JPH0523369Y2 - - Google Patents

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JPH0523369Y2
JPH0523369Y2 JP1986141691U JP14169186U JPH0523369Y2 JP H0523369 Y2 JPH0523369 Y2 JP H0523369Y2 JP 1986141691 U JP1986141691 U JP 1986141691U JP 14169186 U JP14169186 U JP 14169186U JP H0523369 Y2 JPH0523369 Y2 JP H0523369Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、車両用空調機の風量制御装置の改
良に関する。
《従来技術とその問題点》 車両用空調機の風量制御装置としては、例えば
「NISSAN サービス周報 昭和58年6月第484
号」に記載されたものが知られている。
第7図は、この装置の電気的なハードウエア構
成を概略的に示すもので、送風機を構成するブロ
アモータ1の給電路には、パワートランジスタな
どで構成された可変抵抗素子2と、リレー3の接
点4とが並列に接続され、これら可変抵抗素子2
およびリレー3は、マイクロコンピユータ5によ
り制御される。
第8図に示されるように、マイクロコンピユー
タ5では、起動スイツチ8の投入に応答して動作
を開始し、室温検出機6、室温設定器7から検出
室温TINC、設定室温TPTCを読込むとともに(ステ
ツプ800)、両者の偏差の絶対値|TINC−TPTC|を
算出し、(ステツプ801)、これに基づき予めメモ
リに記憶させた風量指令電圧/温度偏差テーブル
を参照することにより、最終的に風量指令電圧
VBを決定し(ステツプ803)、これをブロアモー
タ1へ印加する制御を(ステツプ804)、送風機停
止指令があるまで繰り返すようになされている
(ステツプ805肯定)。
ここで、風量指令電圧/温度偏差テーブルの内
容は、第9図のグラフに示されるように設定され
ており、温度偏差|TINC−TPTC|がT1以上の領
域では、風量指令電圧VBの値は最大値VHiに固定
され、この場合リレー3が駆動されて接点4が閉
じることにより、ブロアモータ1には最大電圧
VHiが印加され、送風機の風量は最大値に固定さ
れる。
一方、|TINC−TPTC|の値が0〜T1の領域にお
いては、風量指令電圧VBの値は|TINC−TPTC
の値に応じ、VL0〜VMHの範囲でいわゆる比例制
御され、第7図に示される可変抵抗素子2の抵抗
値が連続的に変化することによつて、送風機の風
量は温度偏差に比例して増減することになる。
以上の如く送風機風量が制御される結果、例え
ば夏期炎天下に放置された車両に乗員が戻つた直
後のように、温度偏差|TINC−TPTC|がT1以上
となるような場合には、VB=VHiとなつて送風機
風量が最大値となるため、いわゆる急速冷房が行
なわれて車内温度を迅速に適温へ近付けることが
できる。
また、室内温度が適温に近付いて、温度偏差|
TINC−TPTC|の値がT1よりも小さくなると、風
量指令電圧VBの値はVMHまでステツプ状に降下
し、以後設定室温に近付くに従い風量は低下して
いくのである。
このため、通常運転中の送風機による騒音は極
めて低く、車両居住性を高めることができるとと
もに、室内温度の変動幅に応じ風量が適宜増減す
ることによつて、室温の変動を可及的に抑制する
ことができるわけである。
しかしながら、このような従来装置にあつて
は、温度偏差|TINC−TPTC|がT1以上であるこ
とを条件として、最大風量が持続されるようにな
されていたため、夏期車両を炎天下に放置した場
合のように、室温検出器(サーミスタなどで構成
される)6が高温に熱せられてしまうと、素子自
体の熱容量のために検出室温TINCに応答遅れを生
じ、実際には温度偏差|TINC−TPTC|がT1より
もかなり小さくなつているにもかかわらず、最大
風量の状態がなかなか解除されず、無駄に動力を
消費するほか、送風機騒音により乗員に不快感を
与えるという問題点があつた。
《考案の目的》 この考案の目的は、この種の車両用空調機の風
量制御装置において、前述した最大風量固定時間
の値を室温検出器の誤差の影響を受けることなく
常に最適な値に設定し、無駄な動力消費をなく
し、また送風機騒音の値をできるだけ低減するこ
とにある。
《考案の構成》 上記目的を達成するため、本考案は第1図のク
レーム対応図に示す如く構成され、 車両の室内温度を検出する室内温度検出手段1
02と、 車室の設定室温を設定する室温設定手段103
と、 送風機起動時点における検出室温と設定室温と
の差が増大するのに従つて長くなる風量固定時間
を決定する風量固定時間決定手段100と、 送風機起動時点から、決定された上記風量固定
時間の間だけ、送風機風量を所定の最大値に固定
する初期風量制御手段101と、 前記風量固定時間が経過すると、前記送風機風
量を前記最大値風量よりも低減させる風量低減手
段104と、 を具備することを特徴とする。
《実施例の説明》 第2図は本考案第1実施例装置のソフトウエア
構成を示すフローチヤートである。なお、ハード
ウエア構成については、前記第7図に示した従来
例と同一であるため説明は省略する。
送風機起動指令によりプログラムがスタートす
ると、従来と同様にして検出室温TINCおよび設定
室温TPTCの読込み(ステツプ200)および温度偏
差|TINC−TPTC|の算出が行なわれ(ステツプ
201)、算出された温度偏差|TINC−TPTC|の値を
利用して、風量固定時間TBの決定(ステツプ
202)および風量指令電圧VBの決定(ステツプ
203)が順次行なわれる。
風量固定時間TBの決定は、予めマイクロコン
ピユータのメモリ内に記憶された風量固定時間/
温度偏差テーブルを参照して行なわれる。
このテーブルは、第3図aにグラフに示される
特性を有するもので、すなわち風量固定時間TB
の値は温度偏差|TINC−TPTC|が0〜T1の範囲
では0secに固定される一方、T1〜の範囲におい
ては、温度偏差の値に比例して0から直線的に増
加するようになされている。
一方、風量指令電圧VBの決定は、従来例と同
様にして、メモリ内に予め記憶された風量指定電
圧/温度偏差テーブルを用いて行なわれる。
このテーブルは、第3図bのグラフに示される
特性を有するもので、すなわち風量指定電圧VB
の値は、温度偏差|TINC−TPTC|が0〜T1の範
囲では、温度偏差の値に比例してVL0〜VMHの範
囲で直線的に増加する一方、T1〜の範囲内では、
最大値であるVHiに固定されるようになされてい
る。
従つて、炎天下に車を放置した場合のように、
温度偏差の値がT1〜の範囲となると、風量固定
時間TBの値は温度偏差の値に比例した一定値に
設定され、また風量指定電圧VBの値は最大値VHi
となる。
以後、ブロアモータ1に対してVB=VHiを印加
すべく、マイクロコンピユータ5からはリレー5
に対する駆動信号が出力され、この結果ブロアモ
ータ1には電圧VHiが印加され、送風機風量は最
大値となり、またTBタイマが起動される結果
(ステツプ205)、以後時間TBが経過するまでの間
(ステツプ206否定)、送風機風量は最大値に固定
されることとなるのである。
ここで、従来例と比較して重要な点は、風量固
定時間TBの値は、送風機起動直後に得られた温
度偏差|TINC−TPTC|に基づいて決定されている
ため、以後室温検出器6の応答遅れなどが存在し
たとしても、風量固定時間/温度偏差テーブルの
内容が適正である限り、室内温度が最適値に近付
くとともに、直ちに最大風量状態を解除できる点
にある。
続いて、風量固定時間TBが経過すると(ステ
ツプ206肯定)、以後は定常風量制御処理が行なわ
れる(ステツプ207〜213)。
すなわち、逐次TINC,TPTCの読込み(ステツプ
207)および|TINC−TPTC|の算出(ステツプ
208)を行なつては、第3図bのテーブルを参照
して、風量指定電圧VBを決定し(ステツプ209)、
この決定されたVBの値に基づき、可変抵抗素子
2に対する制御電圧を調整することによつて、ブ
ロアモータ1に対する印加電圧をVL0〜VMHの範
囲で制御し、温度偏差の値に比例して送風機風量
を連続的に増減するわけである。
このとき、特にこの実施例では、温度偏差|
TINC−TPTC|の値がT1〜の範囲となつても、風
量指定電圧VBの値はVHiとならないようにして、
できるだけ送風機騒音を低減するような配慮がな
されている。
すなわち、風量指定電圧VBの値がVMHよりも小
さい場合には(ステツプ210否定)、決定された
VBの値はブロアモータへそのまま印加されるの
に対し(ステツプ212)、決定されたVBの値がVMH
を越える場合には(ステツプ210肯定)、第3図b
のテーブルは無視され、VHiの代りにVMHがブロ
アモータへ印加されることとなり(ステツプ
211)、VHiを印加した場合に比べ送風機騒音を低
減して、乗員に対しできるだけ不快感を与えない
ような配慮がなされているわけである。
以後、以上の定常風量制御は、送風機停止指令
が与えられるまで(ステツプ213肯定)、継続する
こととなり、検出室温が設定室温から離れるほど
風量は増大し、これを抑制する方向に作用するの
である。
次に、第4図は本考案第2実施例装置のソフト
ウエア構成を示すフローチヤートである。なおこ
の例にあつても、ハードウエア構成については、
第7図の従来例と同一であるため説明は省略す
る。
この第2実施例装置の特徴は、送風機起動直後
あるいは風量固定時間経過直後における温度偏差
の値が比較的まだ大きい場合には、直ちに定常風
量制御へ移行させることなく、VMHよりも低い電
圧VMH′をもつて所定のタイマ時間だけ風量固定
制御を行なうように構成し、直ちに定常風量制御
へ切替えた場合よりも送風機騒音の発生を少なく
するようにした点にある。
すなわち、送風機起動直後の温度偏差|TINC
TPTC|がT1〜範囲と判定された場合には、第1
実施例と同様にして風量固定時間TB1の決定およ
び初期風量制御が行なわれる(ステツプ400〜
407)。
そして、風量固定時間TB1経過直後において、
温度偏差|TINC−TPTC|が充分小さな値(0〜
T2)と判定されれば(ステツプ408〜411,412否
定)、第1実施例と同様にして、定常風量制御へ
の移行が行なわれる(ステツプ416〜422)。
これに対して、送風機起動直後の温度偏差|
TINC−TPTC|が、T2〜T1の範囲と判定された場
合(ステツプ400〜403,404否定、408〜411,412
肯定)、あるいは風量固定時間TB1終了直後にお
いて、温度偏差|TINC−TPTC|の値がT2〜T1
範囲と判定された場合には(ステツプ407肯定、
408〜411,412肯定)、第5図aの直線TB2で示す
テーブルを参照して決定された風量固定時間TB2
(ステツプ410)に基づき、VB=VMH′をもつて、
風量固定処理が行なわれる(ステツプ414,415)。
この結果、本来第5図bのテーブルに従うとす
れば、T2〜T1の範囲では最大VMHで送風機が運
転されるのに対し、実際の送風機風量はVMH′に
抑制される結果、その分だけ送風機騒音が低減さ
れ、より静かな室内空間を提供することができる
わけである。
このように、第1,第2実施例装置によれば、
送風機起動直後の温度偏差の値に応じ、風量固定
時間を決定し、この決定された時間だけ所定の最
大風量をもつて送風機を運転するようにしたた
め、室温検出器の応答遅れなどにかかわらず、常
に最適な時間だけ急速冷房などを行なうことがで
き、その分無駄な動力消費を低減できるととも
に、室内騒音を低減してより居住性を向上させる
ことができる。
なお、第2図に示される第1実施例のフローチ
ヤートにおいて、第6A図に示されるようにステ
ツプ2061,2062を追加し、タイマ時間経過を確認
しつつ設定室温の変更を監視し、変更ありの場合
には直ちに定常風量制御(ステツプ207〜213)へ
移行させるようにすれば、設定室温の変更により
温度偏差が狭まつたような場合に、無駄に急速冷
房等が行なわれることを防止することができる。
また、第4図に示される第2実施例のフローチ
ヤートにおいても同様であつて、第6B図および
第6C図に示されるように、ステツプ4071,
4072,4151,4152を追加すれば、同様な不都合を
解消することができる。
《考案の効果》 以上説明したように本考案では、以下の効果を
有する。
(i) 送風機起動直後に最適な風量固定時間をもつ
て急速冷房などを行なうことができる。
(ii) また、初期風量制御手段によつて送風機風量
を所定の最大値に固定した後所定の風量固定時
間経過後は、風量低減手段によつて風量を最大
風量よりも低減するようにしたので、室温検出
器の応答遅れ等があつても、風量最大の時間を
確実に短くすることができ、その分だけ送風機
騒音を低減させ、より静かな室内空間を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すクレーム対応図、
第2図は本考案第1実施例装置のソフトウエア構
成を示すフローチヤート、第3図は同第1実施例
装置の制御用テーブルの内容を示す図、第4図は
同第2実施例装置のソフトウエア構成を示すフロ
ーチヤート、第5図は同第2実施例装置の制御用
テーブルの内容を示す図、第6A図〜第6C図は
本考案の他の実施例の要部を示すフローチヤー
ト、第7図は本考案が適用される送風機の電気的
なハードウエア構成を示すブロツク図、第8図は
従来装置のソフトウエア構成を示すフローチヤー
ト、第9図は従来装置の制御用テーブルの内容を
示す図である。 100……風量固定時間決定手段、101……
初期風量制御手段、102……室内温度検出手
段、103……室温設定手段、104……風量低
減手段、1……ブロアモータ、2……可変抵抗素
子、3……リレー、4……リレーの接点、5……
マイクロコンピユータ、6……室温検出器、7…
…室温設定器、8……起動スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両の室内温度を検出する室内温度検出手段
    と、 車室の設定室温を設定する室温設定手段と、 送風機起動時点における検出室温と設定室温
    との差が増大するのに従つて長くなる風量固定
    時間を決定する風量固定時間決定手段と、 送風機起動時点から、決定された上記風量固
    定時間の間だけ、送風機風量を所定の最大値に
    固定する初期風量制御手段と、 前記風量固定時間が経過すると、前記送風機
    風量を前記最大値風量よりも低減させる風量低
    減手段と、 を具備することを特徴とする車両用空調機の風
    量制御装置。 (2) 前記初期風量制御手段による制御中に、設定
    室温の変更が検出された場合、初期風量制御手
    段による制御を強制的に解除させる解除手段を
    有することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の車両用空調機の風量制御装
    置。
JP1986141691U 1986-09-16 1986-09-16 Expired - Lifetime JPH0523369Y2 (ja)

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JPS6346210U JPS6346210U (ja) 1988-03-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724429B2 (ja) * 1974-03-12 1982-05-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605293Y2 (ja) * 1980-07-16 1985-02-19 株式会社デンソー 空調用送風モ−タ制御装置

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JPS5724429B2 (ja) * 1974-03-12 1982-05-24

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JPS6346210U (ja) 1988-03-29

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