JPS6120451Y2 - - Google Patents

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JPS6120451Y2
JPS6120451Y2 JP1981105205U JP10520581U JPS6120451Y2 JP S6120451 Y2 JPS6120451 Y2 JP S6120451Y2 JP 1981105205 U JP1981105205 U JP 1981105205U JP 10520581 U JP10520581 U JP 10520581U JP S6120451 Y2 JPS6120451 Y2 JP S6120451Y2
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timer
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はヒートポンプにより暖房運転を行なう
空気調和機において、特に運転開始や除霜時およ
び被調和室の温度に基づく圧縮機の再起動時に、
冷風の吹出しを抑制する冷風防止装置に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 一般に冷風防止を目的としたフアンの制御装置
としては、実開昭55−37440号公報、または実開
昭55−116943号公報に記載されているようなもの
があつた。これらの公報には、夫々「熱交換器の
温度あるいはその周辺の空気温度を検出する検出
手段と、時限機構とを具備しかつ前記検出手段か
らの信号および時限機構からの信号を受けて作動
する制御装置を設け、この制御装置により室内側
送風機を駆動する」ものと、「室外側熱交換器の
ホツトガスによる霜取後に室内側に冷風を排出す
ることをフアンモータを止めて防止する冷風防止
機構の復帰回路を設定時間と室内側熱交換器の表
面温度とのオア回路で制御する」ものが記載され
ていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 以上のような従来の技術では、単にタイマと室
内側熱交換器の温度を検出する温度検出器とを設
け、タイマがタイムアツプするか又は熱交換器の
温度が所定温度に達したら冷風防止を解除するも
のであつたので、冷風防止運転を行なう最大時間
はタイマで常に一定に設定されているものであつ
た。
室内がある程度あたたまつた時の暖房運転の再
開始時すなわち圧縮機の再起動時にはタイマで設
定される最大時間は、室内の温度がまだ低い時の
圧縮機の最初の起動時と比べて短かくても良い
が、従来の技術ではタイマで設定される最大時間
が常に一定なので不必要な冷風防止運転が行なわ
れ暖房運転の立ち上りを悪くすることがあつた。
斯る問題点に鑑み本考案は、圧縮機の最初の起
動時と再起動時とで冷風防止の最大時間を変えて
不必要な冷風防止運転を防止するようにした空気
調和機のフアン制御装置を提供するのである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は風量制御可能な室内フアンと、この室
内フアンから生じる風路内に室内側熱交換器を配
置し、かつこの熱交換器で加熱された空気の温度
を検出する温度検出手段と、タイマ手段とを有す
る空気調和機のフアン制御装置において、前記タ
イマ手段には最初の暖房運転開始時に用いられる
第1のタイマ時間と、通常の暖房運転開始時に用
いられる第2のタイマ時間とが設定されると共
に、第1のタイマ時間と第2のタイマ時間とのい
ずれか一方を選択する選択手段と、このいずれか
一方のタイマ時間の経過後に出力を出す時間判断
手段と、前記温度検出手段の検出値が一定値以上
になると出力を出す温度判断手段と、室内フアン
の風量を時間判断手段もしくは温度判断手段の出
力で微弱風量から設定風量に切換える風量制御手
段とを備えたものである。
(ホ) 作用 以上のように構成された本考案の空気調和機の
フアン制御装置は、圧縮機の最初の起動時と再起
動時とで冷風防止を行なう最大時間を変えるもの
である。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する
と、まず第1図は本考案の実施例を示すブロツク
図であり、図中1は空気調和機の運転開始出力の
発生手段であり、空気調和機の最初の暖房運転を
開始させるものである。2は被調和室の温度検出
手段であり、主に室温を検出する。3は比較制御
手段であり、温度検出手段2の検出値をアナロ
グ/デジタル(A/D)変換した値と設定温度の
値とを比較し、温度検出手段2の検出温度が設定
温度より低い時に圧縮機の運転出力を出す。5a
は最初の暖房運転開始時か通常の暖房運転開始時
かを判断する運転判断手段であり、運転開始の出
力と圧縮機の運転出力とがある時には最初の暖房
運転と判断し、圧縮機の運転出力のみの時には通
常の暖房運転と判断する。5はタイマ時間の選択
手段であり、運転判断手段5aの出力に基づいて
時間判断手段7に設定するタイマ時間を第1のタ
イマ時間か第2のタイマ時間かに選択する。すな
わち、最初の暖房運転の時は第1のタイマ時間を
選択し、通常の暖房運転の時は第2のタイマ時間
を選択する。この時間判断手段7はタイマ手段6
による計時が第1もしくは第2のタイマ時間にな
つた時に出力を出すものである。尚、このタイマ
手段6は第2図に示すように第1のタイマ時間を
計時する第1タイマ手段6aと、第2のタイマ時
間を計時する第2タイマ手段6bとの2つのタイ
マ手段を備え、選択手段5でいずれのタイマ手段
を選択するようにしてもよい。8は加熱空気の温
度検出手段であり、室内側熱交換器で加熱された
空気の温度を検出するものである。9aは温度判
断手段であり、温度検出手段8の検出値をA/D
変換した値と一定温度の値とを比較し、検出値が
一定値より高くなると出力する。9は風量制御手
段であり、時間判断手段7もしくは温度判断手段
9aのいずれからも出力がない時は微弱風量固定
手段10へ信号を出力し、フアン駆動手段11を
介してフアンを強制的に微弱風量で運転させる。
このような運転の後、温度検出手段8の検出する
温度が設定値より高くなり温度判断手段9aの出
力を入力するかもしくは時間判断手段7の出力を
入力すると、微弱風固定手段10への信号を遮断
し、任意の風量設定手段12に信号を出力してフ
アンを設定風量で運転させる。
第3図は本考案の装置の実施例を示す要部電気
回路図であり、以下のようになつている。
14は一端を正極電源に接続し他端を抵抗15
を介してアース接続したサーミスタ(加熱空気の
温度検出手段の具体例)、16a及至16eは一
端をダイオード17a及至17eを介してマイク
ロコンピユータ18(以下マイコンという)の出
力端子O1及至O5に接続し、他端を抵抗19を介
してアース接続した抵抗、20は入力端子21を
抵抗16a及至16eと抵抗19との接続点に接
続し、入力端子22をサーミスタ14と抵抗15
との接続点に接続し、出力端子23をマイコン1
8の入力端子24に接続したコンパレータ、25
はクロツクパルスをマイコン18の端子26に送
る発振回路、27はマイコン18の内部にある計
時部であり、タイマ時間の選択手段の出力で計時
時間を第1タイマ時間(6分)と第2タイマ時間
(3分)とに切換えて計時を行ない(タイマ手段
の機能に相当)、この計時がタイムUPすると信号
を出力する(時間判断手段の機能に相当)。
28はマイコン18の内部にあり計時部27と
コンパレータ20の出力の論理和を取り、マイコ
ン18の端子29より出力が出るORゲート(風
量制御手段の機能に相当)、30は端子29から
の出力により抵抗31を介してONするトランジ
スタで、このトランジスタ30がONすることに
よつて電磁継電器X1が通電され、接片X11が弱風
量端子32から設定風量端子33に切換る。これ
らのトランジスタ30及び電磁継電器X1がフア
ン駆動手段の機能に相当している。すなわちマイ
コン18の端子29から出力がない時はフアンモ
ータ34の運転を強制的に弱風量にし、出力があ
る時にはフアンモータ34の運転を所望の設定風
量にする。尚、35はフアンモータ34の運転コ
ンデンサである。
36はマイコン18の端子37からの出力によ
り抵抗38を介してONするトランジスタで、こ
のトランジスタ36がONすることによつて電磁
継電器X2が通電され、接片X21が閉じて、圧縮機
モータ39の運転が行なわれる。尚40は圧縮機
モータ39の運転コンデンサである。またマイコ
ン18の端子37の出力は圧縮機の運転出力であ
る。
41は運転スイツチであり、空気調和機の運転
開始出力の発生手段の機能に相当する。
尚、被調和室の温度検出手段は省略している。
第4図は第3図に示したマイコン18の要部動
作を示す主なフローチヤートであり、以下のよう
な動作をする。まず運転スイツチ41がON状態
になると電磁継電器X2をON状態(通電)にして
室内フアンモータ34、圧縮機モータ39の運転
を開始する。この時電磁継電器X1がOFF状態
(非通電)なので、室内フアンモータ34は微弱
風量で運転されている。この後、計時部27で計
時を行ない6分経過するか、もしくは室内側熱交
換器の温度が35℃以上となれば電磁継電器X1
ON状態にする。
この後、サーモサイクルや除霜運転を行ない、
この運転中に室内側熱交換器の温度が35℃以下と
なると圧縮機モータ39が停止したものと判断
し、電磁継電器X2が再度ON状態となると、上記
と同様に電磁継電器X1をOFF状態にして冷風防
止を行なう。但し、冷風防止の解除は室内側熱交
換器の温度が35℃以上となるか、又は計時部27
の計時が3分経過するかによつて行なわれる。
本考案による空気調和機のフアン制御装置は上
記のように構成されているので以下その動作を第
5図に従つて説明すると、運転開始時に運転スイ
ツチ41が入るとマイコン18の出力端子37か
らの出力でトランジスタ36がONして電磁継電
器X2が作動する。これによつて常開接点X21が閉
じて圧縮機40が運転される。この時、計時部2
7およびコンパレータ20が出力がないのでマイ
コン18の出力端子29からは出力されず電磁継
電器X1は通電せず接点X11は微弱風量端子32に
あり、フアンモータ34が微弱風量で運転して冷
風防止が行なわれる。運転開始後温度検出器14
によつて検知される室内側熱交換器(図示せず)
の温度は特に外気温が−7℃以下と低い場合、設
定温度35℃近くまでは運転開始後6分前後で達す
るもののその後室内側熱交換器(図示せず)の温
度は第5図の二点鎖線の如く緩慢となる。この為
計時部27により運転開始より6分経過すると、
計時部27の出力がORゲート28と抵抗31を
介してトランジスタ30をONさせて電磁継電器
X1を通電し、接点X11を微弱風量端子32から設
定風量端子33に切換え冷風防止を解除する。ま
た、除霜運転解除時やサーモサイクルによる圧縮
機モータ39の再起動時には、通常空気調和室の
温度が10℃以上あるので温度検出器14によつて
検知される室内側熱交換器(図示せず)の温度の
立ち上りが良く、早い時間(3分以内)に設定温
度に達してコンパレータ20の出力がORゲート
28と抵抗31を介してトランジスタ30をON
させる。これによつて電磁継電器X1が通電し、
接点X11が微弱風量端子32から設定風量端子3
3に切換わつて冷風防止を解除する。この場合計
時部27は3分後に出力し、3分以内に温度検出
器14の温度が設定温度35℃に達しない場合の冷
風防止時間の限度としている。
(ト) 考案の効果 以上の如く本考案の空気調和機のフアン制御装
置は第1のタイマ時間又は第2のタイマ時間をタ
イマーカウントし、かつ計時条件に応じて、上記
のいずれかのタイマ時間後に出力を出す時間検出
手段と、室内側熱交換器の温度又はこの熱交換器
で加熱された空気の温度を検出する温度検出手段
とを備え、時間検出手段の出力もしくは温度検出
手段の検出値が一定値以上になつた時に冷風防止
を解除し長時間の冷風防止を防止できるものであ
る。また室内の温度がある程度上昇した後の暖房
運転開始時には第1のタイマ時間(6分)より短
い第2のタイマ時間(3分)を用いて冷風防止の
最大時間を短くしているので、さらに不要な冷風
防止を抑制でき立ち上がりが速くかつ効率の良い
暖房が行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の実施例を示すブロツク
図、第2図は第1図に示したブロツク図の他実施
例を示す要部ブロツク図、第3図は第1図に示し
たブロツク図に基づく電気回路図、第4図は第3
図に示したマイコンの主な動作を示す要部フロー
チヤート、第5図は第4図に示す電気回路図を用
いた時の温度特性と室内フアンモータとの動作状
態を示す説明図である。 5……タイマ時間の選択手段、6……タイマ手
段、7……時間検出手段、8……加熱空気の温度
検出手段、9……制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 風量制御可能な室内フアンと、この室内フアン
    から生じる風路内に室内側熱交換器を配置し、か
    つこの熱交換器の温度もしくはこの熱交換器で加
    熱された空気の温度を検出する温度検出手段と、
    タイマ手段とを有する空気調和機のフアン制御装
    置において、前記タイマ手段には最初の暖房運転
    開始時に用いられる第1のタイマ時間と通常の暖
    房運転開始時に用いられる第2のタイマ時間とが
    設定されると共に、第1のタイマ時間と第2のタ
    イマ時間とのいずれか一方を選択する選択手段
    と、このいずれか一方のタイマ時間の経過後に出
    力を出す時間判断手段と、温度検出手段の検出値
    が一定値以上になると出力を出す温度判断手段
    と、室内フアンの風量を時間判断手段もしくは温
    度判断手段の出力で微弱風量から設定風量に切換
    える風量制御手段とを備えたことを特徴とする空
    気調和機のフアン制御装置。
JP1981105205U 1981-07-14 1981-07-14 空気調和機のファン制御装置 Granted JPS589641U (ja)

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JPS589641U JPS589641U (ja) 1983-01-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640039A (en) * 1979-09-05 1981-04-16 Toshiba Corp Air conditioner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416546Y2 (ja) * 1974-06-12 1979-06-28

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640039A (en) * 1979-09-05 1981-04-16 Toshiba Corp Air conditioner

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