JP2831814B2 - 工具用チャック - Google Patents
工具用チャックInfo
- Publication number
- JP2831814B2 JP2831814B2 JP18508090A JP18508090A JP2831814B2 JP 2831814 B2 JP2831814 B2 JP 2831814B2 JP 18508090 A JP18508090 A JP 18508090A JP 18508090 A JP18508090 A JP 18508090A JP 2831814 B2 JP2831814 B2 JP 2831814B2
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- Japan
- Prior art keywords
- main shaft
- sleeve
- chuck
- unclamping
- fitted
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は工作機械の主軸、特に中空軸からなり、軸方
向に移動可能なクイル主軸に設ける工具用チャックに関
する。
向に移動可能なクイル主軸に設ける工具用チャックに関
する。
従来の技術 従来の工具チャックでは、工具のクランプ・アンクラ
ンプを自動化する場合、油圧、空圧などの駆動限が必要
であった。しかも、主軸の回転中にクランプ・アンクラ
ンプすることができなかった。特に、主軸が中空軸から
なり、軸方向に移動可能なクイル主軸の場合には、自動
クランプ機構自体困難で、ほとんど手締め方式であっ
た。
ンプを自動化する場合、油圧、空圧などの駆動限が必要
であった。しかも、主軸の回転中にクランプ・アンクラ
ンプすることができなかった。特に、主軸が中空軸から
なり、軸方向に移動可能なクイル主軸の場合には、自動
クランプ機構自体困難で、ほとんど手締め方式であっ
た。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、クイル主
軸に簡単に装着でき、しかも自動クランプ・アンクラン
プに特別の駆動源を必要とせず、また、主軸の回転中に
もクランプ・アンクランプが可能である工具用チャック
を提供することを目的としている。
軸に簡単に装着でき、しかも自動クランプ・アンクラン
プに特別の駆動源を必要とせず、また、主軸の回転中に
もクランプ・アンクランプが可能である工具用チャック
を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明が採用した技術的
手段は、中空軸からなり、軸方向に移動可能の主軸に設
けられる工具用チャックであって、前記主軸の前端開口
部に嵌着されたコレットを有するチャック本体と、前記
コレットに軸方向摺動自在に被嵌されたテーパ付きスリ
ーブと、前記スリーブに被嵌され、前記チャック本体に
固定された前カバーと、前記スリーブと前記前カバーと
の間に介装され、前記コレットをクランプするように前
記スリーブを付勢するばね部材と、前記チャック本体の
外周部に前記主軸と平行に貫通して配設され、内端部が
前記スリーブに当接すると共に、外端部が前記チャック
本体より後方に突出している複数のアクランプピンと、
前記主軸に被嵌された外筒とを備え、前記主軸が後退し
たとき、前記アンクランプピンが前記外筒に当接して前
記スリーブ側に押し込まれ、前記ばね部材に抗して前記
スリーブを押動させ、前記コレットをアンクランプする
ようになっている。
手段は、中空軸からなり、軸方向に移動可能の主軸に設
けられる工具用チャックであって、前記主軸の前端開口
部に嵌着されたコレットを有するチャック本体と、前記
コレットに軸方向摺動自在に被嵌されたテーパ付きスリ
ーブと、前記スリーブに被嵌され、前記チャック本体に
固定された前カバーと、前記スリーブと前記前カバーと
の間に介装され、前記コレットをクランプするように前
記スリーブを付勢するばね部材と、前記チャック本体の
外周部に前記主軸と平行に貫通して配設され、内端部が
前記スリーブに当接すると共に、外端部が前記チャック
本体より後方に突出している複数のアクランプピンと、
前記主軸に被嵌された外筒とを備え、前記主軸が後退し
たとき、前記アンクランプピンが前記外筒に当接して前
記スリーブ側に押し込まれ、前記ばね部材に抗して前記
スリーブを押動させ、前記コレットをアンクランプする
ようになっている。
前記外筒は、回転自在にするか又は前記主軸と同期回
転させることが好ましい。
転させることが好ましい。
作 用 上記構成により、主軸が後退してアンクランプピンが
外筒の端面に当接すると、チャックは自動的にアンクラ
ンプとなり、主軸が前進してアンクランプピンが外筒か
ら離れると、自動的にクランプ状態に戻る。
外筒の端面に当接すると、チャックは自動的にアンクラ
ンプとなり、主軸が前進してアンクランプピンが外筒か
ら離れると、自動的にクランプ状態に戻る。
また、前記外筒が回転自在又は前記主軸と同期回転す
るようにすれば、前記主軸の回転中でもクランプ・アン
クランプさせることが可能である。
るようにすれば、前記主軸の回転中でもクランプ・アン
クランプさせることが可能である。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
１は工作機械の主軸で、中空軸からなり、図示を省略
した主軸頭に回転自在及び軸方向移動可能に支承され、
回転しながら軸方向に往復移動できるようになってい
る。
した主軸頭に回転自在及び軸方向移動可能に支承され、
回転しながら軸方向に往復移動できるようになってい
る。
２はチャック本体で、全部にコレット３を有し、後部
に連設した円筒部４を主軸１の前端開口部1aに嵌着し、
止めねじ５で主軸１に固定されている。
に連設した円筒部４を主軸１の前端開口部1aに嵌着し、
止めねじ５で主軸１に固定されている。
６はテーパ付きスリーブで、コレット３に軸方向摺動
自在に被嵌され、後部にフランジ部７が連設されてい
る。
自在に被嵌され、後部にフランジ部７が連設されてい
る。
８は前カバーで、テーパ付きスリーブ６に被嵌され、
ボルト９にてチャック本体２に固定されている。
ボルト９にてチャック本体２に固定されている。
10は皿ばねで、スリーブ６のフランジ部７と前カバー
８との間に介装され、そのばね圧でコレット３をクラン
プするようにスリーブ６を後方に付勢している。
８との間に介装され、そのばね圧でコレット３をクラン
プするようにスリーブ６を後方に付勢している。
11はアンクランプピンで、チャック本体２の円筒部４
に周方向に等間隔をおいて６個所に配設され、かつ主軸
１の軸線と平行に延びる貫通孔12に軸方向移動可能に嵌
挿され、内端に突設した鍔部13がスリーブ６のフランジ
部７に当接すると共に、後端部14がチャック本体２より
突出している。
に周方向に等間隔をおいて６個所に配設され、かつ主軸
１の軸線と平行に延びる貫通孔12に軸方向移動可能に嵌
挿され、内端に突設した鍔部13がスリーブ６のフランジ
部７に当接すると共に、後端部14がチャック本体２より
突出している。
15は主軸１に被嵌した外筒で、主軸１と同期回転する
が、軸方向には移動不可になっている。なお、該外筒15
は軸方向に移動不可とし、回転のみ自在としてもよい。
が、軸方向には移動不可になっている。なお、該外筒15
は軸方向に移動不可とし、回転のみ自在としてもよい。
第１図は工具Ｔがクランプされた状態を示しており、
この状態で主軸１を回転させ、かつ必要により軸方向に
往復移動させて、工具Ｔにより加工を行なう。
この状態で主軸１を回転させ、かつ必要により軸方向に
往復移動させて、工具Ｔにより加工を行なう。
次に、工具Ｔをアンクランプして交換する場合には、
第２図に示すように主軸１を最後端位置まで後退させ
る。主軸１が後退し、アンクランプピン11の後端部14が
外筒15の端面に当接すると、アンクランプピン11は皿ば
ね10を押し縮めてテーパ付きスリーブ６を前方に移動さ
せる。該スリーブ６の移動によってコレット３が開放さ
れ、工具Ｔをアンクランプする。このアンクランプ状態
において工具Ｔの交換を行なうが、上述したアンクラン
プ動作は主軸１が回転しているときにも可能であるか
ら、主軸１の回転中に工具Ｔを交換することができる。
第２図に示すように主軸１を最後端位置まで後退させ
る。主軸１が後退し、アンクランプピン11の後端部14が
外筒15の端面に当接すると、アンクランプピン11は皿ば
ね10を押し縮めてテーパ付きスリーブ６を前方に移動さ
せる。該スリーブ６の移動によってコレット３が開放さ
れ、工具Ｔをアンクランプする。このアンクランプ状態
において工具Ｔの交換を行なうが、上述したアンクラン
プ動作は主軸１が回転しているときにも可能であるか
ら、主軸１の回転中に工具Ｔを交換することができる。
発明の効果 本発明の工具用チャックは上述した構成であるから、
クランプ・アンクランプに油圧・空圧などの駆動源を必
要としない。
クランプ・アンクランプに油圧・空圧などの駆動源を必
要としない。
また、主軸の中空孔にクランプ機構を設けないので、
該中空孔に工具交換ユニットを内蔵して、工具交換を自
動化することができる。しかもこの場合、主軸の回転中
に工具を交換させることが可能である。
該中空孔に工具交換ユニットを内蔵して、工具交換を自
動化することができる。しかもこの場合、主軸の回転中
に工具を交換させることが可能である。
さらに、部品点数が少なく、構造が簡単で、安価に製
作提供できる。
作提供できる。
第１図は本発明に係る工具用チャックの縦断正面図、第
２図は同アンクランプ状態を示す縦断正面図である。。 １……主軸、２……チャック本体 ３……コレット、４……円筒部 ６……テーパ付きスリーブ ８……前カバー、10……皿ばね 11……アンクランプピン 15……外筒
２図は同アンクランプ状態を示す縦断正面図である。。 １……主軸、２……チャック本体 ３……コレット、４……円筒部 ６……テーパ付きスリーブ ８……前カバー、10……皿ばね 11……アンクランプピン 15……外筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23B 31/06,31/107,31/20
Claims (2)
- 【請求項１】中空軸からなり、軸方向に移動可能な主軸
に設けられる工具用チャックであって、 前記主軸の前端開口部に嵌着されたコレットを有するチ
ャック本体と、 前記コレットに軸方向摺動自在に被嵌されたテーパ付き
スリーブと、 前記スリーブに被嵌され、前記チャック本体に固定され
た前カバーと、 前記スリーブと前記前カバーとの間に介装され、前記コ
レットをクランプするように前記スリーブを付勢するば
ね部材と、 前記チャック本体の外周部に前記主軸と平行に貫通して
配設され、内端部が前記スリーブに当接すると共に、外
端部が前記チャック本体より後方に突出している複数の
アンクランプピンと、 前記主軸に被嵌された外筒とを備え、 前記主軸が後退したとき、前記アンクランプピンが前記
外筒に当接して前記スリーブ側に押し込まれ、前記ばね
部材に抗して前記スリーブを押動させ、前記コレットを
アンクランプするようになっている工具用チャック。 - 【請求項２】前記外筒が、回転自在又は前記主軸と同期
回転するようになっている請求項１記載の工具用チャッ
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18508090A JP2831814B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 工具用チャック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18508090A JP2831814B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 工具用チャック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0475806A JPH0475806A (ja) | 1992-03-10 |
| JP2831814B2 true JP2831814B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=16164472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18508090A Expired - Fee Related JP2831814B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 工具用チャック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2831814B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2758878B2 (ja) * | 1995-12-22 | 1998-05-28 | 日本電気株式会社 | チャック機構 |
| CN103706943B (zh) * | 2013-11-27 | 2016-02-10 | 江苏锐成机械有限公司 | 摩擦焊机用碟簧式楔形液压夹盘 |
| CN115518730B (zh) * | 2022-09-29 | 2024-06-11 | 宁波一品生物技术有限公司 | 一种疏油二氧化钛的制备方法及设备 |
-
1990
- 1990-07-12 JP JP18508090A patent/JP2831814B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0475806A (ja) | 1992-03-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |