JPH03233242A

JPH03233242A - 空気調和機

Info

Publication number: JPH03233242A
Application number: JP2029240A
Authority: JP
Inventors: Takashi Matsuzaka; 孝松坂
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-02-08
Filing date: 1990-02-08
Publication date: 1991-10-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、室内温度を検知し、その検知温度が設定温
度となるよう運転を制御する空気調和機に関する。

（従来の技術）一般に、空気調和機は、室内温度センサによって室内温
度を検知し、その検知温度と使用者の操作に基づく設定
温度とを比較し、この比較結果に応じて圧縮機の運転を
オン、オフ制御する。

また、圧縮機駆動用のインバータ回路を備えた空気調和
機では、室内温度センサの検知温度と使用者の操作に基
づく設定温度との差を求め、この求めた温度差に応じて
インバータ回路の出力周波数を制御し、圧縮機の能力を
空調負荷に合わせるようにしている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、室内の快適環境は、室内温度だけに左右
されるものではなく、室内機からの吹出風に基づく気流
の具合によっても大きく変わるのが普通である。

この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、室内の気流の具合にかかわらず、室
内の快適環境を得ることができる空気調和機を提供する
ことにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）この発明は、室内温度を検知し、その検知温度が設定温
度となるよう運転を制御する空気調和機において、運転
条件設定用のリモートコトロール式の操作器と、この操
作器に設けられ室内循環風の平均風速および風速変動量
を検知する気流センサと、この気流センサの検知結果と
予め定められている快適度条件とがら上記設定温度を補
正する補正手段とを備える。

（作用）リモートコトロール式の操作器に設けられた気流センサ
により、室内循環風の平均風速および風速変動量が検知
される。そして、検知された平均風速および風速変動量
と予め定められている快適度条件とから設定温度が補正
され、この補正後の設定温度に応じて運転が制御される
。

（実施例）以−ド、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。

第１図において、１は能力可変圧縮機で、この圧縮機１
の冷媒吐出口に四方弁２を介して室外熱交換器３が接続
される。

室外熱交換器３には減圧器たとえば膨張弁４を介して室
内熱交換器５が接続され、その室内熱交換器５は上記四
方弁２を介して圧縮機１の冷媒吸込口に接続される。

すなわち、ヒートポンプ式冷凍サイクルが構成されてお
り、冷房運転時は四方弁２の非作動により図示実線矢印
の方向に冷媒が流れて冷房サイクルが形成され、暖房運
転時は四方弁２の切換作動により図示破線矢印の方向に
冷媒が流れて暖房サイクルが形成される。

室外熱交換器３の近傍に室外ファン６が配設される。

室内熱交換器５の近傍に室内ファン７および室内温度セ
ンサ８が配設される。

一方、１０は商用交流電源で、その電源１ｏにインバー
タ回路１１が接続される。

このインバータ回路１１は、電源１０の電圧を整流し、
それを後述する制御部４０の指令に応じたスイッチング
によって所定周波数の交流電圧に変換し、出力するもの
である。この出力電圧は、圧縮機１に駆動電力として供
給される。

２０は運転条件設定用のリモートコトロール式の操作器
で、室内機から離して持ち運びのできるワイヤレス型と
なっており、上面に運転／停止スイッチ２１．運転モー
ド設定スイッチ２２．設定温度つまみ２３．および気流
センサ２４を有している。

気流センサ２４は、周囲を流れる気流つまり室内循環風
の平均風速および風速変動量を検知するものである。

また、上記操作器２０は、運転／停止スイッチ２１の操
作状態、運転モード設定スイッチ２２の操作状態、設定
温度つまみ２３の操作位置、および気流センサ２４の検
知結果をそれぞれ赤外線によって一定時間ごとに室内機
に自動送信する送信手段を有している。

３０は赤外線受光センサで、室内機の前面パネルなどに
設けられ、上記操作器２ｏがら送信される赤外線を受光
するものである。

４０は制御部で、マイクロコンピュータおよびその周辺
回路からなり、空気調和機全般にわたる制御を行なうも
のである。

この制御部４０に、上記四方弁２、室外ファン６、室内
ファン７、室内温度センサ８、インバータ回路］１、赤
外線受光センサ３０が接続される。

ここで、制御部４０の要部を第２図に示す。

すなわち、赤外線受光センサ３０の出力が設定温度検出
部４１および平均風速＆風速変動量検出部４２に送られ
る。

設定温度検出部４１は、赤外線受光センサ３゜の出力か
ら設定温度つまみ２３の操作位置を捕らえ、その操作位
置に基づく設定温度データを出力するものである。

平均風速＆風速変動量検出部４２は、赤外線受光センサ
３０の出力から気流センサ２４の検知結果を捕らえ、平
均風速データおよび風速変動量データを出力するもので
ある。

設定温度検出部４１の出力および平均風速＆風速変動量
検出部４２の出力は、設定温度補正部４３に送られる。

この設定温度補正部４３は、平均風速データおよび風速
変動量データと、メモリ４４に記憶されている快適度条
件との対比により、設定温度ブタを補正するものである
。

上記快適度条件は、室内の最も快適な条件を室内温度、
室内循環風の平均風速、および風速変動量によって表わ
したもので、予め実験により確かめられている。−例を
第３図に示す。

すなわち、室内循環風の平均風速か■２．風速変動量か
α％であれば、その交点Ａに対応するＴ２に室内温度が
至ったとき、最も快適な環境となることを表わしている
。室内循環風の平均風速がＶｌ、風速変動量がα％であ
れば、その交点Ｂに対応するＴ１に室内温度が至ったと
き、最も快適な環境となることを表わしている。

上記設定温度補正部４３の出力は、空調負荷検出部４５
に送られる。

この空調負荷検出部４５は、設定温度補正部４３で補正
された設定温度と室内温度センサ８の検知温度との差を
空調負荷として検出するものである。この検出結果は、
インバータ駆動制御部４６に送られる。

インバータ駆動制御部４６は、検出された空調負荷に応
じてインバータ回路１１の動作および出力周波数を制御
するものである。

そして、制御部４０は、上記以外に、インバータ回路１
１の駆動に基づく圧縮機１の運転および四方弁２の非作
動によって冷房運転を実行する機能手段、インバータ回
路１１の駆動に基づく圧縮機１の運転および四方弁２の
切換作動によって暖房運転を実行する機能手段を有して
いる。

つぎに、上記の構成において作用を説明する。

通常、操作器２０は室内の適宜な場所に置かれており、
その操作器２０の気流センサ２４によって室内循環風の
平均風速および風速変動量が検知される。

一方、使用者により、操作器２０の運転モード設定スイ
ッチ２２で冷房運転モード、設定温度つまみ２３で所望
の室内温度がそれぞれ設定され、さらに運転／停止スイ
ッチ２１が押圧されたとする。

このとき、運転／停止スイッチ２１の押圧に応答し、そ
の運転／停止スイッチ２１の操作状態、運転モード設定
スイッチ２２の操作状態、設定温度つまみ２３の操作位
置、および気流センサ２４の検知結果が、赤外線により
室内機の赤外線受光センサ３０に向けて送信される。以
後、この送信が一定時間ごとに繰り返される。

この送信データは赤外線受光センサ３０で受信され、制
御部４０に取り込まれる。

したかって、インバータ回路１１が駆動され、その出力
により圧縮機１が起動される。

圧縮機１が運転オンすると、その圧縮機１から吐出され
る冷媒が第１図の実線矢印で示す方向に流れ、冷房サイ
クルが形成される。

つまり、室外熱交換器３が凝縮器、室内熱交換器５が蒸
発器として働き、冷房運転が開始される。

この運転時、気流センサ２４で検知される平均風速およ
び風速変動量と、予め記憶されている快適度条件との対
比により、設定温度つまみ２３の操作に基づく設定温度
が補正される。

すなわち、第３図において、現時点の室内循環風の平均
風速がＶ２、設定温度がＴ、のとき、その交点はＣであ
るが、現時点の室内循環風の風速変動量がα％であれば
、設定温度は交点Ａに対応するＴ１に移行される。

そして、補正された設定温度Ｔ１と室内温度センサ８の
検知温度との差が空調負荷として求められ、その空調負
荷に応じてインバータ回路１１の出力周波数が制御され
る。

この出力周波数の制御により、空調負荷に対応する冷房
能力が発揮され、室内温度が上記設定温度Ｔ２に維持さ
れる。これにより、室内の快適環境が確保される。

暖房運転においても、同じ制御が行なわれる。

なお、上記実施例では、平均風速および風速変動量を１
つの気流センサで検知したが、別々のセンサで検知する
ようにしてもよい。

また、平均風速および風速変動量を検知して設定温度を
補正したか、応用例として、設定温度および平均風速か
ら風速変動量を定めたり、あるいは設定温度および風速
変動量から平均風速を定めることも可能である。

［発明の効果］以上述べたようにこの発明によれば、運転条件設定用の
リモートコトロール式の操作器と、この操作器に設けら
れ室内循環風の平均風速および風速変動量を検知する気
流センサと、この気流センサの検知結果と予め定められ
ている快適度条件とから設定温度を補正する補正手段と
を備えたので、室内の気流の具合にかかわらず、室内の
快適環境を得ることかできる空気調和機を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体的な構成を示す図、
第２図は同実施例における制御部の要部の構成を示すブ
ロック図、第３図は同実施例のメモリに記憶されている
快適度条件を示す図である。１・・・能力可変圧縮機、３・・・室外熱交換器、５・
・・室内熱交換器、８・・・室内温度センサ、２ｏ・・
・操作器、２３・・・温度設定つまみ、２４・・・気流
センサ、３０・・・赤外線受光センサ。

Claims

【特許請求の範囲】

室内温度を検知し、その検知温度が設定温度となるよう
運転を制御する空気調和機において、運転条件設定用の
リモートコトロール式の操作器と、この操作器に設けら
れ室内循環風の平均風速および風速変動量を検知する気
流センサと、この気流センサの検知結果と予め定められ
ている快適度条件とから上記設定温度を補正する補正手
段とを具備したことを特徴とする空気調和機。