JP2002137152A - 加工装置および加工方法 - Google Patents
加工装置および加工方法Info
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- JP2002137152A JP2002137152A JP2000330706A JP2000330706A JP2002137152A JP 2002137152 A JP2002137152 A JP 2002137152A JP 2000330706 A JP2000330706 A JP 2000330706A JP 2000330706 A JP2000330706 A JP 2000330706A JP 2002137152 A JP2002137152 A JP 2002137152A
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Abstract
支持操作だけでワークの外周面全域を加工でき、生産性
に優れ、加工精度を向上でき、偏心部位を備えるワーク
にも好適に適用し得る加工装置および加工方法を提供す
る。 【解決手段】 加工装置としての円筒研削盤10は、回
転駆動される主軸部20と、主軸部に取付けられワーク
Wの軸方向一端面Waにおいて当該ワークを支持する主
軸センタ(第1支持部)31と、軸方向他端面Waにお
いて当該ワークを支持する心押しセンタ(第2支持部)
32と、主軸部およびワークの回転中心軸線Oから偏位
した位置においてワークの軸方向一端面に係合自在に構
成され主軸部の回転力をワークに伝達するピン部材(回
転力伝達手段)40と、ワークの外周面に対して相対的
に進退移動自在な研削砥石(加工手段)13と、を有す
る。
Description
持したワークに回転力を伝達し、当該ワークにおける加
工対象部位の外周面に対して研削加工などの所定の加工
を施す加工装置および加工方法に関する。
ンなどは、種々の機械加工を工作物に施して製造した多
数の部品から構成されている。工作物であるワークに例
えば研削加工を施す場合には、ワークに回転力を伝達
し、研削砥石を回転駆動しながら切り込んでいく。
る形態には、大別して2種類の形態がある。
チャックないしクランプする固定用治具を回転駆動され
る主軸部に取付け、固定用治具を主軸部とともに回転す
ることにより、主軸部の回転力をワークに伝達するもの
である。固定用治具は、ワーク端部が挿入される保持穴
が形成され、保持穴には、先端部が保持穴内に突出する
ネジが、保持穴の径方向に沿ってねじ込み自在に設けら
れている。端部が保持穴内に挿入されたワークは、ネジ
をねじ込むことにより、固定用治具に固定される。
タとの間にワークを挟み込んで回転自在に支持し、ワー
クの一端部の外周に取付けた回転用治具を主軸部に設け
た他の回転用治具により引っ掛け、これら回転用治具を
主軸部とともに回転することにより、主軸部の回転力を
ワークに伝達するものである。
位の中心軸に対してワーク端部の中心軸が偏心した形状
を有するものがある。このような偏心部位を備えるワー
クの場合、加工対象部位の外周面を研削するときには、
中心軸間の偏心量だけ回転中心軸線から偏心した位置に
保持穴を予め形成した固定用治具が使用される。偏心し
て形成した保持穴にワークの偏心部位を挿入固定するこ
とにより、加工対象部位の中心軸を回転中心軸線に一致
させている。
ークに回転力を伝達するため、当該ワークの外周の一部
に固定用治具や回転用治具が存在する構成となってい
る。このため、これらの治具が存在する部位に加工を施
すためには、加工を一旦中断し、ワークの支持状態を変
更した後に、加工を再開しなければならない。
だけでワークの外周面全域を加工することができないた
め、生産性が悪く、しかも、ワークの支持状態の変更を
伴う以上、位置誤差が生じ易く、高い加工精度を維持す
ることが困難であるという問題がある。
挿入する必要から保持穴の内径はワーク端部の外径より
もわずかに大きい寸法に設定されているため、加工対象
部位の中心軸を回転中心軸線に一致させるという煩雑な
位置合わせ作業が必要であり、加工を迅速に行うことが
できず、加工精度の向上にも限界が生じるという問題が
ある。
れぞれの加工対象部位の中心軸を回転中心軸線に一致さ
せるためには、加工対象部位ごとに固定用治具を取り換
えたり、ワークを別個の加工装置に付け換えたりしなけ
ればならない。したがって、生産性が悪いばかりでな
く、ワークの支持状態の変更を伴う以上、位置誤差が生
じ易く、高い加工精度を維持することが困難であるとい
う問題がある。
に挿入されるなどして、当該ワーク端部にクランプ部や
回転用治具があるため、このワーク端部の部位を加工す
ることはできない。
するためになされたものであり、ワークに回転力を伝達
しながら加工を行う加工装置であって、ワークの支持状
態を変更することなく1回の支持操作だけでワークの外
周面全域を加工でき、生産性に優れ、加工精度を向上で
き、偏心部位を備えるワークにも好適に適用し得る加工
装置を提供することを目的とする。
しながら加工を行う加工方法であって、ワークの支持状
態を変更することなく1回の支持操作だけでワークの外
周面全域を加工でき、生産性に優れ、加工精度を向上で
き、偏心部位を備えるワークにも好適に適用し得る加工
方法を提供することを目的とする。
る手段により達成される。
ワークにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施
す加工装置において、前記ワークを軸方向両端面におい
て支持する支持手段と、前記ワークの軸方向一端面に係
合して前記ワークに回転力を伝達する回転力伝達手段
と、前記ワークの前記外周面に対して相対的に進退移動
自在な加工手段と、を有し、前記ワークの支持状態を変
更することなく当該ワークの外周面全域を前記加工手段
により加工するようにしたことを特徴とする加工装置で
ある。
ワークにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施
す加工装置において、回転駆動される主軸部と、前記主
軸部に取付けられ前記ワークの軸方向一端面において当
該ワークを支持する第1支持部と、前記ワークの軸方向
他端面において当該ワークを支持する第2支持部と、前
記主軸部および前記ワークの回転中心軸線から偏位した
位置において前記ワークの前記軸方向一端面に係合自在
に構成され、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達す
る回転力伝達手段と、前記ワークの前記外周面に対して
相対的に進退移動自在な加工手段と、を有し、前記ワー
クの前記軸方向一端面に係合した前記回転力伝達手段を
前記主軸部とともに回転することにより、前記主軸部の
回転力を前記ワークに伝達し、前記ワークの支持状態を
変更することなく当該ワークの外周面全域を前記加工手
段により加工するようにしたことを特徴とする加工装置
である。
心軸線から偏位した位置において前記ワークの前記軸方
向一端面に形成された係合穴に係合する先端を有し、当
該先端が前記回転中心軸線から偏位した位置に配置され
ていることを特徴とする上記(2)に記載の加工装置で
ある。
転中心軸線上に位置し前記主軸部とともに回転する主軸
センタから構成され、前記回転力伝達手段は、前記主軸
センタに設けられ、当該主軸センタから前記ワークの前
記軸方向一端面に向けて突出するピン部材から構成され
ていることを特徴とする上記(3)に記載の加工装置で
ある。
達手段は、一体的に形成されていることを特徴とする上
記(3)に記載の加工装置である。
線に対して、前記回転力伝達手段が前記ワークの前記軸
方向一端面に係合する位置とは反対側に偏位した位置に
おいて、前記ワークの前記軸方向他端面を支持している
ことを特徴とする上記(2)に記載の加工装置である。
は、前記回転中心軸線から前記外周面までの寸法が周方
向に沿って異なり、前記加工手段は、前記ワークの回転
角度に同期して、前記加工対象部位の前記外周面に対し
て相対的に進退移動することを特徴とする上記(2)に
記載の加工装置である。
軸線から偏心した位置に中心を有する円形形状を呈する
軸直交断面を有していることを特徴とする上記(7)に
記載の加工装置である。
軸線上に長軸と短軸との交点を有する楕円形状を呈する
軸直交断面を有していることを特徴とする上記(7)に
記載の加工装置である。
ことを特徴とする上記(1)〜(9)の何れか一つに記
載の加工装置である。
り、前記研削砥石を回転する回転駆動手段、をさらに有
し、研削に伴って前記ピン部材に作用する力が当該ピン
部材の剪断応力許容値以内となるように、前記回転駆動
手段による前記研削砥石の周速度を制御することを特徴
とする上記(4)に記載の加工装置である。
該ワークにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を
施す加工方法において、回転駆動される主軸部に取付け
られる第1支持部により前記ワークの軸方向一端面にお
いて当該ワークを支持し、第2支持部により前記ワーク
の軸方向他端面において当該ワークを支持し、前記主軸
部および前記ワークの回転中心軸線から偏位した位置に
おいて前記ワークの前記軸方向一端面に回転力伝達手段
の先端を係合し、前記ワークの前記軸方向一端面に係合
した前記回転力伝達手段を前記主軸部とともに回転する
ことにより、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達
し、前記ワークの支持状態を変更することなく当該ワー
クの外周面全域を、前記ワークの前記外周面に対して相
対的に進退移動自在な加工手段により加工するようにし
たことを特徴とする加工方法である。
は、前記回転中心軸線から前記外周面までの寸法が周方
向に沿って異なり、前記ワークの回転角度に同期して、
前記加工対象部位の前記外周面に対して前記加工手段を
相対的に進退移動することを特徴とする上記(12)に
記載の加工方法である。
果を奏する。
軸方向両端面において支持し、かつ、ワークに回転力を
伝達する回転力伝達手段をワークの軸方向一端面におい
て係合させていることから、ワークの外周面が、回転力
を伝達するための治具によって覆われることがない。こ
のため、ワークの支持状態を変更することなく、当該ワ
ークの外周面全域を加工手段により加工することができ
る。1回の支持操作ないし支持動作だけでワークの外周
面全域を加工することができるため、従来行っていた治
具の取付けや交換などの作業が不要となり、ワークの生
産性が飛躍的に向上する。さらに、ワークの支持状態を
変更しないので、変更に伴う位置誤差が発生せず、位置
精度が高まるのに伴って加工精度が著しく向上する。し
かも、ワークの支持状態を変更しないので、高い加工精
度を容易に維持することができる。
軸方向一端面を第1支持部により支持し、ワークの軸方
向他端面を第2支持部により支持し、かつ、ワークに回
転力を伝達する回転力伝達手段を回転中心軸線から偏位
した位置においてワークの軸方向一端面に係合自在に構
成したことから、ワークの外周面が、回転力を伝達する
ための治具によって覆われることがない。このため、請
求項1に記載の発明と同様に、ワークの生産性が飛躍的
に向上し、加工精度が著しく向上し、高い加工精度を容
易に維持することができる。また、回転力伝達手段がワ
ークに係合しているため、主軸部の回転力をワークに伝
達するのと同時に、ワークの回転角度を把握することが
できる。
達手段は、その先端がワークの軸方向一端面に形成した
係合穴に係合して回転力を伝達することから、端部の径
寸法が種々異なるワークであっても、1個の回転力伝達
手段で複数種類のワークに回転力を伝達することができ
る。径寸法ごとに専用の治具などを用意する必要がない
ため、複数種類のワークを加工する際の生産性も向上
し、加工装置の汎用性を高めることができる。
用いられているピン部材を、主軸センタに設けるという
簡単な改造により、主軸部の回転力をワークに伝達する
ことができる。
部および回転力伝達手段を一体的に形成したので、部品
点数の削減を通して、装置構成の簡略化を図りつつ、請
求項2に記載の発明と同様の効果を奏する。
軸線からの最大偏心量が小さく抑えられ、ワークの振れ
回りによるアンバランスが抑制される。したがって、偏
心量が大きなワークであっても、当該ワークを精度よく
加工することができる。
回転角度に同期して加工手段を相対的に進退移動するこ
とにより、回転中心軸線から外周面までの寸法が周方向
に沿って異なる加工対象部位を加工することができ、偏
心部位を備えるワークにも好適に適用し得る加工装置と
なる。
れば、軸直交断面が円形形状または楕円形状を呈する加
工対象部位の外周面を加工することができ、大きさのみ
ならず形状に対する自由度も大きく、多種類のワークを
加工することができる。
石による研削加工に適用して好適な加工装置を得ること
ができる。
石の周速度を制御し、研削時にワークの回転方向に加わ
る力を低減し、ピン部材に作用する力を抑制したので、
ピン部材を小径に形成することができる。ピン部材の小
径化を通して、半径がより小さいワークであっても、当
該ワークに回転力を伝達して研削加工することができ、
加工可能なワーク径の範囲が非常に広くなる。
の外周面が回転力を伝達するための治具によって覆われ
ることがないため、ワークの生産性が飛躍的に向上し、
加工精度が著しく向上し、高い加工精度を容易に維持す
ることができる。また、回転力伝達手段がワークに係合
しているため、主軸部の回転力をワークに伝達するのと
同時に、ワークの回転角度を把握することができる。
の回転角度に同期して加工手段を相対的に進退移動する
ことにより、回転中心軸線から外周面までの寸法が周方
向に沿って異なる加工対象部位を加工することができ
る。
を参照しつつ説明する。
明の第1の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す
構成図、図1(B)は、同図(A)の1B−1B線に沿
う端面図である。
ークWに回転力を伝達しつつ、当該ワークWにおける加
工対象部位の外周面に所定の加工を施すものであり、具
体的には、円筒研削盤10である。この円筒研削盤10
は、概説すれば、ワークWを軸方向両端面Wa、Wbに
おいて支持する支持手段11と、ワークWの軸方向一端
面Waに係合してワークWに回転力を伝達する回転力伝
達手段12と、ワークWの外周面に対して相対的に進退
移動自在な加工手段としての研削砥石13と、を有し、
ワークWの支持状態を変更することなく当該ワークWの
外周面全域を研削砥石13により研削加工する。以下、
詳述する。
転駆動される主軸部20と、主軸部20に取付けられワ
ークWの軸方向一端面Waにおいて当該ワークWを支持
する第1支持部21と、ワークWの軸方向他端面Wbに
おいて当該ワークWを支持する第2支持部22と、を有
する。
20およびワークWの回転中心軸線O上に位置し主軸部
20とともに回転する主軸センタ31から構成されてい
る。主軸センタ31は、先端部がテーパ形状に形成さ
れ、先鋭端31aをワークWの軸方向一端面Waに形成
されたセンタ穴51aに挿入して、ワークWの軸方向一
端面Waを支持する。
心軸線O上に位置する心押しセンタ32から構成されて
いる。心押しセンタ32は、先端部がテーパ形状に形成
され、先鋭端32aをワークWの軸方向他端面Wbに形
成されたセンタ穴52aに挿入して、ワークWの軸方向
他端面Wbを支持する。心押しセンタ32は、主軸セン
タ31に対して進退移動自在に設けられている。
ら偏位した位置においてワークWの軸方向一端面Waに
係合自在に構成され、主軸部20の回転力をワークWに
伝達する。さらに詳しくは、回転力伝達手段12は、回
転中心軸線Oから偏位した位置においてワークWの軸方
向一端面Waに形成された係合穴51bに係合する先端
40aを有し、当該先端40aが回転中心軸線Oから偏
位した位置に配置されている。
軸センタ31に設けられ、当該主軸センタ31からワー
クWの軸方向一端面Waに向けて突出するピン部材40
から構成されている。ピン部材40は、回転中心軸線O
と平行に突出している。
ータM2により回転駆動される。モータM2は、研削砥
石13の周速度を可変自在に回転制御される。研削砥石
13は、図示しない研削砥石台を介して、ワークWの外
周面に対して進退移動自在に構成されている。この円筒
研削盤10は、ワークWの回転中心軸線OであるC軸の
回転角度に同期して、研削砥石台が構成されるX軸がワ
ークWの外周面に対して進退移動するように構成されて
いる。
での寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位を備え
る。当該加工対象部位は、回転中心軸線Oから偏心した
位置に中心を有する円形形状を呈する軸直交断面を有し
ている。
0と、当該中央部50の軸方向両面に突出して形成され
た第1と第2の突部51、52とを有する。これら各部
50、51、52の軸直交断面は円形形状を呈し、第1
突部51および第2突部の直径は、中央部50の直径よ
りも小さい。中央部50および第2突部52の中心軸C
0、C2は一致しているが、これら中心軸C0、C2に
対して、第1突部51の中心軸C1が偏心している。図
示例では、第1突部51の中心軸C1からずれた位置に
センタ穴51aが形成され、第2突部52の中心軸C2
からずれた位置にセンタ穴52aが形成されている。し
たがって、中央部50、第1突部51および第2突部5
2の各中心軸C0、C1、C2は、回転中心軸線Oに一
致せず、中央部50、第1突部51および第2突部52
のすべてが、回転中心軸線Oから外周面までの寸法が周
方向に沿って異なる加工対象部位に相当する。
に向けて前進移動し、主軸センタ31の先鋭端31aが
センタ穴51aに挿入され、心押しセンタ32の先鋭端
32aがセンタ穴52aに挿入される。ワークWは、主
軸センタ31と心押しセンタ32とにより挟まれ、軸方
向両端面Wa、Wbが支持される。このとき、主軸セン
タ31から突出するピン部材40は、その先端40aが
係合穴51bに挿入され、回転中心軸線Oから偏位した
位置においてワークWの軸方向一端面Waに係合する。
ークWの軸方向一端面Waに係合したピン部材40が主
軸部20とともに回転する。これにより、主軸部20の
回転力が、ピン部材40を介して、ワークWに伝達され
る。ピン部材40がワークWに係合しているため、回転
力の伝達と同時に、ワークWが回転するときのワークW
の位相つまりワークWの回転角度を把握することができ
る。具体的には、回転中心軸線Oと同軸に取付けられた
図示しないエンコーダにより主軸部20の回転角度を検
出することにより、ワークWの回転角度を検出すること
ができる。
にワークWの回転角度に同期して研削砥石13を進退移
動することにより、加工対象部位である第1突部51の
外周面が、研削砥石13により研削加工される。
第2突部52に対しても、ワークWの回転角度と研削砥
石13の進退移動とを同期させることにより、中央部5
0および第2突部52の外周面が研削加工される。
0に作用する力が当該ピン部材40の剪断応力許容値以
内となるように、モータM2による研削砥石13の周速
度を制御している。すなわち、研削砥石13の周速度を
高速化し、研削時にワークWの回転方向に加わる力を低
減する制御がなされている。
方向両端面Wa、Wbにおいて支持し、かつ、ワークW
に回転力を伝達するピン部材40をワークWの軸方向一
端面Waにおいて係合させていることから、ワークWの
外周面が、回転力を伝達するための治具によって覆われ
ることがない。このため、ワークWの支持状態を変更す
ることなく、ワーク両端部の外周面を含む当該ワークW
の外周面全域を研削砥石13により研削加工することが
できる。
クWの外周面全域を研削加工することができるため、従
来行っていた治具の取付けや交換などの作業が不要とな
り、ワークWの生産性が飛躍的に向上する。さらに、ワ
ークWの支持状態を変更しないので、変更に伴う位置誤
差が発生せず、位置精度が高まるのに伴って加工精度が
著しく向上する。しかも、ワークWの支持状態を変更し
ないので、高い加工精度を容易に維持することができ
る。
0を、主軸センタ31に設けるという比較的簡単な改造
により、ワークWの軸方向一端面Waにピン部材40を
係合して、主軸部20の回転力をワークWに伝達するこ
とができる。
aにおいて係合することから、端部の径寸法が種々異な
るワークWであっても、1個の主軸センタ31およびピ
ン部材40で複数種類のワークWに回転力を伝達するこ
とができる。径寸法ごとに専用の治具を用意する必要が
ないため、複数種類のワークWを加工する際の生産性も
向上し、円筒研削盤10の汎用性を高めることができ
る。
1の中心軸C1とは異なる位置にセンタ穴51aを形成
してワークWの回転中心軸線Oを設定したので、係合穴
51bを形成できる領域を比較的広く確保することがで
きる。このため、端部の半径が比較的小さいワークWで
あっても、係合穴51bを形成するスペースが生じ、当
該ワークWに回転力を伝達して研削加工することがで
き、円筒研削盤10の汎用性が著しく高くなる。
研削時にワークWの回転方向に加わる力を低減し、ピン
部材40に作用する力を抑制したので、ピン部材40を
小径に形成することができる。ピン部材40の小径化を
通して、半径がより小さいワークWであっても、当該ワ
ークWに回転力を伝達して研削加工することができ、加
工可能なワーク径の範囲が非常に広くなる。
明の第2の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す
構成図、図2(B)は、同図(A)の2B−2B線に沿
う端面図である。なお、図1と共通する部材には同一の
符号を付し、その説明は一部省略する。
びワークWの支持形態の点において、第1の実施の形態
と相違する。
部50、第1突部51および第2突部52のそれぞれの
中心軸C0、C1、C2が一致していない。第1突部5
1の中心軸C1からずれた位置にセンタ穴51aが形成
され、第2突部52の中心軸C2上にセンタ穴52aが
形成されている。中央部50および第1突部51の各中
心軸C0、C1は、回転中心軸線Oに一致せず、中央部
50および第1突部51が、回転中心軸線Oから外周面
までの寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当
する。
研削する場合には、ワークWの回転角度に同期して研削
砥石13を進退移動することにより、中央部50および
第1突部51の外周面が、研削砥石13により研削加工
される。第2突部52は、その中心軸C2が回転中心軸
線Oと一致しているため、通常の研削加工が施される。
の形態と同様の効果を奏する。
明の第3の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す
構成図、図3(B)は、同図(A)の3B−3B線に沿
う端面図である。なお、図1と共通する部材には同一の
符号を付し、その説明は一部省略する。
び回転力伝達手段12の具体的構成を改変した点におい
て、第1の実施の形態と相違する。
2は、第1の実施の形態と同様に、回転中心軸線Oから
偏位した位置においてワークWの軸方向一端面Waに形
成されたテーパ穴71a(係合穴に相当する)に係合す
る先端61aを有し、当該先端61aが回転中心軸線O
から偏位した位置に配置されている。但し、第3の実施
の形態においては、回転力伝達手段12および第1支持
部21は、一体的に形成されている。
線Oから平行に偏位した軸線上に位置し主軸部20とと
もに回転する主軸突起部材61が主軸部20に取付けら
れている。主軸突起部材61は、先端部がテーパ形状に
形成され、先端61aをワークWの軸方向一端面Waに
形成された前記テーパ穴71aに挿入して、ワークWの
軸方向一端面Waを支持する。
心軸線Oから偏位した位置に配置され、かつ、回転中心
軸線Oから偏位した位置に形成されたテーパ穴71aに
挿入されることから、主軸突起部材61を主軸部20と
ともに回転することにより、主軸部20の回転力が、主
軸突起部材61を介して、ワークWに伝達されることに
なる。したがって、第3の実施の形態では、主軸突起部
材61が、第1支持部21および回転力伝達手段12と
して機能している。
軸線O上に位置する心押し突起部材62から構成されて
いる。心押し突起部材62は、先端部がテーパ形状に形
成され、先端62aをワークWの軸方向他端面Wbに形
成されたテーパ穴72aに挿入して、ワークWの軸方向
他端面Wbを支持する。心押し突起部材62は、主軸突
起部材61に対して進退移動自在に設けられている。
よび第2突部72のそれぞれの中心軸C0、C1、C2
が一致していない。第1突部71の中心軸C1上にテー
パ穴71aが形成され、第2突部72の中心軸C2上に
テーパ穴72aが形成されている。中央部70および第
1突部71の各中心軸C0、C1は、回転中心軸線Oに
一致せず、中央部70および第1突部71が、回転中心
軸線Oから外周面までの寸法が周方向に沿って異なる加
工対象部位に相当する。
が主軸突起部材61に向けて前進移動し、主軸突起部材
61の先端61aがテーパ穴71aに挿入され、心押し
突起部材62の先端62aがテーパ穴72aに挿入され
る。ワークWは、主軸突起部材61と心押し突起部材6
2とにより挟まれ、軸方向両端面Wa、Wbが支持され
る。主軸突起部材61は、回転中心軸線Oから偏位した
位置においてワークWの軸方向一端面Waに係合する。
ークWの軸方向一端面Waに係合した主軸突起部材61
が主軸部20とともに回転する。これにより、主軸部2
0の回転力が、主軸突起部材61を介して、ワークWに
伝達される。主軸突起部材61がワークWに係合してい
るため、回転力の伝達と同時にワークWの回転角度を把
握することができる。
外周面を研削する場合には、ワークWの回転角度に同期
して研削砥石13を進退移動することにより、中央部7
0および第1突部71の外周面が、研削砥石13により
研削加工される。第2突部72は、その中心軸C2が回
転中心軸線Oと一致しているため、通常の研削加工が施
される。
方向両端面Wa、Wbにおいて支持し、かつ、ワークW
に回転力を伝達する主軸突起部材61をワークWの軸方
向一端面Waにおいて係合させていることから、ワーク
Wの外周面が、回転力を伝達するための治具によって覆
われることがない。したがって、第1の実施の形態と同
様に、ワークWの支持状態を変更することなく、当該ワ
ークWの外周面全域を研削砥石13により研削加工する
ことができ、ワークWの生産性が飛躍的に向上する。さ
らに、ワークWの支持状態を変更しないので、変更に伴
う位置誤差が発生せず、位置精度が高まるのに伴って加
工精度が著しく向上し、高い加工精度を容易に維持する
ことができる。
向一端面Waにおいて係合することから、端部の径寸法
が種々異なるワークWであっても、1個の主軸突起部材
61で複数種類のワークWを支持し、かつ、回転力を伝
達することができ、複数種類のワークWを加工する際の
生産性も向上し、円筒研削盤10の汎用性を高めること
ができる。
合する部材は主軸突起部材61のみであるので、半径が
比較的小さいワークWであっても、当該ワークWに回転
力を伝達して研削加工することができ、円筒研削盤10
の汎用性が著しく高くなる。
支持部21および回転力伝達手段12を主軸突起部材6
1から一体的に形成したので、部品点数の削減を通し
て、装置構成の簡略化を図りつつ、上記の各効果が達成
される。
明の第4の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す
構成図、図4(B)は、同図(A)の4B−4B線に沿
う端面図である。なお、図1および図3と共通する部材
には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
ークWの形状およびワークWの支持形態の点において、
第3の実施の形態と相違する。
転中心軸線Oに対して、回転力伝達手段12として機能
する主軸突起部材61がワークWの軸方向一端面Waに
係合する位置とは反対側に偏位した位置において、ワー
クWの軸方向他端面Wbを支持している。すなわち、図
示の状態を参照して、主軸突起部材61は、その先端6
1aが回転中心軸線Oよりも図中上側に位置するように
主軸部20に取付けられ、心押し突起部材62は、その
先端62aが回転中心軸線Oよりも図中下側に位置する
ように配置されている。各突起部材61、62の先端6
1a、62aは、回転中心軸線Oから平行に偏位した軸
線上に位置する。
2の中心軸C0、C2は一致しているが、これら中心軸
C0、C2に対して、第1突部71の中心軸C1は所定
寸法だけ偏心している。第1突部71の中心軸C1上に
テーパ穴71aが形成され、第2突部72の中心軸C2
上にテーパ穴72aが形成されている。回転中心軸線O
は、第1突部71の中心軸C1と、中央部70および第
2突部72の中心軸C0、C2とに挟まれ位置を通って
いる。したがって、中央部70、第1突部71および第
2突部72のすべてが、回転中心軸線Oから外周面まで
の寸法が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当す
る。
61と心押し突起部材62とにより挟まれ、軸方向両端
面Wa、Wbが支持される。このとき、心押し突起部材
62は、回転中心軸線Oに対して、主軸突起部材61が
ワークWに係合する位置とは反対側に偏位した位置にお
いて、ワークWの軸方向他端面Wbを支持する。
軸部20の回転力が、主軸突起部材61を介して、ワー
クWに伝達される。
削砥石13を進退移動することにより、ワークWの各部
の外周面は、研削砥石13による研削加工が施される。
第1突部71の中心軸C1と、中央部70および第2突
部72の中心軸C0、C2とに挟まれた位置を通る回転
中心軸線Oを中心にして回転する。これにより、ワーク
Wの両端に位置する第1と第2の突部71、72は、回
転中心軸線Oからの最大偏心量が小さく抑えられ、ワー
クWの振れ回りによるアンバランスが抑制される。した
がって、偏心量が大きなワークWであっても、当該ワー
クWを精度よく研削することができる。
明の第5の実施の形態に係る加工装置10の要部を示す
構成図、図5(B)は、同図(A)の5B−5B線に沿
う端面図である。なお、図1および図3と共通する部材
には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
円形状を有する部位を備えるワークWを加工するもので
ある。
楕円部80の軸方向両面に突出して形成された第1と第
2の突部81、82とを有する。中央楕円部80は、回
転中心軸線O上に長軸と短軸との交点を有する楕円形状
を呈する軸直交断面を有し、第1と第2の突部81、8
2は、円形形状を呈する軸直交断面を有する。ワークW
の各部80、81、82の中心軸C0、C1、C2は一
致している。第1突部81の中心軸C1からずれた位置
にテーパ穴81aが形成され、第2突部82の中心軸C
2上にテーパ穴82aが形成されている。回転中心軸線
Oは、ワークWの各部80、81、82の中心軸C0、
C1、C2と一致している。第5の実施の形態では、中
央楕円部80が、回転中心軸線Oから外周面までの寸法
が周方向に沿って異なる加工対象部位に相当する。
は、第3の実施の形態と同様に、先端61aが回転中心
軸線Oから平行に偏位した軸線上に位置し主軸部20と
ともに回転する主軸突起部材61から構成され、第2支
持部22は、先端62aが回転中心軸線O上に位置する
心押し突起部材62から構成されている。
押し突起部材62によりワークWの軸方向両端面Wa、
Wbを支持し、主軸部20の回転力を主軸突起部材61
を介してワークWに伝達し、これと同時にワークWの回
転角度を把握する。
る場合には、ワークWの回転角度に同期して研削砥石1
3を進退移動することにより、中央楕円部80の外周面
が、研削砥石13により研削加工される。第1と第2の
突部81、82は、その中心軸C1、C2が回転中心軸
線Oと一致しているため、通常の研削加工が施される。
転角度に同期して研削砥石13を進退移動することによ
り、非真円形状である楕円形状を有するワークWを加工
することができる。真円形状のみならず非真円形状であ
る楕円形状の外周面を研削できるため、大きさのみなら
ず形状に対する自由度も大きく、多種類のワークWを研
削することができ、円筒研削盤10の汎用性がより一層
高くなる。
係る加工装置の要部を示す構成図、図1(B)は、同図
(A)の1B−1B線に沿う端面図である。
係る加工装置の要部を示す構成図、図2(B)は、同図
(A)の2B−2B線に沿う端面図である。
係る加工装置の要部を示す構成図、図3(B)は、同図
(A)の3B−3B線に沿う端面図である。
係る加工装置の要部を示す構成図、図4(B)は、同図
(A)の4B−4B線に沿う端面図である。
係る加工装置の要部を示す構成図、図5(B)は、同図
(A)の5B−5B線に沿う端面図である。
61a…先端 62…心押し突起部材(第2支持部)、62a…先端 70…中央部 71…第1突部、71a…テーパ穴(係合穴) 72…第2突部、72a…テーパ穴 80…中央楕円部 81…第1突部、81a…テーパ穴(係合穴) 82…第2突部、82a…テーパ穴 W…ワーク Wa…ワークの軸方向一端面 Wb…ワークの軸方向他端面 O…主軸部およびワークの回転中心軸線 C0、C1、C2…ワーク各部の中心軸 M2…モータ(回転駆動手段)
Claims (13)
- 【請求項1】 ワークに回転力を伝達しつつ、当該ワー
クにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施す加
工装置において、 前記ワークを軸方向両端面において支持する支持手段
と、 前記ワークの軸方向一端面に係合して前記ワークに回転
力を伝達する回転力伝達手段と、 前記ワークの前記外周面に対して相対的に進退移動自在
な加工手段と、を有し、 前記ワークの支持状態を変更することなく当該ワークの
外周面全域を前記加工手段により加工するようにしたこ
とを特徴とする加工装置。 - 【請求項2】 ワークに回転力を伝達しつつ、当該ワー
クにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施す加
工装置において、 回転駆動される主軸部と、 前記主軸部に取付けられ前記ワークの軸方向一端面にお
いて当該ワークを支持する第1支持部と、 前記ワークの軸方向他端面において当該ワークを支持す
る第2支持部と、 前記主軸部および前記ワークの回転中心軸線から偏位し
た位置において前記ワークの前記軸方向一端面に係合自
在に構成され、前記主軸部の回転力を前記ワークに伝達
する回転力伝達手段と、 前記ワークの前記外周面に対して相対的に進退移動自在
な加工手段と、を有し、 前記ワークの前記軸方向一端面に係合した前記回転力伝
達手段を前記主軸部とともに回転することにより、前記
主軸部の回転力を前記ワークに伝達し、前記ワークの支
持状態を変更することなく当該ワークの外周面全域を前
記加工手段により加工するようにしたことを特徴とする
加工装置。 - 【請求項3】 前記回転力伝達手段は、前記回転中心軸
線から偏位した位置において前記ワークの前記軸方向一
端面に形成された係合穴に係合する先端を有し、当該先
端が前記回転中心軸線から偏位した位置に配置されてい
ることを特徴とする請求項2に記載の加工装置。 - 【請求項4】 前記第1支持部は、先鋭端が前記回転中
心軸線上に位置し前記主軸部とともに回転する主軸セン
タから構成され、 前記回転力伝達手段は、前記主軸センタに設けられ、当
該主軸センタから前記ワークの前記軸方向一端面に向け
て突出するピン部材から構成されていることを特徴とす
る請求項3に記載の加工装置。 - 【請求項5】 前記第1支持部および前記回転力伝達手
段は、一体的に形成されていることを特徴とする請求項
3に記載の加工装置。 - 【請求項6】 前記第2支持部は、前記回転中心軸線に
対して、前記回転力伝達手段が前記ワークの前記軸方向
一端面に係合する位置とは反対側に偏位した位置におい
て、前記ワークの前記軸方向他端面を支持していること
を特徴とする請求項2に記載の加工装置。 - 【請求項7】 前記ワークにおける加工対象部位は、前
記回転中心軸線から前記外周面までの寸法が周方向に沿
って異なり、前記加工手段は、前記ワークの回転角度に
同期して、前記加工対象部位の前記外周面に対して相対
的に進退移動することを特徴とする請求項2に記載の加
工装置。 - 【請求項8】 前記加工対象部位は、前記回転中心軸線
から偏心した位置に中心を有する円形形状を呈する軸直
交断面を有していることを特徴とする請求項7に記載の
加工装置。 - 【請求項9】 前記加工対象部位は、前記回転中心軸線
上に長軸と短軸との交点を有する楕円形状を呈する軸直
交断面を有していることを特徴とする請求項7に記載の
加工装置。 - 【請求項10】 前記加工手段は、研削砥石であること
を特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一つに記載の
加工装置。 - 【請求項11】 前記加工手段は、研削砥石であり、 前記研削砥石を回転する回転駆動手段、をさらに有し、 研削に伴って前記ピン部材に作用する力が当該ピン部材
の剪断応力許容値以内となるように、前記回転駆動手段
による前記研削砥石の周速度を制御することを特徴とす
る請求項4に記載の加工装置。 - 【請求項12】ワークに回転力を伝達しつつ、当該ワー
クにおける加工対象部位の外周面に所定の加工を施す加
工方法において、 回転駆動される主軸部に取付けられる第1支持部により
前記ワークの軸方向一端面において当該ワークを支持
し、 第2支持部により前記ワークの軸方向他端面において当
該ワークを支持し、 前記主軸部および前記ワークの回転中心軸線から偏位し
た位置において前記ワークの前記軸方向一端面に回転力
伝達手段の先端を係合し、 前記ワークの前記軸方向一端面に係合した前記回転力伝
達手段を前記主軸部とともに回転することにより、前記
主軸部の回転力を前記ワークに伝達し、 前記ワークの支持状態を変更することなく当該ワークの
外周面全域を、前記ワークの前記外周面に対して相対的
に進退移動自在な加工手段により加工するようにしたこ
とを特徴とする加工方法。 - 【請求項13】 前記ワークにおける加工対象部位は、
前記回転中心軸線から前記外周面までの寸法が周方向に
沿って異なり、 前記ワークの回転角度に同期して、前記加工対象部位の
前記外周面に対して前記加工手段を相対的に進退移動す
ることを特徴とする請求項12に記載の加工方法。
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