JP3080187B2 - 空気調和装置の制御装置 - Google Patents

空気調和装置の制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートポンプ式空気調
和機で暖房運転を行う際の制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ式の空気調和機で暖
房運転を行う場合、暖房運転開始直後は、室内熱交換器
の温度が低いため、室内ファンを起動すると、室内機か
ら冷たい風が出て、在室者に不快感を与えてしまう。
【0003】このため、室内熱交換器の温度を検出し、
その温度によって吹出す空気の風量の上限を制限するこ
とがなされている。
【0004】すなわち、図6に示すよう室内熱交換器温
度がT0 を超えるときは風量の制限をせず、温度がT0
以下のときはその風量を制限している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、暖房の快適
性を得るには、暖房運転開始からいちはやく室内温度が
設定温度まで立ち上がることが重要であり、また安定運
転時は高い温度の風が吹出すことが重要である。このた
め、先ず室内温度を立ち上げるには、図6で示した熱交
換器温度T0 の温度を低く設定しておき風量をあまり制
限せずに熱交換量を大きくすれば、部屋はいちはやく暖
めることができるが、安定運転時には、熱交換量が大き
いため冷たい風が出てしまい不快感を与えてしまう。ま
た逆に、このT0 を安定運転時に適した高い温度に設定
し、安定運転時に高い温度の風を出すべく風量を制限す
ると、吹出し風は暖かい風が出るので上述した問題は解
消できるものの、暖房開始から風が出るまでの時間が長
くなり室温が設定温度まで達するまでに時間がかかる問
題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、暖房運転時にいちはやく室温を立ち上げることがで
きると共に安定運転時は高温の風を吹出すことができる
ヒートポンプ式空気調和装置の制御装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、室内機に熱交換温度を検知する熱交センサ
と室温を検知する室温センサとを備えた空気調和装置の
制御装置において、暖房運転時に熱交換器温度に対して
ファンの上限風量を設定すると共に運転開始時は上限風
量を高く、かつ安定運転時は上限風量を低く設定する制
御手段を備えたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、暖房開始時には、上限風量
を高くし、熱交換器温度がある程度低くても吹出し空気
が冷たくない程度の温度で風量を高くして吹出すことで
部屋をいちはやく設定温度まで高め、安定運転時は、上
限風量を低くして熱交換器温度が高くない限り、その風
量を押さえることで暖かい空気を吹出すことができ快適
な暖房運転が行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す制御装置の
ブロック図を示し、図において、1は室内機で、図には
示していないが室内熱交換器を有し、この室内熱交換器
と室外機2に設けられた室外熱交換器,圧縮機,減圧装
置(図示せず)などでヒートポンプサイクルを構成して
いる。
【0011】さて室内機1は、リモコン3から送信され
る運転情報を受信する受光ユニット4を有し、その受信
情報が制御手段5に入力される。また室内機1は、吸い
込み空気温度を検出する室温センサ6,室内熱交換器温
度を検出する熱交センサ7を有し、これら温度情報が変
換回路8を介して制御手段5に入力される。
【0012】制御手段5は、これら情報を基にファン駆
動回路9を介してファン10を駆動すると共に送受信回
路11を介して室外機2と運転情報の送受信を行うよう
になっている。
【0013】リモコン3には、風量設定スイッチ12,
温度設定スイッチ13,運転モード設定スイッチ14な
どが設けられ、これらスイッチ12〜14で設定風量,
設定温度,冷暖房などを設定できるようになっている。
この場合、風量設定は『自動』であれば制御手段5がヒ
ートポンプサイクルの運転状況から自動的に出力風量を
設定し、また『H』,『M』,『L』,『UL』は使用
者が手動に切り換えた場合の風量を示し、HからULに
かけて段階的に風量が少なくなるようにされる。また制
御手段5はタイマー15を内臓している。
【0014】暖房運転が開始された時、制御手段5は、
基本的には熱交換器温度に対してその風量の上限を設定
するが、立上がり運転の時は熱交換器温度が低くても極
力風量が大きくなるように上限風量を設定し、また安定
運転の時は、熱交換器温度が高くない限り風量は大きく
ならないようにその上限風量を設定するようになってい
る。これにより運転開始時は速く風を吹かして部屋全体
を速く暖め、また安定運転時には高い温度の風を吹かす
ことで快適な暖房運転が達成できる。
【0015】次により具体的な制御を図5のフローチャ
ートにより説明する。
【0016】先ず制御が開始され、暖房かどうかを判断
し(step1)、暖房運転であれば(YES)、前回
暖房であったかかどうかを判断する(step2)。こ
の判断で初めて暖房が行われた(NO)なら。、タイマ
ーをスタートさせ、次に自動か手動かの風量モードの判
断を行う(step3)。この判断で自動の場合を説明
すると、タイマーのカウント値の判断(step4)を
行い、次にリモコン3で設定された設定温度と室温セン
サ6で検出した室温とで温度差を判断し(step
5)、その温度差が3℃以上の時、又は運転開始から3
分以内であれば、すなわち立上がり運転時は、図2
(a)より熱交換器温度に対する上限風量から制限風量
を計算する。この制限風量は、図2(a)に示すよう、
熱交換器温度が、例えば30℃以上となったならファン
をoffからSL(超微風)、32℃を越えたらUL
(微風),34℃を越えたらL(弱風),36℃を越え
たら(中風),38℃を越えたら制限なしと設定されて
おり、熱交換器温度からその制限温度を求める。
【0017】また設定温度と室温の差が3℃以内であれ
ば、すなわち安定運転時であれば(通常15分経過)図
2(b)より熱交換器温度より制限風量を計算する。こ
の図2(b)では図2(a)より同じ熱交換器温度でも
制限風量の上限は大きくなっており、従って例えば熱交
換器温度が38℃以上で、立上がり時は、制限なしでも
安定運転時は、38〜40℃ではL,40〜42℃では
Mとその風量を制限し、より高い温度の風が吹くように
設定している。
【0018】次にstep3の判断で手動運転である場
合を説明する。この場合、先ず室温と設定温度との差を
判断し(step6)、3℃以上(立上がり運転)であ
れば、図3(a)に示した熱交換器温度と上限風量の関
係から制限風量を求める。また3℃以内の安定運転の場
合には図3(b)より制限風量を求める。この場合、熱
交換器温度が28℃以上であれば風量の制限を行わず、
実質的に使用者の設定した風量を優先して行うこととな
る。
【0019】次に自動,手動とも制限風量を求めたな
ら、設定風量、設定温度、室温から目標風量を計算する
(step7)。この場合、設定風量は手動では使用者
がリモコンで設定した風量で、自動の場合には、室温と
設定温度の差を求めその差を基に図4に示したグラフよ
り目標風量を求める。
【0020】次にこの求めた目標風量と上述の制限風量
とを比較判断し(step8)、目標風量より制限風量
が小さければその制限風量を出力風量とし、また目標風
量のほうが小さければ、目標風量を出力風量とする。
【0021】尚step1で冷房運転と判断した時は、
運転モードなどから適宜出力風量を計算して求める。
【0022】このように、風量自動(快適性制御)か手
動(動作指定制御)かを判断し、自動(快適性制御)で
あればタイマーのカウント値と室温−設定温度から運転
開始時か安定時かを判断し、それに応じて出力風量を決
定することで、開始時には、部屋がいちはやく暖まるよ
うに風量を調整し、また安定時は暖かい風が吹くように
することで、快適暖房運転が行える。
【0023】また手動の場合、自動運転より、同一熱交
換器温度時の制限風量を高くしておくことで、手動時
は、自動運転よりもより速く部屋全体を暖めることがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、暖房開始
時には、上限風量を高くし、熱交換器温度がある程度低
くても吹出し空気が冷たくない程度の温度で風量を高く
して吹出すことで部屋をいちはやく設定温度まで高め、
安定運転時は、上限風量を低くして熱交換器温度が高く
ない限り、その風量を押さえることで暖かい空気吹出す
ことで快適な暖房運転が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明において風量自動運転における熱交換器
温度と制限風量の関係を示す図である。
【図3】本発明において風量自動運転における熱交換器
温度と制限風量の関係を示す図である。
【図4】本発明において目標風量を求めるための図であ
る。
【図5】本発明のフローチャートを示す図である。
【図6】従来の熱交換器温度と制限風量の関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 室内機 3 リモコン 5 制御手段 6 室温センサ 7 熱交センサ 10 フアン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機に熱交換温度を検知する熱交セン
    サと室温を検知する室温センサとを備えた空気調和装置
    の制御装置において、暖房運転時に熱交換器温度に対し
    てファンの上限風量を設定すると共に運転開始時は上限
    風量を高く、かつ安定運転時は上限風量を低く設定する
    制御手段を備えたことを特徴とする空気調和装置の制御
    装置。
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