JP3344689B2 - ボールジョイントとアームとの結合構造 - Google Patents

ボールジョイントとアームとの結合構造

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博之 村上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/416Ball or spherical joints

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の懸架装
置等に使用されるボールジョイントとアームとの結合構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車の懸架装置の連
結部は、ボールジョイントとアームとの結合により連結
されることが多くあった。このようなボールジョイント
とアームとの結合構造については図4に示される如きも
のがある。101は両軸タイプのボールジョイントであ
る。102はボールスタッドで、球状の球頭部104と
その球頭部104から同軸に突出する2本の柄部10
3,103からなる。106はベアリングで、ボールス
タッド102の球頭部104を揺動回動自在に包持して
いる。ベアリング106の外周には略円筒状で金属製の
ハウジング107が配設されている。また、114はア
ームで、図5に示す如く、端部に結合部115を有して
いる。このボールジョイント101がアーム114の結
合部115の一端開口から圧入され、ボールジョイント
101とアーム114は結合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】次に、アーム114の
製造方法を説明する。まず、丸棒材に鍛造加工を施し、
端部に円柱部を製造する。次にこの円柱部をパンチ等で
打ち抜き穴部を形成し、次いでドリル等でこの穴部を拡
径させる。その後、旋削工具で穴部の内周面を切削して
所望の径を形成し、アーム114を完成させる。
【0004】このようなボールジョイント101とアー
ム114との結合構造においては、ハウジング107の
外径はアーム114の結合部115の内径よりやや大径
に形成されており、アーム114の結合部115からハ
ウジング107が受ける圧力によりボールジョイント1
01がアーム114の結合部115に保持されている。
そのためハウジング107からボールスタッド102の
球頭部104へ圧力がかかり、ボールスタッド102球
頭部104にかかる締付力が結合前の状態より増加し、
その結果ボールスタッド102の揺動にかかる作動トル
クが高くなってしまうという不具合が発生していた。
【0005】従って本発明は上述の如き課題を解決し、
ボールスタッドの揺動にかかる作動トルクを低減するボ
ールジョイントとアームとの結合構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下のと
おりである。
【0007】ボールスタッドの球頭部を包持するハウジ
ングを備えたボールジョイントと、ボールジョイントの
ハウジング外周を保持する結合部を有するアームとの結
合構造において、アームの結合部内周面のボールスタッ
ドの球頭部と対向する位置に軸方向長さがボールスタッ
ドの球頭部の軸方向長さと略同一である凹部を周状に設
け、凹部とハウジングの外周との間に空間を発生させ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3に基づ
いて説明する。
【0009】図1は本発明の実施例によるボールジョイ
ント1とアーム14との結合状態を表す。このボールジ
ョイントは両軸タイプのボールジョイント1である。2
はボールスタッドで、球状の球頭部4とその球頭部4か
ら同軸に突出する2本の柄部3,3からなり、柄部3,
3の外周には周状にブーツ装着溝5,5が形成されてい
る。ボールスタッド2の球頭部4の外周側にはベアリン
グ6が配設される。このベアリング6は球頭部4と略同
一曲率の内球面19を有し、球頭部4を揺動回動自在に
包持する。ベアリング6の外周には略円筒状で、金属製
のハウジング7が配設されており、一端に小開口9、他
端に大開口10を有している。13は抜け止め具で、環
状で断面略L字形状であり、ハウジング7の大開口10
内周の径方向に平行に延びる段状のつきあて面20に着
座しており、ハウジング7の大開口10側端部を内周側
に折曲することによりかしめ固定されている。11,1
1はブーツであり、一端に小開口部11a,11aを他
端に補強環12,12が埋設された大開口部11b、1
1bを有している。このブーツ11は、ボールスタッド
2のブーツ装着溝5,5に小開口部11a,11aが装
着され、ハウジング7の小開口9内周に一方ブーツ11
の大開口部11bが、抜け止め具13の内周に他方ブー
ツ11の大開口部11bが各々圧入されている。また、
14は金属製のアームであり、端部に結合部15を有し
ている。この結合部15には、図2に示す如く、内周面
16に周状の凹部17が設けられている。この凹部17
はボールジョイント1と結合した時にボールスタッド2
の球頭部4と対向する位置に設けられており、ボールス
タッド2の球頭部4の軸方向長さと略同一の長さを軸方
向に有している。
【0010】次に、このアーム14の製造方法を説明す
る。まず、丸棒材に鍛造加工を施し、端部に円柱部を製
造する。次にこの円柱部をパンチ等で打ち抜き穴部を形
成し、次いでドリル等でこの穴部を拡径させる。その
後、旋削工具で穴部の内周面を切削して所望の径を形成
すると同時に周状の凹部17を形成し、アーム14を完
成させる。
【0011】次に、ボールジョイント1とアーム14と
の結合方法を説明する。上記の如き方法で製造されたア
ーム14の結合部15の一端開口からボールジョイント
1を圧入し、ボールジョイント1とアーム14とを結合
させる。この時、ハウジング7の外周8は凹部17以外
のアーム14内周面16から圧力を受け、保持されてい
る。
【0012】上記の如きボールジョイント1とアーム1
4との結合構造では、アーム14の結合部15内周面1
6にボールスタッド2の球頭部4と対向する位置に、ボ
ールスタッド2の球頭部4の軸方向長さと略同一の軸方
向長さを有する凹部17が周状に設けられており、ボー
ルジョイント1をアーム14の結合部15に圧入した
時、ハウジング7の外周8とアーム14の結合部15と
の間に空間Sが発生する。そのため、ハウジング7のア
ーム14内周面16凹部17に対向する部分は圧力を受
けないので、ボールスタッド2の球頭部4全体にかかる
圧力が抑制される。
【0013】また、図3に示される如き片軸タイプのボ
ールジョイント51とアーム64との結合構造でも同様
の効果を得ることができる。51は片軸タイプのボール
ジョイントである。52はボールスタッドで、球状の球
頭部54と球頭部54から同軸に突出する柄部53を有
している。56はベアリングで、ボールスタッド52の
球頭部54を揺動回動自在に包持している。57はハウ
ジングで、一端にボールスタッド52の球頭部54を突
出させるための小開口59を有している。また他端大開
口60には閉止板68がかしめ固定されている。64は
アームで、端部に結合部65を有している。この結合部
65には、内周面66にボールスタッド52の球頭部5
4の軸方向長さと略同一の軸方向長さを有している凹部
67が周状に設けられている。この凹部67はボールジ
ョイント51を結合した時にボールスタッド52の球頭
部54と対向する位置に設けられている。このようなボ
ールジョイント51はアーム64の結合部65に圧入さ
れてアーム64と結合する。この時、アーム64の結合
部65内周面66にボールスタッド52の球頭部54と
対向する位置にボールスタッド52の球頭部54の軸方
向長さと略同一の軸方向長さを有する凹部67が周状に
設けられており、ボールジョイント51をアーム64の
結合部65に圧入した時、ハウジング57の外周58と
アーム64の結合部65との間に空間Sが発生する。そ
のため、ハウジング57のアーム64内周面66凹部6
7に対向する部分は圧力を受けないので、ボールスタッ
ド52の球頭部54全体にかかる圧力が抑制される。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボールス
タッドの球頭部を包持するハウジングを備えたボールジ
ョイントと、ボールジョイントのハウジング外周を保持
する結合部を有するアームとの結合構造において、アー
ムの結合部内周面のボールスタッドの球頭部と対向する
位置に軸方向長さがボールスタッドの球頭部の軸方向長
さと略同一である凹部を周状に設け、凹部とハウジング
の外周との間に空間が発生するので、ボールジョイント
がアームの結合部に圧入されてもボールスタッドの球頭
部全体にかかる圧力を抑制することができる。そのため
ボールスタツドの揺動にかかる作動トルクを低くするこ
とができる。また、アームの結合部内周面の凹部製造に
おいては、旋削工具にて結合部内周面の切削を行う時に
同時に加工できるので、加工工数及び費用の増加も抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による両軸タイプのボールジョ
イントとアームとの結合構造を表す部分断面平面図であ
る。
【図2】本発明の実施例によるアームを表す部分断面平
面図である。
【図3】本発明の他の実施例による片軸タイプのボール
ジョイントとアームとの結合構造を表す部分断面平面図
である。
【図4】従来の両軸タイプのボールジョイントとアーム
との結合構造を表す部分断面平面図である。
【図5】従来のアームを表す部分断面平面図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールスタッド(2)の球頭部(4)を
    包持するハウジング(7)を備えたボールジョイント
    (1)と、該ボールジョイント(1)のハウジング
    (7)外周(8)を保持する結合部(15)を有するア
    ーム(14)との結合構造において、該アーム(14)
    の結合部(15)内周面(16)の前記ボールスタッド
    (2)の球頭部(4)と対向する位置に、軸方向長さが
    前記ボールスタッド(2)の球頭部(4)の軸方向長さ
    と略同一である凹部(17)を周状に設け、該凹部(1
    7)と前記ハウジング(7)の外周(8)との間に空間
    (S)が発生するようにしたことを特徴とするボールジ
    ョイントとアームとの結合構造。
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