JP2000292013A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000292013A
JP2000292013A JP11317937A JP31793799A JP2000292013A JP 2000292013 A JP2000292013 A JP 2000292013A JP 11317937 A JP11317937 A JP 11317937A JP 31793799 A JP31793799 A JP 31793799A JP 2000292013 A JP2000292013 A JP 2000292013A
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JP
Japan
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temperature
compressor
dis
discharge temperature
heat exchanger
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Application number
JP11317937A
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English (en)
Inventor
Masato Watanabe
正人 渡辺
Harutaka Genno
晴隆 源野
Toshimitsu Nakajima
利光 中島
Kenji Shimizu
健二 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍サイクル中に設けている電動膨張弁の開
度を適切に制御することにより、室内ユニットの熱交換
器の乾きを防止する。 【解決手段】 エアコンでは、コンプレッサが運転され
ると、ディスチャージ温度T-disと前回の目標ディスチ
ャージ温度TGT-dismから操作度D-disを演算し、演
算した操作度D-disの絶対値が所定範囲となると、チャ
ージ温度T-shとコイル温度T-coilから乾き度D-shを
演算する(ステップ200〜204)。この後、演算し
た操作度D-disと乾き度D-shから操作量USHを設定
して補正量CSHを求め(ステップ206〜214)、
この補正量CSHで演算したディスチャージ温度Tgt
-disで補正した目標ディスチャージ温度Tgt-disに基
づいて電動膨張弁の開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを構
成するコンプレッサ、凝縮器、減圧装置(電動膨張
弁)、蒸発器などの機器を室内ユニットと室外ユニット
とに分けて搭載した分離型の空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】室内を空調する空気調和機(以下「エア
コン」と言う)では、室内ユニットと室外ユニットとの
間で形成されている冷凍サイクル中を冷媒が循環するこ
とにより、室内ユニットから吹出す空気を温調してい
る。このようなエアコンは、冷凍サイクル中に設けた電
動膨張弁の開度を制御することにより、室内ユニットに
設けられた熱交換器(冷房運転時は蒸発器として作用
し、又暖房運転時は凝縮器として作用する)の冷房量、
暖房量を制御するようになっている。
【0003】エアコンでは、コンプレッサから吐出され
る冷媒の目標温度である目標ディスチャージ温度を設定
し、コンプレッサから吐出される冷媒の温度(ディスチ
ャージ温度)この目標ディスチャージ温度となるように
電動膨張弁を制御している。
【0004】ところで、目標ディスチャージ温度のみに
よって電動膨張弁を制御した場合、冷房モードで運転し
ているときに蒸発器の温度低下で冷媒圧力が低下する
と、その反動で室内ユニットの熱交換器の出口付近の温
度が上昇する(熱交換器が乾き始める)ことがある。室
内ユニットの熱交換器に乾きが生じると、この部分での
空気の冷却(及び除湿)が行われなくなり送風用のクロ
スフローファンで結露して水滴が付着する露付きが生じ
る。この露付きが生じた状態で送風が行われると、水分
が室内ユニット内に飛散したり、吹出し口から室内へ吹
出されてしまうという問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、エアコンに設けられている電
動膨張弁を適切に制御することにより、例えば冷房モー
ドで、室内ユニットの熱交換器に乾きが生じるのを防止
する電動膨張弁の制御方法を提案することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、少なくともコンプレッサ、利用側熱交換器、電動膨
張弁、熱源側熱交換器を用いて構成される冷凍サイクル
中を循環する冷媒の流量を電動膨張弁の開度を変えて制
御する空気調和機において、コンプレッサから吐出され
る冷媒の温度が目標ディスチャージ温度に至るように電
動膨張弁の開度を制御すると共に、利用側熱交換器の温
度値、コンプレッサから吐出される冷媒の温度値、及び
コンプレッサに吸引される冷媒の温度値のいくつかの値
に基づいて目標ディスチャージ温度を補正することを特
徴とする。
【0007】この発明によれば、コンプレッサから吐出
される冷媒の温度であるディスチャージ温度、コンプレ
ッサに吸引される冷媒の温度であるサクション温度及び
利用側熱交換器の温度であるコイル温度に基づいて目標
ディスチャージ温度を補正する。
【0008】電動膨張弁は、目標ディスチャージ温度が
下げられることにより開く方向へ操作され、これによ
り、熱交換器の温度であるコイル温度が上がり、サクシ
ョン温度が下がる。
【0009】ここから、ディスチャージ温度、サクショ
ン温度及びコイル温度に基づいて目標ディスチャージ温
度を補正し、この目標ディスチャージ温度に基づいて電
動膨張弁の開度を制御することにより、利用側熱交換器
の乾きを抑えることが可能となり、利用側熱交換器に乾
きが生じることによるクロスフローファン等への露付き
を防止することができる。
【0010】このような本発明では、前記補正は、コイ
ル温度とサクション温度とに基づいて演算される値が所
定値を越えたときに目標ディスチャージ温度を低く補正
する。
【0011】熱交換器は、サクション温度が高くなると
乾きが生じ易くなる。ここから、熱交換器に乾きが生じ
易くなっているかをコイル温度とチャージ温度とを比較
して判断し、乾きが生じる温度となっているときには、
目標ディスチャージ温度を下げるように補正する。これ
により、熱交換器の乾きを抑えることができる。
【0012】また、本発明は、サクション温度がコイル
温度より高いときに、補正は電動膨張弁が開くように目
標ディスチャージ温度を補正する。
【0013】ディスチャージ温度が目標ディスチャージ
温度を越えると、利用側熱交換器に乾きが生じ易くな
る。ここから、ディスチャージ温度が高いときには、目
標ディスチャージ温度を下げるように補正する。これに
より、電動膨張弁が開かれる方向へ操作され、ディスチ
ャージ温度が下がり、コイル温度が若干上がると共にサ
クション温度が下がり、熱交換器の乾きが抑えられる。
【0014】さらに、本発明は、外気温度を検出する外
気温度検出手段を含み、前記補正手段は外気温度に応じ
て前記目標ディスチャージ温度を補正することを特徴と
する。
【0015】この発明によれば、外気温度が低くなると
冷媒圧力も下がるので、外気温度が低いときには、外気
温度が高いときに比較し目標ディスチャージ温度が低く
なるように補正する。これにより、外気温度が比較的に
低い際に生じ易くなる利用側熱交換器の乾きを抑えるこ
とができる。
【0016】また、本発明では、コイル温度とサクショ
ン温度とに基づいてコンプレッサの冷媒吐出容量を制限
する制限手段を含むことが好ましい。
【0017】コンプレッサの回転数を上げることにより
冷房能力が高くなる。しかし、熱交換器に乾きが生じ易
い状態で冷房能力を上げると、冷媒が液化して、より熱
交換器が乾き易くなる。このため、熱交換器が乾きの生
じ易い状態では、冷房能力を下げることが好ましいが、
少なくとも冷房能力が上がってしまうのを抑えることに
より、熱交換器の乾きによる露付きを抑えることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。
【0019】図1には、本実施の形態に適用した空気調
和機(以下「エアコン10」という)の概略構成を示し
ている。エアコン10は、室内ユニット12と室外ユニ
ット14によって構成されている。なお、室外ユニット
14には、複数台の室内ユニット12が接続可能となっ
ているものであっても良い。
【0020】エアコン10の室内ユニット12と室外ユ
ニット14とは、ガス冷媒を循環させる太管の冷媒配管
16Aと、液冷媒を循環させる細管の冷媒配管16Bと
で接続されている。室内ユニット12には、利用側熱交
換器として熱交換器18が設けられており、冷媒配管1
6A、16Bのそれぞれの一端がこの熱交換器18に接
続されている。また、冷媒配管16Aの他端は、室外ユ
ニット14のバルブ20Aに接続されている。このバル
ブ20Aは、マフラー22Aを介して四方弁24に接続
されている。この四方弁24には、アキュムレータ28
及びマフラー22Bが接続されており、このアキュムレ
ータ28及びマフラー22Bのそれぞれがコンプレッサ
26に接続している。
【0021】さらに、室外ユニット14には、熱源側熱
交換器として熱交換器30が設けられている。この熱交
換器30は、一方が四方弁24に接続され、他方がキャ
ピラリチューブ32、ストレーナ34、モジュレータ3
8を介してバルブ20Bに接続されている。また、スト
レーナ34とモジュレータ38の間には、電動膨張弁3
6が設けられている。また、冷配管16Bの他端は、バ
ルブ20Bに接続されており、これにより、室内ユニッ
ト12と室外ユニット14の間に冷凍サイクルを形成す
る冷媒の密閉された循環路が構成されている。
【0022】エアコン10は、コンプレッサ26が駆動
されると、冷凍サイクル中を冷媒が循環される。図1
で、矢印によって暖房運転時(暖房モード)と冷房又は
除湿運転時(冷房モード)の冷媒の流れを示すように、
エアコン10は、四方弁24の切り換えによって、運転
モードが冷房モード(含むドライモード)と暖房モード
が切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を制御するこ
とにより、冷凍サイクル中での冷媒の蒸発温度が調整さ
れる。
【0023】図2に示されるように、室内ユニット12
は、吸込み口48と吹出し口50が形成されたケーシン
グ42を備え、このケーシング42の裏面に設けている
ベース板40によって被空調室の壁面等へ所定の高さで
固定される。
【0024】ケーシング42内には、熱交換器18と共
にクロスフローファン44が配置されており、クロスフ
ローファン44の作動によって室内の空気が吸込み口4
6からフィルタ48を通過してケーシング42内へ吸引
される。ケーシング42内に吸引された空気は、熱交換
器18を通過した後、吹出し口50から室内へ吹き出さ
れる。この空気は、熱交換器18を通過することによ
り、熱交換器18内を循環される冷媒との間で熱交換が
行われ、室内を空調する温調された空気(空調風)とな
る。
【0025】室内ユニット12の吹出し口50には、上
下フラップ54と左右フラップ52が設けられており、
この左右フラップ52と上下フラップ54によって、吹
出し口50から吹き出される空調風の向きが変えられ
る。エアコン10では、左右フラップ52が手動で向き
が変えられるようになっており、主に上下フラップ54
の向きを制御することにより吹出し口50から吹出す空
調風の風向を制御している。なお、室内ユニット12
は、上下フラップ54と共に左右フラップ52の向きを
制御するものであっても良い。
【0026】図3に示されるように、室内ユニット12
には、電源基板56、コントロール基板58及びパワー
リレー基板60が設けられている。電源基板56には、
モータ電源62、制御回路電源64、シリアル電源66
及び駆動回路68が設けられており、エアコン10を運
転するための電力(例えば単相100Vの交流電力)が
供給されるようになっている。また、コントロール基板
58には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイク
ロコンピュータ(マイコン74)が設けられている。
【0027】電源基板56の駆動回路68には、前記し
たクロスフローファン44を駆動するファンモータ76
(例えばDCブラシレスモータ)が接続されており、コ
ントロール基板58に設けられているマイコン74から
の制御信号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給
する。このとき、マイコン74は、駆動回路68からの
出力電圧を12V〜36Vの範囲で256ステップで変
化させて制御し、室内ユニット12の吹出し口50から
吹き出される空調風の風量を調整する。
【0028】コントロール基板58の駆動回路72に
は、パワーリレー基板60及び上下フラップ54を操作
する上下フラップモータ78が接続されている。パワー
リレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ
等が設けられており、マイコン74からの信号によって
パワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電力を
供給するための接点80Aを開閉する。エアコン10
は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニット
14への電力の供給が可能となる。なお、室内ユニット
12とは別に室外ユニット14へ電力を供給するときに
は、後述するシリアル通信によって室外ユニット14の
運転が制御される。
【0029】上下フラップモータ78は、マイコン74
の制御信号に応じて作動されて上下フラップ54を操作
する。これにより、室内ユニット12の吹出し口50か
ら所望の領域へ向けて空調風が吹出される。
【0030】また、マイコン74には、室内温度を検出
する室温センサ84及び熱交換器18のコイル温度を検
出する熱交温度センサ86が接続され、さらに、コント
ロール基板58に設けられているサービスLED及び運
転切換スイッチ88が接続されている。運転切換スイッ
チ88は、「通常運転」とメンテナンス時等に行う「試
験運転」との切換及び、エアコン10の運転を停止する
「停止」に切換えられる。エアコン10は、運転切換ス
イッチ88を「通常運転」に設定して使用される。これ
により、接点88Aが閉じられて、室内ユニット12へ
運転用の電力が供給される。また、運転切換スイッチ8
8を「停止」位置にすることにより、接点88Aが開放
されて、室内ユニット12への電力の供給が停止され
る。なお、サービスLEDは、メンテナンス時に点灯す
ることにより、サービスマンに自己診断結果を知らせる
ようになっている。
【0031】室内ユニット12には、室外ユニット14
への配線が接続される端子台90が設けられている。こ
の端子台90のターミナル90A、90B、90Cに
は、室内ユニット12から室外ユニット14へ供給する
電源用の配線が接続可能となっている。また、ターミナ
ル90B、90Cには、室内ユニット12と室外ユニッ
ト14の間でシリアル通信を行うための配線が接続され
る。
【0032】マイコン74及び電源回路56のシリアル
電源66に接続されているシリアル回路70は、ターミ
ナル90B、90Cを介して室外ユニット14へ接続さ
れるようになっており、これにより、室内ユニット12
と室外ユニット14との間でシリアル通信が可能となっ
ている。
【0033】一方、マイコン74には、表示基板82が
接続されている。この表示基板82は、運転表示用の表
示LED等が設けられた表示部と、図示しないリモコン
スイッチ120から送出される操作信号を受信する受光
素子を備えた受光部が設けられている。これにより、エ
アコン10では、リモコンスイッチが操作されることに
より、室内ユニット12と室外ユニット14との間でシ
リアル通信を行ないながら、室内がリモコンスイッチに
よって設定された空調状態となるように空調運転を行な
う。
【0034】図4には、室外ユニット14の概略構成を
示している。室外ユニット14は、端子台92が設けら
れ、この端子台92のターミナル92A、92B、92
Cのうちターミナル92B、92Cにシリアル通信用の
配線が接続される。また、室外ユニット14には、ター
ミナル90A、90Bを介して運転電力が供給される。
【0035】この室外ユニット14には、整流基板9
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98と共に、ノイズフィル
タ100A、100B、100C、シリアル回路102
及びスイッチング電源104等が設けられている。
【0036】整流基板94は、ノイズフィルタ100A
を介して供給される電力を整流し、ノイズフィルタ10
0B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源1
04へ出力する。スイッチング電源104には、マイコ
ン98と共にインバータ回路106が接続されており、
マイコン98から出力される制御信号に応じた周波数の
電力をインバータ回路106からコンプレッサモータ1
08へ出力して、コンプレッサ26を回転駆動させるよ
うになっている。
【0037】なお、マイコン98は、インバータ回路1
06から出力される電力が、オフ(停止)または14Hz
(回転数を周波数に換算して)以上の所定の範囲(上限
は運転電流が所定値を越えないように制限される)とな
るように制御しており、これによって、コンプレッサモ
ータ108、すなわちコンプレッサ26の回転数が変え
られ、コンプレッサ26の能力(エアコン10の冷暖房
能力)が制御される。
【0038】コンプレッサ26の回転数を変える方法と
しては、コンプレッサ26の駆動源に誘導電動機を用い
るときは、PWM理論に基づいて周波数の制御された疑
似正弦波をインバータ回路106から出力する。疑似正
弦波の周波数を変えることによってコンプレッサ26の
回転数を変えることができる。
【0039】また、コンプレッサ26の駆動源に直流電
動機(直流ブラシレスモータ)を用いるときは、この電
動機の回転子の回転位置に対応して予め設定された通電
パターンでインバータ回路106を介して所定の固定子
巻き線へ通電を行って回転を維持する。この時固定子巻
き線への通電は所定の周期でチョッピングされてインバ
ータ回路106を構成するスイッチング素子の負荷を軽
減している。回転数はチョッピング波形のONデューテ
ィを変えて行われる。
【0040】このコントロール基板96には、四方弁2
4及び熱交換器30を冷却するための図示しないファン
を駆動するファンモータ110、ファンモータコンデン
サ110Aが接続されている。
【0041】マイコン98は、運転モードに応じて四方
弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制
御信号及び後述する各種センサの検出結果に基づいて、
ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレッサモー
タ108の回転数等を制御するようになっている。
【0042】また、マイコン98には、電動膨張弁36
が接続されている。この電動膨張弁36には、図示しな
いステッピングモータが設けられており、このステッピ
ングモータの駆動によって電動膨張弁36の開度が開閉
される。マイコン98は、このステッピングモータの回
転量を例えば0〜512ステップの範囲で制御すること
により電動膨張弁36の開度を任意に制御している。
【0043】一方、室外ユニット14には、外気温度を
検出する外気温度センサ112、熱交換器30の冷媒コ
イルの温度を検出するコイル温度センサ114、コンプ
レッサ26の温度を検出するコンプレッサ温度センサ1
16と共に、冷凍サイクル中の冷媒温度を検出する冷媒
温度センサ150、152が設けられており、これらが
マイコン98に接続されている。マイコン98はこれら
の温度センサの出力をA/D(アナログ/デジタル)変
換した後内部に取り込み制御に用いる。
【0044】図1に示されるように、冷媒温度センサ1
50は、コンプレッサ26からの冷媒の吐出側に設けら
れており、コンプレッサ26から吐出される冷媒の温度
をディスチャージ温度として検出するようになってい
る。また、冷媒温度センサ152は、例えばバルブ20
Aと四方弁24の間に設けられており、エアコン10が
冷房モードで運転されるときに、コンプレッサ26へ吸
引される冷媒の温度をサクション温度として検出するよ
うになっている。
【0045】エアコン10では、室内温度及び設定温度
に応じてコンプレッサ26の回転数を設定してコンプレ
ッサ26を駆動する。このとき、室外ユニット14のマ
イコン98は、目標ディスチャージ温度を設定し、冷媒
温度センサ150によって検出するディスチャージ温度
が目標ディスチャージ温度となるように電動膨張弁36
を制御する。
【0046】ところで、エアコン10では、冷房モード
で運転中に電動膨張弁36の開度を制御するときに、室
内ユニット12の熱交温度センサ86によって検出する
コイル温度、冷媒温度センサ150によって検出するデ
ィスチャージ温度、冷媒温度センサ152によって検出
するサクション温度及び外気温度センサ112によって
検出する外気温度に基づいて補正する。これにより、エ
アコン10では、室内ユニット12の熱交換器18に乾
きが生じることにるクロスフローファン44の露付き、
すなわち、熱交換器18の乾きを防止するようにしてい
る。クロスフローファン44の露付は、熱交換器18の
乾いたところを通過した湿った空気が冷却されたクロす
るフォーファンに当たって生じる。
【0047】エアコン10では、この電動膨張弁36の
開度の補正を目標ディスチャージ温度を補正することに
より行なうようになっている。
【0048】このために、エアコン10では、前回の目
標ディスチャージ温度Tgt-dism、ディスチャージ温
度T-dis、サクション温度T-sh及びコイル温度T-coil
から、室内ユニット12の熱交換器18の乾き度D-sh
と共に、電動膨張弁36の開度を補正するときの電動膨
張弁36の操作度D-disを求める。この乾き度D-sh及
び操作度(偏差)D-disは、一例として以下のように設
定している。
【0049】D-dis = T-dis − Tgt-dism D-sh = T-sh − (T-coil − α) マイコン98では、この乾き度D-sh及び操作度D-dis
から電動膨張弁36の操作量USHを設定し、この操作
量USHから目標ディスチャージ温度Tgt-disを補正
するための補正量CSHを設定する。
【0050】補正量CSHは、操作量USHと前回の補
正量CSHmから次式に基づいて演算される。
【0051】CSH = USH + CSHm なお、補正量CSHmの初期値は「0」(CSHm=0)
としている。
【0052】エアコン10では、操作量USHを操作度
D-dis、乾き度D-shに基づいており、本実施の形態で
は、一例として表1に示されるように設定し、操作度D
-disと乾き度D-shに応じた操作量USHの設定値が、
マイコン98に設けられている図示しないメモリに記憶
させている。
【0053】
【表1】 なお、A〜Gの各値は、冷凍サイクルの能力に応じて最
適な値を設定するが、1〜5の範囲がより好ましい。
【0054】一方、目標ディスチャージ温度Tgt-dis
は、次式に示すように、前回の目標ディスチャージ温度
Tgt-disを外気温度To及び補正量CSHによって補
正して設定している。 Tgt-dis = Tgt-dis + C(To ) + C
SH C(To)は外気温に基づく関数であり空気調和機のユ
ニット毎に調整される。すなわち、エアコン10では、
目標ディスチャージ温度Tgt-disを、外気温度Toに
基づいてシフトさせると共に、補正量CSHを用いて増
減させている。
【0055】ディスチャージ温度T-disが目標ディスチ
ャージ温度Tgt-dismより低い場合、操作度D-disは
負となる。表1により、USHが下がる方向へ補正さ
れ、電動膨張弁36は、閉じる方向へ操作される。ま
た、ディスチャージ温度T-disが目標ディスチャージ温
度Tgt-dismより高く、操作度D-disが正となると、
操作量USHが上がる方向へ補正され、電動膨張弁36
は、開く方向へ操作される。尚、実際のUSHはD-sh
の値に応じてさらに補正される。
【0056】サクション温度T-shとコイル温度T-coil
の差である乾き度D-shは、熱交換器18が湿っている
ときに負となり、熱交換器18に乾きが生じているとき
には、正となるように定数αが設定されている。
【0057】これにより、操作量USHは、乾き度D-s
hが正になったときに目標ディスチャージ温度Tgt-di
sを下げる方向へ補正するように設定され、乾き度D-sh
が負になったときに目標ディスチャージ温度Tgt-dis
を上げる方向へ補正するように設定されている。なお、
本実施の形態では、1≧D-dis≧−1、1.0 >D-sh≧
−1.0 を不感帯とし、暖房モードでは、補正量CSHに
よる補正を行なわないようにしている(補正量CSH=
0)。
【0058】C(To )は、外気温度Toに応じて予め
定めている数値であり、本実施の形態では一例として表
2に示すように設定しており、この値が操作量USHと
共にマイコン98の図示しないメモリに記憶されてい
る。尚、この補正C(To)は省略しても良い。
【0059】
【表2】 なお、H〜Nの各値は、冷凍サイクルの能力に応じて最
適な値を設定するが、1〜30の範囲がより好ましい。
【0060】また、外気温度Toが低下する方向へ変化
しているときには、外気温度センサ112によって検出
した外気温度Toに1℃だけプラスした温度を外気温度
ToとしてC(To )を選択するようにしている。
【0061】エアコン10では、このようにして設定し
た目標ディスチャージ温度Tgt-disに基づいて電動膨
張弁36(電動膨張弁36のステッピングモータ)の制
御ステップを設定し、設定した制御ステップで電動膨張
弁36を操作している。
【0062】なお、エアコン10では、所定時間ts1
(例えば120sec)毎に目標ディスチャージ温度Tg
t-disを演算し、PI演算によりディスチャージ温度T
-disが目標ディスチャージ温度Tgt-disとなるように
所定時間ts2(例えば10sec)毎に電動膨張弁36の
ステップ制御を行なっている。
【0063】以下に、主に室外ユニット14のマイコン
98で実行される電動膨張弁36を制御するための目標
ディスチャージ温度Tgt-disの補正を図5乃至図7の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0064】エアコン10では、空調運転を開始する
と、目標ディスチャージ温度Tgt-disを演算する。こ
の目標ディスチャージ温度Tgt-disは、例えばコンプ
レッサ26の回転数(過去の平均周波数ないし現在の回
転数)等に基づいて演算して設定することができる。
【0065】エアコン10では、この目標ディスチャー
ジ温度Tgt-disを冷媒温度センサ150によって検出
するディスチャージ温度T-dis、冷媒温度センサ152
で検出するサクション温度T-ch 、外気温度センサ11
2で検出する外気温度To 及び室内ユニット12の熱交
温度センサ86によって検出する室内ユニット12の熱
交換器18のコイル温度T-coilに基づいて補正するこ
とにより、電動膨張弁36の開度を制御する目標ディス
チャージ温度Tgt-disを得ている。
【0066】図5には、エアコン10の空調運転が開始
されると、所定の時間ts1(例えば120sec 間隔)で
実行される補正量CSHの設定ルーチンを示している。
このフローチャートの最初のステップ200では、補正
量CSHをクリアした後に、ステップ202でコンプレ
ッサ26が停止しているか否か(コンプレッサ26の回
転数fが「0」か否か)を確認する。すなわち、補正量
CSHの設定は、コンプレッサ26が駆動を開始するご
とに開始される。
【0067】ここで、コンプレッサ26が駆動されてい
ると、ステップ202で肯定判定されてステップ204
へ移行する。このステップ204では、操作度D-disの
演算を行なう。
【0068】操作度D-disは、ディスチャージ温度T-d
isと前回の目標ディスチャージ温度Tgt-dism の温度
差となっており、このステップ204では、冷媒温度セ
ンサ150によって検出するディスチャージ温度T-dis
を読み込むと、このディスチャージ温度T-disと前回の
目標ディスチャージ温度Tgt-dismとの差を演算す
る。
【0069】次のステップ206では、演算した操作度
D-disの絶対値が所定値以内であるか否かを確認する。
すなわち、ディスチャージ温度T-disと前回の目標ディ
スチャージ温度Tgt-dismの温度差が所定範囲(本実
施の形態では一例として5℃としている)以内となった
か否かを確認する。
【0070】これにより、ディスチャージ温度T-disと
前回設定した目標ディスチャージ温度Tgt-dismの温
度差が所定値範囲となっているとき(ステップ206で
肯定判定)、補正値CSHの演算を行なうために、ステ
ップ208へ移行する。
【0071】このステップ208では、冷媒温度センサ
182によって検出するサクション温度T-sh 、熱交温
度センサ86によって検出されてシリアル通信によって
室内ユニット12から送られたコイル温度T-coilを読
み込み、熱交換器18の乾き度D-shを演算する。
【0072】次に、演算した操作度D-disと乾き度D-s
h及び表1から操作量USHを設定し、この操作量US
Hと前回の補正量CSHmから、今回の補正量CSHを
算出する。
【0073】このようにして補正量CSHを求めると、
次のステップ210では、演算した補正量CSHが所定
値より小さいか否かを確認し、また、ステップ212で
は、演算した補正量CSHが所定値を越えているか否か
を確認する。すなわち、ステップ210、、212で
は、演算した補正量CSHが所定の範囲(本実施の形態
では一例として、−15<CSH<0)であるか否かを
確認する。
【0074】ここで、演算した補正量CSHが所定範囲
以内であるとき(ステップ210、212で肯定判定)
には、ステップ214へ移行して演算した補正量CSH
を目標ディスチャージ温度Tgt-disの演算に用いる補
正量として設定する。
【0075】これに対して、演算した補正量CSHが所
定値以下(CSH≦−15)であるとき(ステップ21
0で否定判定)には、ステップ216へ移行し、補正量
CSHを下限値に設定する(CSH=−15)。また、
演算した補正量CSHが所定値以上(0≦CSH)であ
ったとき(ステップ212で否定判定)には、ステップ
218へ移行して補正量CSHを上限値に設定する(C
SH=0)。すなわち、補正量CSHを所定の範囲(−
15≦CSH≦0)に制限している。
【0076】このようにして目標ディスチャージ温度T
gt-disの演算に使用する補正量CSHを設定すると、
ステップ220では、この補正量CSHを次の補正量C
SHの演算に使用する前回の補正量CSHmに設定する
(CSH=CSHm )。
【0077】一方、図6には、エアコン10で電動膨張
弁36のステップ制御に用いる目標ディスチャージ温度
Tgt-disの設定の概略を示しており、最初のステップ
230では、目標ディスチャージ温度Tgt-disの演算
を行なう。
【0078】次のステップ232では、外気温度センサ
112によって検出している外気温度Toを読み込み、
ステップ234では、前記した表2から運転モードと外
気温度Toに基づいた補正量C(To )を設定する。
【0079】この後、ステップ236では、補正量CS
Hを用いた補正を行なうか否かを確認する。
【0080】ここで、補正量CSHを用いた補正を行な
うときには、ステップ238へ移行して、図5に示され
るフローチャートによって設定している補正量CSHを
読み込んだ後、ステップ238で、外気温度Toと補正
量CSHを用いた目標ディスチャージ温度TGT-disの
演算、すなわち目標ディスチャージ温度Tgt-disの補
正を行なう。
【0081】なお、エアコン10では、暖房モード時や
コンプレッサ26の回転数が大きく変化したときなど、
予め目標ディスチャージ温度Dgt-disの補正量CSH
を用いた補正を行わないように設定されている条件下で
は、ステップ236で否定判定されて、ステップ240
へ移行する。これにより、ステップ240では、外気温
度To に基づいた補正のみを行うように目標ディスチャ
ージ温度Tgt-disが演算される。
【0082】このようにして、目標ディスチャージ温度
Tgt-disを演算すると、次のステップ242では、目
標ディスチャージ温度Tgt-disが上限温度として設定
している所定温度(例えば86℃)以下か否かを確認
し、目標ディスチャージ温度Tgt-disが上限温度を越
えていないとき(ステップ242で肯定判定)には、ス
テップ246へ移行し、この目標ディスチャージ温度T
gt-disを用いて、電動膨張弁36のステップ制御を行
なう。また、目標ディスチャージ温度Tgt-disが、こ
の上限温度を越えているとき(ステップ242で否定判
定)には、目標ディスチャージ温度Tgt-disを上限温
度に設定(例えばTgt-dis=68℃)し、この目標デ
ィスチャージ温度Tgt-disに基づいて電動膨張弁36
のステップ制御を行う。
【0083】エアコン10が冷房モードで運転している
ときに、サクション温度T-shと室内ユニット16の熱
交換器18の温度であるコイル温度T-coil から、熱交
換器18に乾きが生じにくい状態、すなわち、熱交換器
18が出口まで湿っている状態では、乾き度D-shが負
となっている。
【0084】これに対して、コイル温度T-coilが上昇
すると、熱交換器18の出口付近に乾きが生じ易くな
る。熱交換器18に乾きが生じると、クロスフローファ
ン44に露付きが起こる。このとき、サクション温度T
-shに対してコイル温度T-coilが相対的に上昇すること
になり、乾き度D-sh も大きくなる。
【0085】一方、ディスチャージ温度T-disが目標デ
ィスチャージ温度Tgt-disより高いときには、操作度
D-disは正の値となり、ディスチャージ温度T-disが目
標ディスチャージ温度Tgt-disより低いときには、操
作度D-disは負の値となる。また、ディスチャージ温度
T-disは、コンプレッサ26の回転数が一定であれば、
電動膨張弁36を開いて冷媒流量を増加させることによ
り下げることができ、電動膨張弁36の開度を狭めて冷
媒の流量を抑えることにより上げることができる。
【0086】目標ディスチャージ温度Tgt-disは、補
正量CSHを大きくすることにより、高くなり、補正量
CSHを小さくすることにより下がる。
【0087】補正量CSHの操作量USHは、乾き度D
-shが高くなることにより、補正量CSHを減少させる
方向に設定される。これにより、熱交換器18が湿り易
い状態となって、乾き度D-sh が高くなると、目標ディ
スチャージ温度TGT-disが上げられ、電動膨張弁36
が開かれる方向へ操作される。したがって、熱交換器1
8の乾きが抑えられる。
【0088】一方、冷媒圧力は、外気温度Toの影響を
少なからず受ける。すなわち、外気温度が高くなると冷
媒圧力も上昇し、外気温度が低くなると冷媒圧力も低下
する。このため、電動膨張弁36の開度が同じでも、外
気温度Toが低いと室外の熱交換器30に冷媒がたまり
やすくなり、その結果熱交換器18へ供給される冷媒が
減り熱交換器18に乾きが生じ易くなる。
【0089】これに対して、本発明では、外気温度To
が高いときに、目標ディスチャージ温度Tgt-disが高
くなるようにシフトさせている。これにより、外気温度
Toが低いときに電動膨張弁36を必要以上に開くこと
がないと共に、外気温度Toが高いときに、熱交換器1
8に乾きが生じるのを抑えることができる。
【0090】一方、エアコン10では、 乾き度D-sh
に基づいてコンプレッサ26の回転数の制限を行なって
いる。図7には、目標ディスチャージ温度TGT-disの
補正に用いる乾き度D-sh に基づいたコンプレッサ26
の回転数の制限の一例を示している。
【0091】このフローチャートでは、最初のステップ
250で、このフローチャート中で用いるタイマやフラ
グの初期設定(リセット)を行なった後、ステップ25
2で図5に示すフローチャートで演算している乾き度D
-sh を読み込む。
【0092】次にステップ254では、この乾き度D-s
hが所定値(一例として3.0)を越えているか否かを
確認し、また、ステップ256で電動膨張弁36の制御
ステップを読み込み、ステップ258で制御ステップが
上限に達しているか否か確認する。
【0093】ここで、乾き度D-shが所定値未満(D-sh
<3.0)又は、電動膨張弁36の制御ステップが上限
に達していないとき(ステップ254又はステップ25
8で否定判定)には、ステップ260へ移行して、コン
プレッサ26の回転数から、コンプレッサ26が停止状
態であるか否かを確認し、コンプレッサ26が停止状態
となる(ステップ260で否定判定)と、 このフロー
チャートを一旦終了する。すなわち、このフローチャー
トは、コンプレッサ26の運転中にのみ実行され、コン
プレッサ26が停止状態となるごとにリセットされる。
【0094】一方、乾き度D-shが所定値(D-sh ≧
3.0)を越え、かつ電動膨張弁36の制御ステップが
上限に達すると(ステップ254及びステップ258で
肯定判定)、ステップ262へ移行してコンプレッサ2
6の回転数を制限するためのタイマーをリセット/スタ
ートさせる。
【0095】この後、ステップ264、266、26
8、270では、ステップ252、254、256、2
58と同様に、乾き度D-sh が所定値以上となっている
か否か及び電動膨張弁36の制御ステップが上限に達し
ているか否かを確認する。また、ステップ272では、
タイマーによって計測している時間が所定時間(例えば
30min )に達したか否かを確認する。すなわち、ステ
ップ264〜272では、乾き度D-shが所定値以上で
ありかつ電動膨張弁26の制御ステップが上限に達して
いる状態が所定時間継続しているか否かを確認する。
【0096】これにより、所定時間内に乾き度D-shと
制御ステップの何れかが下がる(ステップ272で否定
判定されている状態でステップ266又はステップ27
0で否定判定)と、コンプレッサ26の回転数の制限を
行わずにステップ252へ戻る。これに対して、乾き度
D-sh が所定値以上でありかつ電動膨張弁26の制御ス
テップが上限に達している状態が所定時間継続すると
(ステップ266、270、272で肯定判定)、コン
プレッサ26の回転数の制限を行なう。
【0097】このコンプレッサ26の回転数の制限は、
ステップ274でコンプレッサ26の回転数を所定値
(例えば現在の回転数の75%)までダウンさせ、さら
に、ステップ276で回転数の上昇を禁止する。これに
より、エアコン10では、コンプレッサ26の回転数を
下げると共に、回転数の上昇、すなわち、冷媒の吐出圧
の上昇が禁止される。
【0098】これにより、コンプレッサ26の回転数と
共に冷媒の吐出圧も低下し、例えば、冷凍サイクル中、
特に室外ユニットの熱交換器30に液化した冷媒が溜ま
り、室内ユニット12の熱交換器18に乾きの生じ易い
状態となっていても、熱交換器18の乾きを抑えて、ク
ロスフローファン44に露付きが生じるのを防止でき
る。
【0099】次のステップ278では、フラグがセット
されているか否かを確認し、フラグがリセットされてい
るときには、ステップ280へ移行して回転数の上昇禁
止が設定されたことを示すフラグをセットする。
【0100】このようにしてコンプレッサ26の回転数
に制限を加えると、次のステップ282では、乾き度D
-shを読み込み、この乾き度D-shが所定の値(例えば−
1.0)以下に下がったか否かを確認する。
【0101】ここで、乾き度D-sh が所定の値未満まで
下がり、熱交換器18が湿った状態となると、ステップ
284で肯定判定される。これにより、ステップ286
へ移行して、コンプレッサ26の回転数の上昇を解除す
る。
【0102】このように、エアコン10では、目標ディ
スチャージ温度Tgt-disを補正することにより室内ユ
ニット12の熱交換器18に乾きが生じるのを防止して
いるが、それでも熱交換器18に乾きが生じる状態が継
続しているときには、コンプレッサ26の回転数を下げ
ると共に、コンプレッサ26の回転数の上昇を禁止する
ことにより、より確実に熱交換器18の乾きを防止して
いる。また、熱交換器18に乾きが生じることがない状
態に達すると、コンプレッサ26の回転数の上昇禁止を
解除する。
【0103】一方、コンプレッサ26の回転数の上昇禁
止が設定されてフラグが既にセットされていたときに
は、ステップ278で肯定判定されてステップ288へ
移行し、コンプレッサ26が停止状態となったか否かを
確認する。これにより、 コンプレッサ26が停止状態
となると、ステップ290へ移行してコンプレッサ26
の回転数の上昇禁止を解除した後に、このフローチャー
トを一旦終了する。
【0104】このように、エアコン10では、熱交換器
18の乾きを防止するためのコンプレッサ26の回転数
の制限が2回目となると、コンプレッサ26が停止する
まで回転数の上昇禁止を解除しないようにしている。
【0105】なお、以上説明した本実施の形態に適用し
たエアコン10では、本発明が適用される空気調和機の
構成を限定するものではない。本発明は、電動膨張弁に
よって冷凍サイクル中の冷媒の流量を調整する任意の構
成の空気調和機に適用することができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、ディ
スチャージ温度、サクション温度、コイル温度に基づい
て目標ディスチャージ温度を補正することにより、室内
ユニットの熱交換器の乾きに応じて電動膨張弁を制御す
ることができ、熱交換器の乾きによる露付きを防止する
ことができると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したエアコンの冷凍サイク
ルを示す概略構成図である。
【図2】エアコンの室内ユニットを示す概略構成図であ
る。
【図3】エアコンの室内ユニットの電気回路の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】エアコンの室外ユニットの電気回路の概略構成
を示すブロック図である。
【図5】目標ディスチャージ温度を補正するための補正
量の設定の概略を示すフローチャートである。
【図6】目標ディスチャージ温度の設定の概略を示すフ
ローチャートである。
【図7】室内ユニットの熱交換器の乾き度に基づいたコ
ンプレッサの回転数の制限の一例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 エアコン 12 室内ユニット 14 室外ユニット 18 熱交換器(利用側熱交換器) 26 コンプレッサ 30 熱交換器(熱源側熱交換器) 36 電動膨張弁 44 クロスフローファン 74 マイコン 86 熱交温度センサ(コイル温度検出手段) 96 コントロール基板 98 マイコン 108 コンプレッサモータ 112 外気温度センサ(外気温度検出手段) 150 冷媒温度センサ(ディスチャージ温度検出手
段) 152 冷媒温度センサ(サクション温度検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 中島 利光 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 清水 健二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC04 DD02 EE04 EE09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともコンプレッサ、利用側熱交換
    器、電動膨張弁、熱源側熱交換器を用いて構成される冷
    凍サイクル中を循環する冷媒の流量を前記電動膨張弁の
    開度を変えて制御する空気調和機において、コンプレッ
    サから吐出される冷媒の温度が目標ディスチャージ温度
    に至るように前記電動膨張弁の開度を制御すると共に、
    前記利用側熱交換器の温度値、前記コンプレッサから吐
    出される冷媒の温度値、及び前記コンプレッサに吸引さ
    れる冷媒の温度値のいくつかの値に基づいて前記目標デ
    ィスチャージ温度を補正することを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 前記補正は、前記利用側熱交換器の温度
    と前記コンプレッサに吸引される冷媒の温度とから演算
    される値が所定値を越えたときに前記目標ディスチャー
    ジ温度を低く補正することを特徴とする請求項1に記載
    の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記コンプレッサに吸引される冷媒の温
    度が前記目標ディスチャージ温度より高いときに、前記
    補正は前記電動膨張弁が開くように前記目標ディスチャ
    ージ温度を補正することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記補正は外気温度に応じて前記目標デ
    ィスチャージ温度を補正することを特徴とする請求項1
    から請求項3の何れかに記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記利用側熱交換器の温度と前記コンプ
    レッサに吸引される冷媒の温度とに基づいて前記コンプ
    レッサの運転能力を制限することを特徴とする請求項1
    から請求項4の何れかに記載の空気調和機。
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Cited By (5)

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