JP2008224182A - 1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ動力の低減を図ると共に、熱源機器の安定した運転を維持する。
【解決手段】予め、熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておき、制御装置8は、外部負荷機器9を循環する熱媒の循環流量に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁12の開度を制御するとともに、各熱源機器2A〜2Cの運転可能流量の最大値、最小値を夫々、上限値、下限値とする条件および前記外部負荷機器9側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器2A〜2Cで分配する考えの下で、各熱媒ポンプ3A〜3Cの流量設定値Qsを決定し、これらを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して運転周波数Fsを求め、この運転周波数Fsで前記熱媒ポンプ3A〜3Cを運転する。
【選択図】図1

Description

本発明は、地域冷暖房施設等の熱源供給システムや、工場、一般ビルなどの熱源供給システムとして用いられる1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法に関する。
従来より、地域冷暖房施設等の熱源供給システムや、工場、一般ビルなどの熱源供給システムとして用いられる1ポンプ方式熱源設備として、図7に示される空調配管設備50又は図8に示される冷却水配管設備80が知られている。
前記空調配管設備50は、図7に示されるように、熱媒を加熱又は冷却する第1〜第3の熱源機器51A〜51C、及び各熱源機器51A〜51Cで加熱又は冷却された熱媒を圧送する各熱媒ポンプ52A〜52C、各熱媒ポンプ52A〜52Cに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器53A〜53Cと、各熱媒ポンプ52A〜52Cで圧送された熱媒を集約する送りヘッダ54と、各部位(部屋)に配置された熱交換器(空調機)58,58…に送給された後、熱交換器(空調機)58,58…から還ってきた熱媒を各熱源機器51A〜51Cに分配する戻りヘッダ55と、前記送りヘッダ54と戻りヘッダ55とを繋ぐバイパス62と、その中間に設けられたバイパス弁63と、前記送りヘッダ54と戻りヘッダ55との間の差圧を計測する差圧計64と、熱源機器51A〜51Cの制御及びバイパス弁63の開度制御を行う制御装置60とを備える構成となっている。
かかる空調配管設備50においては、熱媒ポンプ52A〜52Cにより圧送された熱媒は、熱源機器51A〜51Cにより冷却又は加熱され、送りヘッダ54において混合され、往水管路を介して熱交換器(空調機)58,58…へ供給される。そして、熱交換器(空調機)58,58…において熱交換された後、還水管路を介して戻りヘッダ55に戻され、再び熱媒ポンプ52A〜52Cによって圧送され循環する(下記特許文献1〜3等参照)。
一方、前記冷却水配管設備80は、図8に示されるように、前記空調配管設備50とほぼ同様に構成されるため符号のみを図示して説明は省略するが、前記熱交換器(空調機)58,58…に代え、各部位に冷却塔85,85…が配置されるとともに、前記各冷却塔85の出口側に冷却塔85への冷却水の供給量を調整する各冷却塔流量調整弁86、86…が設けられる点で相違する。
ここで、冷却水配管設備80においては、還水温度計94の還水温度TRが所定の温度より高い場合、前記冷却塔流量調整弁86、86…の開度を大きくして冷却塔85、85…への通水量を多くするとともに、バイパス弁93、93…の開度を小さくしてバイパス92、92…への通水量を少なくするように制御され、これによって熱媒ポンプ82A〜82Cからの全体の流量を一定に維持するようにしている。また、逆に還水温度計94の還水温度TRが所定の温度より低い場合には、逆の開度調整が行われている。このように、冷却塔流量調整弁86とバイパス弁93との開度が対称的に動作するように制御されているのは、熱媒ポンプ82A〜82Cを定格周波数で一定に運転し、吐出量を一定に維持することによって、熱源機器81A〜81Cの出力の不安定化(ハンチング等)を防止するためである。
特開2000−18683号公報 特開2004−184052号公報 特開2004−245560号公報
しかしながら、従来の1ポンプ方式熱源設備においては、図9に示されるように、前記制御装置からの周波数制御器への操作及びバイパス弁への操作がそれぞれ独立して行われていたため、圧力及び流量の制御が干渉し、熱源機器の出力の不安定化(ハンチング等)が生じていた。このような不安定化を回避するため、ポンプを定格で稼働して吐出圧を一定とすることで、熱源機器における流量をある程度多く確保するようにしているため、小負荷時においてポンプ動力が低減できないなどの問題があった。
一方、熱源機器の増減段制御に関し、前記空調配管設備50では、前記熱源機器51A〜51Cにおいては、所定の熱媒温度差である場合に、その最大能力を発揮するようになっているが、実際には特に小負荷時において、水の往き還り温度差が低下する現象が発生している。この往き還り温度差の低下は、送りヘッダ54から戻りヘッダ55へ至るまでの流量を一定以上に保つために前記熱交換器(空調機)をバイパスする末端バイパスを設けたことが原因していたり、各熱交換器(空調機)58,58…の入口側配管に設けられ、各熱交換器(空調機)58,58…の流量を調整する調整弁(図示せず)の締め切り能力不足による漏れが存在していたり、設備簡素化のため熱交換器の流量を調整する前記調整弁を備えない熱交換器が存在することが原因していたりしていた。この結果、熱交換器58、58…の負荷熱量は充足するが、熱源機器51A〜51Cが絞り運転をしているにもかかわらず、熱媒の往き還り温度差が小さいために、外部負荷機器側の流量が増大していた。特に、従来の1ポンプ方式熱源設備の場合、熱源機器の安定運転を目的として両ヘッダ間の差圧及び熱媒ポンプの運転周波数が一定に制御されているため、外部負荷機器側の流量が少ない運転状態において、両ヘッダ間の差圧を調整することによって、熱媒が外部負荷機器で熱交換せずに還り配管に流入して熱媒の往き還り温度差が低下することによる熱源機器の不要な運転を防止することができなかった。
そこで、本発明の主たる課題は、1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法において、圧力と流量の制御を安定して行うとともに、ポンプ動力の低減を図ることにある。
従来より、1ポンプ方式熱源設備の制御は、図9に示されるように、圧力に基づく熱媒ポンプの運転周波数の制御と、流量に基づくバイパス弁の開度の制御とが並行して行われていた。前記圧力に基づく制御は、先ず負荷流量の増減に対して最適なヘッダ間差圧(すなわちポンプ吐出圧)の設定値を逐次算出し、この設定値を制御装置に内蔵する圧力調節器PIDに与え、この圧力調節器PIDにおいて、差圧計の測定値に基づいた熱媒ポンプの運転周波数を算出し、この運転周波数を周波数制御器に出力することによって熱媒ポンプの運転制御を行うものである。一方、前記流量に基づく制御は、先ず熱源機器の流量範囲でポンプ流量を算出し、この結果を制御装置に内蔵する流量調節器QIDに与え、この流量調節器QIDが、流量計の測定値に基づいて、バイパス弁の開度調整を行うものである。
ところが、かかる制御方法には、次の2つの大きな問題があった。先ず第1の問題として、配管系内の流量変化と圧力変化は独立した変化ではなく、相互に影響していることに起因する問題が挙げられる。すなわち、ヘッダ間差圧の設定値に基づいてポンプの運転周波数を所定の周波数に設定し、同時に循環流量の設定値に基づいてバイパス弁の開度を設定しても、ポンプ運転周波数の変更により循環流量が変化するとともに、バイパス弁開度の変更によりヘッダ間差圧が変化し、お互いに干渉する問題が生じる。特に、熱源機器の運転台数の増減段制御により、運転台数が変化した場合、配管系内の熱媒の流量及び圧力が急激に変化し、前記圧力調整器PID及び流量調整器QIDの操作量が急変する。これにより、前記調整器PID及びQIDによる制御同士が互いに干渉して不安定(ハンチング等)となり、熱源機器の流量範囲外のポンプ流量が設定される事態も考えられ、この場合には熱源機器が運転停止に陥る危険性がある。
このような問題を回避するため、次のような制御方法などが提案されてきた。
(1)非干渉モデルを用いた制御方法(図10)
前記圧力調整器PIDによる熱媒ポンプの運転周波数の設定変化が流量に与える影響を数値モデル化(第1の非干渉モデル)するとともに、流量調整器QIDによるバイパス弁の開度の設定変化がヘッダ間差圧に与える影響を数値モデル化(第2の非干渉モデル)し、これら第1及び第2の非干渉モデルを用いて、圧力調整器PID及び流量調整器QIDとの間に相互に生じ得る影響をあらかじめ補正した制御信号を出力しようとするものである。
ところが、前記非干渉モデルの数値モデル化を行うためには、多くの運転データの取得が必要であり、高精度な運転制御の実現には膨大な手間と時間を費やすという問題があった。
(2)外部負荷機器側の流量調整弁による制御方法(図11)
前述の制御方法ではヘッダ間差圧に基づいてポンプ運転周波数を設定していたが、これを外部負荷機器の流量調整弁MV2の開度が最適値(例えば開度90%程度)となるように、流量調整弁開度調整器MVIDにより外部負荷機器の流量調整弁MV2の開度調整を行うようにしたものである。この制御方法は、配管系内の流量と圧力とが相互に影響を及ぼすという問題は依然としてあるものの、外部負荷機器の流量調整弁MV2の作動変化が配管系内の圧力変化よりも緩慢であることから、両者の制御が互いに干渉することによる制御の不安定化が抑制できる。
ところが、この制御方法を実現するためには、外部負荷機器側の流量調整弁の開度情報をすべて得る必要があり、かかる設備を備えていない既存設備への導入が難しいという問題がある。
次に第2の問題として、従来の1ポンプ方式熱源設備では、複数台設置される熱源機器REF-1-1、REF-1-2及び熱媒ポンプがそれぞれ同一機種であり、これに接続する配管系の配管抵抗もそれぞれ同一であることを前提として、周波数制御器に対する各熱媒ポンプの運転周波数の設定値及びバイパス弁の開度の設定値は、全ての熱媒ポンプ又はバイパス弁に対して同一としていた。
しかし、通常の設備においては、図12に示されるように、容量や揚程等の仕様の異なる熱媒ポンプが設置される場合が一般的である。すなわち、容量範囲や種類(例えば空冷式ヒートポンプ、吸収式冷凍機など)の異なる熱源機器REF-1-1、REF-1-2が設置される場合、又は各熱源機器REF-1-1、REF-1-2に接続する配管系の配管抵抗が異なる場合には、各熱媒ポンプ又はバイパス弁に対して同一の設定値を与えたのでは、適切な制御が実現できないという問題があった。
かかる問題を解決するため、図12に示されるように、圧力計の測定値に基づいて圧力調整器PIDがバイパス弁のバルブ開度を制御するとともに、各熱源機器REF-1-1、REF-1-2に対応して設けられた流量計(図7及び図8において熱源機器52A〜52C又は82A〜82Cに対応して設けられた流量計Fをいう)の測定値に基づいて各流量調整器QIDが熱媒ポンプの運転周波数を制御する制御方法が提案されてきた。しかしながら、この方法では、圧力設定値まで可変にしてしまうと、上記第1の問題で指摘した圧力調整器PIDと流量調整器QIDの相互の干渉がより複雑となり制御不能に陥る危険性がある。したがって、圧力調整器PIDの設定値は固定とすることにより、流量調整器QIDとの干渉が回避されると予測できる。他方、本制御方法では、圧力調整用及び各熱源機器の流量調整用にそれぞれPID制御器が必要になるとともに、各熱源機器に対応した流量計が必要になるため、設備費が嵩むとともに、試運転調整に多くの手間がかかる。
また、図13に示されるように、空調負荷機器側の流量調整弁の開度情報を全て得て、各流量調整弁の開度が最適となるように制御する制御方法が考えられる。ところが、この制御方法を実現するためには、外部負荷機器側の流量調整弁の開度情報をすべて得る必要があり、かかる設備を備えていない既存設備への導入が難しいという問題と、圧力調整用及び各熱源機器の流量調整用にそれぞれPID制御器が必要になるとともに、各熱源機器に対応した流量計が必要になるため、設備費が嵩むとともに、試運転調整に多くの手間がかかるという問題とがある。
そこで、上記各問題を解決するため、請求項1に係る本発明として、熱媒を冷却又は加熱する1又は複数の熱源機器と、各熱源機器に対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプと、各熱媒ポンプに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器と、前記熱源からの熱媒を集約する送りヘッダと、この送りヘッダから熱媒を供給される外部負荷機器と、前記各外部負荷機器に対応して設けられるとともに、該外部負荷機器を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁と、外部負荷機器で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する戻りヘッダと、前記送りヘッダ部又はその近傍と前記戻りヘッダ部又はその近傍とを繋ぐバイパス路と、このバイパス路を流れる熱媒の流量を調整するバイパス弁と、前記熱媒ポンプの運転制御及び前記バイパス弁の開度制御を行う制御装置とを備える1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法であって、
前記送りヘッダから外部負荷機器側に循環する循環流量を測定するための流量計と、前記送りヘッダと戻りヘッダの間の差圧を測定する差圧計と、前記流量調整弁に対応して設けられ、前記流量調整弁の開度を測定する開度測定器とを配設し、
予め、前記熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておき、
前記制御装置は、前記外部負荷機器側を循環する熱媒の循環流量又はその流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁の開度を制御するとともに、各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記外部負荷機器側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの流量設定値Qsを決定し、
前記両ヘッダ間の差圧設定値Ps及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数Fsを求め、この運転周波数の設定値を前記周波数制御器に与えて前記熱媒ポンプの運転周波数を制御することを特徴とする1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法が提供される。
上記請求項1記載の本発明は、1ポンプ方式熱源設備のうち、空調配管設備の場合の運転制御方法を示したものであり、熱媒ポンプ毎のヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式(以下、P-Q特性ともいう。)を予め求めておき、このP-Q特性からポンプ運転周波数を算出して周波数制御器に与えている。そして、図14に示されるように、所定の圧力(前記両ヘッダ間の差圧設定値Ps)を圧力調整器の設定値とし、圧力調整器は、圧力計の測定値に基づいてバイパス弁のバルブ開度を算出し、バイパス弁に出力している。このように、熱媒ポンプを所定の運転周波数となるように制御するとともに、ヘッド間差圧を所定の圧力となるように制御すれば、熱媒ポンプの流量は、前記P-Q特性に従い自然に所定の流量に制御されるようになる。つまり、圧力が流量に干渉する作用を利用して、圧力を調整することによって、同時に流量が制御されるようになっている。また、圧力調整器による圧力制御を基本としているため、従来のように圧力調整器及び流量調整器の干渉がなく、熱媒ポンプの運転台数変動時においても安定した制御が行われ、熱源機器の運転停止等の問題を回避できる。さらに、非干渉モデルのような数値モデルや流量調整器(QID)を必要としないため、運転調整が容易になるという効果も有する。
また、本発明は、図15に示されるように、流量範囲や機種などの仕様がそれぞれ異なる複数の熱源機器が備えられるとともに、各熱源機器の前記仕様に対応した熱媒ポンプが備えられる場合であっても、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得るようにしているため、仕様が異なる熱源機器を設置しても、それぞれ最適な運転状態となるように個別的に熱源機器を制御することが可能となる。これにより、従来の制御方法で用いられていた各熱源機器に対応した流量計が不要となるため設備費が低減できるとともに、試運転調整が容易となる。
請求項2に係る本発明として、熱媒を冷却又は加熱する1又は複数の熱源機器と、各熱源機器に対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプと、各熱媒ポンプに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器と、前記熱源機器からの熱媒を集約する送りヘッダと、この送りヘッダから熱媒を供給される冷却塔と、前記各冷却塔に対応して設けられるとともに、該冷却塔を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁と、冷却塔で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する戻りヘッダと、前記送りヘッダ又はその近傍と前記戻りヘッダ又はその近傍とを繋ぐバイパスと、このバイパスを流れる熱媒の流量を調整するバイパス弁と、前記熱媒ポンプの運転制御並びに前記バイパス弁及び前記流量調整弁の開度調整を行う制御装置とを備える1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法であって、
前記送りヘッダから冷却塔側に循環する循環流量を測定するための流量計と、前記送りヘッダと戻りヘッダの間の差圧を測定する差圧計と、前記流量調整弁に対応して設けられ、前記流量調整弁の開度を測定する開度測定器と、還水温度を測定する還水温度計とを配設し、
予め、前記熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておき、
前記制御装置は、前記還水温度計が所定の還水温度となるように冷却塔用弁の開度調整を行うとともに、前記冷却塔側を循環する熱媒の循環流量又はその流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁の開度を制御するとともに、各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記冷却塔側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの流量設定値Qsを決定し、
前記両ヘッダ間の差圧設定値Ps及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数Fsを求め、この運転周波数の設定値を前記周波数制御器に与えて前記熱媒ポンプの運転周波数を制御することを特徴とする1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法が提供される。
上記請求項2記載の本発明では、冷却水配管設備の場合の運転制御方法を示したものであり、前記請求項1記載の空調配管設備の場合と同様にして運転制御を行うものである。ただし、冷却水配管設備の運転制御においては、前記還水温度計が所定の還水温度となるように前記冷却塔用弁の開度調整を行うようにする。
請求項3に係る本発明として、前記両ヘッダ間の差圧設定値Psは、予め、前記流量計により測定した外部負荷機器側又は前記冷却塔側の流量と、前記差圧計により測定した各流量における両ヘッダ間の差圧との関係式を求めておき、この関係式に、前記流量計により測定した前記外部負荷機器側又は前記冷却塔側の循環流量を代入して算出することにより求める請求項1〜2いずれかに記載の1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法が提供される。
上記請求項3記載の本発明は、前記両ヘッダ間の差圧の設定値の第1の具体的な算出方法を示したものであり、予め、前記流量計により測定した外部負荷機器側又は前記冷却塔側の流量と、前記差圧計により測定した各流量における両ヘッダ間の差圧との関係式(配管抵抗曲線)を求めておき、この配管抵抗曲線の関係式に、前記流量計により測定した前記外部負荷機器側又は前記冷却塔側の循環流量を代入して前記両ヘッダ間の差圧の設定値を算出するものである。
請求項4に係る本発明として、前記両ヘッダ間の差圧設定値Psは、前記開度測定器により測定した各流量調整弁の開度のうち最大値に対して、開度の大きさを基準に区分された範囲毎にそれぞれ両ヘッダ間の差圧の設定値の増減を示した前記制御装置が保有する変化量テーブルに基づいて設定する請求項1〜2いずれかに記載の1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法が提供される。
上記請求項4記載の本発明は、前記両ヘッダ間の差圧の設定値の第2の具体的な算出方法を示したものであり、外部負荷機器側を循環する熱媒の流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定する態様を示したものである。具体的には、前記開度測定器により測定した各流量調整弁の開度のうち最大値に対して、開度の大きさを基準に区分された範囲毎にそれぞれ両ヘッダ間の差圧の設定値の増減を示した前記制御装置が保有する変化量テーブルに基づいて設定することができる。
請求項5に係る本発明として、前記両ヘッダ間の差圧の設定値及び熱媒ポンプの運転周波数の設定値は、数十秒から数分の時間間隔で算出するとともに、前記バイパス弁の開度は、1秒以下の時間間隔で制御する請求項1〜4いずれかに記載の1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法が提供される。
上記請求項5記載の本発明は、熱源機器の出力が不安定化(ハンチング等)するのを防止するために、両ヘッダ間の差圧の設定値及び熱媒ポンプの運転周波数の設定値を算出する時間間隔の目安と、バイパス弁の開度を制御する時間間隔の目安を示したものである。
以上詳説のとおり本発明によれば、1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法において、圧力と流量の制御を安定して行うことができるとともに、ポンプ動力の低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔1ポンプ方式熱源設備の構成〕
図1に示される1ポンプ方式熱源設備の空調配管設備1は、熱媒を冷却又は加熱する1又は複数の熱源機器2A〜2Cと、各熱源機器2A〜2Cに対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプ3A〜3Cと、各熱媒ポンプに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器14A〜14Cと、前記熱源機器2A〜2Cからの熱媒を集約する送りヘッダ4と、この送りヘッダ4から熱媒を供給される外部負荷機器9,9…と、前記各外部負荷機器に対応して設けられるとともに、該外部負荷機器を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁11と、外部負荷機器9,9…で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器2A〜2Cに分配する戻りヘッダ10と、前記送りヘッダ部4又はその近傍と前記戻りヘッダ部10又はその近傍とを繋ぐバイパス13と、このバイパス13を流れる熱媒の流量を調整するバイパス弁12と、前記熱媒ポンプ3A〜3Cの運転制御及び前記バイパス弁12の開度制御を行う制御装置8とを備えるものである。
また、計測機器類として、前記送りヘッダ4から外部負荷機器側に循環する循環流量を測定するための流量計15と、前記送りヘッダ4と戻りヘッダ10の間の差圧を測定する差圧計16と、前記流量調整弁11の開度を測定するための開度測定器19とを配設している。
〔運転制御方法〕
運転制御にあたって、予め、前記熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておく。
そして、前記制御装置8は、前記外部負荷機器側を循環する熱媒の循環流量又はその流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁12の開度を制御するとともに、各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記外部負荷機器側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの流量設定値Qsを決定し、前記両ヘッダ間の差圧設定値Ps及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数Fsを求め、この運転周波数の設定値を前記周波数制御器に与えて前記熱媒ポンプの運転周波数を制御するようにしている。
前記熱源機器2A〜2Cは、流量範囲や機種などの仕様がそれぞれ同一のものである必要はなく、それぞれ仕様が異なる複数の前記熱源機器が備えられ、各熱源機器の前記仕様に対応した熱媒ポンプが備えられる場合には、制御装置8は、予め、実機での運転試験によって測定した前記各熱媒ポンプの吐出圧と流量との関係式を保有するようにする。これにより、流量範囲や機種などの仕様が異なる熱源機器2A〜2Cを設置しても、それぞれ最適な運転状態となるように個別的に熱源機器2A〜2Cを制御することが可能となる。
以下、具体的に詳述する。
(熱媒ポンプの実機特性試験)
先ず初めに、前記熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るようにする。
実機において、前記外部負荷機器9,9…側への熱媒の供給を遮断して前記バイパス13を循環する流路を形成し、前記各熱媒ポンプ3A〜3Cを定格周波数F(50Hz又は60Hz)で運転した状態で、前記バイパス弁12の開度を変え(例えば、開度10%ステップで100%→0%)、前記差圧計16による両ヘッダ間の差圧Pと前記バイパス13を流れる熱媒の流量Qとを測定し、両者の関係式を実験的に求める。図3は、熱媒ポンプ単体の場合(条件1)、熱媒ポンプにチャッキバルブ及びストレーナーを取り付けた場合(条件2)、前記条件2に加え熱源機器を接続した場合(条件3)について、両ヘッダ間の差圧Pと熱媒の流量Qとの関係を示した実施例である。なお、本発明で使用する両ヘッダ間の差圧Pと熱媒の流量Qとの関係式は、熱源機器及び配管抵抗を考慮した条件3のものである。
ここで、前記外部負荷機器側への熱媒の供給を遮断するには、前記送りヘッダ4と外部負荷機器9、9…との間にバルブ18を設けておき、該バルブ18を全閉とする。また、前記バイパス13には、該バイパス13を流れる熱媒の流量を測定するための流量計17を設けておく。この流量計17は、本熱媒ポンプの実機特性試験において計測できるものであればよく、定常運転時には除却できるように配設してもよい。
前記両ヘッダ間の差圧Pと熱媒の流量Qとの関係式は、下式(1)のように近似することができる。
Figure 2008224182
上記関係式は、定格周波数F(50Hz又は60Hz)で運転した条件のものであるから、ポンプの運転周波数が任意の周波数fの時の関係式は、下式(2)のように近似することができる。
Figure 2008224182
ここで、P:両ヘッダ間の差圧
Q:熱媒の流量
f:熱媒ポンプの運転周波数
F:熱媒ポンプの定格周波数
A,B,C:係数
ところで、上記手法は、実験的に求める方法であるが、ポンプのP−Q特性図、熱源機器のP−Q特性図、配管系のP−Q特性図が予め判明している場合は、(ポンプのP−Q特性図による圧力)−(熱源機器及び配管系のP−Q特性図による圧力低下)によるP−Q特性図を上式(1)で近似させることにより、上式(2)を導くことができる。
(両ヘッダ間の差圧の設定値Pの算出)
両ヘッダ間の差圧の設定値Pの算出方法は、配管抵抗曲線による算出方法と、外部負荷機器側の流量調整弁11の開度による算出方法とがあり、これらの算出方法は、本熱源設備1の設置状況や目的等によって使い分けられる。
先ず、前記配管抵抗曲線による算出方法について詳述する。本算出方法では、予め、流量計15により測定した外部負荷機器側の流量と、前記差圧計16により測定した各流量における両ヘッダ間の差圧との関係式(配管抵抗曲線)を求めておく。この配管抵抗曲線は、一般に図4に示されるように、次式(3)のような二次関数で表される。この次式(3)に、流量計15により測定した前記外部負荷機器側の循環流量Qを代入して、現状の運転状態に応じた両ヘッダ間の差圧の設定値Pを求めることができるようになる。
Figure 2008224182
ここで、P:両ヘッダ間の差圧の設定値
:外部負荷機器側の循環流量
a,b,c:実験的に求まる配管抵抗曲線の係数
次に、前記流量調整弁11の開度による算出方法について詳述する。本算出方法では、前記開度測定器19、19…により測定した各流量調整弁11、11…の開度のうち最大値に対して、開度の大きさを基準に区分された範囲毎にそれぞれ両ヘッダ間の差圧の設定値の増減を示した前記制御装置8が保有する変化量テーブルに基づいて設定する。前記変化量テーブルは、表1に示されるように作成することができる。表2は、その具体的な実施例である。本実施例において、前記制御装置8は、例えば、開度測定器19、19…による前記流量調整弁11、11…の各開度のうち最大開度が75〜85%と適値の区分に属する場合には、両ヘッダ間の差圧の設定値Pは維持する制御信号を出力し、前記流量調整弁11、11…の最大開度が90%と適値より大きい場合には、両ヘッダ間の差圧の設定値Pは2kPa増加させる制御信号を出力するようにしている。
Figure 2008224182
Figure 2008224182
(熱媒ポンプの運転流量の設定値Qの算出)
次に、熱媒ポンプ3A〜3Cの運転流量の設定値Qを算出する。前記運転流量の設定値Qは、各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記外部負荷機器側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの流量設定値Qsを決定する。
具体的には、各熱源機器の容量範囲が同一の場合は、外部負荷機器9、9…側の循環流量Qを流量計15により測定し、この外部負荷機器側の循環流量Qに余裕流量qを見込んだ熱媒ポンプ1台当たり(熱媒ポンプ3A〜3Cの運転台数N)の運転流量Q’を次式(4)から算出する。
Figure 2008224182
ここで、Q’:熱媒ポンプの運転流量
:外部負荷機器側の循環流量
N:熱媒ポンプの運転台数
q:余裕流量
そして、この熱媒ポンプ3A〜3Cの運転流量Q’から、熱源機器2A〜2Cの流量範囲(Qrmin〜Qrmax)に応じた熱媒ポンプの運転流量の設定値Qを、次式(5)の関係式から算出する
Figure 2008224182
ここで、Q:熱媒ポンプの運転流量の設定値
rmax:熱源機器の運転可能流量の最大値
rmin:熱源機器の運転可能流量の最小値
ここで、上式(4)は、各熱源機器2A〜2Cの容量範囲が同一の場合について示したものであり、流量範囲が異なる熱源機器が用いられている場合には、各熱源機器の容量に対応して比例配分することにより、各熱媒ポンプの運転流量の設定値Qを算出するようにする。具体例を挙げて説明すると、第1熱源機器REF-1-1(運転可能流量:Qrmin=8.0m3/h、Qrmax=10.0m3/h)及び第2熱源機器REF-1-2(運転可能流量:Qrmin=4.0m3/h、Qrmax=5.0m3/h)の流量範囲が異なる熱源機器が混在して設置された場合、外部負荷機器側の循環流量Q=13m3/h、各熱源機器の余裕流量q=0.5m3/hとしたとすると、前記第1熱源機器REF-1-1に対する熱媒ポンプCP1-1の運転流量の設定値Qs1及び前記第1熱源機器REF-1-2に対する熱媒ポンプCP1-2の運転流量の設定値Qs2は、次式(6)のように求めることができる。
Figure 2008224182
ここで、Qs1,Qs2:それぞれ熱媒ポンプCP1-1、CP1-2の運転流量
:外部負荷機器側の循環流量
irmax:i番目の熱源機器の流量範囲の最大流量
N:熱媒ポンプの運転台数
q:余裕流量
上式(6)より、各熱媒ポンプの運転流量の設定値は、Qs1=9.2m3/h(=13×10/15+0.5)、Qs2=4.8m3/h(=13×5/15+0.5)となる。
(熱媒ポンプの運転周波数の設定値fの算出)
次に、上式(5)から算出した熱媒ポンプの運転流量Qに対応する運転周波数の設定値fを、上式(2)に基づいて算出する。具体的には、上式(2)を熱媒ポンプの運転周波数fについて解いて、次式(7)のように変形する。
Figure 2008224182
ここで、X=C/F
Y=B×Q/F
Z=A×Q−P
これにより、熱媒ポンプの運転周波数の設定値fは、上式(7)のP、Qにそれぞれ上式(3)で算出した両ヘッダ間の差圧の設定値P及び上式(5)で算出した熱媒ポンプの運転流量の設定値Qを与えて、次式(8)から算出することができる。
Figure 2008224182
ここで、Y’=B×Q/F
Z’=A×Q −P
ここで、具体例を挙げて説明する。前記具体例と同様に、流量範囲の異なる第1熱源機器REF-1-1(運転可能流量:Qrmin=8.0m3/h、Qrmax=10.0m3/h)及び第2熱源機器REF-1-2(運転可能流量:Qrmin=4.0m3/h、Qrmax=5.0m3/h)が混在し、かつ各熱源機器に接続する熱媒ポンプのP-Q特性線図(上式(1)の係数A=-1.0111、B=-3.0184、C=327.64とする)及び定格周波数F=60Hzが同一と仮定する。なお、前記具体例において、各熱媒ポンプの運転流量の設定値はQs1=9.2m3/h、Qs2=4.8m3/hである。この場合、両ヘッダ間の差圧の設定値P=200kPaとすると、各熱媒ポンプの運転周波数の設定値はfs1=58.6Hz、fs2=20.9Hzとなり、P=100kPaとするとfs1=47.8Hz、fs2=38.2Hzとなる。
(運転制御)
前記制御装置8は、上式(3)で算出した両ヘッダ間の差圧の設定値Pに基づき、前記バイパス弁12の開度をPID制御器(図示せず)により制御するとともに、上式(8)で算出した熱媒ポンプの運転周波数の設定値fを前記周波数制御器14A〜14Cに与え、熱媒ポンプの運転制御を行う。
図5は、運転制御の実施例を示した図である。熱媒ポンプの運転流量の設定値Q及びヘッダ間の差圧の設定値Pを算出することにより、これら設定値を満足する熱媒ポンプの運転周波数の設定値fが決定される。
ここで、両ヘッダ4,10間の差圧の設定値P及び熱媒ポンプの運転周波数の設定値Qは、数十秒から数分の時間間隔で算出するとともに、前記バイパス弁の開度調整は、1秒以下の時間間隔で行うことが好ましい。これにより、バイパス弁の不安定化(ハンチング等)を防止することができるようになる。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、1ポンプ方式熱源設備のうち空調配管設備の運転制御方法について詳述したが、図6に示されるように、冷却水配管設備20についても同様の考え方で運転制御が可能である。具体的には、熱媒を冷却又は加熱する1又は複数の熱源機器2A〜2Cと、各熱源機器2A〜2Cに対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプ22A〜22Cと、各熱媒ポンプ22A〜22Cに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器14A〜14Cと、前記熱源機器2A〜2Cからの熱媒を集約する送りヘッダ4と、この送りヘッダ4から冷却水を供給される冷却塔25、25…と、前記各冷却塔25、25…に対応して設けられるとともに、該冷却塔25、25…を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁28、28…と、冷却塔25、25…で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器2A〜2Cに分配する戻りヘッダ10と、前記送りヘッダ4又はその近傍と前記戻りヘッダ10又はその近傍とを繋ぐバイパス13と、このバイパス13を流れる熱媒の流量を調整するバイパス弁12と、前記熱媒ポンプ22A〜22Cの運転制御並びに前記バイパス弁12及び前記流量調整弁28、28…の開度調整を行う制御装置とを備えるものである。
また、計測機器類として、前記送りヘッダ4から冷却塔側に循環する循環流量を測定するための流量計15と、前記送りヘッダ4と戻りヘッダ10の間の差圧を測定する差圧計16と、前記流量調整弁28、28…に対応して設けられ、前記流量調整弁28、28…の開度を測定する開度測定器19、19…と、還水温度TRを測定する還水温度計37とを配設している。
まず、予め、前記熱媒ポンプ22A〜22C、熱源機器2A〜2C、送りヘッダ4、バイパス路13、戻りヘッダ10を巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておく。
そして、前記制御装置30は、前記還水温度計37が所定の還水温度となるように冷却塔用弁28、28…の開度調整を行うとともに、前記冷却塔側を循環する熱媒の循環流量又はその流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁12の開度を制御するとともに、各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記冷却塔側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの流量設定値Qsを決定し、前記両ヘッダ間の差圧設定値Ps及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数Fsを求め、この運転周波数の設定値を前記周波数制御器に与えて前記熱媒ポンプの運転周波数を制御している。
本発明に係る1ポンプ方式熱源設備の空調配管設備1を示す配管図である。 その運転制御方法を示す流れ図である。 熱媒ポンプの実機特性試験における熱媒の流量Qとヘッダ間の差圧Pとの関係を示すグラフである。 熱媒の流量Qとヘッダ間の差圧Pとの一般的関係を示すグラフである。 熱媒ポンプの運転周波数に対する熱媒の流量Qとヘッダ間の差圧Pとの関係を示すグラフである。 本発明に係る冷却水配管設備20を示す配管図である。 従来の1ポンプ方式熱源設備を示す配管図である。 従来の冷却水配管設備を示す配管図である。 従来の運転制御方法を説明するブロック線図(その1)である。 従来の運転制御方法を説明するブロック線図(その2)である。 従来の運転制御方法を説明するブロック線図(その3)である。 従来の運転制御方法を説明するブロック線図(その4)である。 従来の運転制御方法を説明するブロック線図(その5)である。 本発明に係る運転制御方法を説明するブロック線図(その1)である。 本発明に係る運転制御方法を説明するブロック線図(その2)である。
符号の説明
1…1ポンプ方式熱源設備、2A〜2C…熱源機器、3A〜3C…熱媒ポンプ、4…送りヘッダ、8…制御装置、9…外部負荷機器、10…戻りヘッダ、12バイパス弁、13…バイパス、14A〜14C…周波数制御器、15…流量計、16…差圧計、17…流量計、18…バルブ、20…冷却水配管設備

Claims (5)

  1. 熱媒を冷却又は加熱する1又は複数の熱源機器と、各熱源機器に対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプと、各熱媒ポンプに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器と、前記熱源からの熱媒を集約する送りヘッダと、この送りヘッダから熱媒を供給される外部負荷機器と、前記各外部負荷機器に対応して設けられるとともに、該外部負荷機器を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁と、外部負荷機器で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する戻りヘッダと、前記送りヘッダ部又はその近傍と前記戻りヘッダ部又はその近傍とを繋ぐバイパス路と、このバイパス路を流れる熱媒の流量を調整するバイパス弁と、前記熱媒ポンプの運転制御及び前記バイパス弁の開度制御を行う制御装置とを備える1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法であって、
    前記送りヘッダから外部負荷機器側に循環する循環流量を測定するための流量計と、前記送りヘッダと戻りヘッダの間の差圧を測定する差圧計と、前記流量調整弁に対応して設けられ、前記流量調整弁の開度を測定する開度測定器とを配設し、
    予め、前記熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておき、
    前記制御装置は、前記外部負荷機器側を循環する熱媒の循環流量又はその流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁の開度を制御するとともに、各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記外部負荷機器側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの流量設定値Qsを決定し、
    前記両ヘッダ間の差圧設定値Ps及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数Fsを求め、この運転周波数の設定値を前記周波数制御器に与えて前記熱媒ポンプの運転周波数を制御することを特徴とする1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法。
  2. 熱媒を冷却又は加熱する1又は複数の熱源機器と、各熱源機器に対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプと、各熱媒ポンプに対応して設けられるとともに、ポンプ回転周波数を可変制御する周波数制御器と、前記熱源機器からの熱媒を集約する送りヘッダと、この送りヘッダから熱媒を供給される冷却塔と、前記各冷却塔に対応して設けられるとともに、該冷却塔を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁と、冷却塔で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する戻りヘッダと、前記送りヘッダ又はその近傍と前記戻りヘッダ又はその近傍とを繋ぐバイパスと、このバイパスを流れる熱媒の流量を調整するバイパス弁と、前記熱媒ポンプの運転制御並びに前記バイパス弁及び前記流量調整弁の開度調整を行う制御装置とを備える1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法であって、
    前記送りヘッダから冷却塔側に循環する循環流量を測定するための流量計と、前記送りヘッダと戻りヘッダの間の差圧を測定する差圧計と、前記流量調整弁に対応して設けられ、前記流量調整弁の開度を測定する開度測定器と、還水温度を測定する還水温度計とを配設し、
    予め、前記熱媒ポンプ、熱源機器、送りヘッダ、バイパス路、戻りヘッダを巡る循環系において、各熱媒ポンプ毎に、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qとの関係式を得るとともに、この関係式に基づいて、ヘッダ間差圧Pとポンプ流量Qをパラメータとするポンプ運転周波数fの算出式を得ておき、
    前記制御装置は、前記還水温度計が所定の還水温度となるように冷却塔用弁の開度調整を行うとともに、前記冷却塔側を循環する熱媒の循環流量又はその流量変化率に応じて前記両ヘッダ間の差圧設定値Psを決定し、前記バイパス弁の開度を制御するとともに、各熱源機器の運転可能流量の最大値Qrmax、最小値Qrminを夫々、上限値、下限値とする条件および前記冷却塔側を循環する熱媒循環流量を各熱源機器で分配する考えの下で、各熱媒ポンプの流量設定値Qsを決定し、
    前記両ヘッダ間の差圧設定値Ps及び各熱媒ポンプの流量設定値Qsを前記ポンプ運転周波数fの算出式に代入して、熱媒ポンプの運転周波数Fsを求め、この運転周波数の設定値を前記周波数制御器に与えて前記熱媒ポンプの運転周波数を制御することを特徴とする1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法。
  3. 前記両ヘッダ間の差圧設定値Psは、予め、前記流量計により測定した外部負荷機器側又は前記冷却塔側の流量と、前記差圧計により測定した各流量における両ヘッダ間の差圧との関係式を求めておき、この関係式に、前記流量計により測定した前記外部負荷機器側又は前記冷却塔側の循環流量を代入して算出することにより求める請求項1〜2いずれかに記載の1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法。
  4. 前記両ヘッダ間の差圧設定値Psは、前記開度測定器により測定した各流量調整弁の開度のうち最大値に対して、開度の大きさを基準に区分された範囲毎にそれぞれ両ヘッダ間の差圧の設定値の増減を示した前記制御装置が保有する変化量テーブルに基づいて設定する請求項1〜2いずれかに記載の1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法。
  5. 前記両ヘッダ間の差圧の設定値及び前記熱媒ポンプの運転周波数の設定値は、数十秒から数分の時間間隔で算出するとともに、前記バイパス弁の開度は、1秒以下の時間間隔で制御する請求項1〜4いずれかに記載の1ポンプ方式熱源設備の運転制御方法。
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