JP4159928B2 - ホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置およびその調整方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置およびその調整方法に関し、さらに詳細には、ホーニング盤のホーニング砥石を他のツルーイング用の工作機械に取り付けてツルーイングする際に用いられるツルーイング用アダプタ装置およびその調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホーニング加工は、例えば、精密中ぐり、研削などによって仕上げられた工作物(以下ワークと称する)の内径面をさらに平滑にするとともに、この内径面の加工精度も向上させる目的で、細粒砥石をワーク内径面に面接触させて軽く研削する仕上げ方法であって、ラップ仕上や超仕上と共に最もすぐれたワーク表面を造ることができる精密仕上法の一つである。
【0003】
このホーニング加工を行う専用工作機械としてホーニング盤があり、その一般的な基本構造は、1個〜数個のホーニング砥石を保持するホーニングツールを備えてなり、このホーニングツールとワークとの間に相対的な回転運動と往復運動とを行わせるとともに、上記ホーニング砥石に所定の圧力を加えて、同時に多量の工作液を注ぎながら、ワーク表面の工作を行うようにされている。
【0004】
ところで、ホーニング加工は工作機械の精度に直接頼ることなく高精度の加工を行う方式であることもあって、逆に言えば、上記ホーニング砥石の砥石面は常時ワーク表面に対応したプロフィールを保持する必要があり、ホーニング砥石には所定のインターバルをもってあるいは適宜定期的にツルーイング(truing)が施される。
【0005】
ホーニング砥石のツルーイングは、通常、図6に示すようなツルーイング用アダプタaを用いて、ホーニング砥石bを他のツルーイング用の工作機械例えば円筒研削盤に取り付けて行われる。
【0006】
このツルーイング用アダプタaは、ホーニング砥石bを備えたホーニングツールcが円筒研削盤の両センタd、eにより両持ち支持される構造とされており、具体的には、ほぼ円筒状のアダプタ本体fの先端側からホーニングツールcが挿入されるとともに、止めネジgにより両者c、fが同軸状に一体固定される。また、上記アダプタ本体fの基端側には、ホーニングツールcにおけるホーニング砥石bの突出量を調整するための調整ネジhが螺進退可能に設けられており、この調整ネジhによりホーニングツールcの拡張ロッドLを突き出して、その先端ウェッジLaによりホーニング砥石bの突出量が調整される。iは調整ネジhを固定するための止めネジである。
【0007】
そして、上記ツルーイング用アダプタaに同軸状にセットされたホーニングツールcは、ツルーイング用アダプタaの基端のセンタ穴jとホーニングツールcの先端のセンタ穴kが円筒研削盤の両センタd、eにより両持ち支持された状態で取り付けられて、これら両センタd、eにより支持回転されながら、回転駆動されるツルーイング用砥石車lによりホーニング砥石bがツルーイングされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のツルーイング用アダプタaでは、ホーニングツールcを固定するための止めネジgが、ホーニングツールcに対して横方向(径方向)から締め付け固定する構造とされていることから、アダプタ本体fにホーニングツールcを差し込むために必要なクリアランス分の芯ズレが両者c、f間に必然的に発生してしまう。
【0009】
この芯ズレは、ツルーイング時におけるホーニング砥石bの振れとなって現われることとなり、これがため、従来のツルーイング用アダプタaを用いたホーニング砥石bのツルーイング精度にも自ずと限界があり、ホーニング加工に要求される仕上げ精度がさらに高度化する現在においては、ツルーイング用アダプタaにも、より高精度な支持構造の開発が要望されていた。
【0010】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、セット後のホーニング砥石の振れを解消し得る構造を備えることにより、高いツルーイング精度を確保することができるツルーイング用アダプタ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置は、先端部にホーニング砥石が装着されてなるホーニングツールを、そのまま他のツルーイング用の工作機械に両持ち状態でセンタ支持して、上記ホーニング砥石をツルーイングする際に用いられるツルーイング用アダプタ装置であって、先端部にホーニング砥石が切込み動作可能に装着されてなるホーニングツールを取外し可能にかつ同軸状に保持する芯出し用アダプタと、この芯出し用アダプタを同軸状に連結支持するアダプタ装置本体と、これらアダプタ装置本体および芯出し用アダプタを連結固定する連結固定手段と、上記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の連結部に設けられて、上記ホーニングツールの振れ取り調整を行う振れ取り手段とを備え、この振れ取り手段は、同軸状に組み立てられた上記ホーニングツール、芯出し用アダプタおよびアダプタ装置本体の両端が上記ツルーイング用の工作機械にセンタ支持された状態において、上記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度を調整する構成を備えていることを特徴とする。
【0012】
好適な実施態様として、上記振れ取り手段が前記芯出し用アダプタに設けられ、この振れ取り手段は、上記芯出し用アダプタの後端面において、円周方向へ等間隔をもって配されるとともに、この後端面から後方へ突出退入可能にかつ上記アダプタ装置本体の先端面に当接可能な複数の振れ取り突子を備えてなり、上記アダプタ装置本体の先端面に当接係合する上記振れ取り突子の突出量により、上記芯出し用アダプタの後端面とアダプタ装置本体の先端面との対向配置状態が傾動調整されて、上記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度が調整されるように構成される。
【0013】
また、上記振れ取り手段は、上記芯出し用アダプタの軸心に平行にかつ螺進退可能に配された複数の調整ボルトを備えてなり、これら調整ボルトは、上記芯出し用アダプタの横断面において同一円周上に等間隔をもって配設されるとともに、その先端部が上記芯出し用アダプタの後端面から後方へ突出退入可能とされて上記振れ取り突子を形成している。
【0014】
上記芯出し用アダプタは、上記ホーニングツールを同軸状に貫通保持するツール保持穴と、上記アダプタ装置本体の嵌合穴に同軸状に嵌合する嵌合部とを備えるとともに、この嵌合部の外周部位が前記後端面とされている。
【0015】
また、上記連結手段は、上記アダプタ装置本体と芯出し用アダプタを軸方向に締付け固定するねじ締付け構造を備えてなり、このねじ締付け構造は、上記アダプタ装置本体および芯出し用アダプタの一方に設けられた雄ねじ部と、他方に設けられた外向き取付けフランジと、この外向き取付けフランジに軸方向へ係合するとともに上記雄ねじ部に螺合する袋ナットとからなる。
【0016】
本発明のツルーイング用アダプタ装置の調整方法は、上述のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置を振れ取り調整するのに適した調整方法であって、上記ホーニングツール、芯出し用アダプタおよびアダプタ装置本体を同軸状に組み立ててなる砥石組立体の両端をツルーイング用の工作機械にセンタ支持してセットした状態で、この砥石組立体を回転させてその振れ量を測定し、この振れ量に応じて上記振れ取り手段を操作し、上記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度を調整することを特徴とする。
【0017】
本発明に係るツルーイング用アダプタ装置を用いて、ホーニング砥石のツルーイングを行うには、ツルーイング用アダプタ装置にホーニングツールを同軸状に組み立ててユニット化した砥石組立体とし、この砥石組立体を例えば円筒研削盤にセンタ支持させた状態で、砥石組立体を支持回転させながら、回転駆動されるツルーイング用砥石車によりホーニング砥石にツルーイングを施す。
【0018】
具体的には、まず、ホーニングツールを同軸状に保持した芯出し用アダプタを、連結固定手段を用いて、上記アダプタ装置本体と同軸状に連結固定し、これにより上記ホーニングツール、芯出し用アダプタおよびアダプタ装置本体を同軸状に組み立ててなる砥石組立体とする。次に、このユニット化した砥石組立体の両端を円筒研削盤にセンタ支持してセットした後、このセット状態において、上記砥石組立体を回転させてその振れ量を測定し、この振れ量に応じて上記芯出し用アダプタの振れ取り手段を操作して、上記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度を調整する。
【0019】
このように、ツルーイング用アダプタ装置が振れ取り手段を備えることにより、ホーニングツールとアダプタ装置本体との芯ズレが、砥石組立体をセットした後に解消される結果、ツルーイング時においてホーニング砥石に振れが生ずることなく、高いツルーイング精度を確保することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
本発明に係るツルーイング用アダプタ装置を図1〜図5に示し、このアダプタ装置1は、ホーニング盤のホーニング砥石HGを他のツルーイング用の工作機械に取り付けてツルーイングする際に用いられるもので、具体的には図1に示すように、先端部にホーニング砥石HGが装着されてなるホーニングツール(いわゆるホーニングマンドレルないしホーニングヘッド)2を、そのまま円筒研削盤の両センタ3、4に両持ち状態でセンタ支持し得る構造とされている。
【0022】
ここで支持対象となるホーニングツール2は、図示しない縦型ホーニング盤の回転主軸先端つまり下端に交換可能に装着されるもので、ツール本体5の先端部にホーニング砥石HGが径方向へ突出退入(拡縮)可能に設けられるとともに、ツール本体5の先端側内部に、このホーニング砥石HGを拡縮動作させる拡張ロッド6が軸方向へ往復移動可能に設けられている。また、上記ツール本体5の基端側には、上記回転主軸に対する取付部7が同軸状に一体接続され、その内部において、プッシュロッド8が上記拡張ロッド6の基端に同軸状に接続されるとともに、このプッシュロッド8と上記取付部7の基端部間に、圧縮スプリングからなる復帰スプリング9が介装されて、これによりプッシュロッド8が常時復帰方向(図1において左方向)へ弾発的に付勢されている。
【0023】
そして、上記ホーニングツール2がホーニング盤の回転主軸先端に装着された状態において、ホーニング盤の砥石切込み装置(図示省略)によって、上記プッシュロッド8が復帰スプリング9の付勢力に抗して切込み方向(図1において右方向)へ移動すると、上記拡張ロッド6の先端ウェッジ6aによりホーニング砥石HGが径方向外方へ拡張(切込み)動作するとともに、上記プッシュロッド8が復帰スプリング9の付勢力によって復帰方向へ移動することにより、ホーニング砥石HGが縮閉動作することとなる。
【0024】
本発明のツルーイング用アダプタ装置1は、ホーニングツール2を直接保持する芯出し用アダプタ10と、この芯出し用アダプタ10を支持するアダプタ装置本体11と、これら両者10、11を連結固定する連結固定装置(連結固定手段)12と、芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11の連結部に設けられて、ホーニングツール2の振れ取り調整を行う振れ取り装置(振れ取り手段)13とを主要部として備えてなる。
【0025】
芯出し用アダプタ10は、その中心部にツール保持穴15が設けられた円筒体の形態とされ、上記ツール保持穴15に、ホーニングツール2が取外し可能に貫通保持される構造とされるとともに、その基端部16が後述するアダプタ装置本体11の嵌合穴25に嵌合する嵌合部とされ、またこの嵌合部16の外周部位には、上記振れ取り装置13を備えてなる。
【0026】
上記ツール保持穴15の内径は、具体的には上記ホーニングツール2の取付部7の外径よりも若干大きなほぼ同一寸法とされており、このツール保持穴15に上記取付部7が摺動可能に挿入されることで、ホーニングツール2が芯出し用アダプタ10に同軸状に貫通保持される。これに関連して、芯出し用アダプタ10には、図4に示すように、回り止めピン20と止めネジ21が設けられている。
【0027】
回り止めピン20は具体的にはスプリングピンの形態とされており、このスプリングピン20は、芯出し用アダプタ10の基端部に径方向へ延びて貫設された径方向孔10aに弾発的に挿入配置されるとともに、その先端部20aがツール保持穴15内に突入可能とされている。そして、上記ツール保持穴15にホーニングツール2の取付部7が挿入配置された状態において、スプリングピン20の先端部20aが取付部7の基端溝7aに突入係止することで、ホーニングツール2の芯出し用アダプタ10に対する回り止めがなされる。
【0028】
止めネジ21は具体的には六角穴付き止めネジの形態とされており、この止めネジ21は、芯出し用アダプタ10の軸方向中央部に径方向へ傾斜状に延びて貫設された径方向ネジ孔10bに螺進退可能に螺入配置されるとともに、その先端部21aがツール保持穴15内に突入可能とされている。そして、上記ツール保持穴15にホーニングツール2の取付部7が挿入配置された状態において、止めネジ21をねじ込むことにより、その先端部21aが取付部7の外周面7bに当接係合して締め付け、ホーニングツール2の芯出し用アダプタ10に対する一体固定がなされる。
【0029】
しかして、芯出し用アダプタ10のツール保持穴15にホーニングツール2の取付部7を挿入配置して、スプリングピン20を取付部7の基端溝7aに突入係止させるとともに、止めネジ21により取付部7の外周面7bを締付け固定することにより、ホーニングツール2が芯出し用アダプタ10に一体固定されることとなる。
【0030】
芯出し用アダプタ10の嵌合部16は、嵌合円筒部16aと外向き取付けフランジ16bとからなる。上記嵌合円筒部16aの外径は、アダプタ装置本体11の嵌合穴25の内径よりも若干小さなほぼ同一寸法とされている。また、上記外向き取付けフランジ16bの環状端面が芯出し用アダプタ10の後端面26を形成し、この後端面26は、上記嵌合円筒部16aの軸心つまり芯出し用アダプタ10の軸心に垂直な環状平坦面とされて、この後端面26と上記嵌合円筒部16aとの境界部が上記嵌合穴25の開口端部25aに係合する係止肩部とされている。そして、上記嵌合部16がアダプタ装置本体11の嵌合穴25に嵌合することにより、芯出し用アダプタ10に同軸状に嵌合接続される。
【0031】
また、上記嵌合部16の外周部位つまり上記外向き取付けフランジ16bに、上記振れ取り装置13が配置されている。この振れ取り装置13についての具体的構造については後述する。
【0032】
アダプタ装置本体11は、上記芯出し用アダプタ10を同軸状に連結支持するもので、その先端側中心部に上記嵌合穴25が設けられるとともに、この嵌合穴25の外周の先端面27が嵌合穴25の軸心つまりアダプタ装置本体11の軸心に垂直な環状平坦面とされて、上記芯出し用アダプタ10の後端面26と当接係合可能とされている。
【0033】
また、アダプタ装置本体11には、上記嵌合穴25に連続して、ホーニングツール2のプッシュロッド8を収容するロッド収容部28が同軸状に形成されるとともに、さらにこのロッド収容部28に連続して、プッシュロッド8の軸方向位置、ひいてはホーニングツール2のホーニング砥石HGの突出量ないしは張出量を規定する砥石位置決めネジ29が螺進退調整可能に設けられている。
【0034】
この砥石位置決めネジ29は具体的には六角穴付き止めネジの形態とされている。砥石位置決めネジ29は、アダプタ装置本体11の軸心に沿って設けられたネジ穴30に螺進退可能に螺入配置されて、その先端部29aが上記ロッド収容部28内に臨んで配置されるとともに、その後端部29bが開口31を介してアダプタ装置本体11の基端外部へ臨んで配置されている。そして、上記開口31を介して、六角レンチ等の適宜の回転操作具により、上記砥石位置決めネジ29を回転操作することで、砥石位置決めネジ29が螺進退調整される。
【0035】
これに関連して、アダプタ装置本体11には、図4に示すように、止めネジ32が設けられている。止めネジ32は具体的には六角穴付き止めネジの形態とされており、この止めネジ32は、アダプタ装置本体11に径方向へ延びて貫設された径方向ネジ孔11aに螺進退可能に螺入配置されるとともに、その先端部32aがネジ穴30内に突入可能とされている。そして、止めネジ32をねじ込むことにより、その先端部32aが砥石位置決めネジ29に当接係合して締め付け、その螺進退動作がロック固定される。
【0036】
また、アダプタ装置本体11の開口31の開口端部31aは、テーパ面に形成されてセンタ穴を形成している。このセンタ穴31aは、ホーニングツール2の先端に設けられたテーパ面からなるセンタ穴2aと共に、円筒研削盤の両センタ3、4が突入係止可能とされた被支持穴として機能する。
【0037】
連結固定装置(連結固定手段)12は、上記アダプタ装置本体11と芯出し用アダプタ10を連結固定するもので、具体的には、アダプタ装置本体11と芯出し用アダプタ10とを軸方向に締付け固定するねじ締付け構造を備えてなる。
【0038】
図示の実施形態においては、この連結固定装置12のねじ締付け構造は、アダプタ装置本体11に設けられた雄ねじ部35、芯出し用アダプタ10に設けられた前記外向き取付けフランジ16bおよび袋ナット37を主要部として構成されている。上記雄ねじ部35は、アダプタ装置本体11の先端部を構成する大径接続部38の外周面に設けられ、また上記外向き取付けフランジ16bは、前述したように、芯出し用アダプタ10の後端部に設けられて前記嵌合部16の構成部としても機能する。上記袋ナット37は、上記外向き取付けフランジ16bと軸方向へ係合する内向き係合フランジ部37aと、上記雄ねじ部35に螺合する雌ねじ部37bとを備えてなり、その外周面には、回転操作用の滑止めローレット加工37c、37cが施されるとともに、回転操作具用の係合溝37dが設けられている。
【0039】
そして、前述した要領でホーニングツール2が一体固定された芯出し用アダプタ10の外向き取付けフランジ16bに、上記袋ナット37の内向き係合フランジ部37aを係合させるとともに、芯出し用アダプタ10の嵌合部16をアダプタ装置本体11の嵌合穴25に嵌合させる。そして、この嵌合状態でまたは嵌合させながら、上記袋ナット37の雌ねじ部37bをアダプタ装置本体11の雄ねじ部35に螺合させて、袋ナット37を締付け回転させることにより、芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11が同軸状に嵌合接続されて、ひいてはホーニングツール2がアダプタ装置本体11に同軸状に保持固定されることとなる。
【0040】
また、上記ねじ締付け構造に関連して、芯出し用アダプタ10の嵌合部16には、図4に示すように、回り止めピン39が設けられている。回り止めピン39は具体的にはスプリングピンの形態とされており、このスプリングピン39は、芯出し用アダプタ10の後端面26に軸方向へ延びて貫設された軸方向孔10cに弾発的に挿入配置されるとともに、その先端部39aがアダプタ装置本体11の先端面27に設けられた係合溝27aに突入可能とされている。そして、芯出し用アダプタ10の嵌合部16をアダプタ装置本体11の嵌合穴25に嵌合させるに際して、上記スプリングピン39の先端部39aを係合溝27aに突入係止することで、芯出し用アダプタ10のアダプタ装置本体11に対する回転方向の位置決めと回り止めがなされる。
【0041】
振れ取り装置13は、主要部として複数(図示の実施形態においては4つ)の振れ取り突子40、40、…を備えてなり、これら振れ取り突子40、40、…は、芯出し用アダプタ10の後端面26において、円周方向へ等間隔をもって配されるとともに、上記後端面26から後方へ突出退入可能にかつ上記アダプタ装置本体11の外周先端面(先端面)27に当接可能とされている。
【0042】
図示の実施形態の振れ取り装置13は、芯出し用アダプタ10の嵌合部16の外周部位において、芯出し用アダプタ10の軸心に平行にかつ螺進退可能に配された4本の調整ボルト41、41、…を備えてなる。
【0043】
これら調整ボルト41、41、…は、図2に示すように、芯出し用アダプタ10の横断面において同一円周上に等間隔(90度ピッチ)をもって配設されるとともに、その先端部が芯出し用アダプタ10の後端面26から後方へ突出退入可能とされて、上記振れ取り突子40、40、…をそれぞれ形成している。これら振れ取り突子40、40、…は、上述したように、上記アダプタ装置本体11の環状の外周先端面27に対向配置されて、この外周先端面27に当接可能とされている。
【0044】
また、上記調整ボルト41は、芯出し用アダプタ10の前側から回転操作可能な操作穴付きジャッキボルトの形態とされ、具体的には六角穴付きジャッキボルトが使用されている。これに関連して、芯出し用アダプタ10の前端部分には、ジャッキボルト41の頭部41aを回転操作可能に収容する切欠部42が設けられている。
【0045】
そして、上記アダプタ装置本体11と芯出し用アダプタ10が連結固定装置12により連結固定された状態において、回転操作具である図外のジャッキにより、4本のジャッキボルト41、41、…を適宜回転操作して螺進動作させることにより、その先端部の振れ取り突子40、40、…が芯出し用アダプタ10の後端面26から突出して上記アダプタ装置本体11の外周先端面27に当接係合し、この振れ取り突子40、40、…の突出量により、芯出し用アダプタ10の後端面26とアダプタ装置本体11の外周先端面27との対向配置状態が傾動調整されて、芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11の同軸度が調整されることとなる。
【0046】
しかして、以上のように構成されたツルーイング用アダプタ装置1を用いて、ホーニング盤のホーニング砥石HGに所定のインターバルをもってあるいは適宜定期的にツルーイング(truing)を施すには、以下の要領で行う。
【0047】
(1)ホーニングツール2の円筒研削盤へのセッティング:
▲1▼ まず、先端部にホーニング砥石HGが装着されてなるホーニングツール2の取付部7を、芯出し用アダプタ10のツール保持穴15に挿入して、前述した要領で、ホーニングツール2を芯出し用アダプタ10に一体固定する。
【0048】
▲2▼ このホーニングツール2を一体固定した芯出し用アダプタ10の嵌合部16を、前述した要領で、アダプタ装置本体11の嵌合穴25に嵌合させるとともに、袋ナット37により締め付けて、芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11を嵌合接続し、ホーニングツール2をアダプタ装置本体11に保持固定する。これにより、ツルーイング用アダプタ装置1にホーニングツール2が同軸状に組み立てられて、ユニット化した砥石組立体となる。
【0049】
▲3▼ このようにホーニングツール2、芯出し用アダプタ10およびアダプタ装置本体11を同軸状に組み立ててなる砥石組立体を、図1に示すように、その両端つまりアダプタ装置本体11のセンタ穴31aとホーニングツール2のセンタ穴2aが円筒研削盤の両センタ4、3により両持ち状態でセンタ支持されるようにして、円筒研削盤にセットする。
【0050】
(2)ツルーイング用アダプタ装置1の振れ取り調整:
▲1▼ 上記砥石組立体が円筒研削盤にセンタ支持されたセット状態において、この砥石組立体をゆっくり支持回転させながら、図外の測定器によりホーニングツール2の振れ(芯ズレ)量を測定する。
【0051】
▲2▼ この測定結果(振れ量)に応じて、ツルーイング用アダプタ装置1の振れ取り装置13のジャッキボルト41、41、…を前記のごとく適宜回転操作して、上記芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11の同軸度を調整し、ホーニングツール2の振れ(芯ズレ)量を解消する。
【0052】
具体的には、ホーニングツール2の振れ(芯ズレ)量が所定値(例えば0.01mm)より大きい場合には、4本のジャッキボルト41、41、…のうち、適宜のジャッキボルト41を回転操作して、その先端部の振れ取り突子40をアダプタ装置本体11の外周先端面27に当接係合させるとともに、この振れ取り突子40の突出量を調整する。これにより、芯出し用アダプタ10の後端面26とアダプタ装置本体11の外周先端面27との対向配置状態が傾動調整されて、芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11の同軸度が調整され、最終的には、ホーニングツール2の振れ量が解消される(振れ量が上記所定値(例えば0.01mm)以下になる)こととなり、ツルーイングの準備が完了する。
【0053】
なお、上述したように、芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11は、袋ナット37により締付け固定されているところ、(i)これら三者10、11、37間には組立上のクリアランスが存在していること、および(ii)ホーニングツール2と芯出し用アダプタ10の同軸度と、この芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11の同軸度は、上記砥石組立体へのユニット化により既にほぼ確保されており、さらに高い同軸度への調整量(つまり、ホーニングツール2の振れ量)はミクロンオーダの微少量で良いことから、上記振れ取り装置13によるホーニングツール2の振れ取り調整には何ら支障がない。
【0054】
(3)ホーニング砥石HGのツルーイング:
ツルーイングの準備が整うと、円筒研削盤によりホーニングツール2が所定の回転速度をもって支持回転される一方、回転駆動されるツルーイング用砥石車TGWが、回転するホーニングツール2のホーニング砥石HGに対して切込み送りされるとともに、ホーニング砥石HGの軸線方向へ平行にトラバースしながら、ホーニング砥石HGの砥石表面をツルーイングする。
【0055】
本実施形態のように、芯出し用アダプタ10が振れ取り装置13を備えることにより、ホーニングツール2の芯ズレを砥石組立体をセットした後で解消することができ、その結果、ツルーイング時においてホーニング砥石HGに振れが生ずることなく、高いツルーイング精度を確保することが可能となる。
【0056】
また、本実施形態のように、ツルーイング用アダプタ装置1の芯出し用アダプタ10とホーニングツール2との接続構造と振れ取り装置13の構造が、ホーニング盤の回転主軸先端におけるホーニングツール2の装着構造と同様とされていることにより、ちょうどホーニング盤の回転主軸にホーニングツール2を装着する時と同様の要領での振れ取り調整が可能であり、ツルーイングのための準備作業を効率良く行うことができ、ツルーイングの作業性の向上も図られる。
【0057】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内において種々設計変更可能である。例えば以下に列挙するような種々の改変が可能である。
【0058】
(1) 振れ取り装置13の具体的構造は図示の実施形態のほか、同様な機能構成を有する限り、つまり、同軸状に組み立てられたホーニングツール2、芯出し用アダプタ10およびアダプタ装置本体11の両端がセンタ支持された状態において、芯出し用アダプタ10とアダプタ装置本体11の同軸度を調整する機能構成を備えている限り、他の構造も採用可能である。
【0059】
具体的には、ジャッキボルト41、41、…のような調整ボルトを構成部材として備えなくとも、さらには、その先端部で構成される振れ取り突子40、40、…のような構成部材でなくとも、芯出し用アダプタ10の後端面26とアダプタ装置本体11の外周先端面27との対向配置状態を傾動調整する形式の他の構造も採用可能である。
【0060】
(2) 図示の実施形態の振れ取り装置13においては、4つの振れ取り突子40、40、…、さらには4本のジャッキボルト41、41、…が、芯出し用アダプタ10の後端面26において、円周方向へ等間隔をもって配された構成とされているが、振れ取り突子40さらにはジャッキボルト41の配設数や配置構成は、対象となるホーニングツール2の形状寸法や要求される同軸度の精度等に応じて適宜増減または変更され得る。
【0061】
(3) 図示の実施形態においては、振れ取り装置13が芯出し用アダプタ10に設けられているが、アダプタ装置本体11に設けられてもよい。この場合、アダプタ装置本体11に設けられる振れ取り装置13の構成は、図示の実施形態の前後逆転した構成とすることができる。
【0062】
(4) 同様に、連結固定装置12のねじ締付け構造35、16b、37は、図示の実施形態と前後逆転した構成としてもよい。
【0063】
つまり、雄ねじ部35が芯出し用アダプタ10の外周面に設けられるとともに、外向き取付けフランジ16bがアダプタ装置本体11の先端部に設けられ、袋ナット37が前後逆の配置とされてもよい。
【0064】
(5) ツルーイング用の工作機械についても、図示の実施形態のような円筒研削盤のほか同様に両持ち状にセンタ支持できる構造を備えた他の工作機械を採用することも可能である。
【0065】
(6) 対象となるホーニングツール2としては、図示の実施形態のような単一のホーニング砥石HGを備える構造のものはもちろん、複数のホーニング砥石HG、HG、…を備える構造のものも可能である。
【0066】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のツルーイング用アダプタ装置によれば、先端部にホーニング砥石が切込み動作可能に装着されてなるホーニングツールを取外し可能にかつ同軸状に保持する芯出し用アダプタと、この芯出し用アダプタを同軸状に連結支持するアダプタ装置本体と、これらアダプタ装置本体および芯出し用アダプタを連結固定する連結固定手段と、上記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の連結部に設けられて、上記ホーニングツールの振れ取り調整を行う振れ取り手段とを備え、この振れ取り手段は、同軸状に組み立てられた上記ホーニングツール、芯出し用アダプタおよびアダプタ装置本体の両端が上記ツルーイング用の工作機械にセンタ支持された状態において、上記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度を調整する構成を備えているから、セット後のホーニング砥石の振れを解消して、高いツルーイング精度を確保することができ、ホーニング加工に要求される仕上げ精度がさらに高度化する現在においても、十分に対応可能なツルーイングを可能とする。
【0067】
すなわち、本発明に係るツルーイング用アダプタ装置を用いて、ホーニング砥石のツルーイングを行うには、ツルーイング用アダプタ装置にホーニングツールを同軸状に組み立ててユニット化した砥石組立体とし、この砥石組立体をツルーイング用の工作機械にセンタ支持させた状態で、砥石組立体を支持回転させながら、回転駆動されるツルーイング用砥石車によりホーニング砥石にツルーイングをする。
【0068】
この場合、ツルーイング用アダプタ装置が振れ取り手段を備えることにより、ホーニングツールとアダプタ装置本体との芯ズレが、砥石組立体をセットした後に解消され、この結果、ツルーイング時においてホーニング砥石に振れが生じることがなく、高いツルーイング精度を確保することが可能となる。
【0069】
また、上記振れ取り手段の構造を、ホーニング盤の回転主軸先端におけるホーニングツールの装着構造と同様とすることにより、ちょうどホーニング盤の回転主軸にホーニングツールを装着する時と同様な要領で振れ取り調整を行うことができ、作業性が良好でツルーイングのための準備作業を効率良く行うことができ、ツルーイングの作業性の向上も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るツルーイング用アダプタ装置を用いて、ホーニング盤のホーニング砥石を円筒研削盤に両持ち状態でセンタ支持しながら、ツルーイング用砥石車でツルーイングする状態を示す平面断面図である。
【図2】同ツルーイング用アダプタ装置を示す図1のII-II線に沿った断面図である。
【図3】同ツルーイング用アダプタ装置にホーニングツールを保持した状態を示す図2のIII-III線に沿った断面図である。
【図4】同じく同ツルーイング用アダプタ装置にホーニングツールを保持した状態を示す図2のIV-IV線に沿った断面図である。
【図5】同ツルーイング用アダプタ装置を、ホーニングツールを保持する芯出し用アダプタとアダプタ装置本体とを軸方向に分解して示す正面断面図である。
【図6】従来のツルーイング用アダプタ装置を用いて、ホーニング盤のホーニング砥石を円筒研削盤に両持ち状態でセンタ支持しながら、ツルーイング用砥石車でツルーイングする状態を示す平面断面図である。
【符号の説明】
HG ホーニング砥石
TGW ツルーイング用砥石車
1 ツルーイング用アダプタ装置
2 ホーニングツール
31a ツルーイング用アダプタ装置のセンタ穴
2a ホーニングツールのセンタ穴
3、4 円筒研削盤(ツルーイング用工作機械)のセンタ
10 芯出し用アダプタ
11 アダプタ装置本体
12 連結固定装置(連結固定手段)
15 芯出し用アダプタのツール保持穴
16 芯出し用アダプタの嵌合部
16b 外向き取付けフランジ
13 振れ取り装置(振れ取り手段)
25 アダプタ装置本体の嵌合穴
26 芯出し用アダプタの後端面
27 アダプタ装置本体の外周先端面
28 アダプタ装置本体のロッド収容部
29 アダプタ装置本体の砥石位置決めネジ
35 雄ねじ部
16b 外向き取付けフランジ
37 袋ナット
40 振れ取り突子
41 ジャッキボルト(調整ボルト)
Claims (8)
- 先端部にホーニング砥石が装着されてなるホーニングツールを、そのまま他のツルーイング用の工作機械に両持ち状態でセンタ支持して、前記ホーニング砥石をツルーイングする際に用いられるツルーイング用アダプタ装置であって、
先端部にホーニング砥石が切込み動作可能に装着されてなるホーニングツールを取外し可能にかつ同軸状に保持する芯出し用アダプタと、
この芯出し用アダプタを同軸状に連結支持するアダプタ装置本体と、
これらアダプタ装置本体および芯出し用アダプタを連結固定する連結固定手段と、
前記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の連結部に設けられて、前記ホーニングツールの振れ取り調整を行う振れ取り手段とを備え、
この振れ取り手段は、同軸状に組み立てられた前記ホーニングツール、芯出し用アダプタおよびアダプタ装置本体の両端が前記ツルーイング用の工作機械にセンタ支持された状態において、前記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度を調整する構成を備えている
ことを特徴とするホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置。 - 前記振れ取り手段が前記芯出し用アダプタに設けられ、
この振れ取り手段は、前記芯出し用アダプタの後端面において、円周方向へ等間隔をもって配されるとともに、この後端面から後方へ突出退入可能にかつ前記アダプタ装置本体の先端面に当接可能な複数の振れ取り突子を備えてなり、
前記アダプタ装置本体の先端面に当接係合する前記振れ取り突子の突出量により、前記芯出し用アダプタの後端面とアダプタ装置本体の先端面との対向配置状態が傾動調整されて、前記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度が調整される
ことを特徴とする請求項1に記載のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置。 - 前記芯出し用アダプタは、前記ホーニングツールを同軸状に貫通保持するツール保持穴と、前記アダプタ装置本体の嵌合穴に同軸状に嵌合する嵌合部とを備えるとともに、この嵌合部の外周部位が前記後端面とされている
ことを特徴とする請求項2記載のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置。 - 前記振れ取り手段は、前記芯出し用アダプタの軸心に平行にかつ螺進退可能に配された複数の調整ボルトを備えてなり、
これら調整ボルトは、前記芯出し用アダプタの横断面において同一円周上に等間隔をもって配設されるとともに、その先端部が前記芯出し用アダプタの後端面から後方へ突出退入可能とされて前記振れ取り突子を形成している
ことを特徴とする請求項2または3に記載のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置。 - 前記調整ボルトは、前記芯出し用アダプタの前側から回転操作可能な操作穴付きジャッキボルトの形態とされている
ことを特徴とする請求項4に記載のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置。 - 前記連結手段は、前記アダプタ装置本体と芯出し用アダプタを軸方向に締付け固定するねじ締付け構造を備えてなる
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置。 - 前記ねじ締付け構造は、前記アダプタ装置本体および芯出し用アダプタの一方に設けられた雄ねじ部と、他方に設けられた外向き取付けフランジと、この外向き取付けフランジに軸方向へ係合するとともに前記雄ねじ部に螺合する袋ナットとからなる
ことを特徴とする請求項6に記載のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置。 - 請求項1から7のいずれか一つに記載のホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置を振れ取り調整する調整方法であって、
前記ホーニングツール、芯出し用アダプタおよびアダプタ装置本体を同軸状に組み立ててなる砥石組立体の両端をツルーイング用の工作機械にセンタ支持してセットした状態で、この砥石組立体を回転させてその振れ量を測定し、この振れ量に応じて前記振れ取り手段を操作し、前記芯出し用アダプタとアダプタ装置本体の同軸度を調整する
ことを特徴とするホーニング砥石のツルーイング用アダプタ装置の調整方法。
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