB−B
線断面図、第7図は第4図のC−C線断面図、第
8図aはケース本体と連結部材の関係を示す斜視
図、第8図bは連結部材の円弧溝と軸方向溝を示
す要部斜視図である。 1……大径穴、2……小径穴、3……ワーク、
10……ケース本体、14……拡径部材、17…
…テーパ面、25……第1支持部材、26……小
径穴用砥石、27……摺動ロツド、29……第2
支持部材、30……大径穴用砥石、44……テー
パ部、46……切替ピン、48……連結部材、6
3……キー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 大径と小径の2段穴を有するワークのホーニン
    グ装置において、 軸方向に摺動可能な摺動ロツドと、 小径穴用の砥石を支持し、摺動ロツドの外周囲
    に放射状に配列された第1支持部材と、 大径穴用の砥石を支持し、摺動ロツドの外周囲
    に第1支持部材と互い違いに、第1支持部材とほ
    ぼ同一の円周上で配列された第2支持部材と、 該摺動ロツドに設けられ、該摺動ロツドの摺動
    で上記第1支持部材を一定の小径で拡径させて小
    径穴のホーニングを行なうテーパ部と、 上記摺動ロツドの外周囲に配置され、上記第1
    支持部材が放射方向に嵌合可能に貫通されたスリ
    ツト溝と上記第2支持部材を嵌合しかつ上記摺動
    ロツドの摺動で該第2支持部材を一定の大径で拡
    径させて大径穴のホーニングを行なうテーパ面を
    有する拡径部材と、 該拡径部材と上記摺動ロツドとを切離自在に連
    結する連結部材とを設けたことを特徴とするホー
    ニング工具。
JP8628179U 1979-06-22 1979-06-22 Expired JPS6117817Y2 (ja)

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JP8628179U JPS6117817Y2 (ja) 1979-06-22 1979-06-22

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JP8628179U JPS6117817Y2 (ja) 1979-06-22 1979-06-22

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JPS567651U JPS567651U (ja) 1981-01-23
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JP2010221385A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Honda Motor Co Ltd 内面研削工具

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JPS567651U (ja) 1981-01-23

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