JPH031618Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH031618Y2 JPH031618Y2 JP18088486U JP18088486U JPH031618Y2 JP H031618 Y2 JPH031618 Y2 JP H031618Y2 JP 18088486 U JP18088486 U JP 18088486U JP 18088486 U JP18088486 U JP 18088486U JP H031618 Y2 JPH031618 Y2 JP H031618Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- closing plate
- caulking
- inclined surface
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 3
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、自動車懸架装置及び操舵装置用等の
ボールジヨイントに係り、特に閉止板とソケツト
かしめ部のシール構造に関する。
ボールジヨイントに係り、特に閉止板とソケツト
かしめ部のシール構造に関する。
従来の技術
閉止板をソケツト開口にかしめ固定した際の、
かしめ部のシール性を向上するために、閉止板の
内面側外周に周状突起を形成し、その周状突起を
ソケツトの着座面に当接させるものとしては、実
開昭58−112723号がある。
かしめ部のシール性を向上するために、閉止板の
内面側外周に周状突起を形成し、その周状突起を
ソケツトの着座面に当接させるものとしては、実
開昭58−112723号がある。
発明が解決しようとする問題点
閉止板に周状突起を形成したものは、かしめ荷
重により周状突起が容易に潰れてしまい、周状突
起による高面圧シール部の形成が困難である。即
ち、周状突起が潰れない程度の低いかしめ荷重で
かしめを完了すると、かしめ強度そのものが弱く
なり、ボールジヨイント使用中の負荷で当該かし
め部に緩みを生じ、逆にシール性を損う問題があ
る。
重により周状突起が容易に潰れてしまい、周状突
起による高面圧シール部の形成が困難である。即
ち、周状突起が潰れない程度の低いかしめ荷重で
かしめを完了すると、かしめ強度そのものが弱く
なり、ボールジヨイント使用中の負荷で当該かし
め部に緩みを生じ、逆にシール性を損う問題があ
る。
従つて、上述の方法は、シール性とかしめ強度
とを同時にバランス良く高めることができない欠
点がある。
とを同時にバランス良く高めることができない欠
点がある。
問題点を解決するための手段
閉止板が着座するソケツトの肩部とかしめ部内
周面とを傾斜面にて接続し、その傾斜面に前記閉
止板の外周縁部を圧接させる。
周面とを傾斜面にて接続し、その傾斜面に前記閉
止板の外周縁部を圧接させる。
作 用
傾斜面に圧接された閉止板の外周縁部は、スタ
ツド頭部方向へのかしめ変形による膨出が傾斜面
及びソケツト肩部に規制され、かつ半径方向外周
へのかしめ変形による膨出がかしめ部の内周面で
規制され、かしめ荷重を受けても容易に変形でき
ない。
ツド頭部方向へのかしめ変形による膨出が傾斜面
及びソケツト肩部に規制され、かつ半径方向外周
へのかしめ変形による膨出がかしめ部の内周面で
規制され、かしめ荷重を受けても容易に変形でき
ない。
実施例
以下本考案の実施例のその構成を図面によつて
説明する。
説明する。
第1図において、1はボールジヨイントで、ソ
ケツト2の内側にベアリング13を介してボール
スタツド10の球頭部12が回動自在に軸支され
ている。
ケツト2の内側にベアリング13を介してボール
スタツド10の球頭部12が回動自在に軸支され
ている。
第2図にも示される如く、ソケツト2の軸線方
向一端の開口4は閉止板8によつて閉鎖され、他
端にはボールスタツドの軸部11を揺動自在に突
出させる開口3が形成されている。
向一端の開口4は閉止板8によつて閉鎖され、他
端にはボールスタツドの軸部11を揺動自在に突
出させる開口3が形成されている。
ソケツト2は、閉止板8を着座させるため、ソ
ケツト軸線直角方向の環状平面を呈する肩部5を
開口4付近に有し、また開口4外周がかしめ部6
になつている。
ケツト軸線直角方向の環状平面を呈する肩部5を
開口4付近に有し、また開口4外周がかしめ部6
になつている。
このかしめ部6の内周径は、閉止板8の外周径
よりわずかに大きく形成されている。
よりわずかに大きく形成されている。
前記閉止板8が着座するソケツト2の肩部5と
かしめ部6内周面とは、第3図に示される如く閉
止板8の外周縁部9が当たるよう開口4端方向に
向けて拡径する傾斜面7によつて接続されてい
る。
かしめ部6内周面とは、第3図に示される如く閉
止板8の外周縁部9が当たるよう開口4端方向に
向けて拡径する傾斜面7によつて接続されてい
る。
なお、傾斜面7としては、截頭円錐形、アール
状、およびそれらの組合わせ形状を適宜採用する
ことができる。
状、およびそれらの組合わせ形状を適宜採用する
ことができる。
閉止板8は、所定板厚の鋼板をプレスで打ち抜
き、メツキ等の防錆処理の後、打ち抜きによつて
外周縁部9に発生した環状のエツジを、前述の傾
斜面7に対向させてソケツト開口4に適合され
る。
き、メツキ等の防錆処理の後、打ち抜きによつて
外周縁部9に発生した環状のエツジを、前述の傾
斜面7に対向させてソケツト開口4に適合され
る。
その後閉止板8の上に、かしめ部6がローラ等
でかしめ変形されて被れる。
でかしめ変形されて被れる。
その結果、閉止板8は外周縁部9が傾斜面7に
喰い付くよう強く圧接された状態で開口部4にか
しめ固定され、外周縁部9と傾斜面7との接面が
環状の高面圧シール部を形成する。
喰い付くよう強く圧接された状態で開口部4にか
しめ固定され、外周縁部9と傾斜面7との接面が
環状の高面圧シール部を形成する。
効 果
以上のように本考案によれば、傾斜面に圧接さ
れた閉止板の外周縁部は、スタツド頭部方向への
かしめ変形による膨出が傾斜面及びソケツト肩部
に規制され、かつ半径方向外周へのかしめ変形に
よる膨出がかしめ部の内周面で規制され、かしめ
荷重を受けても容易に変形できないので、かしめ
荷重を十分に高めて本来のかしめ強度を得るよう
にした際においても、閉止板外周縁部の変形が少
なく、外周縁部と傾斜面との環状接面に高面圧シ
ールを提供できる。
れた閉止板の外周縁部は、スタツド頭部方向への
かしめ変形による膨出が傾斜面及びソケツト肩部
に規制され、かつ半径方向外周へのかしめ変形に
よる膨出がかしめ部の内周面で規制され、かしめ
荷重を受けても容易に変形できないので、かしめ
荷重を十分に高めて本来のかしめ強度を得るよう
にした際においても、閉止板外周縁部の変形が少
なく、外周縁部と傾斜面との環状接面に高面圧シ
ールを提供できる。
第1図は実施例によるボールジヨイントの断面
平面図、第2図はソケツトかしめ部付近の拡大説
明図、第3図はかしめ加工前のかしめ部に閉止板
を適合させた状態を表わす要部の拡大説明図であ
る。 記号の説明、1……ボールジヨイント、2……
ソケツト、3……開口、4……開口、5……肩
部、7……傾斜面、8……閉止板、9……外周縁
部、11……軸部、12……球頭部。
平面図、第2図はソケツトかしめ部付近の拡大説
明図、第3図はかしめ加工前のかしめ部に閉止板
を適合させた状態を表わす要部の拡大説明図であ
る。 記号の説明、1……ボールジヨイント、2……
ソケツト、3……開口、4……開口、5……肩
部、7……傾斜面、8……閉止板、9……外周縁
部、11……軸部、12……球頭部。
Claims (1)
- 軸部11一端の球頭部12がソケツト2内に軸
支されかつソケツト一端開口3から前記軸部11
が突出すると共にソケツト他端開口4に閉止板8
がかしめ固定されたボールジヨイントにおいて、
前記閉止板8が着座するソケツト2の肩部5とか
しめ部6内周面とを傾斜面7にて接続し、その傾
斜面7に前記閉止板8の外周縁部9を圧接させた
ことを特徴とするボールジヨイントのシール構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18088486U JPH031618Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18088486U JPH031618Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6386421U JPS6386421U (ja) | 1988-06-06 |
JPH031618Y2 true JPH031618Y2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=31125246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18088486U Expired JPH031618Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031618Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0610189Y2 (ja) * | 1990-01-30 | 1994-03-16 | 武蔵精密工業株式会社 | ボールジョイント |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP18088486U patent/JPH031618Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6386421U (ja) | 1988-06-06 |
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