JP2009145008A - 空気調和機 - Google Patents

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Shigetomi Kono
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Abstract

【課題】ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制する。
【解決手段】室内機周辺の状況に応じて室内ファンの回転数に対応する制御ゾーン(タップ)を自動で選択する風量自動運転を行う空気調和機1において、風量自動運転時における所定期間は、要求ファンタップがMHタップの場合でも(ステップS11:Yes)、当該MHタップを選択せずにMタップを選択して、室内機の吹き出し口から吹き出される風量の上限を制限する(ステップS13)。そして、所定期間が経過した後には(ステップS14:Yes)、風量の上限を制限する制御が解除され(S15)、MHタップを選択できるようになる。
【選択図】図7

Description

本発明は、風量自動運転を行う空気調和機に関する。
一般的な風量自動運転を行う空気調和機では、リモコン等によってユーザが任意に設定する設定温度と室温との差に応じて、室内ファンの回転数を制御している。具体的には、設定温度と室温との差が大きい場合には、室内ファンの回転数を大きくし、設定温度と室温との差が小さい場合には、室内ファンの回転数を小さくして、室内機の吹き出し口から吹き出される風量の制御を行っている(例えば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1には、暖房運転開始から時間経過とともに吹き出し風量を「強」,「中」,「弱」のいずれかに切り替える基準となる設定温度と室温との差を、従来より小さくすることによって、室内ファンの回転数を下げるタイミングを従来より遅くする空気調和機が開示されている。
また、上記特許文献2には、暖房運転開始時に室温が低い場合に、暖房運転開始時から所定期間経過するまで設定温度と室温との差により決定される室内ファンの回転数を、通常運転の室内ファンの回転数より高めに設定して、室内を急速に暖める空気調和機が開示されている。
また、上記特許文献3に開示される空気調和機では、雰囲気温度が設定温度より高い場合、運転開始から所定期間までは、弱風タップにて運転し、その後、設定タップに切り替える。これに対して、雰囲気温度が設定温度より低い場合、運転開始から所定期間までは、強風タップにて運転し、その後、設定タップに切り替える。
特開平4−52451号公報 特開平5−322290号公報 特開平2−78796号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の空気調和機では、設定温度と室温との差が大きい場合には、室内ファンの回転数が大きい状態が長時間続いてしまう。その結果、長時間にわたって、ユーザに、騒音,ドラフト感,書類のばたつき,髪の毛の乱れ等の不快感を与える風が供給されてしまう。
また、特許文献2に記載の空気調和機では、暖房運転開始時に室温が低い場合に、所定期間が経過するまで、通常運転より室内ファンの回転数が高くなる。このため、設定温度と室温との差が大きく且つ室温が低い場合には、所定期間が経過するまで、通常運転での強風よりさらに強風の風が供給され、ユーザに不快感を与えてしまう。
また、特許文献3に記載の空気調和機では、雰囲気温度が設定温度より低い場合、始めの所定期間までは、強風タップにて運転することから、雰囲気温度より設定温度を高く設定する暖房運転時では、常に強風タップで運転される。このため、所定期間が経過するまでユーザに不快感を与える風が供給されてしまう。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することが可能な空気調和機を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる空気調和機は、室内機の吹き出し口から吹き出される風を供給する室内ファンと、室内機周辺の状況に応じて、互いに異なる回転数に対応した複数の制御ゾーンのいずれかを選択する選択手段と、選択手段で選択された制御ゾーンに対応した回転数に基づいて室内ファンを制御する制御手段とを備え、選択手段は、風量自動運転時における所定期間は、規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択しないと共に、所定期間が経過した後で、規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択できるようになる。
この空気調和機では、風量自動運転時における所定期間では、規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されないので室内ファンが規定回転数以上にならず、室内機の吹き出し口から吹き出される風量が制限される。これにより、風量自動運転時における所定期間では、ユーザに不快感(騒音,ドラフト感,書類のばたつき,髪の毛の乱れ等)を与える風が供給されるのを防止することができる。なお、当該所定期間では、規定回転数未満に対応した制御ゾーンが選択されて、その制御ゾーンに対応した回転数で室内ファンが制御される。この場合、所定期間における規定回転数未満の室内ファンの運転により、所定期間経過後には室内機周辺の状況が変化して、規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されない状態となる可能性が高い。これにより、所定期間経過後においても、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを防止し得る。これらの結果、所定期間及びその所定期間経過後における一連の風量自動運転において、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
第2の発明にかかる空気調和機は、第1の発明にかかる空気調和機において、室内機の吹き出し口から吹き出される風の上下方向の向きを変更するフラップと、フラップを制御するフラップ制御手段とを備えており、フラップ制御手段は、風量自動運転時における所定期間以外は、フラップをスイング範囲内で上下方向の向きを変更し、風量自動運転時における所定期間は、暖房運転の場合には、フラップをスイング範囲より下向きになるように制御すると共に、冷房運転の場合には、フラップをスイング範囲より上向きになるように制御する。
この空気調和機では、風量が制限される風量自動運転時の所定期間において、暖房運転時には、熱交換器の温度がより上昇し、吹き出し口から吹き出される風の温度が高くなり、気流の舞い上がりが生じるが、フラップをスイング範囲より下向きにすることによって、その暖気流の舞い上がりを抑制することができる。また、風量が制限される風量自動運転時の所定期間において、冷房運転時には、熱交換器の温度がより低下し、吹き出し口から吹き出される風の温度が低くなり、気流の垂れ下がりが生じるが、フラップをスイング範囲より上向きにすることによって、その冷気流の垂れ下がりを抑制することができる。これにより、室内機の吹き出し口から吹き出される風量が制限される所定期間でも、暖気及び冷気を遠くに運ぶことができる。
第3の発明にかかる空気調和機は、第1又は第2の発明にかかる空気調和機において、選択手段は、所定期間は複数の制御ゾーンのうちで最も大きい回転数に対応した制御ゾーンを選択できない。
この空気調和機では、所定期間において、ユーザに不快感を与える最も強い風が供給されるのを防止することができる。
第4の発明にかかる空気調和機は、第1〜第3のいずれかの発明にかかる空気調和機において、風量自動運転時の運転モードとして能力重視モード及び静音重視モードのいずれかを記憶する記憶手段を備え、選択手段では、記憶手段において運転モードとして静音重視モードが記憶されている場合に限って、所定期間は規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択できないと共に、所定期間の後は規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択できるようになる。
この空気調和機では、所定期間において室内機の吹き出し口から吹き出される風量が制限される静音重視モードと、その制限が解除される能力重視モードとを、ユーザの好みに合わせて選択できる。
第5の発明にかかる空気調和機は、第1〜第4のいずれかの発明にかかる空気調和機において、所定期間は、風量自動運転時において規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されるべき状態となった時点から開始される。
この空気調和機では、規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されるべき状態となる毎に規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されなくなる。その結果、規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されるべき状態が頻発する場合でも、効果的に室内機の吹き出し口から吹き出される風量を制限して、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
第6の発明にかかる空気調和機は、第1〜第4の発明のいずれかにかかる空気調和機において、所定期間は、風量自動運転が開始された時点から開始される。
この空気調和機では、規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択する可能性が高い風量自動運転が開始された時点から所定期間について、室内機の吹き出し口から吹き出される風量を制限して、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、風量自動運転時における所定期間では、規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されないので室内ファンが規定回転数以上にならず、室内機の吹き出し口から吹き出される風量が制限される。これにより、風量自動運転時における所定期間では、ユーザに不快感(騒音,ドラフト感,書類のばたつき,髪の毛の乱れ等)を与える風が供給されるのを防止することができる。なお、当該所定期間では、規定回転数未満に対応した制御ゾーンが選択されて、その制御ゾーンに対応した回転数で室内ファンが制御される。この場合、所定期間における規定回転数未満の室内ファンの運転により、所定期間経過後には室内機周辺の状況が変化して、規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されない状態となる可能性が高い。これにより、所定期間経過後においても、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを防止し得る。これらの結果、所定期間及びその所定期間経過後における一連の風量自動運転において、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
また、第2の発明では、風量自動運転時において、暖房運転時に吹き出し口から吹き出される暖気流の舞い上がりを抑制することができると共に、冷房運転時に吹き出し口から吹き出される冷気流の垂れ下がりを抑制することができる。これにより、室内機の吹き出し口から吹き出される風量が制限される所定期間でも、暖気及び冷気を遠くに運ぶことができる。
また、第3の発明では、所定期間において、ユーザに不快感を与える最も強い風が供給されるのを防止することができる。
また、第4の発明では、所定期間において室内機の吹き出し口から吹き出される風量が制限される静音重視モードと、その制限が解除される能力重視モードとを、ユーザの好みに合わせて選択できる。
また、第5の発明では、規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されるべき状態が頻発する場合でも、効果的に室内機の吹き出し口から吹き出される風量を制限して、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
また、第6の発明では、規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択する可能性が高い風量自動運転が開始された時点から所定期間について、室内機の吹き出し口から吹き出される風量を制限して、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る空気調和機の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機の全体図である。図2は、図1に示した空気調和機の冷媒回路図である。
図1に示す空気調和機1は、部屋2の内部の温度を調節する機能を有している。本実施形態の空気調和機1は、室内機10a周辺の状況に応じて、室内ファンの回転数に対応した制御ゾーンを自動で選択する風量自動運転を行う。そして、風量自動運転時の運転モードとして、ユーザはリモコン10dの操作によって、静音重視モードと能力重視モードとを選択できる。この空気調和機1は、部屋2の内部空間の上方に配置された室内機10aと、部屋の外部に配置された室外機10bと、室内機10aと室外機10bとを接続する配管10cと、リモコン10dとを有している。
より詳細には、空気調和機10は、図2に示すように、室内熱交換器11を有する室内機10aと、室外熱交換器12、圧縮機13及び電動膨張弁14を有する室外機10bとを備えている。図2の冷媒回路図では、インバータによって圧縮能力可変に制御される圧縮機13の吐出側と吸入側との間に、四路切換弁15の1次ポートが接続されている。そして、四路切換弁15の2次ポートの間に、第1ガス管16、室外熱交換器12、第1液管17、電動膨張弁14、第2液管18、室内熱交換器11、第2ガス管19が順に接続されている。
ここで、四路切換弁15を実線方向に切り換えることにより、室外熱交換器12を凝縮器として機能させるとともに室内熱交換器11を蒸発器として機能させることで冷房運転を行うことができる。一方、四路切換弁15を破線方向に切り換えることにより、室外熱交換器12を蒸発器として機能させるとともに室内熱交換器11を凝縮器として機能させることで暖房運転を行うことができる。
次に、図3を参照して、室内機10aにおける制御ブロックについて説明する。図3は、図1に示した空気調和機の室内機の制御ブロック図である。また、図4は、室内機周辺の状況と冷房運転時において選択されるファンタップとの関係とを示した図であり、図5は、室内機周辺の状況と暖房運転時において選択されるファンタップとの関係とを示した図である。図6は、フラップのスイング範囲を示した模式図である。
室内機10aには、室内機10aの各部の動作を統括する制御ユニット20が設けられている。この制御ユニット20には、タップ選択部22と、ファン制御部23と、フラップ制御部24と、記憶部25と、タイマ26とが含まれる。また、制御ユニット20には、室内熱交換器11の温度を検知するための熱交サーミスタ27と、部屋2の温度を検知するための室温センサ28と、室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風を供給する室内ファン29と、吹き出し口30aから吹き出される風の上下方向の向きを変更するフラップ30と、リモコン10dから送信される信号を受信するための受信部31とが接続されている。
タップ選択部22は、室内機10a周辺の状況を示す室温及び/又は室内熱交換器11の温度に基づいて、互いに異なる回転数に対応した制御ゾーン(MHタップ、Mタップ、MLタップ、Lタップ、LLタップ)のいずれかを選択する。より詳細に説明すると、冷房運転時には、このタップ選択部22は、室温センサ28によって検知される室温と、リモコン10dによって設定される設定温度との差Trに応じて、各ファンタップを決定する。また、暖房運転時には、上記した室温と設定温度との差Trと、熱交サーミスタ27によって検知される熱交温度Tsとに応じて、各ファンタップを決定する。なお、本実施形態では、室温と設定温度との差Tr及び熱交温度Tsが同じであっても、上記した能力重視モードと静音重視モードとでは、決定されるファンタップが異なっている。
能力重視モードでは、タップ選択部22は、冷房運転時において、図4に示すように、室温と設定温度との差Trが2.5°以上の場合にはMHタップを選択し、当該差Trが1.0°以上2.5°未満の場合にはMタップを選択し、当該差Trが0.5°以上1.0°未満の場合にはMLタップを選択し、当該差Trが0.5°未満の場合にはLタップを選択する。また、このタップ選択部22は、暖房運転時において、室温と設定温度との差Trに基づいて第1ゾーン(A1〜L1)(図5(a)参照)を選択すると共に、熱交温度Tsに基づいて第2ゾーン(A2〜G2)(図5(b)参照)を選択し、第1ゾーンと第2ゾーンとの関係を示すデータテーブル(図5(c)参照)を用いて、ファンタップを選択する。
一方、静音重視モードでは、タップ選択部22は、風量自動運転時における所定期間は、MHタップを選択しない。つまり、静音重視モードでは、タップ選択部22は、冷房運転時において、室温と設定温度との差Trが2.5°以上の場合でも、MHタップを選択せず、Mタップを選択する。また、静音重視モードでは、このタップ選択部22は、暖房運転時において、MHタップを選択せず、Mタップを選択する。
ファン制御部23は、タップ選択部22で選択されたファンタップに基づいて、室内ファン29を制御する。これにより、室内ファン29がタップ選択部22で選択されたファンタップに対応する回転数で回転して、室内機10aの吹き出し口30aから所定の風量の風が吹き出される。具体的には、室内機周辺の状況と設定温度とが乖離する状況では、MHタップが選択されて(静音重視モードでの風量自動運転時における所定期間では、Mタップが選択されて)、室内ファン29の回転数が大きくなり、室内機周辺状況と設定温度とが近接する状況では、暖房運転時ではLLタップ又は冷房運転時ではLタップが選択されて、室内ファン29の回転数が小さくなる。通常、運転開始から運転経過に伴って、室内機周辺の状況と設定温度との差が小さくなるので、MHタップ,Mタップ,MLタップ,Lタップ,LLタップの順に制御ゾーンが選択されて、室内ファン29の回転数が徐々に小さくなっていく。
フラップ制御部24は、室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風の上下方向の向きを変更するフラップ30を制御する。これにより、室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風の上下方向の向きが変更可能になる。本実施形態では、図6に示すように、暖房運転の場合におけるフラップ30のスイング範囲(暖房スイング範囲)と、冷房運転の場合におけるフラップ30のスイング範囲(冷房スイング範囲)とは異なっている。そして、このフラップ制御部24は、風量自動運転時における所定期間では、当該所定期間以外とは異なる制御を行う。具体的には、風量自動運転時における所定期間以外では、暖房運転の場合に、フラップ30を暖房スイング範囲内で制御し、冷房運転の場合に、フラップ30を冷房スイング範囲内で制御するが、風量自動運転時における所定期間では、暖房運転の場合に、フラップ30を暖房スイング範囲より下向きになるように制御し、冷房運転の場合に、フラップ30を冷房スイング範囲より上向きになるように制御する。
記憶部25は、リモコン10dから送信される設定温度等を記憶するために設けられている。本実施形態の空気調和機1では、ユーザのリモコン10dの操作によって選択された能力重視モード及び静音重視モードにかかる情報が、受信部31を介して、当該記憶部25に記憶されている。また、この記憶部25には、風量自動運転時の所定期間における室内ファン29及びフラップ30などを制御するための制御プログラム、当該所定期間以外における室内ファン29及びフラップ30などを制御するための制御プログラム、及び、その制御プログラムの実行に必要なデータ(上記したデータテーブル(図5(c)参照)など)が格納されている。
タイマ26は、所定期間を計時する機能を有している。特に、本実施形態では、風量自動運転時においてMHタップが選択されるべき状態となった時点から所定期間を計時する。
次に、図7を参照して、静音重視モードにおける空気調和機1のファンタップ制限フローについて説明する。図7は、静音重視モードにおける空気調和機のファンタップ制限フローを示すフローチャートである。
まず、タップ選択部22によって選択されたファンタップ(以下、要求ファンタップとする)がMタップより大きいか否かが判断される(ステップS11)。そして、上記した要求ファンタップがMタップより大きい場合、つまり、要求ファンタップがMHタップの場合には(ステップS11:Yes)、タイマ26をスタートさせる(ステップS12)。これに対して、要求ファンタップがMタップ以下の場合、つまり、要求ファンタップがMタップ、MLタップ、Lタップ、LLタップのいずれかの場合には(ステップS11:No)、再びステップS11の判断を繰り返す。
そして、本実施形態では、要求ファンタップがMHタップであっても、タイマ26がカウントアップするまでは、当該MHタップを選択せずMタップを選択して、室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風量の上限を制限する(ステップS13)。次に、タイマ26が所定期間を計時してカウントアップしたか否かが判断される(ステップS14)。そして、タイマ26がカウントアップした場合には(ステップS14:Yes)、風量の上限を制限する制御を解除する(ステップS15)。一方、タイマ26がカウントアップしていない場合には(ステップS14:No)、ステップS13に戻り、風量の上限を制限する制御を継続する。
次に、図8を参照して、静音重視モードにおける空気調和機1のフラップ制御フローについて説明する。図8は、静音重視モードにおける空気調和機のフラップ制御手順を示すフローチャートである。
まず、風量上限制限中か否かが判断される(ステップS21)。そして、風量上限制限中である場合には(ステップS21:Yes)、冷房運転中か否かが判断される(ステップS22)。これに対して、風量上限制限中でない場合には(ステップS21:No)、再びステップS21の判断が繰り返される。次に、冷房運転中の場合には(ステップS22:Yes)、フラップ30を冷房スイング範囲の上限位置以上の位置に移動させる(ステップS23)。また、暖房運転の場合には(ステップS22:No)、フラップ30を暖房スイング範囲の下限位置以下に移動させる(ステップS24)。
[本実施形態の空気調和機1の特徴]
本実施形態の空気調和機1には、以下のような特徴がある。
静音重視モードにおける空気調和機1では、要求ファンタップがMHタップであっても、風量自動運転時の所定期間では、MHタップが選択されないので室内ファン29が規定回転数以上にならず、室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風量が制限される。これにより、風量自動運転時における所定期間では、ユーザに不快感(騒音,ドラフト感,書類のばたつき,髪の毛の乱れ等)を与える風が供給されるのを防止することができる。なお、当該所定期間では、Mタップが選択されて、そのMタップに対応した回転数で室内ファン29が制御される。この場合、所定期間におけるMHタップ未満のファンタップによる室内ファン29の運転により、所定期間経過後には室温と設定温度との差Trが、所定期間経過前における室温と設定温度との差Trより小さくなり、MHタップが選択されない状態となる可能性が高い。これにより、所定期間経過後においても、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを防止し得る。これらの結果、所定期間及びその所定期間経過後における一連の風量自動運転において、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
また、静音重視モードにおける風量制限時の空気調和機1では、暖房運転時には、熱交換器の温度がより上昇し、吹き出し口30aから吹き出される風の温度が高くなり、気流の舞い上がりが生じるが、フラップ30を暖房スイング範囲の下限位置以下の位置に移動させる(ステップS24)ことによって、吹き出し口30aから吹き出される暖気流の舞い上がりを抑制することができる。また、冷房運転時には、熱交換器の温度がより低下し、吹き出し口30aから吹き出される風の温度が低くなり、気流の垂れ下がりが生じるが、フラップ30を冷房スイング範囲の上限位置以上の位置に移動させる(ステップS23)ことによって、吹き出し口30aから吹き出される冷気流の垂れ下がりを抑制することができる。これにより、室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風量が制限される所定期間でも、暖気及び冷気を遠くに運ぶことができる。
また、静音重視モードにおける空気調和機1では、最も大きい回転数に対応したMHタップを選択できなくすることによって、所定期間において、ユーザに不快感を与える最も強い風が供給されるのを防止することができる。
また、この空気調和機1では、所定期間において室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風量が制限される静音重視モードと、その制限が解除される能力重視モードとをユーザの好みに合わせて選択できる。
また、この空気調和機1では、MHタップが選択されるべき状態となった時点(ステップS11:Yes)から、タイマ26がスタートする(ステップS12)ので、MHタップが選択されるべき状態となる毎にMHタップが選択されなくなる。その結果、MHタップが選択されるべき状態が頻発する場合でも、効果的に室内機10aの吹き出し口30aから吹き出される風量を制限して、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、MHタップの選択を制限する所定期間が、MHタップが選択されるべき状態となった時点(ステップS11:Yes)から開始される例について説明したが、本発明はこれに限らず、MHタップの選択を制限する所定期間を、風量自動運転が開始された時点から開始しても良い。
また、上記実施形態では、MHタップのみを制限する例について説明したが、本発明はこれに限らず、規定回転数以上に対応したファンタップを複数制限しても良い。
また、上記実施形態では、制御ユニット20を室内機10aに設ける例について説明したが、本発明はこれに限らず、室外機10bに設けても良い。
本発明を利用すれば、ユーザに不快感を与える風が供給されるのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の全体図である。 図1に示した空気調和機の冷媒回路図である。 図1に示した空気調和機の室内機の制御ブロック図である。 室内機周辺の状況と冷房運転時において選択されるファンタップとの関係とを示した図である。 室内機周辺の状況と暖房運転時において選択されるファンタップとの関係とを示した図である。 フラップのスイング範囲を示した模式図である。 静音重視モードにおける空気調和機のファンタップ制限フローを示すフローチャートである。 静音重視モードにおける空気調和機のフラップ制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 空気調和機
10a 室内機
20 制御ユニット
22 タップ決定部
23 ファン制御部
24 フラップ制御部
25 記憶部
26 タイマ
29 室内ファン
30 フラップ
30a 吹き出し口

Claims (6)

  1. 室内機の吹き出し口から吹き出される風を供給する室内ファンと、
    前記室内機周辺の状況に応じて、互いに異なる回転数に対応した複数の制御ゾーンのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された制御ゾーンに対応した回転数に基づいて前記室内ファンを制御する制御手段とを備え、
    前記選択手段は、
    風量自動運転時における所定期間は、規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択しないと共に、前記所定期間が経過した後で、規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択できるようになることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記室内機の吹き出し口から吹き出される風の上下方向の向きを変更するフラップと、
    前記フラップを制御するフラップ制御手段とを備えており、
    前記フラップ制御手段は、
    風量自動運転時における前記所定期間以外は、前記フラップをスイング範囲内で上下方向の向きを変更し、
    風量自動運転時における前記所定期間は、暖房運転の場合には、前記フラップを前記スイング範囲より下向きになるように制御すると共に、冷房運転の場合には、前記フラップを前記スイング範囲より上向きになるように制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記選択手段は、前記所定期間は前記複数の制御ゾーンのうちで最も大きい回転数に対応した制御ゾーンを選択できないことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 風量自動運転時の運転モードとして能力重視モード及び静音重視モードのいずれかを記憶する記憶手段を備え、
    前記選択手段では、
    前記記憶手段において運転モードとして静音重視モードが記憶されている場合に限って、前記所定期間は規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択できないと共に、前記所定期間の後は規定回転数以上に対応した制御ゾーンを選択できるようになることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記所定期間は、風量自動運転時において規定回転数以上に対応した制御ゾーンが選択されるべき状態となった時点から開始されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記所定期間は、風量自動運転が開始された時点から開始されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
JP2007324430A 2007-12-17 2007-12-17 空気調和機 Pending JP2009145008A (ja)

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