JP2001091027A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001091027A
JP2001091027A JP26742699A JP26742699A JP2001091027A JP 2001091027 A JP2001091027 A JP 2001091027A JP 26742699 A JP26742699 A JP 26742699A JP 26742699 A JP26742699 A JP 26742699A JP 2001091027 A JP2001091027 A JP 2001091027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮機の運転能力の制御で凍結防止を行う制御
装置を提供する。 【手段】被調和室の負荷に応じて圧縮機17の運転能力
を第1の設定値と第2の設定値(>第1の設定値)との
間で自動調節する運転能力制御部と、放熱器の温度が第
1の所定温度以下になった際に第2の設定値を放熱器の
温度低下を防止する方向へ補正する第1の保護部とを備
えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は圧縮機、熱源側熱交換器、
減圧装置、利用側熱交換器を冷媒配管で環状に接続した
冷凍サイクル及び温水供給源と放熱器とを温水配管で環
状に接続した温水回路を備えると共に、被調和室に調和
空気を供給する室内側ユニット内に少なくとも利用側ユ
ニット及び放熱器を備え、冷凍サイクルを用いた冷却運
転及び温水回路を用いた加熱運転を可能にする空気調和
機に関して、特に加熱運転を行っていないときの放熱器
の凍結防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような空気調和機としては、特開平
8−121803号公報に記載されたようなものがあっ
た。この公報に記載されたものは、圧縮機から冷媒が供
給される冷媒用熱交換器と循環ポンプで温水が供給され
る温水用熱交換器とを同一のユニット内に配置し、この
温水用熱交換器に温度検知器を設け、冷房運転時に検知
器の検知した温度が所定値以下のときに循環ポンプを運
転させて温水用熱交換器の凍結を防止するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の空気調和機では、循環ポンプを運転する必要があ
り、その分消費電力が増加する問題点があった。
【0004】温水用熱交換器(放熱器)が凍結するの
は、隣接して配置された蒸発器(利用側熱交換器)の蒸
発温度の低下が主な原因であり、この低下は軽負荷に対
する圧縮機の運転能力過多が考えられる点に着目し、本
発明は圧縮機の運転能力の制御から凍結防止を行う制御
装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、運転能力可変
型の圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換
器を冷媒配管で環状に接続した冷凍サイクル及び温水供
給源と放熱器とを温水配管で環状に接続した温水回路を
備えると共に、被調和室に調和空気を供給する室内側ユ
ニット内に少なくとも利用側熱交換器及び放熱器を備
え、冷凍サイクルを用いた冷却運転及び温水回路を用い
た加熱運転を可能にする空気調和機において、被調和室
の負荷に応じて前記圧縮機の運転能力を第1の設定値と
第2の設定値(>第1の設定値)との間で自動調節する
運転能力制御部と、放熱器の温度が第1の所定温度以下
になった際に第2の設定値を放熱器の温度低下を防止す
る方向へ補正する第1の保護部とを備えるものである。
【0006】また、第1の保護部が機能している際、さ
らに放熱器の温度低下を判断した時に圧縮機の運転能力
を低下させる補正を行う第2の保護部を備えるものであ
る。
【0007】また、放熱器の温度が前記所定の温度より
低い第2所定温度以下になった際に圧縮機の運転を停止
する第3の保護部を備えるものである。
【0008】また、圧縮機の運転開始から第1のマスク
時間の間、第1の保護部乃至第3の保護部の動作をマス
クする第4の保護部を備えるものである。
【0009】また、第1のマスク時間に続く第2のマス
ク時間の間、第3の保護部の動作をマスクする第5の保
護部を備えるものである。
【0010】
【発明の実施形態】以下本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の温水回路及び冷凍サイクル
を示す概略図である。この図において、5a、5bは被
調和室に設けられた室内ユニットであり、8は屋外に設
けられた室外ユニットであり、3は温水を供給するボイ
ラー等からなる熱源側ユニットであり、信号に応答して
温水暖房用に温水を循環させる機能を備える汎用のもの
を用いることができる。
【0011】熱源側ユニット3からの出湯は温水管12
と戻り管11とで温水の循環回路が構成され、温水管1
2と戻り管11との間には流量可変弁14aと温水熱交
換器(放熱器)13aとが室内ユニット5aの中で直列
に接続され、流量可変弁14bと温水熱交換器13bと
が室内ユニット5bの中で直列に接続されている。
【0012】これら流量可変弁14a、14bの開度を
調節することによって温水熱交換器13a、13bに流
れる温水の流量を調節することができる。すなわち暖房
(加熱)能力を負荷に基づいて能力制御することができ
るものである。
【0013】尚、温水熱交換器13a、13bで加熱さ
れた調和空気は送風機(図示せず)で実線矢印に示すよ
うに被調和室に供給されるものである。
【0014】室外ユニット8には圧縮機17(第1の設
定値とこの設定値より小さい第2の設定値との間で任意
に運転能力を設定することができる運転能力可変型の圧
縮機)、四方弁18、室外熱交換器19、電動膨張弁2
0、ストレーナー21、アキュムレーター23が搭載さ
れ、室内ユニット5aには室内熱交換器(利用側熱交換
器)22が温水熱交換器13bの風上になるように配置
されている。
【0015】これらの機器は圧縮機17から吐出される
冷媒が循環する冷凍サイクルを構成するように冷媒配管
で環状に接続されている。四方弁18を切り換えること
により室内熱交換器22を蒸発器(冷房運転時)として
作用させ、または凝縮器(暖房運転時)として作用させ
るものである。
【0016】従って、室内ユニット5aで冷房運転を行
うときは流量可変弁14aを閉じ、圧縮機17を運転し
四方弁18を図1の実線に示す状態にすることによっ
て、室内熱交換器22で冷媒が蒸発して被調和室の冷房
運転が可能になる。
【0017】暖房運転時は流量可変弁14aを開いて温
水熱交換器13aに温水を供給することによって暖房運
転が行われる。このとき、圧縮機17を運転し、四方弁
18を図1に示す点線の状態に切り換えれば、室内熱交
換器22で冷媒が凝縮し暖房能力の増加が行えるもので
ある。
【0018】尚、冷媒熱交換器22を蒸発器として作用
させ、同時に温水熱交換器13aに温水を供給すること
によって被調和室の除湿運転が可能になる。このとき流
量可変弁16の開度を調節して温水の流量を調節すれば
除湿時の被調和室の温度調節が行えるものである。
【0019】図2は室内ユニット5aの制御回路を示す
ブロック図である。この図において、25はプラグであ
り、屋内配線に接続され商用の交流電力(例えば100
V)の供給を受けるものである。この交流電力はスイッ
チ26を介して制御回路内に供給されると共に、パワー
リレー27の常開接片27aと端子28を介して室外ユ
ニット8へ電力が供給されるものである。常開接片27
aは空気調和機の運転中に閉じて室外ユニットの運転を
可能にするもである。
【0020】29は送風用のDCファンであり、温水熱
交換器15a、室内熱交換器22へ室内(被調和室)の
空気を循環させるものである。このDCファン29は、
モーター電源30から出力される直流の定電圧を駆動回
路31で回転子の回転角度に応じてスイッチングして所
定の固定子巻き線に通電させ回転子の連続回転を得るブ
ラシレスモーターである。
【0021】駆動回路31でのスイッチングをマイコン
32(制御部)が制御し、またモーター電源30から出
力される定電圧の電圧を変えることによってDCファン
29の回転数を変えることができる。この電圧はマイコ
ン32で制御するようにしても良い。
【0022】33は制御回路電源であり、DCファン2
9以外の駆動素子(マイコン、リレー及び各種センサな
ど)へ電力を供給するものであり、モーター電源30に
ヒューズ34と共に直列に接続されている。
【0023】35、36はそれぞれシリアル電源、シリ
アル回路であり、端子28の端子、信号線(端子を
電源と共通線としている)を介して室外ユニット8のマ
イコンと信号の送受を可能にするものであって、シリア
ル電源35で生成された定電圧にシリアル回路36でマ
イコン32からの信号を重畳させて端子から出力し、
また受信した信号をマイコン32に出力するものであ
る。送受信する信号方式としては汎用のPCM方式など
が可能であるが、これに限るものではない。
【0024】37は熱源側ユニット(給湯器)3と信号
線7を介して信号の送受を行うインターフェース回路で
あり、マイコン32と熱源側ユニット3との間での信号
の送受を可能にしている。
【0025】40は記憶部であり、マイコンの初期定数
を格納し、マイコン32のイニシル時にこれらの定数が
読み込まれるものである。
【0026】42はスピーカーであり信号の受信音や警
報音などを必要に応じて出力するものであり、マイコン
32からの出力によって制御されている。
【0027】44、45はフラップモータ、流量可変弁
16の駆動用ステップモータであり、マイコン32から
の信号で駆動回路43を介して制御される。フラップモ
ータ(ステップモータ)44を駆動させることによって
室内ユニット5から被調和室へ吐出される調和空気の角
度を変えることができるものである。また、ステップモ
ータ45を駆動させることによって流量可変弁16の開
度が変わり温水の流量を変えることができるものであ
る。
【0028】46は表示部であり、マイコン32からの
信号で点灯が制御されるLEDやリモートコントローラ
からのワイヤレス信号(赤外線信号)を受信する受信用
ICを含む受信回路であり、リモートコントローラから
の信号を復調後マイコン32に出力するものである。
【0029】47は室温センサであり、室内ユニット5
aの空気の吸い込み側に設けられ室内の空気の温度を検
出するものであり、このセンサの出力はマイコン32が
A/D変換した後取り込み温度制御に用いられる。
【0030】尚、室温はセンサをリモートコントローラ
に設け、このセンサで検出した温度を表示部46の受信
回路で受信して運転制御に用いるようにしてもよい。
【0031】48は室内熱交換器22に取り付けられる
冷媒熱交換器温度センサーであり、室内熱交換器22の
温度を検出し、マイコン32はこの温度に基づいて、過
負荷状態や温度異常に対する制御を行うものである。
【0032】49は温水熱交換器温度センサーであり、
温水熱交換器15の温度を検出し、マイコン32はこの
温度に基づいて、過負荷状態や温度異常(凍結)に対す
る制御を行うものである。
【0033】50はスイッチ基板であり、試運転/通常
運転/停止等の運転時のモードを切り換えるスイッチで
あり、近くには異常発生時の原因を特定するための表示
LEDが複数設けられている。
【0034】このように構成された室内ユニット5a
は、リモートコントローラの操作に基づく信号を受信し
て空調運転が行われると共に、最適な空調運転が行える
ように圧縮機の運転能力を第1の設定値と第2の設定値
との間で自動的に制御するものである。このような運転
能力の制御はマイコン32内にプログラムで構成された
運転能力制御部によって行われる。
【0035】また流量可変弁14aの開度も暖房運転/
除湿運転などの時に室内の負荷に応じて最適な空調運転
が行えるように制御するものである。同時に熱源ユニッ
ト3を制御する信号(給湯の開始、出湯温度の変更な
ど)をインターフェース回路37を介して送信するもの
である。
【0036】図3は室外ユニットに搭載される制御回路
の概略を示すブロック図であり、端子板61の端子番号
を同じくして図2に示す端子板28に接続されるもので
ある。
【0037】この図において、62は電源回路であり、
端子板61の1番端子、2番端子を介して得られる室内
ユニットからの100Vの交流電力を倍電圧整流し平滑
するものである。この電源回路62から出力される直流
電力は、スイッチング素子を3相ブリッジ状に結線した
インバータ回路63へ出力されて、3相交流(圧縮機1
7が誘導電動機を用いている場合)または、回転子の回
転位置に対応する固定子巻線を通電できる波形(圧縮機
17が直流ブラシレスモータを用いている場合)に変換
された後圧縮機17へ供給される。
【0038】64はマイコンであり、端子板61の3番
端子及びシリアル回路65を介して室内ユニットのマイ
コン32から制御信号を受信し主に圧縮機17の回転
数、四方切換弁18の切換やファンモータ66の運転な
どの制御を行うものである。
【0039】従って室外ユニット8は室内ユニット5a
から送られ来る運転能力を示す信号に対応する運転能力
で第1の設定値と第2の設定値(<第1の設定値)との
間で圧縮機17の運転を行うものであり、室外ユニット
8において異常が起きたときは室内ユニット5aが自動
的に保護動作を行うものである。
【0040】以上のように構成され空気調和機の室内ユ
ニット5aにおいて、冷房運転の際に、温水熱交換器1
3aの温度(温水熱交換器温度センサ49の検出する温
度)が第1の所定温度、第2の所定温度に達したときに
圧縮機17の運転能力を下げる補正を行うものであり、
この補正を行うことによって冷媒熱交換器22の蒸発温
度が上昇し温水熱交換器13aの凍結を防止できるもの
である。これらの制御はマイコン32が温水熱交換器1
3aの温度に基づいて行うものであり補正された運転能
力が室内ユニット8へ送信されるものである。
【0041】図4(a)は温水熱交換器13aの温度と
保護動作(温水熱交換器13aの内部に停滞する水の凍
結防止)との概要を示す説明図である。
【0042】(a)において、温水熱交換器温度センサ
49の検出温度が第1の所定温度(例えば圧縮機の運転
能力が上昇途中にあるときは+10度、圧縮機の運転能
力が安定または低下途中にあるときは+8度)以下か否
かを判断し、圧縮機の運転能力が上昇途中にあるとき
(上向きの矢印)にこの条件を満たすと圧縮機の運転能
力の上昇を禁止する(第1の保護部の動作)。すなわち
実質的に圧縮機の運転能力の範囲(第2の設定値)を現
在の運転能力に変更したのと同等の作用効果が得られ
る。
【0043】この状態でさらに温水熱交換器温度センサ
49の検出する温度が低下し第1の所定温度−2度(+
8度)以下に低下したことを判断すると圧縮機の運転能
力を低下させる(第2の保護部の動作)。
【0044】また、温水熱交換器温度センサ49の検出
する温度が第2の所定温度以下を判断すると圧縮機の運
転を停止(運転能力を0)にする(第3の保護部の動
作)ものである。
【0045】圧縮機の運転能力が低下途中にあるとき
(下向きの矢印)では、運転能力の上昇を禁止する必要
はないので、温水熱交換器温度センサ49の検出する温
度が第1の所定温度−2以下か否かの判断を行いこの温
度以下の際には圧縮機の運転能力の低下を行う。すなわ
ち第1の保護部の機能が除かれ第2の保護部の機能が実
行されるものである。温水熱交換器温度センサ49の検
出する温度が第2の所定温度以下になると第3の保護部
によって圧縮機の運転が停止されるものである。
【0046】図4(b)は室内熱交換器22(冷媒熱交
換器)の温度と保護動作(冷媒熱交換器の表面に停滞す
るドレン水の凍結防止)との概要を示す説明図である。
この図において、図4(a)に示した第1の所定温度が
T0に置き換わり、第1の所定温度−2がT1に置き換
わり、第2の所定温度がT2に置き換わり検出温度が温
水熱交換器温度(放熱器)から冷媒熱交換器温度(室内
熱交換器)に置き換わっているものであり、図4(a)
と同様な動作をする。
【0047】尚、T0は+8度、T1は+6度、T2は
+2度に設定されており、実際の圧縮機の運転能力の補
正は、図4(a)、(b)のいずれかの条件で運転能力
の上昇禁止、運転能力の低下、運転停止が行われた際に
行われるものである。すなわち図4(a)、(b)の関
係のいずれかの条件が成立した際に凍結防止の保護動作
が行われるものである。
【0048】図5は温水熱交換器の凍結防止の具体的な
動作を示すフローチャートである。このフローチャート
はマイコン32の動作の一部として組み込まれるもので
あり、図中「R」は凍結防止のサブルーチンが終了して
メインルーチンに戻ることを示している。
【0049】ステップS1で冷凍サイクルが冷房運転
(図1に示す状態)になっているか否かの判断を行う。
尚、ファンの送風量を周期的に変化させてドライ効果を
得る運転も冷凍サイクル上は冷房運転である。
【0050】次にステップS2で冷媒熱交換器の温度が
10.0度より低いか否かの判断を行う。すなわち冷凍
運転が停止している際や冷媒熱交換器の温度が高いとき
には温水熱交換器の温度低下も起きないので、これらの
判断を行っている。
【0051】次にステップS3で圧縮機の運転開始から
6分経過したか否かの判断を行う。すなわち、圧縮機の
運転開始から第1のマスク時間(6分間)は以下に説明
する第1乃至第3の保護部の動作をマスクして、「R」
へ進むものであり、第4の保護部に相当する。このマス
クは温水熱交換器が凍結に至らない時間に設定され、温
水熱交換器の容量に応じて任意に設定される。
【0052】次にステップ、S4で圧縮機の運転開始か
ら20分経過したか否かの判断を行う。すなわち、第1
のマスク時間につづく第2のマスク時間(14分間)の
判断を行うものである。
【0053】従って、ステップS1、ステップS2、ス
テップS3の条件全てが満たされないときは「R」へ進
み、凍結防止は行われない。ステップS4の条件を満た
すときは、すなわち第1のマスク時間、第2のマスク時
間が終了した際はステップS5へ進み温水熱交換器の温
度が6.0度より低いか否かの判断を行い、この条件が
満たされるときはステップS6へ進み圧縮機の運転能力
を「0」に設定する。すなわち圧縮機の運転を停止させ
るものである。(第3の保護部) ステップS5の条件を満たさないときは、ステップS7
へ進み温水熱交換器の温度が10.0度より低いか否か
の判断を行い、この条件を満たすときはステップS8へ
進みさらに圧縮機の運転能力が上昇途中であるか否かの
判断を行い、この条件が満たされ時はステップS9で圧
縮機の運転能力の上昇を禁止する。これらステップS7
乃至ステップS9が第1の保護部の動作に相当する。
【0054】次いでステップS10で温水熱交換器の温
度が8.0以下か否かの判断を行い、この条件を満たす
ときはステップS11へ進み圧縮機の運転能力を低下さ
せたのち「R」へ進むものである。
【0055】尚、前記したステップS4の条件を満たさ
ないとき、すなわち第2のマスク時間の間はステップS
5を行わずステップS7から実行されるものである。こ
の動作によって第2の所定時間の間は第1の保護部及び
第2の保護部の動作が行われ、第3の保護部の動作が行
われないことになる。(第5の保護部の動作に相当) 以上のように構成された凍結保護部は第1、第2のマス
ク時間の後、温水熱交換器の温度に基づいて、圧縮機の
運転能力増加を防止することによって温水熱交換器の温
度低下を防止する補正が行われ、この補正を行っている
際にさらに温水熱交換器の温度が低下する場合には圧縮
機の運転能力を下げる補正を行い。また温水熱交換器の
温度が第2の所定値以下になった際には圧縮機の運転を
停止させて温水熱交換器の温度低下を防止し温水熱交換
器の凍結を防止することができるものである。
【0056】尚、図4(b)に示すように冷媒熱交換器
の温度低下に基づいて圧縮機の運転能力に補正が生じた
場合は、その補正に基づいて運転能力の補正が行われる
ものであり、図4(a)、(b)のいずれかによって圧
縮機の運転能力は補正されるものである。
【0057】
【発明の効果】以上のように構成された空気調和機で
は、温水が供給される温水熱交換器(放熱器)の温度が
凍結に至るような際に、運転能力可変型の圧縮機の運転
能力を補正して温水熱交換器の凍結を防止することがで
きるものである。
【0058】また、圧縮機の運転能力の補正を複数段間
に分けて行うことにより、圧縮機の運転能力を必要以上
に下げることなく、また空調能力を必要以上に下げるこ
となく温水熱交換器の凍結防止が行えるものである。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】 本発明の冷凍サイクル及び温水回路を示す説
明図である。
【0061】
【図2】 図1に示した室内ユニットの制御を示すブロ
ック図である。
【0062】
【図3】 図1に示した室外ユニットの制御を示すブロ
ック図である。
【0063】
【図4】 凍結防止動作を示す説明図である。
【0064】
【図5】 凍結防止の動作を示すフローチャートであ
る。
【0065】
【符号の説明】 5a 室内ユニット 8 室外ユニット 13a 温水熱交換器 22 室内熱交換器 32 マイコン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転能力可変型の圧縮機、熱源側熱交換
    器、減圧装置、利用側熱交換器を冷媒配管で環状に接続
    した冷凍サイクル及び温水供給源と放熱器とを温水配管
    で環状に接続した温水回路を備えると共に、被調和室に
    調和空気を供給する室内側ユニット内に少なくとも前記
    利用側熱交換器及び放熱器を備え、冷凍サイクルを用い
    た冷却運転及び温水回路を用いた加熱運転を可能にする
    空気調和機において、被調和室の負荷に応じて前記圧縮
    機の運転能力を第1の設定値と第2の設定値(>第1の
    設定値)との間で自動調節する運転能力制御部と、前記
    放熱器の温度が第1の所定温度以下になった際に第2の
    設定値を前記放熱器の温度低下を防止する方向へ補正す
    る第1の保護部とを備えることを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 第1の保護部が機能している際、さらに
    前記放熱器の温度低下を判断した時に前記圧縮機の運転
    能力を低下させる補正を行う第2の保護部を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記放熱器の温度が前記所定の温度より
    低い第2所定温度以下になった際に前記圧縮機の運転を
    停止する第3の保護部を備えることを特徴とする請求項
    2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記圧縮機の運転開始から第1のマスク
    時間の間、第1の保護部乃至第3の保護部の動作をマス
    クする第4の保護部を備えることを特徴とする請求項3
    に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 第1のマスク時間に続く第2のマスク時
    間の間、第3の保護部の動作をマスクする第5の保護部
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の空気調和
    機。
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