JP4592600B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、一般的には空気調和機に関し、特定的にはエネルギー消費を抑制して温度制御を行う空気調和機に関するものである。
従来から、運転時において通常運転モードから、エネルギー消費を抑制するための運転として省エネルギーモードに切替え、省エネルギーモード時には室内の設定温度を一定値に固定するようにした空気調和機が知られている。
たとえば、特開2000−97473号公報(特許文献1)では、省エネモードが選択された場合、設定温度を所定温度にシフトし、運転電流の最大電流値を抑制する空気調和機が提案されている。
また、特許第3067411号公報(特許文献2)では、外気温度を検出して、この外気温度に対し冷房時には所定温度低く暖房時には所定温度高い偏差温度を算出し、さらにこの偏差温度を基準温度と比較して設定温度を設定するようにした空気調和機が提案されている。
さらに、特開平10−148377号公報(特許文献3)では、省エネモードの設定時に、冷凍サイクルを形成する圧縮機を能力制御するためのインバータ装置の運転周波数範囲を縮小する空気調和機が提案されている。
なお、特開2000−97473号公報(特許文献1)では、室内機の風量や風向を1/fゆらぎに基づいて制御する空気調和機も提案されている。
特開2000−97473号公報 特許第3067411号公報 特開平10−148377号公報
しかしながら、特開2000−97473号公報(特許文献1)や特許第3067411号公報(特許文献2)で提案された従来の空気調和機では、省エネルギーモード時に室内の設定温度を一定値に固定すると、暑がりの人や寒がりの人などへの個別の対応ができなく、不快な室内環境になる場合がある。
また、特開平10−148377号公報(特許文献3)に記載された空気調和機のように、圧縮機を能力制御するためのインバータ装置の運転周波数範囲を縮小すると、冷凍サイクルが最高効率となるときの圧縮機の運転周波数が縮小した運転周波数範囲内に入らないため、逆に効率が悪化するという問題がある。
さらに、特開2000−97473号公報(特許文献1)に記載された従来の空気調和機のように、室内機の風量や風向を1/fゆらぎに基づいて制御すると、冷気が人体に当たり、寒さを感じる場合や、室内ファンを停止すると室内熱交換器が有する冷熱を無駄にする場合がある。
そこで、この発明の目的は、エネルギー消費を抑制するとともに、より快適な室内環境を作ることが可能な空気調和機を提供することである。
この発明に従った空気調和機は、省エネルギーモードを含む複数の運転モードから所定の運転モードを選択する選択部と、この選択部によって選択された運転モードに従って圧縮機、室外ファン、および、室内ファンを制御する制御部と、室内の温度を検出する室内温度検出部と、室内に吹出される空気の温度を検出する吹出し温度検出部とを備える。選択部によって省エネルギーモードが選択されると、制御部は、吹出し温度検出部によって検出された吹出し空気温度に応じて、室内ファンの回転数を制御する。
この発明の空気調和機においては、省エネルギーモードが選択されるとき、吹出し空気温度に応じて、室内ファンの回転数を制御するので、冷房運転時に吹出し空気温度が室内にいる者にとって寒過ぎる温度になることがなく、また暖房運転時に吹出し空気温度が室内にいる者にとって熱い温度になることもなく、また室内の設定温度を室内にいる者の好みに合わせて変更することができ、快適な室内環境を作ることができる。
また、この発明の空気調和機においては、冷房運転時に選択部によって省エネルギーモードが選択されると、制御部は、室内温度検出部によって検出された検出室内温度と吹出し空気温度との差が相対的に大きいとき、室内ファンの回転数を減少させ、検出室内温度と吹出し空気温度との差が相対的に小さいとき、室内ファンの回転数を増加させるように制御する。
このようにすることによって、吹出し空気温度を快適な温度に制御することができる。
この発明の空気調和機においては、選択部によって省エネルギーモードが選択されると、制御部は、最高効率点を含む所定の範囲内に圧縮機の回転数を限定するように制御することが好ましい。
このようにすることによって、省エネルギーモード時において、最高効率の回転数を含む範囲に圧縮機が運転されるので、冷凍サイクルの効率を低下させることなく、省エネルギー運転を行うことができる。
また、この発明の空気調和機においては、室内ファンの回転数の制御は、省エネルギーモードで設定された設定室内温度と、室内温度検出部によって検出された検出室内温度との差が予め定められた温度差の範囲内のとき、行われることが好ましい。
このようにすることによって、検出室内温度が設定室内温度に近づいたときに吹出し空気温度に応じて室内ファンの回転数を制御するので、室内にいる者にとって好ましい室内温度の状態で省エネルギー運転を行うことができる。
この場合、室内ファンの回転数の制御は、設定室内温度と検出室内温度との差に応じて行われることが好ましい。
また、この発明の空気調和機においては、冷房運転時に選択部によって省エネルギーモードが選択されると、制御部は、検出室内温度と吹出し空気温度との差が予め定められた範囲の上限値よりも相対的に大きいとき、室内ファンの回転数を減少させ、検出室内温度と吹出し空気温度との差が予め定められた範囲の下限値よりも相対的に小さいとき、室内ファンの回転数を増加させ、検出室内温度と吹出し空気温度との差が予め定められた範囲内のとき、室内ファンの回転数を維持するように制御することが好ましい。
このようにすることによって、吹出し空気温度を快適な温度範囲に制御することができる。
この発明の空気調和機においては、冷房運転時に選択部によって省エネルギーモードが選択されると、吹出し空気温度が、検出室内温度において、予め定められた第1の湿度に対応する第1の露点温度と、第1の湿度よりも高い予め定められた第2の湿度に対応する第2の露点温度の範囲内の温度になるように、制御部は、室内ファンの回転数を制御することが好ましい。
このようにすることによって、冷房運転時において、吹出し空気温度を所定の湿度範囲に対応する露点温度の範囲に制御することができる。このため、省エネルギーモード時に室内の湿度が一定値以下に低下せず、また高くなり過ぎないように制御することができる。
この発明の空気調和機は、室内に吹出される空気の方向を制御する風向変更部をさらに備え、冷房運転時に選択部によって省エネルギーモードが選択されると、制御部は、圧縮機の運転中においては室内に吹出される空気の方向が水平から斜め上方の範囲内になるように風向変更部を制御し、圧縮機の停止中においては室内に吹出される空気の方向が下方になるように風向変更部を制御することが好ましい。
このようにすることによって、冷房運転時において、圧縮機の運転中は冷気を人体に直接当てず、圧縮機の停止中は寒くない風を人体に当てることができるので、送風による冷却感を得ることができる。
この発明の空気調和機においては、暖房運転時に選択部によって省エネルギーモードが選択されると、吹出し空気温度が、人間の体温よりも高い予め定められた第1の温度と、第1の温度よりも高い予め定められた第2の温度の範囲内の温度になるように、制御部は、圧縮機の回転数を制御することが好ましい。
このようにすることによって、暖房運転時において、人間の体温よりも高い一定値以上に上昇しないように吹出し空気温度を制御することができる。このため、省エネルギーモード時に室内の温度が高くなり過ぎないように制御することができる。
なお、この発明の空気調和機においては、吹出し温度検出部は、吹出口における空気の温度、または、室内熱交換器における空気の温度の少なくともいずれかの温度を検出することが好ましい。
また、この発明の空気調和機においては、選択部によって省エネルギーモードが選択されると、制御部は、室外ファンの回転数を所定の値まで増加させるように制御してもよい。
以上のようにこの発明によれば、省エネルギーモード時に、吹出し空気温度に応じて室内ファンの回転数を制御するので、エネルギー消費を抑制することができるとともに、より快適な室内環境を作ることができる。
以下、この発明の一つの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一つの実施の形態として空気調和機の冷凍サイクルを示す図である。
図1に示すように、空気調和機1は室内機10と室外機20とを備える。室内機10は、室内熱交換器11と、室内ファン12と、室内制御装置として制御部17とを備える。室外機20は、圧縮機21と、四方弁24と、室外熱交換器25と、室外ファン26と、膨張弁28と、室外制御装置として制御部29とを備える。
室内ファン12は、室内熱交換器11に室内空気を通過させるためのものであり、室内ファンモータ13によって駆動される。圧縮機21は、圧縮機モータ22によって駆動され、その吸込み側にはアキュムレータ23が接続されている。室外ファン26は、室外熱交換器25に室外空気を通過させるためのものであり、室外ファンモータ27によって駆動される。
室内機10と室外機20の接続経路には二つのバルブが設けられ、室内機10と室外機20の各構成要素は、順次、冷媒配管によって接続されて周知の冷凍サイクルを構成する。
冷房運転時には、冷媒は、実線の矢印で示すように、圧縮機21、四方弁24、室外熱交換器25、膨張弁28、室内熱交換器11、四方弁24、アキュムレータ23および圧縮機21の順の経路で循環する。この場合、室外熱交換器25は凝縮器として機能し、室内熱交換器11は蒸発器として機能する。
暖房運転時には、冷媒は、破線の矢印で示すように、圧縮機21、四方弁24、室内熱交換器11、膨張弁28、室外熱交換器25、四方弁24、アキュムレータ23および圧縮機21の順の経路で循環する。この場合、室内熱交換器11は凝縮器として機能し、室外熱交換器25は蒸発器として機能する。
室内機10は、室内の温度を検出する室内温度検出部14と、室内に吹き出される空気の温度を検出する吹出し温度検出部として、吹出口における空気の温度を検出する吹出口温度検出部15と、室内熱交換器11における空気の温度を検出する熱交換器温度検出部16とを備える。制御部17は、選択された運転モードに従って、設定された設定室内温度と、室内温度検出部14で検出された検出室内温度と、吹出口温度検出部15または熱交換器温度検出部16で検出された吹出し空気温度とに応じて、室内ファン12の回転数、すなわち、室内ファンモータ13の回転数を制御するとともに、制御情報を制御部29に送信する。制御部29は、制御部17から受信した制御情報に応じて、圧縮機21の回転数、すなわち、圧縮機モータ22の回転数と、室外ファン26の回転数、すなわち、室外ファンモータ27の回転数とを制御する。
図2は、冷房運転中において、図1に示す制御部17または制御部29を構成するマイクロコンピュータの省エネルギーモードにおける処理手順を示すフローチャートである。図3は、この発明の一つの実施の形態として空気調和機のリモートコントローラの構成を示す図である。
図1〜図3を参照して、冷房運転中において、省エネルギーモードが選択された場合の処理手順を説明する。
図3に示すように、リモートコントローラ30は、少なくとも省エネルギーモードとして「28/20℃」運転モードを含む複数の運転モードから所定の運転モードを選択することができる選択部である。
まず、ステップS1にて、冷房運転中に図3に示す「28/20℃」ボタン31を押す。これにより、選択部としてのリモートコントローラ30によって、省エネルギーモードとしての「28/20℃」運転が選択されると、リモートコントローラ30から、室内機10の制御部17に「28/20℃」運転モードを送信する。このとき、冷房運転中であるので、「28/20℃」運転モードで設定された設定室内温度は28℃であるが、リモートコントローラ30を用いて、室内にいる者の好みに合わせて温度上下ボタンを押すことによって、たとえば、±2℃の範囲内で変更可能である。
そうすると、ステップS2にて、制御部17は、最高効率点を含む所定の範囲内、回転数R1以上、回転数R2以下に圧縮機21の回転数Rを制限する制御信号を制御部29に送信する。この制御信号に応じて、制御部29は圧縮機21の回転数Rを回転数R1以上、回転数R2以下に制限するように制御する。
図5は、冷凍サイクルを構成する圧縮機の回転数と、冷凍サイクルの効率を示すCOP(成績係数)との関係を示す図である。
図5に示すように、COPの最高点、すなわち、冷凍サイクルの最高効率点を示す圧縮機の回転数をFηmaxとすると、その回転数Fηmaxを含むように、圧縮機21の回転数Rを制限する範囲の下限値R1と上限値R2を定める。当該冷凍サイクルにおいて最高効率が得られるときの圧縮機の回転数、すなわち、周波数を予め求めておき、そのときの回転数Fηmaxを含むように回転数の下限値R1と上限値R2を定める。
次に、ステップS3にて、制御部17は、室外ファン26の回転数を所定の値まで増加させる制御信号を制御部29に送信する。この制御信号に応じて、制御部29は、室外ファン26の回転数を所定の値まで増加させるように制御する。このとき、具体的には室外ファン26の回転数を予め定められた最大回転数まで上昇させる。
このように冷房運転中に「28/20℃」運転モードが選択されると、制御部17は、最高効率点を含む所定の範囲内に圧縮機21の回転数を限定し、室外ファン26の回転数を所定の値まで増加させることによって、「28/20℃」運転モード時において、最高効率の回転数を含む範囲に圧縮機21が運転され、室外ファン26の回転数を増加させるので、冷凍サイクルの効率を低下させることなく、省エネルギー運転を行うことができる。
なお、ステップS3にて、制御部17は、室外ファン26の回転数を所定の値まで増加させる制御信号を制御部29に送信し、この制御信号に応じて、制御部29は、室外ファン26に回転数を所定の値まで増加させるように制御しているが、ステップS3を行わなくても、すなわち、上記の室外ファン26の回転数の制御を行わなくても、少なくとも、ステップS2にて、最高効率の回転数を含む範囲に圧縮機21が運転されるので、冷凍サイクルの効率を低下させることなく、省エネルギー運転を行うことができる。
次に、制御部17は、室内温度検出部14によって検出された検出室内温度Trと、吹出し温度検出部として、吹出口温度検出部15または熱交換器温度検出部16で検出された吹出し空気温度Tdとに応じて、室内ファン12の回転数を制御する。
このように検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとに応じて、室内ファン12の回転数を制御するので、冷房運転時に吹出し空気温度Tdが室内にいる者にとって寒過ぎる温度になることがなく、また室内の設定温度を室内にいる者の好みに合わせて変更することができ、快適な室内環境を作ることができる。
具体的には、ステップS4にて、まず、「28/20℃」運転モードで設定された設定室内温度Tsと、室内温度検出部14によって検出された検出室内温度Trとの差(Tr−Ts)が予め定められた温度差Δtの範囲内であるかどうかが判定される。設定室内温度Tsと検出室内温度Trとの差(Tr−Ts)が温度差Δtの範囲内であれば、室内ファン12の回転数の制御が行われる。たとえば、(Tr−Ts)がΔt=1.3℃以下(YES)であれば、室内ファン12の回転数の制御が行われ、Δtを超えれば(NO)、室内ファン12の回転数の制御が行われない。
このように、検出室内温度Trが設定室内温度Tsに近づいたときに吹出し空気温度Tdに応じて室内ファン12の回転数を制御するので、室内にいる者にとって好ましい室内温度の状態で省エネルギー運転を行うことができる。
そして、制御部17は、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が相対的に大きいとき、室内ファン12の回転数を減少させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が相対的に小さいとき、室内ファン12の回転数を増加させるように制御する。このようにすることによって、吹出し空気温度Tdを快適な温度に制御することができる。
好ましくは、制御部17は、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が予め定められた範囲の上限値t2よりも相対的に大きいとき、室内ファン12の回転数を減少させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が予め定められた範囲の下限値t1よりも相対的に小さいとき、室内ファン12の回転数を増加させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が予め定められた範囲内(t1≦(Tr−Td)≦t2)のとき、室内ファン12の回転数を維持するように制御する。このようにすることによって、吹出し空気温度Tdを快適な温度範囲に制御することができる。
具体的には、ステップS5にて、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差(Tr−Td)がt2よりも大きい(YES)ときには、ステップS6にて、室内ファン12の回転数を下降させる。
ステップS5にて、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差(Tr−Td)がt2よりも小さく(NO)、かつ、ステップS7にて、検出室内温度Trと吹出し空気温度とTdの差(Tr−Td)がt1よりも小さい(YES)ときには、ステップS8にて、室内ファン12の回転数を上昇させる。
ステップS5にて、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差(Tr−Td)がt2よりも小さく(NO)、かつ、ステップS7にて、検出室内温度Trと吹出し空気温度とTdの差(Tr−Td)がt1よりも大きい(NO)ときには、ステップS9にて、室内ファン12の回転数を固定する、すなわち、維持する。
上記の室内ファン12の制御において、冷房運転中に「28/20℃」運転モードが選択されると、吹出し空気温度Tdが、検出室内温度Trにおいて、予め定められた第1の湿度に対応する第1の露点温度と、第1の湿度よりも高い予め定められた第2の湿度に対応する第2の露点温度の範囲内の温度になるように、制御部17は、室内ファン12の回転数を制御するのが好ましい。このようにすることによって、冷房運転時において、吹出し空気温度Tdを所定の湿度範囲に対応する露点温度の範囲に制御することができる。このため、省エネルギー運転時に室内の湿度が高くなり過ぎないように制御することができる。また、省エネルギー運転時に室内の湿度が一定値以下に低下することがないように制御することができる。さらに、不快な湿度となる蒸発温度になるまで室内熱交換器11の温度を上昇させることもない。
たとえば、第1の湿度として45%、第2の湿度として65%とすると、第1の湿度に対応する第1の露点温度は(Tr−13)℃、第2の湿度に対応する第2の露点温度は(Tr−7)℃に近似される。したがって、(Tr−13)≦Td≦(Tr−7)になるように室内ファン12の回転数が制御される。これにより、7≦(Tr−Td)≦13になるように室内ファン12の回転数が制御される。すなわち、冷房運転中にはt1=7℃、t2=13℃に設定される。
この場合、室内ファン12の回転数の制御は、設定室内温度Tsと検出室内温度Trとの差(Tr−Ts)の値に応じて行われる。
たとえば、冷房運転時において、設定室内温度Tsと検出室内温度Trとの差がΔt=1.3℃以下で、0.7℃よりも大きい場合には、t1=11℃、t2=13℃として、上記の室内ファンの制御を行う。すなわち、制御部17は、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が13℃よりも大きいとき、室内ファン12の回転数を減少させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が11℃よりも小さいとき、室内ファン12の回転数を増加させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度とTdの差が予め定められた範囲内(11℃<(Tr−Td)≦13℃)のとき、室内ファン12の回転数を維持するように制御する。
また、設定室内温度Tsと検出室内温度Trとの差がΔt=0.7℃以下で、0℃よりも大きい場合には、t1=9℃、t2=12℃として、上記の室内ファンの制御を行う。すなわち、制御部17は、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が12℃よりも大きいとき、室内ファン12の回転数を減少させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が9℃よりも小さいとき、室内ファン12の回転数を増加させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度とTdの差が予め定められた範囲内(9℃<(Tr−Td)≦12℃)のとき、室内ファン12の回転数を維持するように制御する。
さらに、設定室内温度Tsと検出室内温度Trとの差がΔt=0℃以下で、−0.7℃よりも大きい場合には、t1=7℃、t2=8℃として、上記の室内ファンの制御を行う。すなわち、制御部17は、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が8℃よりも大きいとき、室内ファン12の回転数を減少させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が7℃よりも小さいとき、室内ファン12の回転数を増加させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度とTdの差が予め定められた範囲内(7℃<(Tr−Td)≦8℃)のとき、室内ファン12の回転数を維持するように制御する。
さらにまた、設定室内温度Tsと検出室内温度Trとの差がΔt=−0.7℃以下の場合には、t1=7℃、t2=8℃として、上記の室内ファンの制御を行う。すなわち、制御部17は、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が8℃よりも大きいとき、室内ファン12の回転数を減少させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差が7℃よりも小さいとき、室内ファン12の回転数を増加させ、検出室内温度Trと吹出し空気温度とTdの差が予め定められた範囲内(7℃<(Tr−Td)≦8℃)のとき、室内ファン12の回転数を維持するように制御する。
図4は、本発明の一つの実施の形態として空気調和機の室内機の側断面を概念的に示す図である。
図4に示すように空気調和機の室内機10は、室内に吹出される空気の方向を制御する風向変更部として、水平方向に延びる横ルーバ18を備える。たとえば、横ルーバ18は、互いに間隔をあけて配置された3つの水平板から構成される。
冷房運転時にリモートコントローラ30によって「28/20℃」運転モードが選択されると、制御部17は、圧縮機21の運転中においては、図4(A)に示すように室内に吹出される空気の方向が水平から斜め上方の範囲内になるように横ルーバ18を制御し、圧縮機21の停止中においては、図4(B)に示すように室内に吹出される空気の方向が下方になるように横ルーバ18を制御することが好ましい。
このようにすることによって、冷房運転時において、圧縮機21の運転中は冷気を人体に直接当てず、圧縮機21の停止中は寒くない風を人体に当てることができるので、送風による冷却感を得ることができる。これにより、設定室内温度が高くても、快適な冷房を行うことができる。
なお、暖房運転中に「28/20℃」運転モードが選択されると(ステップS1)、最高効率点を含む所定の範囲内、回転数R1以上、回転数R2以下に圧縮機21の回転数Rを制限する制御信号を制御部29に送信する。この制御信号に応じて、制御部29は圧縮機21の回転数Rを回転数R1以上、回転数R2以下に制限するように制御する(ステップS2)。そして、制御部17は、室外ファン26の回転数を所定の値まで増加させる制御信号を制御部29に送信する。この制御信号に応じて、制御部29は、室外ファン26に回転数を所定の値まで増加させるように制御する。このとき、具体的には室外ファン26の回転数を予め定められた最大回転数まで上昇させる(ステップS3)。このとき、暖房運転中であるので、「28/20℃」運転モードで設定された設定室内温度は20℃であるが、リモートコントローラ30を用いて、室内にいる者の好みに合わせて温度上下ボタンを押すことによって、たとえば、±2℃の範囲内で変更可能である。
暖房運転中では、ステップS4にて、「28/20℃」運転モードで設定された設定室内温度Tsと、室内温度検出部14によって検出された検出室内温度Trとの差(Ts−Tr)が予め定められた温度差Δtの範囲内であるかどうかが判定される。
このように、検出室内温度Trが設定室内温度Tsに近づいたときに吹出し空気温度Tdに応じて室内ファン12の回転数を制御するので、室内にいる者にとって好ましい室内温度の状態で省エネルギー運転を行うことができる。
また、暖房運転中では、ステップS5にて、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差(Tr−Td)の代わりに、吹出し空気温度Tdがt2と比較され、ステップS7にて、検出室内温度Trと吹出し空気温度Tdとの差(Tr−Td)の代わりに、吹出し空気温度Tdがt1と比較される。このようにすることによって、吹出し空気温度を快適な温度、または快適な温度範囲に制御することができる。
この場合、吹出し空気温度Tdが、人間の体温よりも高い予め定められた第1の温度t1と、第1の温度よりも高い予め定められた第2の温度t2の範囲内の温度になるように、制御部17は、室内ファン12の回転数を制御するのが好ましい。たとえば、暖房運転中にはt1=34℃、t2=39℃に設定される。このようにすることによって、暖房運転時において、人間の体温よりも高い一定値以上に上昇しないように吹出し空気温度を制御することができる。このため、省エネルギー運転時に室内の温度が高くなり過ぎないように制御することができる。また、吹出し空気温度が低温で不快な凝縮温度になるまで室内熱交換器11の温度を低下させることがない。
このように吹出し空気温度Tdに応じて、室内ファン12の回転数を制御するので、暖房運転時に吹出し空気温度Trが室内にいる者にとって熱い温度になることもなく、快適な室内環境を作ることができるとともに、省エネルギー運転を行うことができる。
暖房運転中に「28/20℃」運転モードが選択されると、制御部17は、最高効率点を含む所定の範囲内に圧縮機21の回転数を限定し、室外ファン26の回転数を所定の値まで増加させることによって、「28/20℃」運転モード時において、最高効率の回転数を含む範囲に圧縮機21が運転され、室外ファン26の回転数を増加させるので、冷凍サイクルの効率を低下させることなく、省エネルギー運転を行うことができる。また、暖房運転中では、図4(C)に示すように、横ルーバ18をほぼ真下向きにするので、暖気を室内にいる者に直接当てることがなく、床面を暖めるのに適した方向に風向が制御される。
なお、暖房運転中においても、ステップS3にて、制御部17は、室外ファン26の回転数を所定の値まで増加させる制御信号を制御部29に送信し、この制御信号に応じて、制御部29は、室外ファン26に回転数を所定の値まで増加させるように制御しているが、ステップS3を行わなくても、すなわち、上記の室外ファン26の回転数の制御を行わなくても、少なくとも、ステップS2にて、最高効率の回転数を含む範囲に圧縮機21が運転されるので、冷凍サイクルの効率を低下させることなく、省エネルギー運転を行うことができる。
なお、上記の実施の形態において、t1とt2の値は、制御部17内で不揮発性メモリ(EEPROM)に記憶され、適宜、変更することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
この発明の一つの実施の形態として空気調和機の冷凍サイクルを示す図である。 冷房運転中において、制御部を構成するマイクロコンピュータの睡眠時運転モードにおける処理手順を示すフローチャートである。 この発明の一つの実施の形態として空気調和機のリモートコントローラの構成を示す図である。 本発明の一つの実施の形態として空気調和機の室内機の側断面を概念的に示す図である。 冷凍サイクルを構成する圧縮機の回転数と、冷凍サイクルの効率を示すCOP(成績係数)との関係を示す図である。
符号の説明
1:空気調和機、10:室内機、11:室内熱交換器、12:室内ファン、14:室内温度検出部、15:吹出口温度検出部、16:熱交換器温度検出部、17,29:制御部、18:横ルーバ、20:室外機、21:圧縮機、25:室外熱交換器、26:室外ファン、30:リモートコントローラ、31:「28/20℃」ボタン。

Claims (10)

  1. 省エネルギーモードを含む複数の運転モードから所定の運転モードを選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された運転モードに従って圧縮機、室外ファン、および、室内ファンを制御する制御部と、
    室内の温度を検出する室内温度検出部と、
    室内に吹出される空気の温度を検出する吹出し温度検出部とを備え、
    前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記制御部は、前記吹出し温度検出部によって検出された吹出し空気温度に応じて、前記室内ファンの回転数を制御し、
    冷房運転時に前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記制御部は、前記室内温度検出部によって検出された検出室内温度と前記吹出し空気温度との差が相対的に大きいとき、前記室内ファンの回転数を減少させ、前記検出室内温度と前記吹出し空気温度との差が相対的に小さいとき、前記室内ファンの回転数を増加させるように制御することを特徴とする、空気調和機。
  2. 前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記制御部は、最高効率点を含む所定の範囲内に前記圧縮機の回転数を限定するように制御することを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記室内ファンの回転数の制御は、前記省エネルギーモードで設定された設定室内温度と、前記室内温度検出部によって検出された検出室内温度との差が予め定められた温度差の範囲内のとき、行われることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記室内ファンの回転数の制御は、前記設定室内温度と前記検出室内温度との差に応じて行われることを特徴とする、請求項3に記載の空気調和機。
  5. 冷房運転時に前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記制御部は、前記検出室内温度と前記吹出し空気温度との差が予め定められた範囲の上限値よりも相対的に大きいとき、前記室内ファンの回転数を減少させ、前記検出室内温度と前記吹出し空気温度との差が予め定められた範囲の下限値よりも相対的に小さいとき、前記室内ファンの回転数を増加させ、前記検出室内温度と前記吹出し空気温度との差が予め定められた範囲内のとき、前記室内ファンの回転数を維持するように制御することを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 冷房運転時に前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記吹出し空気温度が、前記検出室内温度において、予め定められた第1の湿度に対応する第1の露点温度と、前記第1の湿度よりも高い予め定められた第2の湿度に対応する第2の露点温度の範囲内の温度になるように、前記制御部は、前記室内ファンの回転数を制御することを特徴とする、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 室内に吹出される空気の方向を制御する風向変更部をさらに備え、
    冷房運転時に前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記制御部は、前記圧縮機の運転中においては室内に吹出される空気の方向が水平から斜め上方の範囲内になるように前記風向変更部を制御し、前記圧縮機の停止中においては室内に吹出される空気の方向が下方になるように前記風向変更部を制御することを特徴とする、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  8. 暖房運転時に前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記吹出し空気温度が、前記検出室内温度において、人間の体温よりも高い予め定められた第1の温度と、前記第1の温度よりも高い予め定められた第2の温度の範囲内の温度になるように、前記制御部は、前記室内ファンの回転数を制御することを特徴とする、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  9. 前記吹出し温度検出部は、吹出口における空気の温度、または、室内熱交換器における空気の温度の少なくともいずれかの温度を検出することを特徴とする、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の空気調和機。
  10. 前記選択部によって前記省エネルギーモードが選択されると、前記制御部は、前記室外ファンの回転数を所定の値まで増加させるように制御することを特徴とする、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の空気調和機。
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