JP3149931B2 - 空気調和機の運転制御方法 - Google Patents

空気調和機の運転制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の自動運転
起動時に、冷房運転、除湿運転、暖房運転等の各運転モ
ードを自動的に選択する空気調和機の運転制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の自動運転において
は、室内熱交換器を内蔵した室内ユニットに室内温度検
出器を設け、運転を開始する時の室内温度を検出し、検
出された開始時室内温度に基づいて、冷房運転、除湿運
転、暖房運転等の各運転モードを選択・決定している。
また特公平4− 68538号公報には、室内温度に基づいて
運転モードを選択し、選択された運転モードを記憶して
運転停止時から予め設定された所定時間の間この運転モ
ードの記憶を保持し、運転停止時から上記所定時間内に
運転を再開する場合には、上記記憶された運転モード即
ち運転停止時に選択されていた運転モードで運転を再開
し、運転停止時から上記所定時間以上経過した後に運転
を再開する場合には、開始時室内温度に基づいて運転モ
ードを選択する運転制御装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気調和機においては、室内温度検出器が室内熱交
換器の近傍に設置されているため、運転停止後に室内熱
交換器自体の熱影響を受け、室内温度を正確に検出する
ことができないという問題があった。そのため、空気調
和機の運転を一旦停止した後に運転を再開する場合、停
止している時間が短い時に再運転開始時の室内温度によ
って運転モードを決定すると希望する運転モードが選択
されない恐れがあった。例えば、暖房運転を行っている
時に一旦停止し、短時間の休止の後に暖房運転の継続を
望んで運転を再開すると、休止時間の間に室内温度検出
器の検出温度が上昇し、再運転を開始した時点で検出温
度が高くなり、冷房運転が選択されることになる。上記
問題を解決するために上述の如く、運転を停止する前の
運転モードを一定時間記憶するものが提案されている
が、この運転制御装置においては、運転停止前の運転モ
ードを記憶し、この運転モードの記憶を所定時間保持す
る手段を設ける必要があり、装置が複雑化するととも
に、必ずしも記憶された前回の運転モードが最適である
とは限らないという問題があった。一方、運転開始前の
一定時間、室内ファンのみを駆動する等してサーキュレ
ーションを行ってから運転モードの判定を行うことが用
いられているが、サーキュレーションの時間が不足する
と正確な室内温度を検出できず、サーキュレーションの
時間が過大であると使用勝手が悪いという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、運転停止前の運転モード
の記憶を不要とし、運転停止時間の長短に係わらず、正
確に室内温度を検出することができるとともに、最適の
運転モードを確実に選択することのできる空気調和機の
運転制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の空気調和機の運転制御方法は、室内温度検出
器を備え、冷暖房能力が可変である空気調和機におい
て、自動運転起動時にサーキュレーション運転を行うと
ともに、室内温度の温度勾配を求め、温度勾配が所定の
範囲内となった時に、室内温度に基づいて運転モード並
びに設定温度を決定し、決定した運転モード及び設定温
度に移行するものである。
【0006】
【作用】本発明の空気調和機の運転制御方法は、自動運
転起動時にサーキュレーション運転を行うとともに、室
内温度の温度勾配を求め、温度勾配が所定の範囲内とな
った時、即ち検出室内温度が略一定になった時に、室内
温度に基づいて運転モード並びに設定温度を決定してい
るから、運転停止時間の長短と無関係に、室内熱交換器
の熱影響を解消し、正確な室内温度に基づいて運転モー
ドを決定することができ、自動運転起動時点における最
適の運転モードを決定できる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
2は、本発明を適用する圧縮機を有する冷媒循環回路を
備え、冷暖房能力が可変である空気調和機の制御回路の
概略を示すブロック図であり、サーミスタ等の室内温度
検出器1が接続されたアナログ・デジタル変換器2及び
リモートコントローラ3がマイクロコンピュータ9の入
力回路4に接続されており、マイクロコンピュータ9は
入力回路4、CPU5、記憶回路6、タイマ回路7及び
出力回路8を備え、入力回路4はCPU5に接続されて
いる。CPU5には記憶回路6と、タイマ回路7及び出
力回路8が接続されており、出力回路8には、冷媒循環
流路を切り替える四方弁等の冷暖房切替装置10と圧縮機
11、駆動回路12と上下偏向ルーバ13、及び駆動回路14と
室内用送風ファン15が接続されている。
【0008】次に、図1のフローチャートを参照して動
作について説明する。自動運転を起動すると、室内用送
風ファン15のみを、例えば弱風運転で動作させてサーキ
ュレーション運転を開始し、サーキュレーション運転を
行っている間に、一定のサンプリング時間tの間隔で室
内温度TRを検出し(図4参照)、今回検出された室内温
度TRと前回検出された室内温度TR0 とから温度勾配D=
(TR0−TR)/tを算出する。温度勾配Dが所定の範囲
内(例えば、−0.1 ℃/sec≦TD≦0.1 ℃/sec)に収まっ
た時に、室内熱交換器温度THの影響を受けない状態で室
内温度TRが安定して検出されるから、この時点の室内温
度TRに基づいて運転モード及び設定温度Ts を決定し、
決定した運転モード及び設定温度Ts で室温制御を行
う。
【0009】室内温度TRと各運転モード及び設定温度T
s との関係の一例を挙げると、図3のテーブルに示すよ
うに、室内温度TRが22℃以下では設定温度Ts が24℃の
暖房運転、室内温度TRが22℃〜26℃では設定温度Ts が
24℃の除湿運転、室内温度TRが26℃〜28℃では設定温度
Ts が25℃の冷房運転、室内温度TRが28℃〜30℃では設
定温度Ts が26℃の冷房運転、室内温度TRが30℃以上で
は設定温度Ts が27℃の冷房運転を選択するようになっ
ている。
【0010】図4は、自動運転モード判定中における室
内熱交換器温度TH並びに室内温度TRの時間的変化、及び
各種負荷の動作タイミングの一例を示すタイムチャート
である。暖房モードが選択された状態は、自動運転信号
がオンで暖房運転(設定温度24℃)を行い、圧縮機11が
オンし、室内用送風ファン15が予め設定された回転速度
で運転されており、室内熱交換器温度THが室内温度TRよ
りも高く、室内熱交換器温度THと室内温度TRがそれぞれ
略一定に保持されている。
【0011】時刻tOFF で自動運転が停止され、自動運
転信号がオフとなると、圧縮機11が停止し、室内熱交換
器温度THは徐々に下降し始め、室内用送風ファン15がオ
フされるから検出される室内温度TRが室内熱交換器の熱
によって上昇する。室内熱交換器温度THが依然として高
く、室内熱交換器の熱により室内温度TRが上昇し続けて
いる状態の時刻tONで自動運転を再起動すると、室内用
送風ファン15のみが所定の回転速度(例えば、弱風)で
起動され、サーキュレーション運転が開始され、サーキ
ュレーション運転により、室内熱交換器が冷却されて室
内熱交換器温度THが下降するとともに、室内温度TRも下
降する。
【0012】自動運転を再起動した時刻tONから所定の
サンプリング時間t毎に室内温度TRを検出し、各検出時
(図4における室内温度TR曲線のA〜E)毎に今回検出
された室内温度TRと前回検出された室内温度TR0 とから
温度勾配D=(TR0 −TR)/tを算出する。検出時Eで
温度勾配Dが所定の範囲内に収まると、室内熱交換器の
熱影響を受けない状態で室内温度TRが安定して検出され
る。この時点tSTART (検出時E)の室内温度TRに基づ
いて運転モード及び設定温度Ts を決定し、自動運転指
令がオンされ、サーキュレーション運転から決定した運
転モード及び設定温度Ts の運転に移行し、室内用送風
ファン15が弱風から上記選択された運転モード及び設定
温度Ts に適した回転速度で運転が開始されるととも
に、圧縮機11の運転を開始する。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、次の通りの効果を奏する。自動運転起動時にサーキ
ュレーション運転を行うとともに、室内温度の温度勾配
を求め、温度勾配が所定の範囲内となった時、即ち検出
室内温度が略一定になった時に、室内温度に基づいて運
転モード並びに設定温度を決定しているから、運転停止
時間の長短と無関係に、室内熱交換器の熱影響を解消
し、正確な室内温度に基づいて運転モードを決定するこ
とができ、自動運転起動時点における最適の運転モード
を決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】 本発明を適用する空気調和機の制御ブロック
図である。
【図3】 室内温度に対する運転モードと設定温度の一
例を示すテーブルである。
【図4】 室内温度変化と制御動作とのタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 室内温度検出器、2 アナログ・デジタル変換器2 3 リモートコントローラ、4 入力回路、5 CP
U、6 記憶回路 7 タイマ回路、8 出力回路、9 マイクロコンピュ
ータ 10 冷暖房切替装置、11 圧縮機、12,14 駆動回路、
13 上下偏向ルーバ 15 室内用送風ファン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内温度検出器を備え、冷暖房能力が可
    変である空気調和機において、自動運転起動時にサーキ
    ュレーション運転を行うとともに、室内温度の温度勾配
    を求め、温度勾配が所定の範囲内となった時に、室内温
    度に基づいて運転モード並びに設定温度を決定し、決定
    した運転モード及び設定温度に移行することを特徴とす
    る空気調和機の運転制御方法。
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