JP2919597B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気調和機の制御装置に係り、特に冷暖房自
動切換機能を有する空気調和機の圧縮機をインバータで
周波数制御してなる空気調和機の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、冷房/暖房の自動切換機能を有するインバー
タ制御形の空気調和機においては、運転開始時に、被調
和室の室温が設定温度に近づくまでは高周波数で運転を
行い、被調和室の室温が設定温度を越えた時点では、イ
ンバータによる圧縮機のコントロール周波数を減少させ
る制御が行われている。
この種の従来の制御は、空気調和機の運転開始時に
は、室温が充分にオーバーシュートするように制御定数
を設定し、これにより室温を速やかに設定温度に整定さ
せようとするものである。
この場合において、従来では、室内ユニットから分離
されて被調和室内の任意位置に置かれたワイヤレスのリ
モートコントローラ(以下、リモコンという)から例え
ば分毎に、室内の温度データを取り込み、これに基づき
例えば30秒毎に制御計算に用いる室温の補正を行なって
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の構成によると、運転開始直後は
室内の温度分布が均一でないという問題がある。例え
ば、冬期の室内にては日当りのよい所は温度が高くな
り、入口付近は低くなる。このように温度分布が不均一
な室内に、第1の室温検出手段、及び第2の室温検出手
段を設置した場合に、両室温検出手段からの検出値を用
いて制御計算したのでは、不適当な演算結果が得られる
という問題がある。即ち、この演算結果が室温のオーバ
ーシュートを大きくする方向に働いた時には、室温が冷
房/暖房の自動切換えを行う温度ゾーンに達して、誤っ
て、冷房/暖房が切換ってしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有す
る問題点を解消し、常に適切な室温を使用して、制御計
算を行えるようにした空気調和機の制御装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、インバータ回
路から圧縮機に供給される交流電力の周波数を通常時に
は室温と設定温度との差が小さくなるように増減し、ま
た周波数を空調開始時には室温が設定温度を充分にオー
バーシュートするように制御してなるとともに、設定温
度に基づいて複数の温度ゾーンを設定し、室温がこれら
複数の温度ゾーンのうち特定の温度ゾーンにある時には
所定の演算結果に基づいて冷房/暖房運転の自動切換え
を行なうようにした空気調和機において、空気調和機の
室内ユニットに室温を検出できるように設けられる第1
の室温検出手段と、室内ユニットから分離された任意の
位置に室温を検出できるように設けられる第2の室温検
出手段と、第1の室温検出手段の検出値および第2の室
温検出手段の検出値を用いて被調和室の室温を演算する
室温演算手段と、空気開始時から所定時間は第1の室温
検出手段の検出値を室温として周波数を決める演算を行
ない、所定時間経過後は室温演算手段の演算した室温を
用いて周波数を決める演算を行なう周波数決定手段とを
備えたことを特徴とするものである。
〔作 用〕 本発明によれば、空気調和機の運転開始から所定時間
経過するまでは、ワイヤレスリモコンのような室内ユニ
ットから離れた任意位置におかれた第2室温検出手段に
より検出された室温は無視され、室内ユニットの第1室
温検出手段で検出された室温に基づいて圧縮機のコント
ロール周波数が決定される。所定時間経過後は、第2室
温検出手段からの室温も用いてコントロール周波数を制
御することが許される。第1の室温検出手段は室内ユニ
ットに設けられているので、例えば、冬期の室内での空
調開始時のように、室内の温度分布が均一であった場合
でも、当該第1の室温検出手段の検知値は、室内ユニッ
トから分離された任意の位置に有る第2の室温検出手段
の検知値よりも速く設定温度に近づく。従って、空調開
始時から所定時間、この第1の室温検出手段の検知値を
用いて交流電力の周波数を決定することにより、室温が
設定温度に達した後の室温のオーバーシュートが抑制さ
れるので、室温が特定の温度ゾーンに入りにくくなり、
冷房/暖房自動切換えの誤動作の発生が防止される。上
記所定時間は運転開始から室温が実質的に均一になるま
での所要時間とすることが望ましく、実施例は30分を採
用する。
〔実施例〕
以下、本発明による空気調和機の制御装置の一実施例
を添付図面を参照して説明する。
第2図は空気調和機の概略を示している。同図におい
て、冷凍サイクルは、圧縮機48、四方弁2、室外側熱交
換器3、キャピラリチューブ4、室内側熱交換器5及び
アキュムレーター6を冷媒配管により順次環状に接続し
て構成されている。四方弁2が、図に示す実線の状態に
ある時は、圧縮機48から吐出された冷媒は、実線矢印の
ように流れ、室外側熱交換器3で凝縮し、室内側熱交換
器5で蒸発して室内の冷房を行なう。また、四方弁2
が、図に示す点線の状態にある時は、圧縮機48から吐出
された冷媒は、点線矢印のように流れ、室内側熱交換器
5で凝縮し、室外側熱交換器3で蒸発して室内の暖房を
行なう。なお、符号7,8は室外側送風機、室内側送風機
であり、これらは室外側熱交換器3及び室内側熱交換器
5に送風している。
第1図は上記冷凍サイクルに用いられる室内ユニット
の制御回路を示している。
プッシュ式のスイッチ9は、これを押圧する毎に、空
気調和機の運転開始/運転停止を切換える信号を出力す
るスイッチである。切換スイッチ10は、冷房モードC、
暖房モードH、冷暖モード自動切換C/H、送風モードF
を切換えるスイッチである。この切換スイッチ10には、
グレイコードスイッチが用いられている。室温設定器11
は、所望の設定温度を定める設定器である。この設定器
11には、グレイコードスイッチが用いられており、それ
ぞれのコードには、それぞれ18乃至28の設定温度が対応
している。
マイクロプロセッサ(以下、マイコンという)12に
は、後述するフローチャートに基づくプログラムが収納
されている。スイッチ9、切換スイッチ10、室温設定器
11の押圧及び設定状態は、マイコン12の出力ポートR1,R
3から出力される信号を入力ポートK1,K2,K4,K3,J1,J2
スキャンし、マイコン12が入力し、かつ特定のアドレス
に対応させて記憶する。
温度検出器13は、温度に応じて内部抵抗値が変化する
もので、被調和室の温度を検出できる位置に設けられて
いる。この温度検出器13は、一端がマイコンの入力ポー
トA3(アナログ入力端子)に接続され、他端が定電圧電
源Vssに接続されている。マイコン12は、プログラムの
一周期毎に、入力ポートA3から被調和室の温度に対応す
る電流を入力し、この電流値に基づくデータ値を、A/D
(アナログ/デジタル)変換して記憶する。この時、デ
ータ値を複数回入力し、その平均値を被調和室の温度値
として記憶し、以下この記憶値に基づいて温度制御を行
なう。
また、図示されていないが、被調和室内の任意位置に
は、ワイヤレスのリモートコントローラ(以下、リモコ
ンという)が配置されており、このリモコンには、上記
と同様の温度検出器が設けられている。マイコン12は、
このリモコンの温度検出器から温度データを取り込み、
この温度データを、上記室内ユニット内の温度検出器13
からの温度データに代えて、またはそれと共に、温度制
御に用いることができる。
室温表示用の発光素子14〜20は、それぞれ15℃,17℃,
19℃,21℃,23℃,25℃,27℃の目盛に対応する位置に設け
られており、被調和室の温度値に最も近い値の目盛に対
応する発光素子が点灯する。冷風防止表示用の発光素子
21は、暖房運転時であって、室内側熱交換器5(第1
図)の温度が所定値以下になった場合に点灯する。この
温度は、温度検出器22に、被調和室の温度値を入力する
方法と同様な方法を用いて、マイコン12の入力ポートA4
から入力する。
発光素子23,24,25は、冷暖モード自動切換、冷房モー
ド、暖房モード表示用の発光素子であり、各発光素子2
3,24,25は、それぞれのモードを表示する文字の近くに
設けられている。これらの発光素子23,24,25は、切換ス
イッチ10の設定値に応じて点灯する。尚、切換スイッチ
10が、送風モードFに設定されている時は、冷房モード
表示用の発光素子24が点灯する。発光素子14〜21及び発
光素子23〜25は、マイコン12の出力ポートR0〜R4と、表
示ポートO0〜O6とを用いて、ダイナミック点灯により点
灯される。なお、26〜29は反転回路である。
リレー31は、室内側送風機8(第1図)の通電を制御
する。このリレー31は、一端が反転回路35を介してマイ
コン12の出力ボートR12に接続され、他端がDC24〔V〕
の定電圧回路に接続されている。
シリアル信号回路37は、マイコン12の出力ポートR8
接続され、この出力ポートR8から出力される制御データ
を受けて、圧縮機48へ供給する交流電力の周波数(目標
周波数)を決める信号を室外ユニットにシリアル伝送す
る。即ち、室温と設定温度とを基にPID制御によって
(または室温と設定温度との差及びこの差の変化分を用
いるファジィ推論によって)周波数の増減量を求め、新
しい周波数信号を算出する。
新しい周波数信号の演算時の定数は、通常時には室温
と設定温度との温度差が小さくなるように設定されてお
り、空調運転の開始時には室温が設定温度に対して充分
にオーバーシュートして、室温が速やかに設定温度に到
達するように設定されている。なお、この充分なオーバ
ーシュートは設定温度に補正を加えることによっても得
ることができる。例えば、冷房運転時には設定温度を4
〜5度低く補正して、暖房運転時には設定温度を6〜8
度高く補正すればよい。
発振回路38は、水晶振動子、抵抗、コンデンサからな
っており、マイコン12の基準クロックを入力ポートOCS
1,OCS3に与えている。
なお、定電圧Vss,DC24,VASS,VREFを出力する定電圧回
路は通常の電源回路を用いることができるので説明は省
略する。上記のVASS,VREFは、マイコン12のA/D変換動作
の上限電圧及び下限電圧である。端子INLTは、パワーリ
セット端子であり、電源投入時にマイコン12のリセット
処理を行なう信号を入力する。この信号は、電源投入時
に、電源回路の出力が一定電圧値以上となった場合に、
出力されるものであればよい。
第3図はこの実施例に用いられる室外ユニットの制御
回路を示している。
同図において、商用電源41から供給される交流100V電
圧は、バリスタ42、ノイズフィルタ43、リアクタ44を経
て全波整流器45に入力される。全波整流器45の直流出力
として、倍電圧整流器47の作用により280Vが得られ、こ
の単相直流280Vは、3相ブリッジ型インバータ回路46に
入力される。
インバータ回路46は、直流280Vから実効値100Vの三相
交流を生成して、三相誘導モータを用いてなる圧縮機48
を運転する。圧縮機48の運転速度は、インバータ回路46
の出力周波数(以下、コントロール周波数という)に依
存して定まる。
電流検出回路49は、カレントトランス50の検出する商
用電源41からの供給電流値をデジタルデータの形でマイ
クロプロセッサ(以下、マイコンという)51に伝える。
マイコン51は、この電流値データ(A)と設定電流値
(S1,S2,S3)との大小関係に基づいて例えば以下のよう
な制御動作を行なう。
(1) A>S1 圧縮48の運転停止 (2)S1≧A>S2 コントロール周波数低下 (3)S2≧A>S3 コントロール周波数上昇禁止 (4)S3≧A 正常運転 コンプレッサ温度センサ52は、圧縮機48の温度を検出
してマイコン51に伝える。マイコン51は、この圧縮機温
度(T)と設定圧縮機温度(S4,S5,S6)との大小関係に
基づいて例えば以下のような制御動作を行なう。
(1) T>S4 圧縮機48の運転停止 (2)S4≧T>S5 コントロール周波数低下 (3)S5≧T>S6 コントロール周波数上昇禁止 (4)S6≧T 正常運転 シリアル信号回路53は、第1図に示す室内ユニット側
シリアル信号回路53からの制御データを受けてマイコン
51に伝える。正常運転を行なう場合、マイコン51はその
室内ユニットからの制御データに従って圧縮機48の起動
/停止およびコントロール周波数の制御を行なう。
マイコン51によるこうした圧縮機48の運転制御はスイ
ッチング信号増幅部54がマイコン51からの指令を受けて
インバータ46のスイッチング動作を制御することにより
行われる。
即ち、マイコン51は、室内ユニットから送られてくる
周波数信号に応じて、PWM理論に基づいてインバータ回
路46を構成するトランジスタのオン/オフ信号を出力す
ることになる。
リレー接片55およびフォトトライアック56はマイコン
51の制御下で動作する。リレー接片55がオンすれば室外
ファン57が動作し、フォトトライアック56がオンすれば
四方切換弁58が切換わる。
第4図は第1図に示す室内ユニットのマイコン12の冷
暖モード自動切換における要部動作を示すフローチャー
トである。
同図を参照して説明すると、マイコン12は、先ず、キ
ースキャンを行って運転スイッチ9、切換スイッチ10お
よび室温設定器11の押圧および設定状態を入力する(ス
テップ1)。尚、ここでは切換スイッチ10は冷暖房モー
ド自動切換C/Hの状態にあることを前提とする。このキ
ースキャンにより運転スイッチ9の停止状態から運転状
態への切換わり(運転開始)を認識すると、タイマIに
よる30分間の計時を開始する(ステップ2)。
そして、運転開始から30分が経過するまでは、専ら室
内ユニット内の温度検出器(第1センサ)13からの温度
データを用いて室温を決定する(ステップ3)。また、
運転開始から30分経過後は、リモコンの温度検出器(第
2センサ)からも温度データを取り込み、これと第1セ
ンサからの温度データとを用いて室温を決定する(ステ
ップ4)。この処理は所定周期でくり返される。
室温の決定後、この室温と室温設定器11から入力した
設定温度とを比較し、両者間の温度差が予め定めた複数
のゾーンのいずれのゾーンに入るかを判断する(ステッ
プ5)。この複数のゾーンとは、冷暖房モード自動切換
の判断に用いられるもので、具体的にはA,B,C,C′,B′,
A′の6つのゾーンがあり、室温をt、設定温度をTs
すると、 Aゾーンは t−Ts>+3℃ Bゾーンは +3℃>t−Ts>1.5℃ Cゾーンは +1.5℃>t−Ts>0℃ C′ゾーンは−1.5℃<t−Ts<0℃ B′ゾーンは−3℃<t−Ts<−1.5℃ A′ゾーンは t−TS<−3℃ と定義される。
上記ゾーン判断の結果、室温tがA又はA′ゾーンに
あると判断した場合には、その時圧縮機48が運転状態で
あれば、現在の冷房運転または暖房運転とそのまま続行
するべく、冷房モードまたは暖房モードをセットする
(ステップ6)。
一方、圧縮機48が停止状態の時は、AまたはA′ゾー
ンに入った時からタイマIIによる3分間の計時を行なう
(ステップ7)。そして、AまたはA′ゾーンに入った
まま、この3分が経過したならば、その時Aゾーン(t
>Ts+3℃)にあれば冷房モードに設定し、A′ゾーン
(t<Ts−3℃)にあれば暖房モードを設定する(ステ
ップ8)。なお、AまたはA′ゾーンに入っても、3分
間が経過するまでは、冷房または暖房モードの切換えを
行わない。圧縮機48の講造上、圧縮機48を再起動させる
までに、3分間が必要だからである。
上記ゾーン判断の結果、BまたはB′ゾーンに入ると
判断した場合には、この時、圧縮機48が運転状態であれ
ば、その時の冷房運転または暖房運転をそのまま続行す
べく冷房モードまたは暖房モードをセットする(ステッ
プ6)。
一方、圧縮機48が停止状態のときは、タイマIIによる
3分間計時およびタイマIIIによる60分間計時を行なう
(ステップ10)。
そして、BまたはB′ゾーンに入ったまま60分間が経
過したならば、その時、Bゾーン(Ts+3℃>t>Ts
1.5℃)にあれば冷房モードに設定し、B′ゾーン(Ts
−3℃<t<Ts−1.5℃)にあれば暖房モードに設定す
る(ステップ8)。
上記ゾーン判断の結果、CまたはC′ゾーンに入ると
判断した場合は、その時の冷房運転または暖房運転をそ
のまま続行するべく冷房モードまたは暖房モードを設定
する(ステップ9)。
このようにしてゾーンに基づいて冷房または暖房モー
ドの選択を行なった後、上記決定した室温tと設定温度
Tsとに基づいて圧縮機48のコントロール周波数を演算
し、これを室外ユニットに送信する(ステップ11)。室
外ユニットでは、この送信されたコントロール周波数に
従って、インバータ46により圧縮機48の運転速度を制御
する。
これらの説明から明らかなように、本実施例によれ
ば、運転開始から30分間はリモコンからの温度データは
無視され(ステップ3)、室温が実質的に均一となると
考えられる30分後からリモコンからの温度データが制御
に使用されるので(ステップ4)、常に適切な室温に基
づく周波数制御を実行することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、運
転開始直後の所定時間経過までは、室内ユニットにおい
て検出された室温を用いて周波数制御を行ない、所定時
間経過後から、室内ユニットから離れた任意位置での検
出温度も使用しての制御を許すようにしているため、運
転開始直後の室温不均一に起因する第2のセンサからの
不適当な測定値が制御に影響することがなく、適切な制
御を期待することができる。また、運転開始直後の室温
不均一に起因する不適当な演算結果が得られないので、
過剰能力運転が防止できるとともに、室温が設定温度に
達した後の室温のオーバーシュートを抑制して、冷房/
暖房自動切換えの誤動作の発生を防止することができ
る、などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を用いた空気調和機の室内ユ
ニットの制御回路図、第2図は同冷凍サイクルの概略
図、第3図は同室外ユニットの制御回路図、第4図は第
1図に示したマイクロプロセッサの要部動作を示すフロ
ーチャートである。 11……室温設定器、12……マイクロプロセッサ、13……
温度検出器、46……インバータ回路、48……圧縮機、51
……マイクロプロセッサ、54……スイッチング信号増幅
部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−277162(JP,A) 特開 昭59−56650(JP,A) 特開 昭60−228833(JP,A) 特開 昭63−129235(JP,A) 特開 昭63−279041(JP,A) 特開 平2−33553(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータ回路から圧縮機に供給される交
    流電力の周波数を通常時には室温と設定温度との差が小
    さくなるように増減し、また前記周波数を空調開始時に
    は前記室温が前記設定温度を充分にオーバーシュートす
    るように制御してなるとともに、前記設定温度に基づい
    て複数の温度ゾーンを設定し、前記室温がこれら複数の
    温度ゾーンのうち特定の温度ゾーンにある時には所定の
    演算結果に基づいて冷房/暖房運転の自動切換えを行な
    うようにした空気調和機において、空気調和機の室内ユ
    ニットに室温を検出できるように設けられる第1の室温
    検出手段と、前記室内ユニットから分離された任意の位
    置に室温を検出できるように設けられる第2の室温検出
    手段と、第1の室温検出手段の検出値および第2の室温
    検出手段の検出値を用いて被調和室の室温を演算する室
    温演算手段と、空調開始時から所定時間は第1の室温検
    出手段の検出値を室温として前記周波数を決める演算を
    行ない、所定時間経過後は前記室温演算手段の演算した
    室温を用いて前記周波数を決める演算を行なう周波数決
    定手段とを備えたことを特徴とする空気調和機の制御装
    置。
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