JP3149932B2 - 空気調和機の運転制御方法 - Google Patents

空気調和機の運転制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の自動運転
起動時に、冷房運転、除湿運転、暖房運転等の各運転モ
ードを自動的に選択する空気調和機の運転制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の自動運転において
は、室内熱交換器を内蔵した室内ユニットに室内温度検
出器を設け、運転を開始する時の室内温度を検出し、検
出された開始時の室内温度に基づいて、冷房運転、除湿
運転、暖房運転等の各運転モードを選択・決定してい
る。ところが、一般に室内温度検出器が室内熱交換器の
近傍に設置されているために、運転停止後に室内熱交換
器自体の熱影響を受け、室内温度を正確に検出すること
ができないという問題があった。この問題を解決するた
めに、例えば特公平3− 56379号公報に記載されたもの
は、運転停止後一定時間経過後に起動する場合は室内温
度に基づいて運転モードを選択し、運転停止後一定時間
内に起動する場合は運転開始前の一定時間、室内ファン
のみを駆動してサーキュレーションを行ってから運転モ
ードの判定を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気調和機においては、サーキュレーションの時間
が不足すると正確な室内温度を検出できないため、室内
温度によって運転モードを決定する際に、不適当な運転
モードを選択する恐れがあり、一方サーキュレーション
の時間が過大であると使用勝手が悪いという問題があっ
た。また、不適当な運転モードが選択された場合に、使
用者が停止、変更などの操作を行う必要があるという問
題があった。
【0004】本発明の目的は、室内温度検出器に対する
室内熱交換器の熱的影響を考慮して運転モードを判定す
るとともに、運転モード判定の誤りの有無を検出し、判
定誤りを検出したときに自動的に運転モードを切り替え
ることのできる空気調和機の運転制御方法を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の空気調和機の運転制御方法は、室内温度検出
器を備え、冷暖房能力が可変である空気調和機におい
て、室内温度検出器の検出温度に基づいて運転モードを
決定し、決定された運転モードで自動運転が開始された
後の室内温度の温度勾配により運転モード判定の正誤を
検出し、誤判定を検出した場合に冷暖房切替装置を自動
的に切り替えるものである。
【0006】
【作用】本発明の空気調和機の運転制御方法は、室内温
度検出器の検出温度に基づいて決定された運転モードで
自動運転が開始された後の室内温度の温度勾配が、不適
当な値である時、例えば温度勾配が大きい場合は決定さ
れた運転モードが不適正であるから、圧縮機を停止させ
ずに冷暖房切替装置を自動的に切り替え、運転切替時間
を最小限にとどめ、速やかに快適な室温調節を行うこと
ができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
3は、本発明を適用する圧縮機を有する冷媒循環回路を
備え、冷暖房能力が可変である空気調和機の制御回路の
概略を示すブロック図であり、サーミスタ等の室内温度
検出器1が接続されたアナログ・デジタル変換器2及び
リモートコントローラ3がマイクロコンピュータ9の入
力回路4に接続されており、マイクロコンピュータ9は
入力回路4、CPU5、記憶回路6、タイマ回路7及び
出力回路8を備え、入力回路4はCPU5に接続されて
いる。CPU5には記憶回路6と、タイマ回路7及び出
力回路8が接続されており、出力回路8には、冷媒循環
流路を切り替える四方弁等の冷暖房切替装置10と圧縮機
11、駆動回路12と上下偏向ルーバ13、及び駆動回路14と
室内用送風ファン15が接続されている。
【0008】次に、図1及び図2のフローチャートを参
照して動作について説明する。自動運転を起動すると、
室内用送風ファン15のみを、例えば弱風運転で動作させ
てサーキュレーション運転を行い、その後室内温度TRを
検出し、検出された室内温度TRに基づいて運転モード及
び設定温度Ts を決定する。
【0009】室内温度TRと各運転モード及び設定温度T
s との関係の一例を挙げると、図4のテーブルに示すよ
うに、室内温度TRが22℃以下では設定温度Ts が24℃の
暖房運転、室内温度TRが22℃〜26℃では設定温度Ts が
24℃の除湿運転、室内温度TRが26℃〜28℃では設定温度
Ts が25℃の冷房運転、室内温度TRが28℃〜30℃では設
定温度Ts が26℃の冷房運転、室内温度TRが30℃以上で
は設定温度Ts が27℃の冷房運転を選択するようになっ
ている。
【0010】運転モード及び設定温度Ts が決定される
と、圧縮機11に接続された駆動サーモスイッチがオンし
て圧縮機11が起動し、圧縮機11の起動時からの経過時間
tをタイマ回路7が計測を開始するとともに、圧縮機11
起動時の室内温度TRを起動時室内温度TRmとしてメモリ
回路6に記憶する。本実施例においては、運転モードの
判定の正誤の判断を、除湿運転と暖房運転との間で行っ
ており、冷房運転が選択された場合にはそのまま室温制
御を行う。
【0011】室内温度TRに基づいて除湿運転が選択され
た場合、現在室内温度TRnを検出して、起動時室内温度
TRmと現在室内温度TRnとの差(TRm−TRn)を算出
し、圧縮機11の起動時から所定時間t1 経過前に上記温
度差が所定値ΔT以上(TRm−TRn≧ΔT)になった場
合は、急激な温度勾配で室内温度TRが低下し過ぎるから
除湿運転では不適当であると判定し、運転モードを暖房
運転に変更して冷暖房切替装置(四方弁)10を切り替え
て暖房運転で室温制御を行う。一方上記温度差が所定値
ΔT未満(TRm−TRn<ΔT)である状態が、上記タイ
マ回路7が所定時間t1 経過を計測するまで継続した場
合は、室内温度TRの温度勾配が所定の範囲内にあり、適
正な運転モードが選択されたと判定して除湿運転を継続
する。
【0012】また、室内温度TRに基づいて暖房運転が選
択された場合、現在室内温度TRnを検出して、現在室内
温度TRnと起動時室内温度TRmとの差(TRn−TRm)を
算出し、圧縮機11の起動時から所定時間t1 が経過する
前に上記温度差が所定値ΔT以上(TRn−TRm≧ΔT)
になった場合は、急激な温度勾配で室内温度TRが上昇し
過ぎるから暖房運転では不適当であると判定し、運転モ
ードを除湿運転に変更して冷暖房切替装置(四方弁)10
を切り替えて除湿運転で室温制御を行う。上記温度差が
所定値ΔT未満(TRn−TRm<ΔT)である状態が、上
記タイマ回路7が所定時間t1 経過を計測するまで継続
した場合は、室内温度TRの温度勾配が所定の範囲内にあ
り、適正な運転モードが選択されたと判定して暖房運転
を継続する。
【0013】以上、上記実施例においては、選択された
運転モードの正誤を検出し、誤判定を検出した時の自動
的な運転モード切替を、圧縮機起動時から所定時間内の
早期にのみ除湿運転と暖房運転の間で行っているため、
圧力バランスの関係で冷暖房切替装置(四方弁)切替時
の圧力抜けによる騒音を小さくすることができるもので
ある。
【0014】なお、除湿運転と暖房運転との判定の正誤
のみを検出するものではなく、除湿運転及び暖房運転に
加えて冷房運転を含んだ全ての圧縮機を駆動する運転モ
ードにおいて、判定の正誤を検出することができる。例
えば、冬季に冷房運転が選択された場合には、圧縮機の
起動時から速やかに大きな温度勾配で室内温度TRが変化
(この場合は下降)するから、冷暖房切替装置(四方
弁)を切り替えることによって適切な運転モード(例え
ば、暖房運転)に変更するものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、次の通りの効果を奏する。室内温度検出器の検出温
度に基づいて決定された運転モードで自動運転が開始さ
れた後の室内温度の温度勾配が、不適当な値である時、
例えば温度勾配が大きい場合は決定された運転モードが
不適正であるから、圧縮機を停止させずに冷暖房切替装
置を自動的に切り替え、運転切替時間を最小限にとど
め、速やかに快適な室温調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】 本発明の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 本発明を適用する空気調和機の制御ブロック
図である。
【図4】 室内温度に対する運転モードと設定温度の一
例を示すテーブルである。
【符号の説明】
1 室内温度検出器、2 アナログ・デジタル変換器2 3 リモートコントローラ、4 入力回路、5 CP
U、6 記憶回路 7 タイマ回路、8 出力回路、9 マイクロコンピュ
ータ 10 冷暖房切替装置、11 圧縮機、12,14 駆動回路、
13 上下偏向ルーバ 15 室内用送風ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−213634(JP,A) 特開 昭60−108634(JP,A) 特開 平3−148545(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 F24F 11/02 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内温度検出器を備え、冷暖房能力が可
    変である空気調和機において、室内温度検出器の検出温
    度に基づいて運転モードを決定し、決定された運転モー
    ドで自動運転が開始された後の室内温度の温度勾配によ
    り運転モード判定の正誤を検出し、誤判定を検出した場
    合に冷暖房切替装置を自動的に切り替えることを特徴と
    する空気調和機の運転制御方法。
JP14669593A 1993-05-27 1993-05-27 空気調和機の運転制御方法 Expired - Fee Related JP3149932B2 (ja)

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CN110925948B (zh) * 2019-12-12 2021-06-04 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种检测方法、系统及空调器

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