JP4259696B2 - 空気調和機の試運転判断方法 - Google Patents
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【発明の利用分野】
本発明は圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、四方切換弁を冷媒配管で環状に接続して冷房運転/暖房運転を可能にした冷凍サイクル及び温水供給源と温水熱交換器とを温水配管で環状に接続した温水回路を備える空気調和機の試運転制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機では、温水回路の試運転は温水供給源を運転させ利用側に設けられる温水熱交換器の温度上昇から温水回路の動作を確認し、冷凍サイクルの試運転も同様に暖房運転/冷房運転を行った際の利用側熱交換器の温度変化から冷凍サイクルの動作を確認するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された試運転方法では、熱交換器の温度変化から冷凍サイクル、温水回路の試運転検査は行えるが、送風機等の動作確認が充分に行えないものであった。
【0004】
本願発明は、送風機の動作確認も同時に行える試運転方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、四方切換弁を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁により利用側熱交換器を蒸発器として作用させる冷房運転又は利用側熱交換器を凝縮器として作用させる暖房運転を可能に構成した空気調和機の制御装置において、圧縮機の運転開始後の利用側熱交換器の温度変化が第1の所定値以上でありかつ利用側熱交換器で暖房/冷房される前後の空気の温度差が第2の所定値以上の際に試運転の正常終了を判断するものである。
【0006】
さらに、第2の所定値は冷房運転と暖房運転とで異なるものである。
【0007】
また、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、四方切換弁を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁により利用側熱交換器を蒸発器として作用させる冷房運転又は利用側熱交換器を凝縮器として作用させる暖房運転を可能に構成すると共に、温水供給源と温水熱交換器との間で温水が循環する温水回路とを備え、被調和室の空気が循環する単一のユニット内に風上から順に利用側熱交換器及び温水熱交換器を配置してなる空気調和機において、圧縮機の運転開始後の温水熱交換器の温度変化が第1の所定値以上でありかつ利用側熱交換器で暖房/冷房される前後の空気の温度差が第2の所定値以上の際に試運転の正常終了を判断するものである。
【0008】
さらに、第2の所定値は冷房運転と暖房運転とで異なるものである。
【0009】
また、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、四方切換弁を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁により利用側熱交換器を蒸発器として作用させる冷房運転又は利用側熱交換器を凝縮器として作用させる暖房運転を可能に構成すると共に、温水供給源と温水熱交換器との間で温水が循環する温水回路とを備え、被調和室の空気が循環する単一のユニット内に風上から順に利用側熱交換器及び温水熱交換器を配置してなる空気調和機において、温水供給源の運転開始後の温水熱交換器の温度変化が第1の所定値以上でありかつ温水熱交換器で暖房される前後の空気の温度差が第2の所定値以上の際に試運転の正常終了を判断するものである。
【0010】
また、第2の所定値は冷房運転と暖房運転とで異なるものである。
【0011】
【発明の実施形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の温水回路及び冷凍サイクルを示す概略図である。この図において、5a、5bは被調和室に設けられた室内ユニットであり、8は屋外に設けられた室外ユニットであり、3は温水を供給するボイラー等からなる熱源側ユニットであり、信号に応答して温水暖房用に温水を循環させる機能を備える汎用のものを用いることができる。
【0012】
尚、熱源側ユニット3と室内ユニット5aとは相互に信号の授受ができるように信号線で接続されている。
【0013】
熱源側ユニット3からの出湯は温水管12と戻り管11とで温水の循環回路が構成され、温水管12と戻り管11との間には流量可変弁14aと温水熱交換器(放熱器)13aとが室内ユニット5aの中で直列に接続され、流量可変弁14bと温水熱交換器13bとが室内ユニット5bの中で直列に接続されている。
【0014】
これら流量可変弁14a、14bの開度を調節することによって温水熱交換器13a、13bに流れる温水の流量を調節することができる。すなわち暖房(加熱)能力を負荷に基づいて能力制御することができるものである。
【0015】
尚、温水熱交換器13a、13bで加熱された調和空気は送風機(図示せず)で実線矢印に示すように被調和室に供給されるものである。
【0016】
室外ユニット8には圧縮機17(第1の設定値とこの設定値より小さい第2の設定値との間で任意に運転能力を設定することができる運転能力可変型の圧縮機)、四方切換弁18、室外熱交換器19、電動膨張弁20、ストレーナー21、アキュムレーター23が搭載され、室内ユニット5aには室内熱交換器22が温水熱交換器13bの風上になるように配置されている。
【0017】
これらの機器は圧縮機17から吐出される冷媒が循環する冷凍サイクルを構成するように冷媒配管で環状に接続されている。四方切換弁18を切り換えることにより室内熱交換器22を蒸発器(冷房運転時)として作用させ、または凝縮器(暖房運転時)として作用させるものである。
【0018】
従って、室内ユニット5aで冷房運転を行うときは流量可変弁14aを閉じ、圧縮機17を運転し四方切換弁18を図1の実線に示す状態にすることによって、室内熱交換器22で冷媒が蒸発して被調和室の冷房運転が可能になる。
【0019】
暖房運転時は流量可変弁14aを開いて温水熱交換器13aに温水を供給することによって暖房運転が行われる。このとき、圧縮機17を運転し、四方切換弁18を図1に示す点線の状態に切り換えれば、室内熱交換器22で冷媒が凝縮し暖房能力の増加が行えるものである。
【0020】
尚、冷媒熱交換器22を蒸発器として作用させ、同時に温水熱交換器13aに温水を供給することによって被調和室の除湿運転が可能になる。すなわち蒸発器で冷却されかつ水分が凝縮して除去された空気を温水熱交換器13aで再加熱する事によって除湿された空気が得られるものである。
【0021】
このとき流量可変弁16の開度を調節して温水の流量を調節すれば再加熱時の加熱量を調整でき、除湿運転時に被調和室に吹き出される調和空気の温度を調節することができるものである。
【0022】
図2は室内ユニット5aの制御回路を示すブロック図である。この図において、25はプラグであり、屋内配線に接続され商用の交流電力(例えば100V)の供給を受けるものである。この交流電力はスイッチ26を介して制御回路内に供給されると共に、パワーリレー27の常開接片27aと端子28を介して室外ユニット8へ電力が供給されるものである。常開接片27aは空気調和機の運転中に閉じて室外ユニットの運転を可能にするものである。
【0023】
29は送風用のDCファンであり、温水熱交換器15a、室内熱交換器22へ室内(被調和室)の空気を循環させるものである。このDCファン29は、モーター電源30から出力される直流の定電圧を駆動回路31で回転子の回転角度に応じてスイッチングして所定の固定子巻き線に通電させ回転子の連続回転を得るブラシレスモーターである。
【0024】
駆動回路31でのスイッチングをマイコン32(制御部)が制御し、またモーター電源30から出力される定電圧の電圧を変えることによってDCファン29の回転数を変えることができる。この電圧はマイコン32で制御するようにしても良い。
【0025】
33は制御回路電源であり、DCファン29以外の駆動素子(マイコン、リレー及び各種センサなど)へ電力を供給するものであり、モーター電源30にヒューズ34と共に直列に接続されている。
【0026】
35、36はそれぞれシリアル電源、シリアル回路であり、端子28の▲3▼端子、信号線(▲2▼端子を電源と共通線としている)を介して室外ユニット8のマイコンと信号の送受を可能にするものであって、シリアル電源35で生成された定電圧にシリアル回路36でマイコン32からの信号を重畳させて▲3▼端子から出力し、また受信した信号をマイコン32に出力するものである。送受信する信号方式としては汎用のPCM方式などが可能であるが、これに限るものではない。
【0027】
37は熱源側ユニット(給湯器)3と信号線7を介して信号の送受を行うインターフェース回路であり、マイコン32と熱源側ユニット3との間での信号の送受を可能にしている。
【0028】
40は記憶部であり、マイコンの初期定数を格納し、マイコン32のイニシャル時にこれらの定数が読み込まれるものである。
【0029】
42はスピーカーであり信号の受信音や警報音などを必要に応じて出力するものであり、マイコン32からの出力によって制御されている。
【0030】
44、45はフラップモータ、流量可変弁14aの駆動用ステップモータであり、マイコン32からの信号で駆動回路43を介して制御される。フラップモータ(ステップモータ)44を駆動させることによって室内ユニット5から被調和室へ吐出される調和空気の角度を変えることができるものである。また、ステップモータ45を駆動させることによって流量可変弁14aの開度が変わり温水の流量を変えることができるものである。
【0031】
46は表示部であり、マイコン32からの信号で点灯が制御されるLEDやリモートコントローラからのワイヤレス信号(赤外線信号)を受信する受信用ICを含む受信回路であり、リモートコントローラからの信号を復調後マイコン32に出力するものである。
【0032】
47は室温センサであり、室内ユニット5aの空気の吸い込み側に設けられ室内の空気の温度を検出するものであり、このセンサの出力はマイコン32がA/D変換した後取り込み温度制御に用いられる。
【0033】
尚、室温はセンサをリモートコントローラに設け、このセンサで検出した温度を表示部46の受信回路で受信して運転制御に用いるようにしてもよい。
【0034】
48は室内熱交換器22に取り付けられる冷媒熱交換器温度センサであり、室内熱交換器22の温度を検出し、マイコン32はこの温度に基づいて、過負荷状態や温度異常に対する制御を行うものである。
【0035】
49は温水熱交換器温度センサであり、温水熱交換器15の温度を検出し、マイコン32はこの温度に基づいて、過負荷状態や温度異常(凍結)に対する制御を行うものである。
【0036】
50は吐出温度センサであり、空気調和機から被調和室へ吐出される調和空気の温度を検出し温度異常に対する制御を行うものである。
【0037】
51はスイッチ基板であり、試運転/通常運転/停止等の運転時のモードを切り換えるスイッチであり、近くには異常発生時の原因を特定するための表示LEDが複数設けられている。
【0038】
このように構成された室内ユニット5aは、リモートコントローラ(図示せず)の操作に基づく信号を受信して空調運転が行われると共に、最適な空調運転が行えるように圧縮機の運転能力を第1の設定値と第2の設定値との間で自動的に制御するものである。このような運転能力の制御はマイコン32内にプログラムで構成された運転能力制御部によって行われる。
【0039】
また流量可変弁14aの開度も暖房運転/除湿運転などの時に室内の負荷に応じて最適な空調運転が行えるように制御するものである。同時に熱源ユニット3を制御する信号(給湯の開始、出湯温度の変更など)をインターフェース回路37を介して送信するものである。
【0040】
図3は室外ユニットに搭載される制御回路の概略を示すブロック図であり、端子板61の端子番号を同じくして図2に示す端子板28に接続されるものである。
【0041】
この図において、62は電源回路であり、端子板61の1番端子、2番端子を介して得られる室内ユニットからの100Vの交流電力を倍電圧整流し平滑するものである。この電源回路62から出力される直流電力は、スイッチング素子を3相ブリッジ状に結線したインバータ回路63へ出力されて、3相交流(圧縮機17が誘導電動機を用いている場合)または、回転子の回転位置に対応する固定子巻線を通電できる波形(圧縮機17が直流ブラシレスモータを用いている場合)に変換された後圧縮機17へ供給される。
【0042】
64はマイコンであり、端子板61の3番端子及びシリアル回路65を介して室内ユニットのマイコン32から制御信号を受信し主に圧縮機17の回転数、四方切換弁18の切換やファンモータ66の運転などの制御を行うものである。
【0043】
67は外気温度を検出する外気温度センサであり、このセンサの検出した外気温度をマイコン64が制御に用いると共に室内ユニット5aへ信号線を介して送信されるものである。
【0044】
従って室外ユニット8は室内ユニット5aから送られて来る運転能力を示す信号に対応する運転能力で第1の設定値と第2の設定値(<第1の設定値)との間で圧縮機17の運転を行うものであり、室外ユニット8において異常が起きたときは室内ユニット5aが自動的に保護動作を行うものである。
【0045】
図4は試運転の動作を示すフローチャートであり、メインプログラムの一部を成すサブルーチンであり、「R」を介してメインプログラムへ戻るものである。
【0046】
図4においてステップS1、ステップS2で暖房試運転が設定されたか、又は冷房試運転が設定されたかを判断し、暖房試運転が判断されたときはステップS3へ進み暖房運転を開始する。
【0047】
暖房運転条件は、温水供給源3を運転し温水を温水熱交換器13aへ循環させる。このとき流量可変弁14aは全開に設定され、次いで送風装置(DCファンモータ29)を駆動して室内に温風の供給を行う。
【0048】
次いで、ステップS4、ステップS5でステップS6がタイムUPを判断するまでの間に温水熱交換器13aの温度がT0(第1の所定値)以上になったか否かと、吹出温度(吐出温度センサ50の検出する温度)が吸込温度(室温センサ47の検出する温度)より10度(第2の所定値)高くなったか否かの判断を行い、ステップS4、ステップS5の条件を満たすときにステップS7へ進み暖房試運転を終了し「R」を介してメインプログラムへ戻るものである。
【0049】
ステップS6で設定された時間内にステップS4、ステップS5の条件をいずれも満たさなかったときはステップS8へ進み暖房試運転の異常出力(表示)を行い「R」を介してメインプログラムへ戻るものである。
【0050】
流量可変弁の14aの開度、温度T0、吹出温度の判断に用いる10度の値、ステップS8で計時される時間は、温水供給源3から供給される温水の温度や温水熱交換器13aの容量、室内ユニット5aの熱容量等を考慮し、正常状態であればステップS8で設定された時間内で温水熱交換器13a、吐出温度が充分に上昇するように設定されている。
【0051】
また、温水を用いない暖房運転、すなわち冷凍サイクルを用いたヒートポンプ暖房運転の時は、ステップS3でヒートポンプによる暖房運転を開始させるように構成すればよく、また、ステップS4で冷媒熱交換器22の温度がT0以上か否かの判断を行うように構成する。このときT0の値は冷媒熱交換器22に合わせた値に設定する。
【0052】
このような構成にすることによって、温水熱交換器13aの温度上昇から温水回路の正常/異常の判断ができ、吸込温度と吹出温度との比較から送風装置(DCファンモータ)の正常/異常の判断が行えるものである。
【0053】
また、図4のフローチャートにおいてステップS2で冷房試運転が設定されたときは、ステップS9へ進み冷房運転が開始される。この冷房運転は四方切換弁を切り換えて冷凍サイクルを冷房運転に設定して行われる。このとき圧縮機17の運転能力は定格能力に設定され、次いで送風装置(DCファンモータ29)を駆動して室内に温風の供給を行う。
【0054】
次いで、ステップS10、ステップS11でステップS14がタイムUPを判断するまでの間に温水熱交換器13aの温度がT1以下になったか否かと、吹出温度(吐出温度センサ50の検出する温度)が吸込温度(室温センサ47の検出する温度)より5度低くなったか否かの判断を行い、ステップS10、ステップS11の条件を満たすときにステップS12へ進み冷房試運転を終了し「R」を介してメインプログラムへ戻るものである。
【0055】
ステップS14で設定された時間内にステップS10、ステップS11の条件をいずれも満たさなかったときはステップS13へ進み暖房試運転の異常出力(表示)を行い「R」を介してメインプログラムへ戻るものである。
【0056】
圧縮機17の運転能力、温度T0、吹出温度の判断に用いる5度の値、ステップS14で計時される時間は、冷媒熱交換器22の容量、室内ユニット5aの熱容量等を考慮し、正常状態であればステップS14で設定された時間内で温水熱交換器13a、吐出温度が充分に低下するように設定されている。
【0057】
また、ステップS10で温水熱交換器13aの温度の変わりに冷媒熱交換器22の温度がT0以下か否かの判断を行うように構成する。このときT0の値は冷媒熱交換器22に合わせた値に設定する。
【0058】
このような構成にすることによって、温水熱交換器13aの温度低下から温水回路の正常/異常の判断ができ、吸込温度と吹出温度との比較から送風装置(DCファンモータ)の正常/異常の判断が行えるものである。
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明の空気調和機の制御装置では、温水回路、冷凍サイクルの試運転に加えて送風装置の試運転が同時に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクル及び温水回路を示す説明図である。
【図2】図1に示した室内ユニットの制御を示すブロック図である。
【図3】図1に示した室外ユニットの制御を示すブロック図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5a 室内ユニット
8 室外ユニット
13a 温水熱交換器
22 室内熱交換器
32 マイコン
Claims (6)
- 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、四方切換弁を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁により利用側熱交換器を蒸発器として作用させる冷房運転又は利用側熱交換器を凝縮器として作用させる暖房運転を可能に構成した空気調和機の制御装置において、圧縮機の運転開始後の利用側熱交換器の温度変化が第1の所定値以上でありかつ前記利用側熱交換器で暖房/冷房される前後の空気の温度差が第2の所定値以上の際に試運転の正常終了を判断することを特徴とする空気調和機の試運転判断方法。
- 第2の所定値は冷房運転と暖房運転とで異なることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の試運転判断方法。
- 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、四方切換弁を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁により利用側熱交換器を蒸発器として作用させる冷房運転又は利用側熱交換器を凝縮器として作用させる暖房運転を可能に構成すると共に、温水供給源と温水熱交換器との間で温水が循環する温水回路とを備え、被調和室の空気が循環する単一のユニット内に風上から順に前記利用側熱交換器及び前記温水熱交換器を配置してなる空気調和機において、圧縮機の運転開始後の温水熱交換器の温度変化が第1の所定値以上でありかつ前記利用側熱交換器で暖房/冷房される前後の空気の温度差が第2の所定値以上の際に試運転の正常終了を判断することを特徴とする空気調和機の試運転判断方法。
- 第2の所定値は冷房運転と暖房運転とで異なることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機の試運転判断方法。
- 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器、四方切換弁を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁により利用側熱交換器を蒸発器として作用させる冷房運転又は利用側熱交換器を凝縮器として作用させる暖房運転を可能に構成すると共に、温水供給源と温水熱交換器との間で温水が循環する温水回路とを備え、被調和室の空気が循環する単一のユニット内に風上から順に前記利用側熱交換器及び前記温水熱交換器を配置してなる空気調和機において、温水供給源の運転開始後の温水熱交換器の温度変化が第1の所定値以上でありかつ前記温水熱交換器で暖房される前後の空気の温度差が第2の所定値以上の際に試運転の正常終了を判断することを特徴とする空気調和機の試運転判断方法。
- 第2の所定値は冷房運転と暖房運転とで異なることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の試運転判断方法。
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