JP2611051B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2611051B2 JP3066198A JP6619891A JP2611051B2 JP 2611051 B2 JP2611051 B2 JP 2611051B2 JP 3066198 A JP3066198 A JP 3066198A JP 6619891 A JP6619891 A JP 6619891A JP 2611051 B2 JP2611051 B2 JP 2611051B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に関し,詳し
くは就寝運転モードにおける設定温度シフトを外気温度
に対応して段階的に制御する空気調和機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】冷房・暖房兼用型の空気調和機を就寝中
にも使用する場合,就寝中の冷房の冷え過ぎ,暖房中の
暖め過ぎを防止するために,例えば,冷房時には就寝時
運転に入って一時間後に設定温度を1℃上昇させたり,
暖房時には就寝運転に入って1時間後に9℃下降させた
りすることが行われている。これを「おやすみ運転」な
どの名称で呼ぶ就寝運転モードとして,通常運転モード
とは別に,設けられている場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記の例に
示したように冷え過ぎ,暖め過ぎを防止するために,単
純に設定温度を変化させただけでは,その効果が必ずし
も発揮されるとはいえない場合がある。即ち,空調空間
の気温を所定の設定温度にシフトさせたとしても,気温
に対応しない壁や窓などからの射熱等の影響で,設定
温度と体感温度とは必ずしも一致しない。例えば,冷房
運転において一時間後に設定温度を1℃シフトさせる就
寝運転モードにしても,壁や窓などからの射熱が高い
と蒸暑く感じ,逆に低いと冷え過ぎに感じる。これは,
壁や窓などが外気温度に影響されているためで,単純に
設定温度をシフトするだけでは快適な就寝運転モードが
得られないことを意味する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明は,少なくとも圧縮機,室外熱交換器,室内熱
交換器を具備し,設定温度を所定の時間後にシフトさせ
る就寝運転モードを備えた空気調和機において,設定温
度を目標温度まで段階的にシフトさせると共に,シフト
開始から終了までのシフト時間を,外気温センサで検知
した外気温度に対応させて可変制御し,且つ上記設定温
度を段階的にシフトさせる時の単位時間あたりの温度変
化率を上記シフト時間と上記設定温度のシフト全体量に
応じた一定値に設定する制御回路を設けたことを特徴と
する。
【0005】
【作用】本発明によれば,設定温度を目標温度まで段階
的にシフトさせるシフト時間を外気温度に対応して
変化させるため,例えば冷房時に外気温センサで検知す
る外気温度が高いときには上記シフト時間を長く,冷房
時に外気温度が低いときには上記シフト時間を短くし,
上記シフト時間を壁や窓からの輻射熱の影響を受けなく
なる適切な時間に選択することができる。従って,冷え
過ぎ暖め過ぎのない快適な就寝運転モードが実現でき
る。また,目標温度へのシフトが,上記のように段階的
に行われるので,急激な温度変化により安眠を妨げられ
ることがない。更に,上記段階的シフトが,単位時間あ
たりの温度変化率をシフトに要する時間と,全体的シフ
ト量(シフト開始時の設定温度と目標温度との差)に応
じた一定値に設定されるので,温度変化がなだらかとな
り,更に安らかな睡眠が期待できる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例による空気調和機の運
転制御方法を示すフローチャート,図2は実施例の空気
調和機の空調サイクル構成図,図3は実施例の空気調和
機の電気回路図である。まず,図2,図3により空気調
和機の動作を説明する。図2において,冷房運転時には
圧縮機1,四方切換弁2,室外熱交換器3,減圧装置
4,室内熱交換器5が,冷媒の流れ方向の順に循環経路
で連結され,暖房運転時には四方切換弁2の切換えによ
り圧縮機1,四方切換弁2,室内熱交換器5,減圧装置
4,室外熱交換器3の流れ方向の循環経路に連結され
る。6は室外送風器機で室外熱交換器3の熱交換に,7
は室内送風機で室内熱交換器5の熱交換に使用される。
また,8は室内温度を検知する室温センサ,9は外気温
度を検知する外気温センサである。冷房運転時,暖房運
転時のそれぞれにおいて,前記の循環経路で冷媒を循環
させることにより,室内熱交換器5と室外熱交換器3と
で冷媒の液化気化による熱交換を行い,冷房,暖房がな
される。図3は前記構成を作動させるための電気回路で
あって,圧縮機1,四方切換弁2,室外送風機6,室内
送風機7がそれぞれ電源11に接続されると共に,それ
ぞれ制御回路10によってオン・オフ制御される。ま
た,制御回路10には室温センサ8,外気温センサ9が
接続されている。いま,通常運転モードで冷房運転を図
1に示すフローのように設定温度Ta で開始すると,室
温センサ8が検知する室内温度Tが設定温度Ta 以上な
らば,制御回路10は開閉接点12,14,15を閉じ
て圧縮機1,室外送風器6,室内送風器7を作動させ
る。冷房運転により室内温度Tが下がり,設定温度Ta
以下になったことを室温センサ8が検知すると,制御回
路10は開閉接点14,15を開いて圧縮機1と室外送
風機6を停止させる。
【0007】次に,就寝運転モードにしたときの動作を
同じく図1のフローにより説明する。就寝運転モードを
オンにすると,設定温度Ta をシフトさせるまでの所定
の時間tがタイマーセットされる。次いで外気温度To
が外気温センサ9により検知され,外気温度To に対応
するシフトし終えるまでのシフト時間ts が決定され
る。シフト時間ts は図5に例として示すような外気温
度To に応じたシフト時間ts で設定温度Ta をシフト
させる。図5に示した例でいえば,例えば室外温度が3
2℃のときには,シフト時間ts はシフトし終えるまで
の所要時間90分をかけてシフトが行われることにな
る。図4はこの温度制御の様子をグラフ化したもので,
設定温度Ta になった室内温度から就寝運転モードによ
り設定温度がシフトする様子を示している。設定温度T
a はt=0時間からシフトがスタートし,t=ts 時間
後にはシフト温度Tb だけ上昇して,冷え過ぎを防止す
る温度を保つことになる。このシフト時間ts は,前記
したように予め設定された外気温度To に対応する時間
をタイマー回路によりセットして制御される。目標温度
a b に達するためのシフト時間ts をかけるため
に,設定温度を段階的なステップ温度d℃づつ上昇させ
る。即ち,図1のフローに示すようにステップ温度d
は,シフト温度Tb /ステップ回数nである。ステップ
温度dを維持するステップ時間(単位時間)c は,シ
フト時間ts /ステップ回数n−1である。即ち,設定
温度T a を段階的にシフトさせる時の単位時間t c あた
りの温度変化率(ステップ温度d)が,上記シフト時間
s と上記設定温度T a のシフト量全体(T b )に応じ
て一定に設定される。従って,設定温度の急激なシフト
により安眠が妨げられるといった問題がなく,安らかな
寝付きが期待される。制御回路10は図1のフローに示
すよう制御することにより,冷房運転時においては,
外気温度が高いときにはシフト時間を長く,外気温度が
低いときにはシフト時間を短く,外気温度に応じた設定
温度のシフトを行う。暖房運転のときにも同様の方法が
成され,冷え過ぎ暖め過ぎをなくした快適な就寝運転が
実行される。
【0008】以上述べた通り,本発明は外気温センサで
検知した外気温度に対応して,シフト開始から終了まで
のシフト時間を変化させるものであるから,外気温度に
例えば比例して上記シフト時間を設定することができ
る。従って,就寝運転時に受ける外気温度の室温への影
響を緩和することができる。 また本発明は,設定温度を
目標温度まで段階的にシフトさせ,且つ上記設定温度を
段階的にシフトさせる時の単位時間あたりの温度変化率
を上記シフト時間と上記設定温度のシフト全体量に応じ
た一定値に設定するものであるから,就寝運転モード時
に設定温度を緩やかに変化させることができ,さらに,
温度変化が均一となり,使用者が体感温度の変化を感じ
ない。従って,人体の体感温度が急激に変わって,人が
目覚めてしまうような状況を確実に回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例装置の運転制御を示すフローチャー
ト。
【図2】 実施例装置の構成図。
【図3】 実施例装置の電気回路図。
【図4】 温度制御の様子を示す温度変化グラフ。
【図5】 外気温度とシフト時間とを対比した図表。
【符号の説明】
1…圧縮機 3…室外熱交換器 5…室内熱交換器 9…外気温センサ Ta …設定温度 To …外気温度

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも圧縮機,室外熱交換器,室内
    熱交換器を具備し,設定温度を所定の時間後にシフトさ
    せる就寝運転モードを備えた空気調和機において, 設定温度を目標温度まで段階的にシフトさせると共に,
    シフト開始から終了までのシフト時間を,外気温センサ
    で検知した外気温度に対応させて可変制御し,且つ上記
    設定温度を段階的にシフトさせる時の単位時間あたりの
    温度変化率を上記シフト時間と上記設定温度のシフト全
    体量に応じた一定値に設定する制御回路を設けたことを
    特徴とする空気調和機。
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